JP2000063176A - 二珪化モリブデン系複合焼結体 - Google Patents
二珪化モリブデン系複合焼結体Info
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Abstract
持ち込まれるSiO2 ガラス相(粒界すべりを促進す
る)を除去し機械的性質を高める。 【解決手段】 この焼結体は、MoSi2 粉末に、希土
類酸化物R2 O3 (R=Sc,Y)の粉末を少量配合し
焼結することにより製造される。MoSi2 粉末に付随
して持ち込まれたSiO2 ガラス相は、焼結過程でR2
O3 と反応し、R 2 R2 O7 等のシリケートとして固定
される。生成するシリケートはSiO2 ガラス相を強化
する。ガラス相の低減除去により、ヤング率,破壊強
度,破壊靱性値,硬度,曲げ強度など室温・高温におけ
る改良された機械的性質が付与される。出発粉末中のR
2 O3 粉末配合量は約0.5〜20 mol%(好ましくは
1〜5mol%)である。
Description
て有用な改良された機械的諸特性を有する二珪化モリブ
デン系複合焼結体に関する。
融点(約2030℃)及び比較的低い密度(6.27g/cm3 )を
有し、また優れた耐酸化性を示すことから、高温構造材
料として工学的応用が期待されている。MoSi2 は延
性が低いので、そのバルク体は、粉末冶金法により焼結
体として製造される。焼結原料として使用されるMoS
i2 粉末(燃焼合成・粉砕法等により製造される)は比
較的多量の酸素を含む。このため、MoSi2 粉末は、
実際にはMoSi2 ,Mo5 Si3 およびSiO2 ガラ
ス相からなる相構成を有する。Mo5 Si3 (低級シリ
サイドの1種)は化学量論組成からのずれによって形成
される相であり、不純分としてカーボン(C)を付随す
る場合は、Mo5Si3 に代わって、Mo<5Si3 C<1
(Nowotny 相,低級シリサイドの1種)が生成する。
粉末を原料として製造される焼結体は、MoSi2 マト
リックスの粒界に、低級シリサイド(Mo5 Si3 , Mo<5Si
3 C <1)やSiO2 ガラス相が分散した相構成を示す。
低級シリサイドは、MoSi2 に比べ、耐酸化性は低い
ものの、強化相として焼結体の強度の向上に寄与する。
他方、SiO2 ガラス相は、温度上昇に伴って軟化し、
粒界すべりを促進する。すなわち、MoSi2 中のSi
O2 ガラス相の存在は、室温のみならず高温域における
二珪化モリブデン系焼結体の機械的特性を大きく低下さ
せる原因となる。
て、(1) 炭素還元その他の処理を経て製造された酸素量
の低い粉末を使用する, (2) 原料粉末に炭素粉末を配合
しておき、焼結処理過程で炭素還元により酸素を低減除
去する,(3)原料粉末にAl等の金属粉末を配合し、焼結
処理過程で還元置換反応を行わせる、等の手法が提案さ
れている。しかし、これら方法は、処理の煩瑣,設備上
の制約,製造コスト等等に難点があり、工業的に有利に
適用し得るものとはいえない。本発明は、上記問題を解
消し、室温および高温域において良好な機械性質を安定
に維持し得る改良された二珪化モリブデン系焼結体を提
供するものである。
ン系焼結体は、SiO2 を付随する二珪化モリブデン粉
末に、希土類酸化物(Sc2 O3 ,Y2 O3 )を配合し
た粉末混合物を焼結原料として製造される。この焼結体
は、焼結過程で生じるSiO2 と希土類酸化物(SiO
2 ,Sc2 O3 )との反応による生成物であるR2 O3
・nSiO2 (RはSc又は/及びY)が、MoSi2
マトリックスの粒界に分散した組織を有している。
体は、出発粉末中のSiO2 ガラス相が、焼結過程で生
じる希土類酸化物(R2 O3 )との反応により、R2 O
3 ・nSiO 2 として固定される。これにより、焼結体
中のガラス相は減少・除去され、その相構成は、MoS
i2 を主相とし、Mo5 Si3 (このものは、前記のよ
うに不純分CによりMo<5Si3 C<1相として存在す
る)、およびシリケート(R2 O 3 ・nSiO2 )など
