JP2000063724A - インクジェット印刷プロセス - Google Patents

インクジェット印刷プロセス

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JP2000063724A JP11230229A JP23022999A JP2000063724A JP 2000063724 A JP2000063724 A JP 2000063724A JP 11230229 A JP11230229 A JP 11230229A JP 23022999 A JP23022999 A JP 23022999A JP 2000063724 A JP2000063724 A JP 2000063724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット印刷プロセスにおいて、印刷
された画像のステッチ斑やウェットスミアを少なくし、
画質を高める。 【解決手段】 水、着色剤、及び次式のポリマーを含む
インク組成物を用いる。 【化1】 (ここで、m、n、x及びyはそれぞれ繰返しモノマー
単位の数を示す整数であり、x:yの比は約10:90
乃至約90:10である)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は改良されたインクジ
ェット印刷に関する。更に詳細には、本発明はインクジ
ェット印刷プロセスにおいて優れた性能を示す水性イン
ク組成物に関する。本発明の1つの実施例は、水、着色
剤、及び次式のポリマーを含むインク組成物をインクジ
ェット印刷装置に組み込み、インク滴を画像パターンで
記録シート上へ噴射させることを含むプロセスに関す
る。 【0002】 【化2】 【0003】ここで、m、n、x及びyはそれぞれ繰返
しモノマー単位の数を示す整数であり、x:yの比は約
10:90乃至約90:10である。 【0004】 【従来の技術】インクジェット印刷は、印刷される基体
の幅よりも小さい幅を有するプリントヘッドを用いて行
われることが多い。プリントヘッドは、一般に基体上を
進行方向に横切って一つのスワースを印刷し、次に基体
が進行方向に対して垂直もしくは横断方向に進められ
る。これにより、プリントヘッドが再び基体を横切って
進んで既に印刷されたスワースに隣接した別のスワース
を印刷することができる。ステッチ斑(stitch mottle
)は、印刷プロセス中にスワースが接するところで不
均一な未印刷領域(例えば、白色紙に印刷する場合には
白色に見える)が発生する場合に、インクジェット印刷
で観察される現象である。印刷プロセスの間、インク
は、インクが乾燥する前にステッチ/スワースエッジ又
はラインから”後退(pull back) ”するように思われ、
この結果、特にベタ画像領域において、スワースに平行
な方向に画像を横切って走る未印刷(例えば、白色紙上
では白い)ラインのように見える不均一な画像及び画像
欠陥がもたらされる。問題は、インクに顔料着色剤が用
いられる場合に特に顕著である。インクジェット印刷プ
ロセスでしばしば遭遇するもう1つの問題は、ウェット
スミア(wet smear )である。ウェットスミアは、湿っ
た親指を画像を横切ってこすりつけたり、先端がフェル
トのマーカーを画像を横切ってこすりつけた場合など、
湿ったかつ力学的、摩耗的な物理的接触の動作にさらさ
れたときに画像がスミアリングを示す場合に発生する。
インクジェット印刷プロセスでしばしば遭遇する更にも
う1つの問題は、特に基体が普通紙である場合、基体に
印刷された画像のエッジの乱れ(中間周波数のラインエ
ッジノイズ(mid-frequency line edge noise )、MF
LENと称される)である。 【0005】従って、既知の組成物及びプロセスはその
意図された目的のためには適切であるが、改良されたイ
ンク組成物がなお必要とされている。更に、インクジェ
ット印刷プロセスで使用される場合にステッチ斑の減少
を示すインク組成物が必要とされている。また更に、イ
ンクジェット印刷プロセスで使用される場合にステッチ
斑の減少を示す顔料着色剤を含むインク組成物が必要と
されている。更には、画像を形成するために基体へ適用
された場合にウェットスミアの減少を示すインク組成物
が必要とされている。また、インクジェット印刷プロセ
スで使用される場合にウェットスミアの減少を示すイン
ク組成物が必要である。更に、インクジェット印刷プロ
セスで使用される場合にスミアの減少を示す顔料着色剤
を含むインク組成物が必要である。更には、インクジェ
ット印刷プロセスで使用される場合にエッジの乱れ(M
FLEN)の減少を示すインク組成物が必要である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の利点を有する組成物及びプロセスを提供することであ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明のこれらの及び他
の目的(又はその特定の実施例)は、水、着色剤及び次
式のポリマーを含むインク組成物をインクジェット印刷
装置に組み込み、インク滴を画像パターンで記録シート
