JP2000072309A - 枚葉輪転印刷機における吸引装置 - Google Patents

枚葉輪転印刷機における吸引装置

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JP2000072309A
JP2000072309A JP10245733A JP24573398A JP2000072309A JP 2000072309 A JP2000072309 A JP 2000072309A JP 10245733 A JP10245733 A JP 10245733A JP 24573398 A JP24573398 A JP 24573398A JP 2000072309 A JP2000072309 A JP 2000072309A
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Takanobu Aoki
孝暢 青木
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排紙装置での紙揃えを良好にするとともに、
品質の向上を図る。 【解決手段】 ステー17に固定されたそれぞれのダク
ト部材31に、3個の吸引車30A,30B,30Cが
回転自在に支持されている。モータ21によって回転す
る駆動軸20と一体的に回転する3個のギア51の歯
は、吸引車30A,30B,30Cの吸引孔に噛合して
いる。そして、両側の吸引車30B,30Cは、紙搬送
方向Aの流側の端部が流側の端部より互いに離間す
るように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉輪転印刷機の
排紙装置に設けられ搬送紙を摺接させながら吸引するこ
とにより、紙の速度を減速させるために使用される枚葉
輪転印刷機における吸引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】枚葉輪転印刷機において、印刷ユニット
で印刷された紙は、圧胴の爪から排紙チェーンの爪にく
わえ替えられて搬送され、搬送終端部で爪のくわえから
解放されて落下して紙積台上に積載される。このような
排紙装置において、搬送される紙は先端を爪でくわえら
れているだけであるから、紙尻がばたついたりあるいは
紙がくわえから解放されて落下するときに走行慣性が残
ったりして積載時に紙端が揃わないので、これを防止す
るために搬送終端部近傍に吸引面を備えた複数個の吸引
車を紙幅方向に並設し、爪のくわえから解放された紙を
周面に吸着させることにより、紙の走行を減速させるこ
とが行われている。この吸引装置には、排紙装置の紙搬
送方向の上流側に印刷紙の搬送速度よりも遅い周速度で
回転する吸引車が備えられ、この吸引車の周面には吸引
エア源に接続されて紙を摺接させながら吸引する吸引面
が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の枚葉輪転印刷機における吸引装置では、図7に
示すように、吸引車60A,60B間において、紙7の
自重によって紙7の中央部がたるむ、いわゆるだれが発
生する。このだれが発生すると、排紙装置での紙揃いが
悪くなるばかりではなく、紙の幅方向の中央部分に設け
られた吸引車60Aの周端縁のエッジ部61,61に紙
のだれた部分が摺接したり、また、紙のだれた部分と吸
引車60A,60Bを支持するシャフトとが干渉するた
め傷が付く。特に、両面印刷機においては、吸引車に摺
接することによって発生する印刷面の傷を低減させるた
めに、印刷面の余白部分にのみ吸引車を設置しているた
め、吸引車の数が極力少なくなってしまうので、吸引車
間の間隔が大きくなっているとともに、印刷面のない余
白部に合わせて吸引車の幅を小さく形成している。この
ため、片面刷の場合よりも紙のだれが大きくなり、印刷
された裏面に傷が付きやすく、品質を低下させていた。
【0004】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、排紙装置での
紙揃えを良好にするとともに、品質の向上を図った枚葉
輪転印刷機における吸引車装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る枚葉輪転印刷機における吸引装置は、
シート状物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の紙搬
送方向の上流側であって前記シート状物の下側において
シート状物の幅方向に設けられ、吸引エア源に接続され
前記シート状物を摺接させながら吸引する複数の吸引面
が設けられた枚葉輪転印刷機における吸引装置におい
