JP2000062431A - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JP2000062431A
JP2000062431A JP10233855A JP23385598A JP2000062431A JP 2000062431 A JP2000062431 A JP 2000062431A JP 10233855 A JP10233855 A JP 10233855A JP 23385598 A JP23385598 A JP 23385598A JP 2000062431 A JP2000062431 A JP 2000062431A
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Japan
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temperature
solar radiation
air conditioner
air
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JP10233855A
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Hideto Takayama
英人 高山
Masayuki Takada
雅行 高田
Toshiro Muramatsu
寿郎 村松
Toshiaki Takahashi
利彰 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
Marelli Corp
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Calsonic Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自車両が走行する地域データを学習ファクタに
加えることで、温調学習とそれ以外の学習とを識別でき
る自動車用空気調和装置を提供する。 【解決手段】車室内外の温度を検出する温度センサ1
と、太陽光の入射量を検出日射量センサ2と、自車両の
現在位置を検出する自車両位置検出手段4と、現在の日
時を出力する日時情報提供手段5と、快適度算出手段3
と、学習処理手段6とを備える。快適度算出手段3は、
マニュアル操作により何れかのエアコン設定スイッチ7
が入力されたときに、車室内温度、車室外温度、日射量
および温度設定値に基づいて室内空調環境の快適度を算
出する。学習処理手段6は、快適度が所定値よりも大き
い場合には温度調節を目的としたマニュアル操作である
と認識する一方、快適度数が所定値以下の場合には温度
調節以外を目的としたマニュアル操作であると認識す
る。また、自車両位置、日時および各種アクチュエータ
の設定条件を関連して記憶し、同一条件が所定頻度以上
出現したとき、その設定条件を学習補正データをして登
録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空気調和
装置に関し、特に学習機能を有するオートエアコンに走
行位置のファクタを加えた自動車用空気調和装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、日射センサ、外気温センサ、
室内温センサなどの各種センサ類と乗員による温度設定
とによって、吹出口モード、吹出空気温度および風量を
自動制御する自動車用空気調和装置において、上記各種
センサ類から取得される情報を環境情報として記憶し、
あわせてこのときの空気調和装置の設定条件をこれに関
連付けて記憶し、環境情報と設定条件との組み合わせの
頻度が高いものを優先的に補正制御するといった、いわ
ゆる学習機能を有するオートエアコンが知られている。
【0003】このような学習機能付きオートエアコンで
は、環境情報に対するユーザ固有の設定条件を自動的に
補正するので、「暑がり」や「寒がり」に拘わらず好み
に応じた温調制御が実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
学習機能付きオートエアコンは、温調補正しか学習でき
ないので、たとえばトンネルに入ったので乗員がインテ
ークドアを内気循環(リサーク)にマニュアル操作で切
り替えた場合、その操作が温度調節のために行われた操
作か、あるいは室内に汚染された外気が入るのを防止す
るために行われた操作かを、コンピュータ側では判断す
ることができなかった。
【0005】このため、内気循環モードへの切り替えが
室内への汚染空気の侵入防止のために行われたとして
も、これを温度調節のためのものとして判断してしま
い、不適切なノイズデータが記憶されてしまうので、学
習制御の効果が半減されるという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、自車両が走行する地域デー
タを学習ファクタに加えることで、温調学習とそれ以外
の学習とを識別できる自動車用空気調和装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動車用空気調和装置(10)は、車両に
