JPH0221664Y2 - - Google Patents

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JPH0221664Y2
JPH0221664Y2 JP1984099672U JP9967284U JPH0221664Y2 JP H0221664 Y2 JPH0221664 Y2 JP H0221664Y2 JP 1984099672 U JP1984099672 U JP 1984099672U JP 9967284 U JP9967284 U JP 9967284U JP H0221664 Y2 JPH0221664 Y2 JP H0221664Y2
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JP
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valve
nozzle
flapper
piezoelectric element
pressure
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JP1984099672U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、大容量の流体の流れをオン・オフ制
御する弁に関し、特にその入力手段として圧電素
子を用いることにより消費電流を小さくし得るよ
うにした弁に関する。
〔従来技術〕
たとえば空気圧などといつた流体の流れをオ
ン・オフ制御する弁装置としては、従来から種々
構造を有するものが知られているが、その中で大
容量の流体を制御するものとしては、電磁弁が一
般に採用されている。しかしながら、このような
電磁弁は、その流体制御が簡単かつ確実に行なえ
る反面、その消費電流を小さくすることができな
いという欠点があり、しかもこの電磁弁を用いて
大容量の流体を直接制御するようにすると、その
消費電流が増大するため、従来一般には、この電
磁弁をパイロツト弁として使用し、そのパイロツ
ト弁にて大容量のパイロツト切換弁を操作するよ
うな構成とされている。したがつて、このような
方法と採ると、装置全体の大型化を避けられず、
さらにその構造が複雑化し、しかも消費電流の低
減化を図ることもできず、コスト高を招く等とい
つた問題があるもので、何らかの対策を講じるこ
とが要望されている。
〔考案の概要〕
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、バイモルフ型圧電素子を入力手段となる
フラツパとして用い第1段増幅器としてノズル背
圧を増幅するノズルフラツパ機構と、このノズル
フラツパ機構にて得られるノズル背圧を入力とし
第2段増幅器として出力室内の圧力を増幅するパ
イロツト弁と、このパイロツト弁の出力室を仕切
る感圧素子の可動部をアクチユエータとして流体
通路を開閉制御する弁機構とを用いるという簡単
な構成によつて、その入力手段として圧電素子が
用いられていることからその消費電流を大幅に低
減させることができ、しかもフラツパとして揺動
駆動される圧電素子にてノズルフラツパ機構、さ
らにはパイロツト弁を作動させ、かつこれらを介
して弁機構を駆動することから、大容量の流体の
オン・オフ制御を簡単かつ適切に行なうことが可
能となる安価な弁を提供するものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る弁の一実施例を示すもの
であり、同図において、全体を符号1で示す弁
は、入力に応じて第1段増幅器として作動される
ノズルフラツパ機構2と、そのノズル背圧を入力
として第2段増幅器として作動されるパイロツト
弁3と、このパイロツト弁3にて増幅して得られ
た空気出力にて作動されて大容量の空気圧などの
流体をオン・オフ制御する最終段の流体切換部と
しての弁機構4とによつて構成されている。
そして、上述した構成による弁1として、その
特徴とすべきことは、上述した第1段増幅器とし
てのノズルフラツパ機構2を構成し入力手段とな
るフラツパを、バイモルフ型圧電素子5にて構成
し、その入力電流に応じた揺動変位にてノズル6
のノズル背圧を増減させるように構成したことで
ある。
すなわち、上述したバイモルフ型圧電素子5を
始めとする圧電素子は、たとえば単結晶物質の水
晶、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、
チタン酸鉛などのペロブスカイト型構造のセラミ
ツクス、さらに有機物質のポリフツ化ビニリデン
などといつた圧電物質によつて形成されているも
