JP2000062027A - 加熱マットの製造方法 - Google Patents
加熱マットの製造方法Info
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- JP2000062027A JP2000062027A JP23177598A JP23177598A JP2000062027A JP 2000062027 A JP2000062027 A JP 2000062027A JP 23177598 A JP23177598 A JP 23177598A JP 23177598 A JP23177598 A JP 23177598A JP 2000062027 A JP2000062027 A JP 2000062027A
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- Japan
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- heating mat
- tube shaft
- conductive wire
- thermoplastic resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】熱可塑性樹脂製マットの射出成形工程なしに簡
易に製造出来、自動化も容易な加熱マットの製造方法を
提供する。 【解決手段】電気融着継手の成形に用いられる加熱マッ
トの製造方法であって、熱可塑性樹脂により被覆された
導電線4を鍔付管軸1に二重渦巻状に巻回した後、鍔
2、3の間隔を狭めて、隣接する導電線4の被覆層41同
士を溶融、固定する。
易に製造出来、自動化も容易な加熱マットの製造方法を
提供する。 【解決手段】電気融着継手の成形に用いられる加熱マッ
トの製造方法であって、熱可塑性樹脂により被覆された
導電線4を鍔付管軸1に二重渦巻状に巻回した後、鍔
2、3の間隔を狭めて、隣接する導電線4の被覆層41同
士を溶融、固定する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気融着継手の成
形に用いられる加熱マットの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、合成樹脂製配管路の途中に分岐部
を設ける為に使用される電気融着継手の製造に用いられ
る加熱マットの製造方法としては、特開昭58−656
24号公報に記載されているように、熱可塑性樹脂製マ
ットの片面に形成された渦巻状の溝内に導電線を挿入
し、溶着等により溶融、固定する方法が公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな加熱マットの製造方法は、片面に渦巻き状の溝を有
する熱可塑性樹脂製マットを射出成形する工程が必須で
あり、渦巻状の溝内に導電線を挿入する工程は熟練を要
し、自動化が困難であるという問題があった。 【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、熱
可塑性樹脂製マットの射出成形工程なしに簡易に製造出
来、自動化も容易な加熱マットの製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の加熱マットの製
造方法は、電気融着継手の成形に用いられる加熱マット
の製造方法であって、熱可塑性樹脂により被覆された導
電線を鍔付管軸に二重渦巻状に巻回した後、鍔の間隔を
狭めて、隣接する導電線の被覆層同士を溶融、固定する
ことを特徴とする。 【0006】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
熱可塑性樹脂の材質は、特に限定されないが、融着性、
接着性の高い中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度
ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、
ポリブテン(PB)等のオレフィン系樹脂を用いるのが
好ましい。 【0007】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
導電線の材質は、特に限定されず、例えば、ニッケルク
ロム合金、ステンレススチール、銅ニッケル合金、鉄ク
ロム合金等が挙げられる。 【0008】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
鍔付管軸の鍔は、電気融着管継手の成形時に、押圧しな
くても加熱マットが射出成形用雄金型に当接可能で、タ
ーミナルピンの位置決めが容易なように、予め略円弧状
に湾曲されているのが好ましい。 【0009】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
導電線の交差による溶融時の短絡、過度加熱を防止する
為に、導電線を鍔付管軸に二重渦巻状に巻回する手段
は、特に限定されず、例えば、一方の鍔に軸方向に進退
可能に埋設されたピンを突出させて、該ピンにより導電
