JP2000052131A - カムミラーカッタ - Google Patents
カムミラーカッタInfo
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- JP2000052131A JP2000052131A JP10223329A JP22332998A JP2000052131A JP 2000052131 A JP2000052131 A JP 2000052131A JP 10223329 A JP10223329 A JP 10223329A JP 22332998 A JP22332998 A JP 22332998A JP 2000052131 A JP2000052131 A JP 2000052131A
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- JP
- Japan
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- cutter
- cutting
- cam
- mirror cutter
- cam mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/08—Disc-type cutters
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C3/00—Milling particular work; Special milling operations; Machines therefor
- B23C3/08—Milling cams, camshafts, or the like
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2200/00—Details of milling cutting inserts
- B23C2200/36—Other features of the milling insert not covered by B23C2200/04 - B23C2200/32
- B23C2200/367—Mounted tangentially, i.e. where the rake face is not the face with largest area
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2215/00—Details of workpieces
- B23C2215/16—Camshafts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切刃の長寿命化および切削音の低減を図る。
【解決手段】 円環状をなすカッタ本体11の外周部
に、その周面11Aから切刃18を突出させた状態でチ
ップ14が装着されてなるカムミラーカッタにおいて、
アキシャルレーキ角を15゜〜45゜の範囲に設定し
た。これにより、切削時における切刃の喰い付き時間を
長くして切削抵抗を減少させ、切刃18の長寿命化およ
び切削音の低減を可能としている。
に、その周面11Aから切刃18を突出させた状態でチ
ップ14が装着されてなるカムミラーカッタにおいて、
アキシャルレーキ角を15゜〜45゜の範囲に設定し
た。これにより、切削時における切刃の喰い付き時間を
長くして切削抵抗を減少させ、切刃18の長寿命化およ
び切削音の低減を可能としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカムシャフ
トの荒ミーリング加工に用いられるカムミラーカッタに
係わり、特に、切刃の長寿命化および切削音の低減に有
効な技術に関するものである。
トの荒ミーリング加工に用いられるカムミラーカッタに
係わり、特に、切刃の長寿命化および切削音の低減に有
効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、カムシャフトの荒ミーリング加
工に用いられる工具として、図6および図7に示すよう
な、エクスターナル型のカムミラーカッタ1が知られて
いる。このカムミラーカッタ1は、円環状をなすカッタ
本体2の外周部に、複数のチップ3がそれぞれの切刃4
をカッタ本体2の外周面から突出させた状態でクランプ
ねじ5によって着脱可能に装着されてなる。
工に用いられる工具として、図6および図7に示すよう
な、エクスターナル型のカムミラーカッタ1が知られて
