JP2000055447A - 遠隔操作器及びこれを用いた空気調和機 - Google Patents

遠隔操作器及びこれを用いた空気調和機

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JP2000055447A
JP2000055447A JP10221837A JP22183798A JP2000055447A JP 2000055447 A JP2000055447 A JP 2000055447A JP 10221837 A JP10221837 A JP 10221837A JP 22183798 A JP22183798 A JP 22183798A JP 2000055447 A JP2000055447 A JP 2000055447A
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Japan
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air conditioner
remote controller
operation button
button
operating condition
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JP10221837A
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English (en)
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Motoo Morimoto
素生 森本
Yoshimi Inoue
義美 井上
Kuniyuki Yamada
邦之 山田
Yuko Kikuchi
祐子 菊池
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアコンの機能を削減なしにリモコンの操作
可能な操作ボタンの個数を低減できるようにし、子供や
高齢者まで的確な操作ができるようにする。 【解決手段】 リモコンには、各機能の運転条件を設
定,変更するための操作ボタン21〜2N に加え、固定
手段7と解除手段8とを設ける。通常の状態では、操作
器制御部3は、各操作ボタン21〜2N からの指令信号
を受け付け、変調回路4,送信部5を介して図示しない
リモコン本体に送信し、その指令に応じた機能の運転条
件を設定したり、変更したりする。固定手段7が操作さ
れると、操作器制御部3は、操作ボタン21〜2N のう
ちの予め決められた操作ボタン(指定操作ボタン)が操
作されても、これからの指令信号はリモコン本体に送ら
ず、リモコンの運転状態を固定した運転条件固定状態に
設定する。解除手段8が操作されると、操作器制御部3
は運転条件固定状態を解除し、もとの通常状態に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器本体の遠隔操
作器に係り、特に、設定されている現状の運転内容を固
定(ロック)し、また、これを解除する機能を有する遠
隔操作器及びこれを用いた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機には、その機器本体に
燃焼部を備えて室内で使われるタイプのものに、安全性
を考慮して子供が勝手に運転できないようにするため
に、チャイルドロック機能を備えたものが商品として販
売されている。その基本構成としては、機器本体の操作
部に専用のチャイルドロックスイッチを取り付けたり、
他の運転操作ボタンにチャイルドロック機能を兼用させ
てたりするものであり、かかるチャイルドロックスイッ
チや操作ボタンで所定の手順に従って操作することによ
り、運転機能をロックするものである。これによると、
機器本体の運転を初め、全ての機器操作ができなくな
り、子供が勝手に運転できないようにしていたずらなど
に基づく災害を防止できるものとしている。また、解除
手段を操作することにより、チャイルドロック機能を解
除することができ、これらより、機器本体の運転操作が
再び可能となるようにしている。
【0003】ここで、かかるチャイルドロック機能を備
えた機器として、(株)日立製作所製の石油ファンヒー
タ(型式OVF−A30)を例にその操作方法を具体的
に説明する。
【0004】図14にかかる石油ファンヒータの外観を
示すものであって、その本体14の上面に運転操作/表
示部15が設けられ、その前面に温風吹出口16が設け
られている。かかる石油ファンヒータは、床上の身近な
所に置いて使われるために、子供が簡単に運転操作/表
示部15に触れることができ、誤って運転を開始させて
しまうおそれがある。
【0005】図15は図14における運転操作/表示部
15の詳細を示す図であって、運転(点火)を開始させ
る運転ボタン17やこの運転を停止させる切りボタン1
8などの操作ボタンなどに加えて、チャイルドロックさ
れたときに点灯するチャイルドロックランプ19が設け
られている。かかる運転操作/表示部15によると、運
転ボタン17を押すだけで簡単に運転(点火)が開始す
る。
【0006】ここでは、かかる運転操作/表示部15に
おいて、チャイルドロックやその解除の機能を既設の操
作ボタンに兼用させており、かかる操作ボタンの通常の
操作と区別するために、かかる機能のための操作に工夫
がなされている。
【0007】即ち、図16に示すように、石油ファンヒ
ータの運転停止中に切りボタン18を5秒間以内に5回
押すと、チャイルドロック状態となってチャイルドロッ
クランプ19が点灯し、運転操作/表示部15での全て
の操作ができなくなって運転停止状態に保持される。ま
た、このチャイルドロック状態を解除するには、運転ボ
タン17を、同様に、5秒間以内に5回押せばよく、こ
れにより、チャイルドロック状態が解除されてチャイル
ドロックランプ19が消灯する。
【0008】一方、ルームエアコン(以下、エアコンと
いう)で代表される電気による熱源を有する空調機器で
は、裸火を使わないため、安全性が高く、上記のような
チャイルドロック機能を備えたものは見当たらない。む
しろ、安全であるという特徴を生かすべく、室内の壁上
部に取り付けられていても容易に運転操作をすることが
できるように、遠隔操作器(以下、リモコンという)に
よる遠隔操作方式が採用されている。しかし、リモコン
を使うとなれば、子供でも自由に操作することが可能で
ある。
【0009】図17はかかるリモコンを用いたエアコン
の運転方法を概略的に示したものであって、エアコン本
体の室内機20は壁上部に取り付けられており、ユーザ
がリモコン1を室内機20の受信部21へ向けて該当す
る操作ボタン2を押すと、運転指令信号が赤外線として
受信部21に送られる。室内機20では、この赤外線の
受光とともに、例えば、「ピ」という受付音が発せら
れ、また、内部の制御部でリモコン1からの運転指令の
内容が判別され、その判別結果に従った運転が開始され
る。
【0010】図18はリモコン1を含むエアコン全体の
制御系の構成を示すブロック図である。
【0011】同図において、リモコン1は、運転機能
(運転開始や運転停止,室温設定,運転モードの切替