線を折返して二重とすればよい。 【0010】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
鍔付管軸の鍔の間隔を狭める手段は、特に限定されず、
例えば、一方の鍔をシリンダーにより軸方向に進退せし
めればよい。 【0011】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
鍔付管軸の2枚の鍔の相対向する面には、導電線の被覆
層同士を溶融する際に、導電線の直径の寸法誤差等によ
り鍔の表面に接触せず、融着不良が生じないよう、突条
が放射状に突設されているのが好ましい。 【0012】 【発明の実施の形態】以下本発明の加熱マットの製造方
法の実施例を図面に基いて説明する。図1は本発明の加
熱マットの製造方法の1例の鍔付管軸を分離した状態を
示す斜視図、図2は鍔付管軸に導電線を巻回した状態を
示す断面図、図3は鍔付管軸の鍔の間隔を狭めて導電線
の被覆層を溶融した状態を示す断面図である。 【0013】図1に於いて、1は鍔付管軸であって、中
心に円筒状の管軸21が突設された略茸状の鍔2と、中心
に前記管軸が挿通可能な円形透孔31が穿設された略環状
の鍔3とから構成されている。 【0014】鍔2の管軸21側に略円弧状に湾曲された凹
曲面22及び鍔3の略円弧状に湾曲された凸曲面32には、
夫々断面略半円形状の突条23、33が8本宛放射状に突設
されている。 【0015】先ず、鍔3に鍔2の管軸21を挿通して形成
された鍔付管軸1を回転させて、図2に示されているよ
うに、熱可塑性樹脂であるMDPEにより被覆された導
電線4を、管軸21の周囲に渦巻状に巻回する。 【0016】導電線4は、鍔3に軸方向に進退可能に埋
設されたピン5を突出させて、該ピン5により導電線4
を2つ折りにすることにより、鍔付管軸1に二重渦巻状
に巻回されている。 【0017】次いで、 230℃に加熱された鍔2と鍔3と
の間隔を狭めて、図3に示されているように、鍔2と鍔
3の突条23、33により、隣接する導電線4の被覆層41同
士を放射状に溶融、固定して、環状の加熱マットが成形
される。 【0018】 【発明の効果】本発明の加熱マットの製造方法は、叙上
の通り構成されているので、熱可塑性樹脂製マットの射
出成形工程なしに簡易に製造出来、自動化も容易なであ
る。
形に用いられる加熱マットの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、合成樹脂製配管路の途中に分岐部
を設ける為に使用される電気融着継手の製造に用いられ
る加熱マットの製造方法としては、特開昭58−656
24号公報に記載されているように、熱可塑性樹脂製マ
ットの片面に形成された渦巻状の溝内に導電線を挿入
し、溶着等により溶融、固定する方法が公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな加熱マットの製造方法は、片面に渦巻き状の溝を有
する熱可塑性樹脂製マットを射出成形する工程が必須で
あり、渦巻状の溝内に導電線を挿入する工程は熟練を要
し、自動化が困難であるという問題があった。 【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、熱
可塑性樹脂製マットの射出成形工程なしに簡易に製造出
来、自動化も容易な加熱マットの製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の加熱マットの製
造方法は、電気融着継手の成形に用いられる加熱マット
の製造方法であって、熱可塑性樹脂により被覆された導
電線を鍔付管軸に二重渦巻状に巻回した後、鍔の間隔を
狭めて、隣接する導電線の被覆層同士を溶融、固定する
ことを特徴とする。 【0006】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
熱可塑性樹脂の材質は、特に限定されないが、融着性、
接着性の高い中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度
ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、
ポリブテン(PB)等のオレフィン系樹脂を用いるのが
好ましい。 【0007】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
導電線の材質は、特に限定されず、例えば、ニッケルク
ロム合金、ステンレススチール、銅ニッケル合金、鉄ク
ロム合金等が挙げられる。 【0008】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
鍔付管軸の鍔は、電気融着管継手の成形時に、押圧しな
くても加熱マットが射出成形用雄金型に当接可能で、タ
ーミナルピンの位置決めが容易なように、予め略円弧状
に湾曲されているのが好ましい。 【0009】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
導電線の交差による溶融時の短絡、過度加熱を防止する
為に、導電線を鍔付管軸に二重渦巻状に巻回する手段
は、特に限定されず、例えば、一方の鍔に軸方向に進退
可能に埋設されたピンを突出させて、該ピンにより導電