設けられた各種のセンサおよび各種のエアコン設定スイ
ッチ(7)からの検出信号に基づいて車室内へ吹き出さ
れる空気の温度を制御する自動車用空気調和装置におい
て、車室内および/または車室外の温度に応じた信号を
出力する温度検出手段(1)と、車室内に設けられ太陽
光の入射量に応じた信号を出力する日射量検出手段
(2)と、自車両の現在位置に応じた信号を出力する自
車両位置検出手段(4)と、現在の日時に応じた信号を
出力する日時情報提供手段(5)と、マニュアル操作に
より前記何れかのエアコン設定スイッチ(7)が入力さ
れたとき、前記温度検出手段により検出された車室内温
度および/または車室外温度、前記日射量検出手段によ
り検出された日射量および温度設定値に基づいて、室内
空調環境の快適度を算出する快適度算出手段(3)と、
前記快適度算出手段で算出された快適度が所定値よりも
大きい場合には温度調節を目的としたマニュアル操作で
あると認識する一方、前記快適度数が所定値以下の場合
には温度調節以外を目的としたマニュアル操作であると
認識し、前記自車両位置検出手段により検出された自車
両位置、前記日時情報提供手段により提供された日時お
よび各種アクチュエータの設定条件を関連して記憶し、
同一条件が所定頻度以上出現したとき、その設定条件を
学習補正データをして登録する学習処理手段(6)と、
を備えたことを特徴とする(図1参照)。
【0008】この請求項1記載の発明では、マニュアル
操作により前記何れかのエアコン設定スイッチが入力さ
れたとき、まず快適度算出手段にて、温度検出手段によ
り検出された車室内温度および/または車室外温度、前
記日射量検出手段により検出された日射量および温度設
定値に基づいて、室内空調環境の快適度を算出する。
【0009】そして、学習処理手段では、この快適度が
所定値よりも大きい場合には温度調節を目的としたマニ
ュアル操作であると認識する一方、前記快適度数が所定
値以下の場合には温度調節以外を目的としたマニュアル
操作であると認識する。すなわち、乗員がマニュアル操
作した目的が温度調節であれば快適度が向上するはずで
あり、その他の目的でマニュアル操作したときは快適度
とは無関係となるはずであることから、本発明では、快
適度なるファクタを導入することでマニュアル操作の目
的を識別する。これにより、その後に処理される学習機
能を損なうことがなくなり、適切な学習自動制御が実現
できる。
【0010】ちなみに、こうした快適度は、そのときの
車室内温度および/または車室外温度、日射量および温
度設定値を総合的に勘案して判断される。
【0011】そして、学習処理手段では、マニュアル操
作の目的に応じて、それぞれのルーチンで、自車両位置
検出手段により検出された自車両位置、日時情報提供手
段により提供された日時および各種アクチュエータの設
定条件を関連して記憶し、同一条件が所定頻度以上出現
したとき、その設定条件を学習補正データをして登録す
る。この登録された学習補正データは、エアコン制御手
段のメインルーチンにおいて環境条件が整ったときに優
先的に適用され、これにより温度調節またはそれ以外の
目的に拘わらず、自動的に適切な空調条件を設定するこ
とができる。
【0012】上記請求項1記載の発明においては特に限
定されないが、請求項2記載の自動車用空気調和装置
は、現在の時刻における太陽の位置に応じた信号を出力
する太陽位置検出手段(2A)と、前記自車両位置検出
手段で検出された自車両位置と前記太陽位置検出手段で
検出された太陽位置とに基づいて自車両位置に対する太
陽の相対位置を求め、この相対位置から車室内の複数の
領域のそれぞれに対する日射状況を判断し、この各領域
における日射状況の判断結果に基づいて前記日射センサ
で検出された日射量を補正する日射量補正手段(2C)
とをさらに備えたことを特徴とする(図1参照)。
【0013】この請求項2記載の発明では、自車両位置
検出手段によって自車両の現在位置および走行方向を求
めるとともに、太陽位置検出手段によって現在時刻にお
ける太陽の絶対位置を求める。
【0014】日射量補正手段では、これら自車両の現在
位置および走行方向と太陽の絶対位置とに基づいて、自
車両位置に対する太陽の相対位置を求め、この相対位置
から車室内の複数の領域、たとえば運転席、助手席、右
後席および左後席など、それぞれに対する日射状況を判
断する。そして、こうして判断された各領域における日
射状況に基づいて、日射量検出手段で検出された実際の
日射量を補正する。
【0015】これにより、車室内の各領域における日射
状況が加味された日射量補正値が得られ、これを上述し
た快適度算出手段へ送出するので、それぞれの乗員につ
いての快適度を求めることができる。
【0016】上記請求項2記載の発明においては特に限
定されないが、請求項3記載の自動車用空気調和装置
は、自車両位置と太陽位置との間に自車両に対する太陽
光の入射を遮る障害物が存在するかどうかを判断する障
害物判断手段(2B)をさらに備え、前記日射量補正手
段(2C)は、車室内の複数の領域のそれぞれに対する
日射状況を判断するに際し、前記障害物判断手段からの
情報を取り込んで日射状況を判断することを特徴とする
(図1参照)。
【0017】この請求項3記載の発明では、上記発明と
