JP2000210957A - 発泡成形型のベント構造 - Google Patents

発泡成形型のベント構造

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JP2000210957A
JP2000210957A JP11018893A JP1889399A JP2000210957A JP 2000210957 A JP2000210957 A JP 2000210957A JP 11018893 A JP11018893 A JP 11018893A JP 1889399 A JP1889399 A JP 1889399A JP 2000210957 A JP2000210957 A JP 2000210957A
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mold
vent hole
movable rod
foam
vent
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JP11018893A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Yasuno
野 雅 俊 安
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己シールした発泡体カスを取り除く作業を
簡易迅速に行う。ガス抜きが容易で、動作不良を防止す
る。発泡体原料の使用量を減少させ、歩留りを向上させ
る。従来に比べてベントホールの数を減少させる。 【解決手段】 ベントホール5にシリンダ機構11を設
ける。シリンダ機構11はシリンダ本体13と可動ロッ
ド15とを備える。可動ロッド15の下部に通気溝22
を有する弁体21を設ける。可動ロッド15の上部にベ
ントホール5のカス掻き取り部25を設ける。弁体21
の通気溝22を面22a加工により形成する。発泡体の
成形後の脱型時にシリンダ機構11を作動させ、ベント
ホール5のカス掻き取り部25を上型3の内部に押出
し、ベントホール5の発泡体カス7cを除去する。弁体
21の通気溝22の発泡体カス7cを面22aを利用し
て除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発泡成形型のベント
構造に関し、更に詳細に説明すると、下型と上型とを備
える発泡成形型の上型にベントホールが設けられ、前記
上型のベントホールにシリンダ機構が設けられ、該シリ
ンダ機構はシリンダ本体と該シリンダ本体の筒部に上下
動可能に摺動する可動ロッドとを備え、該可動ロッドの
下部に通気溝を有する弁体が設けられ、可動ロッドの上
部にベントホールのカス掻き取り部が設けられた発泡成
形型のベント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両等のシートのクッション体
はパッド材を表皮材により被覆して形成されている。パ
ッド材はウレタン等の発泡体原料から成形されている。
【0003】図6(a)〜(d)に示す如く、発泡成形
型1は下型2と上型3とを備え、上型3にベントホール
5が設けられている。図6(a)に示す如く、下型2に
発泡体原料7aを注入し、図6(b)に示す如く、下型
2と上型3とを型締めすると、発泡体原料7aの初期の
発泡過程で発生する発泡ガス7bはベントホール5より
外部に排出される。
【0004】次いで、発泡体原料7aの発泡の進行によ
り、ウレタンパンと呼ばれる発泡体カス7cがベントホ
ール5の外部に形成され、発泡体カス7cによりベント
ホール5が自己シールされ、パッド材7が成形される。
パッド材7の脱型後、図6(d)に示す如く、発泡体カ
ス7cを除去し、離型剤を塗布している。
【0005】従来のベントホール5を形成したもので
は、自己シールした発泡体カス7cを取り除く作業を作
業者が行う必要があり、また発泡体カス7cを取り除く
作業が煩雑で作業能率を向上させることができず、また
自己シールする発泡体カス7cが増大すると、発泡体原
料7aの使用量が増大し、歩留りが悪くなる欠点を有し
ていた。
【0006】このため、実開平9−323324号公報
には、図4に示す如く、発泡成形型1の上型3のベント
ホール5にシリンダ機構11を設け、このシリンダ機構
11のシリンダ本体13に上下摺動可能に可動ロッド1
5を設け、この可動ロッド15の下部に、図5に示す如
く、略V字状の通気溝22を有する弁体21を設け、弁
体21の上部側の可動ロッド15にカス掻き取り部25
を設け、パッド材7の成形後の脱型時に、前記シリンダ
機構11を作動させ、シリンダ本体13の筒部の下端部
13aの内壁に付着した発泡体カス7cをカス掻き取り
部25を上型3の内部に押出すことにより取り除き、ま
た弁体21の略V字状の通気溝22及びカス掻き取り部
25に付着した発泡体カス7cを除去するベント構造が
提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のベン
トホール5にシリンダ機構11を設けた場合には、シリ
ンダ本体13の筒部の下端部13aの内壁に発泡体カス
7cが強固にこびり付き剥離が困難となり、また弁体2
1の通気溝22の略V字状の底部に発泡体カス7cが強
固にこびり付き剥離が困難となり、弁体21が円滑に上
下摺動しなくなったり、発泡体カス7cがシリンダ本体
13の筒部の下端部13aと弁体21との擦り合わせを
悪化させる虞れを有し、耐久性に欠けるものであった。
【0008】本発明の目的は、自己シールした発泡体カ
スを取り除く作業を簡易迅速に行え、ガス抜きが容易
