JP2000070804A - 無機質建材の化粧方法 - Google Patents

無機質建材の化粧方法

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JP2000070804A
JP2000070804A JP10239321A JP23932198A JP2000070804A JP 2000070804 A JP2000070804 A JP 2000070804A JP 10239321 A JP10239321 A JP 10239321A JP 23932198 A JP23932198 A JP 23932198A JP 2000070804 A JP2000070804 A JP 2000070804A
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Japan
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coating
roll
building material
coated
inorganic building
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JP10239321A
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English (en)
Inventor
Takayuki Enomoto
孝之 榎本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸模様の凸部模様表面のみに塗装する場合
において、凸部表面のみに選択的にしかも十分な隠蔽性
をもって塗装することを課題とする。 【解決手段】 表面に凹凸模様2を有する無機質建材p
の表面全面を均一塗装した後、凸部2b表面のみに前記
均一塗装した塗料と異なる塗料7で塗装して表面化粧す
る場合において、凸部2b表面のみの塗装を、柔軟性の
ないロール4表面に、前記凹凸模様2の深さdより薄い
柔軟な層5を形成した塗装ロール6により塗装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は無機質建材の化粧
方法に関し、詳しくは二色塗り分け塗装による無機質建
材の化粧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】外壁用建築用板材として、繊維補強セメ
ント板などからなる無機質建材が非常に広く使用されて
いる。
【0003】これら無機質建材は、そのままであると表
面が平滑で地色が灰白〜灰黒色で意匠性に乏しいため、
表面に各種色彩あるいは凹凸模様を付すことが行われ
る。これら化粧方法として、凹凸模様を付した無機質板
の凸部と凹部とを異色で塗り分け、凹凸の模様柄をより
深く目立たせることが行なわれる場合がある。
【0004】従来、このような塗り分け模様は、まず無
機質建材の凹凸表面全面を同一色で塗装し乾燥させた
後、弾性を有する塗装ロール、例えばスポンジゴムロー
ルで凸部表面だけを塗装し、結果的に凸部表面と凹部表
面とを異色に塗り分ける方法がれ採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記化粧方法は、図4
の(a)に示すように柔軟性のある塗装ロール1aで塗
装すると塗装ロール1aの変形により凹凸模様2の底部
2aまで塗装されることがあり、二色塗り分け塗装がで
きなくなる場合がある欠点があった。
【0006】また図4の(b)に示すように、柔軟性の
ない硬質の塗装ロール1bで塗装すると、前記のような
問題はない反面、ロール1b表面の塗料含浸性能が低
く、凸部表面2bの塗膜厚さが十分得られない結果、凸
部表面2bの下地色を完全に隠ぺいすることが出来ず美
麗な塗装が困難となる問題があった。
【0007】この発明は上記問題点に鑑み、凹凸模様の
凸部模様表面のみに塗装する場合において、凸部表面の
みに選択的にしかも十分な隠蔽性をもって塗装できる無
機質建材の化粧方法を提供することを目的としてなされ
たものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の無機質
建材の化粧方法は、表面に凹凸模様を有する無機質建材
の表面全面を均一塗装した後、凸部表面のみに前記均一
塗装した塗料と異なる塗料で塗装して表面化粧する場合
において、凸部表面のみの塗装を、柔軟性のないロール
表面に、前記凹凸模様の深さより薄い柔軟な層を形成し
た塗装ロールにより塗装するものである。
【0009】この発明によれば、凹凸模様表面に塗装ロ
ールを圧接しても凹部底面に柔軟層が変形して届かない
ので確実に塗り分けが実施でき、しかも柔軟層のため塗
料の含浸性がよく、十分な量の塗料の供給もできるので
隠蔽性も十分に確保できるのである。
【0010】
【実施の形態】次にこの発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の方法に使用される塗装ロールの拡大断
面図、図2はこの発明の方法により塗装された無機質壁
板の要部拡大断面図である。
【0011】この発明の方法に適用される無機質建材
は、幾何学的な凹凸模様や煉瓦目地状の凹凸模様等の割
合に凹凸変化が明瞭な凹凸模様が表面に付されたものが
使用され、その無機質板の製造方法としては押出成形
