JP2000056782A - 音楽演奏装置 - Google Patents

音楽演奏装置

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JP2000056782A
JP2000056782A JP10223282A JP22328298A JP2000056782A JP 2000056782 A JP2000056782 A JP 2000056782A JP 10223282 A JP10223282 A JP 10223282A JP 22328298 A JP22328298 A JP 22328298A JP 2000056782 A JP2000056782 A JP 2000056782A
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performance
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voice recognition
selection
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JP10223282A
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Kazuyuki Seki
和之 関
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音楽演奏装置の音声認識による選曲時の不具
合,エラー,部分的な故障,使用環境の悪化に基づくシ
ステムダウンの発生を未然に防ぎ、万一故障しても素早
く復旧できるようにする。 【解決手段】 コマンダ7は、歌唱用の演奏音楽を出力
する演奏音楽出力手段と、その出力する演奏音楽を外部
入力による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認
識選曲手段と、選曲時の不具合度を計測する選曲時不具
合度計測手段と、その計測された不具合度が予め決めら
れた条件を満たしたとき、ISDN等の通信回線を介し
てセンタ装置に自発的又はセンタ装置からの要求に基づ
いて選曲時の不具合内容を通知する不具合内容通知手段
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歌唱用の演奏音
楽を再生出力するカラオケ装置,通信カラオケ装置,パ
ーソナルコンピュータ,及び通信端末装置等の音楽演奏
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多種類の音楽の演奏情報を蓄積し
たセンタ装置と通信回線を介してデータ通信可能に接続
し、センタ装置から配信される演奏情報に基づいて音楽
を再生して出力する通信カラオケ装置等の音楽演奏装置
が多用されており、センタ装置が音楽演奏装置を管理す
るための機能を備えた次のようなシステムがあった。
【0003】(1)センタ装置と複数の音楽演奏装置を
通信回線で接続し、センタ装置が、各音楽演奏装置から
送信される識別情報に基づいて通信回線で結ばれていな
い音楽演奏装置を把握する機能を備えた音楽演奏システ
ム(例えば、特開平6−133066号公報参照)。
【0004】(2)センタ装置と音楽演奏装置を通信回
線で接続し、音楽演奏装置がセンタ装置との回線の切断
を検知してから所定回数使用され、又は所定時間に達し
た後に使用を不可能にする機能を備えた音楽演奏システ
ム(例えば、特開平3−236657号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような音楽演奏システムでは、音楽演奏装置がセンタ装
置を利用可能か否かを判断したり、音楽演奏装置の盗難
や不正使用を防止したりするような管理を行なうことが
できても、音楽演奏装置側の音声認識による選曲時の故
障につながる不具合,エラー,部分的な故障,使用環境
の悪化によってシステムダウンを未然に防いだり、万一
故障しても素早く故障を直して使用可能にするような管
理ができないという問題があった。
【0006】例えば、通信カラオケシステムの場合、カ
ラオケ装置の設置環境はオーナーの一存で決められるこ
とが多く、カラオケ装置の推奨動作条件を徹底させるこ
とが難しい。そのため、カラオケ装置にとって過酷な環
境で使用され、ある日突然故障になることが多い。そし
て、カラオケ装置は利用者の使用時間に対してカラオケ
機能を提供する商品なので、故障によってダウンする時
間が長くなると損失が大きくなる。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、音楽演奏装置の音声認識による選曲時の不具
合,エラー,部分的な故障,使用環境の悪化に基づくシ
ステムダウンの発生を未然に防ぎ、万一故障しても素早
く復旧できるようにすることを第1の目的とする。ま
た、選曲時の認識性能を向上させることを第2の目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の第1の
目的を達成するため、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏
音楽出力手段と、その手段によって出力する演奏音楽を
外部入力による音声信号に基づく音声認識で選曲する音
声認識選曲手段と、その手段による選曲時の不具合度を
計測する選曲時不具合度計測手段と、その手段によって
計測された不具合度が予め決められた条件を満たしたと
き、通信回線を介してセンタ装置に自発的又はセンタ装
置からの要求に基づいて選曲時の不具合内容を通知する
不具合内容通知手段を備えた音楽演奏装置を提供する。
【0009】また、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音
楽出力手段と、その手段によって出力する演奏音楽を外
部入力による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声
認識選曲手段と、その手段による選曲時の不具合度を計
測する選曲時不具合度計測手段と、その手段によって計
測された不具合度が予め決められた条件を満たしたと
き、通信回線を介して予め登録されたサービスマンの携
帯端末機器へ選曲時の不具合内容を通知する不具合内容
通知手段を備えた音楽演奏装置にするとよい。
【0010】さらに、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏
音楽出力手段と、その手段によって出力する演奏音楽を
外部入力による音声信号に基づく音声認識で選曲する音
声認識選曲手段と、その手段による選曲時の不具合度を
計測する選曲時不具合度計測手段と、その手段によって
計測された不具合度が予め決められた条件を満たしたと
き、選曲時の不具合内容とその不具合内容に対する改善
