JP2000074676A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JP2000074676A
JP2000074676A JP10260925A JP26092598A JP2000074676A JP 2000074676 A JP2000074676 A JP 2000074676A JP 10260925 A JP10260925 A JP 10260925A JP 26092598 A JP26092598 A JP 26092598A JP 2000074676 A JP2000074676 A JP 2000074676A
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vibrator
electrode
frequency
vibrators
angular velocity
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JP10260925A
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Yoichi Mochida
洋一 持田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の振動子の周波数と、第2の振動子の周
波数とを調整することにより、音叉振動時の振幅を大き
くして角速度の検出感度を高める。 【解決手段】 基板2上には、支持部4、第1の支持梁
7、第1の振動子8、第2の支持梁9、第2の振動子1
0からなる音叉振動部3を設け、振動子8,10には周
波数調整部31,32を設ける。周波数調整部31,3
2には外部からバイアス電圧を印加することにより、振
動子8,10にY軸方向の静電引力を発生する。これに
より、支持梁7,9のばね定数を高め、共振周波数を高
くする。そして、バイアス電圧を調整することにより、
各共振周波数を近づけ、振動子8,10を大きな振幅で
振動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動する物
体、回転体等に作用する角速度を検出するのに用いて好
適な角速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来技術による音叉型の角速度
センサとしては、少なくとも一つの組からなる第1,第
2の振動子と、該第1,第2の振動子を第1の軸方向に
音叉振動させる振動発生手段と、該振動発生手段により
前記第1,第2の振動子を第1の軸方向に音叉振動させ
た状態でこの第1の軸と直交する第2の軸回りに角速度
が作用したとき、第1,第2の振動子とが第1,第2の
軸に直交する第3の軸方向に変位するときの変位を検出
する変位検出手段とから大略構成したものがある(例え
ば、特開平7−218268号公報等)。
【0003】ここで、この角速度センサでは、振動発生
手段により第1,第2の振動子を第1の軸方向に音叉振
動させた状態で、第2の軸回りに角速度が作用すると、
第1,第2の振動子には第3の軸方向にコリオリ力が発
生する。そして、この第1,第2の振動子の第3の軸方
向への変位を変位検出手段でそれぞれ検出し、これらの
信号を差算することにより、センサ全体に加わった角速
度を、加速度等のノイズを除去して測定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による角速度センサでは、第1の振動子の固有の
共振周波数は、該第1の振動子の質量と支持梁等のばね
定数とによって設定され、第2の振動子の固有の共振周
波数は、該第2の振動子の質量と支持梁等のばね定数と
によって設定されている。また、これらの共振周波数と
を等しくすることにより、音叉振動時の振幅を大きくし
て検出感度を高めるようにしていた。しかし、製造誤差
によりこれらの振動子、支持梁を同一寸法に加工できな
い場合、各振動子が共鳴し合って振動する音叉モードが
起こらず、角速度センサが設計どおりに駆動しないとい
う問題がある。
【0005】この問題を解決するために、振動子を支持
する支持梁にFIB(FocusIon Beam:集
中イオンビーム)等を照射し、該支持梁のばね定数を機
械的に調整するトリミング方法が知られている(例え
ば、特開平8−68805号公報等)。
【0006】しかし、この他の従来技術によって支持梁
を加工する場合には、該支持梁に対してFIBを上側か
ら照射しているため、該支持梁の厚さ寸法のみを主に調
整している。このため、この方法では、振動子が厚さ方
向に振動するときのばね定数を変えて周波数を変えるこ
