JP2000065201A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP2000065201A
JP2000065201A JP10253251A JP25325198A JP2000065201A JP 2000065201 A JP2000065201 A JP 2000065201A JP 10253251 A JP10253251 A JP 10253251A JP 25325198 A JP25325198 A JP 25325198A JP 2000065201 A JP2000065201 A JP 2000065201A
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一之 紺野
Norio Nakauchi
則男 中内
Tatsuyuki Ohashi
達之 大橋
Yoshiharu Saito
吉晴 斎藤
Kenji Hagiwara
顕治 萩原
Hideki Wakamatsu
英樹 若松
Yukio Morita
由紀夫 森田
Takamichi Shimada
貴通 嶋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の登坂あるいは降坂勾配パラメータを求
めて予め設定された複数のマップのいずれかを選択して
変速制御するものにおいて、ナビゲーション情報を入力
して一層適切に変速比を決定すると共に、ナビゲーショ
ン情報に道路勾配情報を含めることを必要とせずに、積
載重量を推定して勾配パラメータを補正する。 【解決手段】 ナビゲーション情報から積載重量補正区
間にあると判断されるとき(S304)、登坂勾配パラ
メータPNOAVEを所定値#PNOHE1と比較し
(S306)、積載重量推定値HWTNAVIを算出す
る(S308)。また、車両が登降坂補正区間および降
坂路の少なくともいずれかを走行するとき、前記積載重
量推定値で降坂勾配パラメータを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動変速機の制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機の制御装置において
は、一般に、車速とスロットル開度から予め設定された
単一のギヤシフトスケジューリング用マップ(変速特
性)を検索して変速比を決定している。
【0003】さらに、車速とスロットル開度から走行抵
抗、より具体的には車両の登坂あるいは降坂勾配を示す
パラメータを求め、求めた勾配パラメータから予め設定
された降坂用、登坂路用などの複数のマップ(変速特
性)のいずれかを選択し、選択したマップを車速とスロ
ットル開度から検索することで、登降坂にも良好な変速
比となるように制御する自動変速機の制御装置も、特開
平5−71625号公報などから知られている。
【0004】ところで、近時、車両走行を誘導するナビ
ゲーション装置を装着した車両が普及しつつある。ナビ
ゲーション装置は、CD−ROMなどに格納した地図情
報を備えると共に、GPS(Global Positioning Syste
m)などから車両の現在位置を検出し、検出された現在位
置を含む走行路の地図情報などのナビゲーション情報を
提供する。
【0005】かかるナビゲーション情報を用いることに
よって現在走行している走行路の詳細を認識あるいは予
測できることから、ナビゲーション情報を自動変速機の
制御に取り入れる試みも種々なされており、例えば特開
平9−229173号公報は、ナビゲーション装置に道
路勾配を含む情報を記憶しておき、記憶しておいた道路
勾配と決定した車速から走行抵抗を算出し、それに対応
する機関回転数およびトルクを算出し、回転数およびト
ルクを最小燃費で発生させるように変速制御する技術を
開示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においてはナビゲーション装置に全ての道路勾配情報
を記憶させることから、データ量が膨大となり、演算処
理も複雑となり、コスト的にも不利となる。
【0007】さらに、ナビゲーション情報では自車位置
を正確に検知できない不都合があり、特に登坂から平地
走行、あるいは降坂から平地走行に切り換わるときな
ど、自車位置の誤差分だけ制御の応答性が低下する。
【0008】さらに、ナビゲーション情報の道路勾配に
基づいて走行抵抗を算出すると、積載重量の変化を考慮
することができないので、適正に走行抵抗を求めること
が困難である。
【0009】従って、この発明の目的は従来技術の上記
した不都合を解消し、車両の登坂あるいは降坂勾配を示
すパラメータを求め、求めた勾配パラメータから予め設
定された複数のマップ(変速特性)のいずれかを選択し
て登降坂にも良好な変速比となるように制御する自動変
速機の制御装置において、ナビゲーション情報を変速制
御に取り入れて変速比を一層適正に決定すると共に、ナ
ビゲーション情報に道路勾配情報を含めることを必要と
せずに、積載重量を推定して勾配パラメータを補正する
ようにした自動変速機の制御装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1項にあっては、車速とスロットル開度か
ら車両の登坂あるいは降坂勾配を示すパラメータを求
め、前記求めたパラメータから予め設定された複数の変
速特性のいずれかを選択し、前記選択した変速特性に基
づいて変速比を決定する変速制御手段を備えた自動変速
機の制御装置において、前記車両の現在位置を検出し、
検出された現在位置を含む走行路の登降坂状態を含む走
行路情報を出力する走行路情報出力手段、前記走行路情
報に基づいて前記車両が所定の補正区間にあるか否か判
定する補正区間判定手段、前記勾配パラメータを所定値
と比較し、前記車両の積載重量推定値を算出する積載重
量推定値算出手段、および前記算出された積載重量推定
値に基づいて前記所定の補正区間あるいは降坂路を走行
するとき前記勾配パラメータを補正する勾配パラメータ
補正手段を備えると共に、前記変速制御手段は、前記補
正された勾配パラメータに基づいて前記複数の変速特性
のいずれかを選択し、前記選択した変速特性に基づいて
変速比を決定する如く構成した。
【0011】これによって、走行路情報(ナビゲーショ
ン情報)を変速制御に取り入れて変速比を一層適正に決
定することができると共に、ナビゲーション情報に道路
勾配情報を含めることを必要とせずに、積載重量を推定
して勾配パラメータを補正することができ、それに基づ
いて適正に変速比を決定することができる。
【0012】さらに、ナビゲーション情報では補正区間
