JP2000062885A - 磁気テープカセット収納ケース - Google Patents

磁気テープカセット収納ケース

Info

Publication number
JP2000062885A
JP2000062885A JP10230835A JP23083598A JP2000062885A JP 2000062885 A JP2000062885 A JP 2000062885A JP 10230835 A JP10230835 A JP 10230835A JP 23083598 A JP23083598 A JP 23083598A JP 2000062885 A JP2000062885 A JP 2000062885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
tape cassette
erroneous insertion
lid
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10230835A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Omori
昭三 御守
Kiyoo Morita
清夫 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10230835A priority Critical patent/JP2000062885A/ja
Publication of JP2000062885A publication Critical patent/JP2000062885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープカセットをカセット収納ケースに
収納した場合のガタツキを防止できるように構成したカ
セット収納ケースを提供する。 【解決手段】 収納ケース1を構成する収納部3に誤挿
入防止リブ15を設けるとともに、誤挿入防止リブ15
の一部に切欠15aを設けて弾性部15bを形成する。
収納ケース1に、磁気テープカセット81を収納した場
合、磁気テープカセット81に形成した前面開口部や段
差部を誤挿入防止リブ15に嵌合し、弾性部15bを撓
み変形させる。弾性部15bに元の形状に復帰しようと
する力が発生し、この力によって磁気テープカセット8
1のガタツキを防止する。ガタツキ防止は、磁気テープ
カセット81の平面方向及び厚み方向のいずれについて
も行われ、磁気テープカセット81の破損防止、異音の
発生防止を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、DVC(ディジタ
ルビデオカセット)等の磁気テープカセットを収納する
ケースに関し、特に磁気テープカセットを収納した場合
に発生しがちなガタツキを防止するための構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】磁気テープカセット収納ケース(以下、
単に収納ケースと略称する)は、収納する磁気テープカ
セットの形態に応じて種々のものが提案されている。以
下に、図5〜図7を参照して従来の収納ケースと磁気テ
ープカセットの一例を説明する。図5に示した収納ケー
ス41は合成樹脂を一体成形したものであり、収納部4
3と蓋部45とを連結片47を介して連結した構成にな
っている。収納部43は、平板部51とその外周囲に一
体に形成された側壁部53、更に平板部51の前端部寄
りに形成した誤挿入防止リブ55とを備えている。そし
て、後述する磁気テープカセット81(図7参照)を収
納する場合、適正に収納されると図5に想像線で示すよ
うに側壁部53内に嵌合された状態になる。蓋部45
は、平板部61と三方の外周囲に一体成形した側壁部6
3とを備えている。連結片47は、板部71の両側にそ
れぞれ肉薄の溝部73a,73bを形成したものであ
り、この溝部73a,73bにより収納部43と蓋部4
5とを書籍のように開閉することができる。 【0003】なお、収納部43を構成する側壁部53の
外側には、平板部51の一部を張り出し状に形成した張
出部51aが設けられている。収納部43と蓋部45と
を閉じた場合、収納部43の側壁部53の外側に蓋部4
5の側壁部63が被さるようになるが、張出部51aを
設けることにより、収納部43が蓋部45内にもぐり込
むようなことはなく、収納ケース41全体が一定の厚さ