いる。このカムミラーカッタ1は、円環状をなすカッタ
本体2の外周部に、複数のチップ3がそれぞれの切刃4
をカッタ本体2の外周面から突出させた状態でクランプ
ねじ5によって着脱可能に装着されてなる。
【0003】そして、図8および図9に示すように、図
示しない加工機の主軸にカッタ本体2が装着されると、
主軸の回転に伴って軸線回りに一定方向(図7の矢印方
向)に回転し、これにより、チャック6で端部を固定保
持されたカムシャフトCの外周面を荒ミーリング加工す
る。
示しない加工機の主軸にカッタ本体2が装着されると、
主軸の回転に伴って軸線回りに一定方向(図7の矢印方
向)に回転し、これにより、チャック6で端部を固定保
持されたカムシャフトCの外周面を荒ミーリング加工す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカム
ミラーカッタ1にあっては、図6に示すように、カッタ
本体2に装着されるチップ3のアキシャルレーキ角αが
5゜〜10゜の範囲で設定されていた。
ミラーカッタ1にあっては、図6に示すように、カッタ
本体2に装着されるチップ3のアキシャルレーキ角αが
5゜〜10゜の範囲で設定されていた。
【0005】このため、切削による切刃4の喰い付き時
間が短く、これが切削抵抗の増大を招いて、切刃寿命を
短くしていた。また、この切削抵抗の増大に伴って、切
削時に発生する騒音も大きなものになっていた。
間が短く、これが切削抵抗の増大を招いて、切刃寿命を
短くしていた。また、この切削抵抗の増大に伴って、切
削時に発生する騒音も大きなものになっていた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、切刃の長寿命化および切
削音の低減にある。
で、その目的とするところは、切刃の長寿命化および切
削音の低減にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載のカムミラーカッタは、円環状をなすカッタ本体
の内周部又は外周部に、その周面から切刃を突出させた
状態でチップが装着されてなるカムミラーカッタにおい
て、アキシャルレーキ角が、15゜〜45゜の範囲に設
定されていることを特徴とするものである。
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載のカムミラーカッタは、円環状をなすカッタ本体
の内周部又は外周部に、その周面から切刃を突出させた
状態でチップが装着されてなるカムミラーカッタにおい
て、アキシャルレーキ角が、15゜〜45゜の範囲に設
定されていることを特徴とするものである。
【0008】このカムミラーカッタでは、アキシャルレ
ーキ角が従来のものに比して大きく設定されているた
め、切削時における切刃の喰い付き時間が長くなり、切
削抵抗および騒音がともに減少する。アキシャルレーキ
角の下限値を15゜に設定したのは、この値よりも小さ
いと、切削抵抗を十分に低減することができないからで
ある。また、上限値を45゜に設定したのは、この値よ
りも大きいと、カッタ本体に装着できるチップ数が減少
して、一刃当たりに作用する切削負荷が増加するため、
切刃の早期摩耗および欠損を招くおそれが生じ得るから
である。
ーキ角が従来のものに比して大きく設定されているた
め、切削時における切刃の喰い付き時間が長くなり、切
削抵抗および騒音がともに減少する。アキシャルレーキ
角の下限値を15゜に設定したのは、この値よりも小さ
いと、切削抵抗を十分に低減することができないからで
ある。また、上限値を45゜に設定したのは、この値よ
りも大きいと、カッタ本体に装着できるチップ数が減少
して、一刃当たりに作用する切削負荷が増加するため、
切刃の早期摩耗および欠損を招くおそれが生じ得るから
である。
【0009】また、請求項2記載のカムミラーカッタ
は、請求項1記載のカムミラーカッタにおいて、チップ
形状が略三角形板状とされていることを特徴とするもの
である。この構成では、チップ形状が菱形や長方形とさ
れたカムミラーカッタに比して、小型のチップが装着さ
れることになる。
は、請求項1記載のカムミラーカッタにおいて、チップ
形状が略三角形板状とされていることを特徴とするもの
である。この構成では、チップ形状が菱形や長方形とさ
れたカムミラーカッタに比して、小型のチップが装着さ
れることになる。
【0010】このため、より多くのチップをカッタ本体
に装着し得て、刃数の増大を図ることができる。また、