上へ噴射させることを含むプロセスを提供することによ
って達成することができる。 【0008】 【化3】【0009】ここで、m、n、x及びyはそれぞれ繰返
しモノマー単位の数を示す整数であり、x:yの比は約
10:90乃至約90:10である。本発明のもう一つ
の実施例は、インクジェット印刷においてステッチ斑を
減少させるためのプロセスに関し、同プロセスは、
(a)水と、着色剤と、ステッチ斑を減少させる上で有
効な量の次式のポリマーとを含むインクをインクジェッ
ト印刷装置に組み込み、(b)第1スワース(列)にお
いて第1の組のインク滴を画像パターンで記録シート上
へ噴射させ、(c)第1スワースに隣接する第2スワー
スにおいて第2の組のインク滴を画像パターンで記録シ
ート上へ噴射させることを含む。このプロセスでは、第
1スワースと第2スワースの間のステッチ斑が減少され
る。 【0010】 【化4】 【0011】ここで、m、n、x及びyはそれぞれ繰返
しモノマー単位の数を示す整数であり、x:yの比は、
約10:90乃至約90:10である。また本発明のも
う1つの実施例は、(a)水、着色剤、及び次式のポリ
マーを含むインクをインクジェット印刷装置に組み込
み、(b)インク滴を画像パターンで記録シート上へ噴
射させることを含む、インクジェット印刷でのウェット
スミアを減少させるためのプロセスに関する。前記ポリ
マーは、基体上のインクのウェットスミアリングを減少
させるのに有効な量でインク中に存在する。 【0012】 【化5】 【0013】ここで、m、n、x及びyはそれぞれ繰返
しモノマー単位の数を示す整数であり、x:yの比は約
10:90乃至約90:10である。本発明の更にもう
1つの実施例は、(a)水、着色剤、及び次式のポリマ
ーを含むインクをインクジェット印刷装置に組み込み、
(b)画像を形成するためにインク滴を画像パターンで
記録シート上に噴射させることを含む、インクジェット
印刷でエッジの乱れを減少させるためのプロセスに関す
る。前記ポリマーは、基体上のインク画像のエッジの乱
れを減少させるのに有効な量でインク中に存在する。 【0014】 【化6】 【0015】ここで、m、n、x及びyはそれぞれ繰返
しモノマー単位の数を示す整数であり、x:yの比は約
10:90乃至約90:10である。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明のインクは水性の液体ビヒ
クルを含む。液体ビヒクルは水だけから成っていてもよ
いが、水と、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、ジプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、アミド、エーテル、尿素、置換された尿
素、エーテル、カルボン酸及びその塩、エステル、アル
コール、有機スルフィド、有機スルホキシド、スルホン
類(スルホラン等)、アルコール誘導体、カルビトー
ル、ブチルカルビトール、セルソルブ、トリプロピレン
グリコールモノメチルエーテル、エーテル誘導体、アミ
ノアルコール、ケトン、N−メチルピロリジノン、2−
ピロリジノン、シクロヘキシルピロリドン、ヒドロキシ
エーテル、アミド、スルホキシド、ラクトン、高分子電
解質、メチルスルホニルエタノール、イミダゾール、ベ
タイン、及び他の水溶性又は水に混和可能な材料、並び
にその混合物のような水溶性又は水に混和可能な有機成
分と、の混合物を含むこともできる。 【0017】また本発明のためのインクは着色剤も含
む。第1のインク用の着色剤は染料又は顔料のどちらで
もよい。アニオン染料、カチオン染料、非イオン染料、
及び両性イオン染料等を含む適切な又は所望の染料はど
れも第1のインクで使用できる。染料は、典型的にはイ
ンクの約0.05乃至約15重量パーセント、好ましく
はインクの約0.1乃至約10重量パーセント、より好
ましくはインクの約1乃至約5重量パーセントの所望量
又は有効量でインク組成物中に存在するが、量はこれら
の範囲外であってもよい。 【0018】本発明のインクとして適切な顔料の例に
は、チャネルブラック、ファーネスブラック、及びラン
プブラック等の種々のカーボンブラックが含まれる。着
色顔料には、赤、緑、青、茶、マゼンタ、シアン及び黄
色の粒子、並びにその混合物が含まれる。液体ビヒクル
中の粒子の安定なコロイド懸濁を可能にし、インクがサ
ーマルインクジェットプリンタで使用される場合にイン
クチャネルの詰まりを防止するために、顔料粒子サイズ
はできるだけ小さいのが好ましい。好ましい平均粒径
は、一般的には約0.001乃至約5ミクロンであり、
更に好ましくは約0.1乃至約1ミクロンであるが、粒
子サイズはこれらの範囲外でもよい。本発明のインク組
成物中では、顔料は、所望される着色度を達成するのに
有効な量であれば、どんな量で存在してもよい。典型的
には、顔料はインクの約0.1乃至約8重量パーセン
ト、好ましくはインクの約2乃至約7重量パーセントの
量で存在するが、量はこれらの範囲外でもよい。 【0019】1つの実施例では、顔料粒子は樹脂乳剤と
の組み合わせで存在し、樹脂乳剤は顔料粒子のための結