に保たれる。この結果、側壁部53の高さH1が図6に
想像線で示すように磁気テープカセット81の高さ(厚
み)に比較して小さくても、磁気テープカセット81に
不要な力が加わらない。また、側壁部53の外側面には
凹状の係止部53aが形成され、側壁部63の内側面で
あって、収納部43と蓋部45とを閉じたときに前記係
止部53aに対応する位置に係止突起63aが形成され
ている。したがって、収納部43と蓋部45とを閉じ合
わせた場合、係止部53aに係止突起63aが係止し、
収納部43と蓋部45との抜けが防止される。 【0004】次に、誤挿入防止リブ55について説明す
る。誤挿入防止リブ55は、後述する磁気テープカセッ
ト81(図7参照)に形成した前面開口部93及び段差
部95を利用して位置決めし、収納ケース41内に収納
するためのものである。すなわち、誤挿入防止リブ55
は、平面視でほぼV字型に形成され、開放側の端部57
a,57bは前記前面開口部93に入り込むように高さ
H2に設定され、楔型の基部59の高さは前記段差部9
5の深さに合わせて設定され、開き角度も前記段差部9
5に合わされている。また、端部57a,57bの高さ
H2と、前記側壁部53の高さH1とは、H2>H1の
関係に設定されている。 【0005】次に、図7を参照して磁気テープカセット
81について説明する。磁気テープカセット81の前面
側には、アウターリッド91が回動自在に設けられ、そ
の内側で前面開口部93に対応する位置にはインナーリ
ッド97が回動自在に設けられている。なお、インナー
リッド97の両側には突起が設けられ、この突起が前面
開口部93の両側面に形成されたガイド溝99に嵌合さ
れている。また、アウターリッド91の図中下側には、
トップリッド101が設けられている。そして、磁気テ
ープカセット81をVTR等に装着した場合は、前記ア
ウターリッド91、インナーリッド97、トップリッド
97が、図7に矢印Aで示すように回動して前面開口部
93の前面が開口状態になり、前面開口部93を横切る
ようにして磁気テープが引き出される。なお、前面開口
部93は、上下ハーフケース83,85を切り欠くよう
にして形成され、前面開口部93の一端に段差部95が
形成されている。これらはいずれも磁気テープカセット
81をVTRに装着した場合に所定の作用を行う。 【0006】前記収納ケース41に前記磁気テープカセ
ット81を収納する場合、図7に示す状態とは反対に前
面開口部93を下側にして、すなわち前面開口部93が
誤挿入防止用リブ55に対向する向きにして、磁気テー
プカセット81を側壁部53内に挿入する。この場合、
押し込む感覚は不要で、いわば落とし込むような感覚で
よい。この際、前後左右に位置ずれし、誤挿入防止リブ
55と前面開口部93の位置とが合わない場合は、図6
に想像線で示すように磁気テープカセット81の前面側
が浮き上がり全体が急角度で傾斜状態になる。一方、誤
挿入防止リブ55の端部57a,57bが前面開口部9
3内に嵌合しても、基部59が段差部95内に嵌合しな
い場合は図6に1点鎖線で示すように緩い角度で傾斜状
態になる。 【0007】前記収納カセット41では、誤挿入防止リ
ブ55の高さH2に対し、側壁53の高さH1が低く設
定されている。したがって、前記のように磁気テープカ
セット81が傾斜すると、その傾斜角度の如何に関わら
ず磁気テープカセット81が側壁部53から突出するよ
うになる。このため、ユーザーは磁気テープカセット8
1が適正に挿入されていないことを目視により容易に確
認することができる。そして、適正に挿入するには、磁
気テープカセット81を押し込むのではなく、前後左右
に少し動かすだけでよい。すなわち、磁気テープカセッ
ト81は、収納に際し押し込まれることはなく、したが
って磁気テープカセット81に無理な力が加わらない。 【0008】なお、磁気テープカセット81が側壁部5
3内に最初から正確に挿入された場合、前面開口部93
と端部57a,57b、更に段差部95と基部59とが
円滑に嵌合し、図5に想像線で示すように側壁部53内
に平板状に嵌合する。この状態で蓋部45を閉じること
により、磁気テープカセット81が適正に収納される。
この際、係合部89a,89bの中心に形成されている
円形の係合孔B内にリール係止用リブ55a,55bを
挿入させる。リール係止用リブ55a,55bは適度な
弾性を有しているので、係合孔B内に軽く圧入するよう
になり、磁気テープカセット81が収納ケース41内に