チップの装着数を菱形チップや長方形チップと同数にし
た場合には、カッタ回転方向後方でチップを支持するバ
ックメタルをより多く確保することができる。
に装着し得て、刃数の増大を図ることができる。また、
チップの装着数を菱形チップや長方形チップと同数にし
た場合には、カッタ回転方向後方でチップを支持するバ
ックメタルをより多く確保することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるカムミラー
カッタの一実施形態について、図1から図4を参照しな
がら説明する。図1はカムミラーカッタの要部拡大図、
図2は同カムミラーカッタの平面図、図3は同カムミラ
ーカッタの側面図であり、これらの図中、符号11はカ
ッタ本体を示している。
カッタの一実施形態について、図1から図4を参照しな
がら説明する。図1はカムミラーカッタの要部拡大図、
図2は同カムミラーカッタの平面図、図3は同カムミラ
ーカッタの側面図であり、これらの図中、符号11はカ
ッタ本体を示している。
【0012】カッタ本体11は、図2に示すように、円
環状をなしていて、その外周部には、外周面11Aおよ
び側面11Bの双方に開口する複数のチップ取付座12
が周方向に沿って等間隔に形成されている。また、チッ
プ取付座12のカッタ回転方向前方側には、図1に示す
ように、チップ取付座12に沿って延び、かつカッタ本
体11の両側面11B,11Bに開口するチップポケッ
ト13が形成されている。
環状をなしていて、その外周部には、外周面11Aおよ
び側面11Bの双方に開口する複数のチップ取付座12
が周方向に沿って等間隔に形成されている。また、チッ
プ取付座12のカッタ回転方向前方側には、図1に示す
ように、チップ取付座12に沿って延び、かつカッタ本
体11の両側面11B,11Bに開口するチップポケッ
ト13が形成されている。
【0013】各チップ取付座12は、カッタ本体11の
軸線に対して傾斜する方向に沿って延びていて、カッタ
本体11の両側面11B,11Bに交互に開口するよう
に形成されている。そして、これらチップ取付座12に
は、スローアウェイチップ(以下、チップと略称する)
14がクランプねじ15により着脱自在に固定されてい
る。
軸線に対して傾斜する方向に沿って延びていて、カッタ
本体11の両側面11B,11Bに交互に開口するよう
に形成されている。そして、これらチップ取付座12に
は、スローアウェイチップ(以下、チップと略称する)
14がクランプねじ15により着脱自在に固定されてい
る。
【0014】チップ14は、略菱形板状をなしていて、
その上面(逃げ面)16とカッタ本体11の回転方向前
方を向く側面(すくい面)17との交差稜線が切刃18
とされている。また、チップ14は、切刃18をカッタ
本体11の外周面11Aから突出させ、かつすくい面1
7をカッタ本体11の軸線に対して所定の角度αだけ傾
斜させた状態でカッタ本体に11に装着されている。
その上面(逃げ面)16とカッタ本体11の回転方向前
方を向く側面(すくい面)17との交差稜線が切刃18
とされている。また、チップ14は、切刃18をカッタ
本体11の外周面11Aから突出させ、かつすくい面1
7をカッタ本体11の軸線に対して所定の角度αだけ傾
斜させた状態でカッタ本体に11に装着されている。
【0015】このアキシャルレーキ角αは、15゜〜4
5゜の範囲に設定しておくことが切削抵抗および切削音
を減少させるうえで好ましい。ちなみに、本実施形態の
カムミラーカッタにおいては、このアキシャルレーキ角
αを30゜に設定している(図1参照)。
5゜の範囲に設定しておくことが切削抵抗および切削音
を減少させるうえで好ましい。ちなみに、本実施形態の
カムミラーカッタにおいては、このアキシャルレーキ角
αを30゜に設定している(図1参照)。
【0016】アキシャルレーキ角αを前記の範囲に設定
する理由は、以下の通りである。すなわち、アキシャル
レーキ角αの下限値を15゜に設定したのは、この値よ
りも小さいと、切削抵抗の低減効果を十分に得ることが
できず、期待通りに切刃を長寿命化させ、切削音を抑制
することができないからである。
する理由は、以下の通りである。すなわち、アキシャル
レーキ角αの下限値を15゜に設定したのは、この値よ
りも小さいと、切削抵抗の低減効果を十分に得ることが
できず、期待通りに切刃を長寿命化させ、切削音を抑制
することができないからである。
【0017】また、上限値を45゜に設定したのは、こ
の値よりも大きいと、カッタ本体11に装着できるチッ
