JP2000062481A - 燃料量検出装置 - Google Patents

燃料量検出装置

Info

Publication number
JP2000062481A
JP2000062481A JP10233139A JP23313998A JP2000062481A JP 2000062481 A JP2000062481 A JP 2000062481A JP 10233139 A JP10233139 A JP 10233139A JP 23313998 A JP23313998 A JP 23313998A JP 2000062481 A JP2000062481 A JP 2000062481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
amount
chamber
fuel chamber
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10233139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3671685B2 (ja
Inventor
Shoei Kobayashi
奨英 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP23313998A priority Critical patent/JP3671685B2/ja
Priority to US09/359,936 priority patent/US6389893B1/en
Priority to DE19939039A priority patent/DE19939039B4/de
Publication of JP2000062481A publication Critical patent/JP2000062481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3671685B2 publication Critical patent/JP3671685B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/077Fuel tanks with means modifying or controlling distribution or motion of fuel, e.g. to prevent noise, surge, splash or fuel starvation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F22/00Methods or apparatus for measuring volume of fluids or fluent solid material, not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/06Fuel tanks characterised by fuel reserve systems
    • B60K15/061Fuel tanks characterised by fuel reserve systems with level control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料室内の燃料の量に応じて異なる形態で変
位可能な複数の部位を有する燃料貯留装置において燃料
室内の燃料の量を正確に検出する。 【解決手段】 燃料を貯留するための燃料室を具備し、
燃料室の容積が燃料室内の燃料量の変化に応じて変化す
る燃料貯留装置において、燃料室を形成する部材の少な
くとも二つの部位が燃料室内の燃料量に応じて燃料貯留
装置内において変位可能であり、これら少なくとも二つ
の部位の変位に基づいて燃料室内の燃料量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料量検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−5140には燃料タンク内で
発生する蒸発燃料の量を低減するために燃料タンク内の
燃料液面の変位と共に燃料液面に密着しつつ変位可能な
膜により燃料室を形成している。この燃料タンクでは上
記膜の一部分の変位に基づいて燃料室内の燃料量を検出
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記膜には燃料タンク
内の燃料液面の変位に応じて変位の仕方が異なる部位が
存在する。このため燃料室内の燃料量を検出するための
上記膜の一部分が変位せず、膜の他の部分が変形するこ
とがある。この場合、燃料室内の燃料量を正確に検出す
ることはできない。特に上記燃料タンクを車両等の移動
体に搭載した場合、移動体の傾きや加減速により膜が通
常とは異なる形態で変形する場合があり、この場合にも
燃料室内の燃料量を正確に検出することはできない。し
たがって本発明の目的は燃料室内の燃料量に応じて異な
る形態で変位可能な複数の部位を有する燃料貯留装置に
おいて燃料室内の燃料量を正確に検出する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に一番目の発明によれば、燃料を貯留するための燃料室
を具備し、該燃料室の容積が該燃料室内の燃料量の変化
に応じて変化する燃料貯留装置において、前記燃料室を
形成する部材の少なくとも二つの部位が該燃料室内の燃
料量に応じて前記燃料貯留装置内において変位可能であ
り、これら少なくとも二つの部位の変位に基づいて前記
燃料室内の燃料量を検出する。すなわち燃料室内の燃料
量に応じて変位する少なくとも二つの部位の変位に基づ
いて燃料室内の燃料量が検出される。
【0005】上記課題を解決するために二番目の発明に
よれば、一番目の発明において、前記燃料室が互いに対
向する多角形壁と、これら多角形壁の縁部を互いに連結
する側壁とにより形成され、前記多角形壁および側壁が
前記燃料室内の燃料量の変化に応じて変形可能であり、
これら多角形壁または側壁の変形に伴う前記燃料貯留装
置内における前記多角形壁または側壁の変位に基づいて
前記燃料室内の燃料の量を検出する。すなわち燃料室内
の燃料量に応じて変位する多角形壁または側壁の二つの
部位の変位に基づいて燃料室内の燃料量が検出される。
【0006】上記課題を解決するために三番目の発明に
よれば、一番目の発明において、伸縮自在な部材を前記
燃料室内に配置し、該伸縮自在な部材の一つの部分が前
