JP2000053065A - 自転車 - Google Patents
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- JP2000053065A JP2000053065A JP10224083A JP22408398A JP2000053065A JP 2000053065 A JP2000053065 A JP 2000053065A JP 10224083 A JP10224083 A JP 10224083A JP 22408398 A JP22408398 A JP 22408398A JP 2000053065 A JP2000053065 A JP 2000053065A
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- sliding
- pedal
- sprocket
- pedal lever
- lever
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- B62M1/00—Rider propulsion of wheeled vehicles
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M1/00—Rider propulsion of wheeled vehicles
- B62M1/24—Rider propulsion of wheeled vehicles with reciprocating levers, e.g. foot levers
- B62M1/26—Rider propulsion of wheeled vehicles with reciprocating levers, e.g. foot levers characterised by rotary cranks combined with reciprocating levers
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J1/00—Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K19/00—Cycle frames
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M1/00—Rider propulsion of wheeled vehicles
- B62M1/24—Rider propulsion of wheeled vehicles with reciprocating levers, e.g. foot levers
- B62M1/30—Rider propulsion of wheeled vehicles with reciprocating levers, e.g. foot levers characterised by the use of intermediate gears
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M1/00—Rider propulsion of wheeled vehicles
- B62M1/36—Rider propulsion of wheeled vehicles with rotary cranks, e.g. with pedal cranks
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M3/00—Construction of cranks operated by hand or foot
- B62M3/02—Construction of cranks operated by hand or foot of adjustable length
- B62M3/04—Construction of cranks operated by hand or foot of adjustable length automatically adjusting
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M9/00—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
- B62M9/04—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
- B62M9/06—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like
- B62M9/10—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like
- B62M9/12—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like the chain, belt, or the like being laterally shiftable, e.g. using a rear derailleur
- B62M9/121—Rear derailleurs
- B62M9/128—Accessories, e.g. protectors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】防塵対策を施すことで摺動部のスムーズな移動
を可能にする。 【解決手段】スプロケット26とチェーン27を利用し
て後輪2に回転力が伝達される。ペダルレバー22Rの
回転力がクランクレバー30を介してスプロケット26
に伝達される。ペダルレバー22Rの揺動支点は固定さ
せずに摺動部40R内を左右に動く。このようにするこ
とによって、後輪2への回転伝達機構20の構成が簡略
化される。そして、ペダルレバー22Rの踏み込みに伴
って、その揺動支点が左右に移動するから、ペダル23
Rの回転運動軌跡Qが前半周期(踏み降ろし期間)と後
半周期(踏み上げ期間)とで相違したとしても、ペダル
23Rの回転がスムーズになる。摺動部40Rには防塵
カバー46Rが施される。防塵カバー46Rによって摺
動部内への塵埃などの混入を防止できる。
を可能にする。 【解決手段】スプロケット26とチェーン27を利用し
て後輪2に回転力が伝達される。ペダルレバー22Rの
回転力がクランクレバー30を介してスプロケット26
に伝達される。ペダルレバー22Rの揺動支点は固定さ
せずに摺動部40R内を左右に動く。このようにするこ
とによって、後輪2への回転伝達機構20の構成が簡略
化される。そして、ペダルレバー22Rの踏み込みに伴
って、その揺動支点が左右に移動するから、ペダル23
Rの回転運動軌跡Qが前半周期(踏み降ろし期間)と後
半周期(踏み上げ期間)とで相違したとしても、ペダル
23Rの回転がスムーズになる。摺動部40Rには防塵
カバー46Rが施される。防塵カバー46Rによって摺
動部内への塵埃などの混入を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、揺動支点を有す
る回転伝達機構を用いた自転車に関する。詳しくは、ス
プロケットとペダルレバーとの間にペダルレバーの回転
力をスプロケットに伝達するクランクレバーを設けると
共に、このペダルレバーの揺動支点を摺動自在に構成す
ることによって、ペダルレバーの回転伝達機構の構成を
簡略化すると共に、摺動部に防塵手段を設けることによ
って、摺動部内に塵埃などが混入しないようにしたもの
である。
る回転伝達機構を用いた自転車に関する。詳しくは、ス
プロケットとペダルレバーとの間にペダルレバーの回転
力をスプロケットに伝達するクランクレバーを設けると
共に、このペダルレバーの揺動支点を摺動自在に構成す
ることによって、ペダルレバーの回転伝達機構の構成を
簡略化すると共に、摺動部に防塵手段を設けることによ
って、摺動部内に塵埃などが混入しないようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車は、スプロケットの軸の両
側に180度の位相差をもって固定されるクランク状の
ペダルを両足で交互に漕ぎ、スプロケットの軸を中心に
ペダルレバーを360度回転運動させることで回転力を
得、この回転力をスプロケットよりチェーンを介して後
