JPH0369002B2 - - Google Patents

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JPH0369002B2
JPH0369002B2 JP17122785A JP17122785A JPH0369002B2 JP H0369002 B2 JPH0369002 B2 JP H0369002B2 JP 17122785 A JP17122785 A JP 17122785A JP 17122785 A JP17122785 A JP 17122785A JP H0369002 B2 JPH0369002 B2 JP H0369002B2
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JP
Japan
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pressure
chamber
air pressure
bias
pilot relay
Prior art date
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Expired
Application number
JP17122785A
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English (en)
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JPS6231702A (ja
Inventor
Tatsuhide Shiga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たとえば各種空気式計器などにおい
て圧力または流量を増幅する増幅器等として使用
して好適な空気式パイロツトリレーの改良に関す
る。
〔従来の技術〕
空気式計器に付属して設けられ空気圧信号の増
幅器等として用いられる空気式パイロツトリレー
は、その作動状態で空気消費を不連続的に行なう
か、あるいは連続的に行なうかによつてノンブリ
ード型とブリード型とに大別され、必要に応じて
使い分けられている。
その一例として従来のノンブリード型空気式パ
イロツトリレーを第4図を用いて簡単に説明する
と、全体を符号1で示すパイロツトリレーは、そ
の弁本体2内に供給圧力室3、出力室4、大気連
通室5、および入力室6を有し、かつこれら各室
のうち前記供給圧力室3と出力室4とは内部仕切
壁7に穿設された貫通孔8にて連通されるととも
に、この出力室4と大気連通室5とは下部ダイヤ
フラム9にて、またこの大気連通室5と入力室6
とは上部ダイヤフラム10にてそれぞれ画成され
ている。そして、前記下部ダイヤフラム9の中央
には開口11が穿設され、かつこの開口11は前
記上、下ダイヤフラム10,9間に介在してこれ
らを連結する筒体12内に開口し、さらにこの筒
体12の側方に穿設された孔部12aは前記大気
連通室5に開口されている。
13,14は上述した下部ダイヤフラム9の開
口11、仕切壁7の貫通孔8を開閉する弁体で、
これら弁体13,14は前記貫通孔8を貫通して
配置された弁軸15の両端に設けられて互いに一
体的に連設されてポペツト弁を構成するととも
に、出力室4内に配設されたバイアススプリング
16にて常時は閉方向(図中上方)に付勢されて
いる。なお、図中Psupは前記供給圧力室3内に
吸気口17を介して導入される供給空気圧、Pn
は前記入力室6に対し入力口18を介して導入さ
れる空気式計器等のノズルフラツパ機構20にて
得られる入力空気圧信号としてのノズル背圧、
Poutは前記出力室4から出力口19を介して出
力される空気圧出力で、またPaは前記大気連通
室5の排気口5aが開口している大気圧である。
さらに、図中13aはポペツト弁としての弁体1
3を保持するホールド用スプリングである。
また、図中21は前記供給空気圧Psupが固定
絞りRを介して導かれているノズル、22はこれ
に対向して変位信号により揺動されるフラツパ
で、Xfはそのノズルフラツパ間隙である。
そして、このような構成において、前記入力室
6に入力される入力空気圧信号としてのノズル背
圧Pnが増大すると、上部ダイヤフラム10が下
方に押圧移動され、これにより筒体12を介して
下部ダイヤフラム9が下降し、その結果開口11
側縁の弁座と前記弁体13の着座部とによつて構
成されている排気弁が閉塞され、一方、前記仕切
壁7の貫通孔8側縁の弁座と弁体14の着座部と
によつて構成されている吸気弁は開放され、供給
空気圧Psupが供給圧力室3、出力室4を介して
空気圧出力Poutとして出力される。
また、入力室6に対する入力空気圧信号として
のノズル背圧Pnが減圧されると、上部ダイヤフ
ラム10が上方に復帰移動し、さらにプランジヤ
弁を構成する弁体13,14がバイアススプリン
グ16の付勢力にて上方に移動して前述した吸気
弁が閉塞されるとともに排気弁が開放され、この
パイロツトリレーの出力口19側の空気圧がこの
排気弁と通つて大気に放出され、これにより空気
圧出力Poutも減圧されるものである。
したがつて、このような構成によるノンブリー