などの情報を記憶すれば足り、道路勾配情報を必要とし
ないので、データ量としても僅少で足りると共に、演算
処理量も低減し、コスト的にも有利となる。さらに、ナ
ビゲーション情報で自車位置を正確に検知できない場合
でも、その影響を受けることがない。
【0013】さらに、山岳路の登降坂、特に降坂路を走
行するときなど、3速領域などが多用されるように変速
比を決定することができ、ドライバビリティを向上させ
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に即してこの発明
の実施の形態を説明する。
【0015】図1はこの発明に係る自動変速機の制御装
置を全体的に示す概略図である。
【0016】図1において、車両(後述する駆動輪Wな
どで断片的に示す)1は、内燃機関(以下「エンジン」
という)Eおよび自動変速機(以下「トランスミッショ
ン」という)Tを備える。
【0017】内燃機関Eのクランクシャフト10は、ト
ランスミッションTのトルクコンバータ12を介してメ
インシャフトMS(変速機入力軸)に接続される。図示
のトランスミッションTは平行軸式であって、メインシ
ャフトMSとそれに平行に設けられたカウンタシャフト
CSとセカンダリシャフトSSとを備える。それぞれの
シャフト上には、ギヤが支持される。
【0018】具体的には、メインシャフトMS上には、
メイン1速ギヤ14、メイン3速ギヤ16、メイン4速
ギヤ18、およびメインリバースギヤ20が支持される
と共に、カウンタシャフトCS上には、メイン1速ギヤ
14に噛合するカウンタ1速ギヤ22、メイン3速ギヤ
16に噛合するカウンタ3速ギヤ24、メイン4速ギヤ
18に噛合するカウンタ4速ギヤ26、およびメインリ
バースギヤ20にリバースアイドルギヤ28を介して噛
合されるカウンタリバースギヤ30が支持される。
【0019】他方、セカンダリシャフトSS上には、第
1セカンダリ2速ギヤ32および第2セカンダリ2速ギ
ヤ34が支持される。上記においてメインシャフトMS
上に相対回転自在に支持されたメイン1速ギヤ14を1
速用油圧クラッチC1でメインシャフトMS上に結合す
ると、1速(変速段あるいは変速比)が確立する。
【0020】1速用油圧クラッチC1は、2速〜4速変
速段の確立時にも係合状態に保持されるため、カウンタ
1速ギヤ22は、ワンウェイクラッチCOWを介して支
持される。尚、後述するレンジにおいて1,2レンジが
選択されたときに駆動輪W側から内燃機関Eを駆動でき
る、換言すればエンジンブレーキとして機能するよう
に、1速ホールドクラッチCLHが設けられる。
【0021】また、セカンダリシャフトSS上に相対回
転自在に支持された第2セカンダリ2速ギヤ34を2速
用油圧クラッチC2でセカンダリシャフトSS上に結合
すると、メイン3速ギヤ16、カウンタ3速ギヤ24、
第1セカンダリ2速ギヤ32を介して、2速(変速段あ
るいは変速比)が確立する。
【0022】カウンタシャフトCS上に相対回転自在に
支持されたカウンタ3速ギヤ24を3速用油圧クラッチ
C3でカウンタシャフトCS上に結合すると、3速(変
速段あるいは変速比)が確立する。
【0023】更に、カウンタシャフトCS上に相対回転
自在に支持されたカウンタ4速ギヤ26をセレクタギヤ
SGでカウンタシャフトCSに結合した状態で、メイン
シャフトMS上に相対回転自在に支持されたメイン4速
ギヤ18を4速−リバース用油圧クラッチC4Rでメイ
ンシャフトMS上に結合すると、4速(変速段あるいは
変速比)が確立する。
【0024】カウンタシャフトCS上に相対回転自在に
支持されたカウンタリバースギヤ30をセレクタギヤS
GでカウンタシャフトCS上に結合した状態で、メイン
シャフトMS上に相対回転自在に支持されたメインリバ
ースギヤ20を前記4速−リバース用油圧クラッチC4
RでメインシャフトMS上に結合すると、後進(変速段
あるいは変速比)が確立する。
【0025】そして、カウンタシャフトCSの回転は、
ファイナルドライブギヤ36およびそれに噛合するファ
イナルドリブンギヤ38を介してディファレンシャルD
に伝達され、それからドライブシャフト40を介して駆
動輪Wに伝達される。
【0026】エンジンEの吸気路(図示せず)に配置さ
れたスロットルバルブ(図示せず)の付近には、スロッ
トル開度センサS1が設けられ、スロットル開度THに
応じた信号を出力する。またファイナルドリブンギヤ3
8の付近には車速センサS2が設けられ、ファイナルド
リブンギヤ38の回転速度から車速Vに応じた信号を出
力する。
【0027】メインシャフトMSの付近には入力軸回転
速度センサS3が設けられてトランスミッションの入力
軸回転数NMに応じた信号を出力すると共に、カウンタ
シャフトCSの付近には出力軸回転速度センサS4が設
けられ、トランスミッションの出力軸回転数NCに応じ
た信号を出力する。
【0028】車両運転席床面に装着されたシフトレバー
44の付近にはシフトレバーポジションスイッチS5が
設けられ、P,R,N,D4,D3,2,1の7種のレ
ンジのうち、運転者が選択したレンジに応じた信号を出
力する。
【0029】さらに、エンジンEのクランクシャフト1
0の付近にはクランク角センサS6が設けられ、エンジ
ンEのクランクシャフト10の付近にはその回転からエ
ンジン回転数(速度)NEに応じた信号を出力すると共
に、シリンダブロック(図示せず)の適宜位置には水温
センサS7が設けられ、エンジンEの冷却水温Twに応
じた信号を出力する。
【0030】また、車両運転席床面のブレーキペダル
(図示せず)の付近にはブレーキスイッチS8が設けら
れ、ブレーキ操作が行われたときオン信号を出力すると
共に、トランスミッションTの適宜位置には油温センサ
S9が設けられ、油温、即ち、ATF温度に応じた信号
を出力する。
【0031】これらセンサ出力は、ECU(電子制御ユ
ニット)に送られる。
【0032】ECUはCPU50、ROM52、RAM
54、入力回路56および出力回路58から構成され、
前記したセンサ出力は、入力回路56を介してECU内
に入力される。ECUにおいてCPU50は、ロックア
ップクラッチ制御を含む後述する変速制御を行う。
【0033】ECUは油圧制御回路Oを備える。油圧制
御回路OはシフトソレノイドSL1,SL2と、トルク
コンバータ12のロックアップクラッチのオン/オフ制
御用ソレノイドSL3と容量(係合力)制御用ソレノイ
ドSL4と、前記した油圧クラッチを制御するためのリ
ニアソレノイドSL5を備える。
【0034】CPU50は出力回路58を通じて指令値
を油圧制御回路Oに送出し、シフトソレノイドSL1,