記少なくとも二つの部位の一方に取り付けられ、前記伸
縮自在な部材の他の部分が前記少なくとも二つの部位の
他方に取り付けられ、前記二つの部位にそれぞれ取り付
けられた伸縮自在な部材のこれら部分の間の相対変位に
基づいて前記燃料室内の燃料量を検出する。すなわち燃
料室内に配置された伸縮自在な部材により燃料室内の燃
料量が検出される。
【0007】上記課題を解決するために四番目の発明に
よれば、燃料を貯留するための燃料室を具備し、該燃料
室の容積が該燃料室内の燃料量の変化に応じて変化する
燃料貯留装置において、伸縮自在な部材を前記燃料室内
に配置し、該伸縮自在な部材の一部に前記燃料室内の燃
料に浮かぶフロート部材が取り付けられ、該フロート部
材より下方の伸縮自在な部材の一部が前記燃料室を形成
する部材の一部に取り付けられ、該燃料室を形成する部
材の一部に取り付けられた伸縮自在な部材の一部と前記
フロート部材との間の相対変位に基づいて前記燃料室内
の燃料量を検出する。したがって燃料室内の燃料液面に
フロート部材が浮かぶ。
【0008】上記課題を解決するために五番目の発明に
よれば、収容している燃料量に応じて内部容積が変化す
る燃料室と、収容している燃料量に応じて内部容積が変
化しない補助燃料室とを具備し、該補助燃料室が前記燃
料室の下方領域に接続された燃料貯留装置において、前
記燃料室内の燃料量に応じて変化する前記補助燃料室内
の燃料液面の変化に基づいて前記燃料室内の燃料量を検
出する。すなわち収容している燃料量に応じて内部容積
が変化しない補助燃料室内に形成される燃料液面の変位
に基づいて燃料室内の燃料量を検出する。
【0009】上記課題を解決するために六番目の発明に
よれば、五番目の発明において、前記補助燃料室内の燃
料液面の変化に伴い変化する該補助燃料室内の圧力に基
づいて前記燃料室内の燃料量を検出する。すなわち燃料
室内の燃料量の変化に伴い内部容積が変化しない補助燃
料室内の圧力変化に基づいて燃料室内の燃料量を検出す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の第一実施
形態の燃料計を備えた燃料貯留装置を説明する。燃料貯
留装置1は例えば内燃機関に供給すべき燃料を貯留する
ためのタンクとして用いられる。もちろん単に燃料を貯
留するためのタンクとして用いることもできる。図1を
参照すると燃料貯留装置1は略椀状の上側部分2と下側
部分3とからなるハウジング4を具備する。上側部分2
と下側部分3とはこれらの周縁に形成された第一フラン
ジ2a、3aにおいて互いに連結される。ハウジング4
内には燃料を貯留するための燃料室5を画成する燃料容
器または燃料タンク6が配置される。上側部分2の内壁
面から内方へ第二フランジ23aが突出する。また下側
部分3の内壁面から内方へ第二フランジ23bが突出す
る。燃料タンク6の側壁9a〜9dと上壁7および下壁
8との連結部がこれら第二フランジ23a、23bの間
に挟まれる。これにより燃料タンク6はその上壁7およ
び下壁8が上下に変位可能にハウジング4内に保持され
る。
【0011】図2および図3を参照すると第一実施形態
の燃料タンク6は互いに上下方向に配置された略長方形
の一対の上壁7と下壁8と、これら上壁7と下壁8との
対応する辺を互いに連結する略長方形の四つの側壁9a
〜9dとを具備する。これら側壁9a〜9dはその両端
縁部において隣接する側壁の端縁部に連結される。燃料
タンク6は略直方体形状であり、その内部に燃料室5が
形成される。したがって燃料タンク6の各壁7、8、9
a〜9dは燃料貯留装置1の内部を燃料室5と空気室1
0とに分離する分離壁に相当する。これら上壁7、下壁
8および側壁9a〜9dはエチレンとビニルとの共重合
樹脂またはナイロンで作製された平坦なコア部分の両面
を高密度ポリエチレンで作製された表皮部分で覆った多
層構造で形成され、実質的に剛性を有する。なお燃料タ
ンク6の上壁7または下壁8の面積は側壁9a〜9d一
つの面積より大きく、上壁7および下壁8の剛性は側壁
9a〜9dの剛性より小さい。また上壁7および下壁8
の形状は長方形に限定されず、対の多角形であればよ
い。したがって上壁7、下壁8および側壁9a〜9dの
形状は燃料タンク6を配置すべき空間の形状に応じて適
宜選択すればよい。
【0012】図4に示したように、燃料タンク6内に燃
料が供給され、燃料タンク6が直方体形状であるときに
貯留可能な燃料量(以下、所定量)を燃料タンク6内の
燃料量が越えると、上壁7と下壁8とが互いに離れて外
方へ膨らむように湾曲変形すると共に側壁9a〜9dが
互いに近づいて内方へ凹むように湾曲変形する。すなわ
ち第一実施形態では燃料タンク6内の燃料量が所定量を
越えると上壁7が上方へ変位し、下壁8が下方へ変位
し、側壁9a〜9dが横方向かつ内方へ変位する。こう
して各壁がそれぞれ異なる方向へ変位し、徐々に燃料タ
ンク6内に貯留可能な燃料量が増大する。なお上壁7お
よび下壁8の変形量は側壁9a〜9dの変形量より大き
い。
【0013】一方、図5に示したように、燃料が燃料タ
ンク6から流出し、燃料タンク6内の燃料量が所定量よ
り少なくなると上壁7と下壁8とが互いに近づいて内方
へ凹むように湾曲変形すると共に側壁9a〜9dが互い
に近づいて内方へ凹むように湾曲変形する。すなわち第
一実施形態では燃料タンク6内の燃料量が所定量より少
なくなると上壁7が下方へ変位し、下壁8が上方へ変位
し、側壁9a〜9dが横方向かつ内方へ変位する。こう
して各壁が異なる方向へ変位し、徐々に燃料タンク6内
に貯留可能な燃料量が減少する。
【0014】再び図1を参照すると上側部分2には開口
26が形成されている。この開口26にはフィルタ27
が挿入される。したがって空気室10はフィルタ27を
介して外気と連通する。このため燃料タンク6の上壁7
および下壁8が外方へ変位するとき空気室10内の空気
がフィルタ27を介して外気に流出する。また燃料タン
ク6の上壁7および下壁8が内方へ変位するとき空気が
フィルタ27を介して空気室10内に流入する。このよ
うに開口26により燃料タンク6の上壁7および下壁8
がハウジング4内で変位し易くなる。
【0015】また燃料を燃料タンク6内に供給するため
の給油管11の下方端40が伸縮管41を介して燃料タ
ンク6の下壁8の略中央部に接続される。伸縮管41は
蛇腹状の管壁を有し、その断面は波形状である。このた
め燃料タンク6内の燃料が増え、下壁8が下方に変位す
るときには伸縮管41は縮む。一方、燃料タンク6内の
燃料減り、下壁8が上方に変位するときには伸縮管41
は伸びる。給油管11の上方端42には給油管11を閉
鎖するための蓋12が取外し可能に取り付けられる。燃