合剤の役割を果たす。樹脂乳剤は、典型的には、アクリ
ル酸又はメタクリル酸等のオレフィン酸と、アクリル酸
メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタ
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プ
ロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アク
リル酸ペンチル、メタクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘ
キシル、メタクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、
メタクリル酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、メタクリ
ル酸オクチル、、アクリル酸ノニル、メタクリル酸ノニ
ル、アクリル酸デシル、メタクリル酸デシル、アクリル
酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ステア
リル、メタクリル酸ステアリル、アクリル酸ドデシル、
メタクリル酸ドデシル、アクリル酸ベンジル、メタクリ
ル酸ベンジル、アクリル酸ポリエチレングリコール、メ
タクリル酸ポリエチレングリコール、アクリル酸ポリオ
キシアルキレン、又はメタクリル酸ポリオキシアルキレ
ン等のオレフィンのアクリル酸エステル又はメタクリル
酸エステルと、の水中での重合から誘導される樹脂粒子
及び可溶性樹脂を含む。典型的なアクリル酸ポリオキシ
アルキレン及びメタクリル酸ポリオキシアルキレンに
は、次の一般式を有するものが含まれる。 【0020】 【化7】 【0021】ここで、Rは水素原子又は典型的には1乃
至約6個の炭素原子を有するアルキル基である。nは繰
返しモノマー単位の数を示す数であり、典型的には2乃
至約100である。 【0022】樹脂は、典型的には、約1000乃至約1
5000グラム/モルの数平均分子量及び約1500乃
至約40000の重量平均分子量を有するが、分子量の
値はこれらの範囲外でもよい。樹脂粒子は、典型的に
は、約30乃至約300ナノメートルの平均粒径を有す
るが、平均粒径はこの範囲外でもよい。樹脂乳剤は、典
型的には約60乃至約99重量パーセントの樹脂粒子及
び約1乃至約40重量パーセントの可溶性樹脂を含み、
好ましくは約90乃至約97重量パーセントの樹脂粒子
及び約3乃至約10重量パーセントの可溶性樹脂を含む
が、相対量はこれらの範囲外でもよい。樹脂粒子及び可
溶性樹脂はいずれも、水中でフリーラジカルタイプのプ
ロセスから生成可能である。この際、モノマーのうちの
一方はアクリル酸又はメタクリル酸等のように水溶性で
あり、他方のモノマーはアクリル酸アルキル又はメタク
リル酸アルキル又はアクリル酸(メタクリル酸)ポリオ
キシアルキレン等のように水への溶解性が低い(例え
ば、約0.05乃至約2重量パーセントが水に溶解す
る)ものである。 【0023】フリーラジカル開始剤は、一般的には、過
硫酸カリウム又は過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩のよ
うな乳剤タイプの開始剤である。連鎖移動剤を、樹脂の
分子量を調節するため、及び樹脂粒子対可溶性樹脂の比
率を調節するために使用できる。適切な連鎖移動剤に
は、ドデカンチオール等のアルキルチオール、四臭化炭
素等のハロゲン化炭化水素、あるいは、好ましくはアル
キルチオール及びハロゲン化炭化水素の組み合わせが含
まれる。また、アニオン性、カチオン性及び非イオン性
界面活性剤を含む界面活性剤も、樹脂乳剤中に組み入れ
ることができる。適切な界面活性剤の例には、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリエチレンオキシ
ド、ポリエチレンオキシドノニルフェニルエーテル、塩
化テトラアルキルアンモニウム、及びナフタレンスルホ
ン酸ナトリウム等が含まれ、典型的には樹脂の約0.0
05乃至約20重量パーセント、好ましくは樹脂の約
0.1乃至約5重量パーセントの量で存在するが、量は
これらの範囲外でもよい。一般的に、アルケン酸モノマ
ーは樹脂の約5乃至約20重量部を構成し、アクリル酸
(メタクリル酸)オレフィン性アルキルは樹脂の約40
乃至約60重量部を構成し、メタクリル酸ポリエチレン
グリコール(すなわちより一般的にはメタクリル酸又は
アクリル酸エステルでキャップされた低分子量ポリエチ
レングリコール)は樹脂の約0乃至約20重量部を構成
する。樹脂粒子及び可溶性樹脂はいずれも同じモノマー
から誘導されるが、可溶性樹脂と比較して樹脂粒子中の
モノマー含量が異なっていてもよく、更に詳細に言え
ば、可溶性樹脂の酸モノマーの含量が樹脂粒子のそれよ
りも高くてよい。 【0024】顔料着色剤を分散又は結合させるのに適し
た樹脂乳剤についての更なる情報は米国特許第5、76
6、818号に開示される。 【0025】また本発明のインクは、次式のポリマーも
