JP2000062364A - 情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
向上させ、更に、任意の形状及びカードに対して任意の
位置に設けた場合でもカードがカールすることなく、絵
柄が歪むことのない情報記録媒体を提供すること。 【解決手段】ベースフィルム上に剥離保護層、感熱記録
層を順次積層し、積層された感熱記録層の上に中間層を
積層し、中間層の上に着色層、接着層を順次積層したこ
とを特徴とする情報記録媒体。
Description
カード、クレジットカード、キャッシュカード、ICカ
ード等に利用される情報記録媒体に係り、記録及び消去
を加熱によって可逆的に行える高耐性な可逆性情報記録
媒体に関するものである。
レジットカード、キャッシュカード、ICカード等に関
して文字、記号、図形等の記録及び消去を可逆的に行え
るカードの要求が非常に高かった。この情報の記録及び
消去を加熱によって可逆的に行える情報記録媒体は、例
えば、特開平5−85045号公報等により、樹脂マト
リクス材と該樹脂マトリクス材に分散された有機低分子
化合物との混合物による感熱記録層として公知である。
及び消去するカードは、例えば、ポイントカード、会員
カード、ICカード等で獲得ポイント数、会員への情報
案内等の媒体として利用されており、記録方法と消去方
法に関しては公知である。
法、コーティング法等で感熱記録層を直接設けることで
構成されている。また、会員カード、IDカード、IC
カード等のプラスチックカードにおいては別のプラスチ
ック支持体に感熱記録層を設け、テープ、フィルム等の
形状にした情報記録媒体を接着剤等を介してカード上に
設けて構成している。
上記情報記録媒体は感熱記録層とこれを設けたプラスチ
ック支持体とを一体でカード上に設けるため、情報記録
媒体の全厚みは数十μmから数百μmとなるため、情報
記録媒体が盛り上がったり、カード内に埋め込んだとし
てもカードのカール、絵柄の歪み等の問題がある。ま
た、情報記録媒体をカード上に転写し、プラスチック支
持体を除去することで情報記録媒体の全厚みは薄くする
ことができるが、感熱記録層自身の柔軟性が大きいため
サーマルヘッド等で記録及び消去した場合の繰り返し耐
性が劣ることとなる。
問題点に着目してなされたもので、情報記録媒体の記録
及び消去の繰り返し耐性を向上することを課題とし、更
に、転写箔状の形態を有することから任意の形状及びカ
ードに対して任意の位置に設けた場合でもカードがカー
ルすることなく、また、絵柄が歪むことのない情報記録
媒体とすることを課題とする。
て検討、発案されたものであり、上記課題を達成するた
めになされた請求項1に係わる発明では、ベースフィル
ム上に剥離保護層、感熱記録層を順次積層し、積層され
た感熱記録層の上に中間層を積層し、中間層の上に着色
層、接着層を順次積層したことを特徴とする情報記録媒
体である。
体において、感熱記録層と着色層の間に配置された中間
層の加熱による柔軟性が感熱記録層より大きいことを特
徴とする請求項1記載の情報記録媒体である。
体において、感熱記録層と着色層の間に配置された中間
層を紫外線、或いは電子線硬化型樹脂を用いた硬化型中
間層としたことを特徴とする請求項1または2記載の情
報記録媒体である。
体において、感熱記録層と着色層の間に配置された中間
層を紫外線、或いは電子線硬化型樹脂と、リン酸系官能
基を有する硬化型樹脂を樹脂組成比の40%以下添加し
た硬化型中間層としたことを特徴とする請求項1、2ま
たは3記載の情報記録媒体である。
情報記録媒体を設けたカードは硬化型中間層を用いるこ
とで従来にない感熱記録層の繰り返し回数を実現でき、
更に、転写箔状の形態を有することからこの情報記録媒
体を用いて構成される任意の形状及びカードに対して任
意の位置に設けた場合でもカードがカールすることな
く、また、絵柄が歪むことのない情報記録媒体である。
照して詳細に説明する。図1は本発明の情報記録媒体の
断面図であり、本発明の基本的構成である。情報記録媒
体を支持するベースフィルム(2)は情報記録媒体を製
造する際の加工性、情報記録媒体をカードに転写すると
いった作業性の観点からプラスチックフィルムが用いら
れる。ベースフィルム(2)の上には情報記録媒体とベ
ースフィルム(2)を剥離する剥離保護層(3)が設け
られている。前記、剥離保護層(3)は剥離性とともに
感熱記録層の物理的な擦れや、汗、薬品等に対する耐性
を付与する目的で印刷法、コーティング法等により設け
られる。この上に樹脂母材とこの樹脂母材中に分散され
た有機低分子とを主成分とし温度に依存してコントラス
トが可逆的に変化する感熱記録層(4)が印刷法、コー
ティング法等により設けられ、この上に感熱記録層の繰
り返し耐性を向上させるために中間層(1)が印刷法、
コーティング法等により設けられ、この上に感熱記録層