料タンク6内に燃料を供給する際には蓋12が取り外さ
れ、燃料が給油管11の上流端42の開口から供給され
る。
【0016】給油管11の中間位置には燃料タンク6内
の燃料を燃料ポンプ装置13に導入するための燃料導入
管14の一端が接続される。燃料導入管14の他端は燃
料ポンプ装置13に接続される。燃料ポンプ装置13内
には燃料ポンプ(図示せず)が配置される。燃料ポンプ
装置13内の燃料は燃料ポンプにより燃料供給管15を
介して機関本体(図示せず)に供給される。また燃料ポ
ンプ装置13には該燃料ポンプ装置13内の気体を給油
管11に排出するための気体排出管17の一端が接続さ
れる。気体排出管17の他端は給油管11の上方端42
に接続される。燃料タンク6内に燃料が燃料ポンプ装置
13に導入されるとき、燃料ポンプ装置13内の気体が
気体排出管17を介して給油管11に排出されるため、
燃料ポンプ装置13内に燃料が導入され易くなる。
【0017】燃料タンク6の上壁7の略中央部には燃料
タンク6内の気体、特に蒸発燃料を燃料タンク6外に排
出するためのタンク内蒸発燃料排出管18の一端が遮断
弁19を介して接続される。一方、蒸発燃料排出管18
の他端は給油管11に接続される。なお蒸発燃料排出管
18は燃料タンク6の上壁7の変位に追従できるように
可撓性を有する。また給油管11の上方部分はキャニス
タ管57を介してチャコールキャニスタ56に接続され
る。チャコールキャニスタ56内には蒸発燃料を一時的
に吸着して保持する活性炭58が挿入されている。また
チャコールキャニスタ56はパージ管59を介して吸気
管60に接続される。吸気管60は機関本体61に接続
される。また吸気管60には機関本体61へ導入する空
気の量を調整するためのスロットル弁62が配置され
る。パージ管59はスロットル弁62の下流側の吸気管
60に接続される。パージ管59にはパージ管59を遮
断するためのパージ制御弁66が取り付けられる。また
チャコールキャニスタ56はパージ管59の反対側にお
いてスロットル弁62の上流側の吸気管60に空気通路
63を介して接続される。空気通路63には空気通路6
3を遮断するための第二遮断弁64が取り付けられる。
なお機関本体61には排気通路65が接続される。した
がって給油管11内で発生した蒸発燃料はチャコールキ
ャニスタ56に一時的に保持される。パージ制御弁66
および第二遮断弁64が開弁されると機関運転中に吸気
管60内に発生する負圧がパージ管59を介してチャコ
ールキャニスタ56内に導入される。こうしてチャコー
ルキャニスタ56内の蒸発燃料が吸気管60へパージさ
れ、処理される。
【0018】遮断弁19は燃料液面に浮かぶことが可能
なフロート20を具備する。したがって燃料タンク6内
の燃料液面が遮断弁19に達するとフロート20が上昇
して蒸発燃料排出管18の開口を閉鎖し、蒸発燃料排出
管18を遮断する。このため燃料が燃料タンク6外に漏
れることはない。蒸発燃料排出管18には逆止弁21が
取り付けられる。逆止弁21は逆止弁21と遮断弁19
との間の蒸発燃料排出管18内の圧力と、逆止弁21と
給油管11の上方端42との間の蒸発燃料排出管18内
の圧力との差圧が予め定められた正圧を越えたときに開
弁し、予め定められた正圧より低くなったときに閉弁す
る。このため遮断弁19がいったん遮断せしめられた後
に空気や蒸発燃料などの気体が燃料タンク6内に入り込
むことはない。
【0019】次に第一実施形態の燃料計を説明する。第
一実施形態の燃料計はハウジング4の上側部分2の内壁
面に取り付けられた第一燃料ゲージ24aと下側部分3
の内壁面に取り付けられた第二燃料ゲージ24bとを具
備する。第一燃料ゲージ24aは燃料タンク6の上壁7
の概ね中央の外壁面に当接する第一計測アーム25aを
有する。したがって上壁7に当接した第一計測アーム2
5aの端部は上壁7の変位に追従して変位する。第一燃
料ゲージ24aはこの第一計測アーム25aの端部の変
位に基づいてハウジング4内における上壁7の位置を検
出する。一方、第二燃料ゲージ24bは燃料タンク6の
下壁8の概ね中央の外壁面に当接する第二計測アーム2
5bを有する。したがって下壁8に当接した第二計測ア
ーム25bの端部の変位に基づいてハウジング4内にお
ける下壁8の位置を検出する。第一実施形態の燃料計は
これら検出された上壁7の位置と下壁8の位置との差に
基づいて燃料タンク6内の燃料の量を算出する。
【0020】ところで例えば燃料量に応じて変位する燃
料タンクの一つの部位(以下、検出部位)の変位に基づ
いて燃料タンク内の燃料量を算出する燃料計では、燃料
タンクの他の部位が大きく変位して上記検出部位の変位
が小さいときには正確に燃料タンク内の燃料量を算出す
ることができない。特に本実施形態の燃料タンクのよう
に上壁7および下壁8が変位する構成では下壁8が燃料
の自重の影響を受けるため上壁7に比べてその変位量が
大きく、従来のように上壁7の変位のみでは燃料量を誤
検出する場合がある。しかしながら第一実施形態の燃料
計では燃料量に応じて変位する燃料タンク6の二つの部
位、すなわち上壁7の中央部および下壁8の中央部の位
置に基づいて燃料タンク6内の燃料量が算出される。し
たがって上壁7および下壁8のいずれか一方が他方に比
べて大きく変位しても両壁の変位に基づいて燃料タンク
6内の燃料量を正確に算出することができる。
【0021】また第一実施形態の燃料タンク6は前述し
たように直方体形状であり、常に概ね一定の方向に変位
する。すなわち燃料タンク6内の燃料が燃料タンク6の
振動により流動したときでも上記一定の方向に変位す
る。このため第一実施形態によれば燃料タンクが振動し
ても正確に燃料タンク内の燃料量を算出することができ
る。
【0022】なお第一実施形態では上壁の中央部の位置
と下壁の中央部の位置とに基づいて燃料量を算出してい
るが、上壁の周縁部の位置と下壁の周縁部の位置とに基
づいて燃料量を算出してもよい。また計測アームの代わ
りに光学的に上壁および下壁の位置を検出する光学セン
サ、磁気的に上壁および下壁の位置を検出する磁気セン
サ、音波的に上壁および下壁の位置を検出する音波セン
サ等を用いることもできる。さらに基本的には燃料タン
クの壁において変位を検出する位置は変位方向および変
位量が互いに異なる燃料タンクの壁の部分とすればよ
い。
【0023】次に本発明の第二実施形態の燃料計を説明
する。第一実施形態では第一計測アームにより検出され
た上壁の位置と第二計測アームにより検出された下壁の
位置とに基づいて燃料タンク内の燃料量を算出してい
る。しかしながらこの場合、上壁および下壁の位置から
