JP2000077170A - 加熱体、加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱体、加熱装置及び画像形成装置

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JP2000077170A
JP2000077170A JP10262466A JP26246698A JP2000077170A JP 2000077170 A JP2000077170 A JP 2000077170A JP 10262466 A JP10262466 A JP 10262466A JP 26246698 A JP26246698 A JP 26246698A JP 2000077170 A JP2000077170 A JP 2000077170A
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heating element
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heated
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健二 金成
Toshio Miyamoto
敏男 宮本
Masahiko Suzumi
雅彦 鈴見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非通紙部の過昇温を押さえ、周囲の部材への
熱的損傷を与えることなく、発熱体をニップ内に配置す
ることを容易とすることや、発熱領域の切り換え時の電
力制御を容易とすることを可能とした加熱体、加熱装置
及び画像形成装置を提供すること。 【構成】 絶縁基板11と、該絶縁基板上にその長手方
向に沿って設けられた複数の抵抗発熱体h1,h2…を
有する加熱体において、該複数の抵抗発熱体h1,h2
…の長手長さを夫々L1,L2…、幅長さをw1,w2
…とし、該長手長さがL1>L2…であるとき、該幅長
さがw1>w2…の関係にあること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等に用いられる加
熱体、加熱装置及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の複写機、プリンタ
ー等の多くは定着手段として熱効率、安全性が良好な接
触加熱型の熱ローラ定着方式や、省エネルギータイプの
フィルム加熱方式を採用している。
【0003】フィルム加熱方式の定着装置は、例えば特
開昭63−313182号公報、特開平2−15787
8号公報、4−44075〜44083号公報、4−2
04980〜204984号公報等に提案されており、
発熱体に加熱用回転体である耐熱性フィルム(定着フィ
ルム)を加圧用回転体(加圧ローラ)で密着させて摺動
搬送させ、該耐熱性定着フィルムを挟んで加熱体と加圧
部材とで形成される圧接ニップ部に未定着画像を担持し
た記録紙を導入して耐熱フィルムと一緒に搬送させて、
耐熱性フィルムを介して付与される加熱体からの熱と圧
接ニップ部の加圧力によって未定着画像を記録紙上に永
久画像として定着させる装置である。
【0004】フィルム加熱方式の加熱装置は、加熱体と
して低熱容量線状加熱体を、フィルムとして薄膜の低熱
容量のものを用いることが出来るため、省電力化・ウェ
イトタイム短縮化(クイックスタート性)が可能であ
る。またこの種の定着方式においては、定着フィルムの
駆動方式にフィルム内周面に駆動ローラーを設け、フィ
ルムにテンションを加えながら駆動する方式、フィルム
をフィルムガイドにルーズに嵌合させ、加圧用回転体を
駆動することで、フィルムを加圧用回転体に対し従動回
転させる方式が知られているが、近年では部品点数が少
なくて済むことから、後者の加圧用回転体駆動方式が採
用されることが多い。
【0005】以上のような定着装置を用いたプリンター
等の各種画像形成装置は、上述の通り、加熱効率の高さ
や立上りの速さによる待機中の予備加熱の不要化、待ち
時間の解消などの多くの利点を有しており、特に円筒形
フィルムを加圧ローラの搬送力で駆動させる方法は低コ
ストに実現できるため、小型低速機への導入から始ま
り、今後、大型高速機への導入が期待されるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
フィルム加熱方式の加熱装置には以下のような問題があ
った。発熱体の長手長さは使用する紙サイズの最大長さ
または最大長さ以上必要であり、長手の中央付近に配置