同様に、まず自車両位置検出手段によって自車両の現在
位置および走行方向を求めるとともに、太陽位置検出手
段によって現在時刻における太陽の絶対位置を求める。
【0018】日射量補正手段では、これら自車両の現在
位置および走行方向と太陽の絶対位置とに基づいて、自
車両位置に対する太陽の相対位置を求め、この相対位置
から車室内の複数の領域、たとえば運転席、助手席、右
後席および左後席など、それぞれに対する日射状況を判
断する。
【0019】さらに、こうして求められた各領域に対す
る日射状況に対して、障害物判断手段を用いて、自車両
位置と太陽位置との間に自車両に対する太陽光の入射を
遮る障害物が存在するかどうかを判断する。そして、こ
うして判断された各領域における日射状況に基づいて、
日射量検出手段で検出された実際の日射量を補正する。
【0020】これにより、車室内の各領域における日射
状況が障害物の有無とともに加味された日射量補正値が
得られ、これを快適度算出手段へ送出するので、それぞ
れの乗員についてさらに正確な快適を求めることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。まず最初に、本発明の自動車用空気
調和装置本体の実施形態を説明すると、図3は同実施形
態に係る自動車用空気調和装置本体200を示す構成
図、図4は同装置200のフロントダクトおよびリアダ
クトを示す構成図である。
【0022】図3に示すように、本実施形態に係る自動
車用空気調和装置200は、いわゆる前後左右独立温調
型エアコンであって、主として車室内を4つの領域に区
画してそれぞれを温調するもので、インテークユニット
210、クーラユニット220およびヒータユニット2
30から構成されている。
【0023】なお、以下の説明では前後左右独立温調型
エアコンを例に挙げるが、本発明の自動車用空気調和装
置は、こうした前後左右独立温調型エアコンに限定され
ず、左右独立温調型エアコンであっても、非独立型エア
コンであっても適用することができる。
【0024】インテークユニット210には、外気取入
口211および内気取入口212を自由な開度で開閉す
るインテークドア213と、モータ214により回転す
るファン215とが設けられ、インテークドア213の
開度に応じて車室内に導入される内外気の混合比が決定
される一方で、ファン215の回転数に応じて車室内に
導入される空気量が決定される。インテークドア213
はインテークドアアクチュエータ216によって駆動制
御され、モータ214はファンコントロールアンプ21
7によって駆動制御される。
【0025】クーラユニット220には、インテークユ
ニット210で導入された空気を冷却するためのエバポ
レータ221(蒸発器)が設けられており、このエバポ
レータ221には、コンプレッサ、コンデンサ(凝縮
器)、膨張弁およびリキッドタンクなどで構成された冷
房サイクル(何れも図示を省略する。)が接続され、コ
ンプレッサで圧縮された冷媒が供給される。
【0026】ヒータユニット230には、エンジンの冷
却水が循環するヒータコア231が設けられており、そ
の両側部のそれぞれに、当該ヒータコア231を迂回す
るバイパス路232,232が形成されている。クーラ
ユニット220を流下した空気がこのヒータコア231
を通過することで加熱されることになる。
【0027】本実施形態のヒータユニット230におい
ては、ヒータコア231の上流側にフロントエアミック
スドア233fとリアエアミックスドア233rとの2
枚のエアミックスドアが回動自在に設けられている。フ
ロントエアミックスドア233fは、前席に吹き出され
る調和空気の温度を制御するためのエアミックスドアで
あるのに対し、リアエアミックスドア233rは後席に
吹き出される調和空気の温度を制御するためのエアミッ
クスドアである。すなわち、フロントエアミックドア2
33fについていえば、その開度に応じてヒータコア2
31(の半分)を通過する空気量とバイパス路232を
通過する空気量との比率が決定され、これにより後述す
る前席側配風通路235fへ流下する空気の温度が調節
される。リアエアミックスドア233rについても同様
に、当該リアエアミックスドア233rの開度に応じて
後席側配風通路235rへ流下する空気の温度が調節さ
れる。
【0028】これら2枚のエアミックスドア233f,
233rは、それぞれフロントエアミックスドアアクチ
ュエータ234fおよびリアエアミックスドアアクチュ
エータ234rによって駆動制御される。
【0029】また、ヒータコア231の下流側は、仕切
壁236により前席側への配風通路235fと後席側へ
の配風通路235rとに仕切られており、前席側への配
風通路235fには、前席デフ吹出口237およびこれ
を開閉する前席デフドア237D、前席ベント吹出口2
38およびこれを開閉する前席ベントドア238D、前
席フット吹出口239およびこれを開閉する前席フット
ドア239Dがそれぞれ設けられている。これら3つの
前席ドア237D,238D,239Dの開閉位置の組
み合わせは前席側の吹出口モードで決定されるので、リ
ンク機構を介してフロントモードアクチュエータ240
により一括して駆動制御される。
【0030】これに対して、ヒータコア231の下流側