燃料量を算出する処理を実行する必要がある。そこで第
二実施形態では燃料計が検出した値から燃料量を算出す
る処理を必要とすることなく燃料タンク内の燃料量を検
出する。
【0024】図6に示したように第二実施形態の燃料計
28は基準アーム28aと検出アーム28bとを有す
る。基準アーム28aと検出アーム28bとは共通の取
付け部材29に取り付けられる。基準アーム28aの端
部は燃料タンク6の下壁8の概ね中央の外壁面に当接す
る。一方、検出アーム28bの端部は燃料タンク6の上
壁7の概ね中央の外壁面に当接する。取付け部材29で
は基準アーム28aを基準とした検出アーム28bの位
置により燃料タンク6内の燃料量を検出する。したがっ
て第二実施形態では燃料計が検出した値から燃料量を算
出する処理を必要とすることなく燃料タンク内の燃料量
を検出することができる。なお上記以外の燃料貯留装置
の構成は第一実施形態と同じであるので説明を省略す
る。
【0025】次に本発明の第三実施形態の燃料計を説明
する。第一実施形態では第一燃料ゲージおよび第二燃料
ゲージをハウジング内に取り付ける。このためハウジン
グの内部容積を大きくとる必要があり、燃料貯留装置が
大型化する。そこで第三実施形態では燃料計を配置する
ための空間を最小限に抑制する。
【0026】図7に示したように第三実施形態の燃料計
30は燃料タンク6内に配置される。図8に詳細に示し
たように燃料計30はリンク機構31を具備する。リン
ク機構31は上方関節点32において互いに回動可能に
連結された二つの上方アーム33と、下方関節点34に
おいて互いに回動可能に連結された二つの下方アーム3
5とを具備する。これら上方アーム33と下方アーム3
5とは中間関節点36において互いに回動可能に連結さ
れる。リンク機構31は下方関節点35において取付け
部材37に取り付けられる。取付け部材37は燃料タン
ク6の下壁8が上下動するときに伸縮管41の伸縮およ
び下壁8の上下動を妨げないように伸縮管41に取り付
けられる。リンク機構31は上方関節点32において燃
料タンク6の上壁7の内壁面に当接する。またリンク機
構31の上方関節点32は上壁7が上方へ変位したとき
に上方関節点32が上壁7の変位に追従するように上方
へと付勢される。なお取付け部材37はリンク機構31
を燃料タンク6に取り付ける機能を有する他に下方アー
ム35間の角度を検出し、この検出した角度に対応した
電圧を出力する機能をも有する。また上記以外の燃料貯
留装置の構成は第一実施形態と同じであるため説明を省
略する。
【0027】第三実施形態では燃料タンク6内の燃料が
増え、下壁8が外方へ変位したとき、取付け部材37は
下壁8の変位に追従した伸縮管41の変位に追従して下
方へと変位する。また燃料タンク6内の燃料が増え、上
壁8が外方へ変位したとき、上方関節点32は上壁8の
変位に追従して上方へと変位する。すなわち燃料タンク
6内の燃料が増え、上壁7および下壁8が外方へ変位し
たとき、上方関節点32と下方関節点34とは互いに離
れるように変位する。これと同時に中間関節点36が互
いに近づくように横方向に変位する。一方、燃料タンク
6内の燃料が減り、下壁8が内方へ変位したとき、取付
け部材37は下壁8の変位に追従した伸縮管41の変位
に追従して上方へと変位する。また燃料タンク6内の燃
料が減り、上壁8が内方へ変位したとき、上方関節点3
2は上壁8の変位に追従して下方へと変位する。すなわ
ち燃料タンク6内の燃料が減り、上壁7および下壁8が
内方へ変位したとき、上方関節点32と下方関節点34
とは互いに近づくように変位する。これと同時に中間関
節点36が互いに離れるように横方向に変位する。なお
リンク機構31は上方関節点34が常に燃料タンク6の
上壁7に当接するように上方へと付勢されている。
【0028】したがって第三実施形態の燃料計では上方
関節点32と下方関節点34との相対位置関係に基づい
て燃料タンク6内の燃料量が算出される。第三実施形態
では燃料計が燃料タンクの壁の変位を妨げることがない
ように燃料タンク内に配置されている。このため燃料貯
留装置において燃料計を配置するための空間は小さい。
【0029】次に本発明の第四実施形態の燃料計を説明
する。第三実施形態において燃料タンク内に蒸発燃料が
発生しているときには上壁の内壁面の位置と燃料タンク
内の燃料液面の位置とは一致しない。このため燃料タン
ク内に蒸発燃料が存在すると燃料タンク内の燃料量を正
確に検出することができない。そこで第四実施形態では
燃料タンク内に蒸発燃料を含む気体が存在するときでも
燃料タンク内の燃料量を正確に検出する。
【0030】図9〜図11に示したように第四実施形態
では上方関節点32に燃料液面に浮くことができるフロ
ート38が取り付けられる。第四実施形態のその他の構
成は第三実施形態と同じであるので説明を省略する。
【0031】図10および図11に示したように第四実
施形態では燃料タンク6内に蒸発燃料が存在し、燃料タ
ンク6内の燃料液面が上壁7の内壁面と一致しないと
き、リンク機構31のフロート38が燃料タンク6内の
燃料液面に浮く。このため上方関節点32の位置は燃料
タンク6内の燃料液面の位置を正確に示している。した
がって第四実施形態によれば燃料タンク内に蒸発燃料を
含む気体が存在するときでも燃料タンク内の燃料量を正
確に検出することができる。なおフロート38は燃料室
内に空間がないとき常に燃料タンク6の上壁7の内壁面
に密着している。したがってフロート38が上壁7の位
置を正確に示すように上壁7が変形したときにこの上壁
7の変形した内壁面の形状に適合するように変形可能な
材料でフロート38の少なくとも上面付近を形成しても
よい。
【0032】次に本発明の第五実施形態の燃料計を説明
する。第一実施形態では燃料タンクの内部空間が最小と
なったとき燃料タンク内には燃料が存在する。したがっ
て第一実施形態では燃料タンクの内部空間が最小となっ
たときから燃料タンク内の燃料がなくなるまでは燃料タ
ンク内の燃料量を正確に検出することができない。そこ
で第五実施形態では燃料タンク内の内部空間が最小とな
ってから燃料タンク内の燃料がなくなるまでにおいても
燃料タンク内の燃料量を正確に検出する。
【0033】図12および図13に示したように第五実
施形態では第一実施形態の燃料計の代わりに燃料ポンプ
装置13内に燃料計43が配置される。燃料計43は燃
料ポンプ装置13の上壁46から下壁47まで延びる案
内壁44と、この案内壁44に案内されて上下動可能な
フロート45とを具備する。図12に示したように燃料
ポンプ装置13の上壁46は燃料タンク6の内部空間が