作業情報とを表示する不具合内容・改善作業情報表示手
段を備えた音楽演奏装置にするとよい。
【0011】また、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音
楽出力手段と、その手段によって出力する演奏音楽を外
部入力による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声
認識選曲手段と、その手段による選曲時の使用者の操作
状況を測定する操作状況測定手段と、その手段によって
測定された操作状況が予め決められた条件を満たしたと
き、通信回線を介してセンタ装置に自発的又はセンタ装
置からの要求に基づいて選曲時の使用者の操作状況の不
具合内容を通知する不具合内容通知手段を備えた音楽演
奏装置にするとよい。
【0012】さらに、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏
音楽出力手段と、その手段によって出力する演奏音楽を
外部入力による音声信号に基づく音声認識で選曲する音
声認識選曲手段と、その手段による選曲時の使用者の操
作状況を測定する操作状況測定手段と、その手段によっ
て測定された操作状況が予め決められた条件を満たした
とき、使用者の選曲時の操作の不具合内容とその不具合
内容に対する注意情報とを表示する不具合内容・注意情
報表示手段を備えた音楽演奏装置にするとよい。
【0013】また、上記第2の目的を達成するため、歌
唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出力手段と、その手
段によって出力する演奏音楽を外部入力による音声信号
に基づく音声認識で選曲する音声認識選曲手段と、その
手段による選曲内容と操作部からの入力情報に基づく選
曲内容と選曲された演奏音楽のキャンセル入力状況と上
記演奏音楽出力手段によって出力された演奏音楽の内容
等の選曲内容に基づいて予め登録された通知先へ上記音
声認識選曲手段による選曲時に参照する演奏音楽の種類
の変更を通知する手段を備えた音楽演奏装置を提供す
る。
【0014】さらに、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏
音楽出力手段と、その手段によって出力する演奏音楽を
外部入力による音声信号に基づく音声認識で選曲する音
声認識選曲手段と、その手段による選曲内容と操作部か
らの入力情報に基づく選曲内容と選曲された演奏音楽の
キャンセル入力状況と前記演奏音楽出力手段によって出
力された演奏音楽の内容等の選曲内容に基づいて上記音
声認識選曲手段による選曲時に参照する演奏音楽の種類
の変更が必要か否かを通信回線を介してセンタ装置に自
発的又はセンタ装置からの要求に基づいて通知する手段
と、上記選曲時に参照する演奏音楽の種類の変更を促す
手段を備えた音楽演奏装置にするとよい。
【0015】この発明の請求項1の音楽演奏装置は、上
述のように構成することにより、例えば、音声認識機能
を持ったカラオケ装置において、音声認識に関わる不具
合や故障の検出や設置環境を検出し、制御装置によって
予め決められた条件でセンタ装置に自発的又はセンタ装
置からの要求によって不具合を通知することにより、カ
ラオケ装置の音声認識に関わる設置環境を予測したり動
作状況を知ることができる。
【0016】したがって、音声認識による選曲時の故障
を未然に防ぐ処置が可能になり、音楽演奏装置の音声認
識による選曲時の不具合,エラー,部分的な故障,使用
環境の悪化に基づくシステムダウンの発生を未然に防
ぎ、万一故障しても素早く復旧することができる。
【0017】また、この発明の請求項2の音楽演奏装置
は、上述のように構成することにより、例えば、音声認
識機能を持ったカラオケ装置において、音声認識に関わ
る不具合や故障の検出や設置環境を検出し、制御装置に
よって、故障の発生部位や使用環境状況に対応するコー
ドテーブルを用いて、予め決められた条件で音声認識に
よる選曲時の不具合の発生事象に対応する情報を、予め
登録されたサービスマンのページャ等の携帯通信機器に
通知することにより、音声認識に関わる不具合や故障の
発生や異常な設置環境を即座にサービスマンに知らせて
早急に適切な処置を依頼することができる。
【0018】さらに、この発明の請求項3の音楽演奏装
置は、上述のように構成することにより、例えば、音声
認識機能を持ったカラオケ装置において、音声認識に関
わる不具合や故障の検出や設置環境を検出し、制御装置
によって故障の発生部位や使用環境状況に対応するコー
ドテーブルを用いて、予め決められた条件で音声認識に
よる選曲時の不具合の発生事象に対応する情報とその不
具合を解消するための適切な作業情報をモニタに表示す
ることにより、ユーザやオーナが自らカラオケ装置の音
声認識に関わる不具合や故障発生や異常な設置環境を改
善することができる。
【0019】また、この発明の請求項4の音楽演奏装置
は、上述のように構成することにより、例えば、音声認
識機能を持ったカラオケ装置において、音声認識装置の
使われている環境を検出し、ユーザの使い方を検出し
て、制御装置によって、予め決められた条件でセンタ装
置に自発的又はセンタ装置からの要求によって使用環境
やユーザの使い方を通知することにより、使用者に対す
る選曲時の正しい使い方を指導して満足な認識性能を得
られるようにすることができる。
【0020】さらに、この発明の請求項5の音楽演奏装
置は、上述のように構成することにより、例えば、音声
認識機能を持ったカラオケ装置において、音声認識装置
の使われている環境を検出し、ユーザの使い方を検出し
て、制御装置によって、予め決められた条件で使用環境
やユーザの使い方に対する注意情報をモニタに表示する
ことにより、使用者が自ら選曲時に正しい使い方をして
満足な認識性能を得られるようにすることができる。
【0021】また、この発明の請求項6の音楽演奏装置
は、上述のように構成することにより、例えば、音声認
識機能を持ったカラオケ装置において、選曲時の入力の
キャンセルをロギングし、選曲時の音声入力とそれ以外
のリモコン,フロントパネル等の入力手段による選曲
(リクエスト)内容を監視し、演奏された曲をロギング
することによって、客層による選曲内容を判断し、その
判断に基づいて予め決められた条件で、選曲時に参照す
る曲テーブルの差し替えの必要性をセンタ装置又はサー
ビスマンへ通知することにより、サービスマン等が出向
いたり、電話等で指摘したりして、音声認識カラオケ装
置の選曲内容に応じて適切な曲テーブルの内容に変える
ことができ、選曲時の認識性能を向上させることができ
る。
【0022】さらに、この発明の請求項7の音楽演奏装
置は、上述のように構成することにより、例えば、音声
認識機能を持ったカラオケ装置において、選曲時の入力
のキャンセルをロギングし、選曲時の音声入力とそれ以
外のリモコン,フロントパネル等の入力手段による選曲
(リクエスト)内容を監視し、演奏された曲をロギング
することによって、客層による選曲内容を判断し、その
判断に基づいて予め決められた条件で、選曲時に参照す
る曲テーブルの差し替えの必要性を表示し、ユーザに判
断をゆだねて切り換えさせたり、自動的に切り換えたり
することにより、選曲時の認識性能を向上させることが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の音
楽演奏装置の一実施形態である音声認識機能付き通信カ
ラオケ装置の構成を示す図である。図2は、図1に示し
た音声認識機能付き通信カラオケ装置のコマンダの内部
構成を示すブロック図である。
【0024】この音声認識機能付き通信カラオケ装置
(以下「通信カラオケ装置」と称する)は、図示を省略
したセンタ装置とISDN又はPSTN等の通信回線を
介してデータ通信可能に接続し、センタ装置に蓄積され
た多種類の音楽の演奏情報を通信回線を介して受信し、
その受信した演奏情報に基づいてカラオケ音楽を再生し
て出力する。
【0025】センタ装置は、電子音楽の演奏情報と、そ
の演奏情報によって再生される音楽に対応する歌詞の文
字情報である歌詞情報と、その演奏情報によって再生さ
れる音楽に対応する映像を指定して選択する映像選択情
報等からなる多数の曲情報を蓄積し、通信カラオケ装置
に対して各曲情報を配信する。
【0026】通信カラオケ装置は、センタ装置から配信
された曲情報を蓄積し、使用者によって指定された音楽
に対応する曲情報に基づいて再生した音楽と歌詞と映像
を同期させて出力し、その音楽に対してマイク入力され
た音声をミキシングして出力する。したがって、使用者
はこの通信カラオケ装置によって所望の演奏音楽に合わ
せて歌唱することができる。
【0027】次に、上記センタ装置について説明する。
センタ装置は、CPU,ROM,及びRAM等からなる
マイクロコンピュータによって実現され、入力装置,表
示装置,記憶装置,及び制御装置等からなる。入力装置
は、各種の操作情報を入力するキーボードやマウス等の
入力手段であり、曲情報の蓄積,更新,及び配信と、通
信カラオケ装置への配信管理等の処理時の操作情報を入
力する。
【0028】表示装置は、LCD,CRT等のディスプ
レイであり、曲情報の蓄積,更新,及び配信と、通信カ
ラオケ装置への配信管理等の処理時の作業画面や各種メ
ッセージ等を表示する。記憶装置は、ハードディスク装
置,光ディスク装置等の大記憶容量のメモリであり、演
奏情報とその演奏情報に対応する歌詞情報とその演奏情
報に対応する映像を指定して選択する映像選択情報等か
らなる多数の曲情報を蓄積するデータベースである。
【0029】制御装置は、このセンタ装置の全体の制御
を司り、記憶装置への曲情報の蓄積と更新処理、通信カ
ラオケ装置への通信回線を介した曲情報の配信処理、そ
の配信時の通信カラオケ装置との通信回線を介した呼の
設定及び解除、曲情報の符号化及び変調の処理、通信カ
ラオケ装置から受信したデータの復調及び復号化の処
理、通信カラオケ装置への配信管理処理等の各種処理を
実行する。
【0030】次に、通信カラオケ装置について説明す
る。この通信カラオケ装置は、図1に示すように、マイ
ク1,モニタ2,音声リクエスト用マイク3,スピーカ
4,背景映像チェンジャ5,アンプ6,コマンダ7,及
び環境ノイズ除去用マイク8等からなる。
【0031】マイク1は、使用者が発する声音を音声信
号に変換してアンプ6へ入力する音声入力装置である。
モニタ2は、LCD,CRT等のディスプレイであり、
コマンダ7から出力される情報に基づいて映像,歌詞,
その他の情報を表示する。スピーカ4は、アンプ6から
出力される情報に基づいて音楽及び音声を出力する。音
声リクエスト用マイク3は、リクエストの音楽の曲番号
や曲名の音声信号を入力する音声入力装置である。
【0032】背景映像チェンジャ5は、映像の画像デー
タを蓄積する記憶装置であり、光ディスク等のリムーバ
ブルなメディアに記録された映像の画像データ(カラオ
ケ用動画情報)の中から曲情報の映像選択情報によって
参照される各種の映像の画像データを読み出してコマン
ダ7へ出力する。
【0033】アンプ6は、ボリューム等の各種の操作キ
ーを備えており、コマンダ7から出力される音楽信号を
増幅してスピーカ4によって出力すると共に、その音楽
信号にマイク1から入力された音声信号を増幅してミキ
シングして出力する処理と、音楽及び音声のボリューム
調節等の処理を行なう。
【0034】コマンダ7は、この通信カラオケ装置の全
体の制御を司ると共に、この発明に関わる各種の処理を
実行する制御装置であり、図2に示すように、CPU1
1,ROM12,RAM13,音声処理系14,画像処
理系15,フロントパネル16,I/Oインタフェース
17,記憶装置(HDD)18,通信インタフェース1
9,及び音声認識ボード20等がバス21を介して接続
されている。環境ノイズ除去用マイク8は、装置周辺の
ノイズを集音して入力する。
【0035】CPU11は、このコマンダ7の全体の制
御を司り、この発明にかかわる処理と、センタ装置から
の曲情報の配信時の通信インタフェース19によるデー
タ通信制御と、I/Oインタフェース17による記憶装
置18への曲情報の蓄積と読み出し、音声認識ボード2
0の認識結果や、リモコン,フロントパネル16から入
力された操作情報に基づいて記憶装置18から読み出し
た曲情報により、音声処理系14及び画像処理系15に
よる音楽,音声,映像等の再生出力等の各種の制御処理
を実行する。
【0036】ROM12は、CPU11が各種の処理を
実行するためのプログラムを格納した読み出し専用のメ
モリである。RAM13は、CPU11がROM12の
プログラムを実行するときに使用する作業エリアであ
り、各種の処理を実行するときのパラメータ等を記憶す
る書き込み読み出し可能なメモリである。
【0037】音声処理系14は、曲情報の演奏情報に基
づいて複数の音色の音楽信号を生成する音源装置を有
し、その音源装置によって生成された音楽信号をアンプ
6へ出力する処理と、その音楽信号に対して各種の加工
を施して音質等の各種の音響効果を付加する処理等を行
なう。
【0038】画像処理系15は、曲情報中の映像選択情
報に基づいて背景映像チェンジャ5から読み出した画像
データと、その曲情報中の歌詞情報に基づく文字情報と
をそれぞれ再生して重ね合わせた(スーパーインポーズ
した)映像信号をモニタ2へ出力して表示させる処理を
行なう。また、その映像信号に各種の加工を施して映像
効果を付加する処理も行なう。フロントパネル16は、
使用者による音楽の選曲等の各種の操作情報を入力する
操作キーを備えた入力手段である。
【0039】I/Oインタフェース17は、フロントパ
ネル16から入力された操作情報をCPU11へ送る入
力制御処理と、通信インタフェース19から受信した曲
情報を記憶装置18に記憶して蓄積する書き込み制御処
理と、CPU11によって指定された曲情報を読み出し
て音声処理系14又は画像処理系15へ送る読み出し制
御処理と、歌詞情報に基づく文字や映像情報に基づく画
像をプリンタによって印刷させる印刷制御処理等を行な
う。
【0040】記憶装置18は、ハードディスク装置,光
ディスク装置等の記憶装置であり、センタ装置から配信
された曲情報と、この発明にかかわる各種のテーブルな
どを蓄積する。
【0041】通信インタフェース19は、通信回線を介
したセンタ装置との呼の設定及び開放等のデータ通信時
の制御処理と、センタ装置から配信された曲情報の復調
と復号化を行なってI/Oインタフェース17へ出力
し、通信回線を介してデータ送信するときのデータの符
号化と変調の処理と、この発明にかかわる通信処理等を
行なう。
【0042】音声認識ボード20は、音声リクエスト用
マイク3から入力した音声信号に環境ノイズ除去用マイ
ク3から入力したノイズ信号を相殺し、その信号に音声
認識処理を施し、その認識結果をCPU11へ出力す
る。
【0043】そして、この通信カラオケ装置の内部の各
所には、上記各部の故障及びエラーの発生、及び設置環
境(使用環境)の変化を検出する各種のセンサを設けて
おり、各センサにおける検出結果はCPU11へ逐次通
知される。
【0044】また、CPU11は、音声認識ボード20
による認識結果に基づいて選曲処理を実行すると共に、
音声認識ボード20における不具合度,使用者によるリ
クエスト時の音声リクエスト用マイク3等の操作状況等
を監視し、その監視結果が予め決められた条件を満たし
たとき、HDD18に格納された各種のテーブルを参照
し、センタ装置等への各種の通知やモニタ2への各種の
表示を行なう。
【0045】(1)第1実施例 まず、この通信カラオケ装置の概要を説明する。この通
信カラオケ装置は、コマンダ7が、ISDNやPSTN
などの通信回線でセンタ装置と通信可能に接続し、セン
タ装置からの新曲の配信が行なわれる。
【0046】その配信された曲データは、コマンダ7で
音楽再生フォーマットを解読し、演奏音楽の演奏出力
と、その演奏出力に合わせて歌詞と背景映像チェンジャ
5内の背景映像を合成してモニタ2に表示し、また歌詞
も演奏音楽のテンポにあわせて色替え表示する。
【0047】センタ装置から配信された曲情報は、コマ
ンダ7内のHDD18に蓄積する。音声による演奏音楽
のリクエストは、音声リクエスト用マイク3から入力
し、環境ノイズ除去用マイク8でノイズ成分をカット
し、コマンダ7内の音声認識ボード20で認識し、その
認識結果に基づいて選曲する。
【0048】音声認識ボード20には、CPU11の制
御によって予めHDD18に蓄えられたデータから辞書
テーブルが転送されている。音声リクエスト用マイク3
を通してリクエスト曲の音声信号が入力されると、その
音声信号から環境ノイズ除去用マイク8によって入力し
たノイズ信号を相殺して音声認識を施し、辞書テーブル
データ中の最も近い演奏音楽の候補をいくつか選んで、
曲Noデータとして出力する。CPU11は、その曲N
oの最も近い演奏音楽を選曲し、画像処理系ユニットを
経由してモニタ2に表示する。
【0049】そして、CPU11は、上記選曲時の不具
合度を計測し、その不具合度が予め決められた条件を満
たしたとき、ISDN又はPSTNを介してセンタ装置
へ不具合内容を通知するものである。
【0050】この場合、上記通信カラオケ装置の各部が
それぞれ、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出力手
段と、その手段によって出力する演奏音楽を外部入力に
よる音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選曲
手段と、その手段による選曲時の不具合度を計測する選
曲時不具合度計測手段と、その手段によって計測された
不具合度が予め決められた条件を満たしたとき、通信回
線を介してセンタ装置に自発的又はセンタ装置からの要
求に基づいて選曲時の不具合内容を通知する不具合内容
通知手段の機能を果たす。
【0051】図3は、第1実施例の通信カラオケ装置に
おける通知処理を示すフローチャートである。ステップ
(図中「S」で示す)1で音声リクエスト用マイクから
入力された音声信号の入力レベルを測定し、その入力レ
ベルが基準値以上か否かを判断して、基準値以上なら処
理を終了するが、基準値以上でなければ、ステップ3へ
進んでS/N比は基準値以上か否かを判断する。
【0052】ステップ3の判断でS/N比が基準値以上
なら、処理を終了するが、基準値以上でなければステッ
プ4へ進んでキャンセル有りか否かを判断して、キャン
セル無しなら処理を終了するが、キャンセル有りならス
テップ5へ進んでエラー数をエラー部位別にカウントア
ップし、ステップ6へ進んでカウント値が通知条件以上
か否かを判断する。
【0053】ステップ6の判断でカウント値が通知条件
以上なら、ステップ7へ進んで表1に示したエラーコー
ドフォーマットのメッセージを生成し、ステップ8へ進
んでセンタ装置へ上記メッセージを通知する。
【0054】例えば、CPU11は、音声認識ボード2
0において音声リクエスト用マイク3から入力した音声
信号に基づく音声認識で選曲するとき、その選曲時の音
声入力レベル,S/N比,キャンセル数を計測し、その
計測された数値に基づく不具合度が予め決められた通知
条件以上になったとき、音声認識による選曲時の不具合
内容を知らせるメッセージを作成し、通信回線を介して
センタ装置へ上記メッセージを通知する。
【0055】表1は、上記メッセージのエラーコードフ
ォーマットの一例を示す表である。このメッセージは、
製品番号,障害発生部位(この場合は音声認識ボー
ド),エラー内容を示すエラーコード,エラーの発生日
と発生時間,及びログデータ種類等を含む。
【0056】なお、上記音声入力レベルは、音声リクエ
スト用マイク3から入力された音声信号の入力レベルで
あり、上記S/N比は、上記音声入力レベルと環境ノイ
ズ除去用マイク8から入力したノイズ信号の環境ノイズ
レベルとの比であり、上記キャンセル数は、音声リクエ
ストで選曲された演奏音楽がキャンセルされた回数であ
る。
【0057】このようにして、通信カラオケ装置の音声
認識による選曲時の不具合があったとき、その操作の不
具合内容をセンタ装置へ通知することにより、センタ装
置側では、音声認識機能の異常を致命的な不具合が発生
する前に知ることができ、サービスマンを現地に派遣し
たり、リモートでオーナーに改善を依頼することによっ
て、事前に設置環境の改善指導などの処置が可能にな
る。
【0058】(2)第2実施例 不具合の発生時、センタ装置を経てからサービスマンへ
通知するのでは迅速な対応ができない場合がある。そこ
で、選曲時の音声認識に関わる不具合が発生したとき、
サービスマンへ直接通知するようにすると良い。
【0059】この場合、上記通信カラオケ装置の各部が
