JP2000054366A - 地盤改良機械 - Google Patents

地盤改良機械

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JP2000054366A
JP2000054366A JP10220072A JP22007298A JP2000054366A JP 2000054366 A JP2000054366 A JP 2000054366A JP 10220072 A JP10220072 A JP 10220072A JP 22007298 A JP22007298 A JP 22007298A JP 2000054366 A JP2000054366 A JP 2000054366A
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KANAI JUKI KOGYO KK
KATO KENSETSU KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良基準面を余掘りせず、また地中貫入、抜
脱に伴う抵抗を低減し、更に土砂と固化材をより完全に
混合することができる地盤改良機械を提供する。 【解決手段】 駆動輪12A、12Bと誘導輪21A、
21Bと第2誘導輪31A、31Bとに張架され、外周
にカッタ刃K1、K2が形成された攪拌翼24A、24
Bを備えたチェーン23A、23Bを地中で駆動するこ
とにより、該攪拌翼24A、24Bにより地盤を攪拌す
る地盤改良機械1において、前記誘導輪21A、21B
の軸心と平行な軸心を備える第2誘導輪31A、31B
を備え、前記チェーン23A、23Bを前記誘導輪21
A、21Bと第2誘導輪31A、31Bとで水平になる
よう張架する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤中に下降して
地盤と固化材の粉体又はスラリーを攪拌混合する掘削装
置を有する地盤改良機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、地盤中に下降して地盤を攪拌
混合する掘削装置である地盤改良機械101が存在す
る。この地盤改良機械101は、図11に示すように、
クローラ102を有する自走可能なバックホー103に
可動自在なアーム104の先端部105に保持されてい
る。地盤改良機械101は、地盤を掘削、攪拌しながら
下降し、固化材と混合する。地盤改良機械101には、
固化材を吐出するための固化材吐出装置106が載置さ
れている。
【0003】図12に示すように、地盤改良装置101
には、アーム104(図示なし)の先端部105(図示
なし)と結合する結合部107を有する門状の機枠10
8が設けられている。機枠108には、側板108A、
108Bが設けられている。機枠108の上方には、駆
動軸109が軸架されている。また、機枠108の側板
108Aの上方内壁には駆動軸109を回転駆動する駆
動モータ110が配設されている。駆動軸109の図中
右端にはスプロケット111が固着されている。駆動モ
ータ110の下方には、駆動輪112A、112Bが回
転軸113に固着されている。回転軸113の図中右端
にはスプロケット114が固着されている。スプロケッ
ト111とスプロケット114とは、チェーン115に
よって係合されている。地盤改良機械101は、機枠1
08が土砂による押圧に耐え得るように、上方には強化
枠116を添設している。また、機枠108が土砂によ
る押圧に耐え得るように、駆動輪112A、112Bの
下方にも横枠117、118、119を横架している。
【0004】横枠117、118、119には、支持枠
120A、120Bが駆動輪112A、112Bと対応
する位置で垂下されている。この支持枠120A、12
0Bの下端部には誘導輪121A、121Bが軸着され
ている。
【0005】スプロケット111、114とチェーン1
15が作動するときに、土砂を巻き込んで作動障害を起
こさないように、チェーンボックス122が設けられて
いる。
【0006】チェーン123A、123Bとの間には、
固化材を圧送する固化材圧送管128が配設され、固化
材圧送管128の下端部には固化材吐出装置106が設
けられている。固化材吐出装置106は、誘導輪121
A、121Bの間に配設されている。
【0007】図13に示すように、駆動輪112A、1
12Bと誘導輪121A、121Bとの間には、チェー
ン123A、123Bが各々無端状に張架されている。
チェーン123A、123Bの外面上には、地盤を掘削
して攪拌するための広幅の攪拌翼124Aと挟幅の攪拌
翼124Bが交互に複数列設されている。
【0008】また、支持枠120A、120Bには、弓
形の板バネ125A、125Bが溶接され、頂点部分に
は補助輪126A、126Bが添設され、また支持枠1
20A、120Bを介して補助輪126A、126Bの
反対側には、補助輪127A、127Bが支持枠120
A、120Bに溶接されており、チェーン123A、1
23Bに弛みが生じないように調整している。
【0009】次に、上記構成を有する従来の地盤改良機
械101の作用について説明する。地盤の改良作業を行
うときには、オペレータの操作により、バックホー10
3が作業場所まで移動され、アーム104の先端部10
5に結合部107が連結された地盤改良機械101が、
アーム104の操作により地盤に垂直に立てられる。
【0010】ついで、オペレータの操作により駆動モー
タ110が回動されると、駆動軸109が回転する。駆
動軸109の回転に伴い、駆動軸109に固着されたス
プロケット111も連動して回転する。駆動モータ11
0によって発生した動力は、スプロケット111からチ
ェーン115を介してスプロケット114に伝達され
る。チェーン115の回動を受けて、スプロケット11
4とスプロケット114が固着する回転軸113が一体
的に回転する。また、回転軸113に固着されている誘
導輪112A、112Bも回転軸113と一体的に回動
する。
【0011】駆動輪112A、112Bが回転すると、
駆動輪112A、112Bを巻回するチェーン123
A、123Bが誘導輪121A、121Bと補助輪12
6A、126B、127A、127Bに案内されて回動
する。チェーン123A、123Bは、回動しながら攪
拌翼124A、124Bによって地盤を掘削しながら攪
拌し、地盤改良機械101を地中へ降下させる。
【0012】また、固化材圧送管128から圧送されて
きた固化材は、固化材吐出装置106から吐出され、攪
拌翼124A、124Bによって土砂と混合される。
【0013】従来の地盤改良機械101は、チェーン1
23A、123Bの各々に、広幅の攪拌翼124Aと挟
幅の攪拌翼124Bを交互に設けて、機械周辺の地盤を
掘削して攪拌し、土砂と誘導輪121A、121Bに近
設された固化材吐出装置106から吐出される固化材と
を均一に混合し易くするという特徴があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
地盤改良機械101には、次のような問題点があった。 (1)図13に示すように、従来の地盤改良機械101
においては、誘導輪121A、121Bが円形であるた
め、改良底面部が半円状となる。通常、地盤改良機械を
用いて作業する場合、作業面積が広範であるため、地盤
改良機械101は、図14に示すように、1回目123
A1、2回目123A2、3回目123A3、4回目1
23A4と混合回数を重ねる。地盤改良機械101は、
最低限の混合回数で改良基準面Xを斑なく水平に改良す
るために、誘導輪121A1、121A2、121A
3、121A4のそれぞれ半分を改良基準面Xよりも深
く掘り下げる。しかし、誘導輪121A1、121A
2、121A3、121A4によって改良基準面Xより
も掘り下げられたS1部分は余堀であり、このような余
堀は作業効率を悪くする。また、図13に示すように、
補助輪126A、126Bが誘導輪121A、121B
よりも張り出しているため、改良を要する地盤の面積に
加えて、補助輪126A、126B方向の固化材吐出装
置106から補助輪126A、126Bまでの固化材が
混合されない部分S2まで掘削、攪拌しなければ、改良
基準面Xを隅々まで斑なく混合することができない。従
って、固化材が混合されない部分S2の改良を行なうた
めに、補助輪126A、126Bと誘導輪121A、1
21Bのチェーン123A、123B内の張り出し箇所
のラップ施工が必要となるため、その張り出し箇所が余
堀となり、作業効率が低減されるという問題がある。
【0015】(2)駆動モータ110が機枠108上方
に設けられているので、駆動モータ110によって生じ
た動力を駆動輪112A、112Bに伝達するチェーン
115が側板108Bの外壁に設けられ、チェーン11
5が巻回するスプロケット111とスプロケット114
も側板108Bの外壁に形成されているため、これらが
土砂を巻き込んで作動不良を起こすことを防ぐために、
チェーンボックス122が設けられている。従って、図
12に示すように、チェーンボックス122の下側の地
盤は、攪拌翼124A、124Bによって攪拌されない
ので、図中斜線部S4は未改良部分となり、地盤改良機
械101が地中に貫入する際の抵抗の原因となり、作業
効率を低減させるという問題点がある。
【0016】(3)また、機枠108は連結部107が
設けられた天井部と強化枠116を有しているため、チ
ェーン123A、123Bが強化枠116に引っかから
ないように、側板108A、108Bは、攪拌翼124
Aの軌道範囲124A’の外側に設けられている。よっ
て、地盤改良機械101を土中に貫入する際に、側板8
A、8Bは、未改良部分である図中斜線部S3、S4に
降下されるので、貫入抵抗を生じ、作業効率が悪い。
【0017】(4)門状に形成された機枠108の天井
部が平であるため、地中に降下している地盤改良機械1
01を抜脱する際に、地盤改良機械101を上載土によ
る抵抗を受けながら引き抜く形になり、作業効率が低減
し、またアーム104の先端部105に結合する結合部
107に負担がかかり、故障するおそれがあるという問
題点がある。
【0018】(5)地盤改良機械101は、結合部10
7によって、アーム104の先端部105に支持されて
いる。この結合部107を機枠108の天井部に設け、
更に駆動軸109及び横枠117、118、119を保
持するために、機枠108は門状に形成されている。門
状の機枠108にチェーン123A、123Bが接触し
ないように、側板108A、108Bは、攪拌翼124
Aの軌道範囲124A’の外側に配設されるようにしな
ければならない。従って、側板108A、108Bの下
方部分は、未改良部分S3、S4となり貫入抵抗の要因
となり、作業効率を低減させるという問題点がある。
【0019】(6)図15(a)は、図12の下面図で
ある。従来の地盤改良機械101の固化材吐出装置10
6は誘導輪121A、121Bの間に配設されているた
め、図15(a)に示すように、固化材吐出装置106
から固化材が吐出されても、誘導輪121A、121B
が左右の吐出口を塞いでしまうので、固化材吐出範囲T
1は、誘導輪121A、121Bの間のみとなり、攪拌
翼124Aの軌道範囲124A’の隅々まで固化材を吐
出することができず、固化材と地盤との混合効率が悪い
という問題点がある。
【0020】(7)更に、図12に示すように、攪拌翼
124A、124Bは外方向にのみカッタ刃が形成され
ているので、固化材吐出口装置106の吐出口周辺の土
砂に隙間が確保されず、固化材が吐出され難く、また固
化材が吐出されても攪拌翼124A、124Bによっ
て、土砂と固化材が均一に混合され難いという問題点が
ある。
【0021】以上のように、従来の地盤改良機械におい
ては、余堀、地盤の未改良部分によって生ずる地中貫入
時の抵抗、地中抜脱に伴う抵抗、そして固化材吐出口周
辺の不完全な混合により作業効率が低減されるので、地
盤改良の目的が十分達せられないという課題があった。
【0022】そこで、本発明は、改良基準面を余掘りせ
ず、また地中貫入、抜脱に伴う抵抗を低減し、更に土砂
と固化材をより完全に混合することができる地盤改良機
械を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の地盤改良機械は、次のような構成を有す
る。 (1)発明が解決しようとする課題(1)を解決するた
めに、本発明の地盤改良機械は、駆動輪と誘導輪とに張
架され、外周にカッタ刃が形成された攪拌翼を備えたチ
ェーンを地中で駆動することにより、該攪拌翼により地
盤を攪拌する地盤改良機械であって、前記誘導輪の軸心
と平行な軸心を備える第2誘導輪を備え、前記チェーン
が、前記誘導輪と前記第2誘導輪とで水平に張架されて
いる。かかる構成を備える本発明の地盤改良機械は、次
のような作用、効果を生ずる。すなわち、誘導輪と第2
誘導輪の軸心が水平に配設されているため、改良底面部
が平となり、誘導輪の半ばまで掘り下げる必要がなく、
改良基準面を余堀しなくてもよい。また、駆動輪と誘導
輪と第2誘導輪を巻回する攪拌翼を有するチェーンが、
誘導輪と第2誘導輪との間で水平に回動するので、改良
底面部の面積が広くなり、土砂と固化材の混合回数が低
減し、作業効率が向上する。
【0024】(2)発明が解決しようとする課題(2)
を解決するために、本発明の地盤改良機械は、駆動輪及
び誘導輪に各々張架され、外周にカッタ刃が形成された
攪拌翼を備えたチェーンを地中で駆動することにより、
該攪拌翼により地盤を攪拌する地盤改良機械であって、
前記駆動輪を駆動するためのモータと、前記モータと前
記駆動輪とを連結するチェーンが、前記チェーンの外周
面上に複数列設された攪拌翼の軌道内に設けられてい
る。かかる構成を有する本発明の地盤改良機械は、次の
ような作用、効果を生ずる。すなわち、駆動モータが攪
拌翼を有するチェーンの外周面上に複数列設された攪拌
翼の軌道内に配設されるので、駆動モータの動力を電導
するチェーンやスプロケットに土砂が入り込まないよう
にするチェーンボックスをチェーンの外周面上に複数列
設された攪拌翼の軌道内に設けることができ、また、チ
ェーンボックスの下方部分は攪拌翼により攪拌されてい
るので、地盤が攪拌されていない未改良部分がなくな
り、地盤改良機械を地中に貫入する際の抵抗を低減する
ことができる。
【0025】(3)発明が解決しようとする課題(3)
を解決するために、本発明の地盤改良機械は、(2)に
記載される地盤改良機械であって、前記モータの駆動軸
を支持する機枠が、前記チェーンの外周面上に複数列設
された攪拌翼の軌道内に設けられている。かかる構成を
有する地盤改良機械は、次のような作用、効果を生ず
る。すなわち、チェーンの外周面上に形成された攪拌翼
の軌道内に機枠が設けられているため、機枠の外側まで
地盤が攪拌され、地盤改良機械が地中に貫入されるとき
に、機枠が未攪拌部分を通過しないので貫入抵抗が低減
し、作業効率が向上する。
【0026】(4)発明が解決しようとする課題(4)
を解決するために、本発明の地盤改良機械は、駆動輪と
誘導輪とに張架され、外周にカッタ刃が形成された攪拌
翼を備えたチェーンを地中で駆動することにより、該攪
拌翼により地盤を攪拌する地盤改良機械であって、前記
駆動輪の上側に三角形状の土砂よけ部材を有する。かか
る構成を有する地盤改良機械は、次のような作用、効果
を生ずる。すなわち、地盤改良機械を地中から抜脱する
際に、三角形状の土砂よけの上向き頂点を形成する部分
が機枠の上載土を切り分けるので、機枠上に土砂が積載
することがなく、地盤改良機械が上昇する際に生じる上
載土による抵抗を低減することができ、また本発明の地
盤改良機械は本体との結合部に負担を生じないため、故
障しにくい。
【0027】(5)発明が解決しようとする課題(5)
を解決するために、本発明の地盤改良機械は、駆動輪と
誘導輪とに張架され、外周にカッタ刃が形成された攪拌
翼を備えたチェーンを地中で駆動することにより、該攪
拌翼により地盤を攪拌するものであって、本体アームに
保持される地盤改良機械において、前記地盤改良機械を
前記本体アーム先端に保持するための中央保持部材を有
する。かかる構成を有する本発明の地盤改良機械は、次
のような作用、効果を生ずる。すなわち、本発明の地盤
改良機械は、中央保持部材によって本体アームの先端部
に保持されるので機枠に本体アームの先端部に保持され
る天井部を形成しなくてもよいため、中央保持部材が駆
動軸を保持するための側板を攪拌翼の軌道範囲内に設け
ることができ、地中貫入時の抵抗を低減することができ
る。
【0028】(6)ところで、本発明の地盤改良機械に
おいて、中央保持部材が中央に入るためチェーン間が広
くなり、未攪拌となる部分があった。しかし、本発明の
地盤改良機械は、一対の駆動輪及び誘導輪に各々張架さ
れ、外周にカッタ刃が形成された攪拌翼を備えた一対の
チェーンを地中で駆動することにより、該攪拌翼により
地盤を攪拌する地盤改良機械であって、前記一対の誘導
輪を支持する誘導輪軸と、前記誘導輪軸に支持され、前
記一対の誘導輪の中間位置に設けられるタイン式攪拌翼
とを備えたことにより、攪拌翼が攪拌できず、未改良部
分であった中央保持部材の下部部分の地盤をタイン式攪
拌翼が攪拌するので、未攪拌部分がなくなり、更に、吐
出口周辺の土砂を固化材と混合し易い状態にすることが
できる。
【0029】(7)発明が解決しようとする課題(6)
を解決するために、本発明の地盤改良機械は、駆動輪及
び誘導輪に各々張架され、外周にカッタ刃が形成された
攪拌翼を備えたチェーンを地中で駆動することにより、
該攪拌翼により地盤を攪拌する地盤改良機械であって、
地盤中に固化材を吐出する固化材吐出装置が、前記誘導
輪と前記第2誘導輪との中間に設けられ、固化材吐出装
置から吐出される固化材吐出範囲が攪拌翼の軌道範囲の
隅々まで吐出される。かかる構成を有する本発明の地盤
改良機械は、次のような作用、効果を生ずる。すなわ
ち、固化材吐出装置が誘導輪と第2誘導輪との中間に設
けられているので、誘導輪によって吐出口が塞がれな
い。よって、攪拌翼の軌道範囲の隅々まで固化材を吐出
することができ、効率よく固化材と地盤とを混合させる
ことができる。
【0030】(8)発明が解決しようとする課題(7)
を解決するために、本発明の地盤改良機械は、(1)に
記載する地盤改良機械であって、前記攪拌翼が、外周に
向かって張り出し、前記チェーンと平行な第1カッタ刃
と、内周に向かって張り出した第2カッタ刃とを備え
る。かかる構成を有する本発明の地盤改良機械は、次の
ような作用、効果を生ずる。すなわち、攪拌翼の外側と
内側の両端にカッタ刃が形成されているため、チェーン
の内側の地盤である吐出口周辺の地盤を内側の第2カッ
タ刃が通過する時に、閉塞状態の土中に空隙を作り、固
化材の吐出を容易にすることにより、より完全な混合を
することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
地盤改良機械の実施の形態を説明する。図1は、第1実
施の形態の地盤改良機械1をバックホー3のアーム4の
先端部5に装着した斜視図である。図1に示すように、
クローラ2を有する自走可能なバックホー3に可動自在
なアーム4が延設されている。アーム4の先端部5に
は、地盤中に下降して地盤を攪拌混合する本発明の第1
実施の形態の地盤改良機械1の結合部7が連結されてい
る。
【0032】図2(a)は第1実施の形態の地盤改良機
械1の正面図を示し、図2(b)は上方からみた攪拌翼
24Aの軌道範囲24A’と支持部材36による引抜抵
抗面36’を示す。図3は図2のAA断面図である。ま
た、図4は図2の右側面図である。地盤改良装置1に
は、図2(a)に示すように、結合部7から垂下する板
状の中央保持部材33が構造体として構成されている。
また、地盤改良機械1には、支持部材36を介して側板
8A、8Bが構造体として構成されている。従って、地
盤改良機械1の全体が、中央保持部材33と、側板8
A、側板8Bとで構造体を構成し、結合部7に連結され
ている。
【0033】側板8A、8B間の上部には、回転軸13
が中央保持部材33を貫通して、水平に軸架されてい
る。回転軸13は、図示しない軸受により側板8A、8
B、中央保持部材33に保持されている。回転軸13
は、図中右端にスプロケット14が固設されている。ま
た、回転軸13には、中央保持部材33の両側にスプロ
ケットである駆動輪12A、12Bが固設されている。
【0034】駆動輪12Bの下方には、駆動輪12Bの
回転を阻害しない所定の距離を有して駆動モータ10が
配設されている。駆動モータ10は、一方の側板8Bの
内側に固定された側板8Cに固定されている。駆動モー
タ10は、駆動軸9を回転駆動させる可変駆動モータで
ある。駆動軸9は、側板8Cの反対側に突出している。
駆動軸9の図中央部にはスプロケット11が固着されて
いる。駆動軸9と一体的に回転するスプロケット11に
は、駆動軸9の回転運動をスプロケット14に伝達する
チェーン15が巻回している。駆動モータ10には、土
砂が入り込んで作動障害を起こさないように、モータカ
バー37が設けられている。
【0035】側板8A、8Bの下端には、中央保持部材
33の下端部に貫設されている構造体を構成する横枠1
9が水平に取着されている。横枠19には、支持枠20
A、20Bが取着されている。支持枠20A、20B
は、駆動輪12A、12Bと対応する位置で垂下されて
いる。
【0036】図3及び図4に示すように、支持枠20
A、20Bの下端部には、第1軸心38が回転可能に保
持されている。第1軸心38には、誘導輪21A、21
Bが固設されている。第1軸心38には、タイン式攪拌
翼34(不図示)が取着されている。誘導輪21A、2
1Bのどちらか一方はスプロケットであり、もう一方は
アイドラである。ここで、誘導輪21A、21Bのどち
らか一方をスプロケットとしているのは、タイン式攪拌
翼34に駆動力を伝達するためである。
【0037】また、支持枠20A、20Bの所定の位置
から支持枠20A、20Bに対して所定の角度を有し
て、支持枠30A、30Bの一端は、支持枠20A、2
0Bに溶接されている。支持枠30A、30Bの他端に
は、第2軸心39が回転可能に保持されている。第2軸
心39には、第2誘導輪31A、31Bが固設されてい
る。図2に示すように、第2誘導輪31A、31Bの第
2軸心39には、タイン式攪拌翼35が取着されてい
る。第2誘導輪31A、31Bのどちらか一方はスプロ
ケットであり、もう一方はアイドラである。第2誘導輪
31A、31Bのどちらか一方がスプロケットであるた
め、タイン式攪拌翼35に駆動力が伝達され、タイン式
攪拌翼35が回転しながら土砂を攪拌する。ここで、図
3に示すように、誘導輪21A、21B、第2誘導輪3
1A、31B間のチェーン23A、23Bは、水平に張
架されている。
【0038】チェーン23A、23Bは、駆動輪12
A、12Bと、誘導輪21A、21Bと、第2誘導輪3
1A、31B間に無端状に張設されている。チェーン2
3A、23Bの外周面上には、広幅の攪拌翼24Aと挟
幅の攪拌翼24Bが、交互に複数列設されている。攪拌
翼24A、24Bは、図5に示すように、外周に向かっ
てチェーン23A、23Bと平行な刃先を備えるカッタ
刃K1と、内周に向かってチェーン23A、23Bと垂
直なカッタ刃を備えるカッタ刃K2を有している。
【0039】ここで、図3及び図4に示すように、固化
剤吐出装置6は、第1軸心38と第2軸心39の中間に
設けられている。また、固化材吐出装置6は、タイン式
攪拌翼34、35と接触しないように配設されている。
固化材吐出装置6の下面には、吐出口6aが固化材吐出
装置6の左端から右端まで帯状に設けられている。ここ
で、固化材吐出装置6は、固化材を攪拌翼24Aの軌道
範囲24A’の隅々まで吐出することができる横幅を有
している。固化剤吐出装置6は、固化材圧送管28から
圧送されてきた固化材を吐出口6aから吐出する。な
お、固化材としては、セメント、石灰等が用いられ、こ
れらの粉体またはミルク状のものが用いられる。
【0040】図3及び図4に示すように、チェーン23
A、23Bに弛みが生じないように、補助輪26A、2
6Bが回転自在に設けられている。補助輪26A、26
Bは、第2誘導輪31A、31Bから補助輪26A、2
6Bまでのチェーン23A、23Bが地盤に対して略垂
直になるように配設されている。補助輪26A、26B
は、板バネ25A、25Bの頂点部分に保持されてい
る。ここで、板バネ25Aは、上端がチェーンカバー3
7に取着され、下端が支持枠30Aに支持されている。
一方、板バネ25Bは、上端がチェーンカバー37に溶
接され、下端は支持枠30Bに支持されている。また、
チェーン23A、23Bを案内する補助輪27A、27
Bが、支持枠20A、20Bを介して補助輪26A、2
6Bとは反対側に配設され、支持枠20A、20Bに溶
接されている。
【0041】また、地盤改良機械1には、土砂よけ部材
40A、40Bが設けられいる。図4から明らかなよう
に、土砂よけ部材40A、40Bは、上向きの頂点を形
成する辺が側板8A、8Bの中心に配設されている回転
軸13、駆動軸9、横枠19の中心線上に位置するの
で、三角形状に形成されている。また、図3に示すよう
に、土砂よけ部材40A、40Bの底面部には半円状の
空洞が形成されている。ここで、このような三角形の底
辺は側板8A、8Bの幅に等しい。また、三角形は、結
合部7が本体アーム4の先端部5に結合するときに邪魔
にならない程度の所定の高さを有する。そして、図2に
示すように、土砂よけ部材40Aは、支持部材36の図
中左端から結合部7の図中左端までの幅を有している。
一方、土砂よけ部材40Bは、支持部材36の図中右端
から結合部7の図中右端までの幅を有している。土砂よ
け部材40A、40Bは、半円の空洞が設けられている
底面を支持部材36に接するように配設される。
【0042】次に、上記構成を有する本実施の形態の地
盤改良機械1の作用について説明する。図1に示すよう
に、固化材を地盤改良処理の対象である改良対象土に攪
拌混合するときには、まず、クローラ2を有する自走可
能なバックホー3を改良対象土まで移動する。バックホ
ー3のアーム4の先端部5には、地盤改良機械1の結合
部7が連結されている。地盤改良機械1は、構造体とし
て構成されている中央保持部材33と、支持部材36を
介して構造体として構成されている側板8A、8Bによ
って、支持されている。また、横枠19も構造体として
構成され、地盤改良機械1を支持している。
【0043】アーム4によって垂直に立てられた地盤改
良機械1は、オペレーターによって駆動モータ10が駆
動される。駆動モータ10によって駆動軸9が回転す
る。駆動軸9の回転と一体的にスプロケット11が回転
する。スプロケット11が回転することによって、チェ
ーン15も回動して、スプロケット14に動力を伝達し
てスプロケット14を回動させる。スプロケット14が
回動すると、回転軸13がスプロケット14と一体的に
回転し、回転軸13に固着されている駆動輪12A、1
2Bも回転軸13と一体的に回転する。
【0044】なお、図2(a)に示すように、地盤改良
機械1が地中に降下する際に、チェーン15とスプロケ
ット11とスプロケット14に土砂が入り込んで作動障
害を起こさないように、チェーンボックス22が形成さ
れている。地盤改良機械1は、従来の地盤改良機械10
1の門状の機枠108によって支持されず、構造体とし
て構成されている中央保持部材33と、支持部材36を
介して構造体として構成されている側板8A、8Bによ
って支持されている。よって、従来の地盤改良機械10
1とは異なり、チェーン15、スプロケット11、14
は、側板8Bの外壁に設けずに、チェーン23A、23
Bの外周面上に複数列設された攪拌翼24Aの軌道範囲
24A’内に設けることができるため、チェーンボック
ス22もチェーン23A、23Bの外周面上に複数列設
された攪拌翼24Aの軌道範囲24A’内に設けること
ができる。従って、チェーンボックス22は、従来の地
盤改良機101のチェーンボックス122のように未改
良部分を降下しないので、貫入抵抗が低減されて、作業
効率が向上する。
【0045】ここで、図2(b)に示すように、支持部
材36の抜脱抵抗面36’は、攪拌翼24Aの軌道範囲
24A’からはみ出している。しかし、このはみ出し部
分は、支持部材7の側板であり、側板は鉄製の板である
から貫入時の抵抗に影響を殆ど及ぼさない。
【0046】駆動輪12A、12Bが回転すると、駆動
輪12A、12Bと誘導輪21A、21Bと第2誘導輪
31A、31Bとを巻回するチェーン23A、23Bが
回転する。チェーン23A、23Bが回動すると、チェ
ーン23A、23Bに設けられた広幅の攪拌翼24Aと
挟幅の攪拌翼24Bに形成されたカッタ刃K1、K2が
地盤を掘削、攪拌し始める。地盤改良機械1は、チェー
ン23A、23Bを回動させながら地盤に降下される。
【0047】ここで、チェーン23A、23Bは、補助
輪26A、26B、27A、27Bによって案内されな
がら回動するので、駆動輪12A、12B、誘導輪21
A、21B、第2誘導輪31A、31Bから外れにく
い。また、板バネ25によってチェーンの弛みが調整さ
れるので、駆動輪12A、12B、誘導輪21A、21
B、第2誘導輪31A、31Bから外れにくい。さら
に、誘導輪21A、21B、第2誘導輪31A、31B
のどちらか一方がアイドラであり、誘導輪21A、21
B、第2誘導輪31A、31Bのどちらか一方がスプロ
ケットであるために、アイドラに架設されるチェーンは
滑りを起こし、常にチェーンを張った状態となるため、
チェーン23A、23Bがジャンピング現象を起こして
回転速度にずれが生じても駆動輪12A、12Bの作動
に何等影響を及ぼさない。
【0048】図15(b)は、本実施の形態の図2の下
面図である。地盤改良機械1は、地盤に降下されながら
攪拌翼24A、24Bによって地盤を掘削し、攪拌す
る。地盤改良機械1は、地盤を掘削、攪拌しながら固化
材吐出装置6の吐出口6aから固化材を吐出する。ここ
で、チェーン23A、23Bには、カッタ刃K2が設け
られているので、カッタ刃K2は土中を回動しながら、
固化材吐出装置6の吐出口6aの周辺の土砂に隙間を作
り、それと共に、固化材と土砂を混合するので、固化材
と土砂を混合しやすく、混合効率が向上する。また、図
15(b)に示すように、吐出口6aの両端部分が誘導
輪21A、21B又は第2誘導輪31A、31Bによっ
て塞がれていないので、攪拌翼24Aの軌道範囲24
A’の隅々まで固化材を吐出することができる。
【0049】また、図2(a)に示すように、タイン式
攪拌翼34、35も誘導輪21A、21B、第2誘導輪
31A、31Bの回転に連動して回転しながら、固化材
吐出装置6の周辺の地盤を掘削し攪拌する。タイン式攪
拌翼34、35により、中央保持部材33の下方部分で
ある未改良部分S5が攪拌されるので、中央保持部材3
3を構造体としたことにより生じた未改良部分S5が減
少し、貫入抵抗が低減される。
【0050】図6は、地盤改良機械1の改良底面部が改
良基準面Xにおいて作業する様子を示した図である。誘
導輪21A、21Bの第1軸心38と第2誘導輪31A
の第2軸心39が平行に備えられているので、地盤改良
機械1は、改良底面を水平に地盤を改良しながら降下す
る。従来の地盤改良機械101は改良基準面Xを斑なく
水平に改良するために、図14に示すように、改良底面
部Xを混合する度に、誘導輪121A1、121A2、
121A3、121A4の半分まで掘り下げなければな
らなかった。しかし、第1実施の形態の地盤改良機械1
によれば、図6に示すように、改良底面部Xの混合回数
を重ねても、誘導輪21A1、21A2、21A3、第
2誘導輪31A1、31A2、31A3は余堀すること
なく、改良基準面Xを斑なく水平に改良することができ
る。また、同じ面積の地盤を改良するとしても、従来の
地盤改良機械101では、図13に示すように、誘導輪
121A、121Bの直径分が改良されるのみであっ
た。しかし、第1実施の形態の地盤改良機械1によれ
ば、図4及び図6に示すように、誘導輪21A、21B
と第2誘導輪31A、31B間のチェーン23A、23
Bが水平に作動するので、誘導輪21A、21Bの直径
分と、第2誘導輪31A、31Bの直径分と、誘導輪2
1A、21Bと第2誘導輪31A、31Bとの離間距離
分とを同時に改良することができる。従って、第1実施
の形態の地盤改良機械1は、余堀せずに地盤改良するこ
とができるので、作業効率が向上する。また、改良底面
部の面積も増加したので、混合回数が低減されて混合効
率が向上する。
【0051】また、従来の地盤改良機械101において
は、図13に示すように、駆動輪126A、126Bが
誘導輪121A、121Bよりも張り出して配設されて
いたため、補助輪126A、126Bと誘導輪121
A、121Bのチェーン123A、123Bの張り出し
箇所を余堀していた。しかし、第1実施の形態の地盤改
良機械1によれば、図4に示すように、第2補助輪31
A、31Bから補助輪26A、26Bまでのチェーン2
3A、23Bが地面に対して垂直に作動するので、補助
輪26A、26B方向に余堀しなくても改良基準面Xを
斑なく水平及び垂直に改良することができ、作業効率が
向上する。
【0052】改良底面部が改良基準面Xまで達すると、
地盤改良機械1は次の混合作業に移るために抜脱され
る。このとき、支持部材36に三角形状の土砂よけ部材
40A、40Bが添設されているので、地盤改良機械1
は泥除けの上部頂点部分により、攪拌された土砂を切り
分けて上昇する。従って、図2(b)に示した支持部材
36による抜脱抵抗36’を低減することができる。
【0053】抜脱された地盤改良機械1は、再度、地盤
に対して垂直に立てられる。この一連の作動を繰り返し
て、地盤改良機械1は改良対象地盤を改良する。
【0054】以上第1実施の形態によれば、次のような
効果を奏する。 (1)従来の地盤改良機械101は、図13及び図14
に示すように、改良基準面Xを改良するために、誘導輪
121A、121Bの半分を改良基準面Xよりも掘り下
げて図中S1部分を余堀しなければならなかった。ま
た、補助輪126A、126Bが誘導輪121A、12
1Bよりも張り出していたため、図中斜線部S2を余堀
しなければならなかった。しかし、第1実施の形態の地
盤改良機械1は、誘導輪21A、21Bの第1軸心38
と第2誘導輪31A、31Bの軸心39が平行であり、
チェーン23A、23Bが誘導輪21A、21Bと第2
誘導輪31A、31Bとで水平に張架されているので、
改良底面部が平となり、図6に示すように、一度に斑な
く水平に土砂を改良することができる。すなわち、誘導
輪21A、21B、第2誘導輪31A、31Bの半ばま
で掘り下げる必要がなく、改良基準面Xを余堀しなくて
もよい。また、駆動輪12A、12Bと誘導輪21A、
21Bと第2誘導輪31A、31Bを巻回し、かつ、攪
拌翼24A、24Bを有するチェーン23A、23B
が、誘導輪21A、21Bと第2誘導輪31A、31B
との間で水平に回動するので、改良底面部の面積が広く
なり、土砂と固化材の混合回数が低減し、作業効率が向
上する。更に、図4に示すように、補助輪26A、26
Bが第2誘導輪31A、31Bよりも張り出していない
ので、図中左端を余堀しない。
【0055】(2)従来の地盤改良機械101は、図1
2に示すように、モータ110を強化枠116上方に設
けていたため、スプロケット11、14、チェーン1
5、チェーンボックス122を側板108Bの外壁に添
設しなければならなかった。よって、従来の地盤改良機
械101においては、攪拌翼124Aの軌道範囲24
A’内に設けることができず、攪拌翼24A、24Bに
よって攪拌、混合されない未改良部分S4があった。し
かし、第1実施の形態の地盤改良機械1は、図2に示す
ように、駆動輪12A、12Bを駆動するためのモータ
10と、モータ10と駆動輪12A、12Bとを連結す
るチェーン15が、チェーン23A、23Bの外周面上
に複数列設された攪拌翼24Aの軌道範囲24A’内に
設けられているので、駆動モータ10の動力を伝達する
チェーン15やスプロケット11、スプロケット14に
土砂が入り込まないようにするチェーンボックス22を
チェーン23A、23Bの外周面上に複数列設された攪
拌翼24Aの軌道24A’内に設けることができる。従
って、チェーンボックス22の下方部分は攪拌翼24
A、24Bにより攪拌されているので、地盤が攪拌され
ていない未改良部分がなくなり、地盤改良機械1を地中
に貫入する際の抵抗を低減することができる。
【0056】(3)従来の地盤改良機械101は、図1
2に示すように、機枠108が門状に形成されていた強
化枠116に、チェーン23A、23Bが引っかからな
いように、攪拌翼124Aの軌道範囲124A’の外側
に側板8A、8Bが形成されていたので、機枠108が
未改良部分S3、S4に降下され、貫入抵抗を生じ、作
業効率が悪かった。しかし、第1実施の形態の地盤改良
機械1は、図2に示すように、機枠8が、チェーン23
A、23Bの外周面上に複数列設された攪拌翼24Aの
軌道範囲24A’内に設けられているため、機枠8が未
改良部分を貫入しないので、貫入抵抗が低減し、作業効
率が向上する。
【0057】(4)従来の地盤改良機械101は、機枠
108の天井部が平であったため、抜脱される際に、上
載土が抜脱抵抗となり、作業効率が悪く、連結部107
が故障するおそれがあった。しかし、第1実施の形態の
地盤改良機械1は、駆動輪12A、12Bの上側に三角
形状の土砂よけ部材40A、40Bを有しているので、
地盤改良機械1は、地中から抜脱される際に、三角形状
の土砂よけ40A、40Bの上向き頂点を形成する部分
によって上載土を切り分けて上昇するので、上載土によ
る抵抗が低減される。また、抜脱抵抗が低減されるの
で、地盤改良機械1は、地盤改良機械1を支持する構造
体である中央保持部材33、側板8A、8Bにかかる負
担が減少されて、故障しにくい。
【0058】(5)従来の地盤改良機械101は、図1
1に示すように、結合部107によって保持されてい
た。図12に示すように、結合部107は、機枠108
の天井部に設けられていた。また、機枠108は、側板
108A、108Bによって、モータ110、横枠11
7、118、119を保持していた。よって、構造体で
ある機枠108は、門状に形成される必要があった。機
枠108が門状に形成されたことにより、側板108
A、108Bが未改良部分S3、S4に降下されて貫入
抵抗を生じた。また、天井部は、抜脱時に、上載土によ
る抜脱抵抗を生じた。しかし、図2(a)に示すよう
に、第1実施の形態の地盤改良機械1は、結合部7が中
央保持部材33に設けられ、天井部を形成する必要がな
いので、構造体である側板8A、8Bをチェーン23
A、23Bの外周面上に複数列設された攪拌翼24Aの
軌道範囲24A’内に設けることができ、地中貫入時の
抵抗を低減することができる。ここで、図2(b)に示
すように、側板8A、8Bを支持する支持部材7の側板
が攪拌翼24Aの軌道範囲24A’からはみ出すが、支
持部材7の側板は鉄製の板であるから、抵抗が少なく問
題とならない。
【0059】(6)ここで、第1実施の形態の地盤改良
機械1は、中央保持部材33を設けたことにより、中央
保持部材33の下方部分に未改良部分S5を生じた。し
かし、第1軸心38及び第2軸心39にタイン式攪拌翼
34、35を設けたことにより、攪拌翼24A、24B
が攪拌できなかった中央保持部材33の下部部分の未改
良部分S5をタイン式攪拌翼34、35が攪拌するの
で、貫入抵抗を低減して、固化材と混合することができ
る。
【0060】(7)従来の地盤改良機械101は、固化
材吐出装置106が誘導輪121A、121B間に配設
されて、吐出口106aが誘導輪21A、21Bに塞が
れていたため、誘導輪21A、21Bの外側へ固化材が
吐出されず、図16(a)斜線部T1に示すように、攪
拌翼124Aの軌道範囲124A’の隅々まで固化材を
吐出することができなかったので、混合効率が悪かっ
た。しかし、第1実施形態の地盤改良機械1は、固化材
吐出装置6を誘導輪21A21Bと駆動輪31A、31
Bとの中間に設けられているので、誘導輪21A、21
B又は第2誘導輪31A、31Bが、固化材吐出装置6
の吐出口を塞がないため、図16(b)の斜線部T2に
示すように、固化材が攪拌翼24Aの軌道範囲34A’
の隅々まで吐出され、地盤と混合される。よって、地盤
と固化材の混合効率が向上する。
【0061】(8)従来の地盤改良機械101の攪拌翼
124A、124Bは、外周に向かって張り出したカッ
タ刃のみを有していたため、吐出口106a周辺に隙間
を作ることができず、固化材が吐出され難くかった。ま
た、攪拌翼24A、24Bによって土砂と固化材が均一
に混合され難かった。しかし、第1実施の形態の地盤改
良機械1は、攪拌翼24A、24Bが、外周に向かって
張り出し、チェーンと平行な第1カッタ刃K1の他に、
内周に向かって張り出し、前記チェーンと垂直な第2カ
ッタ刃K2を設けたので、カッタ刃K2が土中を通過す
ることによって、チェーン23A、23Bの内側の地盤
である吐出口6a周辺の地盤に空隙をつくり、吐出口6
aから固化材が吐出され易くなる。また、吐出された固
化材と吐出口6a周辺の土砂とを内側のカッタ刃K2が
攪拌することにより、より完全な混合をすることができ
る。
【0062】次に、本発明の第2実施の形態について図
7に基づいて説明する。図7(a)は第2実施の形態の
正面図であり、(b)は上方からみた攪拌翼24Aの軌
道範囲24A’と結合部7の抜脱抵抗面7’を示す。本
実施の形態において、上記第1実施の形態で示した地盤
改良機械1と同様の符号を付したものは、同様の構成及
び作用を有する。本実施の形態は、第1実施の形態と概
略同一の構成なので、異なる構成及び作用のみ説明す
る。上記第1実施の形態では、構造体として中央保持部
材33と支持部材36を介して側板8A、8Bとが構成
されていたが、第2実施の形態においては、側板8A、
8Bは構造体として構成されず、中央保持部材33のみ
が構造体として構成されている。
【0063】このような構成を有する地盤改良機械は、
中央保持部材33のみによって地盤改良機械を支持する
ので、支持部材36が配設されない分、第1実施の形態
よりも重量を軽減してコンパクト化することができる。
従って、狭い場所及び施工基面が軟弱な地盤で地盤改良
をする場合には、第2実施の形態の地盤改良機械を用い
るとよい。また、第1実施の形態の支持部材36による
抜脱抵抗面36’(図2(b))よりも、第2実施の形
態の結合部7による引抜抵抗面7’(図7(b))の方
が狭く、抜脱抵抗を軽減し、作業効率を向上させること
ができる。
【0064】次に、本発明の第3実施の形態について説
明する。図8は第3実施の形態の正面図である。本実施
の形態において、第1実施の形態と同じ符号を付したも
のは、同様の構成及び作用を有する。本実施の形態にお
いては、支持部材36を介して側板8A、8Bが構造体
として構成され、中保持部材33は構成されていない。
回転軸13、横枠19は、直接側板8A、8Bに取着さ
れる。また、中保持部材33を有しないこのような両端
保持タイプの地盤改良機械には、チェーン23A、23
Bに架設される攪拌翼24A、24Bの地盤改良機械の
中心ラインの隙間がほとんどなく、未改良にはならない
ため、第1実施の形態で示したようなタイン式攪拌翼3
4、35が配設されていない。
【0065】このような構成を有する地盤改良機械は、
中央保持部材33が形成されていない分、誘導輪間の幅
を狭くしてスリム化できる。例えば、第1実施の形態の
地盤改良機械の幅は1050mmであり、第3実施の形
態の地盤改良機械の幅は1000mmである。従って、
狭い場所において地盤改良をする場合には、第3実施の
形態の地盤改良機械を使用するとよい。また、本実施の
形態の地盤改良機械は、タイン式攪拌翼34、35が設
けられていないので、駆動力を節約することができる。
【0066】次に、本発明の第4実施の形態について説
明する。図9は第4実施の形態の正面図であり、図10
は図9のAA断面図である。本実施の形態において、第
1実施の形態と同じ符号を付したものは、同様の構成及
び作用を有する。上記第1実施の形態においては、支持
枠20A、20Bの下端部の形状を真っ直ぐにして、下
端部に第1軸心38を回転自在に保持している。第1軸
心38には、誘導輪21A、21Bが固設されている。
しかし、本実施例においては、図10に示すように、支
持枠20A、20Bの下端部から、支持枠50A、50
B、60A、60Bを形成する。支持枠50A、50
B、60A、60Bの一端は、支持枠20A、20Bに
取着されている。支持枠50A、50B、60A、60
Bの他端には、第1軸心38、第2軸心39が回転自在
に保持されている。支持枠50A、50B、60A、6
0Bは支持枠20A、20Bに対して同じ所定の角度と
同じ長さを有して固設されている。誘導輪21A、21
Bの第1軸心38と第2誘導輪31A、31Bの第2軸
心39は、平行に位置している。支持枠60A、60B
を形成して誘導輪21A、21Bを軸装したことから、
チェーン23A、23Bがモータカバー37に接触する
ことを避けることができるので、補助輪27A、27B
を設けなくてもよい。
【0067】このような構成を有する地盤改良機械は、
誘導輪21A、21Bと第2誘導輪31A、31Bに同
じ力の抵抗を受ける。従って、一方の支持枠に負担がか
かることがないので、地盤改良機械が故障しにくい。
【0068】なお、本発明は、上記の実施の形態には限
られず、種々の変形をすることも可能である。例えば、
第4実施の形態は第1実施の形態に基づいて説明した
が、これを第2実施の形態または第3実施の形態に適用
してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の地盤改良機
械においては、駆動輪と誘導輪とに張架され、外周にカ
ッタ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中で駆
動することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌する地盤
改良機械において、前記誘導輪の軸心と平行な軸心を備
える第2誘導輪を備え、前記チェーンが、前記誘導輪と
第2誘導輪とで水平に張架されるので、改良基準面を余
堀することなく隅々まで斑なく水平に改良することがで
き、作業効率を向上させることができる。
【0070】駆動輪及び誘導輪に各々張架され、外周に
カッタ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中で
駆動することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌する地
盤改良機械において、前記駆動輪を駆動するためのモー
タと、前記モータと前記駆動輪とを連結するチェーン
が、前記チェーンの外周面上に複数列設された攪拌翼の
軌道内に設けられているので、チェーンボックスをチェ
ーンの外周面上に複数列設された攪拌翼の軌道内に設け
て、未改良部分をなくし、貫入抵抗を低減することによ
り作業効率を向上させることができる。
【0071】駆動輪と誘導輪とに張架され、外周にカッ
タ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中で駆動
することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌する地盤改
良機械において、前記駆動輪の上側に三角形状の土砂よ
け部材を有するので、地盤に降下された地盤改良機械を
抜脱する際に、土砂よけの上方向に位置する部分が上載
土を切り分けるため、抜脱抵抗が低減される。
【0072】駆動輪と誘導輪とに張架され、外周にカッ
タ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中で駆動
することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌するもので
あって、本体アームに保持される地盤改良機械におい
て、前記地盤改良機械を前記本体アーム先端に保持する
ための中央保持部材を有するので、連結部から垂下する
中央保持部材と側板8A、8Bが構造体として構成され
るため、機枠を門状にする必要がない。従って、構造体
である中央保持部材及び側板を攪拌翼の軌道内に設ける
ことができ、貫入抵抗を減少させることができる。ま
た、抜脱時には上部にフレームがないため、攪拌翼によ
り攪拌されながら抜脱されるため、抜脱抵抗を小さくす
ることができる。
【0073】一対の駆動輪及び誘導輪に各々張架され、
外周にカッタ刃が形成された攪拌翼を備えた一対のチェ
ーンを地中で駆動することにより、該攪拌翼により地盤
を攪拌する地盤改良機械において、前記一対の誘導輪を
支持する誘導輪軸と、前記誘導輪軸に支持され、前記一
対の誘導輪の中間位置に設けられるタイン式攪拌翼とを
有するので、中央保持部材の下部部分の地盤を攪拌する
ことにより、固化材吐出装置及び中央保持部材による貫
入抵抗が低減する。また、固化材と固化材吐出装置周辺
の土砂との混合率を向上させることができる。
【0074】駆動輪及び誘導輪に各々張架され、外周に