最大となったときの燃料タンク6の上壁7の位置より高
い。したがって燃料タンク6の内部空間が最大となった
ときでも燃料タンク装置13内の燃料液面は上壁46の
内壁面より下方にある。また燃料ポンプ装置13の下壁
47は燃料タンク6の内部空間が最小となったときの燃
料タンク6の下壁8の位置より低い。したがって燃料タ
ンク6内の燃料が全て燃料ポンプ装置13内に導入され
る。なお燃料ポンプ装置13内には燃料ポンプ48が配
置される。
【0034】第五実施形態では燃料タンク装置13内の
燃料液面の上下動に伴って燃料計43のフロート45が
上下動する。フロート45は燃料タンク装置13内の最
も下方の下壁47から最も上方の上壁46まで移動する
ことができる。したがって燃料タンク6内に貯留されて
いる燃料をその最大値から零まで検出することができ
る。また燃料貯留装置が振動したときの燃料の最大振幅
は燃料タンク6内よりも燃料ポンプ装置13内のほうが
小さい。したがって第五実施形態によれば燃料貯留装置
が振動して燃料が流動したときに第一実施形態よりも正
確に燃料タンク6内の燃料量を検出することができる。
なお第五実施形態の燃料ポンプ装置13は燃料タンク6
とは異なる副次的な燃料タンク(副燃料タンク)として
機能し、副燃料タンク内の空間は補助燃料室に相当す
る。なおフロート45の位置は案内壁44に設けた接点
とフロート内の接点との接触に基づいて検出される。ま
たこの他にフロートの移動に伴うフロートと案内壁との
間の接触抵抗やフロート周りの磁気変化に基づいてフロ
ートの位置を検出することもできる。
【0035】次に本発明の第六実施形態の燃料計を説明
する。第五実施形態では燃料ポンプ装置の上壁を燃料タ
ンクの内部空間が最大になったときの燃料タンクの上壁
の位置より高くしなければならない。したがって燃料ポ
ンプ装置が大型化する。そこで第六実施形態では燃料ポ
ンプ装置内に燃料計を備えた燃料貯留装置において燃料
ポンプ装置の大きさを最小限に抑える。
【0036】図14および図15に示したように第六実
施形態の燃料計49は第五実施形態と同様に案内壁44
とフロート45とを具備する。しかしながら第六実施形
態の燃料計49はさらに圧力センサ50を具備し、気体
排出管17の開口端51が燃料ポンプ装置13の上壁4
6の下方まで延びる。圧力センサ50は燃料ポンプ装置
13内の燃料液面上方の気体の圧力を検出する。第六実
施形態では気体排出管17の開口端51が燃料ポンプ装
置13の上壁46の下方まで延びているため、燃料ポン
プ装置13内に収容可能な最大量の燃料が燃料ポンプ装
置13内に収容されたときでも燃料ポンプ装置13内の
燃料液面上方には空間が形成される。
【0037】第六実施形態では燃料タンク6内の上壁7
または燃料液面の位置が気体排出管17の開口端51の
位置より高いとき、燃料ポンプ装置13内の燃料液面の
位置は気体排出管17の開口端51の位置にある。この
とき燃料ポンプ装置13内の燃料液面の位置と燃料タン
ク6内の上壁7または燃料液面の位置との差(以下、液
面差)により燃料ポンプ装置13内の燃料液面上方の気
体は圧縮される。燃料ポンプ装置13内の燃料液面上方
の気体の圧力は液面差が大きいほど大きい。したがって
圧力センサ50により燃料ポンプ装置13内の燃料液面
上方の気体の圧力を検出することにより燃料タンク6内
の燃料量を検出することができる。一方、燃料タンク6
内の上壁7または燃料液面の位置が気体排出管17の開
口端51の位置より低いとき、液面差はなく、燃料ポン
プ装置13内の燃料液面上方の気体は圧縮されない。し
たがって圧力センサ50では燃料タンク6内の燃料量を
検出することはできない。そこでこの時には燃料計のフ
ロート45の位置により燃料タンク6内の燃料量を検出
する。
【0038】したがって第六実施形態によれば燃料ポン
プ装置内に燃料計を備えた燃料貯留装置において燃料ポ
ンプ装置の大きさを小さく抑えることができる。
【0039】次に本発明の第七実施形態の燃料計を説明
する。第六実施形態では燃料ポンプ装置13内の燃料液
面上方には常に空間が存在する。このため燃料ポンプ装
置13内の燃料液面上方の空間には蒸発燃料が発生して
しまう。そこで第七実施形態では燃料ポンプ装置内に燃
料計を備えた燃料貯留装置において燃料ポンプ装置内で
発生する蒸発燃料の量を最小限に抑える。
【0040】図16に示したように第七実施形態の燃料
計52は第六実施形態と同様に案内壁44とフロート4
5と圧力センサ50とを具備する。しかしながら第七実
施形態の燃料計49では圧力センサ50の圧力採取管5
3の開口端54は燃料ポンプ装置13の上壁46の下方
まで延びる。また気体排出管17の開口端51は燃料ポ
ンプ装置13の上壁46の位置で終端する。圧力センサ
50は圧力採取管53内の気体の圧力を検出する。第七
実施形態では気体排出管17の開口端51が燃料ポンプ
装置13の上壁46の位置で終端しているため、燃料ポ
ンプ装置13内に収容可能な最大量の燃料が燃料ポンプ
装置13内に収容されたとき燃料ポンプ装置13内の燃
料液面上方には空間は形成されない。したがって燃料タ
ンク6内の上壁7または燃料液面の位置が燃料ポンプ装
置13の上壁46の位置より低くなるまで燃料ポンプ装
置13内には圧力採取管53内を除いて空間は形成され
ない。このため燃料ポンプ装置13内で発生する蒸発燃
料の量を少なく維持することができる。
【0041】第七実施形態では燃料タンク6内の上壁7
または燃料液面の位置が気体排出管17の開口端51の
位置より高いとき、燃料ポンプ装置13内の燃料液面の
位置は気体排出管17の開口端51の位置にある。この
とき燃料ポンプ装置13内の燃料液面の位置と燃料タン
ク6内の上壁7または燃料液面の位置との差(以下、液
面差)により圧力採取管53内の気体は圧縮される。圧
力採取管53内の気体の圧力は液面差が大きいほど大き
い。したがって圧力センサ50により圧力採取管53内
の気体の圧力を検出することにより燃料タンク6内の燃
料量を検出することができる。一方、燃料タンク6内の
上壁7または燃料液面の位置が気体排出管17の開口端
51の位置より低いとき、液面差はなく、圧力採取管5
3内の気体は圧縮されない。したがって圧力センサ50
では燃料タンク6内の燃料量を検出することはできな
い。そこでこの時には燃料計52のフロート45の位置
により燃料タンク6内の燃料量を検出する。
【0042】次に本発明の第八実施形態の燃料計を説明
する。第七実施形態では燃料タンク内の燃料量を検出す
るために圧力センサを必要とする。このため燃料貯留装
置の製造コストが増大する。また燃料ポンプ装置内にフ
ロートを配置するための空間を作る必要がある。このた