含む。 【0026】 【化8】 【0027】ここで、m、n、x及びyはそれぞれ繰返
しモノマー単位の数を示す整数である。xの値は典型的
には約8乃至約60の範囲であり、好ましくは約10乃
至約50、更に好ましくは約12乃至約45の範囲であ
るが、xの値はこれらの範囲外であってもよい。yの値
は典型的には約2乃至約20の範囲であり、好ましくは
約3乃至約18、更に好ましくは約5乃至約16の範囲
であるが、yの値はこれらの範囲外でもよい。x:yの
比率は典型的には約10:90乃至約90:10であ
り、好ましくは約12:88乃至約80:20、更に好
ましくは約14:86乃至約75:25であるが、比率
はこれらの範囲外でもよい。nの値は典型的には約3乃
至約60の範囲であり、好ましくは約4乃至約40、更
に好ましくは約5乃至約30の範囲であるが、nの値は
これらの範囲外でもよい。mの値は典型的には約10乃
至約98の範囲であり、好ましくは約15乃至約70、
更に好ましくは約20乃至約50の範囲であるが、mの
値はこれらの範囲外でもよい。n:mの比率は典型的に
は約2:98乃至約10:90であり、好ましくは約
3:97乃至約15:85、更に好ましくは約5:95
乃至約20:80であるが、比率はこれらの範囲外でも
よい。x、y、n及びmの値は、ポリマーの重量平均分
子量が典型的には約1200乃至約60000、好まし
くは約3000乃至約55000、更に好ましくは約6
000乃至約50000であるような値であるが、分子
量はこれらの範囲外でもよい。上記の式のポリマーは、
例えば、ゴールドシュミットケミカル社(Goldschmidt
Chemical Corp.)(バージニア州、ホープウェル(Hope
well))から入手できるTEGOPREN(登録商標)
5883及び5884(上記式を有すると共に、プロピ
レンオキシドに対するエチレンオキシドの繰返し基の重
量比が約77:23、n:mの比率が約1:6、重量平
均分子量が約50000である)、並びにTEGOPR
EN(登録商標)群の他の製品(5851、5863、
5852、5857等)や、ウィトコ社(Witco Corp.
)(コネチカット州、グリニッジ(Greenwich ))か
ら入手できるSILWET(登録商標)群のいくつかの
製品(L−7210、L−7220、L−7230、L
−7002、L−7500、L−7001、L−720
0、L−7280、L−7087等)として市販されて
いる。ポリマーは、典型的にはインクの約0.2乃至約
3重量パーセント、好ましくはインクの約0.3乃至約
2重量パーセント、更に好ましくはインクの約0.5乃
至約1.5重量パーセントの所望量又は有効量でインク
中に存在するが、量はこれらの範囲外でもよい。 【0028】特定の理論に制限されないが、シロキサン
共重合体の存在により顔料の凝集体を印刷基体上で維持
しやすくなり、顔料の移動が起こりにくくなるので、ス
テッチ斑(stitch mottle )が減少すると考えられる。
更に、シロキサン共重合体は印刷基体を被覆し、印刷さ
れた画像中に顔料がそれ以上侵入するのを防止するバリ
ヤの提供を助けるので、ステッチ斑が減少すると考えら
れる。ウェットスミアに関しては、顔料粒子同士の不十
分な結合及び顔料粒子の印刷基体への不十分な結合の結
果としてインク中の顔料着色剤がウェットスミアを示す
と考えられるが、シロキサン共重合体の存在は顔料粒子
を印刷基体へ保持するのを助け、これによりウェットス
ミアが減少されると考えられる。エッジの乱れ及びMF
LENに関しては、シロキサンコポリマーの存在が、顔
料粒子を印刷基体へ保持するのを助けることによってイ
ンクの浸透及び画像の毛羽立ちを減少すると考えられ
る。 【0029】所望であればインクに加えてよい他の添加
剤には、インクの約0.0001乃至約4重量パーセン
ト、好ましくはインクの約0.01乃至約2.0重量パ
ーセントの量で存在するDOWICIL(登録商標)1
50、200及び75、安息香酸塩、ソルビン酸塩、P
ROXEL(登録商標)GXL及びBD20(ゼネカ
(Zeneca)から入手可能)、並びにPARADYME
(登録商標)(ゼネカ(Zeneca)から入手可能)等の殺
菌剤(biocide )や、インクの0乃至約1重量パーセン
ト、好ましくはインクの約0.01乃至約1重量パーセ
ントの量で存在する酸又は塩基、リン酸塩、カルボン酸
塩、亜硫酸塩、及びアミン塩等のpH制御剤等が含まれ
る。 【0030】インク組成物は一般的に、サーマルインク
ジェット印刷プロセスで使用するのに適切な粘度を有す
る。室温(即ち、約25℃)では、典型的には、インク
粘度は約10センチポアズ以下であり、好ましくは約1
乃至約5センチポアズ、更に好ましくは約1乃至約4セ
ンチポアズであるが、粘度はこの範囲外でもよい。 【0031】本発明のインク組成物は適切な又は所望の
pHを有してよい。サーマルインクジェット印刷プロセ
スのようないくつかの実施例では、典型的なpH値は約
3乃至約11であり、好ましくは約5乃至約10、更に
好ましくは約6乃至約8であるが、pHはこれらの範囲
外でもよい。 【0032】インクジェット印刷に適したインク組成物
は、適切なプロセスによって調製することができる。典