収納される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記収納ケー
ス41の構成では、磁気テープカセット81の収納に際
し下記のような問題がある。すなわち、磁気テープカセ
ット81を収納する収納ケース41は、収納部43に緊
密に収納されておらず、また、収納ケース41内にメモ
等の情報用紙を重ねて収納することを考慮して、収納ケ
ース41の厚みに余裕を持たせることが考えられる。と
ころが、誤挿入防止リブ55は、前面開口部93等に嵌
合させる構造であるから、前面開口部93等の内径に対
し微小ではあるが隙間を形成し得るように寸法設定され
ている。したがって、誤挿入防止リブ55に嵌合した磁
気テープカセット81は、平面方向に微小ではあるがガ
タツクとともに、前記情報用紙の挟み込み量が少ない場
合は、厚み方向にもガタツキが生じてしまう。そして、
磁気テープカセット81がガタツクと、磁気テープカセ
ット81が破損する可能性があるうえに、持ち運び時等
においてはカタカタと異音がして好ましくない。 【0010】本発明の目的は、上記問題を解決すること
にあり、磁気テープカセットを収納ケースに収納した場
合に、磁気テープカセットのガタツキを防止できる磁気
テープカセット収納ケースを提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、磁気テープカセットを収納する収納部と、前記収納
部を覆う蓋部と、前記収納部及び前記蓋部を開閉可能に
連結する連結片と、前記収納部を構成する平板部に前記
磁気テープカセットに形成された凹状の前面開口部に嵌
合する端部と前記磁気テープカセットに形成された段差
部に嵌合する基部とを有する誤挿入防止リブとを備えた
磁気テープカセット収納ケースにおいて、前記誤挿入防
止リブの一部を切り欠いて柱状又は板状の弾性部を形成
し、前記磁気テープカセットを収納する際は前記弾性部
を撓み変形させ、収納後は前記弾性部の変形による弾性
力によって前記磁気テープカセットを押圧保持すること
を特徴とする磁気テープカセット収納ケースによって達
成される。 【0012】前記収納ケースは、磁気テープカセットを
収納する収納部に設けた誤挿入防止リブの一部を切り欠
いて柱状又は板状の弾性部を形成し、収納部に磁気テー
プカセットを収納する際は磁気テープカセットの前面開
口部や段差部に前記誤挿入防止リブを嵌合させ、この嵌
合に伴って前記弾性部を撓み変形させる。弾性部には元
の形状に復帰しようとする力が発生するので、磁気テー
プカセットの前面開口部や段差部は、中側から外側に向
けて常に押圧されるようになり、磁気テープカセットの
平面方向及び厚み方向についてガタツキを防止すること
ができる。 【0013】 【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る磁気テープカセット収納ケースの実施形態を説明す
る。図1は磁気テープカセット収納ケースの構成を示す
斜視図、図2は誤挿入防止リブの第1実施形態を示す斜
視図、図3は誤挿入防止リブの第2実施形態を示す斜視
図、図4は誤挿入防止リブの第3実施形態を示す要部の
断面図である。なお、実施形態の説明にあたっては、図
7に示した磁気テープカセットを適宜利用する。 【0014】収納ケース1は合成樹脂を一体成形したも
のであり、収納部3と蓋部5とを連結片7を介して連結
した構成になっている。収納部3は、平板部11とその
外周囲の両側に分離して形成された2つの側壁部13、
更に平板部11の前端部よりに形成した誤挿入防止リブ
15、一対のリール係止用リブ29a,29b等を備え
ている。そして、収納ケース1内に従来例で示した磁気
テープカセット81を収納する場合、適正に収納される
と図1に想像線で示すように側壁部13内に嵌合され
る。 【0015】蓋部5は、平板部21と三方の外周囲に一
体成形した側壁部23、側壁部23の内側面に形成され
た係止突起23a、補強リブ27とを備えている。連結
片7は、板部31の両側にそれぞれ肉薄の溝部33a,
33bを形成するとともに、板部31の両端部の近傍に
カートリッジ押さえリブ35a,35bを備えている。
収納部3と蓋部5とを閉じる場合、溝部33a,33b
により連結片7の両側が折り曲げられ、収納部3と蓋部
5とを書籍のように閉じることができる。 【0016】なお、収納部3を構成する側壁部13の外
側には、平板部11の一部を張り出し状に形成した張出
部11aが設けられている。収納部3と蓋部5とを閉じ