め燃料ポンプ装置が大型化する。そこで第八実施形態で
は圧力センサを必要とせず、且つ燃料ポンプ装置を大型
化することのない燃料計を提供する。
【0043】図17に示したように第八実施形態の燃料
計56は給油管11内に配置されるフロート55を具備
する。したがって燃料計56は第七実施形態の圧力セン
サ、案内壁およびフロートは具備していない。このため
燃料ポンプ装置の大きさは第七実施形態の燃料ポンプ装
置に比べて小さい。なおその他の構成は第七実施形態と
同じであるので説明は省略する。
【0044】第八実施形態において給油管11の上方端
42の位置は燃料タンク6内に最大量の燃料が貯留され
ているときの燃料タンク6の上壁7または燃料液面の位
置より高い。また給油管11の下方端41の位置は燃料
タンク6の内部空間が最小となったときの燃料タンク6
の下壁8の位置より低い。したがって燃料計56のフロ
ート55により燃料タンク6内の燃料を最大量から最小
量まで検出することができる。なお前述したようにフロ
ートの位置は給油管11に設けた接点とフロート内の接
点との接触に基づいて検出される。またこの他に給油管
11にその上方端から下方端まで複数の液面センサを並
べて取り付け、これら液面センサにより給油管内の液面
位置を検出してもよい。
【0045】
【発明の効果】一番目から四番目の発明によれば燃料室
内の燃料量に応じて変位する二つの部位の変位に基づい
て燃料室内の燃料量が検出される。したがって燃料室内
の燃料量の変化に伴い上記二つの部位のいずれか一方が
他方に比べて通常の変位よりも大きく変位したときにお
いても燃料室内の燃料量を正確に検出することができ
る。
【0046】二番目の発明によれば燃料室内の燃料量に
応じて変位する多角形壁または側壁の二つの部位の変位
に基づいて燃料室内の燃料量が検出される。燃料室を形
成する多角形壁および側壁は燃料室内の燃料量に応じて
概ね一定方向に変位する。このため多角形壁および側壁
の変位を正確に検出することができ、この結果、燃料室
内の燃料量を正確に検出することができる。
【0047】三番目および四番目の発明によれば燃料室
内に配置された伸縮自在な部材により燃料室内の燃料量
が検出される。したがって燃料室内の燃料量を検出する
ための手段を燃料室の外側に設ける必要がないため燃料
貯留装置が小型化される。なお上記部材は伸縮自在であ
るため燃料室の内部容積の変化を妨げることはない。
【0048】四番目の発明によれば燃料室内の燃料液面
にフロート部材が浮かぶ。このため本発明では燃料室内
に燃料液面が形成されたときでも燃料室内の燃料量を正
確に検出することができる。
【0049】五番目および六番目の発明によれば収容し
ている燃料量に応じて内部容積が変化しない補助燃料室
内に形成される燃料液面の変位に基づいて燃料室内の燃
料量を検出する。燃料室の内部容積は燃料室内の燃料量
に応じて変化するため燃料室内には燃料液面は形成され
ず、燃料室内の燃料量を燃料室内の燃料液面に基づいて
検出することはできない。しかしながら本発明によれば
燃料室に接続され、燃料室内の燃料量に応じて変位する
補助燃料室内の燃料液面に基づいて燃料室内の燃料量を
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の燃料計を備えた燃料貯
留装置を示した図である。
【図2】第一実施形態の燃料タンクを示した斜視図であ
る。
【図3】図2の線III−IIIに沿った燃料タンクの
断面斜視図である。
【図4】図3と同様の図であるが燃料タンク内の燃料が
所定量より多いときの燃料タンクの断面斜視図である。
【図5】図3と同様の図であるが燃料タンク内の燃料が
所定量より少ないときの燃料タンクの断面斜視図であ
る。
【図6】本発明の第二実施形態の燃料計を備えた燃料貯
留装置を示す図である。
【図7】本発明の第三実施形態の燃料計を備えた燃料貯
留装置を示す図である。
【図8】第三実施形態の燃料計を示す図である。
【図9】本発明の第四実施形態の燃料計を備えた燃料貯
留装置を示す図である。
【図10】図8と同様であるが燃料タンク内の燃料液面
上方に空間が形成されたときの燃料貯留装置を示す図で
ある。
【図11】第四実施形態のフロートを示す図である。
【図12】本発明の第五実施形態の燃料計を備えた燃料
貯留装置を示す図である。
【図13】第五実施形態の燃料ポンプ装置の断面図であ
る。
【図14】本発明の第六実施形態の燃料計を備えた燃料
貯留装置を示す図である。
【図15】第六実施形態の燃料ポンプ装置および給油管
の断面図である。
【図16】第七実施形態の燃料ポンプ装置および給油管
の断面図である。
【図17】第八実施形態の燃料ポンプ装置および給油管
の断面図である。
【符号の説明】
1…燃料貯留装置 6…燃料タンク 24、28、30、39、43、49、52…燃料計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 23/00 G01F 23/32 Z 23/32 H01H 35/18 A H01H 35/18 B60K 15/02 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を貯留するための燃料室を具備し、
    該燃料室の容積が該燃料室内の燃料量の変化に応じて変
    化する燃料貯留装置において、前記燃料室を形成する部
    材の少なくとも二つの部位が該燃料室内の燃料量に応じ
    て前記燃料貯留装置内において変位可能であり、これら
    少なくとも二つの部位の変位に基づいて前記燃料室内の
    燃料量を検出することを特徴とする燃料量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料室が互いに対向する多角形壁
    と、これら多角形壁の縁部を互いに連結する側壁とによ
    り形成され、前記多角形壁および側壁が前記燃料室内の
    燃料量の変化に応じて変形可能であり、これら多角形壁
    または側壁の変形に伴う前記燃料貯留装置内における前
    記多角形壁または側壁の変位に基づいて前記燃料室内の
    燃料の量を検出することを特徴とする請求項1に記載の
    燃料量検出装置。
  3. 【請求項3】 伸縮自在な部材を前記燃料室内に配置
    し、該伸縮自在な部材の一つの部分が前記少なくとも二
    つの部位の一方に取り付けられ、前記伸縮自在な部材の
    他の部分が前記少なくとも二つの部位の他方に取り付け
    られ、前記二つの部位にそれぞれ取り付けられた伸縮自
    在な部材のこれら部分の間の相対変位に基づいて前記燃
