JP2000066507A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000066507A
JP2000066507A JP10233168A JP23316898A JP2000066507A JP 2000066507 A JP2000066507 A JP 2000066507A JP 10233168 A JP10233168 A JP 10233168A JP 23316898 A JP23316898 A JP 23316898A JP 2000066507 A JP2000066507 A JP 2000066507A
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JP
Japan
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roller
photoreceptor
image
photoconductor
image carrier
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JP10233168A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Tanaka
美則 田中
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロ外周と感光体表面との間でスリップが起
こらないようにして、感光体の回転速度の変調を防止す
ることにより、ノイズのない安定した画像を得ることが
できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、表面に静電潜
像が形成される回転駆動可能な感光体10と、この感光
体10に対して平行に設けられ、外周に保持した現像剤
により上記静電潜像を現像する回転駆動可能な現像ロー
ラ20と、この現像ローラ20の両側に、上記現像ロー
ラ20の回転軸22,24に対して空回り可能に取り付
けられ、外周部が上記感光体10の表面に当接して回転
することにより上記感光体10と上記現像ローラ20と
の間に一定間隔Bを保つコロ26と、上記感光体10と
上記コロ26との当接部において上記感光体10又は上
記コロ26に向かって圧接されるように上記感光体10
又は/及び上記コロ26の外周に設けられた高摩擦係数
の弾性体リング38と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置にお
いて、現像ローラの回転軸に取り付けられ、現像ローラ
よりも大径のコロを現像ローラの両側に設け、そのコロ
を感光体に当接することにより、感光体と現像ローラと
の間のギャップ(以下、現像ギャップという)を一定に
保つ方法が用いられている。このコロは、感光体と現像
ローラとがそれぞれ異なる速度で回転した場合にも現像
ローラの回転軸とは無関係に感光体の回転に従って従動
回転するように、現像ローラの回転軸に対して固定され
ておらずに空回り可能な状態に取り付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな現像ギャップ保持方法では、コロの外周と感光体表
面との摩擦力と、コロの取付孔内周と現像ローラの回転
軸との摩擦力とがほぼ同程度であるため、感光体表面と
コロ外周との間に断続的にスリップが発生する場合があ
り、このスリップによって感光体の回転速度に変調が生
じるために画像ノイズが発生するという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、コロ外周と感光体表面
との間でスリップが起こらないようにして、感光体の回
転速度の変調を防止することにより、ノイズのない安定
した画像を得ることができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、表面に静電潜像が形成さ
れる回転駆動可能な像担持体と、この像担持体に対して
平行に設けられ、外周に保持した現像剤により上記静電
潜像を現像する回転駆動可能な現像剤担持体と、この現
像剤担持体の両側に、上記現像剤担持体の回転軸に対し
て空回り可能に取り付けられ、外周部が上記像担持体の
表面に当接して回転することにより上記像担持体と上記
現像剤担持体との間に一定間隔を保つ回転部材と、上記
像担持体と上記回転部材との当接部において上記像担持
体又は上記回転部材に向かって圧接されるように上記像
担持体又は/及び上記回転部材の外周に設けられた高摩
擦係数の弾性部材と、を備えたものである。
【0006】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、像担持
体と上記回転部材との当接部において上記像担持体又は
上記回転部材に向かって圧接されるように上記像担持体
又は/及び上記回転部材の外周に設けられた高摩擦係数
の弾性部材を備えていることにより、像担持体表面と回
転部材の外周との摩擦力が大きくなるため、回転部材が
感光体表面においてスリップすることなく安定して従動
