JP2000071861A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2000071861A
JP2000071861A JP10246677A JP24667798A JP2000071861A JP 2000071861 A JP2000071861 A JP 2000071861A JP 10246677 A JP10246677 A JP 10246677A JP 24667798 A JP24667798 A JP 24667798A JP 2000071861 A JP2000071861 A JP 2000071861A
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inner lens
color
light
lens
lamp
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JP10246677A
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Toshinori Shigeta
利宣 重田
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重レンズの車両用灯具において、消灯時に
は通常色が得られ、点灯時には濁りがない機能色が得ら
れる。 【解決手段】 消灯時、第1、第2インナーレンズ6
1、62の外側の拡散光学要素群71、72の拡散作用
で拡散された第1、第2インナーレンズ61、62の内
側の有彩色不透明部81、82の色の通常色が得られ
る。点灯時、光源バルブ4からの光であって、反射面5
で反射しカラーキャップ11を透過した着色光が第1、
第2インナーレンズ61、62を拡散透過することによ
り、カラーキャップ11の赤色の機能色が得られる。ま
た、着色光のうち、有彩色不透明部81、82に達した
光は、第1、第2インナーレンズ61、62から出射さ
れず、有彩色不透明部81、82のない部分に達した光
は、第1、第2インナーレンズ61、62から出射され
るので、この第1、第2インナーレンズ61、62を拡
散透過した着色光のみが機能色として得られ、濁りがな
い機能色が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、テール/
ストップランプ、リヤターンシグナルランプ、バックア
ップランプ等々の単体ものや組み合わせたもの(所謂、
リヤーコンビネーションランプ)等の車両用灯具であっ
て、光源バルブの消灯時における見える色(以下、通常
色と称する)と点灯時における見える色(以下、機能色
と称する)とが異なる車両用灯具に係り、特に、多重レ
ンズの車両用灯具において、消灯時には通常色が得ら
れ、点灯時には濁りがない機能色が得られる車両用灯具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用灯具としては、例えば、
特許公報第2549933号に記載のものがある。この
車両用灯具は、ランプハウジング及びアウターレンズに
より画成された灯室と、前記灯室内に配置された光源バ
ルブと、前記光源バルブからの光を前記アウターレンズ
側に平行光として反射させる反射面と、前記アウターレ
ンズと前記光源バルブ及び前記反射面との間に配置され
たインナーレンズ及びカラーフィルタと、前記インナー
レンズの前記光源バルブ及び前記反射面側の面に設けら
れた拡散光学要素群(所謂拡散プリズム素子群)として
の拡散ステップと、前記インナーレンズの前記アウター
レンズ側の面に設けられた有彩色透明性膜と、を備えた
ものである。
【0003】この車両用灯具において、光源バルブの消
灯時には、太陽光等の外来光がアウターレンズを経て有
彩色透明性膜を透過し、その透過光が拡散ステップで屈
折反射し、その屈折反射光がアウターレンズから出射
し、また太陽光等の外来光がアウターレンズを経て拡散
ステップで屈折反射し、その屈折反射光が有彩色透明性
膜を透過し、その透過光がアウターレンズから出射し、
