JP2000055826A - 品質検査装置 - Google Patents

品質検査装置

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JP2000055826A
JP2000055826A JP10228326A JP22832698A JP2000055826A JP 2000055826 A JP2000055826 A JP 2000055826A JP 10228326 A JP10228326 A JP 10228326A JP 22832698 A JP22832698 A JP 22832698A JP 2000055826 A JP2000055826 A JP 2000055826A
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Masato Kanekawa
正人 金川
Takanori Aoki
孝典 青木
Ginkai Ri
銀会 李
Yoshitaka Hikami
好孝 氷上
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DAKKU ENGINEERING KK
Original Assignee
DAKKU ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査面へ低い傾斜角度で光入射するように明
視野用光源を配置し、検査面の明視野像を得るように撮
像カメラを配置しつつも、コンパクト設計が可能であ
り、撮像カメラの光軸の微調整などが不要であるため簡
易な製造工程と低コスト化とが可能な品質検査装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、光源2の出射光10が連続シ
ート9の検査面へ向けて1゜〜30゜の傾斜角度で入射
し該検査面で反射した反射光11を撮像カメラ5へ案内
し、この撮像カメラ5に検査面の明視野像を与える反射
鏡3を備えることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉印刷物やフィ
ルムなどの表面傷、異物の混入などの有無を判定する品
質検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被検査物の検査面に光を照射
し、その反射像の光強度分布を基に検査面の品質を判定
する品質検査装置が知られている。図8に、このような
従来の品質検査装置110の概略構成を示し、その検査
方法を以下に説明する。図8によれば、従来の品質検査
装置110は、明視野用光源111、暗視野用光源11
2、撮像カメラ113、および判定手段114から構成
される。矢印方向115に搬送されている被検査物11
6は、その検査面の上に、明視野用光源111または暗
視野用光源112の出射光117,118を照射され、
次に、撮像カメラ113が、その反射像を撮像する。撮
像された反射像は判定手段114へ転送され、ここで多
階調画像データとして画素単位で処理され、この多階調
画像データの各画素での濃度レベルと、予め作成してお
いた表面に欠陥の無いマスタ画像データの各画素での濃
度レベルとを比較・照合することにより、検査面の欠陥
や異物の有無を検査する。
【0003】暗視野用光源112は、主に検査面の散乱
光成分による像(以下、暗視野像と呼ぶ。)を得るとき
に、また明視野用光源111は、主に検査面の正反射光
成分による像(以下、明視野像と呼ぶ。)を得るときに
用いられる。明視野用光源111と暗視野用光源112
とのどちらを使うかは、検査面の性状に応じて決められ
る。たとえば、被検査物の検査面がフィルム、コート紙
などの透明・半透明の被覆面を有する場合や、検査面が
アルミニウム、銀などの高反射率の素材からなる梨地を
有する場合、検査面の凹凸や平滑度の異常を検出したい
場合には、(1)明視野用光源を採用し、(2)検査面
への入射光の傾斜角度を比較的低角度(θ=30゜以
下)とし、得られる明視野像を基にして表面の性状異常
(擦り傷など)や異物の混入の有無を検出することが多
い。
【0004】特に、フィルム、コート紙などの透明・半
透明の被覆面の状態を検査する場合は、検査面への入射
光の傾斜角度が高角度であると、その被覆面の屈折率の
関係から、入射光の大部分は被覆面を透過してしまい、
表面像を満足に得ることができない。従って、その入射
光の傾斜角度を低角度にする必要が生ずる。また、検査
面の異常箇所からくる影を強調し明瞭に表したい場合
は、この検査面への入射光の傾斜角度を低角度にする必
要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、明視野
用光源を採用し、検査面への入射光の傾斜角度を比較的
低角度となるように、品質検査装置内に明視野用光源と
撮像カメラとを組み込むと、(1)検査面への入射光の
傾斜角度を低角度にするため、撮像カメラは検査面近く
に配置せねばならず、(2)撮像カメラのワーキング・
ディスタンス(撮像カメラから検査面までの設計上の距
離)を確保するため、品質検査装置の全長(L)が大き
くならざるを得ない。従って、場所的制約の厳しい検査
ラインに合わせて、コンパクトな品質検査装置の設計・
組み立てを行うことは、非常に困難であった。例えば、
輪転印刷機で印刷処理後のロール紙の印刷面は、400
〜1250mm程度の幅を有する。この印刷面の幅全体
を一度に検査するため、撮像カメラとしてCCD(電荷
結合素子)を配列したラインセンサを用いることが多
い。しかし、この種の撮像カメラは重量およびサイズが
非常に大きいため、コンパクトに品質検査装置の設計・
組み立てを行うことが一層困難となっていた。
【0006】そこで、本発明者らは、品質検査装置の全
長(L)を縮めるべく、撮像カメラと検査面との間に広
角レンズを介在させ、そのワーキング・ディスタンスの
短縮を試みたが、結果は、像の周辺が歪み、この周辺部
において検査面の性状を正確に判別できなかった。
【0007】また、品質検査装置を組み立てた後、撮像
カメラの光軸や光源位置を微調整する必要がある。しか
し、撮像カメラの光軸を微調整するには、前記の如く重
量およびサイズの大きな撮像カメラの方向や位置を僅か
に変える作業を要するが、この作業は、非常に手間と時
間を要するものなので、品質検査装置の製造コストが高
くなる一因となっていた。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、検査面
へ低い傾斜角度で光入射するように明視野用光源を配置
し、検査面の明視野像を得るように撮像カメラを配置し
つつも、コンパクト設計が可能であり、撮像カメラの光
軸の微調整などが不要であるため簡易な製造工程と低コ
スト化とが可能な品質検査装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の品質検査装置は、被検査物の検査面を照射
する単または複数の光源と、該検査面の反射光を案内す
る光学系と、該光学系の結像面に設けられた撮像手段
と、該撮像手段によって撮像された反射像の光強度分布
をもとに前記検査面の品質を判定する判定手段とを備え
た品質検査装置であって、前記光源の出射光が検査面へ
向けて1゜〜30゜の傾斜角度で入射し該検査面で反射
した反射光を撮像手段へ案内し、該撮像手段に検査面の
明視野像を与える単または複数の反射鏡を備えることを
特徴としている。
【0010】前記反射鏡の鏡面の傾きおよび位置を調整
する調整手段が備わることが、好ましい。
【0011】また、前記撮像手段が検査面のライン状領
域を撮像するものとすることができる。
【0012】このような品質検査装置を用いて、透明ま
たは半透明の被覆面を検査することができる。
【0013】また、前記光源としてレーザ光源を用いる
こともできる。このレーザ光源を用いて半導体ウェハの
表面検査を行うことができる。
【0014】このような品質検査装置に備わる判定手段
としては、前記撮像手段によって撮像された反射像の光
強度分布から得られる多階調画像データの濃度レベルを
マスタ画像データの基準濃度レベルと比較して検査面の
欠陥の有無を判定するものを用いることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る代表的な種々の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る品質検査装置であって連続シート
の表面状態を検査するものの概略構成図である。本実施
例の品質検査装置1は、明視野用光源2、反射鏡3、反
射鏡3の傾斜角度および位置の調整手段4、撮像カメラ
5および判定手段6から構成されており、搬送ローラ7
a,7b,…,7eによって適度なテンションを付与さ
れ、矢印方向8に搬送されている連続シート9の表面状
態の良否を判定するものである。
【0016】明視野用光源2は、その出射光10が被検
査物9の検査面へ傾斜角度θで入射するように配置され
ている。この傾斜角度θの範囲は、被検査物の表面状態
を明瞭に表す像を得るという観点からは、1゜〜30
゜、特には10゜〜20゜が好ましい。また、反射鏡3
は、検査面の正反射光(入射光の入射角と等しい反射角
で表面から反射する光)11を反射して撮像カメラへ到
達させるものであり、この反射鏡3の背面には、鏡面の
傾斜角度や位置を調整する調整手段4が設けられてい
る。このように反射鏡3の存在により、撮像カメラ5を
ワーキング・ディスタンスを確保しつつ、上方へ配置す
ることができ、品質検査装置の水平方向の寸法(L1
を、従来よりも小さくすることが可能となる。また、撮
像カメラ5の光軸に僅かなズレがある場合でも、前記調
整手段4を用いることで容易にそのズレを補正すること
ができる。これにより、従来、前記のようなズレを補正
すべく、重量およびサイズの大きな撮像カメラの方向や
位置を手間を要して調整していたことが、不要となり、
製造工程の簡易化が可能となった。
【0017】また、本発明に係る品質検査装置の別の形
態としては、図2〜図5のものが挙げられる。これら実
施例の各部の構成や役割は、前記図1の実施例のものと
略同じである。図2に係る品質検査装置20は、明視野
用光源21、反射鏡22a,22b、反射鏡22a,2
2bの背面に設けられた調整手段23a,23b、撮像
カメラ24および判定手段25から構成され、被検査物
26の検査面に明視野用光源21の出射光27を照射
し、この反射光28を2枚の反射鏡22a,22bを用
いて撮像カメラへ案内する構成となっている。これによ
り、1枚の反射鏡を用いるときと比べると撮像カメラの
配置位置の自由度をより高めることができる。また、図
3〜図5に示す各実施例においても、複数の反射鏡を用
いることで、装置の水平方向および垂直方向の寸法がコ
ンパクトにされる。
【0018】本発明に係る明視野用光源としては、被検
査物の搬送幅(図面奥行き方向の幅)のライン状領域を
一様に光照射するという観点からは、ライン光源や直管
状ランプを用いることが好ましい。このような光源の具
体例としては、蛍光灯、ライトガイド式照明器(光ファ
イバなどで光照射領域近辺まで光源の光を案内する照明
器)などが挙げられる。さらに、前記のライン状領域を
光照射する光源としては、レーザ発振器などの光ビーム
をレンズを用いてライン状に照射するもの、もしくは、
前記光ビームを回転するポリゴンミラーを用いてライン
状領域に順次照射するものであってもよい。
【0019】また、本発明に係る撮像カメラとしては、
被検査物の搬送幅のライン状領域を一度に撮像できると
いう観点からは、ラインセンサを用いることが好まし
い。このラインセンサとしては、CCD(電荷結合素
子)やフォトダイオードなどの固体撮像素子を配列した
ものを用いることができる。たとえば、256画素,5
12画素,1024画素,2048画素,4096画
素,8192画素を有するラインセンサにより高精度の
像を得ることができる。また、ラインセンサとしては、
白黒面撮像用のものに限らず、カラー面撮像用のものを
用いることができる。
【0020】また、本発明に係る被検査物としては、押
出成形などによる透明・半透明のフィルムやシート、も
しくは、基材上に透明・半透明の薄い被覆面をラミネー
ト形成して得られるラミネートフィルムなどが挙げられ
る。たとえばフィルムは、押出成形機において、熱可塑
性樹脂からなる樹脂ペレットを輸送、溶融、混練した後
に、Tダイにおいて所定の厚みにフィルム状にして、冷
却固化することにより成形される。その樹脂ペレットを
溶融する際、溶融が不十分だと、成形フィルムに、いわ
ゆるフィッシュアイなどが生じて不良個所となり、ま
た、成形フィルムを搬送する際、成形フィルムに、ロー
ラなどの搬送部材と擦れて筋状の傷が生じて不良個所と
なることもある。上述したように、これら材質の被検査
物の検査面の不良個所の有無は、検査光を低い傾斜角度
で検査面へ入射させ、その反射像を明視野像として得な
いと見つけることが難しい。なお、ロール紙などの紙面
に生じた表面傷などの不良個所の有無も同様に検査する
ことができる。
【0021】また、本発明に係る被検査物としては、上
記の他に、基材上にアルミニウムや銀などを真空蒸着し
たもの、もしくはスパッタリングにより表面に金属粒子
を蒸着させて薄い皮膜を形成したものが挙げられる。本
発明では、これら蒸着面の欠けの有無を検査することが
できる。
【0022】さらに、本発明に係る品質検査装置は、上
記の被検査物の上にオフセット印刷、グラビア印刷、フ
レキソ印刷、スクリーン印刷などを施し、その印刷面の
印刷状態をも同時に検査することができる。たとえば、
カラーインクによる印刷面の品質検査の他、フィルムや
シートなどの上に、引掻き剥離性(印刷処理後に硬貨や
爪などにより印刷面を容易に剥離可能とする性質)を有
するインクで印刷したものの品質検査を行うことも可能
である。引掻き剥離性を有する印刷面は、通常、銀色な
どの高反射率の素材からなる梨地であることが多く、印
刷面は適度な乱反射を起こす。印刷面に欠けが生じる
と、被検査物の一部が露出するので、この露出箇所を本
発明に係る品質検査装置で検出することができる。ま
た、印刷インクとして、アルミニウム粉,ブロンズ粉,
銅粉などの金属粉顔料、パール粉などの真珠光沢顔料を
使用し、印刷面に適度な凹凸を生じさせた表面状態も同
様にして検査することができる。
【0023】撮像カメラで撮像された検査面の像は、判
定手段に転送され、ここで処理される。好ましい判定手
段としては、光強度分布による多階調画像データとして
画素単位で処理し、この多階調画像データの各画素の濃
度レベルと、予め撮像された無欠陥の表面のマスタ画像
データの基準濃度レベルとを比較・照合することによ
り、検査面の良否を判定するものが挙げられる。この判
定結果は、スピーカーへ転送されて警告音などとして出
力してもよいし、また、CRTなどの画像表示手段へ出
力されて欠陥個所などを表示してもよい。
【0024】次に、図6は、本発明に係る品質検査装置
の別の実施例を示す概略構成図である。本実施例の品質
検査装置60は、レーザ光源61、反射鏡62a,62
b、反射鏡62a,62bの傾斜角度調整手段63a,
63b、撮像カメラ64および判定手段65から構成さ
れ、半導体ウェハ66の表面状態の良否を判定するもの
である。被検査物である半導体ウェハ66の表面は、蒸
着膜のエピタキシー成長や集積回路形成などのため、凹
凸や平坦度、塵埃などの異物の混入の有無などを厳しく
管理される必要がある。とくに表面に塵埃が付着するの
を防ぐため、半導体ウェハ66は、高清浄度の雰囲気下
にあるクリーンルーム内において表面検査を行われる。
【0025】その半導体ウェハ66の表面検査は、以下
のように行われる。先ず、レーザ光源61のレーザ出射
光67は、反射鏡62aにおいて反射し、所定の入射角
度で半導体ウェハ66の表面に入射する。そして、その
反射光68が反射鏡62bで反射した後にCCDカメラ
などの撮像カメラへ到達し、半導体ウェハ表面の所定領
域の像を与える。半導体ウェハ66を保持する保持台6
9には、半導体ウェハ66をX−Y方向へ移動させるX
−Y方向移動手段70が備わっており、このX−Y方向
移動手段70により半導体ウェハ66を移動させ、レー
ザ光による照射領域を順次移動させて、その全表面の像
を与える。次に、得られた像は判定手段65へ転送さ
れ、ここで、多階調画像データとして画素単位で処理さ
れる。この多階調画像データの各画素の濃度レベルと、
予め撮像された無欠陥の表面のマスタ画像データの基準
濃度レベルとを比較・照合することにより、検査面の良
否が判定される。
【0026】このように反射鏡62a,62bの存在に
より、撮像カメラ64は、半導体ウェハの搬送の障害と
ならずに、また狭いクリーンルーム内においても効率的
に配置される。従って、低い傾斜角度(1゜〜30゜)
で検査面にレーザ光を照射し、撮像カメラでその明視野
像を得ることが可能となるのである。
【0027】次に、図7は、本発明に係る品質検査装置
の別の実施例を示す概略構成図である。本実施例の品質
検査装置は、オフセット印刷装置により印刷された枚葉
印刷紙の印刷状態および表面状態の良否を判定するもの
である。
【0028】図7によれば、オフセット印刷装置の印刷
部90は、圧胴91、ブランケット胴92、中間胴(ま
たは枚葉紙送り胴)93、および枚葉紙を案内するシー
トガイド94などから構成される。枚葉紙は、中間胴9
3によって圧胴91とブランケット胴92との間に送り
こまれ、ここで印刷される。多色印刷を行う場合には、
このような印刷部が中間胴を介して複数並置されてお
り、各印刷部で順次印刷が施される。最終的に印刷され
た枚葉印刷紙は、圧胴91からスプロケット95aへ案
内される。スプロケット95a,95bには、左右一対
のチェン96が無端状に掛けられ、一方のスプロケット
95aがモータ(図示せず)により図の時計方向に駆動
され、このスプロケット95aの駆動によりチェン96
が矢印方向97に走行している。チェン96には竿、把
持爪などからなる把持手段98が取り付けられ、この把
持手段98により、最終的に印刷された枚葉印刷紙99
の先端部が把持されて、チェン96の走行に伴い搬送さ
れる。枚葉印刷紙99は、ガイド100の上を水平状態
で搬送され、品質検査装置80において検査される。検
査後の枚葉印刷紙は、インク乾燥装置101へと搬送さ
れ、ここで、UV(紫外線)ランプやIR(赤外線)ラ
ンプなどによって乾燥される。この後、枚葉印刷紙は、
把持手段98の解放により、検査の結果に応じて、不良
品用受箱102または良品用受箱103へ選択的に落下
して収納される。
【0029】本実施例の品質検査装置80は、スプロケ
ット95aとインク乾燥装置101との間に配置され、
主な構成として、検査面を照射する明視野用光源81
と、撮像カメラ82と、検査面の反射光を撮像カメラ8
2へ案内する反射鏡83と、撮像カメラ82によって撮
像された反射像の光強度分布をもとに検査面の状態の良
否を判定する判定手段84とを備えている。本実施例の
光源としては、インク乾燥装置の近辺の高温環境下でも
安定して発光できるという観点からは、ハロゲンラン
プ、ハロゲン化金属ランプまたは水銀ランプを用いるこ
とが好ましい。とくにハロゲンランプは、約400℃の
高温環境下でも安定して発光可能なので、より好まし
い。
【0030】このように反射鏡83の存在により、スプ
ロケット95aとインク乾燥装置101との間の限られ
た空間内に検査ラインを設け、この検査ラインに本実施
例の品質検査装置を組み込むことが可能となる。
【0031】
【発明の効果】上述の如く、本発明の品質検査装置は、
光源の出射光が検査面へ向けて1゜〜30゜の傾斜角度
で入射し該検査面で反射した反射光を撮像手段へ案内
し、該撮像手段に検査面の明視野像を与える単または複
数の反射鏡を備えているので、撮像カメラの配置位置を
自在に決められるため、場所的制約の厳しい検査ライン
に合わせて品質検査装置をコンパクトに設計することが
できる。
【0032】また、前記反射鏡の鏡面の傾きおよび位置
を調整する調整手段が備わることにより、撮像カメラ本
体の方向や位置を調整し撮像カメラの光軸などの微調整
をする必要が無くなるので、簡易な製造工程と製造コス
トを低く抑えることとが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る品質検査装置であって連続シート
の表面状態を検査する実施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る品質検査装置であって2枚の反射
鏡を用いた実施例を示す概略構成図である。
【図3】本発明に係る品質検査装置であって4枚の反射
鏡を用いた実施例を示す概略構成図である。
【図4】本発明に係る品質検査装置であって3枚の反射
鏡を用いた実施例を示す概略構成図である。
【図5】本発明に係る品質検査装置であって4枚の反射
鏡を用いた実施例を示す概略構成図である。
【図6】本発明に係る品質検査装置であって半導体ウェ
ハ検査用の実施例を示す概略構成図である。
【図7】本発明に係る品質検査装置であって枚葉印刷紙
を検査する実施例を示す概略構成図である。
【図8】従来の品質検査装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 品質検査装置 2 明視野用光源 3 反射鏡 4 調整手段 5 撮像カメラ 6 判定手段 7a,7b,7c,7d,7e 搬送ローラ 8 矢印方向 9 連続シート 10 出射光 11 正反射光 20 品質検査装置 21 明視野用光源 22a,22b 反射鏡 23a,23b 調整