からなる。焼結体のMoSi2 相およびMo<5Si3 C
<1相は、R2 O3 の配合による変化はなく、生成するR
2 Si2 O7 等のシリケートはSiO2 ガラス相を効果
的に強化する。またSiO2 ガラス相はシリケートとし
て固定されることにより、粒界すべりとそれによる機械
的特性の低下が抑制・回避され、焼結体に改良された機
械的特性が付与される。
O3 )を使用した焼結体中のSiO 2 は、Sc2 O3 と
の反応により、Sc2 Si2 O7 (= Sc 2 O 3 ・2SiO
2 ) として固定されて粒界に存在する。Sc2 O3 配
合量が多くなると、生成するSc 2 Si2 O7 のほか
に、余剰量のSc2 O3 が未反応物残留として混在する
相構成となる。他方、酸化イットリウム(Y2 O3 )を
配合して得られる焼結体中のSiO2は、Y2 Si2 O
7 (= Y2 O 3 ・2SiO 2 ) 、Y4 Si3 O12(= 2Y 2 O 3
・3 SiO 2 ) 等として固定され、Y2 O3 配合の増量によ
り、Y2 SiO5 (=Y 2 O 3 ・SiO 2 )が生成し、また
未反応のY2 O3 が混在するようになる。
に付随する酸素量(SiO2 量)により設定される。最
も好ましいのは、SiO2 の全量をR2 O3 ・nSiO
2 シリケートとして固定するに必要な最小限量を配合す
ることである。これを超えるR2 O3 粉末の配合はコス
ト的にも無駄であり、またSc2 O3 ,Y2 O3 は、M
oSi2 やMo<5Si3 C<1相等に比べて機械強度が低
いため、未反応のまま焼結体中に残留する量が多くなる
と、機械的性質の改善効果が少なくなる。更に、焼結体
中のこれらの酸化物の分散量が多くなるにつれ、酸化物
が相互に連結して破壊源となり、機械強度が大きく低下
することになる。これらのことから、R2 O3 粉末の配
合量比は、焼結体中の酸化物の総量が、約30体積%
(約25 mol%)を超えない範囲内に調整することが望ま
しい。工業的に供給されているMoSi2 粉末(酸素量
約0.5 〜1.5 wt%=SiO 2 換算値約2 〜6mol%)を用い
た焼結体の製造におけるR2 O3 (Sc2 O3 ,Y2 O
3 )の配合量は、0.5〜20 mol%の範囲で適宜設定
することができる。約10 mol%を超えると増量の割り
に効果の増加は少なくなる。コストと効果の両面から1
〜5 mol%の範囲が好適である。
粉末の酸素含有量(SiO2 量)に応じた適量のR2 O
3 粉末を配合し、ボールミル等で均一に混合したうえ、
ホットプレス焼結,常圧焼結などを適用して製造され
る。常圧焼結による場合は、焼結助剤(例えば,B2 O
3 ,Al2 O3 等)が適量(例えば、約2 mol%)配合
される。原料粉末の粒度は特に制限されないが、例えば
MoSi2 粉末の粒径は0.5 〜5 μm、希土類酸化物粉
末の粒径は0.5 〜3 μmである。
加圧力(例えば,20 〜30MPa)の作用下、約1500
〜1600℃に適当時間保持することにより達成され
る。常圧焼結による場合は、約1600〜1800℃で
行うのがよい。約1600℃より低い処理温度では、焼
結反応が不足し、他方1800℃を超えると、マトリッ
クスの粒成長による組織の粗大化により機械的特性の低
下をきたすおそれがあるからである。焼結過程におい
て、MoSi2 粉末に付随するSiO2 ガラス相は粒子
境界に排出され、R2 O3 との反応によりシリケートと
して固定され、SiO2 ガラス相を低減・除去された相
構成を有する焼結体が得られる。
結体の相構成,機械的特性等について具体的に説明す
る。 〔供試焼結体〕MoSi2 粉末(粒径 1.01 μm)にS
c2 O3 粉末又はY2 O3 粉末(粒径約2 μm)を配合
し、ボールミルで均一に混合する。混合粉末をカーボン
ダイスに充填し、1600℃, 30MPa,1 hr のホットプレ
ス焼結(真空中)を行い、円盤状焼結体(直径:44,高
さ:5.0, mm)を得る。これに、切断・研削・研磨を施し
て角柱状試験片(4 ×3 ×36, mm)を調製する。