SL2を励磁・非励磁して図示しないシフトバルブを切
り替え、所定の変速段の油圧クラッチを解放・締結する
と共に、リニアソレノイドSL5を介してクラッチ力を
制御し、さらにソレノイドSL3を介してトルクコンバ
ータ12のロックアップクラッチLをオン/オフ制御
し、ソレノイドSL4を介してクラッチ容量を制御す
る。
【0035】さらに、図示の装置は、ナビゲーション装
置70を備える。ナビゲーション装置は、CPU72お
よび車両走行予定地域の地図情報、山岳路であるか市街
地であるかのナビゲーション情報などを記憶したCD−
ROM74、およびGPSからの信号をアンテナ76を
介して受信するGPS受信装置78を備える。ナビゲー
ション情報は、道路勾配などを含まない、比較的僅少な
ものする。
【0036】ECUのCPU50とナビゲーション装置
70のCPU72とは双方向通信自在に接続され、CP
U50はナビゲーション装置70のCPU72を介して
上記したナビゲーション情報を入力し、それに基づいて
協調制御(以下「NAVI−AT協調制御」という)を
行う。
【0037】以下、この装置の動作を説明する。
【0038】理解の便宜のため、この制御が前提とす
る、前記した特開平5−71625号公報に記載された
変速制御について図2フロー・チャートを参照して説明
する。図示のプログラムは、20msecごとに実行さ
れる。
【0039】図2の処理を概括すると、図3に示すよう
に、予想加速度と実加速度を求めてその差分の平均値
(前記した勾配パラメータに相当)を算出し、算出値に
応じて5種のシフトマップ(平坦路用、重ないし軽登坂
用および重ないし軽降坂用)および後述するコーナスポ
ーツマップのいずれかを選択し、選択したマップを検出
した車速Vとスロットル弁開度THから検索して変速段
(ギヤあるいは変速比)を決定する。尚、その詳細はこ
の公報に記載されているので、以下の説明は簡単に止め
る。
【0040】先ず、S10において車速V、スロットル
開度THなど必要な制御パラメータを検出あるいは算出
し、S12に進んで予想加速度GGHを検索する。予想
加速度は、平坦路を走行するとき車両に期待される走行
加速度を3速についてのみ予め設定しておき、検出した
車速Vとスロットル開度THから検索する。
【0041】続いてS14に進み、実加速度HDELV
を算出する。具体的には、検出した車速の1階差分値か
ら車両が実際に発生している実加速度を求め、予め設定
された特性を検出した車速Vとスロットル開度THから
検索して補正係数を求め、それを実加速度に乗じて3速
相当値に補正して算出する。
【0042】続いてS16に進み、求めた予想加速度と
実加速度の差を算出して登降坂差分PNOあるいはPK
Uとする。続いてS18に進み、ブレーキスイッチS8
(BRK)がオンしているか否か判断し、肯定されると
きはS20に進んでブレーキタイマ(ダウンカウンタ)
TAMPAVBに所定値YTMPAVBをセットする
(このタイマはブレーキが戻された時点でスタートす
る)。
【0043】これは、ブレーキが一旦操作された後は、
ブレーキが戻されても制動系の応答遅れから制動力が零
にならないため、このタイマ値相当時間をブレーキ操作
中とみなすための処理である。
【0044】続いてS22に進み、D4レンジなど登降
坂制御必要レンジか否か判断し、肯定されるときはS2
4に進み、登降坂制御必要レンジ間でレンジ切替中か否
か判断する。S24で否定されるときはS26に進んで
タイマTMPAHN2に所定値YTMPAHN2をセッ
トしてスタートさせる(このタイマは時間計測してレン
ジ切替えが正常かどうかを確認するためのものであ
る)。
【0045】続いてS28に進み、フラグBRKOK2
のビットを参照してブレーキ信号が正常か否か判断し、
正常と判断されるときはS30に進んでレンジ切替中か
否か再び判断し、否定されるときはS32に進んで第2
のタイマTMPAHNの値が0に達したか否か判断する
(このタイマは変速中か否か判断するためのタイマであ
る)。
【0046】S32でタイマ値が0と判断されるときは
変速中ではないと判断してS34に進み、現在のシフト
位置(ギヤあるいは変速段)SHが1速か否か判断す
る。これは、1速のときはダウンシフトがあり得ないこ
とから演算を簡略にするためである。
【0047】S34で否定されるときはS36に進み、
登降坂差分の平均値(登坂あるいは降坂勾配パラメー
タ)PNOAVEあるいはPKUAVEを算出する。こ
れは、登降坂差分PNOあるいはPKUの算出値と先の
勾配パラメータの間で加重平均値を求めることで算出す
る。
【0048】尚、S22で否定されるときはS38に進
み、不要となったタイマをリセットすると共に、S42
に進んで登坂あるいは降坂勾配パラメータPNOAVE
あるいはPKUAVEを零にする。S28でブレーキ信
号が正常ではないと判断されたときも同様である。
【0049】またS30でレンジ切替え中と判断されて
S40に進み、そこで肯定されてタイマ値が零に達した
と判断された場合はレンジ切替えに長時間を要して断線
などの異常が生じたと判断できるので、S42に進んで
差分平均値は零とすると共に、否定されるときはS44
に進み、登坂あるいは降坂パラメータを前回値のままと
する。
【0050】またS32でシフト中(変速中)と判断さ
れたときもシフト位置(ギヤ)を確定できず、加速度も
安定しないため、S44に進む。S34で肯定されて1
速と判断されるときも同様である。
【0051】続いてS45に進み、上記した変速制御と
ナビゲーション装置70から得られるナビゲーション情
報に基づく協調制御(以下「NAVI−AT協調制御」
という)を行う。これについては後述する。
【0052】続いてS46に進んで登降坂MAPS1,
2を判別する。この制御においては前記の如く、複数の
マップ(変速特性)、より詳しくは図4に示す如く、重
登坂用、軽登坂用、平坦路用、軽降坂用および重降坂用
の5種のマップを用意すると共に、それに0から4まで
のマップ番号を付して特定する。尚、上記に加え、後述
するNAVI−AT協調制御においては、降坂コーナ走
行時用としてコーナスポーツマップなるマップも用意す
る。
【0053】S46の処理は、図4および図5に示す如
く、登坂あるいは降坂勾配パラメータ(差分平均値)P
NOAVEあるいはPKUAVE(あるいはPKUAV
E22)を基準値PNOnm,PKUnmと比較し、特
定されたマップ番号が論理的に取り得る最小マップ
(「MAPS1」という)と最大マップ(「MAPS
2」という)を決定する作業である。
【0054】図6に平坦路用マップの特性を、図7に軽
登坂用(軽降坂用)マップの特性を、図8に重降坂用マ