回転する。これにより、感光体の回転速度が変調するの
を防止でき、ノイズのない安定した画像を得ることがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。本実施形態の画像形成
装置は、図1に示すように、円筒状の感光体(像担持
体)10を備えている。感光体10の両端には、フラン
ジ12,14が圧入されている。各フランジ12,14
の中心孔には回転軸16が貫通して固定されている。上
記フランジ14の外周には駆動用ギヤ14aが形成され
ており、このギヤ14aによって回転軸16及び感光体
10が回転駆動可能になっている。また、感光体10の
表面には、図示しない露光装置によって露光されること
により静電潜像が形成されるようになっている。
【0008】上記感光体10に対して平行に、円筒状の
現像ローラ(現像剤担持体)20が設けてある。現像ロ
ーラ20の外周には、図示しない現像剤が薄層状に保持
されており、この現像剤によって上記感光体10の表面
の静電潜像が現像されることになる。また、現像ローラ
20の両側の回転軸22,24には、現像ローラ20よ
り大径の円板状をなすコロ(回転部材)26,26がそ
れぞれ取り付けられている。これらのコロ26,26は
回転軸22,24に対して固定されておらず、空回り可
能にしてある。上記コロ26には、空回りしやすいよう
に回転軸22,24に対して滑りがよいエンジニアリン
グプラスチック材料が使用され、特にポリアセタールが
適している。
【0009】上記現像ローラ20の回転軸22,24の
端部は、軸受け28,30によってそれぞれ支持されて
いる。これら軸受け28,30は現像装置ハウジング3
2により保持されている。また、一方の回転軸24には
現像ローラ歯車34が固定されており、この歯車34に
よって現像ローラ20が回転駆動されるようになってい
る。
【0010】上記現像装置ハウジング32は、現像動作
中は矢印A方向に付勢されている。これにより、コロ2
6の外周が回転する感光体10の表面に当接してコロ2
6が従動回転すると共に、図1,2に示すように、コロ
26が感光体10に当接することにより感光体10と現
像ローラ20との間の間隔Bが一定に保たれる。
【0011】図2に最もよく示されるように、コロ26
の外周部には断面矩形状の溝36が円周方向にわたって
形成されている。この溝36の内部に高摩擦係数の弾性
体リング(弾性部材)38がはめ込まれている。この弾
性体リング38にはゴム系の材料を使用し、特にシリコ
ンゴム、NBR(ニトリルゴム)、EPDM(エチレン
プロピレンゴム)等を使用すれば感光体10との摩擦係
数が0.8〜2.5と高くなる。また、弾性体リング3
8の内径は、上記溝36の底面の内径Cの97〜70%
程度に形成するのが好ましい。これにより上記溝36に
はめ込んだときに弾性体リング38が溝36の底面を締
め付けるようになるため、溝36の底面に対して弾性体
リング38が滑らなくなる。
【0012】上記弾性体リング38は断面が円形のリン
グであり、感光体10に当接していないところでは深さ
Dの溝36から寸法Eだけはみ出した状態にある。一
方、コロの外周部が感光体10の表面に当接している部
分では、コロ26が感光体10に付勢されているので、
弾性体リング38は感光体10に向かって圧接されてつ
ぶれるように変形し、コロ26の外周が感光体10の表
面に当接する。
【0013】以上に説明した構成を有する画像形成装置
では、画像形成時には感光体10及び現像ローラ20が
それぞれの速度で回転し、感光体10上の静電潜像が現
像される。このとき、コロ26は感光体10の表面に当
接して回転しており、これにより感光体10と現像ロー
ラ20との間の間隔Bが一定に保たれる。また、コロ2
6の感光体10への当接部においては、高摩擦係数の弾
性体リング38が感光体10の表面に圧接されているこ
とにより感光体10とコロ26との間の摩擦力が大きく
なっているため、感光体10とコロ26との間でスリッ
プが生じることがなく、コロ26は感光体10の回転に
従って安定して従動回転する。その結果、感光体10の
回転速度が変調するのを防止することができ、ノイズの
ない安定した画像を形成することができる。
【0014】ここで、従来のコロと本実施形態のコロが
それぞれ受ける回転モーメントについて、具体的な数値
を例示して比較してみる。感光体に対する現像装置の付
勢力を2kgfとすると、一個のコロにはP=1kgf
の力が作用することになる。また、コロの外径F=1
6.4mm、コロのの内径G=7mmとし、現像ローラ
20と感光体10とはそれぞれの速度で回転するものと
する。さらに、コロの中心孔内面と現像ローラの回転軸
との摩擦係数μ1は0.15〜0.25であるが、計算
上μ1=0.2とする。さらにまた、弾性体リングを設
けてないコロの外周と感光体との摩擦係数μ2も0.2
とする。
【0015】これらの条件のもとで、従来のコロが受け
る回転力を外周回転トルクと内周回転トルクの差と考え
ると、次式より0.94kgf・mmとなる。
【0016】
【数1】{P×μ1(F/2)}-{P×μ2(G/2)}={1×0.2×(16.4
