JP2000066317A - X線画像形成方法 - Google Patents
X線画像形成方法Info
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Abstract
線写真画像の形成方法でありかつ、初期の肺ガンにみら
れるスリガラス状の陰影の検出力が高いX線写真画像の
形成方法を提供する。 【解決手段】 X線画像情報をフラットパネルディテク
タに捕獲し、このフラットパネルディテクタからX線画
像情報を画像信号として取り出し、レーザ光強度に変換
し、ハロゲン化銀写真感光材料に走査露光後、現像処理
を行って得られたX線写真画像において、カブリ+0.
05からカブリ+0.5のガンマ値(γ1)が0.3〜
0.75である特性曲線を示すことを特徴とするX線画
像形成方法。
Description
ットパネルディテクタで捕獲し、そのフラットパネルデ
ィテクタからX線画像情報を画像信号として取り出し、
その信号をデジタル変換し、更にレーザ光強度に変換
後、ハロゲン化銀写真感光材料に露光、現像処理してX
線写真画像を形成する画像形成方法に関する。
システムとしては、ハロゲン化銀写真フィルムを蛍光増
感紙に密着させ、X線画像を露光し、自動現像機で現
像、定着、水洗、乾燥する画像形成システムが従来より
一般的に使われてきた。
プレートに露光し、その後該プレートにレーザ光を走査
露光することで輝尽性蛍光体プレートに蓄積された画像
情報を光信号として取り出し電気信号に変換後、再び光
信号としてハロゲン化銀写真フィルムに走査記録し、自
動現像機で現像、定着、水洗、乾燥する画像形成システ
ムが使用されるようになった。
ルムシステムに比較してX線露光量の許容範囲が広く、
また画像信号をCRTモニタなどを使用することで確認
することも可能であり、ハロゲン化銀感光材料に走査露
光する際の光量を調整できるため、露光量の過不足によ
る撮影のやり直しが低減したり、画像のエッジ強調など
のデータ変調を行うことで、仕上がりの調子を変えられ
るメリットがあった。
初期の癌のX線画像は従来のスクリーン/フィルムシス
テムを用いている診断者にとっては、スリガラス状の陰
影として検知されるが、上記の輝尽性蛍光体を用いたシ
ステムではスリガラス状の陰影が欠落してしまい、極初
期の癌が検知されにくいという重大な課題があった。
影ほどその大きさが小さく検知されにくくなるので、結
局、医師の早期発見が遅れ、検知できたときには生存率
が大きく低下してしまうことになりかねない極めて大き
な問題であった。
影などの患者さんの負荷を低減できるX線写真画像の形
成方法であり、かつ、初期の肺ガンにみられるスリガラ
ス状の陰影の検出力が高いX線写真画像の形成方法を提
供することである。
目1〜3によって達成された。
クタに捕獲し、このフラットパネルディテクタからX線
画像情報を画像信号として取り出し、レーザ光強度変化
に変換し、ハロゲン化銀写真感光材料に走査露光後、現
像処理を行って得られたX線写真画像において、カブリ
+0.05からカブリ+0.5におけるガンマ値(γ
1)が0.3〜0.75である特性曲線を示すことを特
徴とするX線画像形成方法。
おけるガンマ値(γ2)が1.7〜2.6である特性曲
線を示すことを特徴とする前記1に記載のX線画像形成
方法。
処理することを特徴とする前記1又は2に記載のX線画
像形成方法。
クタを用いたX線画像形成方法及びX線画像形成システ
ムの実施の形態を、図面に基づいて説明するが、本発明
はこれらに限定されない。
図、図2はフラットパネルディテクタ(FPD)を示す
概略断面図、図3はフラットパネルディテクタ(FP
D)を示す概略平面図である。
に、X線管1から照射されるX線により被写体60の撮
影を行い、X線画像情報をフラットパネルディテクタ
(FPD)2に捕獲する。このフラットパネルディテク
タ(FPD)2からX線画像情報を画像信号として取り
出し、画像処理部3で画像処理してネットワーク4に送
る。ネットワーク4にはCRTディスプレイ5やレーザ
イメージャ6等が接続されており、CRTディスプレイ
5にX線画像を表示したり、レーザイメージャ6でX線
画像をプリントして出力する。
は、図2及び図3に示すように構成される。
は、図2に示すように、誘電基板層20に、光導電層2
1、誘電層22、前面導電層23を順に積層して構成さ
れる。ガラス板等の誘電基板層20上には、複数の第1
の微小導電電極マイクロプレート24が設けられる。複
数の第1の微小導電電極マイクロプレート24上には、
静電容量誘電材25が形成されている。フラットパネル
ディテクタ(FPD)2から誘電層22を除いてもX線
画像を形成することができ、この発明を実現できるが、
この場合は、電荷蓄積キャパシタ36で蓄積された電荷
量の保持性やX線画像の鮮鋭度が多少は低下する可能性
がある。
26,27とゲート28を有する複数のトランジスタ2
9が積層されている。更に、誘電基板層20上には、複
数の第2の微小導電電極マイクロプレート30が積層さ