ド型パイロツトリレー1においては、ノズル背圧
Pnに対応したポペツト弁を構成する弁体13,
14の位置によつて、ノズル背圧Pnに比例した
空気圧出力Poutを得ることが可能なるものであ
つた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した構成による空気式パイロツ
トリレー1において、一般には、空気式計器から
比較的低い出力信号が、0.2〜1.0Kg/cm2FSの幅で
与えられ、これに対応して出力するための供給空
気圧として1.4Kg/cm2が与えられている。
しかし、その一方において、調節弁用ポジシヨ
ナのように、弁駆動力として場合によつては大き
な圧力を要する計器に用いるには、パイロツトリ
レー1の出力は7Kg/cm2を要することもあり、こ
の場合には、このパイロツトリレー1への供給空
気圧Psupも、これに応じた高い圧力を与えるこ
とが必要とされるものである。
しかしながら、上述した場合において、単に、
供給空気圧Psupを高めただけでは、ノズル背圧 {Pn=1/(R/Rn)+1・Psup; ただしRnはノズル・フラツパギヤツプで形成さ
れる可変絞り}も高まることから、同一のノズル
背圧Pnレベルで見るときのノズル・フラツパゲ
イン{Kn=Pn/Xf;ただしXfはノズル・フラ
ツパギヤツプ}も大きく変化する。したがつて、
従来構成によるパイロツトリレー1では、このゲ
インKnの変化がループ全体のゲインに影響する
という問題を生じていた。
すなわち、ループゲインは、スイードバツク系
に引火された外乱を押えるためには、できるだけ
大きいことが望ましいが、ばね質量系を有するフ
イードバツク系では、固有振動数等との関係から
あまり大きくすることができず、慎重に選ばれて
いる。しかし、その一方において、一旦程よく設
定されたパイロツトリレー1のゲインKを変らな
いようにしたいとの要請がある。
このため、従来は、パイロツトリレー1内のバ
イアススプリング16を、弾揆力の異なるものと
交換する等の対策で各需要圧力に対処していた
が、このような構成では、機種をいたずらに増や
してしまうといつた欠点があり、実用面でを問題
が大きいものである。たとえばバルブポジシヨナ
では、バルブの駆動圧力との関係上、供給圧力が
任意に選定されることが多いが、このような現場
では部品も自由に交換できず、支障があつた。ま
た、上述したようなバイアススプリング16を可
変調整可能に構成することも考えられるが、その
操作が面倒となるばかりでなく、構造的にも問題
で、実際に採用することは困難であつた。
そして、これらの問題は、第5図に示したよう
なブリード型のパイロツトリレー1においても同
様であり、このような問題点を一掃し得る何らか
の対策を講じることが望まれている。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために本発明に係る空
気式パイロツトリレーは、入力空気圧信号により
可動される受圧素子に対しその可動方向と逆向き
の圧力を与えるバイアス室を設け、このバイアス
室に供給空気圧の大きさに比例した圧力を分圧機
構を介して導入させるようにしたものである。
〔作用〕
本発明によれば、受圧素子に対し入力空気圧信
号と逆向きの圧力を作用させるバイアス室によ
り、受圧素子へのバイアス力を、供給空気圧の大
きさに比例して可変し得るものである。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図は本発明に係る空気式パイロツトリレー
のノンブリード型に適用した場合の一実施例を示
すものであり、同図において、前述した第4図等
と同一または相当する部分には同一番号を付して
その説明は省略する。
さて、本発明によれば、前述した構成を有する
ノンブリード型パイロツトリレー1において、入
力空気圧信号Psupにより可動される受圧素子と
しての上部ダイヤフラム10に対してその可動方
向と逆向きの圧力を与えるバイアス室30を設
け、かつこのバイアス室30に供給空気圧Psup
の大きさに比例した圧力Pxを分圧機構31(R1
R2)を介して導入するようにしたところに特徴
を有している。なお、図中32は入力室6と大気
連通室5との間に形成されるバイアス室30を、
大気連通室5側において画成する小ダイヤフラ
ム、33は前記分圧機構31からの分圧力Pxを
バイアス室30内に導入する導入孔である。
ここで、上述したバイアス室30内に供給され
る分圧力(バイアス力)Pxは、分圧機構31の
構成から、 Px={R2/(R1+R2)}・Psup … となる。
また、パイロツトリレー1内での力平衡式は、 Pn・A+Px・a=Px・A+Pout・a … ただし、A:上部ダイヤフラム10の面積 a:小ダイヤフラム32の面積 となり、これにより Px=(Pn・K−Pout)/(K−1) … (ここで、Kはパイロツトリレー1のゲインで、
K=A/aである。) が導かれる。
そして、本発明によるパイロツトリレー1を、
従来例と、大、小ダイヤフラム10,9の面積
A、aを等しくして製作した場合、従来例におけ
る力平衡式Pn・A=Pout・a+f(fはバイアス
スプリング16の弾揆力)からPnを求め、これ
を前記式に代入することで、所望の分圧力Px