に形成された後席側への配風通路235rには、前席側
の配風通路235fと後席側の配風通路235rとを流
れる空気の配風比を調節するための前後配風比調節ドア
241Dと、後席ベント吹出口243および後席フット
吹出口244とのそれぞれから吹き出される調和空気の
配風比を調節するためのリアモードドア245とが設け
られている。
【0031】前後配風比調節ドア241Dは、前後配風
比調節ドアアクチュエータ242によって駆動制御さ
れ、後席側配風通路235rを全開する位置と全閉する
位置との間を回動することができる。この前後配風比調
節ドア241Dを、後席側配風通路235rの一部を遮
蔽する位置まで回動させると、前席側配風通路235f
と後席側配風通路235rとの間の仕切壁236に開設
された連通路241の一部が開くので、ヒータコア23
1の後席側を通過した調和空気の一部が前席側配風通路
235fに流下し、これにより前席側へ吹き出される配
風量が後席側に対して相対的に多くなる。
【0032】なお、この前後配風比調節ドア241D
は、前席側と後席側との温度差をより鋭敏にするために
設けられたものであることから、本発明の独立温調型エ
アコンにとっては好ましい形態ではあるが、必ずしも必
須のものではない。
【0033】リアモードドア245は、リアモードドア
アクチュエータ246によって駆動制御され、当該リア
モードドア245の開度に応じて後席ベント吹出口24
3と後席フット吹出口244とのそれぞれに流下する調
和空気の比率が調節される。
【0034】前席側配風通路235fと後席側配風通路
235rには、図4に示すフロントダクト247fとリ
アダクト247rとがそれぞれ接続されている。さらに
具体的には、前席側配風通路235fの前席ベント吹出
口238と前席フット吹出口239とのそれぞれには、
フロントダクト247fがそれぞれ接続され、また後席
側配風通路235rの後席ベント吹出口243と後席フ
ット吹出口244とのそれぞれには、リアダクト247
rがそれぞれ接続されている。図4は、それぞれの一方
を図示したものである。
【0035】たとえば、前席ベント吹出口238に接続
されたフロントダクト247f内には、前席の左右(運
転席と助手席)の配風比を調節するためのフロント左右
配風比調節ドア248が設けられ、フロント左右配風比
調節ドアアクチュエータ249によって駆動制御され
る。そして、このフロント左右配風比調節ドア248
を、中立位置からたとえば右席側に回動させると、左席
側へ流下する空気量が増加するとともに右席側へ流下す
る空気量がそのぶんだけ減少する。これにより、前席側
の左右座席の空調能力が変化することになる。
【0036】フロントダクト247fと同様に、リアダ
クト247r内にも、後席の左右座席の配風比を調節す
るためのリア左右配風比調節ドア250が設けられ、リ
ア左右配風比調節ドアアクチュエータ251によって駆
動制御される。そして、このリア左右配風比調節ドア2
50を、中立位置からたとえば右席側に回動させると、
左席側へ流下する空気量が増加するとともに右席側へ流
下する空気量がそのぶんだけ減少する。これにより、後
席側の左右座席の空調能力が変化することになる。
【0037】以上のインテークドアアクチュエータ21
6、ファンコントロールアンプ217、フロントエアミ
ックスドアアクチュエータ234f、リアエアミックス
ドアアクチュエータ234r、フロントモードアクチュ
エータ240、前後配風比調節ドアアクチュエータ24
2、リアモードドアアクチュエータ246、フロント左
右配風比調節ドアアクチュエータ249およびリア左右
配風比調節ドアアクチュエータ251へ対する指令信号
は、図2に示すエアコン制御ユニット21(図1に示す
エアコン制御手段8に相当する。)からそれぞれ送出さ
れる。
【0038】こうした前後左右独立温調型エアコン本体
20の他に、本実施形態の自動車用空気調和装置10
は、ナビゲーションシステム30と、通信機能付き車載
パーソナルコンピュータ40(以下、車載パソコン40
ともいう。)とを備えている。
【0039】図2は本実施形態に係る自動車用空気調和
装置10の全体構成を示すブロック図である。ちなみに
本図において、上述したエアコン本体20は、図3およ
び図4に示すユニットおよび各種アクチュエータの他
に、インストルメントパネルの上面などに設けられ車室
内へ入射される日射量を検知し、これに応じた信号を出
力する日射センサ22と、車室内のインストルメントパ
ネルの前面などに設けられ車室内の温度を検知してこれ
に応じた信号を出力する内気温センサ23(図1の温度
検出手段1に相当する。)と、エンジンルーム内のフー
ドロックステー下側などのように走行風の影響を受けな
い部位に設けられ外気温度を検知してこれに応じた信号
を出力する外気温センサ24(図1の温度検出手段1に
相当する。)と、インストルメントパネルの前面に設け
られたエアコンコントローラの各種操作部25とからの
信号が、CPU,ROMおよびRAMなどで構成された
マイクロコンピュータ(エアコン制御ユニット)21に
入力されるように結線されている。
【0040】エアコン制御ユニット21のROMには、
操作部25で設定された室内温度等に対して、日射セン