されたサーミスタによって温度を検知し、これに基づい
て加熱ニップ内の温度制御を行っている。該加熱ニップ
内の温度は、最大サイズの紙を通紙している場合、発熱
体から発生する熱を紙が吸収し、発熱体全域の温度が下
がることになる。
【0007】一方、最大サイズよりも小さなサイズの紙
を通紙した場合、紙が通過する部分(中央基準であれば
中央部)のみ温度が下がることになるので、非通紙部の
温度が、中央部と比べて昇温し、長手端部の定着フィル
ム、加圧ローラ等の部材にダメージを与えるほか、小サ
イズ通紙後にそれ以上のサイズの紙を通紙した場合に
は、昇温した端部でオフセットしてしまうという問題が
あった。
【0008】上記問題を解決する為に、小サイズ紙を通
紙する場合は、通紙する間隔を広げ、紙間で昇温した端
部の発熱体、加圧ローラ、定着フィルム等部材の温度分
布を長手で均一にさせる方法が考えられている。
【0009】また、図8に示す比較例1のように、基板
11上に異なるパターンの発熱体h1、h2を設け、通
紙する記録紙サイズに応じて駆動する発熱体を変える方
法がある。大サイズ紙を通紙するときはh1、h2を駆
動させ、B領域で発熱させ、小サイズ紙を通紙するとき
は、ヒータh2のみ駆動させ、A領域で発熱させる方法
である。
【0010】図9に示す比較例2のように、長手長さの
違う発熱体を設け、大サイズ紙を通紙するときは発熱体
h1を駆動させ、小サイズ紙を通紙するときは発熱体h
2を駆動させて、用紙サイズに応じた長さの発熱体を発
熱させる方法もある。しかし、これら図8,図9のよう
に複数の発熱体を同一の基板上に設けた場合、発熱体を
配置するのに必要な幅方向の寸法が大きくなり、ヒータ
全体の幅方向の寸法も大きくなるという問題があった。
発熱体で発生した熱を効率よく記録紙に与え定着性を良
くするには、該発熱体をヒータと加圧ローラで形成され
るニップ内に配置することが好ましいが、本比較例にお
いては発熱体の幅が広いため、発熱体をニップ内に配置
することが困難となっている。
【0011】また、図10に示す比較例3のように、基
板11上に設けられた発熱体h上の通電する領域を、記
録紙のサイズに応じて変える方法がある。大サイズ紙を
通紙するときは、電極a,bの通電により、発熱体パタ
ーンhの全域であるB領域を発熱させ、小サイズ紙を通
紙させる場合は、電極c、dの通電により発熱体パター
ン途中から分岐させたA領域で発熱させる方式もある。
しかしこのような方式では、小サイズ紙を通紙し、A領
域を発熱させた場合、大サイズ紙を通紙し、B領域を発
熱させた場合と比べて、発熱体の抵抗が長さの比分小さ
くなるので、電力が増大するという問題があった。
【0012】そこで本発明は、上記問題に鑑みて、非通
紙部の過昇温を押さえ、周囲の部材への熱的損傷を与え
ることなく、発熱体をニップ内に配置することを容易と
することや、発熱領域の切り換え時の電力制御を容易と
することを可能とした加熱体、加熱装置及び画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱体、加熱装
置及び画像形成装置は、以下の構成を特徴としている。
【0014】〔1〕:絶縁基板と、該絶縁基板上にその
長手方向に沿って設けられた複数の抵抗発熱体h1,h
2…を有する加熱体において、該複数の抵抗発熱体h
1,h2…の長手長さを夫々L1,L2…、幅長さをw
1,w2…とし、該長手長さがL1>L2…であると
き、該幅長さがw1>w2…の関係にあることを特徴と
した加熱体。
【0015】〔2〕:前記複数の抵抗発熱体h1,h2
…を同じ抵抗率の材料で形成したことを特徴とする
〔1〕記載の加熱体。
【0016】〔3〕:絶縁基板と、該絶縁基板上にその
長手方向に沿って設けられた複数の抵抗発熱体h1,h
2…を有する加熱体において、該複数の抵抗発熱体h
1,h2…の長手長さを夫々L1,L2…、単位長さあ
たりの抵抗値をr1,r2…とし、該長手長さがL1>
L2…であるとき、該単位長さあたりの抵抗値がr1<
r2…の関係にあることを特徴とした加熱体。
【0017】〔4〕:前記複数の抵抗発熱体h1,h2
…を同じ幅で形成したことを特徴とする〔3〕記載の加
熱体。
【0018】〔5〕:前記抵抗発熱体h1,h2…の抵
抗率又は厚さを変えて前記単位長さあたりの抵抗値を設
定したことを特徴とする〔3〕又は〔4〕記載の加熱
体。
【0019】〔6〕:絶縁基板と、該絶縁基板上にその
長手方向に沿って設けられた2本の抵抗発熱体h1,h
2を有する加熱体において、該抵抗発熱体h1,h2の
長手長さを夫々L1,L2、幅長さをw1,w2とし、
該長手長さがL1>L2であるとき、 (w2/w1)≦(L2/L1) の関係にあることを特徴とした加熱体。