輪に伝えるようになされている。しかし近年、このよう
な従来の自転車に比べて疲労を少なくして所望の推進力
の得られる揺動支点を有する駆動力入力装置を用いた自
転車が提案されている。
側に180度の位相差をもって固定されるクランク状の
ペダルを両足で交互に漕ぎ、スプロケットの軸を中心に
ペダルレバーを360度回転運動させることで回転力を
得、この回転力をスプロケットよりチェーンを介して後
輪に伝えるようになされている。しかし近年、このよう
な従来の自転車に比べて疲労を少なくして所望の推進力
の得られる揺動支点を有する駆動力入力装置を用いた自
転車が提案されている。
【0003】図18は、従来の揺動支点を有する駆動力
入力装置を用いた自転車の構成を概略的に示すものであ
る。図18において、揺動支点を有する回転伝達機構を
用いた自転車60は、既存の自転車と同様に、動輪であ
る前輪61と後輪62とがデルタ状の一対のフレーム6
3,64によって連結され、前方のフレーム63側には
ハンドル65が取り付けられ、後方のフレーム64側に
はサドル66が取り付けられている。
入力装置を用いた自転車の構成を概略的に示すものであ
る。図18において、揺動支点を有する回転伝達機構を
用いた自転車60は、既存の自転車と同様に、動輪であ
る前輪61と後輪62とがデルタ状の一対のフレーム6
3,64によって連結され、前方のフレーム63側には
ハンドル65が取り付けられ、後方のフレーム64側に
はサドル66が取り付けられている。
【0004】前輪61の車軸61aはハンドルフレーム
67の下部に形成される二股部67aの先端に回転自在
に固定されている。ハンドルフレーム67を回動自在に
保持する保持部63cからは前方フレーム63を構成す
る2本の連結部63a,63bが水平および下方に延
び、これら連結部63a,63bの先端部は、後方フレ
ーム64を構成し、ハンドルフレーム67と略平行とな
るサドルフレーム64cに結合される。サドル66はこ
のサドルフレーム64cに連結されている。
67の下部に形成される二股部67aの先端に回転自在
に固定されている。ハンドルフレーム67を回動自在に
保持する保持部63cからは前方フレーム63を構成す
る2本の連結部63a,63bが水平および下方に延
び、これら連結部63a,63bの先端部は、後方フレ
ーム64を構成し、ハンドルフレーム67と略平行とな
るサドルフレーム64cに結合される。サドル66はこ
のサドルフレーム64cに連結されている。
【0005】2本の連結部63a,63bからは後方フ
レーム64を構成する2本の連結部64a,64bが延
び、これら連結部64a,64bの先端が互いに結合さ
れて後輪62の車軸62aを水平に保持している。車軸
62aの両端にはそれぞれギア75R,75L(図示せ
ず)が取り付け固定されている。図18には自転車の進
行方向右側のギア75Rに関する構成のみが示されてい
る。
レーム64を構成する2本の連結部64a,64bが延
び、これら連結部64a,64bの先端が互いに結合さ
れて後輪62の車軸62aを水平に保持している。車軸
62aの両端にはそれぞれギア75R,75L(図示せ
ず)が取り付け固定されている。図18には自転車の進
行方向右側のギア75Rに関する構成のみが示されてい
る。
【0006】ギア75Rは図示せずも歯車列に噛合さ
れ、これら歯車列を介してギア75Rに回転力を伝達す
るようにクランク76Rが取り付け固定されている。ク
ランク76Rの軸78Rに対して偏心した位置にはクラ
ンクピン77Rが取り付けられる。クランクピン77R
には右側のペダルレバー72Rが回動自在に軸支され
る。
れ、これら歯車列を介してギア75Rに回転力を伝達す
るようにクランク76Rが取り付け固定されている。ク
ランク76Rの軸78Rに対して偏心した位置にはクラ
ンクピン77Rが取り付けられる。クランクピン77R
には右側のペダルレバー72Rが回動自在に軸支され
る。
【0007】ペダルレバー72Rの前端部には右側のペ
ダル71Rが回動自在に取り付けられる。ペダルレバー
72Rの後端部にはローラ73Rが回転自在に軸支され
る。ローラ73Rは車軸62aの近傍に形成される案内
溝74Rの中を前後の方向に自由にスライドできる。
ダル71Rが回動自在に取り付けられる。ペダルレバー
72Rの後端部にはローラ73Rが回転自在に軸支され
る。ローラ73Rは車軸62aの近傍に形成される案内
溝74Rの中を前後の方向に自由にスライドできる。
【0008】ペダルレバー72Rはローラ73Rに軸支
されている点を支点とする梃子として構成されるもの
で、力点であるペダル71Rを踏み込むことによって、
ペダル71Rが偏平な楕円形状に近い円弧の軌道Sに沿
って反時計回りの方向に移動すると共に、ペダルレバー
72Rがローラ73Rを支点として所定の角度で上下に
運動する。
されている点を支点とする梃子として構成されるもの
で、力点であるペダル71Rを踏み込むことによって、
ペダル71Rが偏平な楕円形状に近い円弧の軌道Sに沿
って反時計回りの方向に移動すると共に、ペダルレバー
72Rがローラ73Rを支点として所定の角度で上下に
運動する。
【0009】この回転運動によって、ペダルレバー72
aの梃子としての作用点であるクランクピン77Rを介
して、クランク76Rが軸78Rを中心として反時計回
りの方向に回転される。このとき、ペダルレバー72R
の支点となるローラ73Rは、案内溝74Rの中を前後
の方向にスライド(移動)する。つまりローラ73R
は、ペダルレバー72Rの揺動支点となる。
aの梃子としての作用点であるクランクピン77Rを介
して、クランク76Rが軸78Rを中心として反時計回
りの方向に回転される。このとき、ペダルレバー72R
の支点となるローラ73Rは、案内溝74Rの中を前後
の方向にスライド(移動)する。つまりローラ73R
は、ペダルレバー72Rの揺動支点となる。
【0010】クランク76Rが回転すると、歯車列を介
してクランク76Rの回転力がギア75Rに伝達され、
ギア75Rが時計回りの方向に回転されることによっ
て、車軸62aおよび後輪62が回転して自転車60の
推進力が得られる。
してクランク76Rの回転力がギア75Rに伝達され、
ギア75Rが時計回りの方向に回転されることによっ
て、車軸62aおよび後輪62が回転して自転車60の
推進力が得られる。
【0011】左側のペダルレバー72L(図示せず)に
ついても上述した右側のペダルレバー72Rと同様の回
転伝達機構となされているため、運転者が左右の足で交
互にペダル71R,71L(図示せず)を踏み込むこと
により、推進力が得られて自転車60を走行させること
ができる。
ついても上述した右側のペダルレバー72Rと同様の回
転伝達機構となされているため、運転者が左右の足で交
互にペダル71R,71L(図示せず)を踏み込むこと
により、推進力が得られて自転車60を走行させること
ができる。
【0012】このときのペダル71R,71Lの軌道
は、曲線Sで示した偏平な楕円形状に近いものとなるた
め、ペダル71R,71Lを踏み込む足の動きはほとん
ど上下に往復させるだけでよい。したがって、スプロケ
ットの軸を中心にペダルレバー72Rを360度回転運
動させて推進力を得る従来の自転車に比べてペダル71
R、71Lに加える踏込力のロスが少なくなるため、疲
労が少なくて済む。
は、曲線Sで示した偏平な楕円形状に近いものとなるた
め、ペダル71R,71Lを踏み込む足の動きはほとん
ど上下に往復させるだけでよい。したがって、スプロケ
ットの軸を中心にペダルレバー72Rを360度回転運
動させて推進力を得る従来の自転車に比べてペダル71
R、71Lに加える踏込力のロスが少なくなるため、疲
労が少なくて済む。
【0013】また、膝の開口角が小さくて済むため、老
人などの比較的膝の機能が弱い人でも楽に乗ることが可
能となる。上述したような前後の方向にスライド移動
(揺動)する支点を有する駆動力入力装置を用いた自転
車は、「特願平9−193952号」に記載されてい
る。
人などの比較的膝の機能が弱い人でも楽に乗ることが可
能となる。上述したような前後の方向にスライド移動
(揺動)する支点を有する駆動力入力装置を用いた自転
車は、「特願平9−193952号」に記載されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した自
転車60の構成においては、後輪62を回転させるため
の揺動支点を有する駆動力入力装置を構成するクランク
