JPH0225020Y2 - - Google Patents

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JPH0225020Y2
JPH0225020Y2 JP1984116031U JP11603184U JPH0225020Y2 JP H0225020 Y2 JPH0225020 Y2 JP H0225020Y2 JP 1984116031 U JP1984116031 U JP 1984116031U JP 11603184 U JP11603184 U JP 11603184U JP H0225020 Y2 JPH0225020 Y2 JP H0225020Y2
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fluid pressure
chamber
piezoelectric element
fluid
pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、流体の流れを切換制御する切換弁に
に関し、特にそのアクチユエータとして圧電素子
を用いることにより高速でしかも電力消費量を軽
減し得るようにした切換弁に関する。
〔従来の技術〕
たとえば空気圧などといつた流体の流れを切換
制御する切換弁装置として従来は、電磁切換弁が
一般に採用されている。そして、制御すべき流体
の流量があまり大きくない場合でも切換制御動作
に高速化が要求される場合には、上述した電磁切
換弁以外には高速化を達成し得るものは見当たら
ず、その使用を避けることはできないものであつ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような電磁切換弁は、その
流体制御を迅速かつ確実に行なえ、高速化が図れ
る反面、その駆動電力が非常に大きいという欠点
があり、特に上述したように制御すべき流体の流
量があまり大きくない場合にはその切換周波数が
せいぜい10〜20Hz程度と低いにもかかわらず、駆
動電力が非常に大きくなり、電力消費量が多いと
いう欠点があつた。
特に、パルス幅変調を用いて流体の流れや圧力
制御を行なう場合等にあつては、その切換制御動
作にスピードが要求されるもので、上述した電磁
切換弁以外の簡易型の切換弁を構成するうえで、
何らかの対策を講じることが望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
このような要請に応えるために本考案に係る切
換弁は、流体圧供給側通路と流体圧出力側通路と
が開口している流体圧室と、この流体圧室に接続
通路を介して接続されるとともに大気孔が開口し
ている大気室と、これら流体圧室および大気室の
内部にそれぞれ片持ち支持されて配置されるバイ
モルフ型圧電素子または電歪素子などによる第1
および第2の板状圧電素子と、前記流体圧室内で
流体供給側通路を導入する部分に設けられ前記第
1の圧電素子の揺動変位により開閉される第1の
導圧用ノズルと、前記大気室内で接続通路を導入
する部分に設けられ前記第2の圧電素子の揺動変
位により開閉される第2の導圧用ノズルとを備え
てなる構成としたものである。
〔作用〕
本考案によれば、第1および第2の板状圧電素
子で開閉される第1および第2の導圧用ノズルに
よる開閉弁機構を、それぞれ独立して形成された
流体圧室および大気室に設けるとともに、該導圧
用ノズルをそれぞれの室内への流体圧導入側通路
部分に設け、流体の流れの方向を統一しているた
め、各導圧用ノズルを開閉するそれぞれの圧電素
子に対しノズル閉塞時に作用する流体の流れによ
る流体圧力と各室内での流体圧との圧力差関係を
揃え、圧電素子によるノズルの開閉動作を安定し
た作動特性とすることが可能で、これにより流体
の流れの切換制御を、安定性を保つて行なえる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る切換弁の原理を説明する
ためのものであつて、同図において、全体を符号
1で示す切換弁は、その弁筐体2内に密閉室3を
有し、かつこの密閉室3内に対向して開口する第
1および第2の導圧用ノズル4a,5aをその先
端部に有する第1および第2の流体圧通路4,5
と、その上方において密閉室3内から外部に導出
される出力用通孔6とが設けられている。ここ
で、図中S1,S2,S3は上述した通路4,5
および通孔6が接続される、たとえば流体圧供給
側、大気連通側、および流体圧出力側を示してい
る。
また、このような弁筐体2の密閉室3内でその
可動端7aが揺動動作し得るように片持ち支持さ
れた板状圧電素子としてのバイモルフ型圧電素子
7を設けてなり、このバイモルフ型圧電素子7の
揺動変位により前記導圧用ノズル4a,5aを開
閉し得るように構成している。なお、図中8は弁
筐体2に片持ち支持されたバイモルフ型圧電素子
7の基部を絶縁状態で保持する絶縁シール材、9
はバイモルフ型圧電素子7に駆動電圧(V)を印
加するための駆動電圧部である。
そして、このような構成によれば、バイモルフ
型圧電素子7に所望の方向への揺動変位を得る電
圧を印加することで、その可動端7aが第1およ
び第2の通路4,5の導圧用ノズル4a,5aの
いずれか一方を閉塞し、かつ他方を開放するた