た場合、収納部3の側壁部13の外側に蓋部5の側壁部
23が被さるようになるが、張出部11aを設けること
により、収納部3が蓋部5内にもぐり込むようなことは
なく、収納ケース1全体が一定の厚さに保たれる。この
結果、側壁部13の高さH1が図1に示すように磁気テ
ープカセット81の高さ(厚み)に比較して小さくて
も、磁気テープカセット81に不要な力が加わらない。 【0017】また、側壁部13の外側面には、凹状の係
止部13aが形成されている。一方、蓋部5に形成した
係止突起23aは、側壁部23の内側面であって、収納
部3と蓋部5とを閉じたときに前記係止部13aに対応
する位置に形成されている。したがって、収納部3と蓋
部5とを閉じ合わせた場合、係止部13aに係止突起2
3aが係止し、収納部3と蓋部5との抜けが防止され
る。なお、係止部13a及び係止部23aの形成位置と
数は、図1の態様に限定されるものではなく、種々の変
更が可能である。また、側壁部13の連結片7側には、
切欠部13bが形成されている。この切欠部13bは、
収納部3と蓋部5とを閉じたときに、補強リブ27を嵌
合させるためのものである。 【0018】次に、誤挿入防止リブ15について説明す
る。誤挿入防止リブ15は、収納ケース1内に図7を参
照して説明した磁気テープカセット81を収納する際
に、前後を誤って収納することを防止するとともにガタ
ツキを防止するためのものである。誤挿入防止リブ15
を設けることにより、前面開口部93及び段差部95を
利用して位置決めし、磁気テープカセット81に無理な
力をかけることなく、しかもガタツキなく収納ケース1
内に収納できる。誤挿入防止リブ15の構成は、次に説
明する各実施形態のように多種にわたる。先ず、図1及
び図2を参照して誤挿入防止リブ15の第1実施形態を
説明する。誤挿入防止リブ15は平面V字型に形成さ
れ、開放側の端部には切欠15aによって柱状の弾性部
15bが形成されている。 【0019】誤挿入防止リブ15の開放端に形成された
2つの弾性部15bは、前記前面開口部93に入り込む
ように高さH2に設定され、楔型の基部15cの高さは
前記段差部95の深さに合わせて設定され、開き角度も
前記段差部95及び前面開口部93の側面の開き角度に
合わされている。また、弾性部15bの高さH2と、前
記側壁部13の高さH1とは、H2>H1の関係に設定
されている。 【0020】前記収納ケース1に前記磁気テープカセッ
ト81を収納する場合、図7に示す状態とは反対に前面
開口部93を下側にして、すなわち前面開口部93が誤
挿入防止用リブ15に対向する向きにして、磁気テープ
カセット81を側壁部13内に挿入する。この際、前後
左右に位置ずれし、誤挿入防止リブ15と前面開口部9
3の位置とが合わない場合は、従来例で説明したように
磁気テープカセット81の前面側が浮き上がり全体が急
角度で傾斜状態になる。一方、誤挿入防止リブ15の端
部15bが前面開口部93内に嵌合しても、基部15c
が段差部95内に嵌合しない場合は、従来例同様に緩い
角度で傾斜状態になる。したがって、本実施形態にあっ
ても、ユーザーは磁気テープカセット81が適正に挿入
されていないことを目視により容易に確認することがで
きる。そして、適正に挿入するには、磁気テープカセッ
ト81を押し込むのではなく、前後左右に少し動かすだ
けでよい。 【0021】このようにして、磁気テープカセット81
が収納ケース1に適正に収納されると、誤挿入防止リブ
15全体が前面開口部93及び段差部95内に嵌合され
る。そして、弾性部15bがインナーリッド97の側面
に当接し、2つの弾性部15bに対し図2に矢印Aで示
すような力が作用する。この結果、弾性部15bに元の
形状に復帰しようとする力が発生し、常に磁気テープカ
セット81全体を矢印Aとは反対方向に付勢しようとす
る。ところが、誤挿入防止リブ15の基部15cは、段
差部95に掛かっている。したがって、誤挿入防止リブ
15の弾性部15bによって磁気テープカセット81全
体が外側、言い換えれば連結片7方向に押されても、基
部15cと段差部95によって実際には移動せず、あた
かも弾性を有する係止具に磁気テープカセット81を差
し込んだような状態になる。この結果、磁気テープカセ
ット81は収納ケース1内にあって、縦方向(厚み方
向)や横方向のいずれについてもガタツキなく収納され
る。 【0022】次に、図3を参照して誤挿入防止リブの第
2実施形態を説明する。本実施形態における誤挿入防止
リブ17は、基本的には平面から見てV字型とも言える
形状であり、開き角度は前記第1実施形態と同様に形成
される。しかし、基部に相当する位置は楔型に形成され
ておらず、隙間Gを介して平板状の弾性体17aが形成
されている。そして、開放端には第1実施形態に示した
弾性部15bは形成されておらず、従来例同様に高さH
2の壁体になっている。本実施形態における誤挿入防止
リブ17は、収納ケース1に磁気テープカセット81を
収納する場合、前記同様に誤挿入防止を行うとともに、
下記作用によってガタツキを防止する。 【0023】すなわち、収納ケース1に磁気テープカセ
ット81が適正に収納されると、誤挿入防止リブ17全
体が前記同様に前面開口部93及び段差部95内に嵌合
し、弾性部17aが段差部95の両側面によって矢印B
方向に付勢される。弾性部17a全体は弾性を有してい
るので、矢印B方向に付勢されると反対方向に反発しよ
うとする力が発生する。この結果、磁気テープカセット
81全体が矢印Bとは逆方向に常に押されるようにな
る。しかし、誤挿入防止リブ17の開放端は前面開口部
93内に嵌合しているので、あたかも弾性体に磁気テー
プカセット81を差し込んだようになり、ガタツキが防
止される。このように、本実施形態にあっても、磁気テ
ープカセット81の誤挿入防止とガタツキ防止とを行う
ことができる。 【0024】次に、図4を参照して誤挿入防止リブの第
3実施形態を説明する。本実施形態における誤挿入防止
リブ19は、全体の形状は第1及び第2実施形態で示し
たようにV字型であってよい。しかし、全体又は一部に
ついて、図4に示すように外側方向に張り出した「く」
の字型の弾性部19aを形成する。そして、弾性部19
aの頂部19bは、磁気テープカセット81の前面開口
部93内に入り込み易いいように曲面等に形成する。 【0025】この構成によれば、磁気テープカセット8
1を収納する以前は、図4に実線で示す形状であったも
のが、磁気テープカセット81を収納することによって
想像線で示すように変形する。そして、磁気テープカセ
ット81が収納されている間、常に元の形状に復帰しよ
うとする力が発生するので、前面開口部93を外側に付
勢するようになる。したがって、磁気テープカセット8
1を収納する際は、前記同様に誤挿入を防止することが
でき、適正に挿入した後はガタツキを防止することがで
きる。前記弾性部19aは、誤挿入防止リブ19の片側
にのみ形成してもよく、両側に形成してもよい。 【0026】以上のように、各実施形態に示した誤挿入
防止リブ15,17,19は、いずれも挿入時にあって
は磁気テープカセット81の誤挿入を防止し、挿入後は
一部又は全部に形成した弾性部分によって磁気テープカ
セット81のガタツキを防止することができる。前記ガ
タツキ防止は、収納ケース1内に差し込まれるメモ用紙
の有無や多寡等に関わりなく、平面方向及び厚み方向に
ついて行われ、磁気テープカセット81の破損防止、異
音の発生等を確実に防止できる。 【0027】 【発明の効果】以上のように本発明に係る磁気テープカ
セット収納ケースは、磁気テープカセットを収納する収
納部に、磁気テープカセットに形成されている前面開口
部及び段差部に嵌合する誤挿入防止リブを設けるととも
に、誤挿入防止リブの一部を切り欠いて柱状又は板状の
弾性部を形成したものである。この構成によれば、収納
部に磁気テープカセットを収納する際に、磁気テープカ
セットの前面開口部や段差部に前記誤挿入防止リブを嵌
合させることにより前記弾性部が撓み変形する。そし
て、弾性部には元の形状に復帰しようとする力が発生す
るので、磁気テープカセットの前面開口部や段差部は、
中側から外側に向けて常に押圧されるようになり、磁気
テープカセットの平面方向及び厚み方向についてガタツ
キを防止することができる。磁気テープカセットのガタ
ツキ防止により、磁気テープカセットの破損防止や持ち
運び時の異音発生を防止することができ、信頼性や使い
勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の磁気テープカセット収納ケースを示す
斜視図である。 【図2】誤挿入防止リブの第1実施形態を示す斜視図で
ある。 【図3】誤挿入防止リブの第2実施形態を示す斜視図で
ある。 【図4】誤挿入防止リブの第3実施形態を示す斜視図で
ある。 【図5】従来の磁気テープカセット収納ケースの一例を
示す斜視図である。 【図6】磁気テープカセットの収納作用を示す斜視図で