とができるものの、振動子が横方向に振動するときのば
ね定数を調整して周波数を変えることは困難である。
【0007】このため、ある周波数で第1,第2の振動
子が横方向に音叉振動を行ったとき、第1の振動子が大
きな振幅で振動しているのに対し、第2の振動子が微小
な振幅で振幅してしまうような状態が起こり、角速度セ
ンサの検出感度を低下させてしまうという問題がある。
【0008】しかも、この他の従来技術により角速度セ
ンサを製造した場合には、製造後に支持梁にトリミング
による後加工が必要となり、歩留が悪化して生産性が低
下してしまうという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は第1の振動子の共振周波数と第
2の振動子の共振周波数とを同調させることにより、音
叉振動時の各振動子による振幅を大きくして角速度を検
出感度を高めることのできる角速度センサを提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1による発明では、少なくとも一つの組
からなる第1,第2の振動子と、該第1,第2の振動子
を第1の軸方向に音叉振動させる振動発生手段と、該振
動発生手段により前記第1,第2の振動子を第1の軸方
向に音叉振動させた状態でこの第1の軸と直交する第2
の軸回りに角速度が作用したとき、第1,第2の振動子
とが第1,第2の軸に直交する第3の軸方向に変位する
ときの変位を検出する変位検出手段とを備えてなる角速
度センサにおいて、前記第1の振動子の周波数と第2の
振動子の周波数とが同調するように調整する周波数調整
手段を設けたことを特徴としている。
【0011】このように構成したことにより、周波数調
整手段を用いて、第1の振動子の周波数と第2の振動子
の周波数とが同調するように調整した場合には、振動発
生手段により第1,第2の振動子を第1の軸方向に大き
な振幅をもって音叉振動させることができる。
【0012】請求項2の発明では、周波数調整手段を、
第1,第2の振動子のうち、一方の振動子に第2の軸方
向に突出して設けられたくし状の可動側調整電極と、該
可動側調整電極に第2の軸方向で対向して配置されたく
し状の固定側調整電極と、該固定側調整電極と可動側調
整電極との間にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印
加手段とから構成したことにある。
【0013】このような構成としたことにより、第1の
振動子に設けた可動側調整電極と、該可動側調整電極に
対向した固定側調整電極との間にバイアス電圧印加手段
からバイアス電圧を印加すると、可動側調整電極と固定
側調整電極との間には静電引力が発生し、該可動側調整
電極を固定側調整電極側に引張る。このとき、第1の振
動子が第1の軸方向に変位すると、静電力が振動子に働
き、見掛け上ばね定数が変化し、共振周波数を変化させ
ることができる。この結果、第1の振動子の共振周波数
と第2の振動子の共振周波数とを調整することができ
る。
【0014】請求項3の発明では、可動側調整電極を構
成する電極板の先端面と固定側調整電極を構成する電極
板の先端面とを、第2の軸方向で対面する構成としたこ
とにある。
【0015】このような構成としたことにより、バイア
ス電圧印加手段からバイアス電圧を固定側調整電極と可
動側調整電極との間に印加すると、先端面が対面した電
極板間に静電引力が発生する。この状態で、振動発生手
段によって振動子を第1の軸方向に音叉振動させると、
周波数調整手段から発生する静電引力は振動子を元の位
置に戻す復帰力として作用する。このため、振動子のば
ね定数が見掛け上高くなり、この振動子の共振周波数を
高めることができる。
【0016】請求項4の発明では、可動側調整電極を構
成する電極板の先端面と固定側調整電極を構成する電極
板の先端面とを、第1の軸方向にずらせて対面する構成
としている。
【0017】このような構成としたことにより、バイア
ス電圧印加手段からバイアス電圧を固定側調整電極と可
動側調整電極との間に印加したとしても、各先端面が重
なり合っていないから、各先端面間には静電引力が発生
していない。この状態で、振動発生手段によって振動子
を第1の軸方向に音叉振動させると、先端面が重なり合
い静電引力が発生し、この静電引力は振動子を音叉振動
させる力に付与する付与力として作用する。このため、
振動子のばね定数が見掛け上低くなり、この振動子の共
振周波数を低くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る角速度センサ
の実施の形態を、図1ないし図5を参照しつつ詳細に説
明する。