れている。
ンジスタ29は、複数の第2の微小導電電極マイクロプ
レート30をXアドレスライン41とYセンスライン4
2に接続している。電荷蓄積キャパシタ36は、第1の
微小導電電極マイクロプレート24、第2の微小導電電
極マイクロプレート30及び静電容量誘電材25によっ
て形成されている。第2の微小導電電極マイクロプレー
ト30はトランジスタ29の電極27にも接続されてい
る。第1の微小導電電極マイクロプレート24はアース
に接続されている。
をし、バイアス電圧がXアドレスライン41を介してゲ
ートに印加されたかどうかに応じて、Yセンスライン4
2と電荷蓄積キャパシタ36との間に電流を流す。
ト30間のスペースには、導電電極又はXアドレスライ
ン41、及び導電電極又はYセンスライン42が配置さ
れている。Xアドレスライン41とYセンスライン42
は、図のように相互に対してほぼ直交するように配置さ
れている。Xアドレスライン41とYセンスライン42
は、リード線又はコネクタを通して、フラットパネルデ
ィテクタ(FPD)2のサイド又はエッジに沿って個別
にアクセス可能になっている。
電圧をラインにしたがって、アドレスされるXアドレス
ライン41に接続されたトランジスタ29のゲートに印
加することによって順次にアドレスされる。これによ
り、トランジスタ29は導通状態になり、対応する電荷
蓄積キャパシタ36に蓄積された電荷はYセンスライン
42に流れると共に、電荷検出器46の入力側に流れ
る。電荷検出器46はYセンスライン42上で検出され
た電荷に比例する電圧出力を発生する。電荷検出器46
の出力は順次にサンプリングされて、アドレスしたXア
ドレスライン41上のマイクロキャパシタの電荷分布を
表す画像信号が得られ、各マイクロキャパシタは1つの
イメージ画素を表す。Xアドレスライン41上の画素の
あるラインから信号が読み出されると、電荷増幅器はリ
セットライン49を通してリセットされる。次のXアド
レスライン41がアドレスされ、このプロセスは、すべ
ての電荷蓄積キャパシタ36がサンプリングされて、イ
メージ全体が読み出されるまで繰り返される。
らX線画像情報を画像信号として取り出し、レーザ光強
度に変換し、感光性ハロゲン化銀粒子を含有するハロゲ
ン化銀写真感光材料に記録し、現像、定着、水洗、乾燥
することによりX線画像を得る装置により、例えばマン
モグラフィや四肢骨等に要求される高い鮮鋭性の高画質
のX線画像を迅速に且つ確実に得ることができる。
材料について説明する。
材料はレーザ走査露光し、現像処理した時に得られるX
線写真画像の特性曲線が、カブリ+0.05からカブリ
+0.5のガンマ値(γ1)が0.3〜0.75を示す
ハロゲン化銀写真感光材料であることを特徴とする。
値を示す写真感光材料を使用するときに、X線画像形成
システムとして診断用として最適な画質を得ることが出
来る。特に肺ガンの初期に見られるような、スリガラス
状の陰影については、その効果が著しい。このスリガラ
ス状の陰影は、初期のものに関しては、その大きさが約
5mm程度と小さく、且つ、正常な部分との境界が明瞭
ではないため、非常に読影する事が難しい。一般的に
は、X線画像形成システムの鮮鋭性が向上すれば、判別
能は向上する。しかし、これは周囲との境界が明瞭な病
変や、四肢骨の骨稜の診断の場合であり、前記のような
初期の肺ガンに見られるスリガラス状の陰影では、単に
鮮鋭性が向上しても診断能が向上するとは限らない。
の〔あれ〕が目立ち、診断能が損なわれるからである。
X線量を高めることで改善されるが、これは被爆量をあ
げることになり、人体に対するダメージが大きくなり、
医療の現場で採用することは出来ない。
ている前記のガンマ値を有する感光材料を用いることに
より、粒状の〔あれ〕が改善されることがわかった。
得られる画像形成システム、即ち、フラットパネルディ
テクタからX線画像情報を画像信号として取り出し、レ
ーザ光強度変化に変換し、記録材料に記録するという本
発明に用いられる画像形成システムにおいて、顕著に現
れることがわかった。
定方法は、次のようにして測定した。
光源を搭載するレーザイメージャまたはレーザスキャナ
を用いて、露光エネルギーを100.1倍ずつステップ状
に変化させ、ウエッジ露光する。露光は温度23℃±3
℃、相対湿度50%±10%の環境下で行う。露光後直
ちに、画像形成に用いる現像処理システムで処理を行
う。本発明に用いる感光材料のガンマの測定には、実際
に診断に用いる画像を形成する処理システム(自動現像
機、処理薬品、処理温度、処理時間)で処理したものを
測定する。
に対数変換した露光エネルギー、縦軸に対数変換した濃
度プロットのグラフにプロットし、次の式からガンマを
算出する。
る露光量−カブリ濃度+0.05の濃度を与える露光
量)/0.45 γ2=(カブリ濃度+2.5の濃度を与える露光量−カ
ブリ濃度+0.5の濃度を与える露光量)/2 本発明に用いられるX線写真画像の特性曲線を得るには
感光材料のハロゲン化銀乳剤粒子に感度分布を持たせる