カッタ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中で
駆動することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌する地
盤改良機械において、地盤中に固化材を吐出する固化材
吐出装置が、前記誘導輪と前記第2誘導輪との中間に設
けられているので、固化材吐出装置の吐出口を誘導輪が
塞がないため、攪拌翼の軌道範囲の隅々まで固化材を吐
出することができ、地盤と固化材との混合効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の地盤改良機械を本体に装
着した斜視図である。
【図2】(a)は本発明の第1実施の形態の地盤改良機
械の正面図を示し、(b)は上方からみた攪拌翼の軌道
範囲と支持部材の引抜抵抗面を示す。
【図3】図2のAA断面図である。
【図4】図2の右側面図である。
【図5】攪拌翼の拡大図である。
【図6】地盤改良機械の改良底面部が改良基準面におい
て作業する様子を示す図である。
【図7】(a)本発明の第2実施例の地盤改良機械の正
面図を示し、(b)は上方からみた攪拌翼24の軌道範
囲と連結部の引抜抵抗面を示す。
【図8】本発明の第3実施例の地盤改良機械の正面図で
ある。
【図9】本発明の第4実施例の地盤改良機械の正面図で
ある。
【図10】図9の側面図である。
【図11】従来の地盤改良機械を本体に装着した斜視図
である。
【図12】従来の地盤改良機械の正面図である。
【図13】図12の右側面図である。
【図14】従来の地盤改良機械の改良底面部が改良基準
面において作業する様子を示した図である。
【図15】(a)は図12の下面図であり、(b)は図
2の地盤改良機械の下面図である。
【符号の説明】
1 地盤改良機械 4 アーム 5 先端部 8A、8B 側板 10 駆動モータ 12A、12B 駆動輪 15 チェーン 21A、21B 誘導輪 23A、23B チェーン 24A、24B 攪拌翼 31A、31B 第2誘導輪 33 中央保持部材 34、35 タイン式攪拌翼 40A、40B 土砂よけ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 勝夫 千葉県四街道市大日1017番地 金井重機興 業有限会社内 Fターム(参考) 2D040 AA01 AB05 AC02 BA13 BC01 BD06 CB01 CB03 CD01 EA01 EA14 EA15 EA27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動輪と誘導輪とに張架され、外周にカ
    ッタ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中で駆
    動することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌する地盤
    改良機械において、 前記誘導輪の軸心と平行な軸心を備える第2誘導輪を備
    え、 前記チェーンが、前記誘導輪と前記第2誘導輪とで水平
    に張架されていることを特徴とする地盤改良機械。
  2. 【請求項2】 駆動輪及び誘導輪に各々張架され、外周
    にカッタ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中
    で駆動することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌する
    地盤改良機械において、 前記駆動輪を駆動するためのモータと、前記モータと前
    記駆動輪とを連結するチェーンが、前記チェーンの外周
    面上に複数列設された攪拌翼の軌導内に設けられている
    ことを特徴とする地盤改良機械。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される地盤改良機械にお
    いて、 前記モータの駆動軸を支持する機枠が、前記チェーンの
    外周面上に複数列設された攪拌翼の軌導内に設けられて
    いることを特徴とする地盤改良機械。
  4. 【請求項4】 駆動輪と誘導輪とに張架され、外周にカ
    ッタ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中で駆
    動することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌する地盤
    改良機械において、 前記駆動輪の上側に三角形状の土砂よけ部材を有するこ
    とを特徴とする地盤改良機械。
  5. 【請求項5】 駆動輪と誘導輪とに張架され、外周にカ
    ッタ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中で駆
    動することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌するもの
    であって、本体アームに保持される地盤改良機械におい
    て、 前記地盤改良機械を前記本体アーム先端に保持するため
    の中央保持部材を有することを特徴とする地盤改良機
    械。
  6. 【請求項6】 一対の駆動輪及び誘導輪に各々張架さ
    れ、外周にカッタ刃が形成された攪拌翼を備えた一対の
    チェーンを地中で駆動することにより、該攪拌翼により
    地盤を攪拌する地盤改良機械において、 前記一対の誘導輪を支持する誘導輪軸と、 前記誘導輪軸に支持され、前記一対の誘導輪の中間位置
    に設けられるタイン式攪拌翼とを有することを特徴とす
    る地盤改良機械。
  7. 【請求項7】 駆動輪及び誘導輪に各々張架され、外周
    にカッタ刃が形成された攪拌翼を備えたチェーンを地中
    で駆動することにより、該攪拌翼により地盤を攪拌する
    地盤改良機械において、 地盤中に固化材を吐出する固化材吐出装置が、前記誘導
    輪と前記第2誘導輪との中間に設けられ、固化材吐出装
    置から吐出される固化材吐出範囲が攪拌翼の軌道範囲の
    隅々まで吐出されることを特徴とする地盤改良機械。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載する地盤改良機械におい
    て、 前記攪拌翼が、外周に向かって張り出し、前記チェーン
    と平行な第1カッタ刃と、内周に向かって張り出し、前
    記チェーンと垂直な第2カッタ刃とを備えることを特徴
    とする地盤改良機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002212941A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Kato Kensetsu:Kk トレンチャー式地盤改良機械とその施工管理装置および地盤改良工法

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