サ22、内気温センサ23および外気温センサ24から
取り込まれた環境情報を加味しながら最適な室内環境を
実現するための制御ロジックが格納されており、この制
御ロジックによる演算結果に基づいて、上述した各種の
アクチュエータを駆動制御する。
【0041】本実施形態に係るナビゲーションシステム
30は、GPS(Global Positioning System) 用人工
衛星からの送信電波を受信するためのGPSアンテナ3
2と、このGPSアンテナ32からの受信信号に基づい
て自車両の現在地、進行方向を演算するためのGPSレ
シーバ33と、車両に設けられ自車両の進行方向の変化
を検出するためのジャイロコンパス34と、自車両の走
行速度を検出するための車速センサ35と、乗員が各種
の指令を入力するための操作部36と、道路地図を表示
するために道路情報が格納されたCD−ROMから当該
地図情報を読み出すためのプレーヤ37と、道路地図や
現在地を表示するための液晶ディスプレイ等からなる表
示装置38と、これらGPSレシーバ33、ジャイロコ
ンパス34、車速センサ35、操作部36およびCD−
ROMプレーヤ37からの情報を取り込んで、主として
自車両の現在地や進行方向、目標走行先等を表示装置3
8に表示して、運転者に対して自車両の走行案内を行う
ためのナビゲーション制御ユニット31とを備えてい
る。
【0042】GPSレシーバ32は、いわゆるGPS航
法のために使用されるもので、自車両の現在地や進行方
向をGPS用人工衛星からの電波に基づき測定する。こ
れに対して、ジャイロコンパス34および車速センサ3
5は、いわゆる自律航法のために使用されるもので、車
両の相対的な移動量を検出して現在地や進行方向を逐次
更新しながら現在地や進行方向を測定し、自車両が人工
衛星からの電波を受信できない場合などのように、GP
Sレシーバ33による測定結果が正常でないときにこれ
を補完する。
【0043】このナビゲーションシステム30のナビゲ
ーション制御ユニット31と上述したエアコン制御ユニ
ット21とは、交信可能に結線されており、エアコン制
御ユニット21からの要求に応じて、主として自車両の
現在地(経度、緯度および高度)の情報をナビゲーショ
ン制御ユニット31から送出する。
【0044】さらに、本実施形態の自動車用空気調和装
置10は、通信機能を備えた車載パソコン40を有し、
自動車電話などの電話回線や無線機などを介してデータ
ベースにアクセス可能となっている。本実施形態では、
車載パソコン40によりCD−ROMでは不充分な地形
情報や、気象情報を取り込んで、太陽からの日射量に関
するデータを補正し、実状に即した独立温調を行う。
【0045】特に本実施形態では、エアコン制御ユニッ
ト21に、快適度算出手段3(図1参照)と学習処理手
段6(図1参照)とが設けられている。
【0046】快適度算出手段3は、乗員のマニュアル操
作によって何れかの操作部25に入力信号が入力された
ときに、内気温センサ23および外気温センサ24によ
り検出された車室内温度および車室外温度、日射センサ
22により検出された日射量および乗員の温度設定値を
取り込み、これらに基づいて室内空調環境の快適度を算
出する。また、学習処理手段6は、快適度算出手段3で
算出された快適度が予め入力されている所定値よりも大
きい場合には、温度調節を目的としたマニュアル操作で
あると認識する一方、快適度数が所定値以下の場合には
温度調節以外を目的としたマニュアル操作であると認識
する。そして、自車両位置、日時情報提供手段5(図1
参照。具体的にはマイクロコンピュータが備えるクロッ
ク機能)により提供された日時および各種アクチュエー
タ26の設定条件を関連して記憶し、次のルーチンで同
一条件が所定頻度以上出現したとき、その設定条件を学
習補正データをして登録する。
【0047】ちなみに、図1に示す本発明のブロック図
と図2との対応関係についていえば、図1の温度検出手
段1が図2の内気温センサ23、気外温センサ24に、
図1の日射量検出手段2が図2の日射センサ22に、図
1の太陽位置検出手段2Aが図2のエアコン制御ユニッ
ト21に、図1の障害物判断手段2Bが図2の通信機能
付き車載パソコン40に、図1の日射量補正手段2Cが
図2のエアコン制御ユニット21に、図1の快適度算出
手段3が図2のエアコン制御ユニット21に、図1の自
車両位置検出手段4が図2のGPSアンテナ32、GP
Sレシーバ33、ジャイロコンパス34、車速センサ3
5およびナビゲーション制御ユニット31に、図1の日
時情報提供手段5が図2のエアコン制御ユニット21
に、図1の学習処理手段6が図2のエアコン制御ユニッ
ト21に、図1のエアコン設定スイッチ7が図2の操作
部25に、図1のエアコン制御手段8が図2のエアコン
制御ユニット21に、図1の各種アクチュエータ9が図
2の各種アクチュエータ26に、それぞれ対応する。
【0048】次に動作を説明する。図5はエアコン制御
ユニット21におけるメインルーチンを示すフローチャ
ート、図6〜図8は図5のステップ30のサブルーチン
を示すフローチャートある。
【0049】まず、図5に示すステップ10において、
所定の時間間隔で、日射センサ22、内気温センサ2
3、外気温センサ24および操作部25からエアコン制