型的には、インクは成分を単に混合することによって調
製される。1つのプロセスは、インクを得るために、全
てのインク成分を共に混合し、混合物を濾過することを
必要とする。成分を混合し、所望されるなら加熱し、濾
過した後、所望であれば何であれ添加剤を混合物にさら
に添加し、均一な混合物が得られるまで典型的には約5
乃至約10分間、適度に振とうしながら室温で混合する
ことによって、インクを調製することができる。あるい
は、所望のインク添加剤を、全ての成分を混合し、所望
されるなら加熱し、濾過するような所望の手順に従って
行われるインク調製プロセスの間に、他のインク成分と
混合してもよい。 【0033】また本発明は、本発明のインクをインクジ
ェット印刷装置に組み込み、インク滴を画像パターンで
記録シート上へ噴射させることを伴うプロセスに関す
る。1つの好ましい実施例では、印刷装置はサーマルイ
ンクジェットプロセスを用い、ノズル中のインクは画像
パターンで選択的に加熱され、これによりインク滴が画
像パターンで噴射される。もう1つの好ましい実施例で
は、印刷装置は音響式インクジェットプロセスを用い、
インク滴は音響ビームにより画像パターンで噴射され
る。Xerox(登録商標)4024紙、Xerox
(登録商標)イメージシリーズ紙、コートランド(Cour
tland )4024DP紙、罫線ノート紙、ボンド紙のよ
うな普通紙、シャープ社製シリカコート紙、十条紙等の
シリカコート紙、透明材料、布、繊維製品、プラスチッ
ク、高分子フィルム、金属や木材等の無機基体等を含む
適切な基体又は記録シートを使用することができる。好
ましい実施例において、上記プロセスは多孔性又はイン
ク吸収性の基体(普通紙等)上への印刷を伴う。 【0034】比較例A 黒色のインクジェットインク組成物は、22重量パーセ
ントのスルホラン(BASFから入手可能)と、6重量
パーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミカル
社(Aldrich Chemical Co.)から入手可能)と、0.0
5重量パーセントの分子量が18500の次式のポリエ
チレンオキシド/ビスフェノールAポリマー(ポリサイ
エンセズ(Polysciences)から入手可能)と、水と、を
混合することによって調製された。均一な混合物を得る
ために、成分は約5乃至10分間攪拌された。 【0035】 【化9】 【0036】樹脂を含むアクリル樹脂乳剤は、23.6
重量パーセントのメタクリル酸と、55.4重量パーセ
ントのメタクリル酸ベンジルと、21重量パーセントの
メタクリル酸ポリエチレングリコール(Mw =246)
と、3重量パーセントのドデカンチオールと、1重量パ
ーセントの四臭化炭素と、から誘導された。機械式攪拌
装置が備えつけられた1リットルのケトルに、240グ
ラムの水と、1.8グラムのドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム(ロダカル(Rhodacal)Ds−10として
ローヌ−プーランから入手可能)と、2グラムのトリト
ン(Triton)X−100(アルキルフェノキシポリエタ
ノール、アルドリッチケミカル社から入手可能)と、が
注入され、混合物は約100回転/分で2時間攪拌され
た。次にこの溶液へ1.8グラムの過硫酸アンモニウム
が添加され、その後、28.3グラムのメタクリル酸
と、66.5グラムのメタクリル酸ベンジルと、25.
2グラムのメタクリル酸ポリエチレングリコール(Mw
=246)と、3.6グラムのドデカンチオールと、
1.2グラムの四臭化炭素と、を含む混合物が添加され
た。混合物は80℃で6時間加熱された。その後、樹脂
乳剤は室温に冷却され、サンプル(約10グラム)は凍
結乾燥され、GPCにより分析された。樹脂の数平均分
子量は約20580、重量平均分子量は約8193であ
り、多分散性は2.5であった。 【0037】液体ビヒクル混合物には、約1.48パー
セント固体当量のアクリル樹脂乳剤を含む溶液が一滴ず
つ添加され、混合物は約5分間攪拌された。得られた混
合物は、2.5重量パーセントのキャボジェット(Cabo
jet )300カーボンブラック着色剤(キャボット社
(Cabot Corporation)から入手可能)を含む溶液へ添
加された。インク混合物は5乃至約10分間攪拌され、
次に1ミクロンのガラス繊維フィルタによって濾過され
た。 【0038】比較例B 黒色インクジェットインク組成物は、29.95重量パ
ーセントのスルホラン(BASFから入手可能)と、6
重量パーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミ
カル社から得られる)と、0.05重量パーセントの分
子量が18500の次式のポリエチレンオキシド/ビス
フェノールAポリマー(ポリサイエンセズから得られ
る)と、水と、を混合することによって調製された。均
一な混合物を得るために、成分は約5乃至10分間攪拌
された。 【0039】 【化10】【0040】比較例Aに記載されたように調製されたア
クリル樹脂乳剤約1.48パーセント固体当量が、液体