【0020】〔7〕:前記抵抗発熱体h1,h2を同じ
抵抗率の材料で形成したことを特徴とする〔6〕記載の
加熱体。
【0021】〔8〕:前記絶縁基板が、窒化アルミニウ
ムからなるセラミック基板であることを特徴とする
〔1〕乃至〔7〕の何れか1項に記載の加熱体。
【0022】
〔9〕:前記抵抗発熱体が、前記絶縁基板
の被加熱材に熱を付与する面と反対側の面に設けられて
いることを特徴とする〔1〕乃至〔8〕の何れか1項に
記載の加熱体。
【0023】〔10〕:被加熱材を加熱する加熱部材と
して、〔1〕乃至
〔9〕の何れか1項に記載の加熱体を
備えたことを特徴とする加熱装置。
【0024】〔11〕:加熱部材と、該加熱部材の被加
熱材加熱面に接するフィルムを有し、該フィルムを介し
て加熱部材の熱エネルギーを被加熱材に付与する加熱装
置において、加熱部材が、〔1〕乃至
〔9〕の何れか1
項に記載の加熱体であることを特徴とする加熱装置。
【0025】〔12〕:〔11〕に記載の加熱装置にお
いて、フィルムを挟んで加熱体とニップを形成する加圧
部材を有することを特徴とする加熱装置。
【0026】〔13〕:〔10〕,〔11〕又は〔1
2〕に記載の加熱装置において、被加熱材が加熱処理す
べき画像を担持した被記録材であることを特徴とする加
熱装置。
【0027】〔14〕:〔10〕乃至〔13〕の何れか
1つに記載の加熱装置を、被記録材上の画像を加熱処理
する像加熱装置として有していることを特徴とする画像
形成装置。
【0028】〔作用〕 〔1〕:本出願に係る第1 の発明は、絶縁基板と、該絶
縁基板上にその長手方向に沿って設けられた複数の抵抗
発熱体h1,h2…を有する加熱体において、該複数の
抵抗発熱体h1,h2…の長手長さを夫々L1,L2
…、幅長さをw1,w2…とし、該長手長さがL1>L
2…であるとき、該幅長さがw1>w2…の関係にある
ことを特徴としている。
【0029】種々異なるサイズの被加熱材を加熱する装
置に用いられる加熱体では、被加熱材のサイズに応じて
必要な熱量が異なるので、サイズに応じて発熱量を変え
られることが望ましい。最大サイズの被加熱材を加熱す
る場合に最も多く熱量が必要であり、その為大サイズ用
の発熱体幅を広げ発熱量を増やすことが有効である。ま
た発熱体の幅を広げることにより、被加熱材を加熱する
領域を広くすることができるので、発生した熱を効率良
く被加熱材に給熱することができる。そして、小サイズ
の被加熱材を加熱する場合は、大サイズのものより必要
な熱量が少ないので発熱体の幅を狭くしても、加熱性能
が悪くなることはないので、大サイズ用発熱体の幅を広
く、小サイズ用発熱体の幅を狭く設定することで、良好
な加熱性能を維持しながら小型化を図ることができる。
【0030】例えば該加熱体と加圧部材とを直接又はフ
ィルム等を介して圧接し、この圧接ニップ(加熱ニッ
プ)内に被加熱材を通して加熱する加熱装置において
は、複数の発熱体全体を該ニップ内に配置するのも容易
となり、特に有効である。
【0031】〔2〕:本出願に係る第2の発明は、絶縁
基板と、該絶縁基板上にその長手方向に沿って設けられ
た複数の抵抗発熱体h1,h2…を有する加熱体におい
て、該複数の抵抗発熱体h1,h2…の長手長さを夫々
L1,L2…、単位長さあたりの抵抗値をr1,r2…
とし、該長手長さがL1>L2…であるとき、該単位長
さあたりの抵抗値がr1<r2…の関係にあることを特
徴としている。
【0032】小サイズ用発熱体h2の抵抗値が大サイズ
用発熱体h1の抵抗値と比べて小さくなり過ぎると、該
小サイズ用発熱体h2を用いて所要の発熱量を得るとき
の電力が大サイズ用発熱体h1を用いたときの電力より
大きくなり過ぎ、電源装置の大型化や、フリッカの増
大、立ち上がりに時間を要する等の問題があった。そこ
で、抵抗発熱体h1,h2の単位長さあたりの抵抗値を
r1<r2とし、例えば抵抗発熱体h1,h2の幅を同
じにした場合でも小サイズ用発熱体h2の抵抗値が小さ
くなり過ぎないようし、上記問題点を防止している。
【0033】〔3〕:本出願に係る第3の発明は、絶縁
基板と、該絶縁基板上にその長手方向に沿って設けられ
た2本の抵抗発熱体h1,h2を有する加熱体におい
て、該複数の抵抗発熱体h1,h2の長手長さを夫々L
1,L2、幅長さをw1,w2とし、該長手長さがL1
>L2であるとき、 (w2/w1)≦(L2/L1) の関係にあることを特徴としている。
【0034】小サイズ用発熱体h2の抵抗値が大サイズ
用発熱体h1の抵抗値と比べて小さくなり過ぎないよう
にし、小サイズ用発熱体h2駆動時の電力を抑えて、第
2の発明と同様に上記問題点を防止している。