    料室内の燃料量を検出することを特徴とする請求項1に
    記載の燃料貯留装置。
  4. 【請求項4】 燃料を貯留するための燃料室を具備し、
    該燃料室の容積が該燃料室内の燃料量の変化に応じて変
    化する燃料貯留装置において、伸縮自在な部材を前記燃
    料室内に配置し、該伸縮自在な部材の一部に前記燃料室
    内の燃料に浮かぶフロート部材が取り付けられ、該フロ
    ート部材より下方の伸縮自在な部材の一部が前記燃料室
    を形成する部材の一部に取り付けられ、該燃料室を形成
    する部材の一部に取り付けられた伸縮自在な部材の一部
    と前記フロート部材との間の相対変位に基づいて前記燃
    料室内の燃料量を検出することを特徴とする燃料量検出
    装置。
  5. 【請求項5】 収容している燃料量に応じて内部容積が
    変化する燃料室と、収容している燃料量に応じて内部容
    積が変化しない補助燃料室とを具備し、該補助燃料室が
    前記燃料室の下方領域に接続された燃料貯留装置におい
    て、前記燃料室内の燃料量に応じて変化する前記補助燃
    料室内の燃料液面の変化に基づいて前記燃料室内の燃料
    量を検出することを特徴とする燃料量検出装置。
  6. 【請求項6】 前記補助燃料室内の燃料液面の変化に伴
    い変化する該補助燃料室内の圧力に基づいて前記燃料室
    内の燃料量を検出することを特徴とする請求項5に記載
    の燃料量検出装置。
JP23313998A 1998-08-19 1998-08-19 燃料量検出装置 Expired - Fee Related JP3671685B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23313998A JP3671685B2 (ja) 1998-08-19 1998-08-19 燃料量検出装置
US09/359,936 US6389893B1 (en) 1998-08-19 1999-07-22 Fuel amount detector
DE19939039A DE19939039B4 (de) 1998-08-19 1999-08-18 Kraftstoffmengendetektor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23313998A JP3671685B2 (ja) 1998-08-19 1998-08-19 燃料量検出装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005053654A Division JP3915814B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 燃料貯留装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000062481A true JP2000062481A (ja) 2000-02-29
JP3671685B2 JP3671685B2 (ja) 2005-07-13

Family

ID=16950347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23313998A Expired - Fee Related JP3671685B2 (ja) 1998-08-19 1998-08-19 燃料量検出装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6389893B1 (ja)
JP (1) JP3671685B2 (ja)
DE (1) DE19939039B4 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218513A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Toyota Motor Corp 燃料タンク構造

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10260335B4 (de) * 2002-05-29 2006-01-12 Hyundai Motor Co. Fehlfunktions-Detektionsverfahren für einen Kraftstofffüllstands-Sensor eines Fahrzeugs
US7117732B2 (en) * 2003-12-01 2006-10-10 Societe Bic Fuel gauge for fuel cartridges
JP2011161974A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Toyota Motor Corp 燃料タンク、並びに同燃料タンクを具備する蒸発燃料処理装置
AU2010363127B2 (en) * 2010-10-27 2015-01-22 Future Engineering As A device for a cleaning unit for hydraulic oil and lubricating oil
WO2013084018A1 (en) * 2011-12-08 2013-06-13 Renault Trucks Vehicle fuel tank arrangement and method for managing the supply of fuel to a vehicle
JP2015087248A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 愛三工業株式会社 液量検出装置
WO2015155813A1 (ja) * 2014-04-07 2015-10-15 本田技研工業株式会社 燃料供給装置
DE102014009634A1 (de) * 2014-06-27 2015-12-31 Audi Ag Kraftstofftank mit einem Aktivkohlefilter und Verfahren zum Anzeigen des Kraftstofffüllstands im Kraftstofftank mit Signalunterdrückung bei einem kritischen Unterdruck während der Regeneration des Aktivkohlefilters