有彩色透明性膜の色、例えば赤色の通常色が得られる。
また、光源バルブの点灯時には、光源バルブからの光が
反射面で平行に反射され、その平行反射光がカラーフィ
ルタを透過し、その透過光(赤色光)がインナーレンズ
を経て、一部分の有彩色透明性膜、例えば青緑色の透明
性膜を透過した光(白色光)と、他の部分の透過しない
光(赤色光)とが加色混合されて白色の機能色が得られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用灯具は、点灯時には、カラーフィルタを透過し
た透過光の一部分の有彩色透明性膜を透過した光と、他
の部分の透過しない光とが加色混合されるので、濁った
機能色しか得られない等の課題が有る。
【0005】本発明の目的は、多重レンズの車両用灯具
において、消灯時には通常色が得られ、点灯時には濁り
がない機能色が得られる車両用灯具を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ランプハウジング及び無色透明のアウ
ターレンズにより灯室が画成されており、その灯室内に
光源バルブとその光源バルブからの光をアウターレンズ
側に反射させる反射面とが配置されており、かつ灯室内
であって、アウターレンズと光源バルブ及び反射面との
間に無色透明の第1インナーレンズ及び第2インナーレ
ンズが配置されており、かつ、その第1インナーレンズ
及び第2インナーレンズ及びアウターレンズと光源バル
ブ及び反射面との間に機能色透明のカラーフィルタが配
置されており、その第1インナーレンズの外面、すなわ
ちアウターレンズと対向する側の面に上下方向拡散の拡
散光学要素群が設けられており、また、その第2インナ
ーレンズの外面、すなわちアウターレンズと対向する側
の面に左右方向拡散の拡散光学要素群が設けられてお
り、かつ、その第1インナーレンズ及び第2インナーレ
ンズの内面側、すなわちカラーフィルタ及び光源バルブ
及び反射面と対向する側の面に有彩色不透明部がそれぞ
れ設けられている、ことを特徴とする。
【0007】この結果、本発明の車両用灯具は、以上の
構成により、消灯時には、第1インナーレンズ及び第2
インナーレンズの外側の拡散光学要素群の拡散作用で拡
散された第1インナーレンズ及び第2インナーレンズの
内側の有彩色不透明部の色の通常色が得られる。また、
太陽光等の外来光による疑似点灯の虞がない。すなわ
ち、外来光が灯室内に入射したとしても、その外来光が
アウターレンズ及び第1インナーレンズ及び第2インナ
ーレンズを透過する間に減衰し、かつその減衰した入射
光がカラーフィルタで反射して第1インナーレンズ及び
第2インナーレンズ及びアウターレンズを透過して外部
に出射される間に再び減衰するため、カラーフィルタの
機能色は見えない。
【0008】点灯時には、光源バルブからの光であっ
て、反射面で反射してカラーフィルタを透過した着色
光、又は及びカラーフィルタを透過して反射面で反射し
た着色光が、第1インナーレンズ及び第2インナーレン
ズを拡散透過し、かつ、アウターレンズを経て外部に照
射されることで、カラーフィルタの色の機能色が得られ
る。また、着色光のうち、有彩色不透明部に達した光
は、その有彩色不透明部により、第1インナーレンズ及
び第2インナーレンズから出射されず、有彩色不透明部
のない部分に達した光は、第1インナーレンズ及び第2
インナーレンズから出射されるので、この第1インナー
レンズ及び第2インナーレンズを拡散透過した着色光の
みが機能色として得られることとなり、濁りがない機能
色が得られることとなる。さらに、外来光が灯室内に入
射したとしても、その外来光がアウターレンズ及び第1
インナーレンズ及び又は第2インナーレンズを透過する
間に減衰し、かつその減衰した入射光が有彩色不透明部
で反射して第1インナーレンズ及び又は第2インナーレ
ンズ及びアウターレンズを透過して外部に出射される間
に再び減衰するため、有彩色不透明部の通常色の影響は
受けない。
【0009】このように、多重レンズの車両用灯具にお
いて、消灯時には通常色が得られ、点灯時には濁りがな