ビヒクル混合物へ一滴ずつ添加され、約5分間攪拌され
た。得られた混合物は、3.34重量パーセントのキャ
ボジェット300カーボンブラック着色剤(キャボット
社から入手可能)を含む溶液へ添加された。インク混合
物は5乃至約10分間攪拌され、次に1ミクロンのガラ
ス繊維フィルタにより濾過された。 【0041】実験例I 黒色インクジェットインク組成物は、22重量パーセン
トのスルホラン(BASFから入手可能)と、6重量パ
ーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミカル社
から入手可能)と、0.05重量パーセントの分子量が
18500のポリエチレンオキシド/ビスフェノールA
ポリマー(ポリサイエンセズから入手可能)と、水と、
を混合することによって調製された。均一な混合物を得
るために、成分は約5乃至10分間攪拌された。1重量
パーセントのポリシロキサン−ポリエーテル共重合体の
テゴプレン(Tegopren)5884(ゴールドシュミット
から入手可能)が混合物へ添加され、均一な混合物を得
るために約10分間攪拌された。比較例Aに記載された
ように調製されたアクリル樹脂乳剤約1.48パーセン
ト固体当量が、液体ビヒクル混合物へ一滴ずつ添加さ
れ、約5分間攪拌された。得られた混合物は、2.5重
量パーセントのキャボジェット300カーボンブラック
着色剤(キャボット社)を含む溶液へ添加された。イン
ク混合物は5乃至約10分間攪拌され、次に1ミクロン
のガラス繊維フィルタにより濾過された。 【0042】実験例II 黒色インクジェットインク組成物は、22重量パーセン
トのスルホラン(BASFから入手可能)と、6重量パ
ーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミカル社
から入手可能)と、0.05重量パーセントの分子量が
18500のポリエチレンオキシド/ビスフェノールA
ポリマー(ポリサイエンセズから入手可能)と、水と、
を混合することによって調製された。均一な混合物を得
るために、成分は約5乃至10分間攪拌された。1重量
パーセントのポリシロキサン−ポリエーテル共重合体の
テゴプレン5884(ゴールドシュミットから入手可
能)が混合物へ添加され、均一な混合物を得るために約
10分間攪拌された。得られた混合物は、2.5重量パ
ーセントのキャボジェット300カーボンブラック着色
剤(キャボット社から入手可能)を含む溶液へ添加され
た。インク混合物は5乃至約10分間攪拌され、次に1
ミクロンのガラス繊維フィルタにより濾過された。 【0043】実験例III 黒色インクジェットインク組成物は、22重量パーセン
トのスルホラン(BASFから入手可能)と、6重量パ
ーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミカル社
から入手可能)と、0.05重量パーセントの分子量が
18500のポリエチレンオキシド/ビスフェノールA
ポリマー(ポリサイエンセズから入手可能)と、水と、
を混合することによって調製された。均一な混合物を得
るために、成分は約5乃至10分間攪拌された。その
後、0.54重量パーセントのポリシロキサン−ポリエ
ーテル共重合体のテゴプレン5884(ゴールドシュミ
ットから入手可能)が混合物へ添加され、均一な混合物
を得るために約10分間攪拌された。比較例Aに記載さ
れたように調製されたアクリル樹脂乳剤約0.50パー
セント固体当量が、液体ビヒクル混合物へ一滴ずつ添加
され、約5分間攪拌された。得られた混合物は、2.6
5重量パーセントのキャボジェット300カーボンブラ
ック着色剤(キャボット社から入手可能)を含む溶液へ
添加された。インク混合物は5乃至約10分間攪拌さ
れ、次に1ミクロンのガラス繊維フィルタにより濾過さ
れた。 【0044】実験例IV 黒色インクジェットインク組成物は、29.95重量パ
ーセントのスルホラン(BASFから入手可能)と、6
重量パーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミ
カル社から入手可能)と、0.05重量パーセントの分
子量が18500のポリエチレンオキシド/ビスフェノ
ールAポリマー(ポリサイエンセズから入手可能)と、
水と、を混合することによって調製された。均一な混合
物を得るために成分は約5乃至10分間攪拌された。1
重量パーセントのポリシロキサン−ポリエーテル共重合
体のテゴプレン5884(ゴールドシュミットから入手
可能)が混合物へ添加され、均一な混合物を得るために
約10分間攪拌された。比較例Aに記載されたように調
製されたアクリル樹脂乳剤約0.68パーセント固体当
量が、液体ビヒクル混合物へ一滴ずつ添加され、約5分
間攪拌された。得られた混合物は、3.34重量パーセ
ントのキャボジェット300カーボンブラック着色剤
(キャボット社から入手可能)を含む溶液へ添加され
た。インク混合物は5乃至約10分間攪拌され、次に1
ミクロンのガラス繊維フィルタにより濾過された。 【0045】実験例V 黒色インクジェットインク組成物は、29.95重量パ
ーセントのスルホラン(BASFから入手可能)と、6