て、前記複数の吸引面のうち両端側に位置する少なくと
も一対の吸引面を、これら吸引面の紙搬送方向の上流側
の端部が下流側の端部より互いに離間するように設けた
ものである。したがって、シート状物の両端部が両端側
に位置する一対の吸引面によってシート状物の幅方向に
拡げられるように引っ張られる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明の枚葉輪転印刷機の排
紙装置の側面図、図2は同じく吸引装置の平面図、図3
(a)は図2におけるIII(a)-III(a) 線断面図、
同図(b)は図2におけるIII(b)-III(b) 線断面
図である。図4(a)は図2におけるIV(a)-IV
(a) 線断面図、(b)は同図(a)におけるIV
(b)-IV(b) 線断面図、図5は図2におけるV-V 線
断面図、図6は同じく紙の吸着状態を模式的に示した平
面図である。
【0007】図1において、符号1で示すものは排紙装
置であって、この排紙装置1の相対向する一対のフレー
ム2a,2bの前後には、それぞれ一対のスプロケット
3,3、スプロケット4,4(フレーム2a側のスプロ
ケット3,4は図示せず)が回転自在に設けられてい
る。これらスプロケット3,3とスプロケット4,4間
には、それぞれ一対の排紙チェーン5,5(フレーム2
a側の排紙チェーン5は図示せず)が張架されている。
【0008】これら一対の排紙チェーン5,5間には、
爪竿6が一定の間隔で掛け渡され、各爪竿6には、図示
を省略した爪と爪台とからなるくわえ爪装置が設けられ
ている。このような構成において、図示しない印刷装置
本体により印刷された紙7は、くわえ爪装置にくわえら
れた状態で排紙チェーン5の走行により図中矢印A方向
に搬送され、搬送終端部でくわえ爪装置から解放されて
紙積台8上に落下し積載される。紙積台8上に落下して
積載される紙7は、前端を紙当て9に当接させて天地方
向が揃えられ、左右方向を横寄せ板10によって揃えら
れる。このような排紙装置1の搬送終端部の上流側に
は、搬出され紙積台8へと移される紙7の走行慣性を低
減するための吸引車装置12が設けられている。
【0009】以下、図2に基づいて吸引車装置12を説
明する。吸引装置12には、相対向する一対のフレーム
15,16が備えられ、これらフレーム15,16間に
は、一対のステー17,18が掛け渡され、図示を省略
した駆動装置によって吸引装置12を紙7の天地方向へ
の移動を伝える軸19が横架されている。20は両フレ
ーム15,16間に回転自在に支持された駆動軸であっ
て、この駆動軸20のフレーム16から突出した突出端
部には、フレーム16に固定されたモータ21の軸22
がカップリング23を介して連結されている。
【0010】ステー17には、吸引車30A,30B,
30Cがそれぞれ設けられた3個の吸引車ユニット25
A,25B,25Cが支持されている。まず、これら吸
引車ユニットのうち、中央に位置する吸引車ユニット2
5Aについて、図3(a)に基づいて説明する。吸引車
ユニット25Aは、吸引車30Aと、この吸引車30A
を回転自在に支持するとともに吸引エアの通路を形成す
る一対のダクト部材31,31と、これらダクト部材3
1と吸引車30Aとの間に介在する一対の蓋部材32,
32とによって構成されている。
【0011】吸引車30Aには、両側面および周端面が
開口したスリット状の多数のエア通路30aが吸引車3
0Aの回転方向に等ピッチに形成され、周端面の開口は
吸引孔30bを形成し、この吸引孔30bも吸引車30
Aの周方向に等ピッチに多数設けられている。蓋部材3
2は平板状部材によって外径が吸引車30Cの外径と略
同じに形成され、上部側に側面視半円形の窓32aが穿
設されている。ダクト部材31は一方の側面が開口した
中空部31aが形成され、この中空部31aの下部側
に、図示しないエア管に一端側が接続されたホース40
の他端が接続されている。
【0012】このような構成において、一対の蓋部材3
2,32は、一対のダクト部材31,31のそれぞれに
止ねじ33によって固定されている。吸引車30Aはこ
れら一対の蓋部材32,32に挟持されるようにして、
一対のダクト部材31,31の中心孔に嵌挿され止ねじ
35によってダクト部材31に固定された軸34Aに、
ベアリングを介して回転自在に支持されている。このよ
うな構成の吸引車ユニット25Aは、一対のダクト部材
31,31がボルト37によって取付台38に固定され
ることによって、この取付台38を介してステー17に
取り付けられている。また、吸引車30Aのエア通路3
0a、蓋部材32の窓32a、ダクト部材31の中空部
31aが連通され、この吸気孔30b周辺の外気は、エ