プ数の減少を招き、その結果、一刃当たりに作用する切
削負荷が増加するため、切刃18の早期摩耗および欠損
を招くおそれが生じ得るからである。
の値よりも大きいと、カッタ本体11に装着できるチッ
プ数の減少を招き、その結果、一刃当たりに作用する切
削負荷が増加するため、切刃18の早期摩耗および欠損
を招くおそれが生じ得るからである。
【0018】上記構成からなるカムミラーカッタは、そ
の径方向中央部に形成された内空部21を加工機の主軸
に装着させた状態で、自身の軸線回りに一定方向(図2
の矢印方向)に回転させられることで、被削材であるカ
ムシャフトの荒ミーリング加工に供される。
の径方向中央部に形成された内空部21を加工機の主軸
に装着させた状態で、自身の軸線回りに一定方向(図2
の矢印方向)に回転させられることで、被削材であるカ
ムシャフトの荒ミーリング加工に供される。
【0019】しかして、本実施形態のカムミラーカッタ
では、アキシャルレーキ角αを従来のものよりも大きな
角度(30゜)に設定したことにより、切削時における
切刃18の喰い付き時間を長くし得て、切削抵抗を減少
させることができる。このため、切刃18の長寿命化を
図ることができるとともに、切削時に発生する騒音を低
減することができる。
では、アキシャルレーキ角αを従来のものよりも大きな
角度(30゜)に設定したことにより、切削時における
切刃18の喰い付き時間を長くし得て、切削抵抗を減少
させることができる。このため、切刃18の長寿命化を
図ることができるとともに、切削時に発生する騒音を低
減することができる。
【0020】ちなみに、図4の(a)はアキシャルレー
キ角αを35゜に設定した本発明に係るカムミラーカッ
タを示す要部拡大図、(c)はアキシャルレーキ角αを
8゜に設定した従来のカムミラーカッタを示す要部拡大
図、(b)は(a)に示すカムミラーカッタにて被削材
を切削した際の騒音レベルを示すグラフ、(d)は
(c)に示すカムミラーカッタにて被削材を切削した際
の騒音レベルを示すグラフである。
キ角αを35゜に設定した本発明に係るカムミラーカッ
タを示す要部拡大図、(c)はアキシャルレーキ角αを
8゜に設定した従来のカムミラーカッタを示す要部拡大
図、(b)は(a)に示すカムミラーカッタにて被削材
を切削した際の騒音レベルを示すグラフ、(d)は
(c)に示すカムミラーカッタにて被削材を切削した際
の騒音レベルを示すグラフである。
【0021】この図4の(a)に示すカムミラーカッタ
は、ノーズ角が60゜に設定された菱形チップを備え、
その刃数が48枚とされたものである。一方、(c)に
示すカムミラーカッタは、長方形チップを備え、その刃
数が72枚とされたものである。
は、ノーズ角が60゜に設定された菱形チップを備え、
その刃数が48枚とされたものである。一方、(c)に
示すカムミラーカッタは、長方形チップを備え、その刃
数が72枚とされたものである。
【0022】図4の(b)および(d)は、切削時に測
定した周波数(左から順に、63,125,250,5
00,1000,2000,4000,8000Hz)
を音響単位に換算したグラフで、ハッチングを付したも
のが1分間の等価騒音を示している。
定した周波数(左から順に、63,125,250,5
00,1000,2000,4000,8000Hz)
を音響単位に換算したグラフで、ハッチングを付したも
のが1分間の等価騒音を示している。
【0023】この等価騒音は、(a)のカムミラーカッ
タでは84.5dB、(c)のカムミラーカッタでは9
0.2dBとなっている。このことから、アキシャルレ
ーキ角αを従来のものよりも大きく設定した場合には、
騒音レベルが低減していることが確認された。
タでは84.5dB、(c)のカムミラーカッタでは9
0.2dBとなっている。このことから、アキシャルレ
ーキ角αを従来のものよりも大きく設定した場合には、
騒音レベルが低減していることが確認された。
【0024】なお、上述の実施形態では、カッタ本体1
1の外周部に装着するチップ14の形状として菱形板状
のものについて説明したが、本発明はこれに限られず、
例えば図5の(a),(b)に示すように、チップ形状
が略三角形板状をなすものや、略長方形板状をなすもの
であってもよい。
1の外周部に装着するチップ14の形状として菱形板状
のものについて説明したが、本発明はこれに限られず、
例えば図5の(a),(b)に示すように、チップ形状
が略三角形板状をなすものや、略長方形板状をなすもの
であってもよい。