手段 24 撮像カメラ 25 判定手段 26 被検査物 27 光源の出射光 28 検査面の反射光 30 品質検査装置 31 光源 32a,32b,32c, 32d 反射鏡 33a,33b,33c,33d 調整手段 34 撮像カメラ 35 被検査物 40 品質検査装置 41 光源 42a,42b,42c 反射鏡 43a,43b,43c 調整手段 44 撮像カメラ 45 被検査物 50 品質検査装置 51 光源 52a,52b,52c,52d 反射鏡 53a,53b,53c,53d 調整手段 54 撮像カメラ 55 被検査物 60 品質検査装置 61 レーザ光源 62a,62b 反射鏡 63a、63b 傾斜
角度調整手段 64 撮像カメラ 65 判定手段 66 半導体ウェハ 67 レーザ出射光 68 反射光 69 保持台 70 X−Y方向移動手段 80 品質検査装置 81 明視野用光源 82 撮像カメラ 83 反射鏡 84 判定手段 90 印刷部 91 圧胴 92 ブランケット胴 93 中間胴(または
枚葉紙送り胴) 94 シートガイド 95a,95b スプ
ロケット 96 チェン 97 矢印方向 98 把持手段 99 枚葉印刷紙 100 ガイド 101 インク乾燥装
置 102 不良品用受箱 103 良品用受箱 110 品質検査装置 111 明視野用光源 112 暗視野用光源 113 撮像カメラ 114 判定手段 115 矢印方向 116 被検査物 117,118 出射
フロントページの続き (72)発明者 李 銀会 京都市南区上鳥羽大柳町1番5 ダックエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 氷上 好孝 京都市南区上鳥羽大柳町1番5 ダックエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2C250 EA02 EA12 EB32 EB43 EC01 2G051 AA34 AA41 AA51 AB02 AB07 AC21 BA01 BA10 BB01 CA03 CB01 CC11 DA06 DA07 EA16 EB01 5B057 AA03 AA11 BA15 BA17 DA03 DB02 DB09 DC22 DC36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物の検査面を照射する単または複
    数の光源と、該検査面の反射光を案内する光学系と、該
    光学系の結像面に設けられた撮像手段と、該撮像手段に
    よって撮像された反射像の光強度分布をもとに前記検査
    面の品質を判定する判定手段とを備えた品質検査装置で
    あって、前記光源の出射光が検査面へ向けて1゜〜30
    ゜の傾斜角度で入射し該検査面で反射した反射光を撮像
    手段へ案内し、該撮像手段に検査面の明視野像を与える
    単または複数の反射鏡を備えることを特徴とする品質検
    査装置。
  2. 【請求項2】 前記反射鏡の鏡面の傾きおよび位置を調
    整する調整手段が備わる請求項1記載の品質検査装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段が検査面のライン状領域を
    撮像するものである請求項1または請求項2記載の品質
    検査装置。
  4. 【請求項4】 前記検査面が透明または半透明の被覆面
    を有する請求項1〜3の何れか1項に記載の品質検査装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光源としてレーザ光源を用いる請求
    項1〜4の何れか1項に記載の品質検査装置。
  6. 【請求項6】 前記検査面が半導体ウェハである請求項
    5記載の品質検査装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段が、前記撮像手段によって
    撮像された反射像の光強度分布から得られる多階調画像
    データの濃度レベルをマスタ画像データの基準濃度レベ
    ルと比較して検査面の欠陥の有無を判定するものである
    請求項1〜6の何れか1項に記載の品質検査装置。
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