め、通路4または5が出力用通孔6側に選択的に
連通され流体の流れまたは流体圧力が切換制御さ
れることとなる。
ここで、上述したバイモルフ型圧電素子7は、
周知のように、一対の板状圧電物質が積層される
とともに、その外側面および両板材間に電極層が
形成され、かつこれら電極層に対し適宜通電電流
が供給されることにより、その固定端を揺動支点
として揺動動作するものである。また、このよう
な圧電素子7は、たとえば単結晶物質の水晶、チ
タン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン
酸鉛などのペロブスカイト型構造のセラミツク
ス、さらに有機物質のポリフツ化ビニリデンなど
といつた圧電物質によつて形成されているもので
あり、力を加えると電圧を生じ、センサとして機
能し得るとともに、これとは逆に電圧を加えると
力を発生し、アクチユエータとして機能し得るも
ので、近年注目されているものである。そして、
このようなバイモルフ型圧電素子7を、流路切換
手段として用いることで、この圧電素子7の応答
性に優れしかもその電力消費量がきわめて少ない
等の利点を巧みに利用し得るものである。
ところで、このような構成による切換弁1で
は、次のような問題を生じる。すなわち、バイモ
ルフ型圧電素子7により開閉される弁機構として
の導圧用ノズル4a,5aを同じ流体圧室内に設
けると、一方では必ず室内から流体の流れが生じ
る。また、このようなバイモルフ型圧電素子7に
て導圧用ノズル4a,5aを開閉する弁機構で
は、通路を閉塞するだけで完全な締切り状態は得
られず、漏れがあるもので、圧電素子7の可動端
7aに両側から差圧力が加わると、室堵側からの
流体の流出が生じる大気連通側のノズル5aでは
圧電素子可動端7aに押付け力が室内側から閉塞
方向に働くことになる。そして、このようなノズ
ル5aを開閉する際の圧電素子7の作動性が、室
内側に流体圧が流入する側のノズル4aを開閉す
る場合との間で特性面で大きな差を生じ、切換弁
1全体の動きから見ると、安定性能に欠けるとい
う問題を避けられないものである。
さて、本考案によれば、上述したバイモルフ型
圧電素子7を用いて切換弁1を構成するにあたつ
て、上述した問題点を生じることがないように、
第2図に示すような構成を採用したところに特徴
を有している。すなわち、本考案に係る切換弁1
では、第1の流体圧通路4を、弁筐体2内に形成
された流体圧室としての密閉室3内に第1の導圧
用ノズル4aを介して開口させて設け、これを流
体圧供給側に接続するとともに、この密閉室3と
並列して弁筐体2内に形成された大気室11に対
しこの密閉室3を接続する接続通路となる第2の
流体通路5の導圧用ノズル5aを開口させて設
け、かつ前記各室3,11内で揺動動作し前記ノ
ズル4a,5aを開閉する第1および第2のバイ
モルフ型圧電素子7A,7Bを配設するようにし
ているものである。
なお、図中10は前記密閉室3をシールするガ
スケツト、12は大気室11を外部に連通させる
大気孔、13は第1の流体圧通路4に接続され流
体圧として供給空気圧Psupを供給する空気圧供
給路、14はこの密閉室3内の流体圧Poutを出
力する流体圧出力側通路となる空気圧出力路で、
さらに13a,14aは弁筐体2とその固定部と
の間をシールするOリングである。また、その他
の構成部分において第1図と同一または相当する
部分には同一番号を付して説明は省略する。
さらに、このような構成において、第1および
第2のバイモルフ型圧電素子7A,7Bに対し互
いに相反する方向すなわちそれぞれの可動端7
a,7bにてノズル4a,5aを、一方が開状態
のとき他方を閉塞するように動作させることによ
り、前述した第1図による原理図の場合と同様に
流体の流れを切換制御し得るものである。ここ
で、上述した密閉室3は出力圧を平滑化するボリ
ユーム室として機能する。
そして、上述した構成によれば、第1および第
2の圧電素子7A,7Bで開閉される第1および
第2の導圧用ノズル4a,5aによる開閉弁機構
を、それぞれ独立して形成された密閉室3および
大気室11に設けるとともに、該導圧用ノズル4
a,5aをそれぞれの室3,11内への流体圧導
入側通路部分(第1および第2の通路4,5)に
設け、流体の流れ方向を統一しているため、各導
圧用ノズル4a,5aを開閉するそれぞれの圧電
素子7A,7Bに対しノズル閉塞時に作用する流
体の流れによる流体圧力と各室内での流体圧との
圧力差関係を揃え、両方の圧電素子7A,7Bに
よる導圧用ノズル4a,5aの開閉動作を安定し
た作動特性とすることが可能で、これにより流体
の流れの切換制御を、安定性を保つて行なえるこ
とになる。
したがつて、このような構成によれば、高速で
しかも小さい駆動電圧にて駆動されるバイモルフ
型圧電素子7の可動端7aにて通路4,5を通孔
6に対しその一方が連通するように動作させ得る
ため、流体の流れの切換制御を簡単かつ適切に行
なえるとともに、その高速化と駆動電力の削減化
とを達成し得るもので、特にその制御する流体の
流量があまり大きくない場合における切換弁1と
して用いて効果を発揮させ得るものである。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更する
