JP2000052350A - 発泡成形型のベント構造 - Google Patents

発泡成形型のベント構造

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JP2000052350A
JP2000052350A JP10236432A JP23643298A JP2000052350A JP 2000052350 A JP2000052350 A JP 2000052350A JP 10236432 A JP10236432 A JP 10236432A JP 23643298 A JP23643298 A JP 23643298A JP 2000052350 A JP2000052350 A JP 2000052350A
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JP
Japan
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vent hole
mold
cylinder
foam
movable rod
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JP10236432A
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English (en)
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Hiroyuki Katagiri
桐 裕 之 片
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己シールした発泡体カスを取り除く作業を
簡易迅速に行う。離型剤の塗布作業を簡易迅速に行え、
離型剤の使用量を減少させる。発泡体原料の使用量を減
少させ、歩留りを向上させる。耐久性及び経済性を向上
させる。 【解決手段】 上型3のベントホール5にシリンダ機構
11を設ける。シリンダ機構11はシリンダ本体13と
可動ロッド15とを備える。可動ロッド15の下部に通
気溝22を有する弁体21を設ける。可動ロッド15の
上部にベントホール5のカス掻き取り部25を設ける。
シリンダ本体13の筒部の内壁13bにテフロン樹脂カ
ラー31を圧入して設ける。発泡体の成形後の脱型時に
シリンダ機構11を作動させ、ベントホール5のカス掻
き取り部25を上型3の内部に押出し、ベントホール5
の発泡体カス7cを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発泡成形型のベント
構造に関し、更に詳細に説明すると、下型と上型とを備
える発泡成形型の上型にベントホールが設けられ、前記
上型のベントホールにシリンダ機構が設けられ、該シリ
ンダ機構はシリンダ本体と該シリンダ本体の筒部に上下
動可能に摺動する可動ロッドとを備え、該可動ロッドの
下部に通気溝を有する弁体が設けられ、可動ロッドの上
部にベントホールのカス掻き取り部が設けられた発泡成
形型のベント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両等のシートのクッション体
はパッド材を表皮材により被覆して形成されている。パ
ッド材はウレタン等の発泡体原料から成形されている。
【0003】図5(a)〜(d)に示す如く、発泡成形
型1は下型2と上型3とを備え、上型3にベントホール
5が設けられている。図5(a)に示す如く、下型2に
発泡体原料7aを注入し、図5(b)に示す如く、下型
2と上型3とを型締めすると、発泡体原料7aの初期の
発泡過程で発生する発泡ガス7bはベントホール5より
外部に排出される。
【0004】次いで、発泡体原料7aの発泡の進行によ
り、ウレタンパンと呼ばれる発泡体カス7cがベントホ
ール5の外部に形成され、発泡体カス7cによりベント
ホール5が自己シールされ、パッド材7が成形される。
パッド材7の脱型後、図5(d)に示す如く、発泡体カ
ス7cを除去し、離型剤を塗布している。
【0005】従来のベントホール5を形成したもので
は、自己シールした発泡体カス7cを取り除く作業を作
業者が行う必要があり、また発泡体カス7cを取り除く
作業が煩雑で作業能率を向上させることができず、また
自己シールする発泡体カス7cが増大すると、発泡体原
料7aの使用量が増大し、歩留りが悪くなる欠点を有し
ていた。
【0006】このため、実開平9−323324号公報
には、図4に示す如く、発泡成形型1の上型3のベント
ホール5にシリンダ機構11を設け、このシリンダ機構
11のシリンダ本体13に上下摺動可能に可動ロッド1
5を設け、この可動ロッド15の下部に通気溝22を有
する弁体21を設け、弁体21の上部側の可動ロッド1
5にカス掻き取り部25を設け、パッド材7の成形後の
脱型時に、前記シリンダ機構11を作動させ、シリンダ
本体13の筒部の下端部13aの内壁に付着した発泡体
カス7cをカス掻き取り部25を上型3の内部に押出す
ことにより取り除き、また弁体21の通気溝22及びカ
ス掻き取り部25に付着した発泡体カス7cを除去する
ベント構造が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のベン
トホール5にシリンダ機構11を設けた場合には、シリ
ンダ本体13の筒部の下端部13aの内壁に発泡体カス
7cが強固にこびり付き、剥離が困難となり、弁体21
が円滑に上下摺動しなくなったり、発泡体カス7cが筒
部の下端部13aと弁体21との擦り合わせを悪化させ
る虞れを有し、耐久性に欠けるものであった。
【0008】本発明の目的は、自己シールした発泡体カ
スを取り除く作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布作業
を簡易迅速に行え、離型剤の使用量を減少させることが
でき、発泡体原料の使用量を減少させ、歩留りを向上さ
せることができ、耐久性及び経済性に優れた発泡成形型