それぞれ、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出力手
段と、その手段によって出力する演奏音楽を外部入力に
よる音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選曲
手段と、その手段による選曲時の不具合度を計測する選
曲時不具合度計測手段と、その手段によって計測された
不具合度が予め決められた条件を満たしたとき、通信回
線を介して予め登録されたサービスマンの携帯端末機器
へ選曲時の不具合内容を通知する不具合内容通知手段の
機能を果たす。
【0060】図4は、第2実施例の通信カラオケ装置に
おける通知処理を示すフローチャートである。ステップ
(図中「S」で示す)11で選曲時の音声認識を含む各
種の動作コマンドを実行し、ステップ12へ進んでエラ
ー発生か否かを判断して、エラー発生なら、ステップ1
3へ進んでエラー数をエラー部位別にカウントアップ
し、ステップ14へ進んでカウント値が通知条件以上か
否かを判断する。
【0061】ステップ14の判断でカウント値が通知条
件以上なら、ステップ15へ進んで表2に示したエラー
コードテーブルを参照し、障害発生部位のコードデータ
を読み出し、そのコードデータに基づいてメッセージを
生成し、ステップ16へ進んで表3に示した障害発生部
位毎の連絡先番号テーブルを参照し、該当する連絡先番
号(ページャ番号)へ発呼し、上記メッセージを通知す
る。
【0062】例えば、CPU11は、音声認識ボード2
0において音声リクエスト用マイク3から入力した音声
信号に基づく音声認識で選曲するとき、その選曲時の認
識エラー数を計測し、その計測された認識エラー数が予
め決められた回数になったとき、HDD18に格納され
たエラーコードテーブルを参照し、音声認識に関わる部
位のエラーを知らせるメッセージを作成し、通信回線を
介してHDD18に登録された連絡先番号テーブルを参
照し、予め登録された音声認識に関わる部位のメンテナ
ンスを担当するサービスマンのページャへ上記メッセー
ジを通知する。
【0063】このようにして、通信カラオケ装置の音声
認識機能を含む各部の不具合,故障発生,及び装置の異
常な設置環境をサービスマンへ知らせて迅速な処置を促
すことが可能になる。
【0064】(3)第3実施例 ページャへのメッセージ送信が電波環境によって確実に
到達しない場合があり、サービスマンのメンテナンスが
受けられなくなる。そこで、音声認識機能の場合、ユー
ザやオーナーがその場で直せるようにしたり、応急的な
対応ができるようにするとよい。
【0065】この場合、上記通信カラオケ装置の各部が
それぞれ、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出力手
段と、その手段によって出力する演奏音楽を外部入力に
よる音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選曲
手段と、その手段による選曲時の不具合度を計測する不
具合度計測手段と、その手段によって計測された不具合
度が予め決められた条件を満たしたとき、選曲時の不具
合内容とその不具合内容に対する改善作業情報とを表示
する不具合内容・改善作業情報表示手段の機能を果た
す。
【0066】例えば、予めHDD18に音声認識による
選曲時の関わる部位の不具合内容に応じた改善作業情報
のメッセージを格納したテーブルを登録して、CPU1
1は、音声認識ボード20において音声リクエスト用マ
イク3から入力した音声信号に基づく音声認識で選曲す
るとき、その選曲時の音声入力レベル,S/N比,キャ
ンセル数等を計測し、その計測された値が予め決められ
た基準値を満たさないとき、HDD18のテーブルを参
照し、音声認識による選曲時の関わる部位の不具合内容
に応じた改善作業情報のメッセージを選択し、そのメッ
セージをモニタ2に表示する。
【0067】表4はモニタ2に表示する改善作業情報の
メッセージの一例を示す表である。例えば、音声入力レ
ベルが基準値に達しないときは、メッセージ「音声が小
さいと正しくリクエストされない場合があります」を表
示し、大きい音声でリクエスト曲を音声入力するように
促す。
【0068】また、入力信号のS/N比が基準値に満た
ないときは、メッセージ「カラオケ以外の騒音が大きい
と正しくリクエストされない場合があります」を表示
し、演奏音楽が終了してからリクエスト曲を音声入力す
るように促す。
【0069】さらに、キャンセル数が基準回数以上のと
きは、メッセージ「音声認識機能が正しく機能していな
い可能性がありますのでお申し付けください」を表示
し、メンテナンスが必要であることを知らせる。
【0070】このようにして、通信カラオケ装置の音声
認識による選曲時の不具合があったとき、ユーザやオー
ナーに対して不適切な操作方法を改善するように促すメ
ッセージを即座に表示することにより、ユーザやオーナ
ーが自ら応急的な処置を早急にうつことが可能になる。
【0071】(4)第4実施例 音声認識機能を持った通信カラオケ装置では、使用者の
使い方によって認識性が大きく異なってくるものであ
り、間違った使い方をして満足な性能が得られずにユー
ザクレームにつながる場合がある。
【0072】そこで、使用者の使い方の操作状況を検出
し、その操作状況が正しくないときには自発的に又はセ
ンタ装置からの要求によって操作状況の不具合を通知す
るようにするとよい。
【0073】この場合、上記通信カラオケ装置の各部が
それぞれ、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出力手
段と、その手段によって出力する演奏音楽を外部入力に
よる音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選曲
手段と、その手段による選曲時の使用者の操作状況を測
定する操作状況測定手段と、その手段によって測定され
た操作状況が予め決められた条件を満たしたとき、通信
回線を介してセンタ装置に自発的又はセンタ装置からの
要求に基づいて選曲時の使用者の操作状況の不具合内容
を通知する不具合内容通知手段の機能を果たす。
【0074】図5は、第4実施例の通信カラオケ装置に
おける通知処理を示すフローチャートである。ステップ
(図中「S」で示す)21で音声リクエスト用マイクか
ら入力された音声信号に基づく音声認識で選曲する音声
リクエスト処理を実行し、その際の使用者の操作状況を
測定し、ステップ22へ進んで操作状況が基準以上か否
かを判断して、基準以上でなければ、ステップ23へ進
んでエラー数をエラー部位別にカウントアップし、ステ
ップ24へ進んでカウント値が通知条件以上か否かを判
断する。
【0075】ステップ24の判断でカウント値が通知条
件以上なら、ステップ25へ進んで表5に示した使い方
状況コードテーブルを参照し、該当する対応コードを読
み出し、その対応コードデータに基づいてメッセージを
生成し、ステップ26へ進んでセンタ装置へ上記メッセ
ージを通知する。
【0076】例えば、CPU11は、音声認識ボード2
0において音声リクエスト用マイク3から入力した音声
信号に基づく音声認識で選曲するとき、その選曲時の音
声入力レベル,音声の入力開始時間,連続発声,キャン
セルタイミング等の操作状況を計測し、その計測された
操作状況が予め決められた通知条件以上になったとき、
音声認識による選曲時の操作状況の不具合内容を知らせ
るメッセージを作成し、通信回線を介してセンタ装置へ
上記メッセージを通知する。
【0077】表5では、使い方の状況の検出項目と対応
コード例を示しており、使い方状況があらかじめ決めら
れた基準を超えた場合のコードを、表1のエラーコード
エリアに設定した場合の例を示しており、設定コード
は、‘1x’エリアに採番している。
【0078】このようにして、通信カラオケ装置の音声
認識による選曲時の操作の不具合があったとき、その操
作の不具合内容をセンタ装置へ通知することにより、サ
ービスマン等が出向いたり電話などによってオーナー等
を通じて適切な処置を早急にうつことが可能になる。
【0079】(5)第5実施例 音声認識に関する操作の不具合が原因の場合、ユーザが
その場で是正できないと音声認識の性能が充分に出ない
ために不満が残ることがある。また、使い方による場合
にはユーザやオーナーがその場で直せるものである。そ
こで、音声認識機能の操作の不具合の場合、ユーザやオ
ーナーがその場で直せるようにしたり、応急的な対応が
できるようにするとよい。
【0080】この場合、上記通信カラオケ装置の各部が
それぞれ、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出力手
段と、その手段によって出力する演奏音楽を外部入力に
よる音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選曲
手段と、その手段による選曲時の使用者の操作状況を測
定する操作状況測定手段と、その手段によって測定され
た操作状況が予め決められた条件を満たしたとき、使用
者の選曲時の操作の不具合内容とその不具合内容に対す
る注意情報とを表示する不具合内容・注意情報表示手段
の機能を果たす。
【0081】例えば、CPU11は、音声認識ボード2
0において音声リクエスト用マイク3から入力した音声
信号に基づく音声認識で選曲するとき、その選曲時の音
声入力レベル,音声の入力開始時間,連続発声,キャン
セルタイミング等の操作状況を計測し、その計測された
操作状況が予め決められた通知条件を満たしたとき、音
声認識による選曲時の操作状況の不具合内容に対する注
意情報のメッセージを作成し、そのメッセージをモニタ
2に表示する。
【0082】表6はモニタ2に表示する注意情報のメッ
セージの一例を示す表である。例えば、音声入力レベル
が基準値に達しないときは、メッセージ「音声が小さい
と正しくリクエストされない場合があります」を表示
し、大きい音声でリクエスト曲を音声入力するように操
作の改善を促す。
【0083】また、音声の入力開始時間が基準値に満た
ないときは、メッセージ「入力開始ボタンから、1秒以
上時間をおいて発声しないと正しくリクエストされない
場合があります」を表示し、音声入力開始のタイミング
に注意させる。
【0084】さらに、連続発声が基準に満たないとき、
メッセージ「連続して発声して下さい」を表示し、音声
入力の間隔を必要以上に空けないように注意させる。
【0085】そして、キャンセルタイミングが基準に満
たないときは、メッセージ「…中にキャンセルボタンを
押さないと、正しくキャンセルしない場合があります」
を表示し、リクエストのキャンセル時の操作に注意させ
る。
【0086】このようにして、通信カラオケ装置の音声
認識による選曲時の操作の不具合があったとき、ユーザ
やオーナーに対して不適切な操作方法を正しくするよう
に促すメッセージを即座に表示することにより、ユーザ
自身が正しい使い方で満足な認識性能を出すことが可能
になる。
【0087】(6)第6実施例 音声認識機能を持ったカラオケ装置では、現在技術の性
能限界から全曲の曲テーブルを持たずに、歌われる可能
性の高い演奏音楽の情報を曲テーブルに持っている。し
かし、客層によっては曲テーブルがリクエスト曲にヒッ
トせず、充分な認識性能が上げられないことがある。
【0088】そこで、入力のキャンセル,入力の手段,
演奏された曲から客層に応じた選曲内容に基づいて曲テ
ーブルの種類の妥当性を判断することにより、曲テーブ
ルが客層に合ってないときは予め決められた基準でセン
タ装置又はサービスマンへ通知するとよい。
【0089】この場合、上記通信カラオケ装置の各部が
それぞれ、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出力手
段と、その手段によって出力する演奏音楽を外部入力に
よる音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選曲
手段と、その手段による選曲内容と操作部からの入力情
報に基づく選曲内容と選曲された演奏音楽のキャンセル
入力状況と上記演奏音楽出力手段によって出力された演
奏音楽の内容等の選曲内容に基づいて予め登録された通
知先へ上記音声認識選曲手段による選曲時に参照する演
奏音楽の種類の変更を通知する手段の機能を果たす。
【0090】図6は、第6実施例の通信カラオケ装置に
おける通知処理を示すフローチャートである。ステップ
(図中「S」で示す)31でリモコン又は操作パネルか
らのキー入力による選曲、又は音声リクエスト用マイク
からの音声信号の音声認識による選曲の曲リクエストを
実行し、ステップ32へ進んで音声信号の音声認識によ
る選曲である音声リクエストか否かを判断する。
【0091】ステップ32の判断で音声リクエストな
ら、ステップ33へ進んでキャンセル率が基準値以上か
否かを判断して、基準値以上でなければ、ステップ37
へ進んで部位別カウントアップを実行し、基準値以上な
ら、ステップ34へ進んで曲テーブルの入れ替えが必要
か否かを判断する。
【0092】ステップ34の判断で曲テーブルの入れ替
えが必要でなければ、ステップ37へ進んで部位別カウ
ントアップを実行し、必要なら、ステップ35へ進んで
選曲時に参照する演奏音楽の情報を格納した曲テーブル
の種類の変更が必要であることを知らせるメッセージを
作成し、ステップ36へ進んでそのメッセージをセンタ
装置へ通知し、ステップ37へ進んで部位別カウントア
ップを実行する。
【0093】ステップ32の判断で音声リクエストでな
ければ、ステップ38へ進んで曲テーブルと同系列のリ
クエストか否かを判断して、同系列のリクエストなら
ば、処理を終了し、同系列のリクエストでなければ、ス
