JP2000060940A - 座剤用包装容器 - Google Patents
座剤用包装容器Info
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Abstract
い、開封しやすい座剤用包装容器を得ることを課題とす
る。 【解決手段】 2枚のシートを貼り合わせて構成する座
剤用包装容器において、その容器の離間する開封口端部
に、フィルム状のテープを貼設するとともに、このテー
プに孔を穿設する。
Description
関するものである。
C)にポリエチレン(PE)をラミネートした2枚のシ
ートを重ね合わせて、その外周(充填口を除く)をシー
ルし、中央に座剤の形状に成形された収納部を設けた座
剤用包装容器は知られている。そして、このような座剤
用包装容器は、その特有の形状やポリエチレン(PE)
同士の接着強度、及びシート自体に剛性があることか
ら、開封がしにくく、従来より、易開封性を追求した様
々な座剤用包装容器が提案されている。
は、包装容器の開封側シート端部が離間して拡開可能と
なるように構成するとともに、その拡開可能なシート端
部に略円形の貫通孔を設けてなる座剤用包装容器が開示
されている。そして、この座剤用包装容器を開封すると
きには、その貫通孔に指の腹を引っかけるようにしてシ
ート端部を把持し、シートを互いに引き剥がすようにし
て開封するようになっている。
うな座剤用包装容器でも、剛性のあるシート端部を広げ
て把持することは容易ではなく、必ずしも開封しやすい
ものと言えるものではなかった。そこで、本発明は、剛
性のあるシート端部を把持する必要のない、開封しやす
い座剤用包装容器を得ることを目的とするものである。
目的を達成するために、次のような座剤用包装容器を提
供するものである。すなわち、2枚のシートを貼り合わ
せて構成する座剤用包装容器において、その包装容器の
離間する開封口端部に、フィルム状のテープを貼設する
とともに、このテープに指等が挿入できるような孔を穿
設したことを特徴とする座剤用包装容器である。なお、
前記テープは切離可能に構成されるとともに、折り返さ
れた端部が仮止めされるように構成されることが望まし
い。
に示す実施例を基に説明する。図1は本発明にかかる座
剤用包装容器の斜視図、図2は易開封用のフィルム状テ
ープの斜視図であり、図3は座剤用包装容器を開封する
様子を示す説明図である。また、図4は収納部が形設さ
れたシートに易開封用テープを貼設する前の様子を示す
概略斜視図、図5は収納部が形設されたシートに易開封
用テープを貼設した後の様子を示す概略斜視図であり、
図6は座剤用包装容器の開封口周辺の概略断面図であ
る。
0)は、例えばポリ塩化ビニル(PVC)(1)にポリ
エチレン(PE)(2)をラミネートした2枚のシート
(11)をポリエチレン(PE)(2)側が内側になる
ように重ね合わせ、容器本体(10)の略中央に形設さ
れる座剤収納部(12)の周囲をヒートシールして構成
されており、開封口側の端部(13)がヒートシールさ
れずに、離間可能となるように構成されている。
(20)は、図2、図6で示すように、例えばポリエチ
レンテレフタレート(PET)(3)にポリエチレン
(PE)(4)をラミネートしたフィルム状シートで構
成され、ポリエチレン(PE)(4)側が外側で、かつ
中央の折部(21)が高くなるような略W字状に折り畳
まれて成形されている。そして、その折部(21)に
は、折部(21)から切り離し可能なように、切離手段
としてのミシン目(22)が設けられており、両側の折
返部(23)には、指等が挿入できるような孔(24)
が穿設されている。なお、この孔(24)の形状は特に
限定されるものではなく、指等が挿入できるようになっ
ていれば、略円形状、略菱形状など、どのような形状で
もよい。
れた両先端部、即ち把持片(25)に切込部(26)を
設け、その切込部(26)でほぼ囲まれた部分を、折部
(21)と折返部(23)の間の両側面(27)にスポ
ット接着して仮止めするように構成してもよく、このよ
うにすると、把持片(25)が邪魔にならず、好まし
い。なお、このスポット接着は接着剤を塗布してもよい
し、ポリエチレン(PE)(4)同士が対向しているの
で、ヒートシールによって接着してもよい。
ープ(20)を容器本体(10)の開封口側端部(1
3)に貼設することによって構成されるもので、上記し
たように、容器本体(10)の開封口側端部(13)
は、ヒートシールされずに互いに離間できるようになっ
ており、易開封用テープ(20)の折部(21)付近
が、このシート端部(13)間に挟入されて貼設される
ようになっている。すなわち、図6で示すように、テー
プ(20)の折部(21)近傍における両側面(27)
のポリエチレン(PE)(4)と、シート端部(13)
における両内面のポリエチレン(PE)(2)が、互い
にヒートシールされることによって貼設されるようにな
っている。
ついて、更に詳しく説明すると、まず、図4で示すよう
