JP2000053076A - 小型滑走艇のカバー開閉構造 - Google Patents

小型滑走艇のカバー開閉構造

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JP2000053076A
JP2000053076A JP10220616A JP22061698A JP2000053076A JP 2000053076 A JP2000053076 A JP 2000053076A JP 10220616 A JP10220616 A JP 10220616A JP 22061698 A JP22061698 A JP 22061698A JP 2000053076 A JP2000053076 A JP 2000053076A
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JP
Japan
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cover
damper
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personal watercraft
closing
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JP10220616A
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English (en)
Inventor
Yukio Asakura
幸雄 朝倉
Takehiro Nakajima
丈博 中島
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開き始めから最終の領域に至るまで、ほぼ同
じ速度で開閉し、且つ、全領域においてほぼ同じ力で閉
めることが可能な小型滑走艇のカバーの開閉構造を提供
することを目的とする。 【構成】 小型滑走艇1の表面に、船体側に対して、カ
バーHの一端部に配置されたヒンジ部材5を介してその
ヒンジ軸5Aを中心に開閉自在にカバーHを取着すると
ともに、且つカバー側と船体側との間にスプリングを備
えたダンパー6を介装した小型滑走艇のカバーの開閉構
造において、船体側に軸支するダンパー6の一端の位置
が、カバー側に軸支するダンパー6の他端の位置より、
ヒンジ軸5A側に近い位置に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水面を滑走する小型滑
走艇( Parsonal Watercraft(パーソナル・ウォーター
クラフト); PWCとも呼ばれる) のハッチカバー等の
カバー開閉構造に関し、更に詳しくは該カバーの開閉に
際し略均一な速度で開動作するように構成されたカバー
の開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】小型
滑走艇は、近年、レジャー用として、あるいはスポーツ
用として普及している。
【0003】この小型滑走艇には、ライフジャケット、
手袋、ロープ、サングラス等を収納するためのストレー
ジボックスが設けられ、このストレージボックスの上面
(開口面)はカバーによって覆われている(実公平7−
45428号)。
【0004】例えば、小型滑走艇の前部には、ストレー
ジボックスが設けられ、その上面はハッチカバーで覆わ
れている。一般に、このハッチカバーは、先端(前端)
にヒンジ部材を配置して、該ヒンジ部材を中心に船体側
に対してカバーの開閉が可能になっている。そして、カ
バーが大きいものについては、開閉動作を楽に且つスム
ーズに行わせるために、圧縮型のスプリングを内蔵した
ダンパーを、カバーと船体側との間に介装している。
【0005】この種のダンパーが設けられたカバーの場
合、操縦者がカバーのロック機構を解除するだけで、カ
バーが上記ダンパーのスプリングの伸長動作に助成され
て開けるようにした構成が好ましい。
【0006】具体的に述べると、上述した従来のハッチ
カバーHは、図9に図示するように、その先端に配置さ
れたヒンジ部材50のヒンジ軸50Aを中心に、矢印R
で示す方向に開閉できるように構成され、また、このヒ
ンジ軸50Aの基端側のハッチカバーH側の金具に、圧
縮型のスプリングを内蔵したダンパー60のロッド60
aの一端が軸支されているとともに、このダンパー60
のシリンダ60b側の一端が船体側に設けられた取着金
具70に軸支されている。
【0007】そして、このハッチカバーHを開ける際に
は、図示しないカバーのロック機構を解除すると、この
カバーは開き始めるが、開き始めから最終の領域におい
て、略均一な速度で開動作していないのが一般的であ
る。
【0008】また、このような構造の場合、図9に図示
するように、カバーを開閉した「いずれの状態」でも、
ダンパーがストレージボックスの上方に横たわったほぼ
同じ状態であるため、ストレージボックスから荷物の出
し入れを円滑にしようとすると、該ダンパーを平面的に
ストレージボックスの側方位置に配置しなければならな
い。ところが、このような構成にすると、ダンパーの両
端の軸支位置がカバーのセンターラインから外れた位置
になるため、スプリング力およびダンピング作用が、カ
バーの中心から偏った位置で作用し、構造上不利な構造
となる。
【0009】本発明は、このような現況に鑑みおこなわ
れたもので、開き始めから最終の領域に至るまで、ほぼ
均一な速度でスムーズな開閉動作をおこなうような小型
滑走艇のカバーの開閉構造を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる小型滑走
艇のカバー開閉構造は、小型滑走艇の船体側に対して、
ヒンジ部材を介して開閉自在にカバーを取着するととも
に、カバー側と船体側との間にスプリングを備えたダン
パーを介装した小型滑走艇のカバーの開閉構造におい
て、上記船体側に軸支するダンパーの一端の位置が、カ
バー側に軸支するダンパーの他端の位置より、上記ヒン
ジ部材のヒンジ軸側に近い位置であることを特徴とす
る。
【0011】しかして、本発明にかかる小型滑走艇のカ
バー開閉構造によれば、図5に図示するように、ダンパ
ーのスプリング力の、カバーを開閉する方向の分力F1
が、図10に図示するような従来の構成における同じ分
力F1 に比べて、カバーの開き始めから最終の領域ま
で、大きく変化しない(従来に比べて各領域においてよ
り均一な大きさの分力となる)ことから、開き始めから
最終の領域まで、従来に比べてより均一な速度で開動作
する。また、閉める際にも、同様に、各領域にわたって
殆ど同じ力を作用させた状態で閉めることが可能とな
る。さらに、従来の構成のものに比べて、上記スプリン
グ力がカバーのヒンジ軸から大きく離れた位置に作用す
ることになるため、スプリング力が同じダンパーを用い
た場合、カバーの開閉に際して、より大きな回転トルク
(回転力:カバーを開閉する力)として作用するため、
より円滑に開閉させることができる。
【0012】また、この構造の場合、図4に図示するよ
うに、ダンパーをストレージボックスのセンターライン
の中心位置あるいはその近傍に配置したとしても、図3
に図示するように、カバーを開いた状態では、ダンパー
が起立して、ストレージボックスの上方に横たわること
がないため、ストレージボックスからの収納品の出し入
れの邪魔にならず、しかも、カバーの偏った位置に、ダ
ンパーからの力が作用しない点で、従来の構成のものに
比べて、優れた構成となる。
【0013】
【発明の実施の形態】上記小型滑走艇のカバー開閉構造
の一つの実施の形態として、前記カバー側に軸支するダ
ンパーの他端の位置と、前記ヒンジ部分とを結んだ仮想
線より、前記船体側に軸支するダンパーの一端の位置
が、カバーを閉めた状態において、該仮想線から下方に
離れた位置であると、カバーを開閉する方向の分力をよ
り大きくすることができる点で、優れた構成となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる小型滑走艇の
カバー開閉構造を、前部のハッチカバーに適用した場合
を例にとり、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本実施例にかかる小型滑走艇のカバ
ー開閉構造が採用されている小型滑走艇の全体図で、
(a)は平面図、(b)は側面図である。図2は図1
(b)に示すハッチカバー部分の反対側方からの拡大側
面図である。図3は要部を示す図2をさらに拡大した部
分側面図、図4は図3よりやや縮小した図3の部分平面
図である。
【0016】図1(a),(b)において、1は小型滑
走艇で、この小型滑走艇1は、下部のハル30と上部の
デッキ40からなる船体を有し、上記ハル30の上端に
形成されたフランジ部とデッキ40の下端に形成された
フランジ部が接続部材Gで接続されることによって一体
になった船体を形成する。そして、この小型滑走艇1の
前部に、内部(下方)にストレージボックスがある開閉
自在なハッチカバーHが配置されるとともに、その後方
には、操舵のためのハンドル41が左右に回動自在に配
置されるとともに、さらにその後方には、操縦者および
同乗者が跨がった状態で騎乗するためのシート42が配
置されている。また、該シート42の両側の下方には、