【0019】まず、図1ないし図4に基づいて、第1の
実施の形態による角速度センサについて述べる。
【0020】1は角速度センサで、該角速度センサ1
は、後述する基板2と、該基板2上に設けられた第1の
振動子8,第2の振動子10と、該第1の振動子8,第
2の振動子10に音叉振動を発生させる振動発生部2
7,28と、第1の振動子8,第2の振動子10がZ軸
方向に変位するときの変位を検出する変位検出部29,
30と、第1の振動子8の共振周波数と第2の振動子1
0の共振周波数とが同調するように調整する周波数調整
部31,32とから大略構成されている。
【0021】2は角速度センサ1の基台をなす矩形状に
形成された基板で、該基板2は例えばガラス材料によっ
て形成され、該基板2の表面には矩形状の凹陥部2A,
2A(図3参照)が形成されている。
【0022】3は基板2上にシリコン材料等によって形
成された音叉振動部で、該音叉振動部3は基板2上の中
央部の前後に位置して固定的に設けられた2個の支持部
4と、該各支持部4から前,後方向(Y軸方向)に伸長
する例えば4本の支持梁5と、該各支持梁5の先端側に
設けられ左,右方向(X軸方向)に延びる腕部6,6
と、右側に位置した該各腕部6から中央に向けて前,後
方向に延びる例えば4本の第1の支持梁7と、該各第1
の支持梁7によって前,後に位置した腕部6,6に支持
された矩形状をなす第1の振動子8と、左側に位置した
各腕部6から中央に向けて前,後方向に延びる例えば4
本の第2の支持梁9と、該各第2の支持梁9によって
前,後に位置した腕部6,6に支持された矩形状をなす
第2の振動子10とから構成されている。
【0023】なお、便宜上、第1の軸をX軸(左,右方
向)、第2の軸をY軸(前,後方向)、第3の軸をZ軸
(上,下方向)とする。
【0024】ここで、前記音叉振動部3は、2個の支持
部4によって基板2の中央部に固着されている。そし
て、該音叉振動部3を構成する支持梁5、第1の支持梁
7、第1の振動子8、第2の支持梁9および第2の振動
子10は、基板2の凹陥部2Aによって、該凹陥部2A
の底部から所定間隔を離間した状態にある。また、第1
の支持梁7はY軸方向に伸長しているから、該支持梁7
をX軸方向に撓ませることにより、第1の振動子8をX
軸方向に変位させる。さらに、第2の支持梁9もY軸方
向に伸長しているから、該支持梁9をX軸方向に撓ませ
ることにより、第2の振動子10をX軸方向に変位させ
ることができる。
【0025】さらに、前記音叉振動部3を構成する第1
の振動子8側は、質量、第1の支持梁7のばね定数等に
よって固有の共振周波数f1 を有し、第2の振動子10
側は、質量、第2の支持梁9のばね定数等によって固有
の共振周波数f2 を有している。
【0026】なお、振動子8,10、支持梁7,9はほ
ぼ同一形状になるように設計されているものの、シリコ
ン加工による製造誤差により、振動子8,10の質量、
支持梁7,9のばね定数とは若干相違してしまい、第1
の振動子8の共振周波数f1と、第2の振動子10の共
振周波数f2 とは、異なった値となる場合がある。
【0027】11は第1の振動子8側の可動側振動電極
で、該可動側振動電極11は、第1の振動子8の右側側
面に位置してX軸方向に伸長する複数枚の電極板11A
によって構成されている。また、12は第2の振動子1
0側の可動側振動電極で、該可動側振動電極12は、第
2の振動子10の左側側面に位置してX軸方向に伸長す
る複数枚の電極板12Aによって構成されている。そし
て、これらの可動側振動電極11,12は、後述する固
定側振動電極19,20と共に振動発生部27,28を
構成している。
【0028】13は第1の振動子8側の可動側検出電極
で、該可動側検出電極13は、図3に示すように、第1
の振動子8の裏面によって形成されている。また、14
は第2の振動子10側の可動側検出電極で、該可動側検
出電極14は、第2の振動子10の裏面によって形成さ
れている。そして、これら可動側検出電極13,14
は、後述する固定側検出電極21,22と共に変位検出
部29,30を構成している。
【0029】15,15は第1の振動子8側の可動側調
整電極で、該可動側調整電極15,15は、第1の振動
子8の前,後の側面に位置して先端面15Bを有してY
軸方向に伸長する複数枚の電極板15Aから構成されて
いる(図4参照)。また、16,16は第2の振動子1
0側の可動側調整電極で、該可動側調整電極16,16
は、第2の振動子10の前,後の側面に位置して先端面
を有してY軸方向に伸長する複数枚の電極板16Aから
構成されている。そして、これら可動側調整電極15,
16は、後述する固定側調整電極25,26と共に周波