【0035】
【発明の実施の形態】〈第1の実施形態〉本発明の第1
の実施形態について以下図1を用いて説明する。
【0036】図1は本発明の第1の実施形態を表す定着
装置のヒータを説明するための図である。
【0037】図1(a)はヒータ長手方向の発熱体のパ
ターン構成を説明するための図、図1(b)はその断面
図である。
【0038】第1の実施形態は、窒化アルミの基板11
上に、Ag/Pd抵抗材料をh1(大サイズ用)、h2
(小サイズ用)の2パターンで塗工して発熱体(抵抗発
熱体)を形成している。また発熱体h1,h2の上には
ガラス12がコートされ、サーミスタ等の電気部材や、
フィルム表面との絶縁が保たれている。
【0039】各々の発熱体h1、h2は、電極a,b,
cにより通電され、基板上で発熱する。そして、通紙す
る記録紙のサイズに応じて、駆動する発熱体h1,h2
が選択されるようになっており、大サイズの記録紙を通
紙するときには長手長さがL1である長い発熱体h1を
発熱させ、長手方向がL2以下の小サイズの記録紙を通
紙させる際には発熱体h2を発熱させるようになってい
る。
【0040】該発熱体h1と発熱体h2の幅の関係は、
w2(小サイズ用発熱体幅)<w1(大サイズ用発熱体
幅)となっている。
【0041】異なるサイズの記録紙を定着させる場合、
この紙サイズによって必要な熱量が異なるので、サイズ
に応じて発熱量を変えることが望ましい。大サイズの紙
を定着する場合には小サイズの紙を定着する場合より全
体の熱量が必要となる。本形態では大サイズ用の発熱体
幅w1を小サイズ用発熱体幅w2よりも広くし、発熱量
を増やしている。また大サイズ用の発熱体の幅w1を広
げたことにより、ヒータと加圧ローラで形成するニップ
内で広く発熱させることができるので定着性にも有利と
なっている。
【0042】該発熱体h1の幅w1を変えて定着性の評
価を行ったときの結果を図2に示す。評価は、幅w1を
0.5mmから3.0mmの間で振り、長手方向長さL
1を222mm、基板上での幅方向中心の位置を同一と
し、発熱体全体の抵抗を揃えたヒータを用いて評価を行
った。記録紙としては表面の凹凸があり定着に不利であ
るPloverBond90g/m2 のLTRサイズ
(長手の用紙サイズ216mm)を通紙し200℃にヒ
ータの温度を制御し、大サイズ用の発熱体を用いて定着
させた。またプリント速度が16枚/分、記録紙搬送速
度は94.2(mm/sec)のプリンターを用い評価
パターンを印字し、その画像パターン部を擦擦し、その
前後の濃度を測定しその低下率を測定し定着性の評価を
行った。
【0043】本評価で発熱体幅w1を振った各サンプル
の発熱体全体の抵抗値は揃えており、発熱量を一定にし
て評価を行っている。これにより、発熱体幅w1が広い
方が定着性に有利であることが分かる。良好な定着性を
得る為には濃度の低下率が4%以下となる程度の定着性
が必要で、図7より発熱体幅w1は良好な定着性を得る
為に1.0mm以上必要であることが分かる。これは、
発熱体幅w1が狭すぎると基板11の幅方向全体を昇温
することができず、加圧ローラとの加熱ニップ内で幅方
向の発熱体近傍のみで昇温するため、ニップ全体でトナ
ーを加熱定着することができないためと考えることがで
きる。
【0044】また、小サイズ用発熱体h2では、大サイ
ズ用発熱体h1と同程度の定着性が得られるように、発
熱体幅w2を狭くして記録紙が受ける単位面積あたりの
熱量を同程度にしている。このとき上述のように発熱体
幅w2を1mm以上とすることで、発熱体幅w2を狭く
しながら良好な定着性を確保できる。
【0045】例えば、大サイズ用発熱体の長さL1=2
00mm、幅3mm、小サイズ用発熱体の長さL2=1
00mm、幅1.5mm、とした場合、大サイズ発熱体
h1と小サイズ発熱体h2とが同じ電力で、該発熱体w
1,w2の単位長さあたりの発熱量を略同じにできる
為、各々良好な定着性が得られる。
【0046】特に大サイズ用発熱体h1では、ヒータと
加圧ローラで形成させるニップ内で広い範囲で発熱させ
ることができ、良好な定着性を得ることが可能となっ
た。また、小サイズ発熱体h2を用いて封筒を定着させ
たところ、大サイズ発熱体より幅は狭くなっているが、
良好な定着性が得られた。
【0047】以上のように本形態では、電極a,c間の
抵抗値が高くなりやすい大サイズ用の発熱体h1の幅w
1を広くして、より良好な定着性が得られるようにする
と共に、電極b,c間の抵抗値が低くなりやすい小サイ
ズ用の発熱体h2では幅w2を狭くし、同じ電力で同程
度の定着性が得られるようにしている。このように大サ
イズ用発熱体h1と小サイズ用発熱体h2とをバランス