い機能色が得られることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具の一実
施形態を添付図面を参照して説明する。この例は、テー
ル/ストップランプについて説明する。
【0011】図において、1はランプハウジングであ
る。このランプハウジング1の前面開口部には、無色透
明のアウターレンズ2が配置されている。このアウター
レンズ2は素通しである。このランプハウジング1及び
無色透明のアウターレンズ2により灯室3が画成される
こととなる。この灯室3内には、光源バルブ4とその光
源バルブ4からの光をアウターレンズ2側に光軸Z−Z
に対して平行な平行光L1として反射させる反射面5と
が配置されている。この反射面5は、例えば回転放物面
からなり、ランプハウジング1に一体に設けられてい
る。なお、反射面5はランプハウジング1と別個のリフ
レクタに設けても良い。この反射面5の焦点(図示せ
ず)の近傍には、光源バルブ4のフィラメント(図示せ
ず)が位置する。
【0012】上述の灯室3内であって、前記アウターレ
ンズ2と前記光源バルブ4及び前記反射面5との間に
は、無色透明の第1インナーレンズ61及び第2インナ
ーレンズ62が配置されている。また、上述の灯室3内
であって、前記第1インナーレンズ61及び第2インナ
ーレンズ62及び前記アウターレンズ2と前記光源バル
ブ4及び前記反射面5との間には、機能色、例えば赤色
の透明のカラーフィルタとしてのカラーキャップ11が
配置されている。
【0013】上述のアウターレンズ2側の第1インナー
レンズ61の外面、すなわちアウターレンズ2と対向す
る側の面には、上下方向拡散の拡散光学要素群71が設
けられている。この上下方向拡散の拡散光学要素群71
は、光を上下方向(垂直方向)に拡散させるものであっ
て、軸が水平方向の円柱(円柱の一部)凸部型、所謂横
かまぼこ型のプリズムから構成されている。
【0014】また、上述の光源バルブ4及び反射面5及
びカラーキャップ11側の第2インナーレンズ62の外
面、すなわちアウターレンズ2及び第1インナーレンズ
61と対向する側の面には、左右方向拡散の拡散光学要
素群72が設けられている。この左右方向拡散の拡散光
学要素群72は、光を左右方向(水平方向)に拡散させ
るものであって、軸が垂直方向の円柱(円柱の一部)凸
部型、所謂縦かまぼこ型のプリズムから構成されてい
る。
【0015】さらに、この第1インナーレンズ61及び
第2インナーレンズ62の内面、すなわち光源バルブ4
及び反射面5及びカラーキャップ11と対向する側の面
には、有彩色、この例では、カラーキャップ11の赤色
と補色の関係が有る青色の不透明部81、82がそれぞ
れ設けられている。
【0016】この有彩色不透明部81、82は、高輝度
のメタリック調の青色が得られるものから構成されてお
り、図3に示すように、第1インナーレンズ61、第2
インナーレンズ62のうち、少なくとも拡散光学要素群
71、72に入射した外来光L2が屈折して出射する範
囲(図3中、太い線にて示す範囲)10以外の部分に配
置されているものであって、図示されていないが、第1
インナーレンズ61の有彩色不透明部81は横縞模様を
なし、第2インナーレンズ62の有彩色不透明部82は
縦縞模様をなすものである。なお、上述の外来光L2と
しては、第1インナーレンズ61の場合、光軸Z−Zと
平行であり、第2インナーレンズ62の場合、拡散光学
要素群72の拡散方向(左右方向、水平方向)に対して
直交する方向(上下方向、垂直方向)でかつ光軸Z−Z
に対してねじれの位置にあるものである。
【0017】また、この有彩色不透明部81、82は、
印刷(例えば、特願平9−109403号に記載の印刷
技術)、ホットスタンプ、塗装、多色成形等々により、
形成される。特に、印刷は、他のホットスタンプの箔を
カットする凸形状のエッジ、塗装のマスクする溝、多色
成形の流動性による厚み(幅)等々が不要であり、ま
た、熱を加えないので、基材、すなわち第1インナーレ
ンズ61及び第2インナーレンズ62の物性的な変化