のベント構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる問題点
に鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の発
泡成形型のベント構造は、下型と上型とを備える発泡成
形型の上型にベントホールが設けられ、前記上型のベン
トホールにシリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構は
シリンダ本体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺
動する可動ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気
溝を有する弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベント
ホールのカス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベン
ト構造において、前記シリンダ本体の筒部の内壁に樹脂
カラーが設けられていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に記載の発泡成形型のベ
ント構造は、下型と上型とを備える発泡成形型の上型に
ベントホールが設けられ、前記上型のベントホールにシ
リンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本体
と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動ロ
ッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する弁
体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカス
掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造におい
て、前記シリンダ本体の筒部の内壁にテフロン樹脂カラ
ーが圧入して設けられていることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に記載の発泡成形型のベ
ント構造は、下型と上型とを備える発泡成形型の上型に
ベントホールが設けられ、前記上型のベントホールにシ
リンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本体
と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動ロ
ッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する弁
体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカス
掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造におい
て、前記シリンダ本体の筒部の内壁にテフロン樹脂カラ
ーが圧入して設けられ、発泡体の成形後の脱型時に前記
シリンダ機構を作動させ、ベントホールのカス掻き取り
部を上型の内部に押出し、ベントホールの発泡体カスを
除去することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4に記載の発泡成形型のベ
ント構造は、下型と上型とを備える発泡成形型の上型に
ベントホールが設けられ、前記上型のベントホールにシ
リンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本体
と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動ロ
ッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する弁
体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカス
掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造におい
て、前記シリンダ本体の筒部の内壁にテフロン樹脂カラ
ーが圧入して設けられ、前記ベントホールのカス掻き取
り部が上下二段に形成され、発泡体の成形後の脱型時に
前記シリンダ機構を作動させ、ベントホールの上下二段
のカス掻き取り部を上型の内部に押出し、ベントホール
の発泡体カスを除去することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項1に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、シリンダ本体の筒部の内壁に樹脂カ
ラーが設けられているので、発泡ガスは弁体の通気溝よ
り外部に排出することができ、弁体及び弁体の通気溝に
詰まる発泡体カスによりベントホールが閉状態となり、
成形後にシリンダ機構を作動させることにより、弁体を
ベントホールより抜き出し、または上型の内部に押出す
ことができ、ベントホールの発泡体カスを簡易迅速に除
去することができる。また自己シールした発泡体カスを
取り除く作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布作業を簡
易迅速に行え、離型剤の塗布量を減少させることがで
き、発泡体原料の使用量を減少させ、歩留りを向上させ
ることができ、耐久性及び経済性を向上させることがで
きる。
【0014】本発明の請求項2に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、シリンダ本体の筒部の内壁にテフロ
ン樹脂カラーが圧入して設けられているので、発泡ガス
は弁体の通気溝より外部に排出することができ、弁体及
び弁体の通気溝に詰まる発泡体カスによりベントホール
が閉状態となり、成形後にシリンダ機構を作動させるこ
とにより、弁体をベントホールより抜き出し、または上
型の内部に押出すことができ、ベントホールの発泡体カ
スを簡易迅速に除去することができる。また自己シール
した発泡体カスを取り除く作業を簡易迅速に行え、離型
剤の塗布作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布量を減少
させることができ、発泡体原料の使用量を減少させ、歩
留りを向上させることができ、耐久性及び経済性を向上
させることができる。
【0015】本発明の請求項3に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、シリンダ本体の筒部の内壁にテフロ
ン樹脂カラーが圧入して設けられ、発泡体の成形後の脱
型時に前記シリンダ機構を作動させ、ベントホールのカ
ス掻き取り部を上型の内部に押出し、ベントホールの発
泡体カスを除去するので、発泡ガスは弁体の通気溝より
外部に排出することができ、弁体及び弁体の通気溝に詰
まる発泡体カスによりベントホールが閉状態となり、成
形後にシリンダ機構を作動させることにより、弁体を上
型の内部に押出すことができ、ベントホールの発泡体カ
スを簡易迅速に除去することができる。また自己シール
した発泡体カスを取り除く作業を簡易迅速に行え、離型
剤の塗布作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布量を減少
させることができ、発泡体原料の使用量を減少させ、歩
留りを向上させることができ、耐久性及び経済性を向上
させることができる。
【0016】本発明の請求項4に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、シリンダ本体の筒部の内壁にテフロ
ン樹脂カラーが圧入して設けられ、前記ベントホールの
カス掻き取り部が上下二段に形成され、発泡体の成形後
の脱型時に前記シリンダ機構を作動させ、ベントホール
の上下二段のカス掻き取り部を上型の内部に押出し、ベ
ントホールの発泡体カスを除去するので、発泡ガスは弁
体の通気溝より外部に排出することができ、発泡体の成
形後の脱型時に前記シリンダ機構を作動させ、ベントホ
ールの上下二段のカス掻き取り部を上型の内部に押出す
ことにより、ベントホールに詰まった発泡体カスを簡易
迅速に除去することができる。また自己シールした発泡
体カスを取り除く作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布
作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布量を減少させるこ
とができ、発泡体原料の使用量を減少させ、歩留りを向
上させることができ、耐久性及び経済性を向上させるこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る発泡成形型のベ
ント構造を図面を参照して詳述する。図1及び図2には
本発明に係る発泡成形型のベント構造の実施の形態が夫
々示されており、発泡成形型1は下型と上型3とを備え
ているが、下型の図示説明は省略する。また図4に示す
従来技術の発泡成形型のベント構造と対応する部分には
同一符号を付して説明する。
【0018】上型3にはベントホール5が形成され、こ
のベントホール5の外側にシリンダ機構11が設けられ
ている。このシリンダ機構11は金属製のシリンダ本体
13を有し、このシリンダ本体13の筒状の下端部13
aがベントホール5に嵌合状態で取付けられている。
尚、シリンダ本体13の下端部13aをベントホール5
に嵌合するように形成したが、嵌合しない状態で形成す
ることもできる。
【0019】また、本実施の形態では、シリンダ本体1
3の筒状の下端部13aの外側には雄ねじ17が形成さ
れ、この雄ねじ17がベントホール5に螺合している。
シリンダ機構11のシリンダ本体13の上部には、図示
しない駆動機構部が設けられ、この駆動機構部に可動ロ
ッド15の上端が連結され、可動ロッド15が上下摺動
可能に形成されている。
【0020】前記可動ロッド15の下端には通気溝22
を有する弁体21が設けられている。この弁体21はシ
リンダ本体13の筒状の下端部13aに嵌合するように
形成されている。弁体21の長さL1は、一例として1
0mmに形成されている。弁体21の上部はテーパー部2
1aに形成されている。
【0021】前記弁体21の上部側の可動ロッド15に
ロッド部15aを挟んでベントホール5のカス掻き取り
部25,26が設けられている。このベントホール5の
カス掻き取り部25,26はロッド部15bを挟んで上
下二段に形成されている。またこの上下二段のカス掻き
取り部25,26の相互に対向する側はテーパー部25
a,26aに夫々形成されている。尚、カス掻き取り部
25,26は上下二段に形成されるものに限定されるも
のではなく、何れか一方を省略することができる。
【0022】前記金属製のシリンダ本体13の筒部の内
壁13bに樹脂カラー31が設けられている。この樹脂
カラー31は本実施の形態ではテフロン樹脂カラー31
から形成されているが、ナイロンその他の樹脂を用いる
ことができる。また樹脂カラー31は、打ち込み等によ
り圧入して設けられているが、適宜の厚さでコーティン
グしたものであってもよい。このテフロン樹脂カラー3
1により発泡体カス7cがシリンダ本体13の筒部の内
壁13bに強固にこびり付くのを防止することができ
る。
【0023】また弁体21及びカス掻き取り部25,2
6の外周にテフロン樹脂カラー31を嵌合して用いるこ
ともでき、更に弁体21及びカス掻き取り部25,26
をテフロン樹脂から形成することもできる。
【0024】図1に示す如く、パッド材7の発泡成形時
に発生する発泡ガス7bを弁体21の通気溝22より筒
状のシリンダ本体13の内部に導き、筒状のシリンダ本
体13より筒状のシリンダ本体13の外部に排出するこ