数調整部31,32を構成している。
【0030】17は第1の振動子8側の振動用固定部
で、該振動用固定部17は基板2上の右側に位置して固
定的に設けられている。また、18は第2の振動子10
側の振動用固定部で、該振動用固定部18は基板上の左
側に位置して固定的に設けられている。
【0031】19は第1の振動子8側の固定側振動電極
で、該固定側振動電極19は、可動側振動電極11の各
電極板11Aと隙間をもってY軸方向で交互に対面する
ように、右側に位置した振動側固定部17に突出形成さ
れた複数枚の電極板19Aにより構成されている。ま
た、20は第2の振動子10側の固定側振動電極で、該
固定側振動電極20は、可動側振動電極12の各電極板
12Aと隙間をもってY軸方向に交互に対面するよう
に、左側に位置した振動用固定部18に突出形成された
複数枚の電極板20Aにより構成されている。
【0032】21は第1の振動子8側の固定側検出電極
で、該固定側検出電極21は基板2の凹陥部2Aの底部
に位置し、図3に示すように、第1の振動子8と対向す
る位置に形成されている。また、22は第2の振動子1
0側の固定側検出電極で、該固定側検出電極22は基板
2の凹陥部2Aの底部に位置し、第2の振動子10と対
向する位置に形成されている。そして、これらの固定側
検出電極21,22は、基板2上に形成したパターン配
線を介して基板2上に形成した電極パッド(図示せず)
に接続されている。
【0033】23,23は第1の振動子8側の調整用固
定部で、該調整用固定部23は基板2上のうち、第1の
振動子8と前,後の腕部6,6との間に位置してそれぞ
れ固定的に設けられている。また、24,24は第2の
振動子10側の調整用固定部で、該調整用固定部24は
基板2上のうち、第2の振動子10と前,後の腕部6,
6との間に位置してそれぞれ固定的に設けられている。
【0034】25,25は第1の振動子8側の固定側調
整電極で、該固定側調整電極25は、可動側調整電極1
5の各電極板15Aの先端面15Bと隙間をもってY軸
方向で対面するように、調整用固定部23に突出形成さ
れ、先端面25Bを有する複数枚の電極板25Aによっ
て構成されている(図4参照)。また、26,26は第
2の振動子10側の固定側調整電極で、該固定側調整電
極26は、可動側調整電極16の各電極板16Aの先端
面と隙間をもってY軸方向で対面するように、調整用固
定部24に突出形成されている。
【0035】27は第1の振動子8側の振動発生部で、
該振動発生部27は、可動側振動電極11と固定側振動
電極19とによって構成され、該可動側振動電極11の
各電極板11Aと、固定側振動電極19の各電極板19
Aとの間には、それぞれ等しい隙間が形成されている。
また、28は第2の振動子10側の振動発生部で、該振
動発生部28は、可動側振動電極12と固定側振動電極
20とによって構成され、該可動側振動電極12の各電
極板12Aと、固定側振動電極20の各電極板20Aと
の間には、それぞれ等しい隙間が形成されている。
【0036】ここで、右,左に位置した振動発生部2
7,28に同位相となった振動周波数f0 のパルス波ま
たは正弦波等の駆動信号を印加すると、電極板11A,
19A間、電極板12A,20A間には静電引力が同時
に発生する。これにより、振動発生部27,28は、第
1の振動子8、第2の振動子10をX軸方向(第1の軸
方向)に音叉振動させる。なお、振動周波数f0 は、第
1の支持梁7と第1の振動子8,第2の支持梁9と第2
の振動子10とによってそれぞれ設定されるX軸方向の
共振周波数f1 ,f2 にほぼ一致させることにより、第
1の振動子8をX軸方向に大きな振幅で振動させること
ができる。
【0037】29は第1の振動子8側の変位検出部で、
該変位検出部29は、図3に示すように、可動側検出電
極13と固定側検出電極21とからなり、検出電極1
3,21間には隙間が形成されている。そして、変位検
出部29は、検出電極13,21間の離間寸法の変化を
静電容量の変化として検出信号VA を出力するものであ
る。また、30は第2の振動子10側の変位検出部で、
該変位検出部30は、可動側検出電極14と固定側検出
電極22とからなり、検出電極14,22間には隙間が
形成されている。そして、変位検出部30は、検出電極
14,22間の離間寸法の変化を静電容量の変化として
検出信号VB を出力するものである。
【0038】31,31は周波数調整手段としての第1
の振動子8側の周波数調整部で、該各周波数調整部31
は、可動側調整電極15と固定側調整電極25とによっ
て構成されている。また、図4に示すように、可動側調