のであり、力を加えると電圧を生じ、センサとし
て機能し得るとともに、これとは逆に電圧を加え
ると力を発生し、アクチユエータとして機能し得
るもので、近年注目されているものである。特
に、上述したバイモルフ型圧電素子5は、その発
生力は小さいものの、その変位が大きいという利
点をもち、上述したノズルフラツパ機構2のフラ
ツパとして用いてその効果を発揮させ得るもので
ある。
これを詳述すると、図中10は上述した各機構
を一体的に組込んでなる弁本体で、その上端部に
第1段増幅器としての前記ノズルフラツパ機構2
を構成するノズル6が設けられているとともに、
その先端に対向して前記フラツパを構成するバイ
モルフ型圧電素子5の可動端が臨んでいる。この
バイモルフ型圧電素子5は、周知のように、一対
の板状圧電物質が積層されるとともに、その外側
面および両板材間に電極層が形成され、かつこれ
ら電極層に対し適宜通電電流が供給給されること
により、その固定端を揺動支点として揺動動作
し、ノズルフラツパ間隙を変化させるように動作
するものである。ここで、図中11はバイモルフ
型圧電素子5の固定端を支持する固定部、12は
バイモルフ型圧電素子5への電流供給部、13は
前記弁本体10内に形成されノズル6に供給空気
圧Psupを供給する空気圧供給路、13aはその
途中に設けられた絞りで、また上述したノズル6
は弁本体10内でダイヤフラム14にて仕切られ
た背圧室15と接続され、この背圧室15内に前
記ノズルフラツパ間隙によつて得られるノズル背
圧が導入されるように構成されている。
16は第2段増幅器としての前記パイロツト弁
3を構成する供給空気圧室で、この空気圧室16
はノズル部17にて前記背圧室15とダイヤフラ
ム14を介して対向する排気室18に連通され、
そのノズル部17とダイヤフラム14との間隙の
大、小により空気圧室16内の内圧を増減させる
ように構成されている。ここで、図中16aは吸
気口、16bは前記空気圧供給路13の途中から
分岐されてパイロツト弁3の供給空気圧室16に
至る供給空気圧通路途中に設けられた絞り、18
aは排気口で、また上述した供給空気圧室16は
前記弁機構4の弁体20が設けられている感圧素
子としてのダイヤフラム21によつて仕切られ、
このダイヤフラム21に対しその内圧を付与する
ように構成されている。
22は前記弁機構4を構成する給気室で、この
給気室22内に開口する入力口23が前記弁体2
0により開閉されるとともに、この給気室22内
に出力口24が開口されている。そして、上述し
たようにノズルフラツパ機構2およびパイロツト
弁3にて増幅された空気圧信号に応じて弁体20
が往復駆動され、給気室22内で入力口23を開
閉することにより空気圧入力Pinを空気圧出力
Poutとして適宜送出し得るものである。なお、
図中25は弁体20の先端に付設され入力口23
を密閉状態で閉塞するためのOリング、26は弁
体20を中立位置で移動可能に支持するダイヤフ
ラム、27はこのダイヤフラム26と前記ダイヤ
フラム21とによつて画成された大気連通室、2
7aは大気口である。
そして、このような構成によれば、上述した入
力手段としてのバイモルフ型圧電素子5(フラツ
パ)に与えられる入力電流の大小に応じてこれを
揺動動作させることにより、第1および第2の増
幅器としてのノズルフラツパ機構2、パイロツト
弁3を作動させてその空気圧信号を増幅し、これ
により前記弁機構4の弁体20を可動させて流体
のオン・オフ制御を行なえもので、その構成が簡
単でしかもバイモルフ型圧電素子5に対する低電
流にて簡単かつ適切な流体のオン・オフ制御が行
なえることから、従来のような電磁弁を用いた場
合に比べその実用上の効果は大きい。特に、上述
した構成による本考案に係る弁1よれば、流体切
換部としての弁機構4での入力口23、出力口2
4の口径を適宜の大きさに自由に設定し得るた
め、その大容量の流体のオン・オフ制御を簡単か
つ確実に行なえるものである。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更する
ことは自由である。たとえば第2図に示すよう
に、ノズルフラツパ機構2を構成するノズル6部
分を、弁本体10から分離して配設してもよいも
のであり、また第3図に示すように、パイロツト
弁3を構成する部分を、ノズル部17の代りに弁
体30とOリング31とで構成し、さらに弁機構
4において弁体20を支持するダイヤフラム26
の代りにこの部分をシール状態で摺動自在に支持
するOリング32を用いる等の種々の変形例が考
えられるものである。そして、本考案はこのよう
な各実施例構造に限定されず、第2段増幅器とし
てのパイロツト弁3、さらに最終段としての流体
