JP2000065047A - スラスト軸受装置 - Google Patents

スラスト軸受装置

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JP2000065047A
JP2000065047A JP22890898A JP22890898A JP2000065047A JP 2000065047 A JP2000065047 A JP 2000065047A JP 22890898 A JP22890898 A JP 22890898A JP 22890898 A JP22890898 A JP 22890898A JP 2000065047 A JP2000065047 A JP 2000065047A
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pad
support plate
pivot
rotating shaft
elastic support
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JP22890898A
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Zenichi Yoshida
善一 吉田
Tanehiro Shinohara
種宏 篠原
Kazuhiko Yamashita
一彦 山下
Yoshihiro Minami
芳弘 南
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定常力が作用する場合の摩擦損失を小さく
し、大きい非定常力が作用する場合の受圧面積を大きく
するスラスト軸受装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 軸受箱1と弾性支持板2とパッド3とピ
ボット4とからなる回転軸5のスラスト軸受装置におい
て、パッド3は、円周方向に交互に配置された第1パッ
ド3Aと第2パッド3Bとからなり、第1パッド3Aは
背面に第1ピボット4Aを具備し第1ピボット4Aと弾
性支持板2を介して軸受箱1に接することにより第1パ
ッド3Aと回転軸5との間隙δ1 を可変構造とし、第2
パッド3Bは背面に第2ピボット4Bを具備し第2ピボ
ット4Bを介して軸受箱1に接することにより第2パッ
ド3Bと回転軸5との間隙δ2 を不変構造とすることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービン、ガ
スタービン等の大型回転機械の回転軸を支承するための
スラスト軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置を図7〜図8に示す。
【0003】図7〜図8に示すように、回転軸500は
タービン等(図示省略)の機械に接続されており、回転
されると共に、軸方向の矢印Aの動きを規制するために
パッド300が両サイドに配置されている。
【0004】パッド300の背面にはパッド300が自
在に動くことができるようにピボット400が形成さ
れ、軸受箱100に支承されてスラスト軸受を形成して
いる。
【0005】このパッド300は、図8に示すように周
方向に複数個配置されている。
【0006】軸受箱100の中には、パッド300と回
転軸500との摩擦抵抗を低下させるため潤滑油が供給
される。
【0007】軸方向荷重は通常の機械の定格値の他に、
地震等の大きい非定常荷重が加わるため、その非定常荷
重においても焼損等が生じないように、周方向のパッド
300の枚数を増加させ、受圧面積を確保するようにし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
は、次のような問題がある。 (1)軸受においては、油のせん断抵抗に基づく摩擦損
失が生じ、その摩擦損失はパッド摺動面積に比例する。
【0009】通常のスラスト力を越える大きい非定常荷
重に対応するために増加設置しているパッドにも摩擦損
失が生じるため、定常荷重運転においても増加設置した
パッドに基づく摩擦損失(通常不要な摩擦損失)が発生
し、タービン等の機械効率を低下させている。 (2)通常の機械の定格値における運転時には、増加設
置しているパッドに基づく摩擦損失をなくし、大きい非
定常荷重の発生時のみ増加設置しているパッドが寄与す
るようにすることにより、タービン等の機械効率の低下
を防止する必要がある。
【0010】本発明は、これらの問題を解決することが
できる装置、すなわち、スラスト軸受で通常発生する損
失を低減しつつ、大きい非定常荷重にも焼損等を生じな
い安全性、信頼性を確保したスラスト軸受装置をを提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】(第1の手段)本発明に
係るスラスト軸受装置は、軸受箱1と弾性支持板2とパ
ッド3とピボット4とからなる回転軸5のスラスト軸受
装置において、(A)前記回転軸5の鍔部6に接続して
スラスト力を支承するパッド3は、円周方向に配置され
た第1パッド3Aと第2パッド3Bとからなり、(B)