76R、ギア75Rおよび案内溝74Rなどの回転伝達
機構をフレーム63,64の両側に特別に設ける必要が
ある。このため自転車を構成する部品の点数が多くな
り、自転車の製造コストが高くなると共に、自転車60
の車両重量が重くなるという問題があった。
転車60の構成においては、後輪62を回転させるため
の揺動支点を有する駆動力入力装置を構成するクランク
76R、ギア75Rおよび案内溝74Rなどの回転伝達
機構をフレーム63,64の両側に特別に設ける必要が
ある。このため自転車を構成する部品の点数が多くな
り、自転車の製造コストが高くなると共に、自転車60
の車両重量が重くなるという問題があった。
【0015】なお、歯車列を使用しない代わりに、従来
のチェーンとスプロケットを使用し、このスプロケット
に対してはペダルレバーの回転力を伝達できるようなク
ランクレバーを設けることも考えられる。
のチェーンとスプロケットを使用し、このスプロケット
に対してはペダルレバーの回転力を伝達できるようなク
ランクレバーを設けることも考えられる。
【0016】しかし、そうした場合には、クランクレバ
ーの揺動支点を固定することになるが、ペダルによる円
運動がペダルの上死点から踏み込んで下死点まで回転さ
せる前半周期と、元の上死点に戻る後半周期とではその
運動軌跡Qが違うために、上死点前後および下死点前後
でのペダルへの踏み込み力を僅かに変えなければならな
い。そのため、ペダル1回転によって発生する回転トル
クにむらができ、スムーズな走行を妨げることが考えら
れる。
ーの揺動支点を固定することになるが、ペダルによる円
運動がペダルの上死点から踏み込んで下死点まで回転さ
せる前半周期と、元の上死点に戻る後半周期とではその
運動軌跡Qが違うために、上死点前後および下死点前後
でのペダルへの踏み込み力を僅かに変えなければならな
い。そのため、ペダル1回転によって発生する回転トル
クにむらができ、スムーズな走行を妨げることが考えら
れる。
【0017】このような問題を解決するには、チェーン
を介して後輪に回転力が伝達されると共に、ペダルレバ
ーの回転力をクランクレバーを介してスプロケットに伝
達する構成とすると共に、ペダルレバーの一端を揺動自
在に構成すればよい。
を介して後輪に回転力が伝達されると共に、ペダルレバ
ーの回転力をクランクレバーを介してスプロケットに伝
達する構成とすると共に、ペダルレバーの一端を揺動自
在に構成すればよい。
【0018】このように構成した場合には、ペダルレバ
ーの一端側には、ペダルレバーの摺動部が設けられる。
この摺動部が解放されていると、自転車を屋外に放置し
たり、転倒した場合、摺動部内に塵埃などの異物が混入
し易い。異物が摺動部内に混入すると、摺動部内を損傷
したり、異物の存在によってペダルレバーのスムーズな
摺動軌跡が得られなくなるおそれがある。
ーの一端側には、ペダルレバーの摺動部が設けられる。
この摺動部が解放されていると、自転車を屋外に放置し
たり、転倒した場合、摺動部内に塵埃などの異物が混入
し易い。異物が摺動部内に混入すると、摺動部内を損傷
したり、異物の存在によってペダルレバーのスムーズな
摺動軌跡が得られなくなるおそれがある。
【0019】そこで、この発明では、回転伝達機構の構
成をシンプルにして部品点数を削減し、安価で軽量な自
転車を提供すると共に、ペダルのスムーズな運動軌跡を
確保できるようにすることに加え、摺動部内に塵埃など
の異物が混入しないようにしたものである。
成をシンプルにして部品点数を削減し、安価で軽量な自
転車を提供すると共に、ペダルのスムーズな運動軌跡を
確保できるようにすることに加え、摺動部内に塵埃など
の異物が混入しないようにしたものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係る揺動支点
を有する回転伝達機構を用いた自転車は、車体を構成す
るフレームの前後に回転自在に取り付けられた一対の動
輪と、上記フレームのボトムブラケット点付近に設けら
れたスプロケットと、このスプロケットと後輪との間に
取り付けられた駆動力伝達手段と、180度の位相差を
有する一対のペダルレバーと、上記スプロケットと上記
一方のペダルレバーとの間に設けられ、上記ペダルレバ
ーの回転力を上記スプロケットに伝達するクランクレバ
ーと、上記ペダルレバーの揺動支点となる摺動部と、こ
の摺動部に設けられた防塵手段とで構成され、上記ペダ
ルレバーの一端に設けられた摺動ピンが上記ペダルレバ
ーの回動に伴って上記摺動部内を摺動するようになされ
ると共に、上記ペダルレバーの回動に伴う回転力が上記
スプロケットを介して上記後輪に伝達されるようになさ
れたことを特徴とする。
を有する回転伝達機構を用いた自転車は、車体を構成す
るフレームの前後に回転自在に取り付けられた一対の動
輪と、上記フレームのボトムブラケット点付近に設けら
れたスプロケットと、このスプロケットと後輪との間に
取り付けられた駆動力伝達手段と、180度の位相差を
有する一対のペダルレバーと、上記スプロケットと上記
一方のペダルレバーとの間に設けられ、上記ペダルレバ
ーの回転力を上記スプロケットに伝達するクランクレバ
ーと、上記ペダルレバーの揺動支点となる摺動部と、こ
の摺動部に設けられた防塵手段とで構成され、上記ペダ
ルレバーの一端に設けられた摺動ピンが上記ペダルレバ
ーの回動に伴って上記摺動部内を摺動するようになされ
ると共に、上記ペダルレバーの回動に伴う回転力が上記
スプロケットを介して上記後輪に伝達されるようになさ
れたことを特徴とする。
【0021】この発明においては、従来と同じくスプロ
ケットとチェーンを利用して後輪に回転力が伝達され
る。そして、ペダルレバーの回転力がクランクレバーを
介してスプロケットに伝達される。ペダルレバーの揺動
支点は固定させずに摺動部内を左右に動く。このように
することによって、後輪への回転伝達機構の構成が簡略
化される。そして、ペダルレバーの踏み込みに伴って、
その揺動支点が左右に移動するから、ペダルの回転運動
軌跡が前半周期(上死点から下死点まで)と後半周期
(下死点から上死点まで)とで相違したとしても、ペダ
ルの回転がスムーズになる。
ケットとチェーンを利用して後輪に回転力が伝達され
る。そして、ペダルレバーの回転力がクランクレバーを
介してスプロケットに伝達される。ペダルレバーの揺動
支点は固定させずに摺動部内を左右に動く。このように
することによって、後輪への回転伝達機構の構成が簡略
化される。そして、ペダルレバーの踏み込みに伴って、
その揺動支点が左右に移動するから、ペダルの回転運動
軌跡が前半周期(上死点から下死点まで)と後半周期
(下死点から上死点まで)とで相違したとしても、ペダ
ルの回転がスムーズになる。
【0022】摺動部には、摺動支点の摺動に支障をきた
さないようにカバーなどによる防塵手段が設けられてい
る。この防塵手段によって塵埃などの異物の混入を防止
できる。自転車を屋外に放置したり、自転車が転倒した
りすると、摺動部内に塵埃などが混入し易い。異物が摺
動部内に混入すると、ペダルレバーのスムーズな摺動軌
跡が得られなくなるおそれがあるからである。
さないようにカバーなどによる防塵手段が設けられてい
る。この防塵手段によって塵埃などの異物の混入を防止
できる。自転車を屋外に放置したり、自転車が転倒した
りすると、摺動部内に塵埃などが混入し易い。異物が摺
動部内に混入すると、ペダルレバーのスムーズな摺動軌
跡が得られなくなるおそれがあるからである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての揺動支点を有する回転伝達機構20を用いた
自転車10の構成を示す。
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての揺動支点を有する回転伝達機構20を用いた
自転車10の構成を示す。
【0024】図1において、この自転車10は、既存の
自転車と同様に、動輪である前輪1と後輪2とがデルタ
状の一対のフレーム3,4によって連結され、前方のフ
レーム3側にはハンドル5が取り付けられ、後方のフレ
ーム4側にはサドル6が取り付けられている。
自転車と同様に、動輪である前輪1と後輪2とがデルタ
状の一対のフレーム3,4によって連結され、前方のフ
レーム3側にはハンドル5が取り付けられ、後方のフレ
ーム4側にはサドル6が取り付けられている。
【0025】前輪1の車軸1aはハンドルフレーム7の
下部に形成される二股部7aの先端に回転自在に固定さ
れ、ハンドルフレーム7の上部には操向装置としてのハ
ンドル5が取り付けられる。
下部に形成される二股部7aの先端に回転自在に固定さ
れ、ハンドルフレーム7の上部には操向装置としてのハ
ンドル5が取り付けられる。
【0026】ハンドルフレーム7を回動自在に保持する
保持部3cからは前方フレーム3を構成する2本の連結
部3a,3bが水平および下方に延び、これら連結部3
a,3bの先端部は、後方フレーム4を構成し、ハンド
ルフレーム7と略平行となるサドルフレーム4cに結合
される。サドルフレーム4cにはサドル6が取り付けら
れ、運転者の乗車高さを必要に応じて適宜に調整するこ
とができるように構成されている。
保持部3cからは前方フレーム3を構成する2本の連結
部3a,3bが水平および下方に延び、これら連結部3
a,3bの先端部は、後方フレーム4を構成し、ハンド
ルフレーム7と略平行となるサドルフレーム4cに結合
される。サドルフレーム4cにはサドル6が取り付けら
れ、運転者の乗車高さを必要に応じて適宜に調整するこ
とができるように構成されている。
【0027】2本の連結部3a,3bからは後方フレー
ム4を構成する2本の連結部(連結フレーム)4a,4
bが延び、これら連結フレーム4a,4bの先端が互い
に結合されて後輪2の車軸2aを水平に保持している。
車軸2aにはギア28が取り付けられ、ペダルレバー2
2Rからスプロケット26に伝達された回転力がチェー
ン27を介してギア28に伝達される。スプロケット2
6の軸26aはボトムブラケット点(フレーム3bと4
cの交差点)に選ばれている。
ム4を構成する2本の連結部(連結フレーム)4a,4
bが延び、これら連結フレーム4a,4bの先端が互い
に結合されて後輪2の車軸2aを水平に保持している。
車軸2aにはギア28が取り付けられ、ペダルレバー2
2Rからスプロケット26に伝達された回転力がチェー
ン27を介してギア28に伝達される。スプロケット2
6の軸26aはボトムブラケット点(フレーム3bと4
cの交差点)に選ばれている。
【0028】ペダルレバー22は直線状をなすレバー
(ペダルアーム)であって、スプロケット26の左右に
それぞれ180度の位相差を有して一対取り付けられて
おり、この例ではフレーム3,4に対して進行方向右側
にスプロケット26が取り付けられている。スプロケッ
ト26に対しこのスプロケット26とペダルレバー22
Rとの間にクランクレバー(クランクアーム)30Rが
設けられ、ペダルレバー22Rの回転力がこのクランク
レバー30Rを介してスプロケット26に伝達されるよ
うになされている。
(ペダルアーム)であって、スプロケット26の左右に
それぞれ180度の位相差を有して一対取り付けられて
おり、この例ではフレーム3,4に対して進行方向右側
にスプロケット26が取り付けられている。スプロケッ
ト26に対しこのスプロケット26とペダルレバー22
Rとの間にクランクレバー(クランクアーム)30Rが
設けられ、ペダルレバー22Rの回転力がこのクランク
レバー30Rを介してスプロケット26に伝達されるよ
うになされている。
【0029】ペダルレバー22Rの先端部にはペダル2
3Rが設けられ、その他端側は揺動支点として作用す
る。連結フレーム4cが板状体であるときの揺動機構に
ついて説明する。
3Rが設けられ、その他端側は揺動支点として作用す
る。連結フレーム4cが板状体であるときの揺動機構に
ついて説明する。
【0030】図2にも示すように連結フレーム4cに摺
動部40Rが設けられる。摺動部40Rは連結部4bの
外側面であって、図1に示す動輪軸(前後輪1,2の車
軸を結んだ線L)上に位置するように設けられる。摺動
部40Rは凹状溝で構成された摺動溝41Rを有する直
方体である。摺動部40Rは金属により成形されたもの
で、連結フレーム4bと一体形成することもできれば、
連結フレーム4bに溶接して取り付けることもできる。
動部40Rが設けられる。摺動部40Rは連結部4bの
外側面であって、図1に示す動輪軸(前後輪1,2の車
軸を結んだ線L)上に位置するように設けられる。摺動
部40Rは凹状溝で構成された摺動溝41Rを有する直
方体である。摺動部40Rは金属により成形されたもの
で、連結フレーム4bと一体形成することもできれば、
連結フレーム4bに溶接して取り付けることもできる。
【0031】ペダルレバー22Rの他端部に取り付けら
れた摺動ピン42R(若しくは摺動ローラ)が摺動溝4
1R内に係合され、この摺動溝41Rをガイドとして摺
動溝41R内を左右方向に摺動できるようになってい
る。
れた摺動ピン42R(若しくは摺動ローラ)が摺動溝4
1R内に係合され、この摺動溝41Rをガイドとして摺
動溝41R内を左右方向に摺動できるようになってい
る。
【0032】摺動ピン42Rはこの摺動溝41Rに僅か
なクリアランスをもって係合している。摺動部40Rは
オイルレスメタルなどを使用することができ、これによ
って摺動ピン42Rの摺動摩擦を軽減できる。摺動ピン
42Rとの摩擦を軽減するため、摺動部40R及び摺動
ピン42Rのそれぞれをメッキ処理するようにしてもよ
い。メッキ処理としては、耐硬性、耐摩耗性、耐熱性、
潤滑性、耐衝撃性などに優れた、低リン、低ボロンの皮
膜を行う無電解メッキ処理{例えば日本カニゼン株式会
社製の「カニボロン」(商品名)を使用した無電解メッ
キ処理}などを利用できる。摺動ピン42Rは金属の他
に、硬質な樹脂製を使用することもできる。
なクリアランスをもって係合している。摺動部40Rは
オイルレスメタルなどを使用することができ、これによ
って摺動ピン42Rの摺動摩擦を軽減できる。摺動ピン
42Rとの摩擦を軽減するため、摺動部40R及び摺動
ピン42Rのそれぞれをメッキ処理するようにしてもよ
い。メッキ処理としては、耐硬性、耐摩耗性、耐熱性、
潤滑性、耐衝撃性などに優れた、低リン、低ボロンの皮
膜を行う無電解メッキ処理{例えば日本カニゼン株式会
社製の「カニボロン」(商品名)を使用した無電解メッ
キ処理}などを利用できる。摺動ピン42Rは金属の他
に、硬質な樹脂製を使用することもできる。
【0033】摺動部40Rには防塵手段50Rが施され
る。この防塵手段50Rによって摺動部40Rへの塵埃
などの異物の混入を防止できる。自転車10を屋外に放
置したり、自転車が転倒したりすると、摺動部40R内
に塵埃などが混入し易い。塵埃などの異物が摺動部40
R内に混入すると、その異物によって摺動溝41Rが損
傷したり、ペダルレバー22Rのスムーズな摺動運動が
得られなくなるおそれがあるからである。また雨水によ
って摺動溝41R内が錆び付いて、ペダルレバー22R
がスムーズに摺動できなくなるおそれもあるからであ
る。防塵手段50Rを施すことによって、防塵効果や防
水効果などを高めることができる。
る。この防塵手段50Rによって摺動部40Rへの塵埃
などの異物の混入を防止できる。自転車10を屋外に放
置したり、自転車が転倒したりすると、摺動部40R内
に塵埃などが混入し易い。塵埃などの異物が摺動部40
R内に混入すると、その異物によって摺動溝41Rが損
傷したり、ペダルレバー22Rのスムーズな摺動運動が
得られなくなるおそれがあるからである。また雨水によ
って摺動溝41R内が錆び付いて、ペダルレバー22R
がスムーズに摺動できなくなるおそれもあるからであ
る。防塵手段50Rを施すことによって、防塵効果や防
水効果などを高めることができる。
【0034】図2に示す防塵手段50Rは一実施形態で
あって、図3にその詳細を示すように、この実施形態は
ファスナー構成であって、摺動溝41Rの開口面側を覆
うように防塵布46Rが被覆され、防塵布46R、46
Rのそれぞれに設けられた連結片47R(47Ra、4
7Rb)同士の係合、離間を制御子48Rが行ってい
る。
あって、図3にその詳細を示すように、この実施形態は
ファスナー構成であって、摺動溝41Rの開口面側を覆
うように防塵布46Rが被覆され、防塵布46R、46
Rのそれぞれに設けられた連結片47R(47Ra、4
7Rb)同士の係合、離間を制御子48Rが行ってい
る。
【0035】制御子48Rは図4に示すように、摺動ピ
ン42R(42R′は摺動溝41R内に係合しているピ
ン本体を指す)に連結された一対の突子49Ra、49
Rbを有する。
ン42R(42R′は摺動溝41R内に係合しているピ
ン本体を指す)に連結された一対の突子49Ra、49
Rbを有する。
【0036】図4に示すように、矢印a方向に摺動ピン
42Rが摺動すると、前方の突子49Raによって連結
片47Raと47Rbの係合状態が解除され、これによ
って摺動ピン42Rの矢印a方向への摺動が可能にな
る。そして、連結が解かれた連結片47Ra、47Rb
は後方の突子49Rbと制御子本体との作用で、再び係
合、連結される。これによって、制御子48Rの内部だ
けで、連結片47Ra、47Rb間の離間、係合動作が
行われるようになり、制御子48Rの外側では図示する
ように常に閉じた状態となっている。したがって、摺動
溝41Rは常に防塵布46Rによってカバーされた状態
となり、摺動溝41R内への塵埃の混入を防止できる。
42Rが摺動すると、前方の突子49Raによって連結
片47Raと47Rbの係合状態が解除され、これによ
って摺動ピン42Rの矢印a方向への摺動が可能にな
る。そして、連結が解かれた連結片47Ra、47Rb
は後方の突子49Rbと制御子本体との作用で、再び係
合、連結される。これによって、制御子48Rの内部だ
けで、連結片47Ra、47Rb間の離間、係合動作が
行われるようになり、制御子48Rの外側では図示する
ように常に閉じた状態となっている。したがって、摺動
溝41Rは常に防塵布46Rによってカバーされた状態
となり、摺動溝41R内への塵埃の混入を防止できる。
【0037】さて、ペダル23Rがスプロケット26の
上死点にあるとき、クランクレバー30Rもほぼ上死点
付近に位置すると共に、摺動ピン42Rは摺動溝41R
のほぼ中央部(中央点)に位置するように摺動部40R
の連結フレーム4bに対する取り付け位置が選定され
る。したがって摺動部40Rの中央部より右側が上死点
から下死点までの前半周期(ペダル周期)の運動軌跡と
なり、左側は下死点から元の上死点に戻るまでの後半周
期の運動軌跡となる。
上死点にあるとき、クランクレバー30Rもほぼ上死点
付近に位置すると共に、摺動ピン42Rは摺動溝41R
のほぼ中央部(中央点)に位置するように摺動部40R
の連結フレーム4bに対する取り付け位置が選定され
る。したがって摺動部40Rの中央部より右側が上死点
から下死点までの前半周期(ペダル周期)の運動軌跡と
なり、左側は下死点から元の上死点に戻るまでの後半周
期の運動軌跡となる。
【0038】なお、図1には自転車10の進行方向右側
にギア28を設けた構成が示されているので、進行方向
右側にスプロケット26を始めとしてペダルレバー22
R、クランクレバー30Rなどの回転伝達機構20が設
けられているが、進行方向左側にこれらの回転伝達機構
20を設けてもよい。
にギア28を設けた構成が示されているので、進行方向
右側にスプロケット26を始めとしてペダルレバー22
R、クランクレバー30Rなどの回転伝達機構20が設
けられているが、進行方向左側にこれらの回転伝達機構
20を設けてもよい。
【0039】進行方向左側に回転伝達機構20を設けた
場合には、進行方向左側には回転伝達機構20のうち、
スプロケット26とチェーン27が設けられていないだ
けであるから、左側にもその他の部材であるペダルレバ
ー22L、クランクレバー30Lおよび摺動部40Lが
設けられている。その詳細な構成および図示については
それぞれ省略する。
場合には、進行方向左側には回転伝達機構20のうち、
スプロケット26とチェーン27が設けられていないだ
けであるから、左側にもその他の部材であるペダルレバ
ー22L、クランクレバー30Lおよび摺動部40Lが
設けられている。その詳細な構成および図示については
それぞれ省略する。
【0040】回転伝達機構20をこのように構成する
と、ペダル23Rの踏み込み力がクランクレバー30R
を介してスプロケット26に伝達される。スプロケット
26と後輪ギア28との間には駆動力伝達手段としての
チェーン27が架かっているので、スプロケット26に
伝達された回転力はギア28に伝達され、後輪2が駆動
されて自転車10の推進力となる。
と、ペダル23Rの踏み込み力がクランクレバー30R
を介してスプロケット26に伝達される。スプロケット
26と後輪ギア28との間には駆動力伝達手段としての
チェーン27が架かっているので、スプロケット26に
伝達された回転力はギア28に伝達され、後輪2が駆動
されて自転車10の推進力となる。
【0041】ペダル23Rに踏み込み力を与えてペダル
23Rを一周させたときの運動軌跡Qの一例を図5に示
す。ペダル23Rの運動軌跡Qはスプロケット26とク
ランクレバー30Rとの交点による長さの比によって円
運動になったり、上下の直線運動になったりする。
23Rを一周させたときの運動軌跡Qの一例を図5に示
す。ペダル23Rの運動軌跡Qはスプロケット26とク
ランクレバー30Rとの交点による長さの比によって円
運動になったり、上下の直線運動になったりする。
【0042】今図6のようにA,B,C,Dの各点を定
めたときのペダルレバー22Rの長さの比(AB:B
C)によって、円運動→楕円運動→直線運動のように運
動軌跡Qが変化する。そして、AB:BC=BC:BD
=2:1のとき、ペダル23Rは上下のほぼ直線的な運
動軌跡Qとなる。
めたときのペダルレバー22Rの長さの比(AB:B
C)によって、円運動→楕円運動→直線運動のように運
動軌跡Qが変化する。そして、AB:BC=BC:BD
=2:1のとき、ペダル23Rは上下のほぼ直線的な運
動軌跡Qとなる。
【0043】図5の例は中間的な場合であって、楕円運
動に近い運動軌跡Qを例示してある。楕円軌跡であって
も、ペダル23Rの前半周期ではほぼ楕円状の回転軌跡
となるのに対して、後半周期ではその上死点と下死点を
除くと殆ど直線的な回転軌跡となることが判明した。
動に近い運動軌跡Qを例示してある。楕円軌跡であって
も、ペダル23Rの前半周期ではほぼ楕円状の回転軌跡
となるのに対して、後半周期ではその上死点と下死点を
除くと殆ど直線的な回転軌跡となることが判明した。
【0044】実際にどの程度の数値となるか検討を加え
た。標準的な体型(身長が165〜170cm程度)の
場合には、動輪1,2の直径はほぼ20〜26インチで
あるので、この場合には図6に示すような数値(AB=
200〜300mm、BC=100〜200mm、BD
=50〜100mm)が適当である。このとき、摺動部
40Rの摺動長は100〜250mm程度あれば十分で
ある。
た。標準的な体型(身長が165〜170cm程度)の
場合には、動輪1,2の直径はほぼ20〜26インチで
あるので、この場合には図6に示すような数値(AB=
200〜300mm、BC=100〜200mm、BD
=50〜100mm)が適当である。このとき、摺動部
40Rの摺動長は100〜250mm程度あれば十分で
ある。
【0045】実験は、AB=255mm、BC=170
mm、BD=65mmで行った。そのときの摺動長は1
50mmであった。このときは図5に示すような楕円軌
跡となった。
mm、BD=65mmで行った。そのときの摺動長は1
50mmであった。このときは図5に示すような楕円軌
跡となった。
【0046】このようにペダルレバー22Rの揺動支点
を動輪軸Lの左右方向に摺動させながら、ペダル23R
に踏み込み力を与えてスプロケット26を回転駆動する
と共に、この回転駆動力をチェーン27を介して後輪2
に伝達することによって、自転車10を推進させること
ができる。反対側のペダル23L(図示はしない)に加
えられた踏み込み力によっても同じような推進力が得ら
れる。これらペダル23(23R、23L)は一部が楕
円軌道となるものの、長軸が長い楕円となるから、全体
としてはほぼ直線に近い運動軌跡Qとなる。
を動輪軸Lの左右方向に摺動させながら、ペダル23R
に踏み込み力を与えてスプロケット26を回転駆動する
と共に、この回転駆動力をチェーン27を介して後輪2
に伝達することによって、自転車10を推進させること
ができる。反対側のペダル23L(図示はしない)に加
えられた踏み込み力によっても同じような推進力が得ら
れる。これらペダル23(23R、23L)は一部が楕
円軌道となるものの、長軸が長い楕円となるから、全体
としてはほぼ直線に近い運動軌跡Qとなる。
【0047】その結果、ペダル23(23R、23L)
の上下運動の範囲が短くなってペダル23が漕ぎやすく
なる。また、ペダル23への踏み込み力も強くなるか
ら、ペダル23による回転トルクが増え、少ない力で自
転車10を走行させることができる。
の上下運動の範囲が短くなってペダル23が漕ぎやすく
なる。また、ペダル23への踏み込み力も強くなるか
ら、ペダル23による回転トルクが増え、少ない力で自
転車10を走行させることができる。
【0048】また、ペダルレバー22(22R、22
L)の揺動支点は固定式ではなく、水平方向への摺動式
としたので、ペダル23を一周させたとしても、スムー
ズな回転となる。因みにペダルレバー22の揺動支点を
固定した場合にはペダル23をスムーズに一周させるこ
とができないことが判明した。
L)の揺動支点は固定式ではなく、水平方向への摺動式
としたので、ペダル23を一周させたとしても、スムー
ズな回転となる。因みにペダルレバー22の揺動支点を
固定した場合にはペダル23をスムーズに一周させるこ
とができないことが判明した。
【0049】続いてこの発明に係る自転車10の他の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0050】図7に示す実施形態では、摺動溝41Rは
開口状態で使用される。その代わり図8にその一部断面
を示すように、摺動ピン42Rの本体42R′が算盤玉
の形状となされており、これに伴って摺動部40Rに形
成される摺動溝41Rも算盤玉状をなす多角形溝となっ
ている。そして、摺動溝41Rの狭隘底部51Rの所定
位置(例えば溝長の中間部)には防塵手段として機能す
る細孔52Rが穿設されている。ピン本体42R′の摺
動に伴って摺動部40R外に塵埃などを自然落下させる
ために細孔52Rが設けられているもので、その直径は
砂などの異物の大きさを考慮すると、3〜5mm程度あ
れば十分である。
開口状態で使用される。その代わり図8にその一部断面
を示すように、摺動ピン42Rの本体42R′が算盤玉
の形状となされており、これに伴って摺動部40Rに形
成される摺動溝41Rも算盤玉状をなす多角形溝となっ
ている。そして、摺動溝41Rの狭隘底部51Rの所定
位置(例えば溝長の中間部)には防塵手段として機能す
る細孔52Rが穿設されている。ピン本体42R′の摺
動に伴って摺動部40R外に塵埃などを自然落下させる
ために細孔52Rが設けられているもので、その直径は
砂などの異物の大きさを考慮すると、3〜5mm程度あ
れば十分である。
【0051】摺動溝41Rは開口状態で使用されるの
で、使用中あるいは停車中には摺動溝41Rの内部に塵
埃などが混入する可能性が高い。摺動溝41Rの内部に
混入した塵埃などの異物はやがて狭隘底部51R側に自
然落下し、ピン本体42R′と共に狭隘底部51R内を
移動する。その移動の途中に細孔52Rがあるので、こ
の細孔52Rを通して異物が摺動溝41Rから外側に落
下する。つまり、本体42R′の移動によって、その都
度摺動溝41R内が清掃されるので、たとえ異物が混入
しても摺動ピン42Rのスムーズな移動は阻害されな
い。
で、使用中あるいは停車中には摺動溝41Rの内部に塵
埃などが混入する可能性が高い。摺動溝41Rの内部に
混入した塵埃などの異物はやがて狭隘底部51R側に自
然落下し、ピン本体42R′と共に狭隘底部51R内を
移動する。その移動の途中に細孔52Rがあるので、こ
の細孔52Rを通して異物が摺動溝41Rから外側に落
下する。つまり、本体42R′の移動によって、その都
度摺動溝41R内が清掃されるので、たとえ異物が混入
しても摺動ピン42Rのスムーズな移動は阻害されな
い。
【0052】細孔52Rの形成個数や形成位置は図7以
外にも考えられる。例えば、摺動溝41Rの中間部の他
に、左右端部近傍の3ヶ所に設けることもできる。こう
すれば、摺動ピン42Rの往動時と復動時の何れのスト
ロークでも内部に混入した塵埃などを除去できる。
外にも考えられる。例えば、摺動溝41Rの中間部の他
に、左右端部近傍の3ヶ所に設けることもできる。こう
すれば、摺動ピン42Rの往動時と復動時の何れのスト
ロークでも内部に混入した塵埃などを除去できる。
【0053】図9はこの発明の他の実施形態であって、
この実施形態では防塵手段としてブラシを使用した場合
である。図9に示すように摺動溝41Rの内壁(上部壁
と下部壁)に付着した塵埃などを除去するためにこの例
では一対のブラシ53R、54Rが使用される。
この実施形態では防塵手段としてブラシを使用した場合
である。図9に示すように摺動溝41Rの内壁(上部壁
と下部壁)に付着した塵埃などを除去するためにこの例
では一対のブラシ53R、54Rが使用される。
【0054】一対のブラシ53R、54Rは同一構成で
ある。一方のブラシ53Rは図10に示すように薄いス
プリング板55Rの両端を斜めに折り曲げ、その折り曲
げ片のそれぞれに、先端部が一部突出するように例えば
スポンジ状のブラシ片56Ra、56Rbが取り付けら
れる。スプリング板55Rの中心は図11に示すように
摺動ピン42Rに固定されると共に、図9のようにブラ
シ片56Ra、56Rbが摺動溝41Rの上部壁と下部
壁の双方を同時に摺接するように斜めに取り付け固定さ
れる。他方のブラシ54Rは一方のブラシ53Rと直交
するように取り付け固定される。
ある。一方のブラシ53Rは図10に示すように薄いス
プリング板55Rの両端を斜めに折り曲げ、その折り曲
げ片のそれぞれに、先端部が一部突出するように例えば
スポンジ状のブラシ片56Ra、56Rbが取り付けら
れる。スプリング板55Rの中心は図11に示すように
摺動ピン42Rに固定されると共に、図9のようにブラ
シ片56Ra、56Rbが摺動溝41Rの上部壁と下部
壁の双方を同時に摺接するように斜めに取り付け固定さ
れる。他方のブラシ54Rは一方のブラシ53Rと直交
するように取り付け固定される。
【0055】これらの構成に加え、摺動溝41Rの下部
壁の所定箇所には、複数個、この例では2個の細孔59
Ra、59Rbが穿設されている。細孔59Ra、59
Rbの大きさは上述したと同じく3〜5mm程度が適当
である。
壁の所定箇所には、複数個、この例では2個の細孔59
Ra、59Rbが穿設されている。細孔59Ra、59
Rbの大きさは上述したと同じく3〜5mm程度が適当
である。
【0056】このように構成した場合、摺動溝41Rの
開口面をオープンにした状態で使用することによって、
摺動溝41R内に塵埃などが混入しても、摺動ピン42
Rの摺動に伴って、ブラシ53R、54Rが内壁を摺接
しながら移動するので、ブラシ53R、54Rと細孔5
9Ra、59Rbの協同によって、内部に混入した異物
を外部に掃き出すことができる。したがって異物に邪魔
されることなくピン本体42R′が摺動溝41R内を移
動できるので、摺動溝41Rやピン本体42R′の損傷
を防止できると共に、摺動ピン42Rのスムーズな摺動
を確保できる。
開口面をオープンにした状態で使用することによって、
摺動溝41R内に塵埃などが混入しても、摺動ピン42
Rの摺動に伴って、ブラシ53R、54Rが内壁を摺接
しながら移動するので、ブラシ53R、54Rと細孔5
9Ra、59Rbの協同によって、内部に混入した異物
を外部に掃き出すことができる。したがって異物に邪魔
されることなくピン本体42R′が摺動溝41R内を移
動できるので、摺動溝41Rやピン本体42R′の損傷
を防止できると共に、摺動ピン42Rのスムーズな摺動
を確保できる。
【0057】図12はこの発明の別の実施形態を示す。
同図はブラシ53R、54Rを省略した場合であって、
細孔59Ra、59Rbのみで塵埃などを除去するよう
にした実施形態である。この構成でも摺動溝41R内を
十分に清掃できる。
同図はブラシ53R、54Rを省略した場合であって、
細孔59Ra、59Rbのみで塵埃などを除去するよう
にした実施形態である。この構成でも摺動溝41R内を
十分に清掃できる。
【0058】上述した実施形態では、連結フレーム4b
として平板状の板体を使用したものにこの発明を適用し
たが、丸パイプ状の連結フレームを使用した自転車にも
この発明を適用できる。
として平板状の板体を使用したものにこの発明を適用し
たが、丸パイプ状の連結フレームを使用した自転車にも
この発明を適用できる。
【0059】図13以下にその一実施形態を示す。図1
3は後輪2と左右の連結フレーム80R、80Lとの関
係を示すもので、この実施形態では左右それぞれ2本の
丸パイプ80Ra、80Rb(80La、80Lb)が
上下に配されて連結フレームが構成されている。上述し
た摺動部40Rは上下の丸パイプ80Ra、80Rb
(80La、80Lb)の間に固定される。
3は後輪2と左右の連結フレーム80R、80Lとの関
係を示すもので、この実施形態では左右それぞれ2本の
丸パイプ80Ra、80Rb(80La、80Lb)が
上下に配されて連結フレームが構成されている。上述し
た摺動部40Rは上下の丸パイプ80Ra、80Rb
(80La、80Lb)の間に固定される。
【0060】図14はその一例を示す要部の概略断面図
で、直方体状をなす摺動部40Rが上下の丸パイプ80
Ra、80Rbに差し渡された状態で、ビス82R、8
3Rによって取り付け固定される。
で、直方体状をなす摺動部40Rが上下の丸パイプ80
Ra、80Rbに差し渡された状態で、ビス82R、8
3Rによって取り付け固定される。
【0061】摺動部40Rは図15に示すように上下に
配された一対の平板フレーム81Ra、81Rbによっ
て構成され、これらは左右に配されるスリーブ84R
a、84Rbによって一定間隔に保持された状態で固定
される。図16にその取り付け状態の一例を示す。この
例では、ネジ付きスリーブ84Raが使用され、ナット
85Rによって締め付け固定される。
配された一対の平板フレーム81Ra、81Rbによっ
て構成され、これらは左右に配されるスリーブ84R
a、84Rbによって一定間隔に保持された状態で固定
される。図16にその取り付け状態の一例を示す。この
例では、ネジ付きスリーブ84Raが使用され、ナット
85Rによって締め付け固定される。
【0062】平板フレーム81Ra、81Rbによって
挟まれた内部には図17に示すような断面コ字状のガイ
ド86Rが敷設され、そのコ字状ガイド86Rの内面に
ピン本体42R′が摺動自在に配される。ピン本体42
R′には摺動ピン42Rが固定され、この摺動ピン42
R′にはスリーブ87Rを介してペダルレバー22Rの
一端が取り付け固定される。
挟まれた内部には図17に示すような断面コ字状のガイ
ド86Rが敷設され、そのコ字状ガイド86Rの内面に
ピン本体42R′が摺動自在に配される。ピン本体42
R′には摺動ピン42Rが固定され、この摺動ピン42
R′にはスリーブ87Rを介してペダルレバー22Rの
一端が取り付け固定される。
【0063】このように構成された摺動部40Rに対し
て、一対の平板フレーム81Ra、81Rbの対向面内
を囲繞するように、凹溝91R、92Rにはめ込まれた
状態で防塵手段として機能する防塵ベルト90Rが配さ
れる。摺動ピン42Rは防塵ベルト90Rを貫通して取
り付けられており、これによって摺動ピン42Rと共に
防塵ベルト90Rが摺動する。摺動ピン42Rの貫通部
分には補強用のボス91R(図15参照)が設けられて
いる。防塵ベルト90Rは摺動抵抗をできるだけ少なく
するため軟質ゴムなどを使用することができる。凹溝9
1R、92Rに潤滑油などを含浸させておけば、さらに
摺動抵抗を低減できる。
て、一対の平板フレーム81Ra、81Rbの対向面内
を囲繞するように、凹溝91R、92Rにはめ込まれた
状態で防塵手段として機能する防塵ベルト90Rが配さ
れる。摺動ピン42Rは防塵ベルト90Rを貫通して取
り付けられており、これによって摺動ピン42Rと共に
防塵ベルト90Rが摺動する。摺動ピン42Rの貫通部
分には補強用のボス91R(図15参照)が設けられて
いる。防塵ベルト90Rは摺動抵抗をできるだけ少なく
するため軟質ゴムなどを使用することができる。凹溝9
1R、92Rに潤滑油などを含浸させておけば、さらに
摺動抵抗を低減できる。
【0064】このように防塵ベルト90Rを使用する
と、摺動部40Rの内部には塵埃などが混入しないの
で、常時スムーズな摺動を実現できる。雨なども入り込
まないので、防塵性、防水性に優れた摺動部40Rを実
現できる。
と、摺動部40Rの内部には塵埃などが混入しないの
で、常時スムーズな摺動を実現できる。雨なども入り込
まないので、防塵性、防水性に優れた摺動部40Rを実
現できる。
【0065】なお、上述した実施の形態における駆動力
伝達手段としては、チェーン駆動方式を例示したが、ベ
ルトドライブやシャフトドライブ駆動方式などの自転車
などにも同様に適用することできる。補助動力手段が搭
載された自転車にもこの発明を適用できる。
伝達手段としては、チェーン駆動方式を例示したが、ベ
ルトドライブやシャフトドライブ駆動方式などの自転車
などにも同様に適用することできる。補助動力手段が搭
載された自転車にもこの発明を適用できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
スプロケットとチェーンなどを利用して後輪に回転力が
伝達され、ペダルレバーの回転力がクランクレバーを介
してスプロケットに伝達される。そして、ペダルレバー
の揺動支点は固定させずに摺動部内を左右に動くように
構成すると共に、この摺動部に対して防塵手段を設けた
ものである。
スプロケットとチェーンなどを利用して後輪に回転力が
伝達され、ペダルレバーの回転力がクランクレバーを介
してスプロケットに伝達される。そして、ペダルレバー
の揺動支点は固定させずに摺動部内を左右に動くように
構成すると共に、この摺動部に対して防塵手段を設けた
ものである。
【0067】これによれば後輪への回転伝達機構の構成
が簡略化できるので、回転伝達機構の構成をシンプルに
して部品点数を削減し、安価で軽量な自転車を提供する
ことができる。さらに、ペダルレバーの踏み込みに伴っ
て、その揺動支点を左右にスムーズに移動させることが
できるから、ペダルの回転運動軌跡が前半周期と後半周
期とで相違したとしても、ペダルの回転が非常にスムー
ズになる。
が簡略化できるので、回転伝達機構の構成をシンプルに
して部品点数を削減し、安価で軽量な自転車を提供する
ことができる。さらに、ペダルレバーの踏み込みに伴っ
て、その揺動支点を左右にスムーズに移動させることが
できるから、ペダルの回転運動軌跡が前半周期と後半周
期とで相違したとしても、ペダルの回転が非常にスムー
ズになる。
【0068】このようにペダルのスムーズな運動軌跡を
確保できることから、自転車を楽に操作できると共に、
ペダルレバーの揺動範囲を少なくしても十分な回動力が
得られる特徴を有する。
確保できることから、自転車を楽に操作できると共に、
ペダルレバーの揺動範囲を少なくしても十分な回動力が
得られる特徴を有する。
【0069】さらにこの発明では摺動部に防塵手段を付
設したので、塵埃などの異物がこの摺動部内に混入した
場合でも防塵手段によって簡単に除去することができ
る。あるいはまたこの防塵手段によって摺動部内への異
物の混入を完全にシャットアウトできる。その結果、塵
埃などによって摺動溝や摺動ピンが損傷を受けたりする
おそれがない。さらに異物によって摺動部の運動が妨げ
られるようなおそれがなくなり、常にスムーズな揺動を
達成できる特徴を有する。
設したので、塵埃などの異物がこの摺動部内に混入した
場合でも防塵手段によって簡単に除去することができ
る。あるいはまたこの防塵手段によって摺動部内への異
物の混入を完全にシャットアウトできる。その結果、塵
埃などによって摺動溝や摺動ピンが損傷を受けたりする
おそれがない。さらに異物によって摺動部の運動が妨げ
られるようなおそれがなくなり、常にスムーズな揺動を
達成できる特徴を有する。
【図1】この発明の実施の形態としての揺動支点を有す
る回転伝達機構を用いた自転車の構成を示す側面図であ
る。
る回転伝達機構を用いた自転車の構成を示す側面図であ
る。
【図2】回転伝達機構付近の部分拡大側面図である。
【図3】摺動部の一実施形態を示す要部の斜視図であ
る。
る。
【図4】その一部正面図である。
【図5】図1に示した実施形態のときのペダルの運動軌
跡を示す図である。
跡を示す図である。
【図6】そのときの回転伝達機構の寸法関係を示す図で
ある。
ある。
【図7】摺動部の他の実施形態を示す要部の一部を断面
した拡大斜視図である。
した拡大斜視図である。
【図8】図7の側断面図である。
【図9】摺動部の他の実施形態を示す正面図である。
【図10】ブラシの一実施形態を示す正面図である。
【図11】図9の断面図である。
【図12】摺動部の他の実施形態を示す断面図である。
【図13】後輪と連結フレームとの関係を示す図であ
る。
る。
【図14】連結フレームに摺動部を取り付けた状態の図
である。
である。
【図15】図13で使用する摺動部の斜視図である。
【図16】摺動部の一部断面図である。