良く構成したことで、供給電力が略同じになり、電力制
御回路の簡素化を図ることができる。また、小サイズ用
発熱体h2の幅を狭くしたことにより、加熱ニップ内に
配置するのが容易となった。
【0048】そして、このように定着性が向上するの
で、更なる装置の高速化にも対応できる。
【0049】〈第2の実施形態〉本発明の第2の実施形
態について図3を用いて説明する。
【0050】本形態は、大サイズ用発熱体h1と小サイ
ズ用発熱体h2に抵抗率の違う抵抗材料を同じ幅(w1
=W2)でペーストし、電極間の抵抗値を略同じとした
ものである。即ち大サイズ用発熱体h1に塗工された抵
抗材料は、小サイズ用発熱体h2に塗工されたものよ
り、抵抗率が低くなっている。
【0051】従来図9の比較例2のような構成におい
て、大サイズ用発熱体の幅w1と小サイズ用発熱体の幅
w2の関係がW2=W1で、小サイズ用発熱体の長さL
2を大サイズ用発熱体長さL1の1/2とした場合は、
小サイズ用発熱体h2の抵抗値が大サイズ用発熱体h1
の1/2となるので2 倍の電力が必要となり、この大電
力に対応するべく電源制御装置が大型化してしまうとい
う問題点があった。また、フリッカ現象も問題となっ
た。
【0052】図4に発熱体の抵抗値とフリッカ(Ps
t)の相関図を示す。同図は、プリント速度が16枚/
分、記録紙搬送速度は94.2(mm/sec)のプリ
ンターを用いLTRサイズ(長手の用紙サイズ216m
m)の記録紙に評価パターンを印字して通紙し、ヒータ
の温度を200℃に制御し、大サイズ用の発熱体h1を
用いて定着させたときのもので、ヒータの入力電圧はA
C230(V)/50(Hz)で、波数制御した定着装
置について測定を行った。フリッカの規格としてヨーロ
ッパの国際規格IEC1000−3−3でPstを1.
0以下にする必要があるが、本実施形態の大サイズ用発
熱体h1および小サイズ用発熱体h2の抵抗値は約67
Ωであり、図4に示したように問題ないことが分かる。
一方、図9に示す比較例で、長手長さB(222mm)
の大サイズ用発熱体h1の抵抗値を67Ωとし、これと
同じ抵抗率のペーストを同じ幅で塗工して長手長さA
(111mm)の小サイズ用発熱体h2を形成した場
合、抵抗値が約34Ωとなり、小サイズ記録紙の定着時
にフリッカPstがNGとなってしまう。
【0053】以上のように本実施形態によれば、小サイ
ズ記録紙を通紙定着する場合の小サイズ発熱体への電力
を抑え、フリッカの問題を防ぐことができる。また小サ
イズ紙を通紙させる際は長手長の短い発熱体h2を発熱
させることになるので、通紙する間隔を広げることな
く、小サイズ通紙時の非通紙部の昇温を抑えることがで
き、定着フィルムや加圧ローラ等の周辺部材にダメージ
を与えることはない。また、小サイズの記録紙通紙後に
大サイズの記録紙を通紙しても記録紙端部でホットオフ
セットすることなく、良好な定着性を得ることができ
る。
【0054】なお、本形態では抵抗率を異ならせること
により大サイズ用発熱体と小サイズ用発熱体との抵抗値
を略同じに設定したが、これ以外に塗工量(厚さ)を変
えて該抵抗値を設定しても良い。なお該抵抗値は同じに
設定するものに限らず、フリッカの問題が発生しない範
囲で任意に設定しても良い。
【0055】〈第3の実施形態〉本発明に係る第3の実
施形態である加熱体の概略構成を図5に示す。
【0056】本実施形態では、大サイズ用発熱体h1と
小サイズ用発熱体h2の長手長さと幅長さの関係を適切
に設定したものである。
【0057】2本の発熱体hl(長手長さL1、幅長さ
w1)、h2(長手長さL2、幅長さw2)の長手長さ
と、幅長さの関係が(w2/w1)/(L2/L1)≦
1の関係にあることを特徴としている。
【0058】上記の関係にすることで、小サイズ発熱体
の抵抗値は大サイズ発熱体の抵抗値以上となるので、小
サイズ発熱体に通電する場合に、大サイズ発熱体を通電
するとき以上の電力は不要となり、電源制御装置を大型
化にする必要はなく、フリッカ現象も問題とならない。
【0059】また通常発熱体はスクリーンを用いてペー
スト塗工し焼成し形成される。このとき発熱体の抵抗が
変化するので、ペースト塗工及び焼成を複数回行なう
と、発熱体の抵抗値を管理することが困難となってく
る。
【0060】本形態によれば、複数の発熱体パターンを
同時に塗工し焼成することができるので、抵抗値の管理
が容易であり、抵抗値を適切に設定した小サイズ用発熱
体h1及び大サイズ用発熱体h2を形成することができ
る。そして、このような構成の加熱体を用いて被記録紙
の定着を行い、記録紙サイズに応じた発熱体を独立に駆
動することにより、非通紙部の過昇温を抑制しつつ、良