ア通路30a、窓32a、中空部31aおよびホース4
0を介して吸引エア源に吸引され、紙7が吸引車30A
の周面に吸着されるように構成されている。このように
して取り付けられた吸引車ユニット25Aの吸引車30
Aは、図2に示すように、紙搬送方向の上流側と下流側
の両端部とが紙の紙搬送方向Aと同じ方向に位置付けら
れている。
【0013】吸引車ユニット25Bと吸引車ユニット2
5Cとは、紙搬送方向の下流側の端部の傾き方向が異な
るように左右対称に組み付けられているだけで他の構造
は同じであるので、以下、吸引車ユニット25Cについ
てのみ、図3(b)に基づいて説明する。吸引車ユニッ
ト25Cは、吸引車30Cと、上述したダクト部材31
と、これらダクト部材31と吸引車30Cとの間に介在
する上述した蓋部材31とによって構成されている。吸
引車30Cには、一方の側面と周端面とが開口したスリ
ット状の多数のエア通路30aが吸引車30Cの回転方
向に等ピッチに形成され、周端面の開口は吸引孔30b
を形成し、この吸引孔30bも吸引車30Cの周方向に
等ピッチに多数設けられている。
【0014】このような構成において、蓋部材32は、
窓32aが中空部31aに対向するようにして、ダクト
部材31に止ねじ33によって固定されている。ダクト
部材31の中心孔には軸34Cが嵌挿され、この軸34
Cは止ねじ35によってダクト部材31に固定されてお
り、この軸34Cにベアリングを介して吸引車30Aは
回転自在に支持されている。このような構造の吸引車ユ
ニット25Cは、ダクト部材31がボルト37によって
取付台38に固定されることによって、この取付台38
を介してステー17に取り付けられている。また、吸引
車30Cのエア通路30a、蓋部材32の窓32a、ダ
クト部材31の中空部31aが連通され、吸引車30C
の吸気孔30b周辺の外気は、エア通路30a、窓32
a、中空部31aおよびホース40を介して吸引エア源
に吸引され、紙7が吸引車30Cの周面に吸着されるよ
うに構成される。そして、このようにして取り付けられ
た吸引車30Cは、図2に示すように、紙7の紙搬送方
向Aの下流側の端部が、紙7の紙搬送方向Aに対して角
度αだけ紙の幅方向の外側に傾けられている。
【0015】図2中左側に設けられた吸引車ユニット2
5Bの吸引車30Bは、紙7の紙搬送方向Aの下流側の
端部が、紙7の紙搬送方向Aに対して角度αだけ紙の幅
方向の搬送方向の下流側に向かって拡がるように外側に
傾けられている。すなわち、左右の吸引車ユニット25
B,25Cの吸引車30Bと吸引車30Cとは、紙7の
紙搬送方向Aの下流側の両端部が、紙7の紙搬送方向A
に対して互いに離間する方向に傾けられている。
【0016】次に、図3(b)、図4、図5に基づいて
吸引車30B,30Cを回転駆動する構造を説明する。
図3(b)に示すように、吸引車ユニット25Cに近接
して取付台38には、ボルト43によって支持部材42
が取り付けられ、この支持部材42は、図2に示すよう
に、紙7の紙搬送方向Aと反対方向に駆動軸20まで延
設されている。この延設部には、図4(a)に示すよう
に、貫通孔42aが形成され、この貫通孔42aの内径
は、駆動軸20の外径よりも大きく形成されており、こ
の内周部にベアリング46が設けられている。
【0017】図4において、47は駆動軸20に嵌挿さ
れたスリーブであって、大径部と小径部とからなり係合
部47aが形成され、小径部の端部の互いに対向する部
位の一部が切り欠かれて二股状に形成され、同図(b)
に示す正面視において互いに対向する円弧状の一対の回
転伝達部47b,47bが形成されている。このスリー
ブ47の小径部は、上述した支持部材42の貫通孔42
aにベアリング46を介して嵌挿され、貫通孔42aが
スリーブ47の係合部47aと抜け止めリング部材48
とで挟持されることによって、貫通孔42aに対するス
リーブ47の軸方向の移動が規制されている。
【0018】スリーブ47の回転伝達部47b,47b
間には、一対の円弧状の保持部材49,49が介装さ
れ、この保持部材49の外径は回転伝達部47bの外径
よりもわずかに大きく形成されている。この保持部材4
9の外周部には、両端部に一対の把持部50a,50a
が設けられたコイルスプリング50が巻回され、保持部
材49はこのコイルスプリング50の締付力によって駆
動軸20に圧接されている。したがって、このコイルス
プリング50の締付力によって、保持部材49は駆動軸
20の回転に追従して一体的に回転し、一対の保持部材
49,49間に設けられた一対の回転伝達部47b,4
7bも回転するので、駆動軸20の回転はスリーブ47
に伝達される。
【0019】スリーブ47の大径部には、図5に示すよ