に、複数の収納部(12)が並列して形設されるよう
に、真空又は圧空成形された2枚のシート(11)を、
ポリエチレン(PE)側が向かい合うように対向させ、
その開封口側端部(13)に、略W字状に折り畳まれた
テープ(20)の折部(21)付近を挟入する。このと
き、テープ(20)の折部(21)には予めミシン目
(22)を設けておくようにし、テープ(20)の把持
片(25)を仮止めする場合には、予め把持片(25)
を両側面(27)にスポット接着しておく。
納部(12)の周囲を、開封口の反対側に設けられてい
る充填口(14)を除いてヒートシールするとともに、
テープ(20)を容器本体(10)の開封口端部(1
3)にヒートシールする。そして、加温されて溶融した
座剤を充填口(14)から注入して収納部(12)に充
填し、充填完了後、その充填口(14)をヒートシール
して容器を密封する。なお、充填された座剤は常温で冷
却・固化される。
に孔(24)が形成されるように、例えば図5で示すよ
うに、略半円弧状にテープ(20)の折返部(23)を
切り欠き、更に包装容器(A)が1つ1つ分離できるよ
うに、容器本体(10)とテープ(20)に連続的にミ
シン目(15)を設ける。なお、テープ(20)の折返
部(23)を予め切り欠いてから、容器本体(10)に
挟入するようにしてもよく、また、上記ヒートシールす
るときに、把持片(25)をスポット接着するようにし
てもよい。
(A)が製造されるが、この包装容器(A)を開封する
には、まず、易開封用テープ(20)の把持片(25)
が仮止めされていたら、そのスポット接着部分を破断す
るように引き剥がして把持片(25)を拡開し、図3で
示すように、指を折返部(23)に穿設されている孔
(24)に挿入する。そして、容器本体(10)のシー
ルされている周縁部を引き剥がすように両外方に向けて
力を入れ、テープ(20)を折部(21)に設けられた
ミシン目(22)に沿って切り離すとともに、容器本体
(10)を構成する2枚のシート(11)を引き剥がし
て開封する。
おいて、適宜設計変更可能なものであり、容器本体(1
0)とは別体のテープを使って開封するように構成され
ていれば、例えば予め折部(21)が切断されたテープ
(20)を両方のシート端部(13)にそれぞれ貼設し
て開封するように構成してもよい。
(A)は、剛性のある容器本体(10)の端部(13)
ではなく、その端部(13)に設けた柔軟性のあるフィ
ルム状のテープ(20)を使って開封するように構成し
たので、従来よりも開封用の端部(把持片)を把持しや
すく、指の不自由な人でも開封作業が容易にできるよう
になる。しかも、容器本体(10)に易開封手段を設け
る必要がないので、容器本体(10)の成形は従来と同
様に簡素でよく、また、テープ(20)はフィルム状シ
ートで構成されるので、折り畳み加工がしやすく、簡単
に製造できる利点がある。
シートを貼り合わせて構成する座剤用包装容器におい
て、その容器の離間する開封口端部に、フィルム状のテ
ープを貼設するとともに、このテープに孔を穿設したの
で、従来よりも開封作業がしやすくなる。また、そのテ
ープが切離可能に構成され、更には折り返された端部が
仮止めされるように構成されていると、開封性や取り扱
い性が向上する。
前の様子を示す概略斜視図
後の様子を示す概略斜視図
Claims (3)
- 【請求項1】 2枚のシートを貼り合わせて構成する座
剤用包装容器において、該容器の離間する開封口端部
に、フィルム状のテープを貼設するとともに、該テープ
に孔を穿設したことを特徴とする座剤用包装容器。 - 【請求項2】 前記テープは切離可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の座剤用包装容器。 - 【請求項3】 前記テープは折り返された端部が仮止め
されるように構成されていることを特徴とする請求項1
又は2に記載の座剤用包装容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP23448398A JP4180699B2 (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 座剤用包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2000060940A true JP2000060940A (ja) | 2000-02-29 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4180699B2 (ja) |
-
1998
- 1998-08-20 JP JP23448398A patent/JP4180699B2/ja not_active Expired - Fee Related
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