御ユニット21に検出信号を取り込む。このとき、ステ
ップ20にて操作部25から乗員により何らかのマニュ
アル操作があったか否かを判断し、マニュアル操作があ
った場合は、ステップ30へ進んで学習制御処理を実行
する。
【0050】学習制御処理は以下のように実行される。
まず、図6のステップ301に示すように、自車両の現
在地に関する情報、すなわち経度、緯度および高度をナ
ビゲーション制御ユニット31からエアコン制御ユニッ
ト21へ取り込む。続いてステップ302にて、現在の
日時および時刻情報をエアコン制御ユニット21へ取り
込む。この日時および時刻情報は、エアコン制御ユニッ
ト21自体に内蔵されたクロック機能から取り込んでも
良いし、車載時計やナビゲーション制御ユニット31の
クロックから取り込んでも良い。
【0051】次のステップ303では、ステップ301
および302で取得された日時および時刻情報に基づい
て、太陽の絶対位置、すなわち経度および緯度を演算す
る。この太陽の絶対位置は、所定の計算式によって計算
で求めても良いし、あるいは現在地に対する太陽方位お
よび仰角が予めマップ化されたデータをCD−ROMあ
るいはエアコン制御ユニット21のROM内に格納して
おき、ここから検索して求めても良い。また、このステ
ップ303では、太陽の絶対位置(経度および緯度)が
得られ、ステップ301にて自車両の現在地(経度、緯
度および高度)が得られるので、次に、自車両に対する
太陽の相対位置を演算し、方位φと仰角θにより表現す
る。この方位φは、自車両の進行方向を0(ゼロ)度と
したときの太陽までの角度であり、たとえば右方向にφ
°、あるいは左右どちらか一方を+、他方を−として+
φ°といったように表現する。また、仰角θは自車両の
現在地の水平線を0度としたときの太陽までの仰角であ
る。
【0052】ステップ303で太陽の相対位置が求めら
れたら、次のステップ304にて、その太陽位置が日射
センサ22に対して検出し難い位置かどうかを判断し、
検出し難い位置ではないときはステップ305で日射セ
ンサ22の値をそのまま読み込む。もし、太陽位置が日
射センサ22にとって検出し難い位置であるときは、ス
テップ306へ進んで、車載パソコン40を用いて、日
時および現在位置を基に基準日射量を読み込む。
【0053】さらに、ステップ307にて、現在地付近
の地形を車載パソコン40から取り込み、太陽からの日
射を遮る位置に障害物、たとえば高層ビルディングや山
などが存在するかどうかを検証する。たとえば太陽が運
転席側に位置しているにも拘わらず、運転席側に大きな
山が存在して長時間日陰となるような場合には、所定の
演算式を用いて日射量補正値を求める。また、何も障害
物が存在せず、太陽光がそのまま車室内へ入射する場合
には、日射センサ22の入力値をそのまま用いる。こう
した情報は、たとえばインターネットなどの一般情報通
信網や交通情報通信網などを介して取得することができ
る。
【0054】次に、ステップ308では、得られた太陽
の相対位置と障害物の有無とから、車室内の各席、すな
わち運転席、助手席、右後席および左後席における日射
状況を演算する。この演算は、予めエアコン制御ユニッ
ト21のROMに格納された演算式またはマップにより
実行される。たとえば、太陽の方位φが自車両の右方向
であり、仰角θが小さい(太陽が低い)場合には、右側
の座席に入射する日射量が多くなり、右側に座っている
乗員は左側の乗員に比べて暑く感じる。したがって、こ
うした場合には右側の日射量を増加させたものとする。
また、このとき自車両の右側に高層ビルが連続するとき
は、右側の乗員に対しても日陰となることから、日陰に
相当するように日射量を減少させる。このステップにお
ける判断は、特に日射センサ22が前席側に設けられて
いるので、後席についての判断の際に効果的となる。つ
まり、後席に入射する日射量と日射センサ22で検出さ
れる実測値とは必ずしも相対しないので、太陽の相対位
置を勘案して、実測値が適切か或いは太陽位置等を勘案
した値が適切かを判断した上で日射量を決定する。
【0055】ステップ309では、ステップ308で補
正された日射量、内気温センサ23からの内気温度、外
気温センサ24からの外気温および操作部25の各設定
値から、各乗員の快適度を算出し、次のステップ310
で、この算出された快適度が予め入力されている所定値
より大きい(快適である。)か、小さい(快適でな
い。)かを判断する。
【0056】図7は、ステップ310にて快適度が大き
い場合のルーチンを示しており、乗員のマニュアル操作
によって快適度が向上するということは、その乗員のマ
ニュアル操作が温度調節を目的とした操作であるといえ
るので、ステップ311で温調設定として認識する。
【0057】そして、ステップ312でその設定された
日時、現在位置、内気温度、外気温度および日射量を関
連付けて記憶する。この場合、日時のうちの時間や温度
および日射量の値については、ある範囲をもって記憶す
る。
【0058】次のステップ313では、これら関連付け
られた日時、現在位置、内気温度、外気温度および日射
量の組み合わせと同一の条件のデータが記憶されている
かどうかを判断し、記憶されていない新たな組み合わせ