うに、スリーブ47と一体的に回転するギア51が嵌合
固定され、このギア51の歯は吸引車30Cの吸引孔3
0bと同じピッチで形成され、この吸引孔30bに噛合
している。したがって、駆動軸20がモータ21によっ
て回転すると、保持部材49,スリーブ47を介してギ
ア51が回転するので、吸引車30cもダクト部材31
の軸34Cを回転中心として回転する。この場合、ギア
51と吸引車30Cの回転軸である駆動軸20と軸34
Cとが平行ではなく、角度αだけ傾いてはいるが、吸引
孔30bが長方形の開口であり、かつギア51の歯の先
端が面取りされていることにより、吸引車30Cを回転
させるのに支障をきたすようなことはない。
【0020】他方の吸引車30Bも、吸引車30Cを回
転駆動させる構造と同じ構造によってギア51を介して
回転伝達される。中央の吸引車30Aの吸引孔30bに
は、駆動軸20に直接軸着したスリーブ52に嵌合固定
されたギア51の歯が噛合し、吸引車30Aが回転駆動
されるように構成されている。
【0021】このように、紙7の搬送方向Aに対して角
度αだけ傾いた吸引車30Cを回転駆動させるのに、駆
動軸20と一体的に回転するギア51の歯を、吸引車3
0Cの吸引孔30bに直接噛合させるようにしたことに
より、部品点数が削減され構造が簡素化される。また、
1本の駆動軸20によって、紙7の搬送方向Aに対して
傾いた吸引車30B,30Cと傾いていない吸引車30
Aとの両方を回転駆動させることができるので、装置の
小型化を図ることができる。
【0022】次に、このような構成枚葉輪転印刷機の吸
引車装置における搬送される紙7の吸引動作を説明す
る。印刷後、爪竿6に支架された図示を省略したくわえ
爪装置にくわえられて排紙紙積台8方向(図中矢印A方
向)へ搬送される紙7は、くわえ端が吸引車30A,3
0B,30Cを過ぎると紙7はこれら吸引車30A,3
0B,30Cに摺接して走行する。このとき、モータ2
1が回転しており、駆動軸20も回転し、スリーブ4
7,47,52を介して3個のギア51,51,51が
回転するので、3個の吸引車30A,30B,30Cが
回転する。また、図示を省略した吸引エア源が始動され
ていて、吸引車30A,30B,30Cの周辺の外気が
吸引孔30bに吸引されるので、紙7は吸引車30A,
30B,30Cの周面に吸着されながら搬送される。し
たがって、紙の速度がくわえ側の搬送速度よりも遅くな
り、紙7が緊張して走行慣性が減衰するので、紙積台8
上への落下積載時の紙揃いが良好になる。
【0023】ここで、図6に示すように、両端の一対の
吸引車30B,30Cの紙搬送方向Aの下流側の端部が
互いに離間するように設けられているので、これら吸引
車30B,30Cの周面に吸着されながら搬送される紙
7の両端部は、図中矢印B方向に搬送される。したがっ
て、紙7は紙7の幅方向である矢印C方向に引っ張られ
ながら搬送されることになり、紙7の中央部のだれが矯
正されて、紙7は略水平状態を保って3個の吸引車30
A,30B,30Cに吸着される。したがって、搬送中
に中央の吸引車30Aの周端縁のエッジ部もしくは吸引
車30A,30B,30Cを支持するシャフトと紙のだ
れた印刷面との干渉による紙7の裏面に付く傷の量が大
幅に低減され、印刷品質が向上する。
【0024】
【実施例】角度αを5°としているが、わずかでも傾斜
すればよく、また、角度αを大きくすればするほど紙7
に緊張を与えることが可能である。
【0025】なお、本実施の形態では、両端に位置する
一対の吸引車30B,30Cのみを、これら吸引車30
B,30Cの紙搬送方向の下流側の端部が互いに離間す
るように設けたが、吸引車の合計が4個以上の場合に
は、必要に応じて両端側に位置する他の対をなす吸引車
も同じように設けてもよい。また、吸引装置として吸引
車30B,30Cとしたが、走行する無端状の平ベルト
としてもよく、この場合平ベルトを駆動軸20に対して
紙7の紙搬送方向Aに対して角度αだけ傾けるようにす
ればよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、両端側の一対の吸引車によって、シート状物
の両端部がシート状物の幅方向に拡がるように引っ張ら
れることにより、シート状物の中央部が緊張し水平状態
になるので、中央に設けた吸引車の周端縁によって、も
しくは吸引車30A,30B,30Cを支持するシャフ
トと紙のだれた印刷面との干渉によってシート状物に傷
が付くのを防止でき、シート状物の品質が向上するとと
もに、排紙装置におけるシート状物の揃いも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の排紙装置の側
面図である。
