JPH0650381A - 回転体の支持装置 - Google Patents

回転体の支持装置

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Publication number
JPH0650381A
JPH0650381A JP20649292A JP20649292A JPH0650381A JP H0650381 A JPH0650381 A JP H0650381A JP 20649292 A JP20649292 A JP 20649292A JP 20649292 A JP20649292 A JP 20649292A JP H0650381 A JPH0650381 A JP H0650381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
rotating
rotating shaft
movable piece
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20649292A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitami Kaneko
昭民 金子
Yasushi Mori
靖 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP20649292A priority Critical patent/JPH0650381A/ja
Publication of JPH0650381A publication Critical patent/JPH0650381A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス圧縮機のインペラ等の回転体を取付けた
回転軸の振動を有効に抑制する。 【構成】 回転体1が取付けられ軸受3で支持された回
転軸1Aの軸受3において回転体1と反対側の部分に、
回転軸1Aの振動に高剛性の油膜4Dを介して追従する
非回転可動片4Aとスクイズフィルム4Cとを組合せた
ダンパ機構4を設け、このダンパ機構4によって回転軸
1Aの振動を抑制するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス圧縮機(コンプレ
ッサ)等に適用される回転体の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、ガスシールを用いた従来のガス
圧縮機における回転体1の支持装置を示す。
【0003】1は、ガス圧縮機のインペラから成る回転
体で、その両端部には反対方向へ延びる回転軸1Aが取
付けられ、各回転軸1Aは油すべり軸受3により、ケー
シング5に設けられた潤滑油出入孔3Aから流入してい
る潤滑油による油膜3Bを介して支承されている。
【0004】回転体1、回転軸1A等を収容するケーシ
ング5の内部のガスは、回転軸1Aに装着された回転環
2Aとケーシング5に装着された静止環2Bとの間のシ
ール部2Cよりなるガスシール2によってシールされ、
外気を遮断されている。このガスシール2は、回転体1
と軸受3との間に設けられている。
【0005】この従来の回転体の支持装置では、回転体
11は通常は油すべり軸受3によって支持され、この軸
受の油膜3Bの持つもの以外、回転軸1Aにダンピング
を与えるダンパ機構は設けられていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のガス圧縮
機における回転体の支持装置では、ガスシール2にはダ
ンピング機能はなく、油すべり軸受3にも油膜3Bで形
成される小さなダンピング以外にダンピングは発生しな
い。
【0007】そのため、何らかの外乱(ガスによる励振
力やロータの不釣合い等)によって回転体1が大きく励
振されると、回転軸1Aは大きな振幅となり、最悪のケ
ースでは油膜3Bが切れて油すべり軸受3と接触した
り、静止部と接触したりして、摩耗や損傷によってトラ
ブルを生ずることがあった。
【0008】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる回転体の支持装置を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の回転体の支持装
置は、回転体が取付けられ軸受で支持された回転軸の軸
受について回転体と反対側の部分に、前記回転軸の振動
に高剛性の油膜を介して追従する非回転可動片とスクイ
ズフィルムとを組合せたダンパ機構を設けたことを特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明では、何らかの外乱等によって回転体が
励振されると、回転軸の振動振幅は増大しようとする
が、回転軸と非回転可動片との間に形成されている高剛
性の油膜を介して振動振幅がダンパ機構の非回転可動片
に伝達される。
【0011】非回転可動片に伝達された振動振幅は、ス
クイズフィルムによってダンピング作業を受けるため、
回転軸の振幅は過大になることがない。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を、図1によって説明す
る。本実施例は、ガスシールを用いたガス圧縮機におけ
る回転体の支持装置に係るものであって、回転体1、回
転軸1A、ガスシール2及び油すべり軸受3は、前記図