で、動作不良を防止することができ、発泡体原料の使用
量を減少させ、歩留りを向上させることができ、従来に
比べてベントホールの数を減少させることができ、耐久
性及び経済性に優れた発泡成形型のベント構造を提供す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる問題点
に鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の発
泡成形型のベント構造は、下型と上型とを備える発泡成
形型の上型にベントホールが設けられ、前記上型のベン
トホールにシリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構は
シリンダ本体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺
動する可動ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気
溝を有する弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベント
ホールのカス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベン
ト構造において、前記可動ロッドの下部の弁体の通気溝
が面加工により形成されていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に記載の発泡成形型のベ
ント構造は、下型と上型とを備える発泡成形型の上型に
ベントホールが設けられ、前記上型のベントホールにシ
リンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本体
と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動ロ
ッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する弁
体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカス
掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造におい
て、前記可動ロッドの下部の弁体の通気溝が弁体の長手
方向と平行する平面からなる面加工により形成されてい
ることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に記載の発泡成形型のベ
ント構造は、下型と上型とを備える発泡成形型の上型に
ベントホールが設けられ、前記上型のベントホールにシ
リンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本体
と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動ロ
ッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する弁
体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカス
掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造におい
て、前記可動ロッドのカス掻き取り部に通気溝が形成さ
れ、カス掻き取り部の通気溝が可動ロッドの長手方向と
平行する平面からなる面加工により形成されていること
を特徴とする。
【0012】本発明の請求項4に記載の発泡成形型のベ
ント構造は、下型と上型とを備える発泡成形型の上型に
ベントホールが設けられ、前記上型のベントホールにシ
リンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本体
と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動ロ
ッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する弁
体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカス
掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造におい
て、前記ベントホールのカス掻き取り部が上下二段に形
成され、発泡体の成形後の脱型時に前記シリンダ機構を
作動させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を
上型の内部に押出し、ベントホールの発泡体カスを除去
することができるようになされ、前記可動ロッドの下部
の弁体の通気溝が面加工により形成されていることを特
徴とする。
【0013】本発明の請求項5に記載の発泡成形型のベ
ント構造は、下型と上型とを備える発泡成形型の上型に
ベントホールが設けられ、前記上型のベントホールにシ
リンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本体
と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動ロ
ッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する弁
体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカス
掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造におい
て、前記ベントホールのカス掻き取り部が上下二段に形
成され、発泡体の成形後の脱型時に前記シリンダ機構を
作動させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を
上型の内部に押出し、ベントホールの発泡体カスを除去
することができるようになされ、前記可動ロッドの下部
のカス掻き取り部に通気溝が形成され、該カス掻き取り
部の通気溝が可動ロッドの長手方向と平行する平面から
なる面加工により形成されていることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項1に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、可動ロッドの下部の弁体の通気溝が
面加工により形成されているので、弁体の通気溝に付着
した発泡体カスの除去作業を面で行え、発泡体カスの除
去作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布作業を簡易迅速
に行え、発泡体原料の使用量を減少させ、歩留りを向上
させることができ、耐久性及び経済性を向上させること
ができる。
【0015】本発明の請求項2に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、可動ロッドの下部の弁体の通気溝が
弁体の長手方向と平行する平面からなる面加工により形
成されているので、弁体の通気溝に付着した発泡体カス
の除去作業を弁体の長手方向と平行する平面で行え、発
泡体カスの除去作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布作
業を簡易迅速に行え、発泡体原料の使用量を減少させ、
歩留りを向上させることができ、耐久性及び経済性を向
上させることができる。
【0016】本発明の請求項3に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、可動ロッドのカス掻き取り部に通気
溝が形成され、カス掻き取り部の通気溝が可動ロッドの
長手方向と平行する平面からなる面加工により形成され
ているので、カス掻き取り部の通気溝に付着した発泡体
カスの除去作業を可動ロッドの長手方向と平行する平面
で行え、発泡体カスの除去作業を簡易迅速に行え、離型
剤の塗布作業を簡易迅速に行え、発泡体原料の使用量を
減少させ、歩留りを向上させることができ、耐久性及び
経済性を向上させることができる。
【0017】本発明の請求項4に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、ベントホールのカス掻き取り部が上
下二段に形成され、発泡体の成形後の脱型時に前記シリ
ンダ機構を作動させ、ベントホールの上下二段のカス掻
き取り部を上型の内部に押出し、ベントホールの発泡体
カスを除去することができるようになされ、前記可動ロ
ッドの下部の弁体の通気溝が面加工により形成されてい
るので、発泡体の成形後の脱型時にシリンダ機構を作動
させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を上型
の内部に押出し、ベントホールの発泡体カスを除去する
ので、発泡ガスは弁体の通気溝より外部に排出すること
ができ、発泡体の成形後の脱型時に前記シリンダ機構を
作動させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を
上型の内部に押出すことにより、ベントホールに詰まっ
た発泡体カスを簡易迅速に除去することができる。また
自己シールした発泡体カスを取り除く作業を面で行え、
発泡体カスの除去作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布
作業を簡易迅速に行え、発泡体原料の使用量を減少さ
せ、歩留りを向上させることができ、耐久性及び経済性
を向上させることができる。
【0018】本発明の請求項5に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、ベントホールのカス掻き取り部が上
下二段に形成され、発泡体の成形後の脱型時に前記シリ
ンダ機構を作動させ、ベントホールの上下二段のカス掻
き取り部を上型の内部に押出し、ベントホールの発泡体
カスを除去することができるようになされ、前記可動ロ
ッドの下部のカス掻き取り部に通気溝が形成され、該カ
ス掻き取り部の通気溝が可動ロッドの長手方向と平行す
る平面からなる面加工により形成されているので、発泡
体の成形後の脱型時にシリンダ機構を作動させ、ベント
ホールの上下二段のカス掻き取り部を上型の内部に押出
し、ベントホールの発泡体カスを除去することができ、
発泡ガスは弁体の通気溝より外部に排出することがで
き、発泡体の成形後の脱型時に前記シリンダ機構を作動
させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を上型
の内部に押出すことにより、ベントホールに詰まった発
泡体カスを簡易迅速に除去することができる。また自己
シールしたカス掻き取り部の通気溝が可動ロッドの長手
方向と平行する平面からなる面加工により形成されてい
るので、発泡体カスの除去作業を可動ロッドの長手方向
と平行する平面で行え、発泡体カスの除去作業を簡易迅
速に行え、離型剤の塗布作業を簡易迅速に行え、発泡体
原料の使用量を減少させ、歩留りを向上させることがで