重量パーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミ
カル社から入手可能)と、0.05重量パーセントの分
子量が18500のポリエチレンオキシド/ビスフェノ
ールAポリマー(ポリサイエンセズから入手可能)と、
水と、を混合することによって調製された。均一な混合
物を得るために成分は約5乃至10分間攪拌された。1
重量パーセントのポリシロキサン−ポリエーテル共重合
体のテゴプレン5884(ゴールドシュミットから入手
可能)が混合物へ添加され、均一な混合物を得るために
約10分間攪拌された。得られた混合物が、3.34重
量パーセントのキャボジェット300カーボンブラック
着色剤(キャボット社から入手可能)を含む溶液へ添加
された。インク混合物は5乃至約10分間攪拌され、次
に1ミクロンのガラス繊維フィルタにより濾過された。 【0046】実験例VI 黒色インクジェットインク組成物は、29.95重量パ
ーセントのスルホラン(BASFから入手可能)と、6
重量パーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミ
カル社から入手可能)と、0.05重量パーセントの分
子量が18500のポリエチレンオキシド/ビスフェノ
ールAポリマー(ポリサイエンセズから入手可能)と、
水と、を混合することによって調製された。均一な混合
物を得るために成分は約5乃至10分間攪拌された。1
重量パーセントのポリシロキサン−ポリエーテル共重合
体のテゴプレン5851(ゴールドシュミットから入手
可能)が混合物へ添加され、均一な混合物を得るために
約10分間攪拌された。比較例Aに記載されたように調
製されたアクリル樹脂乳剤約0.68パーセント固体当
量は、液体ビヒクル混合物へ一滴ずつ添加され、約5分
間攪拌された。得られた混合物は、3.34重量パーセ
ントのキャボジェット300カーボンブラック着色剤
(キャボット社から入手可能)を含む溶液へ添加され
た。インク混合物は5乃至約10分間攪拌され、次に1
ミクロンのガラス繊維フィルタにより濾過された。 【0047】実験例VII 黒色インクジェットインク組成物は、29.95重量パ
ーセントのスルホラン(BASFから入手可能)と、6
重量パーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミ
カル社から入手可能)と、0.05重量パーセントの分
子量が18500のポリエチレンオキシド/ビスフェノ
ールAポリマー(ポリサイエンセズから入手可能)と、
水と、を混合することによって調製された。均一な混合
物を得るために成分は約5乃至10分間攪拌された。1
重量パーセントのポリシロキサン−ポリエーテル共重合
体のテゴプレン5863(ゴールドシュミットから入手
可能)が混合物へ添加され、均一な混合物を得るために
約10分間攪拌された。比較例Aに記載されたように調
製されたアクリル樹脂乳剤約0.68パーセント固体当
量が、液体ビヒクル混合物へ一滴ずつ添加され、約5分
間攪拌された。得られた混合物は、3.34重量パーセ
ントのキャボジェット300カーボンブラック着色剤
(キャボット社から入手可能)を含む溶液へ添加され
た。インク混合物は5乃至約10分間攪拌され、次に1
ミクロンのガラス繊維フィルタにより濾過された。 【0048】実験例VIII 黒色インクジェットインク組成物は、29.95重量パ
ーセントのスルホラン(BASFから入手可能)と、6
重量パーセントの2−ピロリジノン(アルドリッチケミ
カル社から入手可能)と、0.05重量パーセントの分
子量が18500のポリエチレンオキシド/ビスフェノ
ールAポリマー(ポリサイエンセズから入手可能)と、
水と、を混合することによって調製された。均一な混合
物を得るために成分は約5乃至10分間攪拌された。1
重量パーセントのポリシロキサン−ポリエーテル共重合
体のシルウェット(Silwet)L7230(OSIグルー
プ、ウィトコ社から入手可能)が混合物へ添加され、均
一な混合物を得るために約10分間攪拌された。比較例
Aに記載されたように調製されたアクリル樹脂乳剤約
0.68パーセント固体当量が、液体ビヒクル混合物へ
一滴ずつ添加され、約5分間攪拌された。得られた混合
物は、3.34重量パーセントのキャボジェット300
カーボンブラック着色剤(キャボット社から入手可能)
を含む溶液へ添加された。インク混合物は5乃至約10
分間攪拌された。 【0049】実験例IX 比較例A及びB並びに実験例I〜実験例VIIIで調製
されたインク組成物の特性は次のようにして評価され
た。 【0050】A)物理的特性:インクの粘度はブルック
フィールドモデル(Brookfield Model)DV−11粘度
計を用いて25℃で測定された。 【0051】インクの表面張力は、クラスモデル(Krus
s model )K10Tプレート張力計を用いて25℃で測
定された。 【0052】pHは、コーニングモデル(Corning mod
e)345pHメータを用いて25℃で測定された。 【0053】B)光学濃度:インクが清浄なヒューレッ
ト−パッカード51645Aカートリッジに充填され
