JP2004037692A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004037692A
JP2004037692A JP2002192924A JP2002192924A JP2004037692A JP 2004037692 A JP2004037692 A JP 2004037692A JP 2002192924 A JP2002192924 A JP 2002192924A JP 2002192924 A JP2002192924 A JP 2002192924A JP 2004037692 A JP2004037692 A JP 2004037692A
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Masanori Nakada
中田 将範
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】感光体に介して余分な負荷をかけることがなく、かつ組み立て性にも優れ、安定的に感光体の速度変動を抑えることが可能であり、また発生する制動力に方向性を持たせることにより、振動や落下といった外的な力が作用しても簡単には感光体が回転しないようにする。
【解決手段】像担持体の軸方向端部に制動部材を配置し、像担持体に当接して作用する当接部材を有する画像形成装置において、前記制動部材は回転方向により制動力が異なるようにしたものである。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体に当接して作用する当接部材を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真による画像形成は、円筒状またはベルト状の感光体を回転させ、その回転移動する表面に半導体レーザや発光ダイオード等で露光書き込みすることにより静電潜像を形成し、現像によりトナーを付着させてトナー像とし、このトナー像を転写材に転写、定着して画像を形成するという方法が取られる。
【0003】
そのため、感光体に速度変動が生ずると、書き込み系の副走査方向のずれとなり、書き込みラインの間隔に微妙なずれが発生し、画像品質を低下させる原因となっていた。特に、複数の現像器によりカラー画像を得るカラー画像形成装置においては、各色の位置と適切な付着量によって色調が決まるため、感光体の速度変動によって露光される位置がずれた場合、副走査方向の色むらとなって現れ、カラー画像品質を著しく低下させていた。
【0004】
そこで、感光体ドラムの被駆動側の側端を支持するフランジに摺動面を形成し、一方、カートリッジの内側面に板バネで支持される摺動部材を設け、摺動部材を常に一定の押圧力で摺動面に圧接して安定した摩擦力によって感光体ドラムの速度変動を低減するものが提案されている(特開平8−30059号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この提案においては次のような様々な問題が発生する恐れがあった。摺動部材を感光体外面に圧接させた場合には、そのラジアル方向に力が発生するため、感光体駆動軸と軸受け、または軸が固定されている場合においては、感光体フランジ軸受けと固定軸との間で摩擦力が発生し、軸受け内径に偏磨耗が生じ、感光体自身の回転が偏心してしまういう問題があった。
【0006】
摺動部材とフランジに圧接して摩擦力を発生させる場合、摺動する部材が平面形状であるため、大きな摩擦力が得にくく、また摩擦力自体の制御が難しいと言う問題もあった。この場合の摩擦力の大きさは摺動部材の面積(外径)、摩擦係数、荷重で決定され、接触面積が大きいほど摩擦力は大きくなるが、フランジに圧接するという構造上、その外径をフランジ外径より大きくできず、有効に摩擦力を発生することができなかった。
【0007】
また、摺動部材を全面均一に接触させるのも困難なために接触状態にバラツキが大きく、この点も安定的に摩擦力が得られない要因の1つとなっていた。
また、感光体は消耗品であり、感光体に作用するプロセスと共に一体化されたカートリッジであるのが一般的である。このようなカートリッジにおいて、振動や落下といった外的な作用があった場合には、感光体が回転してしまう場合がある。特に、感光体の回転方向に対して対向接触するように配置されるクリーニングブレードの場合には、通常の回転方向に対してはクリーニングブレードがブレーキとなって負荷が重くなるため、外的な力が作用しても回転してしまうことが殆ど発生しないが、通常の回転方向とは反対方向には容易に回転してしまう。
【0008】
このような外的な力、例えば落下させたような場合に、通常と反対方向に容易に回転してしまうため、接触しているクリーニングブレードエッジの状態が変化し、繰り返し発生することにより、ブレードエッジを傷め、ブレードの捲れや欠けを起こす原因ともなっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決しようとするもので、外的な力が作用したときに感光体の回転に対して制動力を発生する独立した制動装置により、感光体に介して余分な負荷をかけることがなく、かつ組み立て性にも優れ、安定的に感光体の速度変動を抑えることが可能であり、また発生する制動力に方向性を持たせることにより、振動や落下といった外的な力が作用しても簡単には感光体が回転しないようにすることを目的とする。
そのために請求項1の発明は、像担持体の軸方向端部に制動部材を配置し、像担持体に当接して作用する当接部材を有する画像形成装置において、前記制動部材は回転方向により制動力が異なることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記制動部材は像担持体が当接部材に対して順回転する方向の制動力を大きくしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は感光体ドラム内に装着される制動装置を説明する図で、図1(a)、図1(b)はそれぞれ反対方向の面が見えるようにした分解斜視図である。
回転ハブ1は一方の面が開口して中心部に円筒状の筒11が設けられ、この筒11と回転ハブ内周面12との間に作動ブレーキ片2を収納する円筒形状をしており、感光体ドラムに固定されて感光体とともに回転する。この回転ハブ1内に作動ブレーキ片2が収納され、固定ハブ3によって固定される。
【0011】
作動ブレーキ片2は一対のブレーキ部材21,22を有し、それぞれ半円弧状をしていて、その外周の摩擦部材(ブレーキシュー)21b,22bが回転ハブ内周面に接触するもので、それぞれ反対位置に回転支点21a,22aを有していて、ここを中心に外側に開くように回転して回転ハブ内周面に圧接するようになっている。