整電極15の各先端面15Bと固定側調整電極25の各
先端面25Bとは、第2の軸(Y軸)方向で対面する構
成となっている。
【0039】ここで、図4に基づいて、周波数調整部3
1の動作について説明するに、該周波数調整部31に後
述の直流電源33からバイアス電圧が印加されることに
より、対面した先端面15B,25B間にY軸に沿った
静電引力が発生する。しかも、振動子8はY軸方向に延
びる支持梁7によって支持されているため、該振動子8
はX軸,Z軸方向に変位し易く、Y軸方向には変位しに
くいようにして支持されている。これにより、周波数調
整部31から発生した静電引力は、振動子8がX軸方向
に変位して二点鎖線で示す位置のようになったときに
は、該振動子8を元の位置(初期位置)に戻すための復
帰力Rが発生する(図4参照)。
【0040】32,32は周波数調整手段としての第2
の振動子10側の周波数調整部で、該各周波数調整部3
2は、可動側調整電極16と固定側調整電極26とによ
って構成されている。また、各周波数調整部32の可動
側調整電極16と固定側調整電極26とは、各周波数調
整部31と同様に構成されている。
【0041】33はバイアス電圧印加手段を構成する直
流電源(1個のみ図示)で、該直流電源33は、図4に
示すように、可動側調整電極15と固定側調整電極25
との間にバイアス電圧を印加することにより、調整電極
15,25間、調整電極16,26間に、それぞれ静電
引力を発生させる。
【0042】本実施の形態による角速度センサ1は、上
述した如くに構成され、次にY軸回りに角速度Ωを加え
た場合の基本的な検出動作について説明する。
【0043】まず、右,左に位置した振動発生部27,
28に同位相となる駆動信号を印加すると、可動側振動
電極11と固定側振動電極19との間、可動側振動電極
12と固定側振動電極20との間には、静電引力が左,
右方向に同時に発生し、第1の振動子8,第2の振動子
10は図2中の矢示A1 ,A1 方向またはA2 ,A2方
向に示すように、X軸方向に沿った音叉振動を発生す
る。この場合、第1の支持梁7と第2の支持梁9とは、
X軸方向に撓み易くY軸方向には撓みにくいから、振動
子8,10はX軸方向にのみ音叉振動を発生する。
【0044】この状態で、Y軸(第2の軸)回りに角速
度Ωが加わると、第1の振動子8と第2の振動子10に
は、Z軸方向(第3の軸方向)に下記の数1に示すコリ
オリ力F(慣性力)が発生する。
【0045】
【数1】 F=2mΩv ただし、m:振動子8,10の質量 Ω:角速度 v:第2の振動子10のX軸方向の速度
【0046】そして、このコリオリ力Fによって、第1
の振動子8と第2の振動子10とは、図3の矢示B1 ,
B2 に示すように、Z軸方向にそれぞれ交互に振動す
る。そして、変位検出部29,30では、これらの振動
変位を、可動側検出電極13と固定側検出電極21との
間,可動側検出電極14と固定側検出電極22との間の
静電容量の変化としてそれぞれ検出し、Y軸回りの角速
度Ωを検出することができる。
【0047】しかも、角速度ΩがY軸回りに加わったと
きには、例えば右側に位置した第1の振動子8が矢示B
1 のように下側に変位し、左側に位置した第2の振動子
10が矢示B1 のように上側に変位した場合には、変位
検出部29,30から出力される検出信号VA ,VB は
下記の表1のようになる。なお、右段中のΔVa は、Y
軸回りに角速度Ωに加えてZ軸方向に加速度が加わった
場合の検出信号の値を示す。
【0048】
【表1】
【0049】そして、一方の変位検出部29による検出
信号VA から他方の変位検出部30による検出信号VB
を後述する数2のように減算することにより、(2×Δ
Vt)の信号を得ることができ、これにより、角速度Ω
の検出感度を高めることができる。
【0050】
【数2】
【0051】一方、Z軸方向に加速度が加わったとして
も、この加速度の影響は、振動子8,10のZ軸方向に
同様に影響するから、変位検出部29,30にも同じ大
きさのノイズ(ΔVa )として検出信号VA ,VB に加
算される。
【0052】しかし、前述した如く、変位検出部29,
30から出力される検出信号VA ,VB を、数3のよう
に減算することにより、振動子8,10に加わる角速度
を相殺することができ、角速度Ωの高精度に検出するこ
とができる。
【0053】
【数3】 VA −VB =(+ΔVt +ΔVa )−(−ΔVt +ΔVa ) =2×ΔVt
【0054】さらに、本実施の形態による角速度センサ
1では、センサ全体が左右で対称構造となっているか
ら、振動子8,10に外来ノイズが加わったとしても、
全てキャンセルでき、角速度センサ1の信頼性を高める