方法が挙げられるが、より具体的にはハロゲン化銀粒子
の粒径分布を調製する方法、感度の異なる単分散乳剤を
混合して使用する方法、感度の異なる乳剤層を2層以上
重層する方法等が挙げられる。更には、処理液の組成や
処理温度、処理時間を調整する方法など種々の方法を適
用できる。
材料の乳剤層の膜厚は0.5〜2.5μmの範囲が好ま
しく、0.8〜2.0μmの範囲がより好ましい。該乳
剤層の膜厚とは、支持体の両側に乳剤層を有する場合
は、片側一方の乳剤層の膜厚を言い、片側に乳剤層が多
層ある場合は、それら全層を合計した膜厚を言う。
なくとも2時間放置し、この感光材料の断面の電子顕微
鏡写真を用いて算出することが出来る。
乳剤は、公知の方法を用いて製造できる。結晶の晶癖は
立方体、14面体、8面体及び(111)面と、(10
0)面等の面が任意に混在する、例えば、球状の形をし
ていてもよい。
異なったハロゲン化銀組成からなっていてもよい。例え
ば、特開平2−85846号等に開示されている内部高
沃度型単分散粒子が挙げられる。
2以上の平板状粒子を用いることが好ましく、アスペク
ト比は3〜20であることが更に好ましい。
粒子の主平面の直径(粒径)と厚みの比を言う。該平板
粒子の主平面の直径とは、主平面の投影面積に等しい面
積の円の直径を言う。本発明において平板状ハロゲン化
銀粒子の主平面の直径は好ましくは0.05〜2.0μ
m、更に好ましくは0.1〜1.5μm、特に好ましく
は0.15〜1.0μmである。
の平行な主平面を有する平板状であり、従って本発明に
おける「厚み」とは平板状ハロゲン化銀粒子を構成する
二つの平行な主平面の距離で表される。
分光増感効率の向上、画像の粒状性及び鮮鋭性の改良な
どが得られるとして、例えば、英国特許第2,112,
157号、米国特許第4,439,520号、同4,4
33,048号、同4,414,310号、同4,43
4,226号、特開昭58−113927号、同58−
127921号、同63−138342号、同63−2
84272号、同63−305343号等で開示されて
おり、乳剤はこれらの公報に記載の方法により調製する
ことができる。
4,386,156号、同5,275,930号、同
5,314,798号に記載されている(100)主平
面を有する平板状粒子も好ましく用いられる。
化銀乳剤は、沃化銀3モル%未満の沃臭化銀、沃塩臭化
銀、臭化銀、塩臭化銀、塩化銀であり、特に好ましくは
沃化銀の含有率が1.0モル%未満の臭化銀、沃臭化銀
又は沃塩化銀である。上述した乳剤は、粒子表面に潜像
を形成する表面潜像型或いは粒子内部に潜像を形成する
内部潜像型、表面と内部潜像を形成する型の何れの乳剤
であってもよい。
分散性であることが好ましく、更に平均体積粒径の変動
係数が20%以内の範囲、特に10%以内の範囲に含ま
れるものが好ましく用いられる。本発明において、平均
体積粒径とは、平板状粒子の場合は平板状粒子の体積を
同体積を有する立方体の体積に換算して、個々の粒子の
体積を換算した立方体の一辺の長さの平均を言う。その
他の形状を有する粒子の場合も同じく換算する。尚、上
記した立方体、14面体の粒子と平板状粒子を混合して
用いてもよい。
囲に含まれる単分散性乳剤を少なくとも1種用い、2種
以上の乳剤を混合して使用する方法が好ましい。更には
混合する複数の乳剤において最も高感度な乳剤に平板状
乳剤を用い、最も低感度な乳剤に立方体乳剤を用いる方
法である。
は、Fe、Co、Ru、Rh、Re、Os、Irから選
ばれる金属の錯体を含有することが好ましく、1種類で
も同種或いは異種の金属錯体を2種以上併用しても良
い。
-9モルから1×10-2モルの範囲が好ましく、1×10
-8モルから1×10-4の範囲がより好ましい。本発明に
おいては、遷移金属錯体は、下記一般式で表される6配
位錯体が好ましい。
遷移金属、Lは架橋配位子、mは0、1−、2−、3−
又は4−を表す。Lで表される配位子の具体例として
は、ハロゲン化物(弗化物、塩化物、臭化物及び沃化
物)、シアン化物、シアナート、チオシアナート、セレ
ノシアナート、テルロシアナート、アジド及びアコの各
配位子、ニトロシル、チオニトロシル等が挙げられる
が、アコ、ニトロシル及びチオニトロシル等が好ましく
用いられる。
一つ又は二つを占めることが好ましい。Lは同一でもよ
く、また異なっていてもよい。
h)、ルテニウム(Ru)、レニウム(Re)、オスミ
ウム(Os)及びイリジウム(Ir)が用いられている
場合の好ましい具体例を下記に示す。
錯体が好ましく用いられる。以下に具体例を示す。
は、ハロゲン化銀粒子形成時に添加し、ハロゲン化銀粒
子中に組み込まれることが好ましく、ハロゲン化銀粒子
の調製、つまり核形成、成長、物理熟成、化学増感の前
後のどの段階で添加してもよいが、特に核形成、成長、
物理熟成の段階で添加するのが好ましく、更には核形
成、成長の段階で添加するのが好ましく、最も好ましく
は核形成の段階で添加する。添加に際しては、数回に渡
って分割して添加してもよく、ハロゲン化銀粒子中に均