JP6241456B2 (ja) * 2015-07-08 2017-12-06 トヨタ自動車株式会社 燃料タンク構造
DE102015217763B4 (de) * 2015-09-16 2021-02-25 Röchling Automotive SE & Co. KG Tank für Lagerung und Lieferung von Flüssigkeiten mit an der Tankwandung angeordneten Funktionskomponenten

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3241368A (en) * 1963-08-02 1966-03-22 John H Newitt Apparatus and method for measuring the level of a liquid
US4194396A (en) 1977-07-07 1980-03-25 Nissan Shatai Co., Ltd. Automobile fuel gauge system
US4571987A (en) * 1983-09-21 1986-02-25 Horner John A Leak detector
US4646560A (en) * 1986-02-21 1987-03-03 Vista Research, Inc. System and method for leak detection in liquid storage tanks
US4724705A (en) * 1986-03-31 1988-02-16 Stant Inc. Fuel gauge
US4840064A (en) * 1988-03-15 1989-06-20 Sundstrand Corp. Liquid volume monitoring apparatus and method
US4964296A (en) * 1988-04-19 1990-10-23 Mobil Oil Corporation Method and apparatus for detecting liquid leaks
JPH04301723A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Mazda Motor Corp 燃料残量表示装置
FR2735227B1 (fr) * 1995-06-08 1997-08-14 Europ Agence Spatiale Procede de mesure de la quantite de carburant dans un reservoir d'un engin spatial tel qu'un satellite
JP3178991B2 (ja) 1995-06-23 2001-06-25 矢崎総業株式会社 液体タンク
US6038919A (en) * 1997-06-06 2000-03-21 Applied Materials Inc. Measurement of quantity of incompressible substance in a closed container
JP2000035356A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Yazaki Corp 燃料タンクの液量表示システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218513A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Toyota Motor Corp 燃料タンク構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE19939039A1 (de) 2000-03-02
US6389893B1 (en) 2002-05-21
DE19939039B4 (de) 2006-07-06
JP3671685B2 (ja) 2005-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000062481A (ja) 燃料量検出装置
US6135306A (en) Fuel tank anti-deflection device
US6003539A (en) Differential pressure regulating valve and liquid shut-off valve device
US6616007B2 (en) Fuel tank
JPH07290981A (ja) 燃料蒸気回収制御弁装置
JP2006193127A (ja) 燃料タンク
RU2181326C2 (ru) Устройство для хранения топлива
JPH08170568A (ja) 車両用燃料貯留装置
JP3915814B2 (ja) 燃料貯留装置
JP3392746B2 (ja) 燃料タンク
US20060260696A1 (en) Fuel delivery and vapor control system
JP3362540B2 (ja) 車両用燃料貯留装置
KR100873300B1 (ko) 과충전 방지기능을 갖춘 액화가스 저장용기
EP2422127B1 (en) Storage bag and lpg fuel store
JP4005569B2 (ja) 燃料供給装置
EP1108883A2 (en) Fuel supply system
US7004014B2 (en) Apparatus, system and method of establishing a test threshold for a fuel vapor leak detection system
JP2000062480A (ja) 燃料貯留装置の蒸発燃料検出装置
JP2000170609A (ja) 燃料貯留装置の故障診断装置
JP3361459B2 (ja) 燃料タンク及びこれを搭載した車両
JP2007261384A (ja) 燃料遮断弁
JP3334533B2 (ja) 燃料タンク
KR100632255B1 (ko) 연료 증발가스 배출 제어시스템
JP2001310644A (ja) タンクの残留量計測装置
JP2004044525A (ja) 燃料タンクの液面検知バルブ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050228

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees