JP2000062614A - 列車運転整理システム - Google Patents

列車運転整理システム

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JP2000062614A
JP2000062614A JP10234346A JP23434698A JP2000062614A JP 2000062614 A JP2000062614 A JP 2000062614A JP 10234346 A JP10234346 A JP 10234346A JP 23434698 A JP23434698 A JP 23434698A JP 2000062614 A JP2000062614 A JP 2000062614A
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schedule
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Nobuyuki Yokoyama
信行 横山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各運転整理装置相互間で整理情報の交換を行
い、意志の疎通を図る。 【解決手段】 本発明は、遅延や事故に起因して実際の
列車運行が列車ダイヤ5から外れた場合に、表示器12
に列車ダイヤを二次元グラフィック表示し、この時刻以
降の表示された列車ダイヤ5を実際の列車運行に対応し
て整理する複数の運転整理装置11a〜11cを伝送路
2を介して互いに接続した列車運転整理システムに適用
される。そして、各運転整理装置11a〜11cに対し
て、自己が実施したダイヤ整理における整理情報を伝送
路2を介して他の運転整理装置へ送信する整理情報送信
手段29と、他の運転整理装置から整理情報を受信する
と、この受信した整理情報を表示器に表示出力する整理
情報表示手段31とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車ダイヤに基づ
いて列車の運行を管理する列車運行管理システムに係わ
り、特に、実際の列車運行が予め定められた列車ダイヤ
から外れた場合に、この時刻以降の列車ダイヤを整理す
る列車運転整理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道会社等に設置された列車運行管理シ
ステムにおいては、予め作成されている列車ダイヤに基
づいて各列車の運行を管理する。具体的には鉄道線路に
沿って配設された信号機や転轍機を制御する。
【0003】しかし、事故や故障や遅延等に起因して、
実際の列車運行が列車ダイヤから外れる場合が多々あ
る。列車ダイヤからの遅れが少ない場合は、列車の速度
を上げてその遅れを取り戻すことが可能である。しか
し、列車ダイヤからの遅れが一定値以上になった場合
や、列車が運休になった場合には、対処できない。
【0004】このような場合、この時刻以降の列車ダイ
ヤを、実際にこれから運行可能な列車運行に対応して整
理(変更)する必要がある。そして、これ以降、この整
理された列車ダイヤに基づいて列車の運行を管理する必
要がある。
【0005】したがって、列車運行管理システム内に
は、実際の列車運行が列車ダイヤから外れた場合に、こ
の時刻以降の列車ダイヤを整理する列車運転整理システ
ムが組込まれている。
【0006】そして、事故や故障発生時には、例えば発
生現場に近い駅等で、列車ダイヤの整理を迅速に実施す
る必要がある。このために、列車運転整理システムは、
図10に示すように、複数の運転整理装置1a,1b、
1c、…を例えばLANの伝送路2に接続した構成を有
する。そして、この伝送路2にサーバ3が接続されてい
る。サーバ3内には予め作成されている列車ダイヤを記
憶するデータベース4が設けられている。
【0007】図11は、このデータベース4内に記憶さ
れた列車ダイヤ5を示す図である。この列車ダイヤ5に
おいては、運行される各列車の列車スジ6が横軸を時刻
とし、縦軸を各駅(距離)として二次元のグラフで表現
されている。
【0008】そして、各運転整理装置1a,1b、1c
を操作する各操作者は、前記列車ダイヤ5のうち自己が
担当する駅や路線の区間を含む所定面積を有する領域を
表示区間7a、7b、7cとして、自己の表示器の表示
画面上に表示出力する。なお、各運転整理装置1a,1
b、1cにおいては、操作パネル上のスクロールキーを
操作することによって、自己が担当する区間以外にも他
の操作者の担当する区間も読出して自己の表示器の表示
画面上に表示出力することも可能である。
【0009】そして、各運転整理装置1a,1b、1c
の操作者は、自己が担当する区間で前述した事故や故障
や遅延等に起因して、実際の列車運行が列車ダイヤから
大きく外れると、列車ダイヤの整理を行う。
【0010】具体的には、自己の表示器の表示画面上に
表示されている列車ダイヤを構成する各列車における整
理対象の列車スジ6をマウスでクリックし、該当列車が
運休になった場合は、その列車スジ6を消去する。一
方、運行時刻を変更する場合は、該当列車スジ6の位置
を移動させる。また、該当列車の特定の駅における入線
番号が変更になった場合も、その変更情報を列車ダイヤ
に書込む。列車ダイヤ5における整理された部分は、サ
ーバ3のデータベース4に登録され、これ以降、整理さ
れた列車ダイヤ5に基づいて各列車の運行が管理され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示す列車運転整理システムにおいても未だ改良すべき
次のような課題があった。すなわち、各運転整理装置1
a,1b、1cの操作者が担当する区間は、例えば、駅
や路線でその範囲が定められているので、一人の操作者
が自己の担当する区間において、列車ダイヤを整理する
と、その整理が他の操作者が担当する区間に影響を及ぼ
す場合がある。この場合、他の列車運転整理装置の操作
者も自己の担当する区間に対する列車ダイヤ整理を実施
する必要がある場合、他の区間において実施された列車
ダイヤ整理の影響が自己の区間に影響がある場合は、自
己区間に対する影響を考慮する必要があるにも係わら
ず、その情報を把握できない問題がある。
【0012】また、前述したように、サーバ3のデータ
ベース4に記憶された列車ダイヤ5は、例えば大都市近
郊においては列車本数も多く非常に複雑である。また、
各運転整理装置1a,1b、1cの表示器の大きさにも
制限がある。したがって、各運転整理装置1a,1b、
1cは、所定面積を有する領域を表示区間7a、7b、
7cとして、自己の表示器の表示画面上に表示出力す
る。そして、各運転整理装置1a,1b、1cの操作者
は任意に自己の表示区間7a、7b、7cを移動可能で
ある。
【0013】そのため、各操作者は他の操作者が列車ダ
イヤ5内におけるどの部分を見ているのか、さらに、ど
の部分に対してダイヤ整理を実施しているのかの情報が
全く得られない。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もであり、各運転整理装置に対して自己が実施したダイ
ヤ整理の情報を他の運転整理装置へ送信する機能を付加
することによって、各運転整理装置の操作者どうしで互
いの意志の疎通を図りながら運転整理業務を実施でき、
システム全体の操作性と作業能率を向上できる列車運転
整理システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、遅延や事故に
起因して実際の列車運行が列車ダイヤから外れた場合
に、表示器に列車ダイヤを二次元グラフィック表示し、
この時刻以降の表示された列車ダイヤを実際の列車運行
に対応して整理する複数の運転整理装置を伝送路を介し
て互いに接続した列車運転整理システムに適用される。
【0016】そして、上記課題を解消するために、本発
明の列車運転整理システムにおいては、各運転整理装置
に対して、自己が実施したダイヤ整理における整理情報
を伝送路を介して他の運転整理装置へ送信する整理情報
送信手段と、他の運転整理装置から整理情報を受信する
と、この受信した整理情報を表示器に表示出力する整理
情報表示手段とを備えている。
【0017】このように構成された列車運転整理システ
ムにおいては、任意の運転整理装置で実施されたダイヤ
整理の情報は他の運転整理装置へ送信されて表示器に表
示出力される。よって、各運転整理装置の操作者は他の
操作者が実施したダイヤ整理を自己の運転整理装置で確
認できる。
【0018】また、別の発明は、上述した発明の列車運
転整理システムにおける各運転整理装置に対して、さら
に、表示器に二次元グラフィック表示されている列車ダ
イヤのうち、自己が実施したダイヤ整理に該当する列車
スジをダイヤ整理に該当しない他の列車スジに対して強
調形態で表示する強調表示手段を備えている。
【0019】このように構成された列車運転整理システ
ムにおいては、運転整理装置の操作者がダイヤ整理を実
施すると、整理対象の列車スジが他の列車スジに対して
強調表示されるので、整理した列車スジが一瞥して把握
できる。
【0020】さらに、別の発明は、上述した発明の列車
運転整理システムにおける各運転整理装置に対して、さ
らに、二次元グラフ構成された列車ダイヤから所定面積
を有する表示区間を選択して表示器に表示出力するダイ
ヤ表示手段と、選択された表示区間を伝送路を介して他
の運転整理装置へ送信する表示区間送信手段と、他の運
転整理装置から受信した表示区間を表示器に表示出力す
る表示区間表示手段とを備えている。
【0021】このように構成された列車運転整理システ
ムにおいては、任意の運転整理装置において操作者にて
選択された表示区間は他の運転整理装置に送信されて表
示される。よって、各運転整理装置の操作者は、他の運
転整理装置に列車ダイヤのどの部分が表示されているか
を自己の運転整理装置の表示画面上で確認することがで
きる。
【0022】さらに、別の発明は、上述した発明の列車
運転整理システムにおける各運転整理装置に対して、選
択された自己の表示区間及び他の運転整理装置から受信
した他の表示区間を、自己が選択した表示区間の列車ダ
イヤと共に、表示器にグラフィック表示する表示区間グ
ラフィック表示手段を備えているこのように構成された
列車運転整理システムにおいては、各運転整理装置の表
示器の表示画面には、自己が選択した表示区間の列車ダ
イヤと共に他の運転整理装置の表示区間がグラフィック
表示されるにで、他の運転整理装置の表示区間を視覚的
に把握できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明の一実施形態に係わる列
車運転整理システムの全体構成図である。図10及び図
11に示す従来の列車運転整理システムと同一部分には
同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0024】複数の運転整理装置11a,11b、11
c…はLANの伝送路2に接続されている。そして、こ
の伝送路2にサーバ3が接続されている。サーバ3内に
は予め作成されている図11で示した多数の列車スジ6
からなる列車ダイヤ5を記憶するデータベース4が設け
られている。
【0025】いま、仮に、図11に示す列車ダイヤ5に
おける駅A〜Cを含む領域を運転整理装置11aが担当
し、列車ダイヤ5における駅C〜Eを含む領域を運転整
理装置11bが担当し、列車ダイヤ5における駅E〜G
を含む領域を運転整理装置11cが担当するとする。し
たがって、基本的に、列車ダイヤ5における表示区間7
aが運転整理装置11aに表示され、列車ダイヤ5にお
ける表示区間7bが運転整理装置11bに表示され、列
車ダイヤ5における表示区間7cが運転整理装置11c
に表示される。
【0026】図2は、各運転整理装置11a,11b、
11c…のうち例えば運転整理装置11cに組込まれた
表示器12の表示画面12aを示す図である。この表示
画面12aには、基本的に自己が担当する領域を含む表
示区間7cの列車ダイヤを表示するダイヤ表示領域13
と、このダイヤ表示領域13に表示されている表示区間
7aの図11の列車ダイヤ5上の位置を左右上下方向へ
スクロールさせる4個のスクロールボタン14と、自己
を含む各運転整理装置11a,11b、11cの各表示
区間7a、7b、7cの列車ダイヤ5上における位置を
グラフィック表示する表示区間表示領域15とが表示さ
れる。
【0027】この矩形形状の表示区間表示領域15に各
表示区間7a、7b、7cをグラフィック表示する具体
的手法を図3を用いて説明する。矩形形状の表示区間表
示領域15の縦方向長さをこの列車ダイヤ5の各駅A〜
Iの距離に対応させる。そして、各表示区間7a、7
b、7cがカバーする列車ダイヤ5の駅の範囲を示す棒
グラフ16a、16b、16cを表示する。そして、自
己が担当する表示区間7cの棒グラフ16cを内側に表
示し、他の運転整理装置11b、11cが担当する表示
区間7a、7bの棒グラフ16a、16bを外側に表示
する。
【0028】なお、矩形形状の表示区間表示領域15に
グラフィック表示される各棒グラフ16a,16b,1
6cは、駅方向(縦方向)の情報のみしか有せずに、時
刻(横方向)の情報は有していない。これは、各運転整
理装置11a〜11cの操作者は、列車ダイヤを現在時
刻を中心に表示区間7a〜7cを設定するので、時間軸