(歪、変形等々)がない。なお、この有彩色不透明部8
1、82の色は、自動車の車体の色に合せても良い。
【0018】この実施形態における本発明の車両用灯具
は、以上の構成からなるものであるから、消灯時には、
本発明の車両用灯具であるテール/ストップランプ(以
下、単に灯具と称する)が装備された自動車の真後方向
から灯具を見ると、通常色が得られる。
【0019】すなわち、図3に示すように、目E1から
自動車の真後方向から見ると、目E1からの視線である
外来光L2がアウターレンズ2を経て第1インナーレン
ズ61の外側の拡散光学要素群71に光軸Z−Zと平行
に入射しかつ上下方向に屈折して第1インナーレンズ6
1内面側に出射する。このとき、上述の出射光が出射す
る範囲10内には、有彩色不透明部81が配置されてい
ないので、その有彩色不透明部81は見えず、その結
果、第1インナーレンズ61が無色に見えることとな
る。
【0020】また、図3に示すように、外来光L2がア
ウターレンズ2及び第1インナーレンズ61を経て第2
インナーレンズ62の外側の拡散光学要素群72に拡散
光学要素群71の左右拡散方向に対して直交する上下方
向でかつ光軸Z−Zに対してねじれの位置にある方向に
入射しかつ左右方向に屈折して第2インナーレンズ62
内面側に出射する。このとき、上述の出射光が出射する
範囲10内には、有彩色不透明部82が配置されていな
いので、その有彩色不透明部82は見えず、その結果、
第2インナーレンズ62が無色に見えることとなる。
【0021】見る角度(見る向き)を自動車の真後方向
から上下左右方向にに変えると、有彩色不透明部81、
82の青色の通常色が見えることとなる。例えば、図3
に示すように、見る角度を下方向からに変えると、目E
2から斜下方の視線L3が第1インナーレンズ61の外
側の拡散光学要素群71に斜下方に入射しかつ上下方向
に屈折して第1インナーレンズ61の内面側の有彩色不
透明部81に達するので、その有彩色不透明部81の青
色の通常色が見えることとなる。すなわち、青色の第1
インナーレンズ61に見えることとなる。また、図3に
示すように、目E2から斜右方の視線L3が第2インナ
ーレンズ62の外側の拡散光学要素群72に斜右方に入
射しかつ左右方向に屈折して第2インナーレンズ62の
内面側の有彩色不透明部82に達するので、その有彩色
不透明部82の青色の通常色が見えることとなる。すな
わち、青色の第2インナーレンズ62に見えることとな
る。しかも、上述の通常色は、第1インナーレンズ61
及び第2インナーレンズ62の外側の拡散光学要素群7
1、72の拡散作用で拡散された状態で見える。その
上、見る角度を上下左右方向に変えることにより、拡散
光学要素群71、72の拡散作用で拡散された通常色
は、小さくなったり大きくなったり動的変化して見える
こととなる。
【0022】さらに、太陽光等の外来光による疑似点灯
の虞がない。すなわち、外来光が灯室3内に入射したと
しても、その外来光がアウターレンズ2及び第1インナ
ーレンズ61及び第2インナーレンズ62を透過する間
に減衰し、かつその減衰した入射光がカラーキャップ1
1で反射して第2インナーレンズ62及び第1インナー
レンズ61及びアウターレンズ2を透過して外部に出射
される間に再び減衰するため、カラーキャップ11の赤
色の機能色は見えない。
【0023】一方、点灯時には、図4に示すように、光
源バルブ4からの光であって、反射面5で平行に反射し
てカラーキャップ11を透過した着色光としての着色平
行光L1、又は及びカラーキャップ11を透過して反射
面5で平行に反射した着色光としての着色平行光L1
が、第1インナーレンズ61及び第2インナーレンズ6
2を拡散透過し、その着色拡散透過光L4がアウターレ
ンズ2を経て外部に照射され目E3に入ることで、カラ
ーキャップ11の赤色の機能色が得られることとなる。
また、着色平行光L1のうち、有彩色不透明部81、8
2に達した光は、その有彩色不透明部81、82によ
り、第1インナーレンズ61及び第2インナーレンズ6
2から出射されず、有彩色不透明部81、82のない部