であるときはそのままリターンする。もし、同一条件が
記憶されているときは、ステップ314へ進んで、記憶
されているデータ数をカウントアップ(+1)し、ステ
ップ315にてそのカウント数が予め入力されている基
準設定値以上である場合は、ステップ316でその組み
合わせデータを補正データとして登録する。基準設定値
未満である場合はそのままリターンする。以上が、温調
設定の学習ルーチンである。
【0059】これに対して、図8は、ステップ310に
て快適度が小さい場合のルーチンを示しており、乗員の
マニュアル操作によって快適度が低下するということ
は、その乗員のマニュアル操作が温度調節以外を目的と
した操作であるといえるので、ステップ321で温調以
外の設定として認識する。
【0060】そして、ステップ322でその設定された
日時、現在位置、内気温度、外気温度および日射量を関
連付けて記憶する。この場合、日時のうちの時間や温度
および日射量の値については、ある範囲をもって記憶す
る。
【0061】次のステップ323では、これら関連付け
られた日時、現在位置、内気温度、外気温度および日射
量の組み合わせと同一の条件のデータが記憶されている
かどうかを判断し、記憶されていない新たな組み合わせ
であるときはそのままリターンする。もし、同一条件が
記憶されているときは、ステップ324へ進んで、記憶
されているデータ数をカウントアップ(+1)し、ステ
ップ325にてそのカウント数が予め入力されている基
準設定値以上である場合は、ステップ326でその組み
合わせデータを補正データとして登録する。基準設定値
未満である場合はそのままリターンする。以上が、温調
以外の学習ルーチンである。
【0062】以上の制御ロジックによって日射量が実際
の日射状況に合致した値に補正されるとともに、学習処
理が実行されるが、次に図5に戻って一般的なオートエ
アコンの制御ロジックに移行する。
【0063】すなわち、ステップ40では、ステップ1
0で入力された日射センサ22以外の内気温センサ2
3、外気温センサ24および操作部25の各センサ値と
補正された日射センサ値が演算され、ステップ70に
て、これらの演算値に基づいて、各座席に対して最適な
温度の調和空気を供給すべく、フロントエアミックスド
ア233fおよびリアエアミックスドア233rの開度
を演算し、フロントエアミックスドアアクチュエータ2
34fおよびリアエアミックスドアアクチュエータ23
4rのそれぞれに指令信号を送出する。
【0064】その前に、ステップ50では、先ほどのス
テップ316または326で補正データとして登録され
たものが存在するかどうかを判断し、もし登録されてい
る場合にはステップ60へ進んで登録されている補正デ
ータを読み出し、優先的に適用する。
【0065】次のステップ80では、冷房或いは除湿が
必要かどうかに応じて、クーラユニット220のエバポ
レータ221に接続されたコンプレッサのマグネットク
ラッチのON/OFFを制御する。このコンプレッサ制
御は、容量可変式コンプレッサを搭載している場合に
は、マグネットクラッチを入切することに代えて、斜板
の傾斜角度を強制的に制御するものであっても良い。
【0066】ステップ90では、前席デフドア237
D、前席ベントドア238Dおよび前席フットドア23
9Dの開度の組み合わせで決定される前席吹出モード
と、リアモードドア245の開度で決定されるリア吹出
モードとを制御すべく、フロントモードアクチュエータ
240およびリアモードドアアクチュエータ246のそ
れぞれに指令信号を送出する。
【0067】ステップ100では、吹出モードが決定さ
れた前席および後席のそれぞれにおける左右座席の配風
比の微調整を実行する。すなわち、図4に示すフロント
左右配風比調節ドア248とリア左右配風比調節ドア2
50を適切な位置に駆動するために、フロント左右配風
比調節ドアアクチュエータ249とリア左右配風比調節
ドアアクチュエータ251とのそれぞれに指令信号を送
出する。
【0068】最後に、ステップ110では、車室内へ吹
き出すトータル風量を制御すべく、ファンコントロール
アンプ217に指令信号を送出してファン215の回転
数を制御する。なお、ステップ120では、他の制御、
たとえばインテークドア213の切替を行うためにイン
テークドアアクチュエータ216に指令信号を送出した
りする。
【0069】このように、本実施形態の自動車用空気調
和装置によれば、快適度なるファクタを導入することで
マニュアル操作の目的を識別するので、その後に処理さ
れる学習機能を損なうことがなくなり、温度調節または
それ以外の目的に拘わらず、自動的に適切な空調条件を
設定することができる。
【0070】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、乗員
がマニュアル操作した目的が温度調節であれば快適度が
向上するはずであり、その他の目的でマニュアル操作し
たときは快適度とは無関係となるはずであるといった観
点から、快適度なるファクタを導入することでマニュア
ル操作の目的を識別するので、その後に処理される学習
機能を損なうことがなくなり、温度調節またはそれ以外
の目的に拘わらず、自動的に適切な空調条件を設定する
ことができる。