2に示される従来の装置と異なるところがなく、その説
明を省略する。
【0013】本実施例において、ケーシング5には、油
すべり軸受3と共にダンパ機構4を、回転軸1Aをとり
かこむように装着する。ダンパ機構4は、油すべり軸受
3について回転体1と反対側の距離をおいた部分に配置
されている。
【0014】ダンパ機構4のダンパ可動片4Aは、ケー
シング5の中で半径方向に円滑に動くよう、また回転軸
1Aとわずかなギャップをあけて高剛性の油膜4Dが形
成されるよう装着する。さらに、ダンパ可動片4Aとケ
ーシング5との間は適切なギャップをあけ、ケーシング
5に設けられた潤滑油出入孔3Aから流入している潤滑
油によってダンパ可動片4Aの前記油膜4Dが形成され
る面以外の面とケーシング5との間にスクイズフィルム
4Cが形成されるようになっている。4Bは、ケーシン
グ5とダンパ可動片4Aの間の前記ギャップに装着され
スクイズフィルム4Cのダンピング効果を強化するOリ
ングである。
【0015】前記ダンパ可動片4Aは、ケーシング5と
の間に設けられた廻止め4Eにより回転を拘束され、油
膜4Dを介して回転軸1Aと連結されているため、回転
軸1Aの半径方向の動きに追従して非回転で移動できる
ようになっている。また、前記油膜4Dは高剛性のもの
であればその種類を問わないが、固定ローブ型の軸受型
式が最も軸受型式が適当である。
【0016】以上のように構成された本実施例において
は、外乱等によって回転体1が励振されると、回転軸1
Aの振動振幅が増大しようとするが、高剛性の油膜4D
を介してこの振動振幅がダンパ機構4の非回転のダンパ
可動片4Aに伝達される。
【0017】ダンパ可動片4Aは、同ダンパ可動片4A
とケーシング5の間のギャップ内のスクイズフィルム4
Cによってダンピング作用を受け、これによって、回転
軸1Aの振幅が過大になることが防止される。この場合
に、Oリング4Bによってスクイズフィルム4Cのダン
ピング効果が強化され、回転軸1Aの振幅が過大になる
ことが有効に防止される。
【0018】また、ダンピング機構4は、すべり軸受3
について回転体1と反対側の距離をおいた部分に設置さ
れているために、この部分における回転軸1Aの振幅が
大きく、有効に回転軸1Aの振動を抑制することができ
る。
【0019】なお、本実施例では、スクイズフィルム4
Cのダンピング効果を強化するためにOリング4Bを設
けているが、これを省略することもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明では、回転体が取付けられた回転
軸の軸受について回転体と反対側の部分に、回転軸の振
動に高剛性の油膜を介して追従する非回転可動片とスク
イズフィルムとを組合せたダンパ機構を設けているため
に、何らかの外乱等によって回転体が大きく励振されて
も回転軸の振幅が過大となることを防止することができ
る。
【0021】従って、回転軸が静止部品と接触しトラブ
ルを生ずるようなことがない。また、通常運転時にあっ
ても、回転軸の振動振幅をより小さく抑えることがで
き、信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】従来の回転体の支持装置の構成図である。
【符号の説明】
1 回転体 1A 回転軸 2 ガスシール 3 油すべり軸受 4 ダンパ機構 4A ダンパ可動片 4B Oリング 4C スクイズフィルム 4D 油膜 5 ケーシング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体が取付けられ軸受で支持された回
    転軸の軸受について回転体と反対の部分側に、前記回転
    軸の振動に高剛性の油膜を介して追従する非回転可動片
    とスクイズフィルムとを組合せたダンパ機構を設けたこ
    とを特徴とする回転体の支持装置。
JP20649292A 1992-08-03 1992-08-03 回転体の支持装置 Pending JPH0650381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20649292A JPH0650381A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 回転体の支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20649292A JPH0650381A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 回転体の支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0650381A true JPH0650381A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16524272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20649292A Pending JPH0650381A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 回転体の支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0650381A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990629