線を折返して二重とすればよい。 【0010】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
鍔付管軸の鍔の間隔を狭める手段は、特に限定されず、
例えば、一方の鍔をシリンダーにより軸方向に進退せし
めればよい。 【0011】本発明の加熱マットの製造方法に於いて、
鍔付管軸の2枚の鍔の相対向する面には、導電線の被覆
層同士を溶融する際に、導電線の直径の寸法誤差等によ
り鍔の表面に接触せず、融着不良が生じないよう、突条
が放射状に突設されているのが好ましい。 【0012】 【発明の実施の形態】以下本発明の加熱マットの製造方
法の実施例を図面に基いて説明する。図1は本発明の加
熱マットの製造方法の1例の鍔付管軸を分離した状態を
示す斜視図、図2は鍔付管軸に導電線を巻回した状態を
示す断面図、図3は鍔付管軸の鍔の間隔を狭めて導電線
の被覆層を溶融した状態を示す断面図である。 【0013】図1に於いて、1は鍔付管軸であって、中
心に円筒状の管軸21が突設された略茸状の鍔2と、中心
に前記管軸が挿通可能な円形透孔31が穿設された略環状
の鍔3とから構成されている。 【0014】鍔2の管軸21側に略円弧状に湾曲された凹
曲面22及び鍔3の略円弧状に湾曲された凸曲面32には、
夫々断面略半円形状の突条23、33が8本宛放射状に突設
されている。 【0015】先ず、鍔3に鍔2の管軸21を挿通して形成
された鍔付管軸1を回転させて、図2に示されているよ
うに、熱可塑性樹脂であるMDPEにより被覆された導
電線4を、管軸21の周囲に渦巻状に巻回する。 【0016】導電線4は、鍔3に軸方向に進退可能に埋
設されたピン5を突出させて、該ピン5により導電線4
を2つ折りにすることにより、鍔付管軸1に二重渦巻状
に巻回されている。 【0017】次いで、 230℃に加熱された鍔2と鍔3と
の間隔を狭めて、図3に示されているように、鍔2と鍔
3の突条23、33により、隣接する導電線4の被覆層41同
士を放射状に溶融、固定して、環状の加熱マットが成形
される。 【0018】 【発明の効果】本発明の加熱マットの製造方法は、叙上
の通り構成されているので、熱可塑性樹脂製マットの射
出成形工程なしに簡易に製造出来、自動化も容易なであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱マットの製造方法の1例の鍔付管
軸を分離した状態を示す斜視図。 【図2】鍔付管軸に導電線を巻回した状態を示す断面
図。 【図3】鍔付管軸の鍔の間隔を狭めて導電線の被覆層を
溶融した状態を示す断面図。 【符号の説明】 1 鍔付管軸 2 (略茸状の)鍔 3 (略環状の)鍔 4 導電線 5 ピン 21 管軸 22 凹曲面 23 (凹曲面の)突条 31 透孔 32 凸曲面 33 (凸曲面)の突条 41 被覆層
軸を分離した状態を示す斜視図。 【図2】鍔付管軸に導電線を巻回した状態を示す断面
図。 【図3】鍔付管軸の鍔の間隔を狭めて導電線の被覆層を
溶融した状態を示す断面図。 【符号の説明】 1 鍔付管軸 2 (略茸状の)鍔 3 (略環状の)鍔 4 導電線 5 ピン 21 管軸 22 凹曲面 23 (凹曲面の)突条 31 透孔 32 凸曲面 33 (凸曲面)の突条 41 被覆層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電気融着継手の成形に用いられる加熱マ
ットの製造方法であって、熱可塑性樹脂により被覆され
た導電線を鍔付管軸に二重渦巻状に巻回した後、鍔の間
隔を狭めて、隣接する導電線の被覆層同士を溶融、固定
することを特徴とする加熱マットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23177598A JP2000062027A (ja) | 1998-08-18 | 1998-08-18 | 加熱マットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23177598A JP2000062027A (ja) | 1998-08-18 | 1998-08-18 | 加熱マットの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000062027A true JP2000062027A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16928848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23177598A Pending JP2000062027A (ja) | 1998-08-18 | 1998-08-18 | 加熱マットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000062027A (ja) |
-
1998
- 1998-08-18 JP JP23177598A patent/JP2000062027A/ja active Pending
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