前記第1パッド3Aは、背面に第1パッド3Aが自在に
動けるように第1ピボット4Aを具備し、前記第1ピボ
ット4Aと弾性支持板2を介して軸受箱1に接すること
により、第1パッド3Aと回転軸5との間隙δ1 を可変
構造とし、(C)前記第2パッド3Bは、背面に第2パ
ッド3Bが自在に動けるように第2ピボット4Bを具備
し、前記第2ピボット4Bを介して軸受箱1に接するこ
とにより、第2パッド3Bと回転軸5との間隙δ2 を不
変構造とすることを特徴とする。 (第2の手段)本発明に係るスラスト軸受装置は、軸受
箱1と弾性支持板2とパッド3とピボット4からなる回
転軸5のスラスト軸受装置において、(A)前記回転軸
5の鍔部6に接続してスラスト力を支承するパッド3
は、円周方向に複数配置された多層構造のパッドからな
り、(B)前記多層構造のパッドは、第3パッド31
と、第3パッド31の両側に設けた第4パッド32と、
弾性支持板2を取付けたパッド支持板61とからなり、
(C)前記第3パッド31は、第3パッド31の背面に
形成された第3ピボット41と、前記第3ピボット41
に接する弾性支持板2を介してパッド支持板61に接
し、(D)前記第4パッド32は、直接パッド支持板6
1に接し、(E)前記パッド支持板61は、パッド支持
板61の背面に形成された第4ピボット42を介して軸
受箱1に接し、(F)前記第3パッド31を第4パッド
32よりも回転軸5に近接するように配置することによ
り、前記多層構造のパッドと回転軸5との間隙を可変構
造とし、(G)大きい非定常力が作用する場合には、前
記弾性支持板2がたわむことにより、第4パッド32も
回転軸5に近接させることを特徴とする。 (第3の手段)本発明に係るスラスト軸受装置は、第1
の手段または第2の手段において、前記弾性支持板2
は、樹脂材、ゴム系材、鉄材、非鉄金属等の材質で作成
されるとともに、回転軸5に大きい非定常力が作用する
場合に弾性変形が生じるような形状で構成されているこ
とを特徴とする。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態を図1〜図3に示す。
【0014】図1は本発明の第1の実施の形態に係るス
ラスト軸受装置の断面図、図2は第1の実施の形態に係
るスラスト軸受装置の円周方向のパッド展開図、図3は
第1の実施の形態に係るスラスト軸受装置の作用の説明
図である。
【0015】第1の実施の形態は、タービン回転軸(主
軸)のスラスト力を支えるスラスト軸受装置に関するも
ので、このスラスト軸受装置の軸方向にはタービン本体
等(図示省略)が設置されており、その機械的作用によ
り回転軸5は回転され、タービン等の機械的なスラスト
力が矢印Aの如く作用する。
【0016】そのスラスト力を支承する支持するための
パッド3は、円周方向に交互に配置された第1パッド3
Aと第2パッド3Bとからなり、前記第1パッド3A
は、背面に第1パッド3Aが自在に動けるように第1ピ
ボット4Aを具備し、前記第1ピボット4Aと弾性支持
板2を介して軸受箱1に接することにより、第1パッド
3Aと回転軸5との間隙δ1 を可変構造とし、前記第2
パッド3Bは、背面に第2パッド3Bが自在に動けるよ
うに第2ピボット4Bを具備し、前記第2ピボット4B
を介して軸受箱1に接することにより、第2パッド3B
と回転軸5との間隙δ2 を不変構造とし、前記第1パッ
ド3Aと回転軸5の隙間δ1 は、第2パッド3Bと回転
軸5の隙間δ2 よりも小さくなるように取付けることに
より、定常力が作用する場合には、第1パッド3Aを回
転軸5に近接させ、大きい非定常力が作用する場合に
は、弾性支持板2がたわむことにより、第2パッド3B
も回転軸5に近接させる。
【0017】すなわち、パッド3は、第1パッド3Aと
第2パッド3Bとからなり、円周方向に、交互に、複数
個配置されている。
【0018】第1パッド3Aの背面には、第1ピボット
4Aが形成されており、パッド3が自在に沿うようにな
っている。
【0019】第1ピボット4Aの背面には、弾性支持板
2があり、弾性支持板2は軸受箱1に取付けられてい
る。
【0020】第2パッド3Bの背面には、第2ピボット
4Bが形成されており、第2パッド3Bが自在に沿うよ
うになっている。
【0021】第2ピボット4Bの背面には、弾性支持板
2がなく、第2ピボット4Bが直接軸受箱1に接してい
る。
【0022】弾性支持板2は、例えば、樹脂材、ゴム系
材、鉄材、非鉄金属等の材質で作成されている。
【0023】第1の実施の形態では、図2に示す如く、
パッド3の円周方向に、弾性支持板2がある第1パッド
3Aと、弾性支持板2がない第2パッド3Bが交互に配
置されるように構成されている。
【0024】そして、弾性支持板2のある第1パッド3
Aと回転軸5の隙間δ1 、および隣の第2パッド3B
(弾性支持板2のないパッド)と回転軸との隙間δ
2 は、 δ1 <δ2 (1) となるように構成されている。
【0025】また、軸受箱1の中には潤滑油が供給され
ている(図示省略)。
【0026】したがって次のように作用する。
【0027】回転軸5のスラスト力は、回転軸の鍔部6
を介してパッド3で支持されるが、その場合、パッド3
の摺動面では油のせん断抵抗に基づく摩擦損失が生じ
る。(通常の定常力が作用する場合の受圧面積)本発明
装置では、通常の機械のスラスト力を受ける場合には、
第1パッド3Aを弾性支持板2と共に回転軸5に近接さ
せ、隙間δ1 としていることから、第1パッド3Aと回
転軸5の接触面積が受圧面積になり、通常はこの第1パ
ッド3Aの摺動面の摩擦損失が支配的である。
【0028】そして、隣の第2パッド3B(弾性支持板
2のないパッド)と回転軸5との隙間δ2 は、前記隙間
δ1 よりも大きいため、摩擦損失がほとんど生じない。
【0029】従って、通常の定常力が作用する場合(通
常運転時)には、回転軸5に接近するパッド数(第1パ
ッド3Aの数)が少ないため、摩擦損失は小さくなり、
タービン等の機械の効率向上にも寄与することが出来
る。 (地震等の大きな非定常力が作用した場合の受圧面積)
地震等の通常作用しない大きな非定常力Wが作用した場
合には、図3に示すごとく、弾性支持板2はその力Wに
よりたわむため、第1パッド3Aと回転軸5との隙間δ
1 と、隣接した第2パッド3B(弾性支持板2のないパ
ッド)と回転軸5との隙間δ2 は、同じ大きさの隙間に
なり、隙間hが回転軸5との間に形成される。そのた
め、回転軸5に接近するパッド数(第1パッド3Aおよ
び第2パッド3Bの数)が多くなり、大きい非定常力W
に対する受圧面積は大きくなる。
【0030】従って、焼損等の異常が生じることなく健
全な軸受作用が可能となり、信頼性の高いスラスト軸受
装置を提供することが出来る。 (第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形態を図4
に示す。
【0031】図4は、第2の実施の形態のパッド部を示
す図である。
【0032】第2の実施の形態は、(1)弾性支持板2
の材料を、弾性体材質、例えば、樹脂材、ゴム系材、鉄
材、非鉄金属等で作成されると共に、(2)弾性支持板
2の形状は、回転軸5に大きい非定常力が作用する場合
に、弾性支持板2がたわむように構成し、(3)第1パ
ッド3Aは、背面の第1ピボット4Aと、弾性支持板2
を介して軸受箱1に接することにより、第1パッド3A
と回転軸5との間隙δ1 を可変構造とし、(4)第2パ
ッド3Bは、背面の第2ピボット4Bを介して軸受箱1
に接することにより、第2パッド3Bと回転軸5との間
隙δ2 を不変構造とし、(5)第1パッド3Aと第2パ
ッド3Bは、交互に配置されるように構成されている。
【0033】したがって次のように作用する。
【0034】定常荷重運転時においては、弾性支持板2
の反力は通常スラスト力とバランスし、第1パッド3A
と回転軸5との隙間δ1 は小さく、隣の第2パッド3B
(弾性支持板2のないパッド)と回転軸との隙間δ2
大きく形成されるため、パッド摺動面の摩擦損失は隙間
の狭い3A側が支配的となり、定常荷重運転時には損失
の小さい軸受となる。
【0035】しかし、回転軸5に大きい非定常荷重Wが
作用すると、弾性支持板2は弾性体であるため、たわみ
が生じ、弾性支持板2と接する第1パッド3Aと回転軸
5との隙間δ1 は、そうでない隣の第2パッド3B(弾
性支持板2のないパッド)と回転軸との隙間δ2 と同じ
大きさの隙間hになり、大きい非定常荷重Wに対して、
充分な受圧面積を有する軸受となる。 (第3の実施の形態)本発明の第3の実施の形態を図5
〜図6に示す。
【0036】図5は、第3の実施の形態のパッド部を示
す図、図6は、第3の実施の形態の大きい非定常荷重作
用時の作用・効果の説明図である。
【0037】第3の実施の形態では、弾性支持板2は第
3パッド31の背面に形成されている第3ピボット41
と接し、弾性支持板2はパッド支持板61に取付けら
れ、パッド支持板61の背面には第4ピボット42が形
成され、その第4ピボット42は軸受箱1に接するよう
に構成されている。
【0038】また、第3パッド31は第4パッド32に
比べ、通常、回転軸5に近接するように調整されてい
る。
【0039】したがって次のように作用する。
【0040】通常の定常運転時には、図5に示すごと
く、第3パッド31と回転軸5との隙間δ1 が小さいた
め第3パッド31は回転軸5に近接し、摩擦損失を発生
しているが、第4パッド32と回転軸5との隙間δ2
大きいため第4パッド32は回転軸5から遠ざかってい
るため、摩擦損失の発生も小さい。そのため通常低摩擦
損失となっている。
【0041】しかし、図6に示すように、大きい非定常
荷重Wが作用した場合には、弾性支持板2がたわみ、第
3パッド31と回転軸5との隙間δ1 と第4パッド32
と回転軸5との隙間δ2 は、同じ大きさの隙間hにな
り、大きい非定常荷重Wを支承するパッド受圧面積は増
加する。そのため、焼損することなく、安全にスラスト
力を支承することが出来る。
【0042】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)請求項1および請求項3に係る発明の効果 第1パッドと回転軸の隙間δ1 を、前記第2パッドと回
転軸の隙間δ2 よりも小さくなるように取付けることに
より、定常力が作用する場合には、第1パッドのみが回
転軸に近接するため、摩擦損失は小さくなり、タービン