一に含有させることもできる。
ル水洗法、フロキュレーション沈降法、限外濾過法等の
水洗方法がなされてよい。好ましい水洗法としては、例
えば、特公昭35−16086号記載のスルホ基を含む
芳香族炭化水素系アルデヒド樹脂を用いる方法、又は特
開昭63−158644号記載の凝集高分子剤例示G
3,G8などを用いる方法が特に好ましい脱塩法として
挙げられる。
化学増感されていることが好ましく、増感方法としては
イオウ増感、セレン増感、テルル増感、貴金属増感、還
元増感等公知の増感法を用いることができる。
て用いることもできる。イオウ増感にはチオ硫酸塩、チ
オ尿素化合物、無機イオウ等を用いることができる。セ
レン増感、テルル増感に好ましく用いられる化合物とし
ては、特開平9−230527号記載の化合物を挙げる
ことができる。貴金属増感法に好ましく用いられる化合
物としては、例えば塩化金酸、カリウムクロロオーレー
ト、カリウムオーリチオシアネート、硫化金、金セレナ
イド、或いは米国特許第2,448,060号、英国特
許第618,061号等に記載されている化合物を挙げ
ることができる。
コルビン酸、2酸化チオ尿素、塩化第1スズ、ヒドラジ
ン誘導体、ボラン化合物、シラン化合物、ポリアミン化
合物等を用いることができる。また、乳剤のpHを7以
上又はpAgを8.3以下に保持して熟成することによ
り還元増感することができる。
材料には、分光増感色素としてシアニン色素、メロシア
ニン色素、コンプレックスシアニン色素、コンプレック
スメロシアニン色素、ホロポーラーシアニン色素、スチ
リル色素、ヘミシアニン色素、オキソノール色素、ヘミ
オキソノール色素等を用いることができる。例えば特開
昭63−159841号、同60−140335号、同
63−231437号、同63−259651号、同6
3−304242号、同63−15245号、米国特許
第4,639,414号、同第4,740,455号、
同第4,741,966号、同第4,751,175
号、同第4,835,096号に記載された増感色素が
使用できる。
ばResearch Disclosure Item
17643IV−A項(1978年12月p.23)、同
Item1831X項(1978年8月p.437)に
記載もしくは引用された文献に記載されている。
源の分光特性に適した分光感度を有する増感色素を有利
に選択することができる。例えば特開平9−34078
号、同9−54409号、同9−80679号記載の化
合物が好ましく用いられる。有用なシアニン色素は、例
えば、チアゾリン核、オキサゾリン核、ピロリン核、ピ
リジン核、オキサゾール核、チアゾール核、セレナゾー
ル核及びイミダゾール核などの塩基性核を有するシアニ
ン色素である。有用なメロシアニン染料で好ましいもの
は、上記の塩基性核に加えて、チオヒダントイン核、ロ
ーダニン核、オキサゾリジンジオン核、チアゾリンジオ
ン核、バルビツール酸核、チアゾリノン核、マロノニト
リル核及びピラゾロン核などの酸性核も含む。
が、それらの組合せを用いてもよく、増感色素の組合せ
は、特に強色増感の目的でしばしば用いられる。増感色
素とともに、それ自身分光増感作用をもたない色素或い
は可視光を実質的に吸収しない物質であって、強色増感
を示す物質を乳剤中に含んでもよい。
合せ及び強色増感を示す物質はリサーチ・ディスクロー
ジャ(Research Disclosure)17
6巻17643(1978年12月発行)第23頁IVの
J項、或いは特公平9−25500号、同43−493
3号、特開昭59−19032号、同59−19224
2号等に記載されている。
な有機溶媒に溶解した溶液として添加することができ
る。更に固体微粒子状の分散物を作製して添加すること
もできる。分光増感色素の添加量は、色素の種類や乳剤
条件によって一様ではないが、ハロゲン化銀1モル当た
り1〜900mgが好ましく、5〜400mgが特に好
ましい。分光増感色素は、化学熟成工程の終了前に添加
するのが好ましく、化学熟成の終了前に数回に分けて添
加してもよい。更に好ましくはハロゲン化銀粒子の成長
工程終了後から化学熟成工程の終了前であり、特に化学
熟成開始前が好ましい。
停止させるには乳剤の安定性を考慮すると化学熟成停止
剤を用いることが好ましい。この化学熟成停止剤として
は、ハロゲン化物(例えば、臭化カリウム、塩化ナトリ
ウム等)、カブリ防止剤又は安定剤として知られている
有機化合物(例えば、4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデン)等が挙げられ
る。これらは単独もしくは複数の化合物を併用してもよ
い。
理熟成又は化学熟成前後の工程において、各種の写真用
添加剤を用いることができる。
に所定の光学濃度を得るため、及び現像処理後の画像の
変形を防ぐためにプラスチックフイルム(例えば、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミ
ド、ナイロン、セルローストリアセテート、ポリエチレ
ンナフタレート)であることが好ましい。
エチレンテレフタレート(以下PETと略す)、ポリエ
チレンナフタレート(以下PENと略す)、及びシンジ
オタクチック構造を有するスチレン系重合体を含むプラ
スチック(以下SPSと略す)の支持体が挙げられる。
支持体の厚みとしては50〜300μm程度が好まし
く、更に好ましくは70〜180μmである。
ることもできる。採用するプラスチックとしては、前記
のプラスチックが挙げられる。支持体の熱処理とはこれ
らの支持体を製膜後、感光性層が塗布されるまでの間
に、支持体のガラス転移点より30℃以上高い温度で、
好ましくは35℃以上高い温度で、更に好ましくは40
℃以上高い温度で加熱することがよい。但し、支持体の
融点を超えた温度で加熱しては本発明の効果は得られな
い。
する。
チレンテレフタレートからなるものであるが、ポリエチ
レンテレフタレート以外に、酸成分としてテレフタル
酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、イソフタル
酸、ブチレンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸、アジピン酸等と、グリコール成分としてエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、シクロヘキサンジメタノール等との変性ポリエステ
ル成分が全ポリエステルの10モル%以下含まれたポリ
エステルであってもよい。
フタレート、及びテレフタル酸と2,6−ナフタレンジ
カルボン酸とエチレングリコールからなる共重合ポリエ
ステル、及びこれらのポリエステルの二種以上の混合物
を主要な構成成分とするポリエステルが好ましい。ま
た、更に他の共重合成分が共重合されていても良いし、
他のポリエステルが混合されていても良い。
クポリスチレン)と異なり立体的に規則性を有したポリ
スチレンである。SPSの規則的な立体規則性構造部分
をラセモ連鎖といい、2連鎖、3連鎖、5連鎖、或いは
それ以上と規則的な部分がより多くあることが好まし
く、本発明において、ラセモ連鎖は、2連鎖で85%以
上、3連鎖で75%以上、5連鎖で50%以上、それ以
上の連鎖で30%以上であることが好ましい。SPSの
重合は特開平3−131843号明細書記載の方法に準
じて行うことが出来る。
下引製造方法は公知の方法を用いることができるが、好
ましくは、特開平9−50094号の段落〔0030〕
〜〔0070〕に記載された方法を用いることである。
材料は迅速処理に適するように、該感材の塗布工程にお
いて、予め適量の硬膜剤を添加しておき、現像−定着−
水洗工程での水膨潤率を調整することで乾燥開始前の感
光材料中の含水量を少なくしておくことが好ましい。
尚、本発明の感光材料は現像処理中の膨潤率が50〜1
50%が好ましく、膨潤後の膜厚が20μm以下が好ま
しい。水膨潤率が150%を越えると乾燥不良を生じ、
例えば自動現像機処理、特に迅速処理において搬送不良
も併発する、また、水膨潤率が50%未満では現像した
際に現像ムラや残色が増加する悪い傾向がある。ここで
言う水膨潤率とは、各処理液中で膨潤した後の膜厚と現
像処理前の膜厚との差を求め、これを処理前の膜厚で除
して100倍したものを言う。
ゲン化銀乳剤に更に目的に応じて種々の添加剤を添加す
ることができる。使用される添加剤その他としては例え
ばRD−17643(1978年12月)、同1871
6(1979年11月)及び同308119(1989
年12月)に記載されたものが挙げられる。それらの記
載箇所を以下に掲載した。
理する工程において、粉末処理剤や錠剤、丸薬、顆粒の
如き固形処理剤などを使用しても良く、更に必要に応じ
防湿加工を施したものを使用しても良い。
結晶の集合体のことをいう。本発明でいう顆粒とは、粉
末に造粒工程を加えたもので、粒径50〜5000μm
の粒状物のことをいう。本発明でいう錠剤とは、粉末又
は顆粒を一定の形状に圧縮成型したもののことを言う。
機中の現像液の開口係数を小さくすることが有効であ
る。特に開口係数が50cm2/l以下が好ましい。す
なわち、開口係数が50cm2/lを超えると未溶解の
固形処理剤や溶解した直後の濃厚な液が空気酸化を受け
易くその結果、不溶物やスカムが発生し、自現機或いは
処理される感材を汚染する等の問題を発生するが、開口
係数が50m2/l以下でこれらの問題が解決される。
本発明において、前記開口係数とは、処理液単位体積当
たりの空気との接触面積で表され、単位は(cm2/
l)である。
は50cm2/l以下が好ましく、更に好ましくは30
〜3cm2/lであり、特に好ましくは20〜5cm2/
lである。開口係数は一般に空気遮断する樹脂等を浮き
蓋とすることで小さくしたり、また、特開昭63−13
1138号、同63−216050号、同63−235
940号に記載のスリット型現像装置によって小さくで
きる。
定着剤、安定剤等写真用処理剤に用いられる。本発明に
用いられる固形処理剤はある処理剤の1部の成分のみ固
形化しても良いが、好ましくは該処理剤の全成分が固形
化されていることである。各成分は別々の固形処理剤と
して成型され、同一個装されていることが望ましい。又
別々の成分が定期的に包装でくり返し投入される順番に
包装されていることも望ましい。
する供給手段としては、例えば、固形処理剤が錠剤であ
る場合、実開昭63−137783号公報、同63−9
7522号公報、実開平1−85732号公報等公知の
方法があるが要は錠剤を処理槽に供給する機能が最低限
付与されていればいかなる方法でも良い。
合には実開昭62−81964号、同63−84151
号、特開平1−292375号記載の重力落下方式や実
開昭63−105159号、同63−195345号等
記載のスクリュー又はネジによる方式が公知の方法とし
てあるがこれらに限定されない。
平6−138591号(19〜20頁)記載のジヒドロ
キシベンゼン類、アミノフェノール類、ピラゾリドン類
の他に特開平5−165161号記載のレダクトン類も
好ましく用いられる。使用されるピラゾリドン類のうち
特に4位が置換されたもの(ジメゾン、ジメゾンS等)
は水溶性や固形処理剤自身の経時による変化が少なく特
に好ましい。保恒剤として亜硫酸塩の他、有機還元剤を
保恒剤として用いることができる。その他にキレート剤
や硬膜剤の重亜硫酸塩付加物を添加することができる。
また銀スラッジ防止剤として特開平5−289255
号、特開平6−308680号(一般式[4−a][4
−b])記載の化合物を添加することも好ましい。
く、特開平1−124853号記載の化合物が特に好ま
しい。現像剤にアミン化合物を添加することもでき、米
国特許第4,269,929号記載の化合物が特に好ま
しい。
で、緩衝剤としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、リン酸三ナトリウ
ム、リン酸三カリウム、リン酸二カリウム、ホウ酸ナト
リウム、ホウ酸カリウム、四ホウ酸ナトリウム、四ホウ
酸カリウム、o−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム、o−
ヒドロキシ安息香酸カリウム、5−スルホ−2−ヒドロ
キシ安息香酸ナトリウム(5−スルホサリチル酸ナトリ
ウム)、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸カリウム
等を挙げることができる。
88号、同37−5987号、同38−7826号、同
44−12380号、同45−9019号及び米国特許
第3,813,247号等に記載のチオエーテル系化合
物、特開昭52−49829号及び同50−15554
号等に記載のp−フェニレンジアミン系化合物、特開昭
50−137726号、特公昭44−30074号、特
開昭56−156826号及び同52−43429号等
に記載の4級アンモニウム塩類、米国特許第2,61
0,122号及び同4,119,462号記載のp−ア
ミノフェノール類、米国特許第2,494,903号、
同3,128,182号、同4,230,796号、同
3,253,919号、特公昭41−11431号、米
国特許第2,482,546号、同2,596,926
号及び同3,582,346号等に記載のアミン系化合
物、特公昭37−16088号、同42−25201
号、米国特許第3,128,183号、特公昭41−1
1431号、同42−23883号及び米国特許第3,
532,501号等に記載のポリアルキレンオキサイ
ド、その他1−フェニル−3−ピラゾリドン類、ヒドラ
ジン類、メソイオン型化合物、イミダゾール類等を必要
に応じて添加することができる。
きアルカリ金属ハロゲン化物及び有機カブリ防止剤が使
用できる。有機カブリ防止剤としては、例えば、ベンゾ
トリアゾール、6−ニトロベンズイミダゾール、5−ニ
トロイソインダゾール、5−メチルベンゾトリアゾー
ル、5−ニトロベンゾトリアゾール、5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−チアゾリルベンズイミダゾール、2
−チアゾリルメチルベンズイミダゾール、インダゾー
ル、ヒドロキシアザインドリジン、アデニン、1−フェ
ニル−5−メルカプトテトラゾール等を例として挙げる
ことができる。更に、現像剤組成物には、必要に応じ
て、メチルセロソルブ、メタノール、アセトン、ジメチ
ルホルムアミド、シクロデキストリン化合物、その他特
公昭47−33378号、同44−9509号各公報記
載の化合物を現像主薬の溶解度を上げるための有機溶剤
として使用することができる。更にまた、その他ステイ
ン防止剤、スラッジ防止剤等各種添加剤を用いることが
できる。
好ましく、スタータを固形化して添加することも好まし
い、スタータとしてはポリカルボン酸化合物の如き有機
酸の他にKBrの如きアルカリ金属のハロゲン化物や有
機抑制剤、現像促進剤が用いられる。
9〜12の範囲が好ましく、更に好ましくは、9.5〜