【図2】 本発明に係る枚葉輪転印刷機における吸引装
置の平面図である。
【図3】 (a)は図2におけるIII(a)-III(a)
線断面図、(b)は図2におけるIII(b)-III(b)
線断面図である。
【図4】 (a)は図2におけるIV(a)-IV(a) 線
断面図、(b)は同図(a)におけるIV(b)-IV
(b) 線断面図である。
【図5】 図2におけるV-V 線断面図である。
【図6】 本発明に係る枚葉輪転印刷機における吸引装
置の吸引車上で搬送される印刷物の状態を模式的に示し
た平面図である。
【図7】 従来の枚葉輪転印刷機における吸引装置の吸
引車上で搬送される印刷物の状態を示す模式図で、
(a)は斜視図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1…排紙装置、7…紙、12…吸引装置、20…駆動
軸、25A,25B,25C…吸引車ユニット、30
A,30B,30C…吸引車、30b…吸引孔、31…
ダクト部材、40…ホース、42…支持部材、47…ス
リーブ、50…コイルスプリング、51…ギア。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月18日(1999.8.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る枚葉輪転印刷機における吸引装置は、
シート状物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の紙搬
送方向の上流側であって前記シート状物の下側において
シート状物の幅方向に設けられ、吸引エア源に接続され
前記シート状物を摺接させながら吸引する複数の吸引面
が設けられた枚葉輪転印刷機における吸引装置におい
て、前記複数の吸引面のうち両端側に位置する少なくと
も一対の吸引面を、これら吸引面の紙搬送方向の流側
の端部が流側の端部より互いに離間するように設けた
ものである。したがって、シート状物の両端部が両端側
に位置する一対の吸引面によってシート状物の幅方向に
拡げられるように引っ張られる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】これら一対の排紙チェーン5,5間には、
爪竿6が一定の間隔で掛け渡され、各爪竿6には、図示
を省略した爪と爪台とからなるくわえ爪装置が設けられ
ている。このような構成において、図示しない印刷装置
本体により印刷された紙7は、くわえ爪装置にくわえら
れた状態で排紙チェーン5の走行により図中矢印A方向
に搬送され、搬送終端部でくわえ爪装置から解放されて
紙積台8上に落下し積載される。紙積台8上に落下して
積載される紙7は、前端を紙当て9に当接させて天地方
向が揃えられ、左右方向を横寄せ板10によって揃えら
れる。このような排紙装置1の搬送終端部の上流側に
は、搬出され紙積台8へと移される紙7の走行慣性を低
減するための吸引装置12が設けられている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】以下、図2に基づいて吸引装置12を説明
する。吸引装置12には、相対向する一対のフレーム1
5,16が備えられ、これらフレーム15,16間に
は、一対のステー17,18が掛け渡され、図示を省略
した駆動装置によって吸引装置12を紙7の天地方向へ
の移動を伝える軸19が横架されている。20は両フレ
ーム15,16間に回転自在に支持された駆動軸であっ
て、この駆動軸20のフレーム16から突出した突出端
部には、フレーム16に固定されたモータ21の軸22
がカップリング23を介して連結されている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状物を排紙する排紙装置と、この
    排紙装置の紙搬送方向の上流側であって前記シート状物
    の下側においてシート状物の幅方向に設けられ、吸引エ
    ア源に接続され前記シート状物を摺接させながら吸引す
    る複数の吸引面が設けられた枚葉輪転印刷機における吸
    引装置において、前記複数の吸引面のうち両端側に位置
    する少なくとも一対の吸引面を、これら吸引面の紙搬送
    方向の上流側の端部が下流側の端部より互いに離間する
    ように設けたことを特徴とする枚葉輪転印刷機における
    吸引装置。
JP24573398A 1998-08-31 1998-08-31 枚葉輪転印刷機における吸引装置 Expired - Fee Related JP4050398B2 (ja)

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