JP2000065249A - 真空ゲートバルブ - Google Patents

真空ゲートバルブ

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JP2000065249A
JP2000065249A JP10234275A JP23427598A JP2000065249A JP 2000065249 A JP2000065249 A JP 2000065249A JP 10234275 A JP10234275 A JP 10234275A JP 23427598 A JP23427598 A JP 23427598A JP 2000065249 A JP2000065249 A JP 2000065249A
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JP
Japan
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valve
valve body
vacuum gate
elastic
gate valve
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JP10234275A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Inada
光浩 稲田
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Irie Koken Co Ltd
Original Assignee
Irie Koken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の真空ゲートバルブは、弁箱、弁板、弁
棒、シリンダ、ベローズ等の多くの高価な部品を必要と
していたため、コストダウンが難しく、組立及び調整に
も多大の労力とコストが必要であった。 【解決手段】 本発明による真空ゲートバルブは、弁体
が変形自在な輪状の弾性弁体(100)よりなり、この弾性
弁体(100)を駆動アクチュエータ(10)により変形させて
開口(5)に対する開閉を行うことによって、従来よりも
大幅に簡略化及び低価格化を得る構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空ゲートバルブ
に関し、特に、ゴム等の弾性体からなる弾性弁体を駆動
シリンダの押圧力を介して変形させ、開口の開閉を行う
ことにより、従来よりも大幅に構成が簡略化されかつ低
価格化が達成できるようにするための新規な改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の真空ゲー
トバルブとしては、例えば、特開平8−28750号公
報に開示された構成を挙げることができる。すなわち、
弁棒に設けられた板状の弁体を2個の駆動シリンダを用
いることによって上下動と水平動とを行い、弁箱の開口
に弁体を押し付けていた。また、他の構成としては、カ
ム及びカム孔を用いて弁棒を傾動させることにより、板
状の弁体を弁箱の開口に対応させた後に、弁体を開口に
押し付けて閉弁を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空ゲート弁
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、従来構成においては、弁棒
に設けられた板状の弁体を複数のシリンダ又は単体のシ
リンダとカム等を介して弁箱の開口を開閉する構成であ
るため、弁箱を必ず必要とすると共に、弁棒の作動時に
真空を保つために高価なベローズを必要とし、構造上及
びコスト上において大きい障害となっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ゴム等の弾性体からなる弾
性弁体を駆動シリンダの押圧力を介して変形させ、開口
の開閉を行うことにより、従来よりも大幅に構成が簡略
化されかつ低価格化が達成できるようにした真空ゲート
バルブを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による真空ゲート
バルブは、真空側と大気側との間に位置する開口を弁体
により開閉する真空ゲートバルブにおいて、前記弁体は
変形自在な輪状の弾性弁体よりなり、前記弾性弁体を駆
動するアクチュエータにより変形させ前記開口の開閉を
行う構成であり、また、前記弾性弁体は、軸方向断面が
波形をなしている構成であり、また、前記弾性弁体は、
軸方向断面が板形をなしている構成であり、また、前記