切換部である弁機構4の構造には上述した以外に
も種々の変形例が考えられることも明らかであろ
う。要は、バイモルフ型圧電素子5を入力手段で
あるフラツパとして用い第1段増幅器としてノズ
ル背圧を増幅するノズルフラツパ機構2を備え、
かつこのノズルフラツパ機構2にて得られるノズ
ル背圧を入力とし第2段増幅器として出力室内の
圧力を増幅するパイロツト弁3と、このパイロツ
ト弁3の出力室(供給空気圧室16)を仕切る感
圧素子(ダイヤフラム21)の可動部ををアクチ
ユエータとして流体通路を開閉制御する弁機構4
とが配設されてなる弁構造を有するものであれば
よいもので、種々の変形例が考えられる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、バイモ
ルフ型圧電素子を入力手段となるフラツパとして
用い第1段増幅器としてノズル背圧を増幅するノ
ズルフラツパ機構と、このノズルフラツパ機構に
て得られるノズル背圧を入力とし第2段増幅器と
して出力室内の圧力を増幅するパイロツト弁と、
このパイロツト弁の出力室を仕切る感圧素子の可
動部をアクチユエータとして流体通路を開閉制御
する弁機構とによつて大容量をオン・オフ制御す
る弁を構成するようにしたので、簡単かつ安価な
構成にもかかわらず、その駆動手段として圧電素
子を低電流にて簡単かつ適切に駆動することがで
き、これによりその消費電流を大幅に低減させる
ことができるとともに、この圧電素子を用いたノ
ズルフラツパ機構、さらにはパイロツト弁という
二段の増幅器を介して流体制御を行なう弁機構を
作動させることから、大容量のオン・オフ制御を
簡単かつ適切に行なうことができる等といつた実
用上種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る弁の一実施例を示す概略
断面図、第2図および第3図はその別の実施例を
示す概略断面図である。 1……弁、2……ノズルフラツパ機構、3……
パイロツト弁、4……弁機構、5……バイモルフ
型圧電素子(フラツパ)、6……ノズル、10…
…弁本体、13……供給空気圧通路、14……ダ
イヤフラム、15……ノズル背圧室、16……供
給空気圧室、17……ノズル部、18……排気
室、20……弁体、21……ダイヤフラム(感圧
素子)、22……給気室、23……入力口、24
……出力口、25……Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バイモルフ型圧電素子を入力手段となるフラツ
    パとして用い第1段増幅器としてノズル背圧を増
    幅するノズルフラツパ機構と、このノズルフラツ
    パ機構にて得られるノズル背圧を入力とし第2段
    増幅器として出力室内の圧力を増幅するパイロツ
    ト弁と、このパイロツト弁の出力室を感圧素子で
    仕切ることによりこの感圧素子の可動部をアクチ
    ユエータとし流体通路を開閉制御する弁機構とを
    備えたことを特徴とする弁。
JP9967284U 1984-07-03 1984-07-03 Granted JPS6116472U (ja)

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JP9967284U JPS6116472U (ja) 1984-07-03 1984-07-03

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JPS6116472U JPS6116472U (ja) 1986-01-30
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63182385U (ja) * 1987-05-15 1988-11-24
JPS6472214A (en) * 1987-09-12 1989-03-17 Smc Corp Vacuum pressure regulator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54136424A (en) * 1978-03-17 1979-10-23 Svenska Flaektfabriken Ab Pilot valve for controlling pulse valve
JPS5676779A (en) * 1979-11-24 1981-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Fluid flow rate control device

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