テップ39へ進んで曲テーブルの入れ替えが必要か否か
を判断する。
【0094】ステップ39の判断で曲テーブルの入れ替
えが必要でなければ、ステップ37へ進んで部位別カウ
ントアップを実行し、必要なら、ステップ35へ進んで
選曲時に参照する演奏音楽の情報を格納した曲テーブル
の種類の変更が必要であることを知らせるメッセージを
作成し、ステップ36へ進んでそのメッセージをセンタ
装置へ通知し、ステップ37へ進んで部位別カウントア
ップを実行する。
【0095】例えば、CPU11は、リクエスト曲の入
力キャンセル,リクエスト時の入力の手段,演奏された
曲の選曲内容に基づいて選曲時に参照するHDD18の
曲テーブルの種類の変更が必要か否かを判断する。
【0096】そして、上記選曲内容が予め決められた条
件を満たしたときには、現在設定されている曲テーブル
の種類を上記選曲内容に応じて変更するように知らせる
メッセージを作成し、そのメッセージを通信回線を介し
てセンタ装置又はサービスマンのページャへ通知する。
【0097】表7は、上記曲テーブルの変更が必要か否
かを判断するときの判断項目の一例を示す表である。例
えば、全音声リクエスト演奏曲に対するキャンセルされ
た曲数の割合である入力のキャンセルと、音声リクエス
トかそれ以外のリモコン,フロントパネルからのリクエ
ストかの入力手段と、演歌系,ポップス系,管弦楽曲,
英語曲等の演奏された曲の種類等があげられる。
【0098】このようにして、音声認識カラオケ装置に
おけるリクエスト内容に応じて適切な曲テーブルに切り
換えることができ、使用者が満足な認識性能を出すこと
が可能になる。
【0099】(7)第7実施例 曲テーブルの種類の変更をユーザやオーナーがその場で
是正できないと、音声認識の性能が充分に出ないため不
満が残る場合がある。そこで、通信カラオケ装置に、ユ
ーザに判断をゆだねて曲テーブルの種類を任意に切り換
える機能や、選曲内容に応じて自動的に曲テーブルの種
類を切り換える機能を設け、ユーザやオーナーに知らし
めることによってその場で是正することを可能にすると
よい。
【0100】この場合、上記通信カラオケ装置の各部が
それぞれ、歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出力手
段と、その手段によって出力する演奏音楽を外部入力に
よる音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選曲
手段と、その手段による選曲内容と操作部からの入力情
報に基づく選曲内容と選曲された演奏音楽のキャンセル
入力状況と上記演奏音楽出力手段によって出力された演
奏音楽の内容等の選曲内容に基づいて上記音声認識選曲
手段による選曲時に参照する演奏音楽の種類の変更が必
要か否かを通信回線を介してセンタ装置に自発的又はセ
ンタ装置からの要求に基づいて通知する手段と、上記選
曲時に参照する演奏音楽の種類の変更を促す手段の機能
を果たす。
【0101】図7は、第7実施例の通信カラオケ装置に
おける通知処理を示すフローチャートである。ステップ
(図中「S」で示す)41でリモコン又は操作パネルか
らのキー入力による選曲、又は音声リクエスト用マイク
からの音声信号の音声認識による選曲の曲リクエストを
実行し、ステップ42へ進んで音声信号の音声認識によ
る選曲である音声リクエストか否かを判断する。
【0102】ステップ42の判断で音声リクエストな
ら、ステップ43へ進んでキャンセル率が基準値以上か
否かを判断して、基準値以上でなければ、ステップ48
へ進んで部位別カウントアップを実行し、基準値以上な
ら、ステップ44へ進んで曲テーブルの入れ替えが必要
か否かを判断する。
【0103】ステップ44の判断で曲テーブルの入れ替
えが必要でなければ、ステップ48へ進んで部位別カウ
ントアップを実行し、必要なら、ステップ45へ進んで
選曲時に参照する演奏音楽の情報を格納した曲テーブル
の種類の変更が必要であることを知らせるメッセージを
作成し、ステップ46へ進んでそのメッセージをセンタ
装置へ通知し、ステップ47へ進んでそのメッセージを
モニタに表示し、ステップ48へ進んで部位別カウント
アップを実行する。
【0104】ステップ42の判断で音声リクエストでな
ければ、ステップ49へ進んで曲テーブルと同系列のリ
クエストか否かを判断して、同系列のリクエストなら
ば、処理を終了し、同系列のリクエストでなければ、ス
テップ50へ進んで曲テーブルの入れ替えが必要か否か
を判断する。
【0105】ステップ50の判断で曲テーブルの入れ替
えが必要でなければ、ステップ48へ進んで部位別カウ
ントアップを実行し、必要なら、ステップ45へ進んで
選曲時に参照する演奏音楽の情報を格納した曲テーブル
の種類の変更が必要であることを知らせるメッセージを
作成し、ステップ46へ進んでそのメッセージをセンタ
装置へ通知し、ステップ47へ進んでそのメッセージを
モニタに表示し、ステップ48へ進んで部位別カウント
アップを実行する。
【0106】例えば、CPU11は、リクエスト曲の入
力キャンセル,リクエスト時の入力の手段,演奏された
曲の選曲内容に基づいて選曲時に参照するHDD18の
曲テーブルの種類の変更が必要か否かを判断する。
【0107】そして、上記選曲内容が予め決められた条
件を満たしたときには、現在設定されている曲テーブル
の種類を上記選曲内容に応じて変更するように知らせる
メッセージを作成し、そのメッセージを通信回線を介し
てセンタ装置又はサービスマンのページャへ通知する。
その後、上記メッセージをモニタ2にも表示する。
【0108】表8はモニタ2に表示する曲テーブル選択
画面の一例を示す表である。例えば、メッセージ「音声
リクエスト用曲テーブルを選択して下さい」と共に、演
歌系,最新曲のポップス系,従来曲のポップス系,及び
英語曲の内のいずれかの曲テーブルを選択する項目を表
示して、ユーザがリモコンや操作パネルから任意の種類
の曲テーブルを選択すると、CPU11がHDD18か
ら該当する曲テーブルを選択し、次曲からその曲テーブ
ルを用いたリクエスト曲選択処理を行なう。
【0109】このようにして、音声認識カラオケ装置に
対して、ユーザがその場で選曲内容に応じて適切な種類
の曲テーブルに切り換えることができ、満足な認識性能
をタイムラグ無く出すことが可能になる。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】
【表3】
【0113】
【表4】
【0114】
【表5】
【0115】
【表6】
【0116】
【表7】
【0117】
【表8】
【0118】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る音楽演奏装置によれば、音声認識による選曲時の不具
合,エラー,部分的な故障,使用環境の悪化に基づくシ
ステムダウンの発生を未然に防ぎ、万一故障しても素早
く復旧できるようにすることができる。また、選曲時の