分析値より算出される構成相の量を表1に示す。同表よ
り、1.21 wt %の酸素は 6 vol%のSiO2 に相当す
る。表2は、各供試焼結体の出発粉末組成(公称組成)
を示している。 No.1: MoSi2 単味(R2 O3 配合なし)、 No.11 〜16: Sc2 O3 配合、 No.21 〜26: Y2 O3 配合。
折パターンを示す(図1: Sc2 O 3 配合焼結体No.11
〜16、図2: Y2 O3 配合焼結体No.21 〜26)。MoS
i2の回折強度は非常に強いので、図ではピーク上部を
切除して表示している。なお、図中の符号は希土類酸化
物とその配合量(例えば図1中、「20Sc」はSc2 O 320m
ol%, 図2中,「20Y 」はY 2 O 3 20mol%)を示してい
る。表3の上段は、Sc2 O3 配合の焼結体、同表下段
はY2 O3 配合の焼結体について、それぞれのX線回折
分析結果を示している。図3〜図5は、各供試焼結体の
微細構造(エネルギー分散型X線分析機を伴う走査型電
子顕微鏡像,倍率×3000)を示している(図3: MoSi2
単味の焼結体No.1、図4: Sc2 O3 配合焼結体No.11
〜16、図5: Y2 O3 配合焼結体No.21〜26)。また、
図6〜図10は、各供試焼結体の機械的性質を示してい
る。
2,表3,4)をみると、MoSi2 単味(R2 O3 配
合なし)の焼結体(No.1)は、MoSi2 (正方晶)を主
相とし、微量のMo<5Si3 C<1(六方晶),および微
量のSiO2 (クリストバライト,2θ≒22°) が混
在した相構成を有している。なお、SiO2 の殆どはガ
ラス相である(透過型電子顕微鏡での制限視野分析によ
る)。クリストバライトはSiO2 ガラス相が一部自発
的に結晶化したものと考えられる。
〜16(図1および表3)では、Sc 2 Si2 O7 (=S
c2 O3 ・2 SiO2 )が生成し、SiO2 (クリスト
バライト)のピークは、Sc2 O3 配合量の増加に伴い
減少している。すなわち、クリストバライトはSc2 O
3 と反応し、Sc2 Si2 O7 を形成している。SiO
2 ガラス相も同様にSc2 Si2 O7 として固定され
る。Sc2 O3 の配合量を更に高めると、余剰のSc2
O3 (未反応残留)が増加していく。なお、Sc2 O3
−SiO2 二元系は、Sc2 O3 の比率が高い領域にS
c2 SiO5 相(= Sc 2 O 3 ・ SiO 2)が存在するが、
Sc2 SiO5 とSc2 Si2 O7 の共晶温度(約17
70℃)が焼結温度に比べてかなり高いので、本発明の
焼結体にはこの相は現れない。
2,表4)は、その配合量の増加に伴つてクリストバラ
イトに対応するピーク(2θ≒22°)が減少してい
く。生成するシリケート相はY2 O3 の配合量の寡多に
より異なる。Y2 O3 の配合量が比較的少ない場合は、
Y2 Si2 O7 (=Y 2 O 3 ・ 2 SiO 2 ) が生成する。
配合量の増加により、Y4 Si3 O12(=2 Y 2 O 3 ・
3 SiO 2 )が出現し、更に増量すると、Y2 SiO
5 (=Y 2 O 3 ・ SiO 2 )を生じると共に、未反応のY
2 O3 の残留量が増加していく。なお、焼結体No.21 〜
23で、未反応のSiO2 とY2 O3 が残留しているが、
これは焼結条件が比較的穏和であったこと、反応ゾーン
がMoSi2 で希釈されたこと等によると考えられる。
焼結処理条件の調整により、Y2 O3 の未反応残留を伴
わずに、SiO2 の全量をY2 Si2 O7 等のシリケー
トとして固定することができる。
味を帯びた部分は酸化物の相、明るい灰色部分はMo<5
Si3 C<1相に対応している。MoSi2 単味の焼結体
No.1(図3)では、球状ないし不定形のSiO2 ガラス
相が分散している。各図において黒味を帯びた部分は、
前記X線回折による相分析でみられた酸化物相とよく一
致している。また、図4および図5に見られるように、
R2 O3 の添加量の増量に伴つて、酸化物が互いに連結
していく様子が観察される。