え,風速/風向の切替え,予約設定など)を選択するた
めの操作ボタン2(ここでは、1つのみを示している
が、夫々の運転内容に応じて設けられている)や操作ボ
タン2の操作による運転内容を示す表示部6,マイコン
などからなり、いずれの操作ボタン2が操作されたかを
判別してその操作ボタン2に対応した運転指令信号を生
成し、また、表示部6などを制御する操作器制御部3,
この操作器制御部3で生成された運転指令信号を変調す
る変調回路4,この変調された運転指令信号を赤外線信
号に変換し、エアコン本体に送信する送信部5などから
構成されている。
【0012】また、エアコン本体は、室内機20と室外
機30とから構成されている。室内機20では、リモコ
ン1からの赤外線を受信して変調された電気信号に変換
する受信部21やこの電気信号をもとの運転指令信号に
復調する復調回路22,この運転指令信号を解読し、エ
アコン本体の各部に運転指令を出す室内機制御部23,
この運転指令に応じて室内機熱交換器や室内機ファンな
どの室内機機構部25を駆動する室内機駆動回路24,
室内環境を検出するための室内センサ26,エアコン本
体の運転状況を表示する表示灯27,リモコン1からの
運転指令信号の受信を音で知らせる音発生手段28など
が設けられており、室外機30では、室内機20の室内
機制御部23と情報のやり取りをし、室外機駆動回路3
3に運転指令を出す室外機制御部31や室外環境を検出
する室外センサ32,室外機駆動回路33によって駆動
される圧縮機モータや室外機熱交換器などの室外機機構
部34などが設けられている。
【0013】かかる構成のエアコンにおいては、リモコ
ン1での操作ボタン2の操作により、エアコン本体の室
内機制御部23や室外機制御部31がリモコン1から運
転指令を取り込み、運転開始や運転停止,予約などを実
行したり、また、室内センサ26や室外センサ32から
の環境情報を取り込んで、運転指令に基づく運転制御を
行なう。また、温度や運転モード,風速/風向などの設
定変更も全てリモコン1で操作ボタン2を操作すること
によって行なわれる。このため、リモコン1での操作性
がエアコン本体の運転にとって重要なものとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多くの機能
を備え、このために、リモコンでの操作ボタンの個数が
多く設けられた機器、例えば、空調機器においては、こ
のように多機能化されて多数の操作ボタンを有するが故
に、次のような問題が生ずる。これを空調機器の代表例
としてのエアコンを例に説明する。
【0015】エアコンは、夏期の冷房運転や冬期の暖房
運転,梅雨時の除湿運転、その他、空気清浄運転,送風
運転など多くの機能を有しており、1年中空調機器とし
て利用されている。さらに、マイコンを搭載して各運転
でのきめ細かな制御が行なうことができるようにして、
快適性の向上が図られている。かかるエアコンの多機能
化,高機能化とともに、エアコンが一家に1台から1部
屋に1台の方向へと普及し、それに伴ってユーザの対象
が広がってきているし、さらに、高齢化社会への移行な
どにより、次のような課題が生じてきた。
【0016】(1)エアコンの多機能化,高機能化に伴
う課題 エアコンは、年間空調機として多くの機能を備えている
上に、快適性の向上のために、様々な運転モードも備
え、多機能化,高機能化が進んでいる。このために、操
作指令を発生するリモコンとしては、かかるエアコンの
機能が増えた分、どうしても操作ボタンが増えたり、同
一操作ボタンを続けて押すサイクリック構成の選択肢の
中から運転機能を選択する操作が必要となり、操作が複
雑になってきた。このため、常に全ての操作ボタンを使
う訳ではないが、機能を減らさずに運転操作を簡単にす
るためのさらなる改善が必要である。
【0017】図19は従来のリモコンの一例((株)日
立製作所製のエアコン(型式RAS−2810JX)用
リモコン)を示す外観図であって、同図(a)は蓋1a
を閉じた状態を、同図(b)は蓋1aを開いた状態を夫
々示している。なお、図18に対応する部分には同一符
号を付けている。
【0018】図19(a)に示すように、使用頻度の高
い操作ボタンのみ、即ち、運転と停止を兼ねた運転/停
止ボタン2aや空気清浄運転を開始させるための空気清
浄ボタン2e,室温を設定するための室温設定ボタン2
d,PAMパワフル運転を開始させるためのPAMパワ
フルボタン2f、除湿運転を開始させる除湿ボタン2
g,おやすみタイマ運転を開始するおやすみタイマーボ
タン2hは蓋1aの外側に設けることにより、直接目に
付く操作ボタンの個数を減らし、選択し易くして操作性
を向上させている。
【0019】使用頻度が低い操作ボタンは、図19
(b)に示すように、蓋1aを開けたくぼみ部内の操作
部に設けられている。かかる操作ボタンとしては、切り
タイマー時刻をセットするための切りタイマーボタン2
bや入りタイマー時刻をセットするための入りタイマー
ボタン2i,タイマー予約の内容を室内機に予約するた
めの予約ボタン2j,タイマー予約を取り消すための取
消ボタン2k,別売の加湿・換気機器の運転を開始させ
るための加湿・換気ボタン2m,上下風向板をスイング
させたり、好みの角度に変えるための自動風向上下ボタ
ン2n,各運転時の風速を選ぶための風速切換ボタン2
p,運転モードの種類を選ぶための運転切換ボタン2
c,時刻をセットするための時刻ボタン2q,現在時刻
の確認と変更を行なうための日付・現在時刻ボタン2
r,動作が正常でないときにリセットをするためのリセ
ットスイッチ2sである。
【0020】なお、表示部6では、全ての内容が表示さ
れているようにしているが、運転時には、選択した機能
に対する内容のみが表示される。
【0021】図20に図19における各操作ボタンとそ
の運転機能の内容をまとめた一覧を示す図であり、図示
する番号は図19における操作ボタンに付した符号に対
応する。
【0022】図20から明らかなように、運転切換を初
めとして、多くの操作ボタンはサイクリック構造(即
ち、操作する毎に設定値,設定モードが切り替わり、そ
の切替りがサイクリックに行なわれる構造)となってお
り、同じ操作ボタンを繰り返し押すことにより、所望と
する運転内容を選択できる。
【0023】このように、操作ボタンの個数が多い上、
多くの操作ボタンはサイクリック構造になっており、従
って、かかる機能を使いこなすためには、一通りの操作
をマスターすることが必要である。設定を誤れば、当然
異なった運転状態となる。従って、常に全ての操作ボタ
ンを使う必要がある訳ではないが、このように操作ボタ
ンが多くて操作の手順も複雑になると、必然的に子供や
高齢者に負担が重くかかることになって、家庭の中で
も、操作できる人が限られてしまうことになる。
【0024】(2)ユーザの拡大に伴う課題 近年では、各部屋にエアコンが設置されるようになって
ユーザ層が拡大し、誰もが自分で運転操作をして使う必
要が生じてきた。例えば、高齢者や子供の部屋に設置し
た場合、その部屋の住人である高齢者や子供が自分で操
作できることが望ましい。しかし、このような機械に詳
しくない若しくはリモコンの操作をマスターするのが困
難な人々に、いかに不自由なく操作してもらえるかとい