(4)に記録された画像のコントラストを向上するため
着色層(5)が印刷法、コーティング法、真空蒸着法等
により設けられ、この上にカード支持体(7)へ情報記
録媒体を接着するための接着層(6)が印刷法、コーテ
ィング法等により設けられた構成となっている。
録表示部として応用した1例の断面図であり、情報記録
媒体の剥離保護層(3)がカード最表面に位置し、接着
層(6)によりカード支持体(7)と本発明の情報記録
媒体が強固に接着した、カードに応用した場合の基本的
な構成である。また、必要に応じて個人情報等のデータ
を記録保持する情報記録部(8)を設けている。
スフィルム(2)は耐熱性、引っ張り強度等に優れた強
靱なプラスチックフィルムが適用できる。例えば、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、
ポリエチレンナフタレートフィルム(PENフィル
ム)、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンサルファイ
ドフィルム(PPSフィルム)等のフィルムが使用でき
る。これらフィルムは加工性、操作性を考慮し、物理特
性の優れた厚み4μmから50μmの範囲から選択さ
れ、好ましくは16μmから38μm前後の厚みが用い
られる。
から情報記録媒体をカード支持体(7)へ簡単に転写す
るものであり、更に、サーマルヘッド等の物理的な擦れ
や、汗、薬品等の刺激から感熱記録層を保護する役割を
果たすものであり、印刷法、コーティング法等により、
膜厚0.2から10μm程度に設けることができる。
ル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル樹脂−酢酸ビニ
ル共重合樹脂、ポリエステル系樹脂、メラミン系樹脂、
エポキシ系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリイミド樹脂
等の従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線ま
たは電子線硬化樹脂が単独或いは、混合して用いられ
る。更に、耐性の向上、記録の際のスティッキング防止
のために、樹脂を架橋する硬化剤、ポリエチレンワッ
ス、カルナバワックス、シリコンワックス等のワックス
類、或いは炭酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、シリ
カ、アルミナ、タルク等の体質顔料、シリコ−ン油脂等
の油脂類を透明性を損なわない範囲で添加することがで
きる。また、サーマルヘッドで記録・消去した際、熱の
伝導性を制御するため、中空フィラ、ビーズ等を透明性
を損なわない範囲で添加することができる。
中に分散された有機低分子物質の結晶状態の変化によっ
て白濁・透明が可逆的に変化するもので高分子/低分子
タイプに分類することができる。高分子/低分子タイプ
は樹脂母材のマトリックス中に分散された有機低分子物
質の結晶状態の変化によって白濁・透明が可逆的に変化
するもので、印刷法、コーティング法等により膜厚4μ
m〜20μm程度に設けることができる。
としては脂肪酸若しくは脂肪酸誘導体または脂環式有機
酸が挙げられ、更に詳しくは、飽和若しくは不飽和のも
の或いはジカルボン酸、または、これ等のエステル、ア
ミド等を含むものが用いられるが、特に制限されるもの
ではない。前記飽和脂肪酸の具体例としては、ウンデカ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パ
ルミチル酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ナノデカ
ン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチ
ン酸、モンタン酸、メリシン酸等が挙げられ、また、不
飽和脂肪酸の具体例としては、オレイン酸、エライジン
酸、リノ−ル酸、ソルビン酸、ステアロ−ル酸等が挙げ
られる。尚、脂肪酸若しくは脂肪酸誘導体または脂環式
有機酸はこれ等のものに限定される物ではなく、かつ、
これ等の内の一種類または二種類以上を混合させて適用
することも可能である。
リル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、セ
ルロ−スアセテ−ト系樹脂、ニトロセルロ−ス系樹脂、
塩ビ系樹脂、酢ビ系樹脂の単独、混合或いは共重合物が
用いられる。
制御するため、樹脂の可塑剤、高沸点溶剤等を樹脂母材
に対し、0.1%から20%重量部添加することができ
る。更に、可逆性感熱記録部の繰り返し印字消去耐性を
向上するため、樹脂母材に対応した三次元架橋する硬化
剤、架橋剤等を樹脂母材に対し、0.5%から10%重
量部添加することができる。
性を左右する重要な構成層であり、本発明では硬化型中