とができる。
【0025】また、弁体21の通気溝22に詰まる発泡
体カス7cによりベントホール5、即ち筒状のシリンダ
本体13の下端部13aの内側が発泡成形型1の内部に
対して閉状態となる。
【0026】図2に示す如く、パッド材7の成形、脱型
後に、シリンダ機構11の駆動部を作動させることによ
り、可動ロッド15の下端の弁体21をベントホール5
より抜き出し、または上型3の内部に押出すことがで
き、弁体21に付着した発泡体カス7cは上型3の内部
から取り除くことができ、ベントホール5に付着した発
泡体カス7cはカス掻き取り部25,26により簡易迅
速に取り除かれる。
【0027】図3には、本発明の異なる実施の形態が示
されており、前述せる実施の形態と対応する部分には同
一符号を付してこれ以上の詳細説明はこれを省略する
も、前記弁体21の長さL2が、一例として15mmに形
成され、弁体21の通気溝22も同様に長く形成され、
自己シールド性を向上させていることを除いては前述せ
る実施の形態と同様の構成を有するものである。
【0028】
【発明の効果】以上が本発明に係る発泡成形型のベント
構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載の
発泡成形型のベント構造によれば、シリンダ本体の筒部
の内壁に樹脂カラーが設けられているので、発泡ガスは
弁体の通気溝より外部に排出することができ、弁体及び
弁体の通気溝に詰まる発泡体カスによりベントホールが
閉状態となり、成形後にシリンダ機構を作動させること
により、弁体をベントホールより抜き出し、または上型
の内部に押出すことができ、ベントホールの発泡体カス
を簡易迅速に除去することができる。また自己シールし
た発泡体カスを取り除く作業を簡易迅速に行え、離型剤
の塗布作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布量を減少さ
せることができ、発泡体原料の使用量を減少させ、歩留
りを向上させることができ、耐久性及び経済性を向上さ
せることができる。
【0029】本発明の請求項2に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、シリンダ本体の筒部の内壁にテフロ
ン樹脂カラーが圧入して設けられているので、発泡ガス
は弁体の通気溝より外部に排出することができ、弁体及
び弁体の通気溝に詰まる発泡体カスによりベントホール
が閉状態となり、成形後にシリンダ機構を作動させるこ
とにより、弁体をベントホールより抜き出し、または上
型の内部に押出すことができ、ベントホールの発泡体カ
スを簡易迅速に除去することができる。また自己シール
した発泡体カスを取り除く作業を簡易迅速に行え、離型
剤の塗布作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布量を減少
させることができ、発泡体原料の使用量を減少させ、歩
留りを向上させることができ、耐久性及び経済性を向上
させることができる。
【0030】本発明の請求項3に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、シリンダ本体の筒部の内壁にテフロ
ン樹脂カラーが圧入して設けられ、発泡体の成形後の脱
型時に前記シリンダ機構を作動させ、ベントホールのカ
ス掻き取り部を上型の内部に押出し、ベントホールの発
泡体カスを除去するので、発泡ガスは弁体の通気溝より
外部に排出することができ、弁体及び弁体の通気溝に詰
まる発泡体カスによりベントホールが閉状態となり、成
形後にシリンダ機構を作動させることにより、弁体を上
型の内部に押出すことができ、ベントホールの発泡体カ
スを簡易迅速に除去することができる。また自己シール
した発泡体カスを取り除く作業を簡易迅速に行え、離型
剤の塗布作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布量を減少
させることができ、発泡体原料の使用量を減少させ、歩
留りを向上させることができ、耐久性及び経済性を向上
させることができる。
【0031】本発明の請求項4に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、シリンダ本体の筒部の内壁にテフロ
ン樹脂カラーが圧入して設けられ、前記ベントホールの
カス掻き取り部が上下二段に形成され、発泡体の成形後
の脱型時に前記シリンダ機構を作動させ、ベントホール
の上下二段のカス掻き取り部を上型の内部に押出し、ベ
ントホールの発泡体カスを除去するので、発泡ガスは弁
体の通気溝より外部に排出することができ、弁体及び弁
体の通気溝に詰まる発泡体カスによりベントホールが閉
状態となり、成形後にシリンダ機構を作動させることに
より、弁体を上型の内部に押出すことができ、ベントホ
ールの発泡体カスを簡易迅速に除去することができる。
また自己シールした発泡体カスを取り除く作業を簡易迅
速に行え、離型剤の塗布作業を簡易迅速に行え、離型剤
の塗布量を減少させることができ、発泡体原料の使用量
を減少させ、歩留りを向上させることができ、耐久性及
び経済性を向上させることができる。
【0032】本発明によれば、自己シールした発泡体カ
スを取り除く作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布作業
を簡易迅速に行え、離型剤の使用量を減少させることが
でき、発泡体原料の使用量を減少させ、歩留りを向上さ
せることができ、耐久性及び経済性に優れた発泡成形型
のベント構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる発泡成形型のベント構造を示す
もので、発泡成形時の発泡成形型のベントホールの状態
を示す断面図。
【図2】本発明に係わる発泡成形型のベント構造を示す
もので、発泡成形後に発泡成形型のベントホールの発泡
体カスを除去している状態を示す断面図。
【図3】本発明に係わる発泡成形型のベント構造の異な