ップの特性を、図9にコーナスポーツマップの特性を示
す(軽登坂マップと軽降坂マップは同一とする)。
【0055】これらのマップは3速領域の設定で異な
る。即ち、平坦路用マップに比して軽登坂(軽降坂)用
マップは低スロットル開度域で拡大され、軽登坂(軽降
坂)用マップに比して重降坂用は中高スロットル開度域
でスロットル開度で拡大される(低スロットル開度域で
はシフトアップのため逆に縮小される)。
【0056】図2の説明に戻ると、続いてS48に進
み、求めた最小マップ(MAPS1)と最大マップ(M
APS2)のいずれかを選択(決定)する。選択(決
定)したマップを「MAPS」という。
【0057】図10はその作業を示すサブルーチン・フ
ロー・チャートである。
【0058】以下説明すると、S100で現在選択され
ているマップ(MAPS)とMAPS2(最大マップ)
を比較する。論理的にはマップ番号において最大マップ
≧選択マップ≧最小マップとなるように選択すべきマッ
プを決定すれば良い。
【0059】従って、先ずS100で現在のマップが最
大マップを超えているか否か判断し、超えていると判断
されるときは、選択マップのマップ番号を最小値0と仮
定すればマップ番号”1,2,3,4”のいずれかにな
るので、S102に進み、現在の選択マップが番号2
(平坦路用マップ)か否か判断する。
【0060】S102で選択マップが番号2(平坦路用
マップ)を超えていると判断されるときはマップ番号
は”3,4”となり、降坂路用マップとなるので、S1
04に進み、選択マップのマップ番号から”1”を減算
したマップに決定する。
【0061】一方、S102で選択マップが平坦路用マ
ップ以下と判断されるときは”2,1”のいずれかとな
り、平坦路用から軽登坂用または軽登坂用から重登坂用
への切り換えとなるが、マップによって3速領域が異な
ることから、現在4速にあるときにはマップを切り換え
ると直ちに3速へシフトダウンされる恐れがあり、これ
は運転者が予期しないシフトダウンであって好ましくな
い。
【0062】それを回避するため、S106に進み、現
在の変速段が3速か否か判断し、3速以下と判断される
場合のみマップを平坦路用から軽登坂用へ、ないしは軽
登坂用から重登坂路用へと切り換える。従って、4速に
あるときはマップ切り換えは中止される。
【0063】他方、S100で選択マップが最大マップ
以下と判断されるときは上限側の条件は満足されている
ので、下限側について判定するためにS108に進み、
選択マップがMAPS1(最小マップ)以上か否か判断
し、最小マップ以上と判断されるときは前記した論理式
を満足しているので、マップを切り換えない。
【0064】S108で選択マップのマップが最小マッ
プ未満と判断されるときは最小マップ以上の値に修正す
る必要があるのでS110に進み、選択マップと平坦路
用マップとを比較する。
【0065】選択マップが平坦路用より小さいと判断さ
れる場合、取るべきマップは”1,2”のいずれかと言
うことになるので、S112に進み、現在のマップに1
を加算して増加補正する。従って現在軽登坂用マップを
使用していれば平坦路用マップに、現在重登坂用マップ
を使用していれば軽登坂用マップに切り換えることにな
る。
【0066】S110で選択マップが平坦路用マップ以
上と判断されたときは現在の選択マップの番号は”2”
か”3”となり、”2”か”3”からの加算の場合には
3速領域の拡大の問題がある。
【0067】そこで、S114に進んで現在3速以下に
あるか否か判断し、現在3速以下であれば予期しないシ
フトダウンが生じないので、S112に進んで直ちにマ
ップ切り換えを行うと共に、4速と判断されるときはS
116に進み、選択マップと平坦路用マップとを比較す
る。
【0068】S116で選択マップが平坦路用マップと
判断されるときはS118に進み、検出した車速Vを所
定値YKUV1と比較すると共に、現在の選択マップが
平坦路用マップではない、即ち軽降坂用マップと判断さ
れるときはS120に進み、検出した車速Vを別の所定
値YKUV3と比較し、それらのステップで車速が所定
値以上と判断されるときはS112にジャンプしてマッ
プ切り換えを行う。これらの処理は、運転者が予期しな
いダウンシフト防止のためである。
【0069】またS118,S120で現在の車速が境
界車速未満と判断されるときはS122に進み、スロッ
トル開度が全閉付近の開度CTH以下か否か判断する。
ここで否定されるときはアクセルペダルが踏まれている
ことを意味し、しかも4速でアクセルペダルを踏んでい
ることを意味するので、ダウンシフト回避のため、S1
12をスキップしてマップ切り換えを行わない。
【0070】逆にS122で肯定されるときはアクセル
ペダルが踏まれていず、運転者の減速意図が窺えるの
で、S124に進み、選択マップが平坦路用のものか否
か再び判断し、肯定されるときはS112に進み、マッ
プ切り換えを行う。
【0071】またS124で否定されるときは選択マッ
プが軽降坂路用マップとなるので、S126に進んでブ
レーキ操作が行われているか否か判断して運転者が真に
減速意図を有しているか否か判断する。ブレーキ操作が
行われていないときは運転者が減速意図を有していない
と思われるので、S112はスキップしてマップ切り換
えを行わない。
【0072】他方、ブレーキ操作中と判断されるときは
S128からS136に進んで減速度データYDVOA
を選択し、S138に進んで選択した減速度データYD
VOAを実際の減速度DTV(ブレーキ操作中の単位時
間当たりの車速の減少量)と比較し、実際の減速度DT
Vが選択した減速度データ以下と判断されるときは急減
速と判断し、S112に進んでマップ切り換えを行う。
【0073】即ち、ブレーキ操作が行われていて運転者
が減速を意図している場合であってもシフトダウン時の
減速度は高車速ほど大きいので、高車速ほどブレーキに
よる減速度が大きくならないと、マップが切り換え難く
すると共に、比較結果から急減速が意図されていると判
断されるときのみマップ切り換えを行ってダウンシフト
させる。尚、S138で実際の減速度DTVが選択した
減速度データを超えると判断されるときは、S112を
スキップする。
【0074】続いて、S140に進み、決定されたマッ
プ(番号)が”4”(重降坂用)か否か判断し、否定さ
れるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定され
るときはS141に進み、フラグF.CSNAVI(後
述)のビットが1か否か判断し、肯定されるときはS1
42に進み、コーナスポーツマップに切り換える。これ