き、耐久性及び経済性を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る発泡成形型のベ
ント構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図3には
本発明に係る発泡成形型のベント構造の実施の形態が夫
々示されており、発泡成形型1は下型と上型3とを備え
ているが、下型の図示説明は省略する。また図4に示す
従来技術の発泡成形型のベント構造と対応する部分には
同一符号を付して説明する。
【0020】上型3にはベントホール5が形成され、こ
のベントホール5の外側にシリンダ機構11が設けられ
ている。このシリンダ機構11は金属製のシリンダ本体
13を有し、このシリンダ本体13の筒状の下端部13
aがベントホール5に嵌合状態で取付けられている。
尚、シリンダ本体13の下端部13aをベントホール5
に嵌合するように形成したが、嵌合しない状態で単に載
置する状態で形成することもできる。
【0021】また、本実施の形態では、シリンダ本体1
3の筒状の下端部13aの外側には雄ねじ17が形成さ
れ、この雄ねじ17がベントホール5に螺合している。
シリンダ機構11のシリンダ本体13の上部には、図示
しない駆動機構部が設けられ、この駆動機構部に可動ロ
ッド15の上端が連結され、可動ロッド15が上下摺動
可能に形成されている。
【0022】前記可動ロッド15の下端には通気溝22
を有する弁体21が設けられている。この弁体21はシ
リンダ本体13の筒状の下端部13aに嵌合するように
形成されている。弁体21の長さは、例えば、10mm〜
15mmに形成されている。弁体21の上部はテーパー部
21aに形成されている。
【0023】前記弁体21の上部側の可動ロッド15に
ロッド部15aを挟んでベントホール5のカス掻き取り
部25,26が設けられている。このベントホール5の
カス掻き取り部25,26はロッド部15bを挟んで上
下二段に形成されている。またこの上下二段のカス掻き
取り部25,26の相互に対向する側はテーパー部25
a,26aに夫々形成されている。尚、カス掻き取り部
25,26は上下二段に形成されるものに限定されるも
のではなく、何れか一方を省略することができる。
【0024】尚、前記金属製のシリンダ本体13の筒部
の内壁にテフロン樹脂等からなる樹脂カラー等を設ける
ことができる。この樹脂カラーを設けた場合には発泡体
カス7cがシリンダ本体13の筒部の内壁に強固にこび
り付くのを防止することができる。
【0025】図2に示す如く、パッド材7の発泡成形時
に発生する発泡ガス7bを弁体21の通気溝22より筒
状のシリンダ本体13の内部に導き、筒状のシリンダ本
体13より筒状のシリンダ本体13の外部に排出するこ
とができる。この弁体21の通気溝22に詰まる発泡体
カス7cによりベントホール5、即ち筒状のシリンダ本
体13の下端部13aの内側が発泡成形型1の内部に対
して閉状態となる。
【0026】前記弁体21の通気溝22は面22a加工
により形成され、本実施の形態では弁体21の通気溝2
2が弁体21の長手方向と平行する平面からなる面22
a加工により形成されている。従って、弁体21の通気
溝22に付着した発泡体カス7cの除去作業を面22a
で行え、発泡体カス7cの除去作業を簡易迅速に行うこ
とができる。
【0027】図3に示す如く、パッド材7の成形、脱型
後に、シリンダ機構11の駆動部を作動させることによ
り、可動ロッド15の下端の弁体21をベントホール5
より抜き出し、または上型3の内部に押出すことがで
き、弁体21に付着した発泡体カス7cは上型3の内部
から取り除くことができ、ベントホール5に付着した発
泡体カス7cはカス掻き取り部25,26により簡易迅
速に取り除かれる。
【0028】尚、上述せる実施の形態では、弁体21の
通気溝22が弁体21の長手方向と平行する平面からな
る面22a加工により形成されている場合につき説明し
たが、上下二段のカス掻き取り部25,26に通気溝を
設ける場合にも、このカス掻き取り部の通気溝を可動ロ
ッドの長手方向と平行する平面からなる面加工により形
成することができる。
【0029】
【発明の効果】以上が本発明に係る発泡成形型のベント
構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載の
発泡成形型のベント構造によれば、可動ロッドの下部の
弁体の通気溝が面加工により形成されているので、弁体
の通気溝に付着した発泡体カスの除去作業を面で行え、
発泡体カスの除去作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布
作業を簡易迅速に行え、発泡体原料の使用量を減少さ
せ、歩留りを向上させることができ、耐久性及び経済性
を向上させることができる。
【0030】本発明の請求項2に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、可動ロッドの下部の弁体の通気溝が
弁体の長手方向と平行する平面からなる面加工により形
成されているので、弁体の通気溝に付着した発泡体カス
の除去作業を弁体の長手方向と平行する平面で行え、発
泡体カスの除去作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布作
業を簡易迅速に行え、発泡体原料の使用量を減少させ、
歩留りを向上させることができ、耐久性及び経済性を向
上させることができる。
【0031】本発明の請求項3に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、可動ロッドのカス掻き取り部に通気