法、抄造法、乾式製法、注型法など任意の製法によって
成形されたものが適用できる。
【0012】そして、この発明の無機質建材の化粧方法
において、無機質建材p表面には、まず凹部2a表面に
対応する彩色の塗料3で凹凸模様2の表面全面が均一に
塗装される。
【0013】そしてこの塗料3が乾燥した時点で、図1
に示すように、柔軟性のないロール4表面に、前記凹凸
模様2の深さdより薄い柔軟な層5を形成した塗装ロー
ル6により凸部模様2b表面のみを前記塗料3とは異な
る塗料7で塗装する。
【0014】上記において、柔軟性のないロール4と
は、例えばブチルゴムなどで形成されたロールで硬度が
40°〜55°と高く、変形が小さいゴムロールを言
う。また、表面の柔軟な層5は、例えば硬度20°〜3
0°で、独立発泡した柔軟性のあるネオプレンゴム、ブ
チルスポンジゴム製の層とされ、凹凸模様2の深さdに
もよるが一般的にこれら凹凸模様2の凹凸差より薄い2
〜5mmとされる。
【0015】また、塗料3とは異なる塗料とは、塗料3
の明度、または色彩、あるいはこれら両者の異なる塗料
を言う。上記塗装ロール6により凸部模様2b表面を塗
装した場合、図1に示すようにロール6表面は柔軟性の
ないロール層4のために凹部2a底面まで膨入変形する
ことがなく凹部2a底面と凸部2b表面との塗り分けが
確実に達成される。
【0016】また、表面層は、2〜5mmの薄い層とは
いえ、塗料の含浸性や付着性があるので、凸部2b模様
表面に対する塗料の付着性がよく、十分な塗料が塗布供
給されるので、隠蔽性も良い。
【0017】従って、凹凸模様を有する無機質建材表面
の凸部と凹部の塗り分け塗装が確実かつ美麗に実施可能
となる。 実施例 次にこの発明の実施例を説明する。
【0018】図3に示すように、直径130mmの鉄ロ
ール10表面に硬度40°のブチルゴム層11を30m
m層し、その表面に厚さ3mmで硬度30°の独立気泡
のブチルスポンジゴム層12を積層した塗装ロール6を
用意した。
【0019】次に、表面にスタッコ調の凹凸模様を付し
た繊維補強セメント板(図示省略)を用意し、この繊維
補強セメント板表面にフローコータ(図示省略)で下地
塗装を行なった後、同じくフローコータ(同前)でアク
リルエマルジョン塗料による均一塗装を行ない乾燥硬化
させた。
【0020】次いで、前記繊維補強セメント板1表面に
上記塗装ロール6を用いて凸部模様表面のみ塗装を行な
った。この塗装後、板材1の塗膜部分の断面を拡大観察
したところ、図2に示すように下地面の塗膜3の厚さが
平均35μm、凸部2b表面の塗膜7の厚さは20〜3
0μmで平均25μmと十分な塗膜厚さが得られるのが
判明した。
【0021】比較例1 鉄ロールと硬質ゴムロールは、実施例の塗装ロール6と
同材質であるが、表面の軟質層を設けない硬質層だけの
塗装ロールで、実施例と同様にして塗装を行なった。
【0022】この塗装された無機質板材について塗膜の
断面を拡大観察したところ、下地面の塗膜厚さは平均3
5μmと実施例と変わりがないものの、凸部5表面の塗
膜厚さは1〜25μmと塗膜厚さが一定せず部分的に隠
蔽力が不足する塗装状体となることが判明した。
【0023】比較例2 実施例の塗装ロール6と同材質であるが、表面の柔軟層
の厚さを凹凸模様の深さより厚い10mmの塗装ロール
で、実施例と同様にして塗装を行なった。
【0024】このロールにより塗装された無機質板材は
所々の凹部模様底部に塗料付着しており、意図した塗り
分け化粧塗装は実現されなかった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の無機質
建材の化粧方法によれば、ロール塗装で凸部塗装を実施
する場合、凸部表面だけが選択的に鮮明に塗装される。
【0026】また、表面層の柔軟層は凹部底面に達しな
い厚さではあるが、塗料の含浸性、付着性が良いため、
凸部表面に塗布される塗料が十分となり、隠蔽性の良い
塗膜が容易に得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法に使用される塗装ロールの要部
拡大断面図である。
【図2】この発明の方法で化粧した無機質建材の要部拡
大断面図である。
【図3】この発明の方法の実施例の要部側面図である。
【図4】従来例の塗装ロールの説明要部断面図であり、
(a)は軟質ロールで塗装した場合、(b)は硬質ロール
で塗装した場合を示す断面図である。
【符号の説明】
p 無機質建材 2a 凹部 2b 凸部 3 下地塗料 4 柔軟性のないロール 5 柔軟性のあるロール 6 塗装ロール 7 凸部表面の塗料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸模様を有する無機質建材の表
    面全面を均一塗装した後、凸部表面のみに前記均一塗装
    した塗料と異なる塗料で塗装して表面化粧する場合にお
    いて、凸部表面のみの塗装を、柔軟性のないロール表面
    に前記凹凸模様の深さより薄い柔軟な層を形成した塗装
    ロールにより塗装することを特徴とする無機質建材の化
    粧方法。
JP10239321A 1998-08-26 1998-08-26 無機質建材の化粧方法 Pending JP2000070804A (ja)

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