ことができる。
【0055】次に、周波数調整部31,32によって周
波数を調整する場合の動作について、代表として基板2
の右側後方に位置した周波数調整部31を例に挙げ、図
4を参照しつつ説明する。
【0056】ここで、前述した如く、周波数調整部31
を構成する可動側調整電極15と固定側調整電極25と
に直流電源33からバイアス電圧が印加されると、先端
面15Bと先端面25Bとの間には静電引力が発生し、
第1の振動子8を調整用固定部23側に引張る。しか
し、第1の振動子8は第1の支持梁7によってX軸、Z
軸方向にのみ変位可能となって、該第1の振動子8はY
軸方向にはほとんど変位しないから、先端面15Bと先
端面25Bとが正対する位置(対向面積が最大となる位
置)まで第1の振動子8をX軸方向に移動させようとす
る復帰力Rが発生する。なお、第1の支持梁7がX軸方
向に撓んでいないときには、実線で示すように、先端面
15Bと先端面25Bとが対面する位置となり、この位
置を初期位置とする。
【0057】次に、振動発生部27に駆動信号を印加し
て第1の振動子8が右側の二点鎖線で示す位置に移動す
ると、第1の振動子8には、周波数調整部31による復
帰力Rと第1の振動子8のばね定数Kによるばね力SF
とが同じ方向に作用する。そして、第1の支持梁7の初
期位置に戻そうとするばね力SFには、復帰力Rの分が
加算され、このばね力SFは見掛け上高くなり、支持針
7のばね定数kを高めることができる。
【0058】しかも、一般的に共振周波数fは、下記の
数4によって設定されることは知られている。
【0059】
【数4】 ただし、m:振動子の質量 K:振動子のばね定数
【0060】この数4に示すように、前述した如く、周
波数調整部31にバイアス電圧を印加して第1の支持梁
7のばね定数kを高めることにより、第1の振動子8の
共振周波数f1 を高めることができる。しかも、この共
振周波数f1 は、周波数調整部31に印加されるバイア
ス電圧の値を変えれば共振周波数f1 を変化させること
ができ、第2の振動子10の共振周波数f2 が共振周波
数f1 よりも高い場合にも、両者の周波数を近づけるこ
とができる。
【0061】然るに、本実施の形態では、第1の振動子
8には周波数調整部31を設け、第2の振動子10に周
波数調整部32を設けているから、周波数調整部31,
32に印加するバイアス電圧を制御することによって、
共振周波数f1 ,f2 をそれぞれ別個に調整することが
できる。
【0062】かくして、本実施の形態による角速度セン
サ1では、シリコン加工による製造上の誤差によって、
第1の振動子8の共振周波数f1 と第2の振動子10の
共振周波数f2 とがずれていた場合でも、周波数調整部
31,32に対し、直流電源33からのバイアス電圧を
それぞれ印加することにより、第1の支持梁7のばね定
数、第2の支持梁9のばね定数を見掛け上変化させ、第
1の振動子8の共振周波数f1 と第2の振動子10の共
振周波数f2 とを同調するように調整することができ
る。
【0063】これにより、角速度センサ1では、第1の
振動子8と第2の振動子10とを振動発生部27,28
によってX軸方向に音叉振動させたとき、周波数調整部
31,32に印加する電圧の値を調整し、第1の振動子
8の共振周波数f1 と第2の振動子10の共振周波数f
2 とを同調させた上で、この共振周波数f1 ,f2 に駆
動信号の振動周波数f0 を合わせることにより、第1の
振動子8と第2の振動子10とを、X軸方向に大きな振
幅で音叉振動させることができる。
【0064】この結果、Y軸回りに角速度Ωを加えたと
きに、振動子8,10がZ軸方向に交互に大きく変位
し、変位検出部29,30でこの振動子8,10のZ軸
方向への大きな変位を検出する。従って、角速度センサ
1では、変位検出部29,30から検出された検出信号
VA ,VB を差算することにより、Z軸方向に加わる加
速度等のノイズを除去した上で、角速度Ωを高精度に検
出することができる。
【0065】しかも、角速度センサ1は、製造後に外部
から印加するバイアス電圧を調整することにより、製造
誤差を補って角速度の検出感度を高めることができ、角
速度センサ1の歩留を高め、生産性を向上することがで
きる。さらに、経時劣化等によって振動子8,10の共
振周波数f1 ,f2 が変化した場合でも、この周波数f
1 ,f2 を調整することができるから、長期に亘って角
速度を正確に検出することができ、信頼性と寿命を伸ば
すことができる。
【0066】次に、図5に基づいて、本発明による第2
の実施の形態に適用される角速度センサについて述べ
る。本実施の形態の特徴は、周波数調整手段によって発