分に達した光は、第1インナーレンズ61及び第2イン
ナーレンズ62から出射されるので、この第1インナー
レンズ61及び第2インナーレンズ62を拡散透過した
着色光L4のみが赤色の機能色として得られることとな
り、濁りがない機能色が得られることとなる。特に、拡
散光学要素群71、72の拡散方向から見ると、この図
4においては、目E4から斜下、斜右から見ると、第1
インナーレンズ61及び第2インナーレンズ62の拡散
光学要素群71、72の表面のうち、着色光L4が出射
された部分(図4中、太い線にて示す部分)12がエッ
ジ光として高輝度に光る。なお、図4において、中央に
位置する拡散光学要素群7におけるエッジ光の部分12
の図示は省略されている。
【0024】しかも、外来光が灯室3内に入射したとし
ても、その外来光がアウターレンズ2及び第1インナー
レンズ61及び第2インナーレンズ62を透過する間に
減衰し、かつその減衰した入射光が有彩色不透明部8
1、82で反射して第2インナーレンズ62及び第1イ
ンナーレンズ61及びアウターレンズ2を透過して外部
に出射される間に再び減衰するため、有彩色不透明部8
1、82の通常色の影響は受けない。このように、本発
明は、多重レンズの車両用灯具において、消灯時には通
常色が得られ、点灯時には濁りがない機能色が得られる
こととなる。なお、上述の実施形態においては、有彩色
不透明部8を、第1インナーレンズ61及び第2インナ
ーレンズ62のうち拡散光学要素群71、72に入射し
た外来光L2が屈折して出射する範囲10以外の部分
に、配置したので、自動車の真後方向から見ると、第1
インナーレンズ61及び第2インナーレンズ62が無色
に見えるものであるが、有彩色不透明部8を上述の範囲
10内に設けることにより、自動車の真後方向から見て
も、第1インナーレンズ61及び第2インナーレンズ6
2が青く見え、常時通常色が得られることとなる。ま
た、上述の実施形態において、カラーフィルタとして
は、カラーキャップ11を使用したものであるが、この
カラーキャップ11以外に、カラーフィルムやカラープ
レートやカラーシート等々であっても良い。さらに、上
述の実施形態において、反射面5は、光源バルブ4から
の光をアウターレンズ2及び第1インナーレンズ61及
び第2インナーレンズ62側に平行光L1として反射さ
せるものであるが、光源バルブ4からの光をアウターレ
ンズ2及び第1インナーレンズ61及び第2インナーレ
ンズ62側に平行でない反射光として反射させる反射面
であっても良い。
【0025】なお、上述の実施形態においては、テール
/ストップランプについて説明したが、本発明の車両用
灯具は、その他の灯具、例えば、リヤターンシグナルラ
ンプ、バックアップランプ等々にも適用できる。また、
上述の実施形態においては、機能色としては赤色、通常
色としては青色について説明したが、その機能色や通常
色は特に限定しない。さらに、上述の実施形態において
は、アウターレンズ2側に第1インナーレンズ61を設
け、光源バルブ4及び反射面5及びカラーキャップ11
側に第2インナーレンズ62を設けたものであるが、そ
の逆に、アウターレンズ2側に第2インナーレンズ62
を設け、光源バルブ4及び反射面5及びカラーキャップ
11側に第1インナーレンズ61を設けたものであって
も良い。
【0026】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用灯具は、消灯時には、消灯時には、第1インナーレン
ズ及び第2インナーレンズの外側の拡散光学要素群の拡
散作用で拡散された第1インナーレンズ及び第2インナ
ーレンズの内側の有彩色不透明部の色の通常色が得られ
る。また、太陽光等の外来光による疑似点灯の虞がな
い。すなわち、外来光が灯室内に入射したとしても、そ
の外来光がアウターレンズ及び第1インナーレンズ及び
第2インナーレンズを透過する間に減衰し、かつその減
衰した入射光がカラーフィルタで反射して第1インナー
レンズ及び第2インナーレンズ及びアウターレンズを透
過して外部に出射される間に再び減衰するため、カラー
フィルタの機能色は見えない。