好な定着性を得ることができる。
【0061】特に、大サイズ用発熱体幅w1が小サイズ
用発熱体幅w2と比べて広くなっているため、大サイズ
紙の定着を効率よくすることができる。また、小サイズ
用発熱体h2を通電した場合にも小サイズ用発熱体全体
の抵抗が大サイズ用発熱体全体の抵抗と比較して高抵抗
となっているので、小サイズ用発熱体の電力を押さえる
ことができ、フリッカ等の電気ノイズの問題を防ぐこと
ができる。
【0062】更に、該小サイズ用発熱体h2の材料と大
サイズ用発熱体h1の材料とを同一にでき、また、同時
に塗工及び焼成できるので、生産性の向上や、生産コス
トの削減に有利な加熱体を提供することができる。
【0063】〈加熱装置例〉前述の第1〜3の実施形態
で示した加熱体Hを備えた加圧ローラ駆動型フィルム定
着器Rの具体例について説明する。
【0064】図6(a)は、該定着器Rの概略断面図、
図6(b)は正面(給紙側)から見た要部の概略図であ
る。同図において、記録紙(被加熱材)8上に形成され
たトナー9による画像は、離型性層4aと耐熱性ゴム層
4bを有し、定着器下フレーム6’によって芯金4cを
支えられた加圧ローラ4と、定着上フレーム6に設けら
れた不図示の加圧手段で押え込まれた定着側の金属ステ
ー5との間で総圧4〜15kgf程度に加圧され界面に
作用する摩擦力により加圧ローラ4の回転と共にフィル
ムガイド部材を兼ねるヒータホルダー2に沿って回転搬
送される円筒形定着フィルム3とのニップ部nに定着入
り口ガイド7に沿って搬送され、定着フィルム3を介し
て加熱体Hによって加熱および加圧されて定着され、排
紙ガイド7’に沿って排出されて行く。本例装置におい
て、加熱体Hは絶縁基板11の抵抗発熱体h1,h2を
設けた面と反対側の面を記録紙8に熱エネルギーを付与
する面(加熱面)とし、該加熱面を記録紙8側(ニップ
n側)に向けて保持された裏面加熱型のヒーターであ
る。
【0065】定着フィルム3は、熱容量を小さくしてク
イックスタート性を向上するために、膜厚を100μm
以下、より好ましくは40μm以下20μm以上の耐熱
性、離型性、耐久性を兼ねたPTFE、PFA、PPS
の単層フィルムか又は図示のようにポリイミド、ポリア
ミドイミド、PEEK、PES等の基層フィルム3c表
面に導電性プライマー層3bを挟んでPTFE、PF
A、FEP等のフッ素樹脂からなる離型性層3aをコー
ティングまたはチューブ形成した複合層フィルムで構成
されており、この3層構造の定着フィルムを用いる場合
には、図6(b)に示すように、定着フィルム端部で導
電プライマー層を露出させた領域を設け、このプライマ
ー層表面の対向位置の加圧ローラ側端部に導電ゴムリン
グ4dが抵抗4eを介して加圧ローラ芯金4cに嵌め込
まれ、導電プライマー層に該導電ゴムリング4dを加圧
当接させることで、定着フィルムのプライマー層を抵抗
接地することを可能にし、これにより定着フィルム3の
電位を安定させ、記録材上の帯電トナー像への静電的な
悪影響を生じにくくさせるよう構成されている。
【0066】なお、装置の高速化を図るため、モータを
パワーアップして加圧ローラ及び定着フィルムの回転速
度を上げるとともに、通過時間の短くなった紙に十分な
熱エネルギーを供給するように、定着温度を更に高く設
定したり、加圧ローラの加圧力を上げて加熱領域を広げ
ることや、ヒータ基板や定着フィルムの材質を熱伝導性
の高いものに替えること等の改良を行っても良い。
【0067】〈画像形成装置例〉図7は、上記定着器R
を具備した画像形成装置の一例の概略構成図である。本
例の画像形成装置は転写式電子写真プロセス利用のレー
ザービームプリンターである。
【0068】Dは像担持体としての回転ドラム型の電子
写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印の
時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって
回転駆動される。
【0069】感光ドラムDはその回転過程において1次
帯電器32による所定の極性・電位VD (暗部電位)の
一様帯電処理を受け、その帯電処理面にレーザースキャ
ナー33による目的の画像情報に対応したレーザービー
ム走査露光Lを受ける。これにより回転感光ドラムD面
に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0070】レーザースキャナー33は不図示のホスト
コンピューター等の外部装置から送られた目的の画像情
報信号(時系列電気デジタル画素信号)に対応して強度
変調したレーザー光を出力し、このレーザー光で回転感