認識性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の音楽演奏装置の一実施形態である音
声認識機能付き通信カラオケ装置の構成を示す図であ
る。
【図2】図1に示した音声認識機能付き通信カラオケ装
置のコマンダの内部構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例の通信カラオケ装置における通知処
理を示すフローチャートである。
【図4】第2実施例の通信カラオケ装置における通知処
理を示すフローチャートである。
【図5】第4実施例の通信カラオケ装置における通知処
理を示すフローチャートである。
【図6】第6実施例の通信カラオケ装置における通知処
理を示すフローチャートである。
【図7】第7実施例の通信カラオケ装置における通知処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:マイク 2:モニタ 3:音声リクエスト用マイク 4:スピーカ 5:背景映像チェンジャ 6:アンプ 7:コマンダ 8:環境ノイズ除去用マイク 11:CPU 12:ROM 13:RAM 14:音声処理系 15:画像処理系 16:フロントパネル 17:I/Oインタフェース 18:記憶装置(HDD) 19:通信インタフェース 20:音声認識ボード 21:バス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出
    力手段と、該手段によって出力する演奏音楽を外部入力
    による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選
    曲手段と、該手段による選曲時の不具合度を計測する選
    曲時不具合度計測手段と、該手段によって計測された不
    具合度が予め決められた条件を満たしたとき、通信回線
    を介してセンタ装置に自発的又はセンタ装置からの要求
    に基づいて選曲時の不具合内容を通知する不具合内容通
    知手段とを備えたことを特徴とする音楽演奏装置。
  2. 【請求項2】 歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出
    力手段と、該手段によって出力する演奏音楽を外部入力
    による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選
    曲手段と、該手段による選曲時の不具合度を計測する選
    曲時不具合度計測手段と、該手段によって計測された不
    具合度が予め決められた条件を満たしたとき、通信回線
    を介して予め登録されたサービスマンの携帯端末機器へ
    選曲時の不具合内容を通知する不具合内容通知手段とを
    備えたことを特徴とする音楽演奏装置。
  3. 【請求項3】 歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出
    力手段と、該手段によって出力する演奏音楽を外部入力
    による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選
    曲手段と、該手段による選曲時の不具合度を計測する選
    曲時不具合度計測手段と、該手段によって計測された不
    具合度が予め決められた条件を満たしたとき、選曲時の
    不具合内容と該不具合内容に対する改善作業情報とを表
    示する不具合内容・改善作業情報表示手段とを備えたこ
    とを特徴とする音楽演奏装置。
  4. 【請求項4】 歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出
    力手段と、該手段によって出力する演奏音楽を外部入力
    による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選
    曲手段と、該手段による選曲時の使用者の操作状況を測
    定する操作状況測定手段と、該手段によって測定された
    操作状況が予め決められた条件を満たしたとき、通信回
    線を介してセンタ装置に自発的又はセンタ装置からの要
    求に基づいて選曲時の使用者の操作状況の不具合内容を
    通知する不具合内容通知手段とを備えたことを特徴とす
    る音楽演奏装置。
  5. 【請求項5】 歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出
    力手段と、該手段によって出力する演奏音楽を外部入力
    による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選
    曲手段と、該手段による選曲時の使用者の操作状況を測
    定する操作状況測定手段と、該手段によって測定された
    操作状況が予め決められた条件を満たしたとき、使用者
    の選曲時の操作の不具合内容と該不具合内容に対する注
    意情報とを表示する不具合内容・注意情報表示手段とを
    備えたことを特徴とする音楽演奏装置。
  6. 【請求項6】 歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出
    力手段と、該手段によって出力する演奏音楽を外部入力
    による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選
    曲手段と、該手段による選曲内容と操作部からの入力情
    報に基づく選曲内容と選曲された演奏音楽のキャンセル
    入力状況と前記演奏音楽出力手段によって出力された演
    奏音楽の内容等の選曲内容に基づいて予め登録された通
    知先へ前記音声認識選曲手段による選曲時に参照する演
    奏音楽の種類の変更を通知する手段とを備えたことを特
    徴とする音楽演奏装置。
  7. 【請求項7】 歌唱用の演奏音楽を出力する演奏音楽出
    力手段と、該手段によって出力する演奏音楽を外部入力
    による音声信号に基づく音声認識で選曲する音声認識選
    曲手段と、該手段による選曲内容と操作部からの入力情
    報に基づく選曲内容と選曲された演奏音楽のキャンセル
    入力状況と前記演奏音楽出力手段によって出力された演
    奏音楽の内容等の選曲内容に基づいて前記音声認識選曲
    手段による選曲時に参照する演奏音楽の種類の変更が必
    要か否かを通信回線を介してセンタ装置に自発的又はセ
    ンタ装置からの要求に基づいて通知する手段と、前記選
    曲時に参照する演奏音楽の種類の変更を促す手段とを備
    えたことを特徴とする音楽演奏装置。
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