10.5の範囲である。現像温度としては20〜60
℃、好ましくは30〜45℃である。
明する。定着液としては、チオ硫酸塩を含有することが
好ましい。チオ硫酸塩は、通常、リチウム、カリウム、
ナトリウム、アンモニウム塩として用いられるが、好ま
しくはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムであ
る。アンモニウム塩として用いることにより定着速度の
速い定着液が得られるが、保存性等の点からはナトリウ
ム塩が好ましい。チオ硫酸塩の濃度は好ましくは0.1
〜5モル/リットルであり、より好ましくは0.5〜2
モル/リットル、更に好ましくは0.7〜1.8モル/
リットルである。
ン酸塩等も用いることができる。定着液は好ましくは亜
硫酸塩を含有し、該亜硫酸塩の濃度は、チオ硫酸塩と亜
硫酸塩の水系溶媒に対する溶解混合時において、0.2
モル/リットル以下である。
ウム、ナトリウム、アンモニウム塩等が用いられ、前記
の固体チオ硫酸塩と共に溶解して用いられる。本発明に
用いられる定着液は、水溶性クロム塩又は水溶性アルミ
ニウム塩等を含有してもよい。水溶性クロム塩としては
クロム明ばん等が挙げられ、水溶性アルミニウム塩とし
ては、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウムカリウム、
塩化アルミニウム等を挙げることができる。これら、ク
ロム塩又はアルミニウム塩の添加量は定着液1リットル
当たり0.2〜3.0gで、好ましくは1.2〜2.5
gである。また定着剤には、酢酸、クエン酸、酒石酸、
リンゴ酸、琥珀酸、フェニル酢酸及びこれらの光学異性
体等が含まれてもよい。これらの塩としては、例えば、
クエン酸カリウム、クエン酸リチウム、クエン酸ナトリ
ウム、クエン酸アンモニウム、酒石酸水素リチウム、酒
石酸水素カリウム、酒石酸カリウム、酒石酸水素ナトリ
ウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸水素アンモニウム、酒
石酸アンモニウムカリウム、酒石酸ナトリウムカリウ
ム、リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酸アンモニウム、琥珀
酸ナトリウム、琥珀酸アンモニウム等に代表されるリチ
ウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム塩等が好ま
しいものとして挙げられる。上記化合物の中でより好ま
しいものとしては、酢酸、クエン酸、イソクエン酸、リ
ンゴ酸、フェニル酢酸及びこれらの塩である。化合物の
添加量は0.2〜0.6モル/リットルが好ましい。酸
としては、例えば、硫酸、塩酸、硝酸、ホウ酸のような
無機酸及び塩や、蟻酸、プロピオン酸、シュウ酸、リン
ゴ酸等の有機酸類等が挙げられるが、好ましくは、ホウ
酸、アミノポリカルボン酸類等の酸及び塩である。アミ
ノカルボン酸で特に好ましいものはβ−アラニン、ピペ
リジン酸等がある。酸の好ましい添加量は0.5〜40
g/リットルである。キレート剤としては、例えば、ニ
トリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸等のアミノポリ
カルボン酸類及びこれらの塩等が挙げられる。界面活性
剤としては、例えば、硫酸エステル化物、スルホン化物
等のアニオン界面活性剤、ポリエチレングリコール系、
エステル系等のノニオン界面活性剤、特開昭57−68
40号記載の両性界面活性剤等が挙げられる。湿潤剤と
しては、例えば、アルカノールアミン、アルキレングリ
コール等が挙げられる。定着促進剤としては、例えば、
特開昭45−35754号、特公昭58−122535
号、同58−122536号記載のチオ尿素誘導体、分
子内に三重結合を有するアルコール、米国特許第4,1
26,459号記載のチオエーテル等が挙げられる。定
着液の溶解或いは希釈後のpHは通常3.8以上が好ま
しく、更に好ましくは4.2〜5.5である。定着温度
としては20〜60℃が好ましく、更に好ましくは30
〜45℃である。
ましくは5〜60秒であり、定着時間は3〜90秒が好
ましく、更に好ましくは5〜60秒である。現像、定
着、水洗、乾燥を含む全処理時間はDry to Dr
yで15〜210秒が好ましく、更に好ましくは15〜
90秒である。
線画像情報検出装置の検出用デバイスとして具体的に
は、2次元的に配列された複数のコンデンサを用い、照
射されたX線の強度に応じて光導電層に生成した電荷を
蓄積するようにした。
他の物に替えて構成したX線画像情報検出装置も用いる
ことが出来る。例えば、X線の強度分布を増感紙などの
シンチレータの蛍光強度分布に変換し、その蛍光強度分
布を2次元に配列された複数のフォトダイオードで検出
してX線画像情報を得ることも出来る。
図2のトランジスタ29で説明したが、トランジスタの
代わりにダイオードを用いることもできる。
するが本発明はこれらに限定されない。