光ドラムDの一様帯電処理面を走査露光(ラスタ走査)
Lする。レーザー光の強度及び照射スポット径はプリン
ターの解像度及び所望の画像濃度によって適正に設定さ
れている。
【0071】回転感光ドラムDの一様帯電処理面のレー
ザー光で照射された部分は電位減衰して明部電位VL
なり、そうでない部分は1次帯電器32で帯電された暗
部電位VD に保持されることによって静電潜像の形成が
なされる。
【0072】回転感光ドラムD面に形成された静電潜像
は現像器34によって順次現像される。現像器34内の
トナー9はトナー供給回転体である現像スリーブ34a
と現像ブレード34bとによって、トナー層厚さ、トリ
ボを制御され、現像スリーブ34a上に均一なトナー層
を形成する。現像ブレード34bとしては通常金属製若
しくは樹脂製のものが用いられ、樹脂系のものは現像ス
リーブ34aに対して適正な当接圧をもって接してい
る。現像スリーブ34a上に形成されたトナー層は現像
スリーブ34a自身の回転にともない感光ドラムDに対
向し、現像スリーブ34aに印加されている電圧Vdc
感光ドラムDの表面電位が形成する電界により明部電位
L の部分だけ選択的に顕像化する(反転現像)。
【0073】回転感光ドラムD面に形成されたトナー像
は、感光ドラムDと転写装置35との対向部である転写
部位において、該転写部位に対して所定の制御タイミン
グにて給送された記録紙(転写材・被記録材)8に対し
て順次に転写される。転写装置35としては図に示した
コロナ帯電器以外に、導電弾性回転体に電源から電流を
供給して記録紙に転写電荷を付与しながら搬送する転写
ローラー方式等がある。
【0074】37はプリンター内の下部に装着した給紙
カセットであり、記録紙8を積載収納させてある。この
給紙カセット37内の記録紙8が給紙ローラー38と分
離爪部材39により1枚分離給送され、シートパス4
0、レジストローラー対41、シートパス42の経路で
転写部位へ所定の制御タイミングにて給送される。転写
部位にてトナー像の転写を受けた記録紙8は回転感光ド
ラムD面から順次に分離されて、像加熱装置としての定
着器Rへ導入されてトナー像の定着処理(加熱加圧によ
る永久固定画像化)を受け、シートパス43、排紙ロー
ラー44を経由して排紙トレイ45に送り出される。
【0075】一方、記録紙分離後の回転感光ドラムD面
はクリーニング装置36により転写残りトナー等の付着
残留物の除去を受けて清掃され、繰り返して作像に供さ
れる。
【0076】(その他) a)加熱体Hに具備させる抵抗発熱体は2本に限らず3
本以上であってもよい。
【0077】b)絶縁基板11は、窒化アルミに限ら
ず、酸化アルミニウム(アルミナ)や炭化珪素、その他
のセラミック材とすることもできる。
【0078】c)加圧部材9はローラーでなくともよ
い。例えばベルト部材にすることもできる。
【0079】d)本発明において加熱装置には、加熱定
着装置だけでなく、画像を担持した記録紙を加熱してつ
や等の表面性を改質する像加熱装置、仮定着する像加熱
装置、その他、被加熱材の加熱乾燥装置、加熱ラミネー
ト装置など、広く被加熱材を加熱処理する手段・装置が
含まれる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、非通紙部
の過昇温を押さえ、周囲の部材への熱的損傷を与えるこ
となく、発熱体をニップ内に配置することを容易とする
ことや、発熱領域の切り換え時の電力制御を容易とする
ことを可能とした加熱体、加熱装置及び画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態の概略構成図
【図2】 本発明に係る第1の実施形態を説明する為の
グラフ
【図3】 本発明に係る第2の実施形態の概略構成図
【図4】 本発明に係る第2の実施形態を説明する為の
グラフ
【図5】 本発明に係る第3の実施形態の概略構成図
【図6】 フィルム加熱方式の定着器の具体例を説明す
る図
【図7】 本発明の画像形成装置例の概略構成図
【図8】 比較例1の概略図
【図9】 比較例2の概略図
【図10】 比較例3の概略図
【符号の説明】