【0027】点灯時には、光源バルブからの光であっ
て、反射面で反射してカラーフィルタを透過した着色
光、又は及びカラーフィルタを透過して反射面で反射し
た着色光が、第1インナーレンズ及び第2インナーレン
ズを拡散透過し、かつ、アウターレンズを経て外部に照
射されることで、カラーフィルタの色の機能色が得られ
る。また、着色光のうち、有彩色不透明部に達した光
は、その有彩色不透明部により、第1インナーレンズ及
び第2インナーレンズから出射されず、有彩色不透明部
のない部分に達した光は、第1インナーレンズ及び第2
インナーレンズから出射されるので、この第1インナー
レンズ及び第2インナーレンズを拡散透過した着色光の
みが機能色として得られることとなり、濁りがない機能
色が得られることとなる。さらに、外来光が灯室内に入
射したとしても、その外来光がアウターレンズ及び第1
インナーレンズ及び又は第2インナーレンズを透過する
間に減衰し、かつその減衰した入射光が有彩色不透明部
で反射して第1インナーレンズ及び又は第2インナーレ
ンズ及びアウターレンズを透過して外部に出射される間
に再び減衰するため、有彩色不透明部の通常色の影響は
受けない。
【0028】このように、多重レンズの車両用灯具にお
いて、消灯時には通常色が得られ、点灯時には濁りがな
い機能色が得られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用灯具の一実施形態を示した縦断
面図であって、図2におけるI−I線断面図に対応す
る。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく消灯時における第1インナーレンズの一
部拡大縦断面図、第2インナーレンズの一部拡大横断面
図である。
【図4】同じく点灯時における第1インナーレンズの一
部拡大縦断面図、第2インナーレンズの一部拡大横断面
図である。
【符号の説明】
1…ランプハウジング、2…アウターレンズ、3…灯
室、4…光源バルブ、5…反射面、61…第1インナー
レンズ、62…第2インナーレンズ、71、72…拡散
光学要素群、81、82…有彩色不透明部、11…カラ
ーキャップ(カラーフィルタ)、L1…平行光、L2…
外来光、L3…斜下方、斜右方からの視線、L4…着色
光、E1、E2、E3、E4…目、Z−Z…光軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重レンズの車両用灯具において、 ランプハウジング及び無色透明のアウターレンズにより
    画成された灯室と、前記灯室内に配置された光源バルブ
    と、前記光源バルブからの光を前記アウターレンズ側に
    反射させる反射面と、前記アウターレンズと前記光源バ
    ルブ及び前記反射面との間に配置された無色透明の第1
    インナーレンズ及び第2インナーレンズと、前記第1イ
    ンナーレンズ及び前記第2インナーレンズ及び前記アウ
    ターレンズと前記光源バルブ及び前記反射面との間に配
    置された機能色透明のカラーフィルタと、前記第1イン
    ナーレンズの前記アウターレンズ側の面に設けられた上
    下方向拡散の拡散光学要素群と、前記第2インナーレン
    ズの前記アウターレンズ側の面に設けられた左右方向拡
    散の拡散光学要素群と、前記第1インナーレンズ及び前
    記第2インナーレンズの前記カラーフィルタ及び前記光
    源バルブ及び前記反射面側の面にそれぞれ設けられた有
    彩色不透明部と、を備えたことを特徴とする車両用灯
    具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100860609B1 (ko) 2007-07-20 2008-09-26 에스엘 주식회사 램프 어셈블리
KR20190076285A (ko) * 2017-12-22 2019-07-02 현대자동차주식회사 차량용 램프 장치

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