【0012】
固定ハブ3は感光体カートリッジ(図示せず)に固定され、作動ブレーキ片2を支持するとともに、その中心部に回転ハブの筒11を貫通する筒状突起34が設けられて先端にリング4が取り付けられ、回転ハブ1が筒状突起34の回りに回転できるようになっている。また、作動ブレーキ片2の回転支点21a,22aに嵌合するピン31,32を有すると共に、各回転支点21a,22aとこれに対向する作動ブレーキ片の端部との間に介在し、回転支点から作動ブレーキ片の端部に対して一定のバネ力を与えるバネ部材33,34が設けられている。
【0013】
図2は制動装置の制動原理を説明する図である。
作動ブレーキ片の1対のブレーキ部材21,22は回転支点21a,22aを中心に固定ハブに設けられたバネ33,34(図1)により、図示するように、F1,F2により押し開くような力が与えられて、それぞれの摩擦部材21b,22bが回転ハブ1の内周面に圧接するようになっている。
【0014】
回転ハブ回転方向が図示するように、反時計方向(左回転)の場合を考えると、摩擦部材21b、22bと回転ハブ内周面との間に作用する荷重をP1,P2、摩擦部材と回転ハブ内周面との間の摩擦係数をμとすると、摩擦力μP2は図の下向き、摩擦力μP1は図の上向きに働く。
【0015】
回転支点に対してF1,F2が作用する距離をL1、回転支点に対して荷重P1,P2が作用する距離をL2、回転支点に対して摩擦力μP1、μP2が作用する距離をL3とすると、回転支点21aに作用する回転モーメントの釣合いから、
F2・L1=P2・L2+μP2・L3
同様に、回転支点22aに作用する回転モーメントの釣合いから、
F1・L1=P1・L2+μP1・L3
が成立する。従って、
P1=F1・L1/(L2+μL3)
P2=F2・L1/(L2+μL3)
となる。一方、回転ハブが時計方向(右回転)の場合を考えると、摩擦力μP2は図の上向き、摩擦力μP1は図の下向きに働く。回転支点21aに作用する回転モーメントの釣合いから、
F2・L1=P2・L2−μP2・L3
同様に、回転支点22aに作用する回転モーメントの釣合いから、
F1・L1=P1・L2−μP1・L3
が成立する。従って、
P1=F1・L1/(L2−μL3)
P2=F2・L1/(L2−μL3)
となる。上記各P1,P2の式を見ると、回転ハブが右回転の場合、分母が小さくなり、左回転に対して摩擦部材が発生するブレーキ力(回転ハブ内周面との間に作用する荷重P1,P2)が大きいことが分かる。
【0016】
このような制動装置を感光体側面とカートリッジの間に配置し、固定ハブを感光体カートリッジに、回転ハブを感光体側面にそれぞれ係合させると、感光体の回転とともに回転ハブが回転し、感光体カートリッジに係合されて固定されている固定ハブ内にあるブレーキ片が回転ハブ円筒の内面と摺擦し、回転ハブに対して制動力を発生し、感光体自身の回転に制動力を伝え、この制動力が回転方向により異なることになる。
【0017】
従って、感光体に当接するクリーニングブレード等の当接部材により感光体に制動力が作用する回転方向とは反対方向に対して制動装置の制動力が大きく作用するように配置することにより、振動や落下といった外的な力が作用しても簡単には感光体が回転しないようにすることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、感光体に直接摩擦力を発生させることなく、感光体に制動力を与えることが可能になるため、軸受けの偏摩耗といった不具合の発生を防止することができる。また、円弧状の制動片を用いた内側ブレーキ構造としたことにより、平面形状部材の圧接による摩擦力より安定した摩擦力を発生することが可能となる。また、感光体フランジの外径にとららわれることなく、回転ハブの外径を決定すればより大きな摩擦力を得ることも可能になる。
【0019】
また発生する摩擦力は、摺擦する部分の半径、ブレーキ片の回転中心位置、ブレーキ片の押圧力、ブレーキ片の摩擦係数等によって決定されるが、それぞれの設定を変更することで比較的容易に摩擦力を設定することができる。
【0020】
また感光体と感光体カートリッジとは独立したブレーキユニットとすることにより、組み立て性が向上し、また摺擦するブレーキシューが回転ハブ内側にあることにより、異物の混入も防止され、良好な摩擦状態が得られる。
【0021】
そして、ブレーキ片を感光体の回転する方向と対向するように押圧することにより、感光体を逆方向に回転する際には、大きなブレーキ力が発生するため、容易に逆回転することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制動装置の分解斜視図である。
【図2】制動装置の制動原理を説明する図である。
【符号の説明】
1…回転ハブ、2…作動ブレーキ片、3…固定ハブ、4…固定リング、11…筒、12…回転ハブ内周面、21,22…ブレーキ部材,21,22a…回転支点、21b,22b…摩擦部材(ブレーキシュー)、33,34…バネ部材、34…筒状突起。

Claims (2)

  1. 像担持体の軸方向端部に制動部材を配置し、像担持体に当接して作用する当接部材を有する画像形成装置において、前記制動部材は回転方向により制動力が異なることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制動部材は像担持体が当接部材に対して順回転する方向の制動力を大きくしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP2002192924A 2002-07-02 2002-07-02 画像形成装置 Withdrawn JP2004037692A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076799A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Omron Precision Technology Co Ltd 回転体のトルク制限機構及びそのトルク制限機構を備えた重送防止機構
JP2009162970A (ja) * 2008-01-04 2009-07-23 Ricoh Co Ltd 回転速度制御装置、回転速度制御方法、像担持体装置及び画像形成装置
JP2015022186A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 村田機械株式会社 画像形成装置

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