操縦者および同乗者が足を載せるデッキフロア部分43
が形成されている。また、デッキ40の後端部には、下
方に後部ストレージボックスが設けられたカバー44が
設けられている。そして、小型滑走艇1の船尾には、上
記ハンドル41の操作により連動するステアリングノズ
ル45が配置されている。このステアリングノズル45
は、図示しないが、船体内に配置されたポンプによっ
て、船底から吸い込んで後方に加速・噴射した水を、所
望の方向に噴射するよう機能する。
【0017】ところで、小型滑走艇1の前部1Aに設け
られた上記ハッチカバーHは、図2に図示するように、
その先端部に配置されたヒンジ部材5によって、該ヒン
ジ部材5のヒンジ軸5Aを中心に矢印Rで示す方向に開
閉自在になっている。この実施例では、上記ヒンジ部材
5は、図3に拡大して図示するように、平板状のフラン
ジ部材5aとその先端に立設された保持部材5bからな
り、この保持部材5bの上端部には、上記ヒンジ軸5A
が軸回りを回動自在に挿通できるよう保持穴5cが形成
されている。また、このヒンジ部材5の船体長手方向に
おける後端方には、ダンパー6のロッド6Aの一端に形
成されている取着穴6a(図3では、取着穴5dと重な
って表現されている)を取着ピン11を介して軸支する
ための、取着穴5dが形成されている。
【0018】そして、このヒンジ部材5は、図2、図3
に図示するように、小型滑走艇1の前部1Aに形成され
た凹部1aの底面1bにボルト止めされている。
【0019】一方、上記ハッチカバーHの先端部は、内
面が上方に膨らんで空間10が形成されており、この空
間10に、上記ヒンジ軸5Aを保持するためのカバー側
の保持穴7a(図3では、上記保持穴5cと重なって表
現されている)が形成されている。この保持穴7aは、
ハッチカバーHの先端の内部に取着された取着用の金具
(図示せず)に形成されている。また、ハッチカバーH
内面の上記保持穴7aが形成されている位置から、船体
の長手方向の後方部位には、上記ダンパー6のシリンダ
6Bの一端に形成された取着穴6bを取着ピン12を介
して軸支するための、取着穴9a(図3では、上記取着
穴6bと重なって表現されている)を具備した取着金具
9が配置されている。
【0020】この実施例では、上記ダンパー6の一端の
船体側への軸支位置となる取着穴5dの位置が、上記ダ
ンパー6の他端のカバー側への軸支位置となる取着穴9
aの位置より、ヒンジ軸5A側に近い位置に設けられて
いる。具体的には、ヒンジ軸5Aから上記一端の軸支位
置となる取着穴5dまでの距離(寸法)L1を「1」と
した場合、ヒンジ軸5Aから上記他端の軸支位置となる
取着穴9aまでの距離(寸法)L2が「3〜4」になる
程度に、後方に位置するよう構成されている。
【0021】また、図4に図示するように、平面的に見
ると、ダンパー6は、ストレージボックスSB(ハッチ
カバーHの下方の二点鎖線参照)の長手方向に延びる中
心線に沿って、略中央に配置されている。
【0022】また、上記ダンパー6は、周知の構造のも
ので、内部にダンパー6の全長を伸長させる方向に作用
する圧縮型のスプリングと、該ダンパーが伸長あるいは
収縮する際に、その動作に抵抗を与えてゆっくりとした
動作をさせるための、しぼり部を途中の回路に具備した
油圧回路を具備した形態のものである。また、このスプ
リングのスプリング力は、上記ハッチカバーHが開動作
するのに必要な回転力(回転トルク)を付与するのに充
分なものに設定されている。
【0023】また、この実施例では、図3に示すよう
に、上記ヒンジ軸5Aと、上記ダンパー6のカバー側へ
の軸支位置(取着位置)となる取着穴9aを結ぶ仮想線
Jに対して、上記ダンパー6の船体側への軸支位置(取
着位置)となる取着穴5dは、下方位置になるよう構成
されている。具体的には、ヒンジ軸5Aから上記取着穴
5dまでの寸法L1を「1」とした場合、略「1/3」
程度の寸法だけ下方に下がった位置関係になるよう構成
されている。
【0024】また、この実施例では、側方からの美観を
配慮して、小型滑走艇1を側方から見て、上記取着穴5
dは船体の上記凹部1aの側壁部分に隠れた位置に配置
され、また、上記取着穴9aはハッチカバーHの側壁部
分によって隠れた位置に配置されている。
【0025】ところで、このハッチカバーHの後端部
(ヒンジ軸5Aから最も離間した端部)の、側方から見
えない内方の位置に、図1のI−I矢視断面図である図
6に図示するような、ハッチカバーHのロック装置20
が形成されている。つまり、図6あるいは図6のII-II
矢視図 (底面図) である図7および図6のIII-III 矢視
図である図8に図示するように、ロック解除用の操作部
材21を、図6の実線で示す状態から二点鎖線に示す状
態まで操作すると、該操作部材21の先端面に当接して
いるスライド部材22が中央側に押圧されて、当接して
いる互いの傾斜面22a,25aによって、図8に図示
する移動部材25が該スライド部材22のスライド方向
と直交する方向(図8おいて上方:矢印Eの方向参照)
に移動して、その結果、図6,図7に示す、係止ピン2
4と係止している係止部材23が、図7において二点鎖
線Tの位置まで後退して、その結果、ロック(係合)が
解除できるようになっている。
【0026】しかして、このように構成された小型滑走
艇のカバー開閉構造によると、以下のように作用する。
【0027】即ち、上記ハッチカバーH後端部のロック
装置20の左右いずれの操作部材21を操作して、ハッ
チカバーHを船体側に係止している係止ピン24と係止
部材23との係合が解除されると、ハッチカバーHは船
体側との係止が解かれて、上記ダンパー6(図3参照)
の伸長作用によって、図2に図示するように、ヒンジ軸
5Aを中心に、開き始める。このとき、図5に図示する
ように、開き動作の各領域において、ダンパー6の、該
ハッチカバーHを開こうとする方向の分力F1 は、あま
り変化しない(ほぼ一定である)ことから、ほぼ一定の
速度で開くことになる。また、上記ダンパー6のスプリ
ング力は、ハッチカバーHのヒンジ軸5Aから後端側に
大きく離れた位置(従来の場合に比べて10倍以上離れ
た位置(従来の構成を示す図9とこの実施例の構成を示
す図3を参照))に作用することから、従来のもの(図
9参照)に比べて、大きな回転力(回転トルク)を得る
ことができる。
【0028】従って、上記二つの作用効果によって、ハ
ッチカバーHは、開き始めから終了するまで、略均一な
速度で開動作し見た目にもスムーズな挙動を呈する。
【0029】そして、図4に図示するように、ダンパー
6をストレージボックスSBの長手方向に延びる中心に
沿って中央に配置していても、図3に二点鎖線で図示す
るように、ハッチカバーHを開いた状態では、ダンパー
6は起立した状態となるため、ストレージボックスSB
(図4参照)への荷物の出し入れに際し、邪魔になるこ
とはない。
【0030】また、この実施例の場合、左右いずれの操
作部材21によってもロックの解除できるため、開閉時
のロック解除を含めた開閉動作において、優れた構成と
なる。
【0031】なお、上記実施例では、ハッチカバーに適
用した場合について説明したが、ハッチカバー以外のカ
バー、例えば、上記後部ストレージボックスのカバー4
4等にも適用できることは言うまでもない。
【0032】ところで、上記ダンパーのスプリング力
は、好ましくは、開き始めの2〜3度の角度内では、ハ
ッチカバーHの重量に起因して閉めようとする回転力と
スプリング(ダンパー)のスプリング力が釣り合うか、
それに近いように設定すると、開く際には、開き始めは
操縦者が手で少し上に持ち上げてやると、後は自動的に
略均一な速度で開き始め、閉める際には、上記角度内に
入ると、自然に閉まるような挙動が得られ、開け易く閉
め易い構成となる。
【0033】また、上記ダンパー6に設けられているス
プリングは、この実施例では開き始めから開き終わりま
で一定のスプリング力が作用する所謂「線型の特性」の
ものを用いているが、開き始め大きなスプリング力が作
用するような非線型の特性を具備したスプリングを用い
てもよく、かかる場合には、ハッチカバー自体の自重を
配慮したときにも、より一定の速度でハッチカバーHを
開閉することができる点で好ましい。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかる小型滑走艇のカバー開閉
構造によれば、開き始めから最終の領域に至るまで、ほ
ぼ均一な速度でよりスムーズに開閉し、閉める際にも、
閉め始めから最終領域まで、ほぼ同じ力で閉めることが
可能な小型滑走艇のカバーの開閉構造となる。また、カ
バーを開状態にしたときに、ダンパーがカバーと共に起
立した状態となるため、ストレージボックスの開口部を
大きくできると共に、該ストレージボックスへの物の出
し入れがダンパーに邪魔されないでおこなうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例にかかる小型滑走艇のカバー開閉構
造が採用されている小型滑走艇の全体図で、(a)は平
面図、(b)は側面図である。
【図2】 図1に示すハッチカバー部分の艇の反対側方
から、カバーを一部切り欠いた状態で見た拡大側面図で
ある。
【図3】 要部を示す図2をさらに拡大し且つ透視的に
表した部分側面図である。
【図4】 図3に示す要部の平面構成を示す図3よりや
や縮小した部分平面図である。
【図5】 ダンパーのスプリング力が図3に図示する如
く作用した状態での、ハッチカバーの開き始めから最終
の領域までの各領域でのカバーを開ける方向の分力を表
した図である。
【図6】 ハッチカバーの後端部に配置されたロック装
置の構成を示す図1のI−I矢視断面図である。
【図7】 図6に示すロック装置を底面側(船体側)か
ら見た状態の図6のII-II 矢視図 (底面図) である。
【図8】 ロック装置の可動部分の機構(構成)を示す
図6のIII-III 矢視図である。
【図9】 従来のカバー開閉構造の構成を示す透視的に
表した小型滑走艇の前部の部分拡大図である。
【図10】 ダンパーのスプリング力が図9に図示する
如く作用した状態での、ハッチカバーの開き始めから最
終の領域までの各領域でのカバーを開ける方向の分力を
表した図である。
【符号の説明】
1……小型滑走艇 5……ヒンジ部材 5A……ヒンジ軸 6……ダンパー H……ハッチカバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月2日(1999.6.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる小型滑走
艇のカバー開閉構造は、小型滑走艇の船体側に対して、
カバーの一端部に配置されたヒンジ部材を介して開閉自
在にカバーを取着するとともに、カバー側と船体側との
間にスプリングを備えたダンパーを介装した小型滑走艇
のカバーの開閉構造において、上記船体側に軸支するダ
ンパーの一端の位置が、カバー側に軸支するダンパーの
他端の位置より、上記ヒンジ部材のヒンジ軸側に近い位
置に設けるとともに、上記船体側に軸支するダンパーの
一端の位置が、上記カバー側に軸支するダンパーの他端
の位置と、上記ヒンジ軸とを結んだ仮想線より、カバー
を閉めた状態において、該仮想線から下方に離れた位置
に設けたことを特徴とする。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月20日(1999.9.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる小型滑走
艇のカバー開閉構造は、小型滑走艇の船体側に対して、
カバーの一端部に配置されたヒンジ部材を介して開閉自
在にカバーを取着するとともに、カバー側と船体側との
間にスプリングを備えたダンパーを介装した小型滑走艇
のカバーの開閉構造において、上記船体側に軸支するダ
ンパーの一端の位置が、カバー側に軸支するダンパーの
他端の位置より、上記ヒンジ部材のヒンジ軸側に近い位
置に設けるとともに、上記船体側に軸支するダンパーの
一端の位置が、上記カバー側に軸支するダンパーの他端
の位置と、上記ヒンジ軸とを結んだ仮想線より、カバー
を閉めた状態において、該仮想線から下方に離れた位置
に設け、上記カバーが開いた状態で、ダンパーがヒンジ
軸近傍の位置で起立し、ストレージボックスへの荷物の
出し入れに際しても、ダンパーが邪魔にならないように
構成したことを特徴とする。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小型滑走艇の船体側に対して、カバーの
    一端部に配置されたヒンジ部材を介して開閉自在にカバ
    ーを取着するとともに、カバー側と船体側との間にスプ
    リングを備えたダンパーを介装した小型滑走艇のカバー
    の開閉構造において、 上記船体側に軸支するダンパーの一端の位置が、カバー
    側に軸支するダンパーの他端の位置より、上記ヒンジ部
    材のヒンジ軸側に近い位置に設けたことを特徴とする小
    型滑走艇のカバー構造。
  2. 【請求項2】 前記カバー側に軸支するダンパーの他端
    の位置と、前記ヒンジ軸とを結んだ仮想線より、前記船
    体側に軸支するダンパーの一端の位置が、カバーを閉め
    た状態において、該仮想線から下方に離れた位置である
    ことを特徴とする請求項1記載の小型滑走艇のカバー開
    閉構造。
JP10220616A 1998-08-04 1998-08-04 小型滑走艇のカバー開閉構造 Pending JP2000053076A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002079988A (ja) * 2000-09-07 2002-03-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd 小型滑走艇
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