については後述する。
【0075】他方、S141で否定されるときはS14
3に進み、検出したスロットル開度THが所定開度TH
REF(例えば(2/8)×WOT〔度〕)以上か否か
判断し、否定されるときは以降の処理をスキップすると
共に、肯定されるときはS144に進んでマップ(番
号)を強制的に3(軽降坂用)に書き換える。
【0076】これは、スロットル開度が所定開度以上踏
み込まれたときは運転者がエンジンブレーキの補助を要
求していず、むしろ加速を望んでいるものとみなしてマ
ップを軽降坂用に切り換えるためである。
【0077】図2フロー・チャートに戻ると、次いでS
50に進み、検出した車速Vとスロットル開度THから
決定(選択)したマップを検索し、出力シフト位置(変
速段あるいは)SOを決定する。
【0078】上記を前提として図2のフロー・チャート
のS45のNAVI−AT協調制御について説明する。
【0079】図11はその動作を示すサブルーチン・フ
ロー・チャートである。
【0080】以下説明すると、先ずS200において車
両1がナビゲーション装置70を装着した車両か否か判
断する。これは、前記したナビゲーション装置70のC
PU72と通信可能か否かで判断する。
【0081】S200で肯定されるときはS202に進
み、ナビゲーション装置70が正常に動作しているか否
か判断する。これは、ナビゲーション装置70のCPU
72と通信し、ナビゲーション装置70において故障検
知を示す適宜なフラグのビットが1にセットされている
か否か判定することで判断する。
【0082】S202で肯定されるときはS204に進
み、GPSからの受信状態が良好か否か同様の手法で判
断し、肯定されるときはS206に進み、(超過)積載
重量(積載Wt)を推定する。
【0083】図12はその作業を示すサブルーチン・フ
ロー・チャートである。
【0084】以下説明すると、S300においてエンジ
ンEの出力が正常か否か判断する。検出水温が所定範囲
にあり、検出大気圧が所定大気圧以上にあって(換言す
れば所定以上の高度になく)、さらに図示しないエンジ
ン制御ECUの故障検知フラグを参照してもエンジンE
に故障が検知されていないとき、エンジンEの出力が正
常と判断する。
【0085】S300で肯定されるときはS302に進
み、トランスミッションTが正常か否か判断する。検出
油温(ATF温度)が所定範囲にあり、さらに図示しな
いトランスミッション故障検知フラグを参照してトラン
スミッションTに故障が検知されていないとき、トラン
スミッションTが正常と判断する。尚、油温センサS9
の設置を省略し、水温センサS7の検出値を使用しても
良い。
【0086】S302で肯定されるときはS304に進
み、積載重量推定区間か否か判断する。これは、ナビゲ
ーション装置70の情報から、現在、平坦路、即ち、勾
配抵抗のない路面を走行しているか否か判断することで
行う。
【0087】S304で肯定されるときはS306に進
み、前記した登坂勾配パラメータPNOAVEをしきい
値#PNOHE1(図13に示す)と比較し、登坂勾配
パラメータPNOAVEがしきい値#PNOHE1以上
と判断されるときはS308に進み、登坂勾配パラメー
タPNOAVEからしきい値#PNOHE1を減算した
値を(超過)積載重量推定値HWTNAVIとする。
【0088】具体的には、図示の如く、重み係数#HK
を用い、加重平均して学習制御することで(超過)積載
重量推定値HWTNAVIを算出する。尚、車重(乗員
数)はエンジン停止の度に変わる可能性があるので、学
習値はエンジン停止後は保持しない。
【0089】しきい値#PNOHE1は標準的な重量
(2名)を積載した車両の登坂勾配パラメータを示すに
足る値を実験により求めて適宜設定する。登坂勾配パラ
メータ(車両走行加速度)がそのしきい値以上のとき
は、期待する加速度が得られていない、即ち、積載重量
が標準値より多いと判断し、登坂勾配パラメータPNO
AVEからしきい値#PNOHE1を減算して得た差を
(超過)積載重量HWTNAVIと推定する。
【0090】図13に示す如く、乗員2名(各人体重5
0kgと想定)を標準とするとき、積載重量の推定値H
WTNAVIは、登坂勾配パラメータPNOAVEが増
加するにつれて増大するように設定される。
【0091】一方、S304で否定され、現在、登降坂
路を走行していると判断されるときはS310に進み、
(超過)積載重量推定値HWTNAVIは前回値(図2
フロー・チャートの前回プログラムループ時の算出値)
を保持する。
【0092】また、S300あるいはS302で否定さ
れるときはS312に進み、積載重量は標準値とみな
し、保持されている(超過)積載重量推定値HWTNA
VIがあるとき、それをクリアして零にする。これは、
S306で登坂勾配パラメータPNOAVEがしきい値
#PNOHE1未満と判断されるときも同様である。
【0093】図11の説明に戻ると、続いてS208に
進み、NAVI協調降坂路制御を行う。
【0094】図14はその作業を示すサブルーチン・フ
ロー・チャートである。
【0095】以下説明すると、S400で登坂勾配パラ
メータPNOAVEを第2のしきい値#PNOH2と比
較する。ここで、しきい値#PNOH2は、車両が登坂
路にあることを示すに足る値を実験により求めて適宜設
定する。
【0096】S400で登坂勾配パラメータPNOAV
Eが第2のしきい値#PNOH2以上と判断されるとき
は登坂路にあると判断してS402に進み、タイマTM
NAVIH(ダウンカウンタ)に所定値#TMNAVI
Hをセットしてスタートさせ、時間計測を開始する。
【0097】続いてS404に進み、降坂勾配パラメー
タPKUAVEをPKUAVE2と書換え、S406に
進み、タイマTMWTHに所定値#TMWTHをセット
してスタートさせ、時間計測を開始する。このタイマは
後述するAT単独降坂制御で使用する。
【0098】一方、S400で登坂勾配パラメータPN
OAVEが第2のしきい値#PNOH2未満と判断され
るときは平地あるいは降坂路にあると判断してS408
に進み、登降坂補正区間、より詳しくは山岳路における
距離において比較的長い、例えば1km程度の登降坂路
にあるか否か判断する。これは、ナビゲーション情報か
ら判断する。
【0099】S408で肯定されるときはS410に進
み、前記タイマTMNAVIHに所定値#TMNAVI
Hをセット(スタート)して時間計測を開始し、S41
2に進み、降坂勾配パラメータPKUAVEに前記した
積載重量推定値HWTNAVIを加算して降坂勾配パラ
メータPKUAVEを増加補正すると共に、増加補正さ
れた値をPKUAVE2と書き換える。