2…ヒータホルダー 3…定着フィルム 3a…定着離型性層 3b…導電性プライマー層 3c…基層フィルム 4…加圧ローラ定着フィルム 4a…離型性層 4b…耐熱性ゴム層4c…芯金 4d…導電ゴムリング 4e…抵抗 5…金属ステー 6…定着上フレーム 6’…定着下フレーム 7…定着入り口ガイド 7’…排紙ガイド 8…記録紙 9…トナー n…ニップ 11…基板 12…ガラス a…電極 b…電極 c…電極 d…電極 h…発熱体 h1…大サイズ用発熱体 h2…小サイズ用発熱体 H…加熱体(ヒータ) R…加熱装置(定着器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴見 雅彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA03 AA24 BA27 BE03 CA48 3K058 AA71 AA88 BA18 CE02 CE13 CE22 CE25 CE32 DA22 DA25 3K092 PP18 QA05 QB02 QB32 QB52 QB53 QB62 QB76 RF03 RF17 RF22 SS12 TT30 VV18 VV21 VV25

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と、該絶縁基板上にその長手方
    向に沿って設けられた複数の抵抗発熱体h1,h2…を
    有する加熱体において、該複数の抵抗発熱体h1,h2
    …の長手長さを夫々L1,L2…、幅長さをw1,w2
    …とし、該長手長さがL1>L2…であるとき、該幅長
    さがw1>w2…の関係にあることを特徴とした加熱
    体。
  2. 【請求項2】 前記複数の抵抗発熱体h1,h2…を同
    じ抵抗率の材料で形成したことを特徴とする請求項1記
    載の加熱体。
  3. 【請求項3】 絶縁基板と、該絶縁基板上にその長手方
    向に沿って設けられた複数の抵抗発熱体h1,h2…を
    有する加熱体において、該複数の抵抗発熱体h1,h2
    …の長手長さを夫々L1,L2…、単位長さあたりの抵
    抗値をr1,r2…とし、該長手長さがL1>L2…で
    あるとき、該単位長さあたりの抵抗値がr1<r2…の
    関係にあることを特徴とした加熱体。
  4. 【請求項4】 前記複数の抵抗発熱体h1,h2…を同
    じ幅で形成したことを特徴とする請求項3記載の加熱
    体。
  5. 【請求項5】 前記抵抗発熱体h1,h2…の抵抗率又
    は厚さを変えて前記単位長さあたりの抵抗値を設定した
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の加熱体。
  6. 【請求項6】 絶縁基板と、該絶縁基板上にその長手方
    向に沿って設けられた2本の抵抗発熱体h1,h2を有
    する加熱体において、該抵抗発熱体h1,h2の長手長
    さを夫々L1,L2、幅長さをw1,w2とし、該長手
    長さがL1>L2であるとき、 (w2/w1)≦(L2/L1) の関係にあることを特徴とした加熱体。
  7. 【請求項7】 前記抵抗発熱体h1,h2を同じ抵抗率
    の材料で形成したことを特徴とする請求項6記載の加熱
    体。
  8. 【請求項8】 前記絶縁基板が、窒化アルミニウムから
    なるセラミック基板であることを特徴とする請求項1乃
    至7の何れか1項に記載の加熱体。
  9. 【請求項9】 前記抵抗発熱体が、前記絶縁基板の被加
    熱材に熱を付与する面と反対側の面に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の加
    熱体。
  10. 【請求項10】 被加熱材を加熱する加熱部材として、
    請求項1乃至9の何れか1項に記載の加熱体を備えたこ
    とを特徴とする加熱装置。
  11. 【請求項11】 加熱部材と、該加熱部材の被加熱材加
    熱面に接するフィルムを有し、該フィルムを介して加熱
    部材の熱エネルギーを被加熱材に付与する加熱装置にお
    いて、加熱部材が、請求項1乃至9の何れか1項に記載
    の加熱体であることを特徴とする加熱装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の加熱装置におい
    て、フィルムを挟んで加熱体とニップを形成する加圧部
    材を有することを特徴とする加熱装置。
  13. 【請求項13】 請求項10,11又は12に記載の加
    熱装置において、被加熱材が加熱処理すべき画像を担持
    した被記録材であることを特徴とする加熱装置。
  14. 【請求項14】 請求項10乃至13の何れか1つに記
    載の加熱装置を、被記録材上の画像を加熱処理する像加
    熱装置として有していることを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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