等の機械の効率向上にも寄与することが出来る。
【0043】大きい非定常力が作用する場合には、前記
弾性支持板がたわむことにより、前記第2パッドも回転
軸に近接するため、大きい非定常力に対する受圧面積は
大きくなる。
【0044】従って、焼損等の異常が生じることなく健
全な軸受作用が可能になる。 (2)請求項2および請求項3に係る発明の効果 通常の定常運転時には、第3パッドと回転軸との隙間δ
1 が小さいため、第3パッドのみが回転軸5に接する。
そのため、摩擦損失の発生を小さくすることが出来る。
【0045】大きい非定常荷重Wが作用した場合には、
弾性支持板がたわみ、第4パッド32も回転軸に接す
る。そのため、非定常荷重Wを支承するパッド受圧面積
は増加する。そのため、焼損することなく、安全にスラ
スト力を支承することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスラスト軸受
装置の断面図。
【図2】第1の実施の形態に係るスラスト軸受装置の円
周方向のパッド展開図。
【図3】第1の実施の形態に係るスラスト軸受装置の作
用の説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る装置のパッド
部を示す図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る装置のパッド
部を示す図。
【図6】第3の実施の形態に係る装置の非定常荷重作用
時の作用・効果の説明図。
【図7】従来の装置を示す図(1)。
【図8】従来の装置を示す図(2)。
【符号の説明】
1 …軸受箱 2 …弾性支持板 2A…弾性支持板 2B…弾性支持板 3 …パッド 3A…第1パッド3A 3B…第2パッド3B 4 …ピボット 4A…第1ピボット 4B…第2ピボット 5 …回転軸 6 …回転軸の鍔部 31…第3パッド 32…第4パッド 41…第3ピボット 42…第4ピボット 61…パッド支持板 100…軸受箱 300…パッド 400…ピボット 500…回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 一彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 南 芳弘 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 Fターム(参考) 3J011 AA03 BA17 CA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受箱と弾性支持板とパッドとピボットと
    からなる回転軸のスラスト軸受装置において、(A)前
    記回転軸の鍔部に接続してスラスト力を支承するパッド
    は、円周方向に配置された第1パッドと第2パッドとか
    らなり、(B)前記第1パッドは、背面に第1パッドが
    自在に動けるように第1ピボットを具備し、前記第1ピ
    ボットと前記弾性支持板を介して前記軸受箱に接するこ
    とにより、第1パッドと回転軸との間隙(δ1 )を可変
    構造とし、(C)前記第2パッドは、背面に第2パッド
    が自在に動けるように第2ピボットを具備し、前記第2
    ピボットを介しては前記軸受箱に接することにより、第
    2パッドと回転軸との間隙(δ2 )を不変構造とするこ
    とを特徴とするスラスト軸受装置。
  2. 【請求項2】軸受箱と弾性支持板とパッドとピボットか
    らなる回転軸のスラスト軸受装置において、(A)前記
    回転軸の鍔部に接続してスラスト力を支承するパッド
    は、円周方向に複数配置された多層構造のパッドからな
    り、(B)前記多層構造のパッドは、第3パッドと、第
    3パッドの両側に設けた第4パッドと、前記弾性支持板
    を取付けたパッド支持板とからなり、(C)前記第3パ
    ッドは、第3パッドの背面に形成された第3ピボット
    と、前記第3ピボットに接する前記弾性支持板を介して
    前記パッド支持板に接し、(D)前記第4パッドは、直
    接前記パッド支持板に接し、(E)前記パッド支持板
    は、パッド支持板の背面に形成された第4ピボットを介
    して前記軸受箱に接し、(F)前記第3パッドを前記第
    4パッドよりも回転軸に近接するように配置することに
    より、前記多層構造のパッドと回転軸との間隙を可変構
    造とし、(G)大きい非定常力が作用する場合には、前
    記弾性支持板がたわむことにより、前記第4パッドも回
    転軸に近接させることを特徴とするスラスト軸受装置。
  3. 【請求項3】前記弾性支持板は、樹脂材、ゴム系材、鉄
    材、非鉄金属の材質で作成されるとともに、回転軸に大
    きい非定常力が作用する場合に弾性変形が生じるような
    形状で構成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のスラスト軸受装置。
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