【0072】これに加えて、請求項2記載の発明によれ
ば、車室内の各領域における日射状況が加味された日射
量補正値が得られ、これを上述した快適度算出手段へ送
出するので、それぞれの乗員についての快適度を求める
ことができる。
【0073】また、請求項3記載の発明によれば、車室
内の各領域における日射状況が障害物の有無とともに加
味された日射量補正値が得られ、これを快適度算出手段
へ送出するので、それぞれの乗員についてさらに正確な
快適を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用空気調和装置を示すブロック
図(クレーム対応図)である。
【図2】本発明の自動車用空気調和装置の実施形態を示
す構成図である。
【図3】本発明に係るエアコンユニット本体を示す構成
図である。
【図4】図3に示すエアコンユニットの一部を示す構成
図である。
【図5】図2のエアコン制御ユニットにおけるメインル
ーチンを示すフローチャートである。
【図6】図5のステップ30のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図7】図5のステップ30のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図8】図5のステップ30のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10…自動車用空気調和装置 1…温度検出手段 2…日射量検出手段 2A…太陽位置検出手段 2B…障害物判断手段 2C…日射量補正手段 3…快適度算出手段 4…自車両位置検出手段 5…日時情報提供手段 6…学習処理手段 7…エアコン設定スイッチ 8…エアコン制御手段 9…各種アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 雅行 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 村松 寿郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 高橋 利彰 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3L011 AF02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に設けられた各種のセンサおよび各種
    のエアコン設定スイッチからの検出信号に基づいて車室
    内へ吹き出される空気の温度を制御する自動車用空気調
    和装置において、 車室内および/または車室外の温度に応じた信号を出力
    する温度検出手段と、 車室内に設けられ太陽光の入射量に応じた信号を出力す
    る日射量検出手段と、 自車両の現在位置に応じた信号を出力する自車両位置検
    出手段と、 現在の日時に応じた信号を出力する日時情報提供手段
    と、 マニュアル操作により前記何れかのエアコン設定スイッ
    チが入力されたとき、前記温度検出手段により検出され
    た車室内温度および/または車室外温度、前記日射量検
    出手段により検出された日射量および温度設定値に基づ
    いて、室内空調環境の快適度を算出する快適度算出手段
    と、 前記快適度算出手段で算出された快適度が所定値よりも
    大きい場合には温度調節を目的としたマニュアル操作で
    あると認識する一方、前記快適度数が所定値以下の場合
    には温度調節以外を目的としたマニュアル操作であると
    認識し、前記自車両位置検出手段により検出された自車
    両位置、前記日時情報提供手段により提供された日時お
    よび各種アクチュエータの設定条件を関連して記憶し、
    同一条件が所定頻度以上出現したとき、その設定条件を
    学習補正データをして登録する学習処理手段と、を備え
    たことを特徴とする自動車用空気調和装置。
  2. 【請求項2】現在の時刻における太陽の位置に応じた信
    号を出力する太陽位置検出手段と、 前記自車両位置検出手段で検出された自車両位置と前記
    太陽位置検出手段で検出された太陽位置とに基づいて自
    車両位置に対する太陽の相対位置を求め、この相対位置
    から車室内の複数の領域のそれぞれに対する日射状況を
    判断し、この各領域における日射状況の判断結果に基づ
    いて前記日射センサで検出された日射量を補正する日射
    量補正手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1
    記載の自動車用空気調和装置。
  3. 【請求項3】自車両位置と太陽位置との間に自車両に対
    する太陽光の入射を遮る障害物が存在するかどうかを判
    断する障害物判断手段をさらに備え、 前記日射量補正手段は、車室内の複数の領域のそれぞれ
    に対する日射状況を判断するに際し、前記障害物判断手
    段からの情報を取り込んで日射状況を判断することを特
    徴とする請求項2記載の自動車用空気調和装置。
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