うことが問題となってきている。
【0025】(3)高齢化に伴う課題 高齢者のみの世帯にエアコンを設置する場合でも、販売
店では、一般家庭と同様に使い方を説明して引き渡して
いる。しかし、高齢者には、その説明をしても充分には
分かってもらえない場合もあるし、近くにその使い方を
教えてくれる人がいない場合も多いため、例えば、操作
を誤ったが、もとの状態にするにはどうしたらよいのか
といったような使い方に関する質問やクレームが一般の
家庭より多く販売店に対してなされ、その都度使い方の
説明に店員が呼び出されているのが現状である。近年、
高齢化が進んでいることを考えると、近くにエアコンの
使い方を教えてくれる人がいない高齢者のみの世帯はま
すます増大することになり、販売店にとって、このよう
なクレームへの対応や操作説明に多大の時間を取られる
問題はますます深刻化するものとなる。
【0026】(4)誤操作、誤使用に伴う課題 上記のように、操作ボタンを押すことによって容易にエ
アコンの設定内容を変更できるため、例えば、機能が全
く逆な暖房と冷房とを誤るなど、操作ボタンの押し間違
いが、即、誤操作につながってしまう。同様に、室温設
定ボタンを押すことによって室温を容易にかつ広範囲に
変更できるため、暑すぎたり、寒すぎたりするような不
適切な設定値に容易に設定してしまう恐れがある。
【0027】かかる誤操作は、運転を開始して直ちに画
像や音声が出力されるテレビなどの機器とは異なり、エ
アコンは、その特性から、運転操作を行なってから粗の
匝瑳に対する応答の開始、さらには、目的とする設定室
内温度になるまでには、それなりの時間を必要とする。
このため、誤操作に気付くのが遅れ、不快な環境となっ
てしまう。これとともに、これは、省電力に反する無駄
な運転を行なったことにもなる。また、高齢者は、一般
に、温熱感覚が低下しているため、例えば、暖め過ぎた
り、冷やし過ぎたりなど不適切な環境に晒された場合、
それに気づくのが遅れ若しくは気づかないため、結果的
に体調を悪くするという問題も生じる。
【0028】本発明の目的は、かかる問題を解消し、空
気調和機などの機器本体の機能を損なうことなく、ユー
ザや周囲の状況に応じて適切な必要最小限度の操作がで
きるようにした遠隔操作器を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】簡単な操作を実現するた
めには、機器本体の機能を低減してリモコンの操作部の
構成を簡略化する方法もあるが、リモコンをさらに別途
設計して製造することとなるため、費用や手間がかかる
し、これまで開発されてきた多くの便利な機能が使えな
いことになるなどの点から、良い方法とはいえない。そ
こで、本発明は、これまでと構成が同じ遠隔操作器でも
って、ほとんど費用をかけずに、上記課題を解決するた
めに、次の要素を満足させるものとするものである。
【0030】機器本体の機能を削減せずに、遠隔操作
器の操作の簡単化を図る。 誤操作・誤使用をなくすために、予め決められた機能
について必要な項目を設定した後、その項目を一時的に
固定した状態とすることができるようにし、その項目の
変更操作は受け付けないようにする。 頻繁に使う操作ボタンを少なくし、ユーザが使い易
く、説明者が使い方を説明し易くする。
【0031】マイコンの進歩で自動運転機能は充実して
おり、適切な運転条件を設定しておくことにより、その
後は機器にまかせても、快適な環境の維持は、基本的に
は、問題ない。
【0032】そこで、本発明は、設定されている運転条
件をそのまま固定する固定手段とその固定を解除する解
除手段とを設け、かかる固定手段で運転条件が一旦固定
されると、運転の開始と停止とが運転/停止ボタンで操
作できるだけで、他の操作ボタンが押されてもそれを受
け付けず、運転条件を変更させないようにする。そし
て、運転条件を換えたい場合には、解除手段を押して運
転条件の固定を解除すればよい。
【0033】本発明は、設定されている運転条件の固定
手段及び解除手段として、これら専用の手段を設けるの
であるが、遠隔操作器に若干の部品の追加と従来用いら
れている制御ソフトの一部を変更するだけでよい。
【0034】即ち、固定手段で運転条件の固定操作を行
なったときには、固定信号が発生するが、制御部にこの
固定信号の有無を判別する判別回路を追加する。制御部
は、かかる固定信号を検出すると、予め決められた操作
ボタンからの運転条件の指令信号を受け付けず、あるい
は、指令信号を受け付けても、これに対する運転条件を
設定するための指令信号を機器本体に送信しない。この
ようにして、かかる操作ボタンの操作で設定される運転
条件が固定される。また、制御部は、固定信号を検出し
ない場合、あるいは解除手段からの解除信号を検出した
場合、通常の運転状態となり、全ての操作ボタンからの
指令を機器本体に送信する。
【0035】かかる固定,解除手段としては、例えば、
2個以上の接点を有して2種以上の異なった接点信号を
出力するスライドスイッチを用い、これら接点信号の1
つを固定信号とし、他の1つを解除信号として、スライ
ドスイッチの接点位置に応じて運転条件の固定と解除と
を切り換える方法や、操作部に既設の操作ボタンを複数
個使用する方法、例えば、操作ボタンを2個使用し、通
常の状態(運転条件が固定されていない状態)にあると
き、これら2個の操作ボタンを予め定めた順序で、互い
にオーバーラップするように、操作すると、このオーバ
ーラップしたときに固定信号を発生させるようにする。
また、運転条件が固定された状態で同様の操作を行なう
と、同様にして、解除信号を発生させるようにする。あ
るいはまた、1つの特定の操作ボタンを一定時間内に所
定回数繰り返し操作したとき、固定信号や解除信号を発
生させるようにする。このようにして、スイッチ類の追
加なしに、簡単に運転条件の固定と解除とを行なわせる
ことができる。
【0036】ところで、運転条件が固定されている状態
にあるときに、このことを知らないでいるユーザが操作
ボタンを操作した場合、いくら操作してもこれが受け付
けられず、機器の運転条件が変わらないから、故障と間
違われる可能性がある。そこで、本発明は、遠隔操作器
に発生手段を設け、あるいは機器本体に設けられている
発生手段を利用し、運転条件の固定状態とその解除状態
とで異なる応答音を発生されたり、音声で固定状態であ
ることを知らせるようにする。あるいはまた、遠隔操作
器の表示部で固定状態にあることを示すマークなどを表
示させたり、遠隔操作器を振動させたりしてもよい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による遠隔操作器の一実施
形態を示す機能ブロック図であって、21,22,……,
n は操作ボタン、3aは受付手段、3bは判別手段、
3cは制御手段、3dはメモリ手段、7は固定手段、8
は解除手段、9は発音手段であり、図18に対応する部
分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0038】同図において、この実施形態(遠隔操作
器:以下、リモコンという)の操作部には、図19で示
したような運転/停止,室温設定,運転切換,予約設定
など各機能の運転条件(ここで、運転条件とは機能の設
定状態をいい、例えば、機能が「運転/停止」の場合に
は、エアコンの運転,運転停止をいい、機能が「室温設
定」の場合には、設定される室内温度の値をいい、機能
が「運転切換」の場合には、図20に示すように、自
動,暖房,ドライ,冷房,送風などの運転モードをい
う)を切換え設定するためのN個の操作ボタン21
2,……,2N のほかに、固定手段7と解除手段8と
が設けられている。ここで、この固定手段7は、これら
操作ボタン21〜2N のうちの予め決められた操作ボタ
ンの操作を受け付けないようにして、これら操作ボタン
によって設定される運転条件を固定するものであり、ま
た、解除手段8は、これを解除して全ての操作ボタン2
1〜2N の操作を受け付ける状態に戻すためのものであ
る。以下では、固定手段7により、かかる操作ボタンに
よって設定される運転条件が固定された状態を運転条件
固定状態、固定されない状態を通常状態と夫々言うこと
にする。
【0039】操作器制御部3は、図18で説明したよう
に、マイコンを主体とした構成をなしているが、機能的
には、図1に示すように、受付手段3aと判別手段3b
と制御手段3cとメモリ手段3dとから構成されてい
る。受付手段3aは、固定手段7,解除手段8や操作ボ
タン21〜2N の操作による電気信号(即ち、指令信
号)を受け付けるものであって、この指令信号は、制御
手段3cの制御のもとに、メモリ手段3dに既に書き込
まれている同じ機能の運転条件と書き替えられるととも
に、判別手段3bにも供給され、この指令信号が固定手
段7,解除手段8や操作ボタン21〜2N のいずれの操
作によるものか(即ち、どのような指令内容を持つもの
か)を判別される。制御手段3cは、この判別手段3b
の判別結果に応じて、メモリ手段3dから書き替えられ
た上記の指令信号を読み出させて変調回路4に供給し、
送信部5からエアコン本体に送信させる。ここで、固定
手段7,解除手段8の操作による指令信号は、メモリ3
dに書き込まれない。
【0040】なお、上記各指令信号には、先頭部にそれ
を発生する固定手段7,解除手段8や操作ボタン21
Nを示す識別情報が付加されており、判別手段3bは
この識別情報によってその発生源、即ち、機能を判別す
る。
【0041】いま、固定手段7が操作され、これによる
指令信号が受付手段3aを介して判別手段3bに供給さ
れ、判別手段3bがこの指令信号が固定手段7の操作に
よるものと判別すると、制御手段3cは、この判別結果
に基づいて、それ以降に操作ボタン21〜2N のうちの
予め指定された1個以上の操作ボタン2X(以下、これ
らを指定操作ボタン2X という。但し、x=1,2,…
…,n)の操作による指令信号をメモリ手段3dに書き
込まないようにする(この場合、この操作ボタン2X
対するメモリ手段3dに既に書き込まれている指令信号
を読み出して、機器本体に送信してもよいし、また、読
み出さないようにしてもよい)。従って、かかる操作ボ
タン2X を操作しても、これに対する機器本体(以下、
エアコンとして説明する)の機能(例えば、室温設定)
の運転条件(例えば、設定温度値)は変化せず、固定手
段7が操作されたときに設定されていた運転条件に固定
されている。即ち、運転条件固定状態にある。
【0042】また、運転条件固定状態にあるときに、解
除手段8が操作されてその指令信号が受付手段3aを介
して判別手段3bに供給されると、判別手段3bのその
判別結果に基づいて、制御手段3cが操作ボタン2から
の指令信号をメモリ手段3dに書込み/読出し可能と
し、この運転条件固定状態を解除して通常状態にする。
【0043】また、この実施形態では、発音部9が設け
られており、制御手段3cにより、運転条件固定状態で
固定された指定操作ボタン2X が操作されたときには、
判別手段3bのその判別結果に基づいて特定の音を発し
て運転条件固定状態であることをユーザに知らせる。そ
こで、ユーザは、操作ボタン2X を操作しても、エアコ
ンの運転条件が変化しない理由を知ることができる。
【0044】図2は以上の動作を行なわせる操作器制御
部3の動作を示すフローチャートである。
【0045】図2(a)において、いま、操作ボタン2
(以下、操作ボタン21〜2N のいずれかを指す場合、
このように、操作ボタン2という)が操作されて受付手
段3aが指令信号を受け付けたとすると(ステップ10
0)、判別手段3bは、この指令信号から、予め定めた
機能であるかどうか、即ち、この指令信号が指定操作ボ
タン2X からの指令信号であるかどうか判定する(ステ
ップ101)。これが指定操作ボタン2X からのもので
ないときには、その指令信号はメモリ手段3dから読み
出されて、上記のように、送信部5からエアコン本体に
送信される(ステップ103)。指定操作ボタン2X
らの指令信号である場合には(ステップ101)、運転
条件固定状態でなくて通常状態にあるとき(ステップ1
02)、その指令信号はメモリ手段3dから読み出され
て、上記のように、送信部5からエアコン本体に送信さ
れるが(ステップ103)、運転条件固定状態にあると
きには(ステップ102)、メモリ手段3dから指令信
号が読み出されることなく、次の操作ボタン2の操作待
ち状態となる。
【0046】このようにして、通常状態にあるときに
は、操作される操作ボタン2の種類にかかわらず、この
操作ボタン2の操作に伴う指令信号がエアコン本体に送
信され、これに対応した機能の運転条件が変更される。
これに対して、運転条件固定状態にあるときには、特定
される指定操作ボタン2X の操作に伴う指令信号はエア
コン本体に送信されず、その機能の運転条件はそのまま
維持されることになり、また、この指定操作ボタン2X
以外の操作ボタン2の操作に伴う指令信号は送信部5か
らエアコン本体に送信され、その機能の運転条件がこの
指令信号によって変更される。
【0047】なお、図1及び図2(a)は、判断手段3
bが受付手段3aで受け付けられた指令信号を判別する
ものであったが、図2(b)に示すように、まず、操作
ボタン2からの指令信号によって予め定めた機能である
かどうかを判定し(ステップ101’)、指定操作ボタ
ン2X 以外の操作ボタン2からの指令信号であるとき、
あるいは運転条件固定状態でないとき、指令信号を受け
付けてエアコン本体に送信するようにしてもよい。この
場合には、例えば、図1において、指定操作ボタン2X
に対しては、受付手段3aにスイッチ手段を設け、判別
手段3bは固定手段7と解除手段8とからの指令信号の
みを入力するようにし、判別手段3bが固定手段7から
の指令信号を検出すると、このスイッチ手段をオフし、
指定操作ボタン2X からの指令信号がこのスイッチ手段
によって受け付けられないようにすればよい。勿論、こ
の場合には、メモリ手段3dは必要ではなくなるし、ま
た、解除手段8からの指令信号が検出されると、このス
イッチ手段がオンして全ての操作ボタン2の指令信号が
受け付けられることはいうまでもない。
【0048】また、図1において、メモリ手段3dの代
わりに、制御手段3cによって制御されるスイッチ手段
を用いるようにしてもよい。この場合、制御手段3c
は、判別手段3bの判別結果に応じてこのスイッチ手段
をオン,オフ制御するものであるが、通常状態では、こ
のスイッチ手段を常時オン状態としていずれの操作ボタ