間層の形態を採用し、印刷法、コーティング法等によ
り、膜厚0.2から10μm程度に設けることができ
る。使用される樹脂としては、例えば、(メタ)アクリ
レート系樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート系樹脂、
エポキシ(メタ)アクリレート系樹脂、リン酸変性(メ
タ)アクリレート系樹脂等の従来公知の紫外線または電
子線硬化樹脂が単独或いは混合して用いられ、更に必要
に応じてはアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニ
ル樹脂−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル系樹脂、
メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリイミド樹脂等の従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂が混合して用いられる。
れる文字、記号、図形等の画像データの記録部と非記録
部のコントラストを向上させるため必要に応じて設ける
ことができる。着色層(5)は高分子材料中に着色顔
料、染料等を分散、溶解したインキを印刷法、コーティ
ング法により、膜厚0.5μm〜5μm程度に設けるこ
とができる。高分子材料としてはポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリエステル系樹脂、
ポリエチレン系樹脂、アクリル系樹脂等が単独、或いは
混合して用いられ、好ましくはポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリエステル系樹脂が用
いられる。
グ法以外に真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレ
−ティング法、ラミネート法等により、膜厚は真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレ−ティング法によっ
て0.03μm〜0.08μm、ラミネート法によって
0.5μm〜2μm程度に設けることができる。薄膜形
成法によって適用できる材料としては、例えばAl、C
r、Sn、Ni、Cu等が用いられる。更に、使用する
材料を複合的に用いることで色調を調整することもでき
る。
体をカード支持体(7)上に一体化するためのものであ
る。接着層(6)は軟化点150℃以下の高分子材料を
印刷法、コーティング法により膜厚0.5μm〜10μ
mに塗布し設けられる。高分子材料としてはポリ塩化ビ
ニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル系樹脂、ポリエチ
レン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂の単
独、混合或いは共重合物、エラストマー等が用いられ
る。好ましくはポリ塩化ビニル、ポリウレタン系樹脂、
ポリエステル系樹脂が用いられる。
料で構成され、必要に応じて2層以上貼り合わせて使用
される。例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート等のポリエステル樹脂、ポリエチレンやポ
リプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ABS樹脂等の材料が使用できる。厚みとして
は100μm〜1000μm程度の範囲から選択され、
好ましくはカードの厚みで180μm〜800μm前後
の厚みが用いられる。
記録保持する部分であり、磁気記録層、ICチップ等の
記録媒体を設けたものである。磁気記録層はカードの全
面、或いは一部に印刷法、コーティング法等により設け
られ、またはテープ状に加工した磁気記録層を転写等に
より設け当業者には公知の熱ラミネート法等によりカー
ドと表面が同一高さに設けられる。また、接触型ICチ
ップを設ける場合は、予めカード化した基材の一部を削
り、窪みを持たせた部分にICチップを接着剤等で接着
して設けられる。一方、非接触型ICチップを設ける場
合は、予めカード支持体(7)の内部に埋め込んで設け
られる。
体(7)を一体化しカード状にする方法として当業者に
は公知の熱転写法、熱ロール転写法、熱ラミネート法、
押し出し成形法、インジェクション成形法等の方法があ
る。
る。 〔実施例1〕厚み16μmの透明ポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルムから成るプラスチックフィル
ムに剥離保護層塗料をグラビア法を用いて乾燥温度10
0℃で、塗布厚4μm塗布した。この上層に樹脂母材中
に分散された有機低分子から成る感熱記録塗料をグラビ
ア法を用いて乾燥温度130℃で、塗布厚9μm塗布し