【0100】他方、S408で否定されて登降坂補正区
間にないと判断されるときはS414に進み、降坂勾配
パラメータPKUAVEを第3のしきい値#PKUNA
VIHと比較する。ここで、しきい値#PKUNAVI
Hは、車両が所定勾配以上の急な降坂路にあることを示
すに足る値を実験により求めて適宜設定する。
【0101】S414で降坂勾配パラメータPKUAV
Eが第3のしきい値#PKUNAVIH未満と判断され
るときは平地あるいは登坂路あるいは緩やかな降坂路を
走行しているとみなしてS402に進むと共に、S41
4で降坂勾配パラメータPKUAVEが第3のしきい値
#PKUNAVIH以上と判断されるときは急な降坂路
を走行しているとみなしてS416に進み、前記した第
1のタイマTMNAIHの値が零に達したか否か判断す
る。
【0102】S416で否定されるときはS404に進
むと共に、肯定されてタイマ値が0に達したと判断され
るときはS412に進み、前記した(超過)積載重量推
定値HWTNAVIを降坂勾配パラメータPKUAVE
に加算して増加補正し、増加補正された値をPKUAV
Eと書き換える。
【0103】図12および図14の処理について図15
タイム・チャートを参照して説明すると、ナビゲーショ
ン情報および登坂勾配パラメータから平地にあると判断
されるとき、換言すれば勾配抵抗の影響を受けないと
き、標準値を超過する積載重量を推定する。
【0104】次いでナビゲーション情報および登坂勾配
パラメータから登降坂補正区間にあると判断されるとき
は、降坂勾配パラメータPKUAVEを(超過)積載重
量推定値HWTNAVIだけ増加補正する。
【0105】また、登降坂補正区間外にあっても、降坂
勾配パラメータPKUAVEから急な降坂路にあると判
断されるときは、その降坂路状態が所定時間#TMNA
NIH(より詳しくは距離において500mに相当する
値)継続するときは、降坂勾配パラメータPKUAVE
を同様に増加補正する。
【0106】その結果、図4に示す如く、PKUAVE
2が増加することから、図2のS46,S48ならびに
図10などの処理においてマップが平坦路用から軽降坂
路用、軽降坂路用から重降坂路用と切り換えられて3速
域が多用され、登坂路を走行するときに運転者に意図す
る駆動力を与えることができる。
【0107】特に、降坂路を走行するときにエンジンブ
レーキを効き易くしてブレーキ踏力を低減させることが
でき、降坂時のドライバビリティを向上させることがで
きる。尚、図2あるいは図10などの処理において、P
KUAVE2は、PKUAVEと等価なパラメータとし
て扱われる。
【0108】この場合、ナビゲーション情報から山岳路
における登降坂補正区間にあるか否か検知するので、市
街地の立体交差などの短区間を登降坂補正区間と誤認す
ることがない。また、ナビゲーション情報が誤っていた
としても、補正は、ナビゲーション情報と登坂勾配パラ
メータの両者が一致したときに求めた(超過)積載重量
を降坂勾配パラメータに加算補正して行うので、誤った
ナビゲーション情報から影響を受けることがない。
【0109】それ以外にも、降坂勾配パラメータから降
坂状態を検知して補正を行うが、降坂状態が所定時間
(500m相当値)続いたときのみ行うので、同様に市
街地の立体交差などの短区間で不要なマップ切り換えを
行うことがない。従って、図15の市街地の立体交差等
のUPDOWNと記載した箇所に破線で示すように、3
速に不要にシフトダウンされることがない。
【0110】さらに、ナビゲーション情報では補正区間
などの情報を記憶すれば足り、道路勾配情報を必要とし
ないので、データ量としても僅少で足りると共に、演算
処理量も低減し、コスト的にも有利となる。さらに、ナ
ビゲーション情報で自車位置を正確に検知できない場合
でも、その影響を受けることがない。
【0111】図11の説明に戻ると、続いてS210に
進み、経路誘導中か否か判断する。これはナビゲーショ
ン装置70において経路誘導モードが選択されているか
否か判定することで判断する。S210で肯定されると
きはS212に進み、車両走行が経路上にあるか否か判
断する。これも、ナビゲーション装置70において経路
モードが選択され、かつ経路上に車両が位置しているか
否か判定することで行う。
【0112】S212で肯定されるときはS216に進
み、NAVI協調降坂コーナ制御を行う。
【0113】尚、S212で否定されるときはS214
に進み、ナビゲーション情報から前方に分岐路があるか
否か判断し、否定されるときはS216に進んでNAV
I協調降坂コーナ制御を行うと共に、肯定されるとき
は、経路走行ではない場合、分岐路があるとき、運転者
が分岐路のいずれを選択するか分からないので、S21
6(NAVI協調降坂コーナ制御)をスキップする。
【0114】図16はそのNAVI協調降坂コーナ制御
の詳細を示すサブルーチン・フロー・チャートである。
【0115】以下説明すると、S500において登坂勾
配パラメータPNOAVEを前記した第2のしきい値#
PNOH2と再び比較し、登坂勾配パラメータPNOA
VEがしきい値#PNOH2未満と判断されるときは平
地あるいは降坂路を走行していると判断してS502に
進み、ナビゲーション情報から進行方向前方にコーナ
(湾曲路)があるか否か検出する。コーナが検知される
ときは、ナビゲーション情報からコーナの曲率Rも入力
する。
【0116】S502で肯定されるときはS504に進
み、スロットル開度THが所定スロットル開度#THC
SNAVIを超えるか否か判断する。所定スロットル開
度#THCSNAVIは、運転者がコーナでコーナスポ
ーツマップ(特性)に基づく変速制御を意図しているか
否か判断するためのしきい値であり、実験により求めて
適宜設定する。
【0117】S504で否定されるときは運転者にその
ような意図が見られないと判断してS506に進み、降
坂勾配パラメータPKUAVEに所定値HCUNAVI
nを加算して増加補正し、増加補正された値をPKUA
VE2と書き換える。その結果、重降坂マップあるいは
軽降坂マップが選択されることになる。所定値HCUN
AVInは固定値ではなく、車速と(後述する図18
(a)に示す如く)コーナの曲率Rが増加するほど増大
するように設定する。
【0118】他方、S504で肯定されるときは運転者
にそのような意図が見られると判断してS508に進
み、コーナスポーツマップ判定フラグF.CSNAVI
のビット(初期値0)を1にセットする(その結果、図
10のS141で肯定されてS142に進み、コーナス
ポーツマップが選択される)。次いでS510に進み、
降坂勾配パラメータPKUAVE2に第2の所定値HC