図6〜図10を参照して説明する。 〔ヤング率: 図6〕R2 O3 の添加によりヤング率は向
上し、約5 mol% の配合で最大値を示している。5 mol
% は、この焼結体からガラス相を除去するに必要な最小
配合量に相当している。配合量比がこれを超えると、R
2 O3 の未反応残量の増加により、ヤング率は低下して
いく。
の添加により増加した後、減少する。強度の最大値は、
1 mol%の添加の場合である。この配合量で生成する酸
化物は、R2 O3 : SiO2 =1: 1のシリケートであ
り、このシリケートが未反応残留SiO2 ガラス分を強
化していると考えられる。R2 O3 の配合量の増加に伴
って強度の低下をみるのは、酸化物が互いに連結して破
壊源となることによる。R2 O3 の破壊強度はそれ程高
くなく、未反応R2 O3 の残存は好ましくない。強度改
善という観点からは、この例におけるR2 O3 の添加は
1 mol% で十分である。
似た変化を呈し、Sc2 O3 ,Y2 O3 のいずれも、5
mol%で最大値を示している。このことは、比較的軟質
のSiO2 ガラス相が結晶化(シリケートとして固定)
されたことに対応している。添加量の増加に伴う硬度の
低下は、未反応R2 O3 の硬度が低いことに起因してい
る。
ヤング率、硬度とよく似た傾向を示す。破壊靱性値の改
善効果の主たる原因は、脆いSiO2 ガラス相が結晶化
され、粒界相が強化されたことにある。R2 O3 の破壊
靱性値は低いので、R2 O3 の未反応残留量が増加する
と、それに伴つて焼結体の破壊靱性値は低下していく。
体No.11 (S2 O 3 1 mol%配合)およびNo.21 (Y2 O 3 1
mol%配合)の高温強度を示している。比較として、Mo
Si2 単味の焼結体(粉末粒径 1.01 μm) の値を併記
している。MoSi2 単味の焼結体が800℃付近の温
度域で高い強度を示しているのは、SiO2 ガラス相の
軟化に伴うヒーリング効果であり、1000℃を超える
温度域で急激に強度が低下しているのは、ガラス相がよ
り軟化しMoSi2 の粒界すべりを促進したためである
と考えられる。他方、R2 O3 を配合した焼結体では、
1100℃においても、高い強度(≧750MPa)が
保持されている。また、800℃でのヒーリングはみら
れない。この強度の挙動は、SiO2 ガラス相がR2 O
3 の添加効果として除去されていることによるものであ
り、MoSi2 単味の焼結体との差異は顕著である。
SiO2 ガラス相の結晶化の効果として、室温および高
温における改良された機械的特性を有する。この改善効
果は、微量の希土類酸化物の添加により得られ、焼結処
理に特別の制限や条件を必要とせず、従来提案されてい
る各種の手法と比べ、技術的・コスト的に極めて有利で
ある。
ば、(1) 炭素還元等で酸素量を極微量に減少した粉末を
使用する方法では、粉末表面を酸化させないための細心
の注意が必要となり、処理操作の煩瑣とコストの大幅上
昇、製造能率の低下を免れない。(2) 出発粉末に炭素粉
末を添加し、炭素還元で酸素を低減除去する方法では、
かなり高温の焼結処理(例えば1830℃)が必要とな
り、このため粒成長による組織の粗大化を生じ易く、ま
た焼結処理中にSiOやCO等のガス成分が発生するた
め、気孔率が増加し易い。組織の粗大化や気孔率の増加
により焼結体の機械性質は大きく損なれる。(3) 出発粉
末にAl粉末を配合し、SiO2 をAl2O3 に改質す
る方法においては、微細なAl粉末は燃え易く危険であ
り、また焼結処理過程の蒸気圧がかなり高くなる等の欠
点を付随する。本発明にはこのような難点はなく、通常
の設備により一般的な焼結処理条件を適用して、改良さ
れた機械的性質を有する焼結体を効率よく製造すること
ができ、工業的に大きな意義を有するものである。
ターンを示す図である。
ーンを示す図である。
顕微鏡写真(倍率×3000) である。
図面代用顕微鏡写真(倍率×3000) である。
面代用顕微鏡写真(倍率×3000) である。
グラフである。
グラフである。
すグラフである。
すグラフである。
すグラフである。
1)