た。この上層に中間層塗料をグラビア法を用いて高圧水
銀ランプで500mJ/cm2(205nm)のエネル
ギーで硬化し、塗布厚4μmの中間層を成膜した。この
上層に着色層を真空蒸着法を用いて膜厚0.05μmの
アルミニウム(Al)層を形成して設けた。この上層に
接着層塗料をグラビア法を用いて乾燥温度100℃で、
塗布厚3μm塗布して情報記録媒体を得た。この情報記
録媒体を予め用意された3層構成のトータル厚み760
μmの白色塩ビシートから成るカード支持体(7)に熱
転写法によって転写温度230℃、0.5秒の条件によ
り転写してカード化した。
用いて、印可エネルギー0.4mJ/dotで印字が可
能であり、更にサーマルヘッドを用いて、印可エネルギ
ー0.2mJ/dotで印字データは消去できた。ま
た、繰り返し印字回数は100回以上を実現し、実用性
の高い情報記録媒体が得られた。 {カード製造に使用した塗料} (剥離保護層塗料) アクリル系樹脂 ・・・・ 50重量部 テフロンフィラ ・・・・1.5重量部 炭酸カルシウム ・・・・1.5重量部 トルエン ・・・・ 70重量部 メチルエチルケトン ・・・・ 70重量部 (感熱記録層塗料) ベヘン酸 ・・・・ 16重量部 セバチン酸 ・・・・ 4重量部 塩酢ビ共重合体樹脂 ・・・・ 50重量部 テトラヒドロフラン ・・・・120重量部 トルエン ・・・・ 40重量部 (中間層塗料) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート・・・30重量部 ベンゾフェノン光開始剤 ・・・・ 1重量部 イソプロピルアルコール ・・・・ 70重量部 (接着剤塗料) ポリエステル系樹脂 ・・・・ 40重量部 トルエン ・・・・ 40重量部 メチルエチルケトン ・・・・ 40重量部
ムから成るプラスチックフィルムに剥離保護層塗料をグ
ラビア法を用いて高圧水銀ランプで500mJ/cm2
(205nm)のエネルギーで硬化し、塗布厚4μmの
剥離保護層を成膜した。この上層に上記実施例1に用い
た感熱記録層塗料をグラビア法を用いて乾燥温度130
℃で、塗布厚5μm塗布した。この上層に中間層塗料を
グラビア法を用いて高圧水銀ランプで500mJ/cm
2(205nm)のエネルギーで硬化し、塗布厚4μm
の中間層を成膜した。この上層に着色層として真空蒸着
法を用いて膜厚0.05μmのアルミニウム(Al)層
を形成して設けた。この上層に上記実施例1に用いた接
着層塗料をグラビア法を用いて乾燥温度100℃で、塗
布厚3μm塗布して情報記録媒体を得た。この情報記録
媒体を予め用意された3層構成のトータル厚み760μ
mの白色塩ビシートから成るカード支持体(7)に熱ロ
ール転写法によって転写温度170℃、搬送速度50m
m/secの条件によりロール転写してカード化した。
用いて、印可エネルギー0.5mJ/dotで印字が可
能であり、更にサーマルヘッドを用いて、印可エネルギ
ー0.3mJ/dotで印字データは消去できた。ま
た、繰り返し印字回数は100回以上実現し、実用性の
高い情報記録媒体が得られた。 {カード製造に使用した塗料} (剥離保護層塗料) ポリエステルアクリレート ・・・・ 50重量部 ベンゾフェノン光開始剤 ・・・・1.5重量部 テフロンフィラ ・・・・1.5重量部 炭酸カルシウム ・・・・1.5重量部 イソプロピルアルコール ・・・・ 70重量部 (中間層塗料) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート・・ 30重量部 リン酸変性アクリレート ・・・・ 10重量部 ベンゾフェノン光開始剤 ・・・・ 1重量部 イソプロピルアルコール ・・・・ 70重量部
ムから成るプラスチックフィルムに上記実施例2に用い
た剥離保護層塗料をグラビア法を用いて高圧水銀ランプ
で500mJ/cm2(205nm)のエネルギーで硬
化し、塗布厚4μmの剥離保護層を成膜した。この上層
に上記実施例1に用いた感熱記録層塗料をグラビア法を
用いて乾燥温度130℃で、塗布厚5μm塗布した。こ
の上層に中間層塗料をグラビア法を用いて高圧水銀ラン
プで500mJ/cm2(205nm)のエネルギーで
硬化し、塗布厚4μmの中間層を成膜した。この上層に
着色層として真空蒸着法を用いて膜厚0.05μmのア
ルミニウム(Al)層を形成して設けた。この上層に上
記実施例1に用いた接着層塗料をグラビア法を用いて乾
燥温度100℃で、塗布厚3μm塗布して情報記録媒体
を得た。この情報記録媒体を予め用意された3層構成の
トータル厚み760μmの白色塩ビシートから成るカー
ド支持体(7)に熱ロール転写法によって転写温度17
0℃、搬送速度50mm/secの条件によりロール転
写してカード化した。
用いて、印可エネルギー0.5mJ/dotで印字が可
能であり、更にサーマルヘッドを用いて、印可エネルギ