生する力を振動子が振動する方向に発生させる構成とし
たことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1
の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0067】41は周波数調整部で、該周波数調整部4
1は、可動側調整電極15と固定側調整電極25とによ
って構成されている。また、可動側調整電極15の各先
端面15Bと固定側調整電極25の各先端面25Bと
は、X軸方向にずらせて対面する構成としている。
【0068】ここで、周波数調整部41を構成する可動
側調整電極15と固定側調整電極25とに直流電源33
からバイアス電圧が印加すると、先端面15Bと先端面
25Bとの間には静電引力が発生しようとするが、先端
面15Bと先端面25Bとは重なり合う部分がないか
ら、静電引力はほとんど発生しない。なお、第1の支持
梁7がX軸方向に撓んでいないときには、実線で示すよ
うに、先端面15Bと先端面25Bとが重なり合ってい
ない位置を初期位置としている。
【0069】次に、振動発生部27に駆動信号を印加し
て第1の振動子8が右側の二点鎖線で示す位置に移動す
ると、先端面15Bと先端面25Bとが重なり合って静
電引力が発生し、この静電引力は振動子8が音叉振動さ
せる力に付与する付与力Pとして作用する。そして、第
1の振動子8には、周波数調整部31による付与力P
と、第1の振動子8のばね定数Kによるばね力SFとは
それぞれ反対向きに作用するから、第1の支持梁7の初
期位置に戻そうとするばね力SFには、付与力Pの分が
差算され、このばね力SFは支持針7のばね定数kを見
掛け上低くすることができる。
【0070】かくして、本実施の形態による角速度セン
サでは、シリコン加工による製造上の誤差によって発生
する第1の振動子8の共振周波数f1 と第2の振動子1
0の共振周波数f2 とがずれていた場合でも、周波数調
整部41に直流電源33からバイアス電圧を印加するこ
とにより、第1の支持梁7のばね定数を見掛け上低く
し、第1の振動子8の共振周波数f1 を低くして第2の
振動子10の共振周波数f2 に調整することができる。
【0071】この結果、前述した第1の実施の形態によ
る角速度センサ1と同様に、振動子8,10をX軸方向
に大きな振幅で音叉振動させることができ、Y軸回りに
角速度Ωが加わったときの振動子8,10のZ軸方向の
変位を大きくし、検出感度を高めることができる。
【0072】なお、第1の実施の形態による周波数調整
部31は、振動子8が振動したときにばね力SFを助け
る復帰力Rを発生して振動子8の共振周波数を高め、第
2の実施の形態による周波数調整部41は、振動子8が
音叉振動するときの振動力を助ける付与力Pを発生して
振動子8の共振周波数を低めた場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、この周波数調整部31,41を
組合せて用いてもよい。この場合、周波数調整部31,
41の配置は、基板2に対して右側後方と左側前方、右
側前方と左側後方とに分けてそれぞれ交互に設けるよう
にしてもよい。
【0073】また、第1の実施の形態では、第1の振動
子8に対して2個の周波数調整部31を設け、第2の振
動子10に対して2個の周波数調整部32を設けるよう
にしたが、それぞれ1個づつ設けても、いずれかの1箇
所に設けてもよいことは勿論である。
【0074】さらに、実施の形態では、2つの振動子を
もった角速度センサについて述べたが、特開平7−21
8268号公報の図5に示すように、振動子を4個配置
して互いに共鳴する振動子を有するものに適用してもよ
い。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、第1の振動子の周波数と第2の振動子の周波数と
が同調するように調整する調整手段を設けたから、第1
の振動子の周波数と調整して第2の振動子の周波数とを
調整することにより、第1,第2の振動子を第1の軸方
向に大きな振幅をもって音叉振動させることができる。
この状態で、第2の軸回りに角速度が加わったときに
は、第1,第2の振動子を第3の軸方向に大きな変位で
振動させ、この変位を変位検出手段で検出することによ
り、角速度の検出感度を高めることができる。
【0076】請求項2の発明では、周波数調整手段を、
第1,第2の振動子のうち、一方の振動子に第2の軸方
向に突出して設けられたくし状の可動側調整電極と、該
可動側調整電極に第2の軸方向で対向して配置されたく
し状の固定側調整電極と、該固定側調整電極と可動側調