Claims (6)
- 【請求項1】 SiO2 を付随する二珪化モリブデン粉
末に、Sc2 O3 粉末を配合した混合物を焼結すること
により製造され、SiO2 は焼結過程で生じるSc2 O
3 との反応により、Sc2 O3 ・2 SiO2 複酸化物と
して固定され、MoSi2 マトリックス粒界に分散して
いる二珪化モリブデン系複合焼結体。 - 【請求項2】 粉末混合物のSc2 O3 粉末の配合量が
0.5〜20 mol%である請求項1に記載の二珪化モリ
ブデン系複合焼結体。 - 【請求項3】 MoSi2 マトリックスの粒界は、Mo
<5Si3 C<1,Sc 2 O3 ・2 SiO2 複酸化物,およ
び未反応残留物として混在することもあるSc2 O3 が
分散した粒界相を有し、酸化物の総量は25 mol%以下
である請求項1または請求項2に記載の二珪化モリブデ
ン系複合焼結体。 - 【請求項4】 SiO2 を付随する二珪化モリブデン粉
末にY2 O3 粉末を配合した粉末混合物を焼結すること
により製造され、SiO2 は焼結過程で生じるY2 O3
との反応により、Y2 O3 ・nSiO2 複酸化物(n=
2/3, 1, 2 )として固定され、MoSi2 マトリックス
粒界に分散している二珪化モリブデン系複合焼結体。 - 【請求項5】 粉末混合物のY2 O3 粉末の配合量が
0.5〜20 mol%である請求項4に記載の二珪化モリ
ブデン系複合焼結体。 - 【請求項6】 MoSi2 マトリックスの粒界は、Mo
<5Si3 C<1,Y2O3 ・nSiO2 複酸化物(n=2/
3, 1, 2 ),および未反応残留物として混在することも
あるY2 O3 が分散した粒界相を有し、酸化物の総量は
25 mol%以下である請求項4または請求項5に記載の
二珪化モリブデン系複合焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10231430A JP2000063176A (ja) | 1998-08-18 | 1998-08-18 | 二珪化モリブデン系複合焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10231430A JP2000063176A (ja) | 1998-08-18 | 1998-08-18 | 二珪化モリブデン系複合焼結体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000063176A true JP2000063176A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16923449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10231430A Pending JP2000063176A (ja) | 1998-08-18 | 1998-08-18 | 二珪化モリブデン系複合焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000063176A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107010930A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-08-04 | 济南大学 | 一种原位合成钛铝氮化合物增强氧化铝/氮化钛复相陶瓷的方法 |
-
1998
- 1998-08-18 JP JP10231430A patent/JP2000063176A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107010930A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-08-04 | 济南大学 | 一种原位合成钛铝氮化合物增强氧化铝/氮化钛复相陶瓷的方法 |
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