を算出し得るものである。このような分圧力Px
が求められれば、前記式からR1,R2が選択で
きることは明らかであろう。
このような構成による本発明によれば、所定力
Poutを得る必要性から、供給空気圧Psupを大き
くしたときにおいて、単に供給空気圧Psupの変
化に応じてノズル背圧Pnおよび空気圧出力Pout
を昇圧させるだけではなく、出力Poutは昇圧さ
せるが、ノズル背圧Pn変化によるポペツト弁1
3,14の移動は実質的に変らないように、バイ
アス力を供給空気圧変化に応じて自動的に変更す
ることができ、これにより入出力特性を適正化し
得るものである。このような入出力特性a,bを
第2図に示しており、容易に理解されよう。ま
た、このときにおいて、本発明のようにバイアス
を変更することは、ノズル・フラツパゲインを図
中G1,G2から明らかなように、供給空気圧応
Psupが低圧であるとき(特性曲線c)と、昇圧
せしめたとき(特性曲線d)とで、略々等しいも
のとすることができるもので、バイアス力を変え
なかつた場合におけるゲインG3に比べての利点
は明らかであろう。
そして、このような構成による作用効果は、第
3図に示すブリード型の空気式パイロツトリレー
1においても、同様なものであり、容易に理解さ
れよう。ここで、その構成等は前述した実施例を
同一番号を付してその詳細な説明は省略する。
なお、本発明は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更する
ことは自由である。たとえば前述した実施例で
は、従来のバイアススプリングの変りに、バイア
ス室30を形成した場合を説明したが、スプリン
グに併用してバイアス室を設けるようにし、これ
によりバイアス力を供給空気圧に応じて変更し得
るようにしてもよいことは容易に理解されよう。
また、前述した実施例において、分圧機構31を
構成する抵抗R2を可変抵抗とし、必要に応じて
バイアス力を調整し得るようにしてもよいのであ
る。このようにすれば、現場での応答性の改善や
ハンチング防止用としても効果的なもので、しか
もループゲインを必要に応じて変更することも可
能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る空気式パイ
ロツトリレーよれば、入力空気圧信号により可動
される受圧素子に対しその可動方向と逆向きの圧
力を与えるバイアス室を設け、このバイアス室に
供給空気圧の大きさに比例した圧力を分圧機構を
介して導入したので、簡単かつ安価な構成にもか
かわらず、バイアス室の存在により、受圧素子へ
のバイアス力を、供給空気圧の大きさに比例して
自動的に可変し得るもので、これにより空気圧出
力を簡単に適正な大きさとして出力し得るととも
に、ループゲインは略々等しいものとして、作動
特性を安定化し得る等といつた種々優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るノンブリード型パイロツ
トリレーの一実施例を示す概略断面図、第2図は
その入出力特性およびノズルフラツパゲイン特性
を従来との比較において示す特性図、第3図は本
発明をブリード型に適用した場合に実施例を示す
概略断面図、第4図および第5図は従来例を示す
概略断面図である。 1……空気式パイロツトリレー、3……供給圧
力室、4……出力室、5……大気連通室、6……
入力室、9,10……ダイヤフラム、13,14
……弁体(ポペツト弁)、20……ノズルフラツ
パ機構、30……バイアス室、31……分圧機
構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力空気圧信号により可動される受圧素子に
    対しその可動方向と逆向きの圧力を与えるバイア
    ス室を設け、このバイアス室に供給空気圧の大き
    さに比例した圧力を分圧機構を介して導入したこ
    とを特徴とする空気式パイロツトリレー。
JP17122785A 1985-08-05 1985-08-05 空気式パイロツトリレ− Granted JPS6231702A (ja)

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JP17122785A JPS6231702A (ja) 1985-08-05 1985-08-05 空気式パイロツトリレ−

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JPS6231702A JPS6231702A (ja) 1987-02-10
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JPH0440004Y2 (ja) * 1987-09-14 1992-09-18
JP5588906B2 (ja) * 2011-03-30 2014-09-10 アズビル株式会社 パイロットリレー

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JPS6231702A (ja) 1987-02-10

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