ン2からの指令信号もエアコン本体に送信するように
し、また、運転条件固定状態では、指定操作ボタン2X
からの指令信号に対しては、このスイッチ手段をオフに
する。
【0049】図3及び図4は図1に示したリモコン1に
おける固定手段7,解除手段8の一具体例の外観を示す
図であって、10はスライドスイッチである。
【0050】図3において、図示するリモコン1は、図
19に示した従来のリモコンと外観が同様のものである
が、蓋1aを開いたくぼみ部内の操作部の適宜の位置
(ここでは、右上隅部としている)にスライドスイッチ
10が追加されている。このスライドスイッチ10は、
図1における固定手段7,解除手段8の操作手段をなす
ものである。
【0051】このスライドスイッチ10は複数の接点を
有しており、夫々の接点から異なる情報内容の電気信号
が出力される。ここでは、スライドスイッチ10は2個
の接点を有するものとし、図4(a)に示すように、ス
ライダ10aを一方の接点側(図示では、右側)に位置
設定すると、固定手段7が操作されたものとして、スラ
イドスイッチ10は運転条件固定状態を設定するための
指令信号(固定信号)を発生する。この固定信号が判別
手段3b(図1)に供給され、制御手段3c(図1)に
よって上記の運転条件固定状態が設定される。また、ス
ライダ10aを、図4(b)に示すように、他方の接点
側(図示では、左側)に位置設定すると、他の指令信号
(解除信号)が発生して判別手段3bに供給され、制御
手段3cによってこれまでの運転条件固定状態が解除さ
れて通常状態に戻る。
【0052】このようにして、簡単な操作でもって、運
転条件固定状態と通常状態とを切り換えることができ
る。また、このスライドスイッチ10は、リモコン1で
の、通常、操作に使用する頻度が非常に少ない蓋1aで
塞がれたくぼみ内の操作部に設けられており、従って、
スライドスイッチ10の操作によって一旦運転条件固定
状態が設定されれば、これが誤って解除されるおそれは
ほとんどない。
【0053】そこで、いま、スライドスイッチ10のス
ライダ10aを図4(b)に示す状態として通常状態にし
ておき、上記の指定操作ボタン2X を操作して夫々の機
能の運転条件を快適な運転が行なわれる条件に設定し、
次いで、スライダ10aを図4(a)に示す状態にして
運転条件固定状態を設定することにより、かかる快適な
運転が常に行なわれることになり、誤って指定操作ボタ
ン2X を操作しても、運転条件が変化することがない。
【0054】なお、スライドスイッチ10の取付け位置
としては、上記のように、操作部ばかりではなく、側
面、裏面などリモコン1内であればどこでも構わない。
誤操作や子供のいたずらをさらに確実に防ぐためには、
例えば、図5に示すように、リモコン1の裏側に設けら
れた電池11の収納部12内に配置する方法もある。こ
の場合には、この電池収納部12は蓋13で塞がれ、特
に、子供などはこの蓋13を開けることがないので、確
実に運転条件固定状態が維持される。
【0055】次に、運転/停止ボタン以外が運転条件固
定状態が設定される指定操作ボタン2X として、この実
施例の動作を説明する。
【0056】この場合には、スライドスイッチ10によ
って運転条件固定状態が設定されているときには、図6
に示すように、操作ボタン21〜2N の1つである運転
/停止ボタン2aのみが機能するものであり、他の操作
ボタン2は機能が固定されて、それが操作されても、そ
れによる指令信号はエアコン本体に送信されない。この
場合の操作シーケンスを図7によって説明する。
【0057】同図において、スライドスイッチ10が図
4(b)の示す状態にあるときには、エアコンは通常(解
除)状態にあって、運転/停止ボタン2aは勿論のこ
と、他の全ての操作ボタン2からの指令信号が操作器制
御部3(図1,図2)で受け付けられ、エアコン本体に
送信されてエアコンは指令通りの運転が行なわれる。こ
れに対し、スライドスイッチ10を図4(a)に示す状
態にすると、運転/停止ボタン2a以外の指定操作ボタ
ン2X からの指令信号が操作器制御部3で受け付られな
い。このため、誤ってかかる指定操作ボタン2X が操作
されても、エンコンの運転開始,運転停止以外の機能の
運転条件は変化せず、誤操作や誤使用の危険性をなくす
ことができる。
【0058】この運転条件固定状態においても、エアコ
ンが有する各機能は作動しているものであり、その機能
の運転条件が変化しないようにしているものである。従
って、この実施形態では、エアコンの機能を削減するこ
となく、操作できる操作ボタンの個数を削減できるもの
であり、これにより、子供に対しては、いたずらなどに
よる誤操作,誤使用を防止することができるし、また、
高齢者に対しては、操作可能な操作ボタン2を必要最小
限度の個数にすることができ、使い勝手が向上して操作
性が改善される。
【0059】また、所望機能の運転条件を変更したい場
合には、単にスライドスイッチ10を操作して運転条件
固定状態を解除し、通常状態に戻せばよく、この場合も
操作が簡単である。
【0060】ところで、上記の固定手段7,解除手段8
の具体例は、リモコン1に別途も受けたスライドスイッ
チ10を用いるものであったが、リモコン1の寸法上の
制約や価格上昇上の制約などから、リモコン1上にかか
る専用の操作手段を設けることができない場合がある。
【0061】図8はかかる問題を解消する図1における
固定手段7,解除手段8の他の具体例とその操作方法を
示す図であって、この場合のリモコンの外観は図19で
示したような従来のリモコンと変わるところはない。
【0062】この具体例は、リモコン1の操作部での既
存の操作ボタン2を工夫して活用することにより、固定
手段7と解除手段8との機能を持たせるものである。と
ころで、このように既存の操作ボタン2を使用する場
合、この操作ボタン2の本来の作用と区別するような操
作が必要であり、その一例として、2個の操作ボタン2
を用いて特別な操作を行なうようにする方法がある。こ
の場合、使用する操作ボタンとしては、エアコンの運転
指令を直接発生する操作ボタン2は、それが操作される
と、直ちに運転状態が変化してしまうので、避けるべき
である。例えば、固定手段7と解除手段8との機能に使
用する一方の操作ボタン2を運転/停止ボタン2aとす
ると、これと他方の操作ボタン2とで特別な操作をした
としても、この運転/停止ボタン2aが操作されること
により、エアコンは運転開始、あるいは運転停止してし
まうことになり、好ましくない場合が多い。
【0063】そこで、この具体例では、操作されても、
エアコンの運転状態を変化させることのない操作ボタン
2、例えば、図8に示すように、操作されても時刻入力
待ち状態となる切りタイマーボタン2bを一方の操作ボ
タンとして利用し、図9に示すように、通常状態におい
て、切りタイマーボタン2bを押した状態で他の任意の
操作ボタン2、例えば、運転切替ボタン2cを押すと
(即ち、切りタイマーボタン2bと運転切替ボタン2c
との操作がオーバラップしたときに)、固定手段7が操
作された状態となり、運転条件固定状態が設定されるよ
うにする。また、運転条件固定状態において、同様に、
切りタイマーボタン2bを押した状態で他の任意の操作
ボタン2を押すと、解除手段8が操作された状態とな
り、通常状態に戻る。この場合、切りタイマーボタン2
bの操作によって設定される時刻入力待ち状態は、他の
操作ボタン2を上記のオーバラップ操作させることによ
り、解除されるようにする。
【0064】なお、この場合、使用する2つの操作ボタ
ン2のうちの一方は、固定手段7と解除手段8とで同じ
操作ボタン2、例えば、上記の切りタイマーボタン2b
とするが、他方の操作ボタン2としては、固定手段7と
解除手段8とで必ずしも同じ操作ボタンであると決める
必要もない。
【0065】また、必ず操作する操作ボタン2を切りタ
イマーボタン2bに限定する必要もない。むしろ好まし
いというものであって、この切りタイマーボタン2bの
代わりに他の操作ボタン2であってもよい。場合によっ
ては、操作手順を特定することにより、運転/停止ボタ
ン2aを必ず操作するようにしてもよい。例えば、他の
操作ボタン2を操作した状態でこの運転/停止ボタン2
aを操作ということにし、この運転/停止ボタン2a
は、他の操作ボタン2と同時に操作したときには、機能
しないように、ソフトウエアを構成すればよい。
【0066】ところで、以上説明した運転条件固定状態
では、運転/停止ボタン2a以外は受け付けられないと
したが、図10に示すように、室温設定ボタン2d(図
19)も、運転条件固定状態で受け付けられるようにし
てもよい。これにより、室温も自由に変更できるように
なる。さらには、除湿ボタン2gなどの他の操作ボタン
2も、運転条件固定状態でも受け付けられるようにして
もよい。
【0067】なお、逆に、運転/停止ボタン2aを含む
全ての操作ボタン2を指定操作ボタン2X としてもよ
い。この場合には、例えば、エアコンを運転中に固定手
段7によって運転条件固定状態にすると、エアコンを停
止させることもできないし、また、エアコンを運転停止
中に固定手段7によって運転条件固定状態にすると、エ
アコンを運転開始させることもできない。これは、1日
中エアコンを運転しておきたい環境や運転させない状況
の場合、状況をなにも知らない人によって操作させた
り、いたずらされたりすることによって生ずる不慮の事
態を防止することができる。
【0068】以上のことは、図3や図5に示したスライ
ドスイッチ10を用いる場合についても同様であるし、
後述する具体例についても同様である。
【0069】ところで、以上は、特定の操作ボタン2と
任意の操作ボタン2との2つの操作ボタンをオーバラッ
プ操作することにより、運転条件固定状態の設定,解除
を行なうことができるようにしたものであるが、1個の
特定の操作ボタン2を特定の方法で操作することによ
り、同様の作用をなすようにすることもできる。
【0070】即ち、予め決められた特定の操作ボタン2
を予め決められた長さの時間内に所定回数以上繰り返し
操作すると、運転条件固定状態の設定,解除が行なわれ
るようにするものである。図11はその具体例を示すも
のであって、上記と同じ理由から切りタイマーボタン2
bを利用し(勿論、他の操作ボタン2であってもよ
い)、通常状態で、例えば、5秒間に5回以上操作する
と、運転条件固定状態となり、運転条件固定状態で同じ
く切りタイマーボタン2bを、例えば、5秒間に5回以
上操作すると、この運転条件固定状態が解除されてもと
の通常状態に戻るようにする。勿論、この場合も、リモ
コンの外観は、図19に示したような従来のリモコンと
同様である。
【0071】以上のようにして、従来のリモコンにスラ
イドスイッチなどの簡単な操作手段を追加したり、既存
の操作ボタンを特定の方法で操作するようにすることに
より、簡単に運転条件固定状態を設定することができる
し、また、この運転条件固定状態を解除することがで
き、リモコンの構成を格別変更する必要なしにかかる状
態の切換えを行なうことが可能となる。
【0072】ところで、以上のように、運転条件固定状
態に設定して操作ボタンの機能を固定した場合、ユーザ
がこのことを知らないでリモコンを操作すると、機能が
固定されている操作ボタンを操作してもエアコンがこれ
に応答せず、このため、このユーザはエアコンが故障し
ていると誤解するおそれがある。
【0073】これを防止するために、この実施形態で
は、運転条件固定状態が設定されているときには、表示
部(図1)に、図12に示すように、運転条件固定状態
にあることを示す、例えば、「ロック」といったような
文字や絵柄などを表示するようにする。
【0074】また、他の例としては、リモコンの発生部
9(図1)やエアコンの室内機での音発生手段28(図
18)から運転条件固定状態と通常状態とで異なる音が
発生させるようにすることもできる。
【0075】図14(a)はリモコンの発生部9で発生
させる音の具体例を示すものであって、ここでは、通常
状態では、いずれの操作ボタン2を操作しても、その操
作毎に、例えば、「ピッ」という音を発生させ、運転条
件固定状態では、機能が固定されていない操作ボタンが
操作されたときには、上記の「ピッ」という音を発生さ
せるが、機能が固定された(即ち、操作し手も指令信号
が受け付けられない状態にある)指定操作ボタン2X
操作されたときには、これとは異なる、例えば、「ピピ
ピ」という音を発生させるものである。
【0076】また、図14(b)はエアコン本体の音発
生手段28(図18)での発生出力の具体例を示すもの
であって、ここでも、通常状態では、いずれの操作ボタ
ン2を操作しても、その操作毎に、例えば、「ピッ」と
いう音を発生させ、運転条件固定状態では、機能が固定
されていない操作ボタンが操作されたときには、上記の
「ピッ」という音を発生させるが、機能が固定された指
定操作ボタン2X が操作されたときには、これとは異な
る、例えば、「変更機能が固定されています」という合
成音声を出力させる。これによると、子供から高齢者ま
で皆に分かり易い表現方法となる。
【0077】但し、この場合には、図1に示すリモコン
1において、運転条件固定状態や通常状態にかかわら
ず、いずれの操作ボタン2から指令信号が送られてきて
も、制御手段3cが変調回路4,送信部5を介して音声
情報をエアコン本体に送信するようにする。この音声情
報は、指定操作ボタン2X の操作による場合には、運転
条件固定状態と通常状態とで内容を異ならせる。一方、
エアコン本体では、かかる音声情報に応じて音声信号を
生成し、これで音発生手段28を駆動するようにする。
【0078】なお、図1において、発音部9の代わり
に、振動発生部を設けるようにしてもよい。この場合に
は、制御手段3cは、運転条件固定状態に指定操作ボタ
ン2Xから指令信号を受けたときのみ、この振動発生部
を駆動するようにする。これにより、リモコン1全体が
振動し、これがユーザのリモコン1をもっている手に伝
わって、ユーザは運転条件固定状態にあることを認識で
きる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
居間などの家族皆で使う場所では、主人や主婦が予め適
切な値にセットし、その後、運転条件固定状態にセット
しておけば、その後の運転は運転/停止ボタンの操作で
のみでよく、さらに、他の操作ボタンを誤って操作され
ても設定値が変化しないから、操作ボタン数が低減され
て操作し易いリモコンとしての利用ができる。このた
め、親が留守でも、子供が使えたり、来客が自分で使え
るなど、家族の誰もが必要なときに、いつでも手軽に操
作可能となり、常に快適な環境を簡単に提供する効果が
ある。さらに、主人や主婦などの特定の人の負担を軽減
することも可能となる。
【0080】また、本発明によると、高齢者や子供が個
室で使う場合に、同居している主人や主婦が予め適切な
運転条件にセットした状態で機能を固定しておけば、高
齢者や子供が誤って操作して誤った運転条件を設定し、
不適切な運転となる問題を防止することができる。その
結果、悪環境での体調悪化の防止や、暖め過ぎ,冷やし
すぎるといったことによる無駄な運転を防止することが
でき、省電力にもつながる。
【0081】さらに、本発明によると、販売店の人が、
高齢者のみの住宅など自分1人ではうまく運転操作がで
きない顧客に対して、予め適切な運転条件にセットした
状態で機能を固定し、運転/停止ボタンのみ押せば良い
旨の簡単な説明で相手に安心して引き渡すことが可能と
なる。それ以後、運転/停止ボタンのみの操作でよく、
誤操作や誤使用の心配が減り、クレーム電話の減少と販
売店の訪問サービスの労力低減につながる。
【0082】さらに、本発明によると、機器メーカとし
ては、部品の僅かな追加と運転プログラムの一部変更の
みで操作が簡単となるリモコンへの対応が可能であり、
コスト上昇を押さえる効果は大きい。さらに、機器本体
に搭載している快適性を向上させるための種々の機能が
そのまま活用できるため、より良い機器を提供する本来
の使命を果たせる。
【0083】さらにまた、本発明によると、今後の高齢
化社会へ向け、運転機能を低下させることなく、簡単な
操作を実現でき、バリアフリーとしての今後の展開方向
を示す効果がある。
【0084】さらに、本発明によると、表示部に運転条
件固定状態が設定されている旨の文字若しくは絵表示を
併せて表示させることにより、現在の状態を容易に把握
でき、一層の誤操作を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による遠隔操作器の一実施形態を
示す機能ブロック図であ
【図2】図1における操作器制御部の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】図1における固定手段,解除手段の一具体例の
リモコンでの一設置位置を示す外観図である。
【図4】図3に示した固定手段,解除手段の具体例の操
作を説明するための図である。
【図5】図3に示した固定手段,解除手段の具体例のリ
モコンでの他の設置位置を示す図である。
【図6】図1に示した実施形態での運転条件固定状態で
の操作を示す図である。
【図7】図3,図5に示した具体例の操作に伴う運転条
件固定状態と通常状態とでの各操作ボタンの操作による
エアコンの動作を示すタイミング図である。
【図8】図1における固定手段,解除手段の他の具体例
の操作方法を示す図である。
【図9】図8に示した具体例の運転条件固定状態と通常
状態との設定のための操作と夫々の状態での各操作ボタ
ンの操作によるエアコンの動作を示すタイミング図であ
る。
【図10】図8に示した具体例の運転条件固定状態と通
常状態との設定のための操作と夫々の状態での各操作ボ
タンの操作によるエアコンの他の動作を示すタイミング
図である。
【図11】図8に示した具体例の運転条件固定状態と通
常状態との設定のための他の操作と夫々の状態での各操
作ボタンの操作によるエアコンの動作を示すタイミング
図である。
【図12】図1に示した実施形態でのリモコンの表示部
での運転条件固定状態が設定されていることを知らせる
表示内容の例を示す図である。
【図13】図1に示した実施形態での運転条件固定状態
が設定されていることを知らせる内容の発生音の例を示
す図である。
【図14】従来の石油ファンヒータの外観を示す斜視図
である。
【図15】図14における操作部を示す図である。
【図16】図15に示した操作部でのチャイルドロック
の操作方法を示す図である。
【図17】エアコンの操作方法を示す図である。
【図18】従来のリモコンも含めたエアコンの制御系統
を示すブロック図である。
【図19】エアコンの従来のリモコンの一例を示す平面
図である。
【図20】図19に示したリモコンの各操作ボタンの機
能と運転条件を示す図である。
【符号の説明】
1 リモコン 2,21〜2N 操作ボタン 2a 運転/停止ボタン 2b 切りタイマーボタン 2c 運転切換ボタン 2d 温室設定ボタン 2X 指定操作ボタン 3 操作機制御部 3a 受付手段 3b 判別手段 3c 制御手段 3d メモリ手段 4 変調回路 5 送信部 6 表示部 7 固定手段 8 解除手段 9 発音手段 10 スイラドスイッチ 10a スライダ 12 電池収納部 20 エアコンの室内機 30 エアコンの室外機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 邦之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 菊池 祐子 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 Fターム(参考) 3L061 BB01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体が有する機能夫々に対応した複
    数の操作ボタンを備え、所望とする該操作ボタンを操作
    することにより、操作された該操作ボタンに対応した該
    機器本体の機能の運転条件の設定,制御をする遠隔操作
    器において、 該機器本体の予め決められた1以上の機能を現状の運転
    条件に固定する固定手段と、 該固定手段による該運転条件の固定を解除する解除手段
    とを設け、該固定手段によって固定された該機能の運転
    条件が、該機能に対応した該操作ボタンが操作されて
    も、変更されないように構成したことを特徴とする遠隔
    操作器。
  2. 【請求項2】 空気調和機本体が有する各機能夫々に対
    応した複数の操作ボタンを備え、所望とする該操作ボタ
    ンを操作することにより、操作された該操作ボタンに対
    応した機能の運転条件を可変とし、該空気調和機本体の
    運転状態を制御するようにした遠隔操作器において、 操作をすることにより、該機能のうちの予め決められた
    少なくとも1つの機能の運転条件を該操作の時点で設定
    されている運転条件に固定する固定手段と、 該固定手段による該運転条件の固定を解除する解除手段
    とを設け、該固定手段によって固定された該運転条件
    が、該運転条件を設定もしくは変更するための該操作ボ
    タンが操作されても、変更されないように構成したこと
    を特徴とする空気調和機の遠隔操作器。
  3. 【請求項3】 空気調和機本体が有する各機能夫々に対
    応した複数の操作ボタンを備え、所望とする該操作ボタ
    ンを操作することにより、該操作ボタンの操作に伴う指
    令信号が送信部から該空気調和機本体に送信されて、操
    作された該操作ボタンに対応した該空気調和機本体の機