方向の情報を表示区間表示領域15に表示する必要性は
小さいと判断できるからである。
【0029】このように表示画面12a上に表示区間表
示領域15を設けることによって、各運転整理装置11
a,11b、11cは、他の運転整理装置11a,11
b、11cに表示されている列車ダイヤ5内の表示区間
7a、7b、7cを簡単に把握できる。
【0030】図4は、例えばコンピユータ等の情報処理
装置で構成された各運転整理装置11a,11b、11
cの概略構成を示すブロック図である。各運転整理装置
11a,11b、11c内には、サーバ3から読取った
列車ダイヤ5を一時記憶するダイヤメモり17、自己の
担当する表示区間7aの他に他の運転整理装置11a,
11b、11cから受信した他の表示区間7a、7b、
7cをも記憶する表示区間メモり18、図7に示す整理
メニュー19aや図8に示す詳細メニュー19bを記憶
するメニューメモり19、前記表示器12,及び各種整
理指令を入力するための例えばマウスとキーボードとか
らなる入力操作部20が設けられている。
【0031】整理メニュー19aには、整理対象列車に
対する、「運休」「着発線変更」「順序変更」等の具体
的整理項目が設定されている。詳細メニュー19bは、
整理メニュー19aにおける各整理項目毎に設けられて
おり、図示するように、設定された整理項目に対する具
体的整理内容に対する詳細のメニューが表示される。操
作者は、この詳細メニュー19bに従って、整理内容を
選択又はキー入力していけばよい。
【0032】さらに、この運転整理装置11a,11
b、11c内には、ダイヤメモり17に記憶された列車
ダイヤ5のうち、表示区間メモり18の自己の表示区間
に対応する部分を読出して表示器12に表示するダイヤ
表示部21、表示区間メモり18に記憶された各運転整
理装置11a、11b、11cの表示区間7a、7b、
7cを表示器12の表示画面12a上の表示区間表示領
域15に前述した手法でグラフィック表示する表示区間
表示部22が設けられている。
【0033】さらに、この運転整理装置11a、11
b、11c内には、入力操作部20における前述したス
クロールボタン14操作に応じて自己の担当する表示区
間7a、7b、7cを変更する表示区間変更部23,変
更された自己の表示区間を伝送路2を介して他の運転整
理装置11a、11b、11cへ送出する変更表示区間
送信部24,他の運転整理装置11a、11b、11c
から送信された変更表示区間を受信する変更表示区間受
信部25,この受信した変更表示区間に基づいて表示区
間メモり18の記憶内容を変更する表示区間変更部26
が設けられている。
【0034】さらに、この運転整理装置11a、11
b、11c内には、入力操作部20からの操作に従っ
て、自己の担当区間の列車ダイヤを整理するダイヤ整理
部27,整理されたダイヤを表示器12に表示する整理
ダイヤ表示部28,ダイヤ整理した整理情報を他の運転
整理装置11a、11b、11cへ送信する整理情報送
信部29、他の運転整理装置11a、11b、11cか
ら送信された整理情報を受信する整理情報受信部30,
この受信した整理情報を表示器12の表示画面12aへ
表示する整理情報表示部31が設けられている。
【0035】そして、各運転整理装置11a、11b、
11cは、図5、図6の流れ図に従って、列車ダイヤに
対する整理処理を実施する。まず、ダイヤ表示部21が
起動して、ダイヤメモり17の列車ダイヤ5のうち、表
示区間メモり18内の自己の表示区間に対応する部分を
読出して、表示器12の図2に示すダイヤ表示領域13
へ表示する。また、表示区間表示部22が起動して表示
区間メモり18内に記憶されている自己を含む各表示区
間7a〜7cを表示器12の表示区間表示領域15へ棒
グラフ16a〜16cでグラフィック表示する(S
1)。
【0036】操作者が表示画面12a上のスクロールボ
タン14をマウスで押すことにより、自己の担当区間を
移動させると(S2)、表示区間変更部23が起動し
て、表示区間メモり16の自己の表示区間7a〜7cを
変更する(S3)。そして、変更後の表示区間に基づい
て、ダイヤ表示領域13に表示しているダイヤの範囲を
変更(移動)する。同時に、表示画面12a上の表示区
間表示領域15の表示内容も更新する(S4)。さら
に、変更表示区間送信部24が起動して、変更後の自己
の表示股間を伝送路2を介して、他の運転整理装置11
a〜11cへ送信する(S5)。