る実施の形態を示すもので、発泡成形時の発泡成形型の
ベントホールの状態を示す断面図。
【図4】従来の発泡成形型のベントホールの断面図。
【図5】従来の発泡成形型による発泡成形の各工程を説
明するもので、(a)は下型に発泡体原料を注入してい
る状態の断面図、(b)は下型と上型とを型締めした状
態の断面図、(c)は発泡体カスがベントホールの外部
に形成された状態の断面図、(d)は発泡体カスを除去
し、離型剤を塗布している状態の断面図。
【符号の説明】
1 発泡成形型 3 上型 5 ベントホール 7 パッド材 7a 発泡体原料 7b 発泡ガス 7c 発泡体カス 11 シリンダ機構 13 シリンダ本体 13a 下端部 13b 筒部の内壁 15 可動ロッド 17 雄ねじ 21 弁体 21a テーパー部 22 通気溝 25 カス掻き取り部 25a テーパー部 26 カス掻き取り部 26a テーパー部 31 テフロン樹脂カラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型と上型とを備える発泡成形型の上型
    にベントホールが設けられ、前記上型のベントホールに
    シリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本
    体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動
    ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する
    弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカ
    ス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造にお
    いて、前記シリンダ本体の筒部の内壁に樹脂カラーが設
    けられていることを特徴とする発泡成形型のベント構
    造。
  2. 【請求項2】 下型と上型とを備える発泡成形型の上型
    にベントホールが設けられ、前記上型のベントホールに
    シリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本
    体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動
    ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する
    弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカ
    ス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造にお
    いて、前記シリンダ本体の筒部の内壁にテフロン樹脂カ
    ラーが圧入して設けられていることを特徴とする発泡成
    形型のベント構造。
  3. 【請求項3】 下型と上型とを備える発泡成形型の上型
    にベントホールが設けられ、前記上型のベントホールに
    シリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本
    体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動
    ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する
    弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカ
    ス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造にお
    いて、前記シリンダ本体の筒部の内壁にテフロン樹脂カ
    ラーが圧入して設けられ、発泡体の成形後の脱型時に前
    記シリンダ機構を作動させ、ベントホールのカス掻き取
    り部を上型の内部に押出し、ベントホールの発泡体カス
    を除去することを特徴とする発泡成形型のベント構造。
  4. 【請求項4】 下型と上型とを備える発泡成形型の上型
    にベントホールが設けられ、前記上型のベントホールに
    シリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本
    体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動
    ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する
    弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカ
    ス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造にお
    いて、前記シリンダ本体の筒部の内壁にテフロン樹脂カ
    ラーが圧入して設けられ、前記ベントホールのカス掻き
    取り部が上下二段に形成され、発泡体の成形後の脱型時
    に前記シリンダ機構を作動させ、ベントホールの上下二
    段のカス掻き取り部を上型の内部に押出し、ベントホー
    ルの発泡体カスを除去することを特徴とする発泡成形型
    のベント構造。
JP10236432A 1998-08-07 1998-08-07 発泡成形型のベント構造 Pending JP2000052350A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002200618A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 樹脂発泡体成形型

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