ー0.3mJ/dotで印字データは消去できた。ま
た、繰り返し印字回数は100回以上実現し、実用性の
高い情報記録媒体が得られた。 {カード製造に使用した塗料} (中間層塗料) イソシアヌール酸変性アクリレート ・・・・ 30重量部 リン酸変性アクリレート ・・・・ 20重量部 ベンゾフェノン光開始剤 ・・・・ 1重量部 イソプロピルアルコール ・・・・ 70重量部
記録及び消去の繰り返し耐性を従来より格段に向上する
ことが可能で、更に、転写箔状の形態を有することから
この情報記録媒体を用いて構成される任意の形状及びカ
ードに対して任意の位置に設けた場合でもカードがカー
ルすることなく、また、絵柄が歪むことのない情報記録
媒体を得ることが可能となった。
図である。
して応用した一実施例の断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】ベースフィルム上に剥離保護層、感熱記録
層を順次積層し、積層された感熱記録層の上に中間層を
積層し、中間層の上に着色層、接着層を順次積層したこ
とを特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項2】前記情報記録媒体において、感熱記録層と
着色層の間に配置された中間層の加熱による柔軟性が感
熱記録層より大きいことを特徴とする請求項1記載の情
報記録媒体。 - 【請求項3】前記情報記録媒体において、感熱記録層と
着色層の間に配置された中間層を紫外線、或いは電子線
硬化型樹脂を用いた硬化型中間層としたことを特徴とす
る請求項1または2記載の情報記録媒体。 - 【請求項4】前記情報記録媒体において、感熱記録層と
着色層の間に配置された中間層が紫外線、或いは電子線
硬化型樹脂と、リン酸系官能基を有する硬化型樹脂を樹
脂組成比の40%以下添加した硬化型中間層としたこと
を特徴とする請求項1、2または3記載の情報記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10235816A JP2000062364A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10235816A JP2000062364A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 情報記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000062364A true JP2000062364A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16991693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10235816A Pending JP2000062364A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000062364A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011005454A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Dainippon Printing Co Ltd | グラビア版、及びそれを用いた転写箔 |
JP2016221818A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | フジコピアン株式会社 | 熱転写記録媒体 |
JP2016221819A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | フジコピアン株式会社 | 熱転写記録媒体 |
-
1998
- 1998-08-21 JP JP10235816A patent/JP2000062364A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011005454A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Dainippon Printing Co Ltd | グラビア版、及びそれを用いた転写箔 |
JP2016221818A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | フジコピアン株式会社 | 熱転写記録媒体 |
JP2016221819A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | フジコピアン株式会社 | 熱転写記録媒体 |
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