/2)}-{1×0.2×(7/2)}=1.64-0.7=0.94kgf・mm
【0017】また、従来のコロの内外周のトルク比は、
外周:内周=1.64:0.7≒2:1である。
【0018】これに対し、本実施形態のコロでは、弾性
体リングの摩擦係数μ3=1とすると共に、弾性体リン
グは0.5kgfの付勢力で図2の右側に示す状態に変
形するものとする。この場合、コロ外周と感光体との摩
擦によりコロが受ける回転力は次式より4.92kgf
・mmとなる。
【0019】
【数2】(P-0.5)×μ1(16.4/2)+0.5×μ(16.4/
2)=0.82+4.1=4.92kgf・mm
【0020】一方、コロ内周と回転軸との摩擦による回
転力は、次式より0.7kgf・mmとなる。
【0021】
【数3】P×μ2(G/2)=1×0.2×(7/2)=0.7kgf・mm
【0022】したがって、本実施形態のコロの受ける回
転トルクは、4.92−0.7=4.22kgf・mm
となり、内外周のトルク比が4.92:0.7≒7:1
となる。このように、本実施形態のコロは従来のコロに
比べて回転トルク及び内外周トルク比ともに非常に大き
くなっている。したがって、本実施形態のコロは、感光
体に対してスリップしにくく、感光体とともに確実に従
動回転することが分かる。
【0023】なお、上記実施形態では、コロ26に弾性
体リング38を設けたが、図3に示すように、感光体1
0上のコロ当接部に溝40を円周方向に亘って形成し、
その溝40に弾性体リング38を取り付けるようにして
もよい。これによってもまた、感光体10とコロ26と
の間のスリップを防止できる。さらに、コロ26と感光
体10の両方に溝36,40をそれぞれ形成して、これ
ら両方の溝36,40に弾性体リング38をそれぞれ取
り付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 感光体と現像ローラの断面図。
【図2】 コロ近傍の部分拡大断面図。
【図3】 感光体に弾性体リングを取り付けた変形例を
示す部分拡大断面図。
【符号の説明】
10…感光体(像担持体)、20…現像ローラ(現像剤
担持体)、22,24…回転軸、26…コロ(回転部
材)、38…弾性体リング(弾性部材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像が形成される回転駆動可
    能な像担持体と、この像担持体に対して平行に設けら
    れ、外周に保持した現像剤により上記静電潜像を現像す
    る回転駆動可能な現像剤担持体と、この現像剤担持体の
    両側に、上記現像剤担持体の回転軸に対して空回り可能
    に取り付けられ、外周部が上記像担持体の表面に当接し
    て回転することにより上記像担持体と上記現像剤担持体
    との間に一定間隔を保つ回転部材と、上記像担持体と上
    記回転部材との当接部において上記像担持体又は上記回
    転部材に向かって圧接されるように上記像担持体又は/
    及び上記回転部材の外周に設けられた高摩擦係数の弾性
    部材と、を備えた画像形成装置。
JP10233168A 1998-08-19 1998-08-19 画像形成装置 Pending JP2000066507A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011154239A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Brother Industries Ltd プロセスユニット
JP2012032459A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Sharp Corp 現像装置およびこれを備える画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011154239A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Brother Industries Ltd プロセスユニット
US8494419B2 (en) 2010-01-28 2013-07-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Processing unit including developing roller having roller body and covering layer covering circumferential surface of roller body, and supporting member that supports developing roller
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Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

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Effective date: 20050614