弾性弁体は上部弁部材及び下部弁部材よりなり、前記駆
動アクチュエータにより互いに逆方向に移動する第1押
え部材及び第2押え部材を有し、前記第1押え部材は前
記上部弁部材に接続され、前記第2押え部材は前記下部
弁部材に接続されている構成であり、さらに、前記弾性
弁体は、ゴムからなる構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による真
空ゲートバルブの好適な実施の形態について説明する。
図1から図3は、本発明の第1形態を示すもので、図1
は全体の概略構成図、図2は図1の要部の拡大側面図、
図3は図1の弾性弁体の動作説明図である。図1におい
て符号1で示されるものは真空ゲートバルブであり、こ
の真空ゲートバルブ1は、例えば半導体製造装置を構成
する第1チャンバ2と第2チャンバ3の間に密合して設
けられている。
【0007】前記真空ゲートバルブ1に設けられた固定
盤4は、前記各チャンバ2,3の側壁2a,3aに密合
していることにより、真空ゲートバルブ1が各チャンバ
2,3間に固定されている。前記各チャンバ2,3に形
成された各開口5は各チャンバ2,3間に位置し互いに
同一高さ位置にて対向して配設されている。この各開口
5に対応して弁体としての弾性弁体100が設けられ、
この弾性弁体100はゴム等の変形自在な材質よりなる
輪状筒形(後述の図4の形態と同じ)で形成されてい
る。この弾性弁体100は、図1ではその軸方向に沿っ
て切断されているため、軸方向断面で波形をなす上部弁
部材6及び下部弁部材7が位置しており、各弁部材6,
7の両側(図面を貫通する方向の両側)は一体状に結合
されて輪状に形成されている。
【0008】前記各弁部材6,7の軸方向(図面の紙面
に沿う方向)の各端部6a,7aは、各チャンバ2,3
の側壁2a,3aに密合し、支持部材8により支持され
ているため、各開口5はこの弾性弁体100を介して外
部と遮断されている。前記固定盤4上にはエアシリンダ
からなる駆動アクチュエータ10が設けられており、こ
の駆動アクチュエータ10のロッド11は、この固定盤
4の両端に固定されたガイドバー12を介して移動自在
な第1押え部材13に接続されている。
【0009】前記各ガイドバー12の下部位置には第2
押え部材14が移動自在に設けられ、この第2押え部材
14の端部に回転自在に設けられたピニオンギヤ15に
は、前記第1押え部材13の端部に設けられたラック1
6が噛合していることにより、駆動アクチュエータ10
を駆動して第1押え部材13を矢印Aの方向に移動させ
ると、前記ピニオンギヤ15とラック16からなる連動
機構17を介して第2押え部材14が矢印B方向へ移動
するように構成されている。従って、各押え部材13,
14は互いに異なる逆方向に移動するように構成されて
いる。なお、この連動機構17は他の構成を用いること
もできる。
【0010】次に、動作について述べる。まず、図1及
び図2の状態は、各チャンバ2,3が真空側又は大気側
に維持されているため、真空ゲートバルブ1の弁体とし
ての弾性弁体100を構成する各弁部材6,7は空隙2
0が開状態となっている。次に、この状態で、各チャン
バ2,3を例えば互いに異なる大気側と真空側とする場
合には、駆動アクチュエータ10を駆動して、ロッド1
1を介して第1押え部材13が矢印A方向に下がると第
2押え部材14が矢印B方向に上がるため、図3の
(A)、(B)で示すように各押え部材13,14が弾
性弁体100を変形させて(B)の状態のように押圧
し、空隙20がなくなる状態となり、各チャンバ2,3
間の開口5は閉弁される。この状態で真空ポンプ(図示
せず)を用いて何れかのチャンバ2又は3を真空状態と
することができる。その後、駆動アクチュエータ10を
駆動してロッド11を前述と逆方向に移動させると、各
押え部材13,14が開く方向に移動して再び空隙20
が形成されて開弁状態となる。なお、前述の駆動アクチ
ュエータは、エアシリンダに限らず、電磁型でも可能で
ある。
【0011】次に、図4及び図5に示された第2形態に
ついて述べる。なお、第1形態と同一又は同等部分につ
いては同一符号を用いて説明する。すなわち、固定盤4
には駆動アクチュエータ10が設けられ、この駆動アク
チュエータ10は、第1、第2ピストン10A,10B
を有し、第1給排気口10aからエア等の媒体を供給す
ることにより各ピストン10A,10Bが離れる方向に
移動し、第2給排気口10bから前記媒体を供給するこ
とにより各ピストン10A,10Bが接近する方向に移
動するように構成されている。
【0012】前記第1ピストン10Aに接続された連結
板30は、前記固定盤4の貫通孔4aを貫通して設けら
れた1対の連結棒31を介して第2押え部材14に接続