【0037】変更表示区間受信部25が、伝送路2を介
して、他の運転整理装置11a〜11cから表示区間の
移動情報を受信すると(S6)、表示区間変更部26が
起動して、入力された表示区間で表示区間メモり18の
記憶内容を更新すると共に(S7)、表示区間表示部2
2にて表示画面13a上の表示区間表示領域15の該当
表示区間の棒グラフ16a〜16cの位置を変更する
(S8)。
【0038】操作者が入力操作部20を介して、整理開
始指示を入力すると、ダイヤ整理部27が起動して(S
9)、メニューメモり19の図7に示す整理メニュー1
9aを表示画面12a上にウインドウ表示する(S1
0)。そして、操作者が整理メニュー19aの一つの整
理項目をマウスで指定すると(S11)、例えば図8に
示す、該当整理項目の詳細メニュー19bを表示画面1
2a上にウインドウ表示する(S12)。
【0039】そして、操作者がその詳細メニュー19b
に従って整理対象の列車の列車番号をキー入力すると
(S13)、現在ダイヤ表示領域13に表示されている
該当列車の列車スジ6を例えば赤色等の整理対象として
いない他の列車の列車スジ6と異なる色で強調表示する
(S14)。
【0040】さらに、操作者がその詳細メニュー19b
に従って該当列車に対す詳細整理(変更)内容を入力す
ると(S15)、該当列車のダイヤを変更する。変更後
のダイヤをダイヤメモり17に登録すると共に、表示画
面12aのダイヤ表示領域13に表示中のダイヤを変更
する(S16)。さらに、整理情報送信部29が起動し
て、ダイヤ整理した整理情報を伝送路2を介して、他の
運転整理装置11a〜11cへ送信する(S17)。
【0041】なお、詳細メニュー19bは、当然、整理
項目毎にその具体的内容が異なる。また、整理情報受信
部30が、伝送路2を介して、他の運転整理装置11a
〜11cからの整理情報を受信すると(S18)、整理
情報表示部31が起動して、現在表示画面12aのダイ
ヤ表示領域13に表示中の自己の表示区間7a〜7cの
列車ダイヤに、受信した整理情報が指定する列車が存在
すれば、該当列車の列車スジ6の表示色を例えば赤等の
強調色の変更する(S19)。
【0042】この状態で、操作者が該当列車スジ6をマ
ウスでクリックすると(S20)、図9(b)に示す受
信した詳細整理情報32bを表示画面12aのダイヤ表
示領域13中にウインドウ表示する(S21)なお、操
作者がS15で詳細整理情報の入力開始操作を実施する
と、その時点でその整理開始情報を伝送路2を介して、
他の運転整理装置11a〜11cへ送信し、これを受信
した運転整理装置は、図9(a)に示す整理開始情報3
2aを、表示画面12aのダイヤ表示領域13中にウイ
ンドウ表示することも可能である。
【0043】このように構成された実施形態の列車運転
整理システムにおいては、遅延や事故に起因して実際の
列車運行が列車ダイヤ5から外れた場合に、一つの運転
整理装置11a〜11cで操作者によって実施されたダ
イヤ整理の情報は、伝送路2を介して、他の運転整理装
置11a〜11cへ送信されて表示器12の表示画面1
2aにウインドウ表示出力される。
【0044】よって、各運転整理装置11a〜11cの
操作者は他の運転整理装置11a〜11cの操作者が実
施したダイヤ整理を自己の運転整理装置で確認できる。
したがって、たとえ他の運転整理装置11a〜11cの
操作者が実施した整理が自己の担当する区間に影響が及
んだとしても、その整理情報を見過ごすことなく確実に
把握できる。
【0045】また、運転整理装置11a〜11cの操作
者がダイヤ整理を実施すると、整理対象の列車スジ6が
他の列車スジ6に対して強調表示されるので、整理した
列車スジ6が一瞥して把握できる。他の運転整理装置1
1a〜11cで実施されたダイヤ整理に対しても同様に
該当列車の列車スジ6が強調表示される。したがって、
他の運転整理装置11a〜11cで実施されたダイヤ整
理も自己の担当範囲に影響を及ぼすものについては、確
実に把握できる。
【0046】さらに、任意の運転整理装置11a〜11
cにおいて操作者にて選択された表示区間7a〜7cは
他の運転整理装置11a〜11bに送信されて表示区間
表示領域15内に棒グラフ16a〜16cの型式でグラ
フィック表示される。
【0047】よって、各運転整理装置11a〜11cの
操作者は、他の運転整理装置11a〜11cに列車ダイ
ヤ5のどの部分が表示されているかを自己の運転整理装
置11a〜11cの表示画面12a上で視覚的に確認す
ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の列車運転
整理システムにおいては、各運転整理装置に対して自己
が実施したダイヤ整理の情報を他の運転整理装置へ送信
する機能を付加している。したがって、各運転整理装置
の操作者どうしで互いの意志の疎通を図りながら運転整
理業務を実施でき、システム全体の操作性と作業能率を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる列車運転整理シス
テムの概略構成図
【図2】同列車運転整理システムに組込まれた運転整理
装置の表示画面を示す図
【図3】同表示画面に表示された表示区間と列車ダイヤ
における表示区間との関係を示す図
【図4】同列車運転整理システムに組込まれた運転整理
装置の概略構成を示すブロック図
【図5】同運転整理装置における運転整理の動作を示す
流れ図
【図6】同じく同運転整理装置における運転整理の動作
を示す流れ図
【図7】同運転整理装置の表示画面に表示される整理メ
ニューを示す図
【図8】同運転整理装置の表示画面に表示される詳細メ
ニューを示す図
【図9】同運転整理装置の表示画面に表示される整理情
報を示す図
【図10】従来の列車運転整理システムの概略構成図
【図11】一般的な列車ダイヤを示す図
【符号の説明】
2…伝送路 3…サーバ 4…データベース 5…列車ダイヤ 6…列車スジ 7a,7b,7c…表示区間 11a,11b,11c…運転整理装置 12…表示器 13…ダイヤ表示領域 14…スクロールボタン 15…表示区間表示領域 18…表示区間メモり 19…メニューメモり 20…入力操作部 21…ダイヤ表示部 22…表示区間表示部 23…表示区間変更部 27…ダイヤ整理部 28…整理ダイヤ表示部 29…整理情報送信部 31…整理情報表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遅延や事故に起因して実際の列車運行が
    列車ダイヤから外れた場合に、表示器に前記列車ダイヤ
    を二次元グラフィック表示し、この時刻以降の前記表示
    された列車ダイヤを実際の列車運行に対応して整理する
    複数の運転整理装置を伝送路を介して互いに接続した列
    車運転整理システムにおいて、 前記各運転整理装置は、 自己が実施したダイヤ整理における整理情報を前記伝送
    路を介して他の運転整理装置へ送信する整理情報送信手
    段と、 他の運転整理装置から整理情報を受信すると、この受信
    した整理情報を前記表示器に表示出力する整理情報表示
    手段とを備えたことを特徴とする列車運転整理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記各運転整理装置は、 前記表示器に二次元グラフィック表示されている列車ダ
    イヤのうち、前記自己が実施したダイヤ整理に該当する
    列車スジをダイヤ整理に該当しない他の列車スジに対し
    て強調形態で表示する強調表示手段を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の列車運転整理システム。
  3. 【請求項3】 前記各運転整理装置は、 二次元グラフ構成された前記列車ダイヤから所定面積を
    有する表示区間を選択して前記表示器に表示出力するダ
    イヤ表示手段と、 前記選択された表示区間を前記伝送路を介して他の運転
    整理装置へ送信する表示区間送信手段と、 他の運転整理装置から受信した表示区間を前記表示器に
    表示出力する表示区間表示手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の列車運転整理システム。
  4. 【請求項4】 前記各運転整理装置は、 前記選択された自己の表示区間及び他の運転整理装置か
    ら受信した他の表示区間を、前記自己が選択した表示区
    間の列車ダイヤと共に、前記表示器にグラフィック表示
    する表示区間グラフィック表示手段を備えたことを特徴
    とする請求項3記載の列車運転整理システム。
JP10234346A 1998-08-20 1998-08-20 列車運転整理システム Pending JP2000062614A (ja)

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