SNAVInを加算して増加補正する。
【0119】この実施の形態において、図4および図5
に示す如く、コーナスポーツマップは重降坂用マップ
(マップ番号4)と等価な関係にあり、重降坂マップが
選択される状態にあるとき、スロットル開度が前記所定
値#THCSNAVIを超えればコーナスポーツマップ
が、然らざれば重降坂マップが選択されるように構成さ
れる。
【0120】コーナスポーツマップは図9に示す如く、
重降坂用マップに比較して3速領域が拡大されているこ
とから、図17タイム・チャートに示す如く、降坂時に
コーナを走行するとき、3速が使用され、運転者の意図
通りの特性を与えることができる。
【0121】ここで、所定値HCSNAVInも、前記
した所定値HCUNAVInと同様に、車速の増加に応
じて増大するように設定すると共に、図18(b)に示
す如く、コーナの曲率Rが増加するにつれて増大するよ
うに設定する。
【0122】それによって、コーナの曲率が増すにつれ
て3速領域が多用されることになり、運転者の意図する
駆動力増加に良く応えることができ、ドライバビリティ
を向上させることができる。これは分岐路を経由した場
合も同様である。図17の下部および図18(c)
(d)に示す如く、かかる制御が行われなければ、4速
に制御され、運転者の意図に良く応えることができな
い。尚、この実施の形態では3速、4速の場合を説明し
たが、必ずしもこれに限定されるものではなく、車速、
コーナ曲率、スロットル開度に応じて1速から3速の間
でも適宜設定することができる。その場合には図18
(a)のマップ特性をそれに応じて設定すれば良いの
で、詳細な説明は省略する。
【0123】尚、図16においてS500で登坂勾配パ
ラメータPNOAVEがしきい値#PNOH2以上と判
断されるときは登坂路を走行していると推定されるの
で、S512に進み、前記フラグのビットを0にリセッ
トする。S502で進行方向前方にコーナがないと判断
されるときも同様である。
【0124】図11に戻ると、S200ないしS204
のいずれかで否定されるとき、即ち、ナビゲーション装
置を装着していない、ナビゲーション装置が正常に動作
していない、あるいはGPSの受信状態が良好ではない
ときは、ナビゲーション情報を使用し難いことから、S
218に進み、ナビゲーション情報なしの降坂制御(以
下「AT単独降坂路制御」という)を行う。
【0125】図19はその作業を示すサブルーチン・フ
ロー・チャートである。
【0126】以下説明すると、S600において降坂勾
配パラメータPKUAVEを所定値#PKUWTHと比
較する。所定値#PKUWTHは、単独降坂制御を行う
降坂路にあるか否かを判定するためのしきい値であり、
適宜実験により求めて設定する。
【0127】S600で降坂勾配パラメータPKUAV
Eが所定値#PKUWTH未満と判断されるときは平地
あるいは登坂路を走行しているとみなしてS602に進
み、タイマTMWTH(ダウンカウンタ)に所定値#T
MWTHをセットしてスタートさせ、時間計測を開始
し、S604に進み、降坂勾配パラメータPKUAVE
をPKUAVE2と書き換える。
【0128】続いてS606に進み、NAVI協調降坂
路制御で使用するタイマTMNAVIHに所定値#TM
NAVIHをセットしてスタートさせ、時間計測を開始
する。
【0129】他方、S600で降坂勾配パラメータPK
UAVEが所定値#PKUWTH以上と判断されるとき
は降坂路とみなしてS608に進み、前記したタイマT
MWTHの値が0になったか否か判断し、否定されると
きはS604に進む。
【0130】次回以降のプログラムループにおいてS6
06でタイマ値が零に達して肯定されるときはS610
に進み、降坂勾配パラメータPKUAVEに所定値HK
UWATを加算して増加補正し、増加補正値をPKUA
VE2と書き換える。
【0131】図20はその所定値HKUWTのテーブル
特性を示す説明グラフである。図示の如く、所定値HK
UWTは、車速が増加するにつれて増大するように設定
する。
【0132】図21は図19に示すAT単独降坂路制御
の内容を示すタイム・チャートである。
【0133】上記した如く、所定勾配(#PKUWTH
相当値)が所定時間(#TMWTH)続くとき、降坂勾
配パラメータPKUAVE(PKUAVE2)は増加補
正される結果、重降坂マップが選択され、3速領域が多
用されることから、十分なエンジンブレーキ効果を得る
ことができる。
【0134】この実施の形態は上記の如く構成したの
で、ナビゲーション情報を変速制御に取り入れて変速比
を一層適正に決定することができると共に、ナビゲーシ
ョン情報に道路勾配情報を含めることを必要とせずに、
積載重量を推定して勾配パラメータを補正することがで
き、それに基づいて適正に変速比を決定することができ
る。
【0135】さらに、ナビゲーション情報では補正区間
などの情報を記憶すれば足り、道路勾配情報を必要とし
ないので、データ量としても僅少で足りると共に、演算
処理量も低減し、コスト的にも有利となる。さらに、ナ
ビゲーション情報で自車位置を正確に検知できない場合
でも、その影響を受けることがない。
【0136】さらに、山岳路の登降坂、特に降坂路を走
行するとき、3速領域を多用させることができ、エンジ
ンブレーキを効き易くしてブレーキ踏力を低減させるこ
とができる。よって、降坂路を走行するときのドライバ
ビリティを向上させることができる。
【0137】この実施の形態は上記したように、車速V
とスロットル開度THから車両1の登坂あるいは降坂勾
配を示すパラメータPNOAVE,PKUAVEを求
め、前記求めたパラメータから予め設定された複数の変
速特性(マップ)のいずれかを選択し、前記選択した変
速特性に基づいて変速比SOを決定する変速制御手段を
備えた自動変速機の制御装置において(CPU50,S
10からS50)、前記車両の現在位置を検出し、検出
された現在位置を含む走行路の登降坂状態を含む走行路
情報(ナビゲーション情報)を出力する走行路情報出力
手段(ナビゲーション装置70,CPU50)、前記走
行路情報に基づいて前記車両が前記所定の、即ち登降坂
補正区間にあるか否か判定する補正区間判定手段(CP
U50,S45,S206,S304)、前記勾配パラ
メータPNOAVEを所定値#PNOHE1と比較し、
前記車両の積載重量推定値HWTNAVIを算出する積
載重量推定値算出手段(CPU50,S45,S20
6,S306,S308)、および前記算出された積載
重量推定値に基づいて前記所定の(登降坂)補正区間あ
るいは降坂路を走行するとき前記勾配パラメータを補正