されている。前記各連結棒31に作動自在に設けられた
第1押え部材13は前記第2ピストン10Bに接続され
ている。
【0013】前記各押え部材13,14間には、断面形
状がほぼ船型をなす輪状筒形のゴム等からなる弾性弁体
100が設けられており、この弾性弁体100の上部弁
部材6が支持部材8を介して第1押え部材13に接続さ
れ、下部弁部材7が支持部材8を介して第2押え部材1
4に接続されている。従って、前述のように駆動アクチ
ュエータ10の各ピストン10A,10Bを互いに開く
方向に移動させると、各押え部材13,14は互いに接
近して閉じる方向に移動するため、弾性弁体100の上
部弁部材6及び下部弁部材7が互いに接合して空隙20
を図5の(A)から(B)で示すように閉じて閉弁する
ことができる。また、この空隙20を図5の(B)から
(A)のように開弁する場合には、駆動アクチュエータ
10の各ピストン10A,10Bを接近させるように媒
体を供給すると、各弁部材13,14が開いて開弁する
ことができる。なお、図4で示す前記弾性弁体100
は、その軸方向断面形状は、図3の波形に対して図5の
(A)で示すように、平坦な板状を構成しており、その
両端部分はこの弾性弁体100が変形しやすいように、
U字形に曲折されたU字形曲折部100Aが形成されて
いる。なお、前述の形態で示された弾性弁体100の形
状は、1例を示したもので、前述とは異なる断面形状を
有する形態とすることもできることは述べるまでもない
ことである。なお、弾性体の材質はゴムが望ましいが、
ゴムの中でも気体透過率の低いフッ素ゴムが適してい
る。また、耐プラズマ性や耐熱性からはパーフロロエチ
レン系ゴムが望ましい。更に、ゴムからの放出ガスを低
減させるための表面処理、耐久寿命向上のための複数層
からなる複合弾性体も好ましい形態である。
【0014】
【発明の効果】本発明による真空ゲートバルブは、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、各チャンバ間の開口を弾性弁体
の変形動作のみで開閉弁することができるため、従来の
板状弁体を無摺動で弁箱の開口に移動させる構成に比べ
ると、弁箱、ベローズ、弁棒等が不要となり、構造の大
幅な簡略化及びコストダウンを達成することができ、従
来には存在しない画期的な真空ゲートバルブを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空ゲートバルブを示す概略構成
図である。
【図2】図1の要部を示す拡大側面図である。
【図3】図1の弾性弁体の動作説明図である。
【図4】図1の他の形態を示す構成図である。
【図5】図4の弾性弁体の動作説明図である。
【符号の説明】
5 開口 6 上部弁部材 7 下部弁部材 10 駆動アクチュエータ 13 第1押え部材 14 第2押え部材 100 弾性弁体(弁体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空側と大気側との間に位置する開口
    (5)を弁体により開閉する真空ゲートバルブにおいて、
    前記弁体は変形自在な輪状の弾性弁体(100)よりなり、
    前記弾性弁体(100)を駆動するアクチュエータ(10)によ
    り変形させ前記開口(5)の開閉を行う構成としたことを
    特徴とする真空ゲートバルブ。
  2. 【請求項2】 前記弾性弁体(100)は、軸方向断面が波
    形をなしていることを特徴とする請求項1記載の真空ゲ
    ートバルブ。
  3. 【請求項3】 前記弾性弁体(100)は、軸方向断面が板
    形をなしていることを特徴とする請求項1記載の真空ゲ
    ートバルブ。
  4. 【請求項4】 前記弾性弁体(100)は上部弁部材(6)及び
    下部弁部材(7)よりなり、前記駆動アクチュエータ(10)
    により互いに逆方向に移動する第1押え部材(13)及び第
    2押え部材(14)を有し、前記第1押え部材(13)は前記上
    部弁部材(6)に接続され、前記第2押え部材(14)は前記
    下部弁部材(7)に接続されていることを特徴とする請求
    項1ないし3の何れかに記載の真空ゲートバルブ。
  5. 【請求項5】 前記弾性弁体(100)は、ゴムからなるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の真空
    ゲートバルブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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