ことは自由で、種々の変形例が考えられよう。ま
た、上述した実施例では、その具体的な図示を省
略したが、バイモルフ型圧電素子7,7A,7B
にて開閉されるノズル4a,5aの先端部分は、
揺動変位して当接する可動端7a,7bにて確実
な閉塞状態が得られるような弁座形状に形成され
ているものである。
さらに、上述した各実施例では、ノズル4a,
5aを開閉するために、バイモルフ型圧電素子7
を用いた場合について説明したが、これに限定さ
れず、板状を呈しその先端が揺動変位する電歪素
子を用いても同様の作用効果が得られることは言
うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る切換弁によれ
ば、流体圧供給側通路と流体圧出力側通路とが開
口している流体圧室と、この流体圧室に接続通路
を介して接続されるとともに大気孔が開口してい
る大気室と、これら流体圧室および大気室の内部
にそれぞれ片持ち支持されて配置されるバイモル
フ型圧電素子または電歪素子などによる第1およ
び第2の板状圧電素子と、前記流体圧室内で流体
供給側通路を導入する部分に設けられ前記第1の
圧電素子の揺動変位により開閉される第1の導圧
用ノズルと、前記大気室内で接続通路を導入する
部分に設けられ前記第2の圧電素子の揺動変位に
より開閉される第2の導圧用ノズルとを備えてな
る構成としたので、簡単かつ安価な構成にもかか
わらず、各導圧用ノズルを開閉するそれぞれの圧
電素子に対しノズル閉塞時に作用する流体の流れ
による流体圧力と各室内での流体圧との圧力差関
係を揃え、圧電素子によるノズルの開閉動作を安
定した作動特性とすることが可能で、これにより
流体の流れの切換制御を、安定性を保つて行なえ
る。そして、このような構成によれば、流体の流
れの切換制御を、簡単かつ確実に行なえるととも
にその高速化を図れることができ、さらに圧電素
子を用いていることから電力消費量を必要最小限
とし、特に制御し得る流体流量があまり大きくな
い場合に用いてその効果を発揮させることが可能
となる等の実用上種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る切換弁の原理説明図、第
2図は本考案に係る切換弁の一実施例を示す概略
断面図である。 1……切換弁、2……弁筐体、3……密閉室
(流体圧室)、4……第1の流体圧通路(流体圧供
給側通路)、5……第2の流体圧通路(接続通
路)、4a,5a……第1および第2の導圧用ノ
ズル、6……出力用通孔(流体圧出力側通路)、
7,7A,7B……バイモルフ型圧電素子(板状
圧電素子)、7a,7b……可動端、9……駆動
電圧部、11……大気室、12……大気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体圧供給側通路と流体圧出力側通路とが開口
    している流体圧室と、この流体圧室に接続通路を
    介して接続されるとともに大気孔が開口している
    大気室と、これら流体圧室および大気室の内部に
    それぞれ片持ち支持されて配置される第1および
    第2の板状圧電素子と、前記流体圧室内で流体供
    給側通路を導入する部分に設けられ前記第1の圧
    電素子の揺動変位により開閉される第1の導圧用
    ノズルと、前記大気室内で接続通路を導入する部
    分に設けられ前記第2の圧電素子の揺動変位によ
    り開閉される第2の導圧用ノズルとを備えてなる
    ことを特徴とする切換弁。
JP11603184U 1984-07-31 1984-07-31 切換弁 Granted JPS6132668U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11603184U JPS6132668U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 切換弁
US06/756,198 US4617952A (en) 1984-07-31 1985-07-18 Switching valve and an electro-pneumatic pressure converter utilizing the same
DE19853527069 DE3527069A1 (de) 1984-07-31 1985-07-29 Elektropneumatischer schalter bzw. wandler
GB8519207A GB2163833B (en) 1984-07-31 1985-07-30 Electric-pressure transducer

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JP11603184U JPS6132668U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 切換弁

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JPS6132668U JPS6132668U (ja) 1986-02-27
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