する勾配パラメータ補正手段(CPU50,S45,S
208,S400からS416)を備えると共に、前記
変速制御手段は、前記補正された勾配パラメータに基づ
いて前記複数の変速特性のいずれかを選択し、前記選択
した変速特性(マップ)に基づいて変速比SOを決定す
る(CPU50,S10からS50)如く構成した。
【0138】尚、上記においてGPS信号から現在位置
を検知するナビゲーション装置を用いたが、その他の手
法で現在位置を検知するものであっても良い。
【0139】
【発明の効果】請求項1項にあっては、走行路情報(ナ
ビゲーション情報)を変速制御に取り入れて変速比を一
層適正に決定することができると共に、ナビゲーション
情報に道路勾配情報を含めることを必要とせずに積載重
量を推定して勾配パラメータを補正することができ、そ
れに基づいて適正に変速比を決定することができる。
【0140】さらに、ナビゲーション情報では補正区間
などの情報を記憶すれば足り、道路勾配情報を必要とし
ないので、データ量としても僅少で足りると共に、演算
処理量も低減し、コスト的にも有利となる。さらに、ナ
ビゲーション情報で自車位置を正確に検知できない場合
でも、その影響を受けることがない。
【0141】さらに、山岳路の登降坂、特に降坂路を走
行するときなど、3速領域などが多用されるように変速
比を決定することができ、ドライバビリティを向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動変速機の制御装置を全体的
に示す概略図である。
【図2】図1に示す装置の動作を示すフロー・チャート
である。
【図3】図2フロー・チャートの変速制御で使用する予
想加速度と実加速度ならびに差分平均値(勾配パラメー
タ)によるマップ選択を示す説明図である。
【図4】図2フロー・チャートで使用する差分平均値
(勾配パラメータによるマップ選択)を示す説明図であ
る。
【図5】同様に、図2フロー・チャートで使用する差分
平均値(勾配パラメータによるマップ選択)を示す説明
図である。
【図6】図2フロー・チャートで使用する複数のマップ
のうち、平坦路用マップの特性を示す説明グラフであ
る。
【図7】図2フロー・チャートで使用する複数のマップ
のうち、軽登坂(降坂)用マップの特性を示す説明グラ
フである。
【図8】図2フロー・チャートで使用する複数のマップ
のうち、重登坂用マップの特性を示す説明グラフであ
る。
【図9】図2フロー・チャートで使用する複数のマップ
のうち、コーナスポーツマップの特性を示す説明グラフ
である。
【図10】図2フロー・チャートの中のMAPS決定作
業を示すサブルーチン・フロー・チャートである。
【図11】図2フロー・チャートの中のNAVI−AT
協調制御の詳細を示すサブルーチン・フロー・チャート
である。
【図12】図11フロー・チャートの中の積載重量推定
作業を示すサブルーチン・フロー・チャートである。
【図13】図12フロー・チャートで使用する値の特性
を示す説明グラフである。
【図14】図11フロー・チャートの中のNAVI協調
降坂路制御の詳細を示すサブルーチン・フロー・チャー
トである。
【図15】図14フロー・チャートの処理を説明するタ
イム・チャートである。
【図16】図11フロー・チャートの中のNAVI協調
降坂コーナ制御の詳細を示すサブルーチン・フロー・チ
ャートである。
【図17】図16フロー・チャートの処理を説明するタ
イム・チャートである。
【図18】図16フロー・チャートで使用する値の特性
を示す説明グラフである。
【図19】図11フロー・チャートの中のAT単独降坂
制御の詳細を示すサブルーチン・フロー・チャートであ
る。
【図20】図19フロー・チャートで使用する値の特性
を示す説明グラフである。
【図21】図19フロー・チャートの処理を説明するタ
イム・チャートである。
【符号の説明】
1 車両 E 内燃機関(エンジン) T 自動変速機(トランスミッション) O 油圧制御回路 50 ECUのCPU 70 ナビゲーション装置 S1 スロットル開度センサ S2 車速センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 63:12 (72)発明者 大橋 達之 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 斎藤 吉晴 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 萩原 顕治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 若松 英樹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 森田 由紀夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 嶋田 貴通 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J052 AA04 BA13 FB31 GC23 GC46 GD05 HA03 KA02 LA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速とスロットル開度から車両の登坂あ
    るいは降坂勾配を示すパラメータを求め、前記求めたパ
    ラメータから予め設定された複数の変速特性のいずれか
    を選択し、前記選択した変速特性に基づいて変速比を決
    定する変速制御手段を備えた自動変速機の制御装置にお
    いて、 a.前記車両の現在位置を検出し、検出された現在位置
    を含む走行路の登降坂状態を含む走行路情報を出力する
    走行路情報出力手段、 b.前記走行路情報に基づいて前記車両が所定の補正区
    間にあるか否か判定する補正区間判定手段、 c.前記勾配パラメータを所定値と比較し、前記車両の
    積載重量推定値を算出する積載重量推定値算出手段、お
    よび d.前記算出された積載重量推定値に基づいて前記所定
    の補正区間あるいは降坂路を走行するとき前記勾配パラ
    メータを補正する勾配パラメータ補正手段、を備えると
    共に、前記変速制御手段は、前記補正された勾配パラメ
    ータに基づいて前記複数の変速特性のいずれかを選択
    し、前記選択した変速特性に基づいて変速比を決定する
    ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
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