溝が形成され、カス掻き取り部の通気溝が可動ロッドの
長手方向と平行する平面からなる面加工により形成され
ているので、カス掻き取り部の通気溝に付着した発泡体
カスの除去作業を可動ロッドの長手方向と平行する平面
で行え、発泡体カスの除去作業を簡易迅速に行え、離型
剤の塗布作業を簡易迅速に行え、発泡体原料の使用量を
減少させ、歩留りを向上させることができ、耐久性及び
経済性を向上させることができる。
【0032】本発明の請求項4に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、ベントホールのカス掻き取り部が上
下二段に形成され、発泡体の成形後の脱型時に前記シリ
ンダ機構を作動させ、ベントホールの上下二段のカス掻
き取り部を上型の内部に押出し、ベントホールの発泡体
カスを除去することができるようになされ、前記可動ロ
ッドの下部の弁体の通気溝が面加工により形成されてい
るので、発泡体の成形後の脱型時にシリンダ機構を作動
させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を上型
の内部に押出し、ベントホールの発泡体カスを除去する
ので、発泡ガスは弁体の通気溝より外部に排出すること
ができ、発泡体の成形後の脱型時に前記シリンダ機構を
作動させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を
上型の内部に押出すことにより、ベントホールに詰まっ
た発泡体カスを簡易迅速に除去することができる。また
自己シールした発泡体カスを取り除く作業を面で行え、
発泡体カスの除去作業を簡易迅速に行え、離型剤の塗布
作業を簡易迅速に行え、発泡体原料の使用量を減少さ
せ、歩留りを向上させることができ、耐久性及び経済性
を向上させることができる。
【0033】本発明の請求項5に記載の発泡成形型のベ
ント構造によれば、ベントホールのカス掻き取り部が上
下二段に形成され、発泡体の成形後の脱型時に前記シリ
ンダ機構を作動させ、ベントホールの上下二段のカス掻
き取り部を上型の内部に押出し、ベントホールの発泡体
カスを除去することができるようになされ、前記可動ロ
ッドの下部のカス掻き取り部に通気溝が形成され、該カ
ス掻き取り部の通気溝が可動ロッドの長手方向と平行す
る平面からなる面加工により形成されているので、発泡
体の成形後の脱型時にシリンダ機構を作動させ、ベント
ホールの上下二段のカス掻き取り部を上型の内部に押出
し、ベントホールの発泡体カスを除去することができ、
発泡ガスは弁体の通気溝より外部に排出することがで
き、発泡体の成形後の脱型時に前記シリンダ機構を作動
させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を上型
の内部に押出すことにより、ベントホールに詰まった発
泡体カスを簡易迅速に除去することができる。また自己
シールしたカス掻き取り部の通気溝が可動ロッドの長手
方向と平行する平面からなる面加工により形成されてい
るので、発泡体カスの除去作業を可動ロッドの長手方向
と平行する平面で行え、発泡体カスの除去作業を簡易迅
速に行え、離型剤の塗布作業を簡易迅速に行え、発泡体
原料の使用量を減少させ、歩留りを向上させることがで
き、耐久性及び経済性を向上させることができる。
【0034】本発明によれば、自己シールした発泡体カ
スを取り除く作業を簡易迅速に行え、ガス抜きが容易
で、動作不良を防止することができ、発泡体原料の使用
量を減少させ、歩留りを向上させることができ、従来に
比べてベントホールの数を減少させることができ、耐久
性及び経済性に優れた発泡成形型のベント構造を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる発泡成形型のベント構造を示す
もので、発泡成形時の発泡成形型のベントホールの状態
を示す断面図。
【図2】本発明に係わる発泡成形型のベント構造の弁体
の断面図。
【図3】本発明に係わる発泡成形型のベント構造を示す
もので、発泡成形後に発泡成形型のベントホールの発泡
体カスを除去している状態を示す断面図。
【図4】従来の発泡成形型のベントホールの断面図。
【図5】従来の発泡成形型のベントホールの弁体の断面
図。
【図6】従来の発泡成形型による発泡成形の各工程を説
明するもので、(a)は下型に発泡体原料を注入してい
る状態の断面図、(b)は下型と上型とを型締めした状
態の断面図、(c)は発泡体カスがベントホールの外部
に形成された状態の断面図、(d)は発泡体カスを除去
し、離型剤を塗布している状態の断面図。
【符号の説明】
1 発泡成形型 3 上型 5 ベントホール 7 パッド材 7a 発泡体原料 7b 発泡ガス 7c 発泡体カス 11 シリンダ機構 13 シリンダ本体 13a 下端部 15 可動ロッド 15a ロッド部 15b ロッド部 17 雄ねじ 21 弁体 21a テーパー部 22 通気溝 22a 面 25 カス掻き取り部 25a テーパー部 26 カス掻き取り部 26a テーパー部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型と上型とを備える発泡成形型の上型
    にベントホールが設けられ、前記上型のベントホールに
    シリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本
    体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動
    ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する
    弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカ
    ス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造にお
    いて、 前記可動ロッドの下部の弁体の通気溝が面加工により形
    成されていることを特徴とする発泡成形型のベント構
    造。
  2. 【請求項2】 下型と上型とを備える発泡成形型の上型
    にベントホールが設けられ、前記上型のベントホールに
    シリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本
    体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動
    ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する
    弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカ
    ス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造にお
    いて、 前記可動ロッドの下部の弁体の通気溝が弁体の長手方向
    と平行する平面からなる面加工により形成されているこ
    とを特徴とする発泡成形型のベント構造。
  3. 【請求項3】 下型と上型とを備える発泡成形型の上型
    にベントホールが設けられ、前記上型のベントホールに
    シリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本
    体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動
    ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する
    弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカ
    ス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造にお
    いて、 前記可動ロッドのカス掻き取り部に通気溝が形成され、
    カス掻き取り部の通気溝が可動ロッドの長手方向と平行
    する平面からなる面加工により形成されていることを特
    徴とする発泡成形型のベント構造。
  4. 【請求項4】 下型と上型とを備える発泡成形型の上型
    にベントホールが設けられ、前記上型のベントホールに
    シリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本
    体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動
    ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する
    弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカ
    ス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造にお
    いて、 前記ベントホールのカス掻き取り部が上下二段に形成さ
    れ、発泡体の成形後の脱型時に前記シリンダ機構を作動
    させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を上型
    の内部に押出し、ベントホールの発泡体カスを除去する
    ことができるようになされ、前記可動ロッドの下部の弁
    体の通気溝が面加工により形成されていることを特徴と
    する発泡成形型のベント構造。
  5. 【請求項5】 下型と上型とを備える発泡成形型の上型
    にベントホールが設けられ、前記上型のベントホールに
    シリンダ機構が設けられ、該シリンダ機構はシリンダ本
    体と該シリンダ本体の筒部に上下動可能に摺動する可動
    ロッドとを備え、該可動ロッドの下部に通気溝を有する
    弁体が設けられ、可動ロッドの上部にベントホールのカ
    ス掻き取り部が設けられた発泡成形型のベント構造にお
    いて、 前記ベントホールのカス掻き取り部が上下二段に形成さ
    れ、発泡体の成形後の脱型時に前記シリンダ機構を作動
    させ、ベントホールの上下二段のカス掻き取り部を上型
    の内部に押出し、ベントホールの発泡体カスを除去する
    ことができるようになされ、前記可動ロッドの下部のカ
    ス掻き取り部に通気溝が形成され、該カス掻き取り部の
    通気溝が可動ロッドの長手方向と平行する平面からなる
    面加工により形成されていることを特徴とする発泡成形
    型のベント構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002200618A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 樹脂発泡体成形型
KR101840192B1 (ko) 2016-02-03 2018-05-04 주식회사 현대공업 발포합성수지 금형용 미성형 방지형 조절식 벤트

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