【図17】摺動部の他の一部の断面図である。
【図18】自転車を示す構成図である。
1・・・前輪、2・・・後輪、3・・・前方フレーム、
4・・・後方フレーム、5・・・ハンドル、6・・・サ
ドル、7・・・ハンドルフレーム、10・・・自転車、
20・・・回転伝達機構、22・・・ペダルレバー、2
3・・・ペダル、24・・・クランクアーム、26・・
・スプロケット、27・・・チェーン、28・・・ギ
ア、40(40R)・・・摺動部、41R・・・摺動
溝、42R・・・摺動ピン、46R・・・防塵カバー、
52R・・・細孔、53R、54R・・・ブラシ、90
R・・・防塵バンド
4・・・後方フレーム、5・・・ハンドル、6・・・サ
ドル、7・・・ハンドルフレーム、10・・・自転車、
20・・・回転伝達機構、22・・・ペダルレバー、2
3・・・ペダル、24・・・クランクアーム、26・・
・スプロケット、27・・・チェーン、28・・・ギ
ア、40(40R)・・・摺動部、41R・・・摺動
溝、42R・・・摺動ピン、46R・・・防塵カバー、
52R・・・細孔、53R、54R・・・ブラシ、90
R・・・防塵バンド
Claims (7)
- 【請求項1】 車体を構成するフレームの前後に回転自
在に取り付けられた一対の動輪と、 上記フレームのボトムブラケット点付近に設けられたス
プロケットと、 このスプロケットと後輪との間に取り付けられた駆動力
伝達手段と、 180度の位相差を有する一対のペダルレバーと、 上記スプロケットと上記一方のペダルレバーとの間に設
けられ、上記ペダルレバーの回転力を上記スプロケット
に伝達するクランクレバーと、 上記ペダルレバーの揺動支点となる摺動部と、 この摺動部に設けられた防塵手段とで構成され、 上記ペダルレバーの一端に設けられた摺動ピンが上記ペ
ダルレバーの回動に伴って上記摺動部内を摺動するよう
になされると共に、 上記ペダルレバーの回動に伴う回転力が上記スプロケッ
トを介して上記後輪に伝達されるようになされたことを
特徴とする自転車。 - 【請求項2】 上記スプロケットと後輪とを連結するフ
レームが板状体であるとき、上記防塵手段として上記摺
動部を覆う防塵カバーを使用したことを特徴とする請求
項1記載の自転車。 - 【請求項3】 上記防塵手段は、上記摺動部を覆うファ
スナーが使用され、上記ペダルレバーの先端部が移動し
たときでも、その後端部側の一対のファスナー端面は閉
じられるようになされたことを特徴とする請求項2記載
の自転車。 - 【請求項4】 上記摺動部の摺動溝の下面側がV字状溝
となされると共に、上記防塵手段としては、上記下面側
に形成された塵埃落下用孔であることを特徴とする請求
項2記載の自転車。 - 【請求項5】 上記防塵手段としては、ブラシであるこ
とを特徴とする請求項2記載の自転車。 - 【請求項6】 上記スプロケットと後輪とを連結するフ
レームが、柱状パイプであるとき、 上記摺動部はこの柱状パイプにその本体が取り付け固定
されると共に、 この摺動部本体には防塵ベルトが摺動自在に取り付けら
れたことを特徴とする請求項1記載の自転車。 - 【請求項7】 上記防塵ベルトは上記ペダルレバーの摺
動に伴って移動するようにしたことを特徴とする請求項
6記載の自転車。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10224083A JP2000053065A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 自転車 |
US09/362,051 US6349956B2 (en) | 1998-08-07 | 1999-07-28 | Bicycle |
TW088113191A TW413665B (en) | 1998-08-07 | 1999-08-02 | Bicycle |
EP99115406A EP0978446A3 (en) | 1998-08-07 | 1999-08-04 | Bicycle |
CN99117508A CN1244477A (zh) | 1998-08-07 | 1999-08-06 | 自行车 |
KR1019990032245A KR20000017132A (ko) | 1998-08-07 | 1999-08-06 | 자전거 |
US10/080,314 US6478322B2 (en) | 1998-08-07 | 2002-02-21 | Bicycle with propelling mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10224083A JP2000053065A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 自転車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000053065A true JP2000053065A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16808301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10224083A Pending JP2000053065A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 自転車 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6349956B2 (ja) |
EP (1) | EP0978446A3 (ja) |
JP (1) | JP2000053065A (ja) |
KR (1) | KR20000017132A (ja) |
CN (1) | CN1244477A (ja) |
TW (1) | TW413665B (ja) |
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CN1332847C (zh) * | 2004-10-19 | 2007-08-22 | 钱贵林 | 上下脚踏式自行车车架 |
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KR20210087733A (ko) * | 2020-01-03 | 2021-07-13 | 주식회사 등자 | 구동력이 향상된 페달 |
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-
1998
- 1998-08-07 JP JP10224083A patent/JP2000053065A/ja active Pending
-
1999
- 1999-07-28 US US09/362,051 patent/US6349956B2/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-08-02 TW TW088113191A patent/TW413665B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-08-04 EP EP99115406A patent/EP0978446A3/en not_active Withdrawn
- 1999-08-06 KR KR1019990032245A patent/KR20000017132A/ko not_active Application Discontinuation
- 1999-08-06 CN CN99117508A patent/CN1244477A/zh active Pending
-
2002
- 2002-02-21 US US10/080,314 patent/US6478322B2/en not_active Expired - Fee Related
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US20010048209A1 (en) | 2001-12-06 |
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US6478322B2 (en) | 2002-11-12 |
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