ある。 【図7】磁気テープカセットの一例を示す斜視図であ
る。 【符号の説明】 1 磁気テープカセット収納ケース 3 収納部 5 蓋部 7 連結片 11,21,33 平板部 13,23 側壁部 13a 係止部 15,17,19 誤挿入防止リブ 15b,17a,19a 弾性部 33a,33b 溝部 81 磁気テープカセット 83 上ハーフケース 85 下ハーフカセット 93 前面開口部 95 段差部 A,B 付勢方向

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 磁気テープカセットを収納する収納部
    と、前記収納部を覆う蓋部と、前記収納部及び前記蓋部
    を開閉可能に連結する連結片と、前記収納部を構成する
    平板部に前記磁気テープカセットに形成された凹状の前
    面開口部に嵌合する端部と前記磁気テープカセットに形
    成された段差部に嵌合する基部とを有する誤挿入防止リ
    ブとを備えた磁気テープカセット収納ケースにおいて、 前記誤挿入防止リブの一部を切り欠いて柱状又は板状の
    弾性部を形成し、前記磁気テープカセットを収納する際
    は前記弾性部を撓み変形させ、収納後は前記弾性部の変
    形による弾性力によって前記磁気テープカセットを押圧
    保持することを特徴とする磁気テープカセット収納ケー
    ス。
JP10230835A 1998-08-17 1998-08-17 磁気テープカセット収納ケース Pending JP2000062885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10230835A JP2000062885A (ja) 1998-08-17 1998-08-17 磁気テープカセット収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10230835A JP2000062885A (ja) 1998-08-17 1998-08-17 磁気テープカセット収納ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000062885A true JP2000062885A (ja) 2000-02-29

Family

ID=16914033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10230835A Pending JP2000062885A (ja) 1998-08-17 1998-08-17 磁気テープカセット収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000062885A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000159284A (ja) 磁気テープカセット用収納ケース
JPH0644381B2 (ja) テ−プカセツト
JPS61170951A (ja) カセツトホルダ−
US5596464A (en) Locking assembly for a lid member of a tape cassette
EP0892405B1 (en) Magnetic tape cassette storage case
JP2000062885A (ja) 磁気テープカセット収納ケース
JPH0548693A (ja) 電池収納装置
JPS60103571A (ja) 蓋つきテ−プカセツト
JPH0749671Y2 (ja) テープカセット
JPH09297984A (ja) 記録再生装置
JPS60157783A (ja) テ−プカセツト
JPH075593Y2 (ja) テープカセット
JP3716332B2 (ja) テープカートリッジ
JP3306785B2 (ja) カセット用収納ケース
JPS60129963A (ja) カセツトレコ−ダ
JP2802269B2 (ja) ディスク装置
JP3492536B2 (ja) テープカセット
JP2508971B2 (ja) テ―プカセット
JPS6316063Y2 (ja)
JP2991040B2 (ja) 記録媒体収納体挿入口の蓋機構
JPS6331264Y2 (ja)
JPH0580067B2 (ja)
JPH0731894B2 (ja) テープカセット
JPH04310685A (ja) テープカセット
JPH0519235B2 (ja)