    能の運転条件を可変とし、該空気調和機本体の運転状態
    を制御するようにした空気調和機の遠隔操作器におい
    て、 操作によって固定信号を発生する固定手段と、 操作によって解除信号を発生する解除手段と、 該固定信号を受けることにより、該操作ボタンのうちの
    予め指定された操作ボタンの操作に伴う指令信号の該操
    作部からの送信を禁止して、操作された該予め指定され
    た操作ボタンに対応した該空気調和機本体での機能の運
    転条件を設定もしくは変更不能とする運転条件固定状態
    に設定し、該解除信号を受けることにより、該運転条件
    固定状態を解除する制御部とを設け、該運転条件固定状
    態では、該操作ボタンのうちの一部でのみ、該空気調和
    機本体の運転制御を可能に構成したことを特徴とする空
    気調和機の遠隔操作器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記予め指定された操作ボタンは、前記空気調和機本体
    における運転開始,運転停止,室温設定,運転切換,風
    速切換,風向切換,タイマー設定,時刻設定の各機能の
    うちの任意に選択した機能に対応する操作ボタンである
    ことを特徴とする空気調和機の遠隔操作器
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記予め指定された操作ボタンは、前記空気調和機本体
    の運転開始と運転停止との機能以外の全ての機能に対す
    る操作ボタンであることを特徴とする空気調和機の遠隔
    操作器
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記予め指定された操作ボタンは、前記空気調和機本体
    の運転開始と運転停止と室温設定の機能以外の全ての機
    能に対する操作ボタンであることを特徴とする空気調和
    機の遠隔操作器
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれか1つにおいて、 前記固定手段と解除手段とは、少なくとも2個の接点を
    有するスライドスイッチからなり、1つの該接点に前記
    固定手段の機能をもたせ、他の1つの接点に前記解除手
    段の機能を持たせたことを特徴とする空気調和機の遠隔
    操作器。
  8. 【請求項8】 請求項3〜6のいずれか1つにおいて、 前記固定手段と解除手段とは、前記操作ボタンの内の所
    定の2つの操作ボタンを兼用するものであって、 前記運転条件固定状態にないときには、該2つの操作ボ
    タンを予め決められた手順に従って操作することによ
    り、前記固定信号が発生して前記運転条件固定状態に切
    り換え、前記運転条件固定状態にあるときには、該2つ
    の操作ボタンを予め決められた手順に従って操作するこ
    とにより、前記解除信号が発生して前記運転条件固定状
    態を解除するように構成したことを特徴とする空気調和
    機の遠隔操作器。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記2つの操作ボタンのうちの1つは、その操作によっ
    て直ちに前記空気調和機本体で設定されている該当運転
    条件が変化しない操作ボタンであって、 前記2つの操作ボタンの操作がオーバラップしたとき、
    前記固定信号や前記解除信号が発生するように構成した
    ことを特徴とする空気調和機の遠隔操作器。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記2つの操作ボタンのうちの1つは、切りタイマー設
    定ボタンであることを特徴とする空気調和機の遠隔操作
    器。
  11. 【請求項11】 請求項3〜6のいずれか1つにおい
    て、 前記固定手段と解除手段とは、前記操作ボタンの内の所
    定の1つの操作ボタンを兼用するものであって、 前記運転条件固定状態にないときには、該1つの操作ボ
    タンを予め決められた手順に従って操作することによ
    り、前記固定信号が発生して前記運転条件固定状態に切
    り換え、前記運転条件固定状態にあるときには、該1つ
    の操作ボタンを予め決められた手順に従って操作するこ
    とにより、前記解除信号が発生して前記運転条件固定状
    態を解除するように構成したことを特徴とする空気調和
    機の遠隔操作器。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記1つの操作ボタンは、その操作によって直ちに前記
    空気調和機本体で設定されている該当運転条件が変化し
    ない操作ボタンであって、 前記1つの操作ボタンの操作が一定時間内に所定の複数
    回以上行なわれたとき、前記固定信号や前記解除信号が
    発生するように構成したことを特徴とする空気調和機の
    遠隔操作器。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記1つの操作ボタンは、切りタイマー設定ボタンであ
    ることを特徴とする空気調和機の遠隔操作器。
  14. 【請求項14】 請求項3〜13のいずれか1つにおい
    て、 前記操作ボタンの操作に伴う運転条件を表示する表示部
    を有し、 該表示部に、前記空気調和機本体が前記運転条件固定状
    態であることを示す情報を表示するように構成したこと
    を特徴とする空気調和機の遠隔操作器。
  15. 【請求項15】 請求項3〜13のいずれか1つにおい
    て、 前記操作ボタンからの指令信号を前記制御部が受ける毎
    に音を発生する発音手段を設け、 前記予め指定された操作ボタンからの指令信号を前記制
    御部が受けたときの該発音手段が発生する音が、前記運
    転条件固定状態にあるときと前記運転条件固定状態が解
    除されている状態にあるときとで異ならせることを特徴
    とする空気調和機の遠隔操作器。
  16. 【請求項16】 請求項3〜13のいずれか1つにおい
    て、 振動発生手段を設け、 前記制御部は、前記運転条件固定状態にあるとき、前記
    予め指定された操作ボタンからの指令信号を前記制御部
    が受けると、該振動手段を駆動した振動を発生させるこ
    とを特徴とする空気調和機の遠隔操作器。
  17. 【請求項17】 請求項3〜13のいずれか1つに記載
    の遠隔操作器と、該遠隔操作器から送信される指令信号
    に応じて運転制御される空気調和機本体とからなる空気
    調和機において、 該遠隔操作器は、前記操作ボタンの操作とともに該空気
    調和機本体に音声信号を送信して、該空気調和機本体で
    の音声発生部で前記操作ボタンが操作されたことを示す
    音声を発生させ、 前記予め指定された操作ボタンの操作を示す該音声の内
    容を前記運転条件固定状態とそれが解除された通常状態
    とで異ならせることを特徴とする空気調和機。
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