剤を用いて、2.5Nアンモニア性硝酸銀水溶液とK2
IrCl6を2.4×10-6mol/l含む2.4N臭
化カリウムと沃化カリウムの混合水溶液(ハロゲン組
成;Br/I=99.9/0.1)をダブルジェット法
で添加し、平均粒径0.25μmの立方晶単分散乳剤を
成長させた。なお、粒子成長の際のpAgは(100)
面が99%以上になるようにpAgを8.1以下の値で
適宜に調整した。
花王アトラス社製デモールN水溶液及び硫酸マグネシウ
ム水溶液を用いて沈澱脱塩、水洗を行なった。更にオセ
インゼラチン23gを用いて、水洗を行った上記乳剤を
再分散した。乳剤は50℃における電位が50mV、p
Hは5.85であった。得られた粒子200個を任意に
選び、電子顕微鏡で粒径を測定し、粒径の変動係数を求
めたところ、0.08であった。この乳剤をE1とす
る。
量を変化する以外はE1と同様にして乳剤を調製しE
2、E3の乳剤を得た。E2、E3の乳剤は平均粒径が
それぞれ0.28μm、0.31μmである以外は、E
1と同様に調製した。
光増感色素を添加してから、銀1モル当たりNH4SC
Nの1%水溶液;5.2ml、HAuCl4の0.2%
水溶液;0.78ml、Na2S2O3の0.25%水溶
液;5.6ml、トリフェニルフォスフィンセレナイド
の0.4%水溶液;3.5mlからなる化学増感剤を添
加し50℃で化学熟成を行った。カブリの上昇が0.0
2になった時点でKBrを銀1モル当たり300mg添
加し、更にアザインデン(4−ヒドロキシ−6−メチル
−1,3,3a,7−テトラザインデン)を銀1モルあ
たり2.4モル添加し、温度を下げ化学熟成を停止し
た。
たり下記の化合物を添加し、乳剤の塗布液とし、感光材
料1を作製した。次いで、乳剤E1、E2及びE3の混
合比率を表1のように替えた以外は、感光材料1と同様
にして感光材料2〜6を作製した。
フェニル−5−メルカプトテトラゾールの量を各々、増
量し、下記の表1に示すガンマ値(γ1及びγ2)にな
るように調整した。
とおりである。添加量はゼラチン1g当たりの量で示
す。
ット剤 21mg 平均粒径3μmのポリメチルメタクリレートからなるマ
ット剤 28mg
バッキング保護層塗布液を下引き済みのベース上に同時
塗布した。なお銀付き量は2.0g/m2、乳剤層側の
ゼラチン付き量は乳剤層が1.5g/m2、乳剤保護膜
層が0.5g/m2とした。またバッキング層のゼラチ
ン付き量はバッキング層が1.5g/m2、バッキング
保護層が0.5g/m2である。
に示す現像液、定着液を用いて処理を行い評価した。
ムでpH10.0に調整する。
4.60に調整する。
主薬の補充量に換算して50ミリモル/m2、定着液が
定着剤の補充量に換算して150ミリモル/m2と設定
した。
体レーザを光源とするレーザスキャナを用いて露光エネ
ルギーをステップ状態に変化させて露光後、下記条件で
現像処理しガンマを測定した。
々、前述のフラットパネルディテクタ(FPD)で得た
X線画像情報(初期の肺ガンによるスリガラス状陰影が
存在する患者さんの胸部画像)をレーザスキャナで露光
し、前述の処理液をいれたコニカ(株)製自動現像機T
CX−701を用いて、現像温度35度、定着温度34
℃で45秒処理を行った。同じ患者さんの同じ部位の、
胸部X線画像(被爆線量をそろえる)をコニカ(株)製
レジウス330(輝尽性蛍光体プレートを用いた従来の
X線画像形成システム)でX線画像を入力し、試料N
o.1〜6のフィルムに同様に露光し、スリガラス状陰
影の検出能を5段階評価した。ランク5は最もよく検出
できるレベルを示し、ランク1は全くわからないレベル
を示す。
年以上の4名の医師及び4名の技師により実施し、8名
の評価の平均値で表した。
ディテクタを使用し、本発明の特性曲線を示す画像形成
方法を用いて得られたX線画像の方が診断能が明らかに
向上していることがわかる。
荷を低減でき、かつ初期の肺ガンにみられるスリガラス
状の陰影の検出力が高いX線写真画像の形成方法を提供
することが出来た。
略断面図である。
略平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 X線画像情報をフラットパネルディテク
タに捕獲し、このフラットパネルディテクタからX線画
像情報を画像信号として取り出し、レーザ光強度に変換
し、ハロゲン化銀写真感光材料に走査露光後、現像処理
を行って得られたX線写真画像において、カブリ+0.
05からカブリ+0.5におけるガンマ値(γ1)が
0.3〜0.75である特性曲線を示すことを特徴とす
るX線画像形成方法。 - 【請求項2】 カブリ+0.5からカブリ+2.5にお
けるガンマ値(γ2)が1.7〜2.6である特性曲線
を示すことを特徴とする請求項1に記載のX線画像形成
方法。 - 【請求項3】 ローラ搬送型自動現像機を用いて現像処
理することを特徴とする請求項1又は2に記載のX線画
像形成方法。
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