整電極との間にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印
加手段とから構成したから、第1の振動子に設けた可動
側調整電極と固定側調整電極との間に、バイアス電圧を
印加すると、可動側調整電極と固定側調整電極との間に
は静電引力が発生し、この静電引力が第1の振動子のば
ね定数を変化させ、周波数を変化させる。これにより、
第1の振動子の周波数と第2の振動子の周波数とを調整
することができ、製造時の歩留を高め、生産性を向上す
ることができる。
【0077】請求項3の発明では、可動側調整電極を構
成する電極板の先端面と固定側調整電極を構成する電極
板の先端面とを、第2の軸方向で対面する構成としたか
ら、バイアス電圧を固定側調整電極と可動側調整電極と
の間に印加すると、先端面が対面した電極板間に静電引
力が発生する。この状態で、振動子を音叉振動させる
と、周波数調整手段から発生する静電引力は振動子を元
の位置に戻す復帰力として作用する。このため、振動子
のばね定数を見掛け上高くし、この振動子の周波数を高
めることができる。
【0078】請求項4の発明では、可動側調整電極を構
成する電極板の先端面と固定側調整電極を構成する電極
板の先端面とは、第1の軸方向にずらせて対面する構成
としたから、バイアス電圧を固定側調整電極と可動側調
整電極との間に印加したとしても、先端面が重なり合っ
ていないから、各先端面間には静電引力が発生していな
い。この状態で、振動子を音叉振動させると、先端面が
重なり合い静電引力が発生し、この静電引力は振動子が
音叉振動させる力に付与する付与力として作用する。こ
のため、振動子のばね定数を見掛け上低くし、この振動
子の周波数を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態による角速度セ
ンサを示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態による角速度センサの平面図
である。
【図3】図2中の矢示III −III 方向からみた縦断面図
である。
【図4】基板上に形成された周波数調整部を拡大して示
す平面図である。
【図5】第2の実施の形態による周波数調整部を拡大し
て示す平面図である。
【符号の説明】
1 角速度センサ 2 基板 7 第1の支持梁 8 第1の振動子 9 第2の支持梁 10 第2の振動子 27,28 振動発生部 29,30 変位検出部 31,32,41 周波数調整部 33 直流電源(バイアス電圧印加手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの組からなる第1,第2
    の振動子と、該第1,第2の振動子を第1の軸方向に音
    叉振動させる振動発生手段と、該振動発生手段により前
    記第1,第2の振動子を第1の軸方向に音叉振動させた
    状態でこの第1の軸と直交する第2の軸回りに角速度が
    作用したとき、第1,第2の振動子とが第1,第2の軸
    に直交する第3の軸方向に変位するときの変位を検出す
    る変位検出手段とを備えてなる角速度センサにおいて、 前記第1の振動子の周波数と第2の振動子の周波数とが
    同調するように調整する周波数調整手段を設けたことを
    特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記周波数調整手段は、前記第1,第2
    の振動子のうち、一方の振動子に第2の軸方向に突出し
    て設けられたくし状の可動側調整電極と、該可動側調整
    電極に第2の軸方向で対向して配置されたくし状の固定
    側調整電極と、該固定側調整電極と可動側調整電極との
    間にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段とか
    ら構成してなる請求項1記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記可動側調整電極を構成する電極板の
    先端面と前記固定側調整電極を構成する電極板の先端面
    とは、第2の軸方向で対面する構成としてなる請求項2
    記載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記可動側調整電極を構成する電極板の
    先端面と前記固定側調整電極を構成する電極板の先端面
    とは、第1の軸方向にずらせて対面する構成としてなる
    請求項2記載の角速度センサ。
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