た。画像がヒューレット−パッカード850Cインクジ
ェットプリンタによってゼロックスコートランド402
4DP紙及びゼロックスイメージシリーズ(Xerox Imag
es Series)LX紙上に印刷された。印刷された画像の
光学濃度は、X−ライト(X-Rite)濃度計によって測定
された。 【0054】C)耐ウェットスミア性:画像の品質及び
永久保存性の1つの尺度は、印刷された画像のウェット
スミアに対する耐性である。ウェットスミアの評価は、
湿式かつ力学的、摩擦的な物理的接触の動作(濡れた親
指を画像を横切るようにこすりつける、「ウェットサム
テスト」等)によってどの程度スミアリングされやすい
かに関して画像の永久保存性を測定するように構成され
た。ウェットスミアテストのために使用されたテストパ
ターンは、長さ50ミリメートル及び太さ1.2ミリメ
ートルの特定インクの22本のラインセットであり、ラ
インは6ミリメートルの距離だけ離れていた。インクは
清浄なHP51645Aカートリッジに充填された。一
連の鉛直ラインを含む画像は、HP850Cインクジェ
ットプリンタによってゼロックスイメージシリーズLX
紙上に印刷された。このパターンは印刷された後、ウェ
ットスミア試験の前に特定の時間だけ(例えば1日、た
だし4日以内である)”老化”された。フェルト芯〔ド
ライマークプロダクツマーケット(Dri Mark Products
Market)のパーツ:フィラー(パーツ#600F)及び
ワイドチゼルチップニブ(Wide Chisel Tip Nib )(パ
ーツ#600N)〕は蒸留水で予め湿らされ、ウェット
スミア試験装置のペンに挿入された。このアセンブリは
次に、100グラムの質量負荷で白いプラスチック片の
表面に接触するまで降下された。次にペンはテスト原稿
上のラインパターンを横切る動作に設定された。このプ
ロセスは、未使用のフェルトペンを用いてテストパター
ンの異なる部分を横切って繰り返された。用紙は次に取
り出され、スミアリングされた領域(ラインの間)の光
学濃度が濃度計(X−ライト(Rite)428又は同等
品)を用いて測定された。光学濃度は、ウェットスミア
経路に沿って少なくとも4つの位置(第1及び第2のウ
ェットスミアスワースについて、原稿上の第6、第1
0、第14及び第18番目のバンドのすぐ後のスワース
の中間で)で測定された。8つの測定値からスミア転写
領域の平均ODが記録され、バックグラウンドのODが
差し引かれて、「スミアOD」、平均スミア(マイナス
バックグラウンド)がもたらされた。 【0055】D)ステッチ斑(Stitch Mottle ):イン
クが清浄なカートリッジに充満された。シングルパスモ
ード印刷のベタパッチ画像が、HP850Cインクジェ
ットプリンタによってゼロックスイメージシリーズLX
紙上に印刷された。プリントヘッドは標準のプリンタ手
順によって調整された。ステッチ斑は、ベタ領域パッチ
の第1スワース(列)及び第2スワースの界面で観察さ
れた。1−5の段階付け方式が各印刷毎に与えられた。
ここで、1は劣悪であり、スワース間に完全に白い空間
を示した。3はステッチ領域のグラデーションを表し、
ベタ領域の残りの部分よりもまだらな又は明るい濃度を
示した。5は優良であり、ステッチラインの完全な被覆
を示し、ベタ領域内の目に見える差異は最少であった。 【0056】E)MFLEN:インクが清浄なカートリ
ッジに充填された。水平ラインを有する画像がHP85
5Cインクジェットプリンタによってゼロックスイメー
ジシリーズLX紙上に印刷された。高解像度カメラによ
ってラインエッジの乱れが測定され、ラインの中間周波
数ノイズを測定するためにソフトウェアが使用された。
低い値はシャープなラインを示し、高い値はラインの毛
羽立ちを示した。 【0057】 【表1】 【0058】 【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミン−ホン フゥ アメリカ合衆国 14580 ニューヨーク州 ウェブスター ロングブッシュ レーン 396 (72)発明者 ギャリー アール.ファグー アメリカ合衆国 14424 ニューヨーク州 カナンダイグア グリンブル ロード 6454 (72)発明者 ジェームズ ピー.ベアマン アメリカ合衆国 98226 ワシントン州 リンデン タレン ドライブ 1275 (72)発明者 フランシスコ イー.トーレス アメリカ合衆国 94403 カリフォルニア 州 サンマテオ サウス ノーフォーク ストリート 2759 ナンバー203

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 水、着色剤、及び次式のポリマーを含む
    インク組成物をインクジェット印刷装置に組み込み、イ
    ンク滴を画像パターンで記録シート上に噴射させること
    を含むインクジェット印刷プロセス。 【化1】 (ここで、m、n、x及びyはそれぞれ繰返しモノマー
    単位の数を示す整数であり、x:yの比は約10:90
    乃至約90:10である)
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