【0025】特に、チップ形状が略三角形板状をなす図
5(a)のカムミラーカッタにおいては、菱形チップや
長方形チップに比して、チップ14を小型にできるた
め、より多くのチップ14をカッタ本体11に装着し得
て、刃数の増大を図ることができる。これにより、一刃
当たりに作用する切削負荷が低減して、切刃寿命をより
一層延ばすことが可能になる。
5(a)のカムミラーカッタにおいては、菱形チップや
長方形チップに比して、チップ14を小型にできるた
め、より多くのチップ14をカッタ本体11に装着し得
て、刃数の増大を図ることができる。これにより、一刃
当たりに作用する切削負荷が低減して、切刃寿命をより
一層延ばすことが可能になる。
【0026】また、チップ14の装着数を菱形チップや
長方形チップと同数にした場合には、カッタ回転方向後
方でチップ14を支持するバックメタル31をより多く
確保することができる。これにより、カッタ本体11の
強度向上およびチップ14の取付剛性向上が図られ、よ
り過酷な切削条件下においても高精度の加工を実現する
ことが可能になる。
長方形チップと同数にした場合には、カッタ回転方向後
方でチップ14を支持するバックメタル31をより多く
確保することができる。これにより、カッタ本体11の
強度向上およびチップ14の取付剛性向上が図られ、よ
り過酷な切削条件下においても高精度の加工を実現する
ことが可能になる。
【0027】さらに、上述の実施形態では、カッタ本体
11の外周部にチップ14を装着した、いわゆるエクス
ターナル型のカムミラーカッタについて説明したが、本
発明はこのタイプのカッタに限られず、カッタ本体11
の内周部に切刃18を突出させた状態で各チップ14を
装着する、いわゆるインターナル型のカムミラーカッタ
にも適用可能である。
11の外周部にチップ14を装着した、いわゆるエクス
ターナル型のカムミラーカッタについて説明したが、本
発明はこのタイプのカッタに限られず、カッタ本体11
の内周部に切刃18を突出させた状態で各チップ14を
装着する、いわゆるインターナル型のカムミラーカッタ
にも適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカムミラーカッタによれば、以下のような優れた効果
を奏することができる。 (a)請求項1記載のカムミラーカッタにおいては、ア
キシャルレーキ角を従来のものに比して大きく設定して
いるため、切削時における切刃の喰い付き時間を長くし
得て、切削抵抗を減少させることができる。このため、
切刃の早期摩耗および欠損の発生を抑制して長寿命化を
図り、しかも切削時に発生する切削音も低減させること
ができる。
のカムミラーカッタによれば、以下のような優れた効果
を奏することができる。 (a)請求項1記載のカムミラーカッタにおいては、ア
キシャルレーキ角を従来のものに比して大きく設定して
いるため、切削時における切刃の喰い付き時間を長くし
得て、切削抵抗を減少させることができる。このため、
切刃の早期摩耗および欠損の発生を抑制して長寿命化を
図り、しかも切削時に発生する切削音も低減させること
ができる。
【0029】(b)請求項2記載のカムミラーカッタに
おいては、チップ形状が菱形や長方形とされたカムミラ
ーカッタに比して小型のチップを装着することになるた
め、より多くのチップをカッタ本体に装着し得て、刃数
の増大を図ることができる。このため、一刃当たりに作
用する切削負荷が低減して、切刃寿命をより一層延ばす
ことが可能になる。
おいては、チップ形状が菱形や長方形とされたカムミラ
ーカッタに比して小型のチップを装着することになるた
め、より多くのチップをカッタ本体に装着し得て、刃数
の増大を図ることができる。このため、一刃当たりに作
用する切削負荷が低減して、切刃寿命をより一層延ばす
ことが可能になる。
【0030】(c)また、チップの装着数を菱形チップ
や長方形チップと同数にした場合には、カッタ回転方向
後方でチップを支持するバックメタルをより多く確保し
得て、カッタ本体の強度向上およびチップの取付剛性向
上を図ることができる。よって、より過酷な切削条件下
においても高精度の加工を実現し得る。
や長方形チップと同数にした場合には、カッタ回転方向
後方でチップを支持するバックメタルをより多く確保し
得て、カッタ本体の強度向上およびチップの取付剛性向
上を図ることができる。よって、より過酷な切削条件下
においても高精度の加工を実現し得る。
【図1】 本発明に係わるカムミラーカッタの一実施形
態を示す要部拡大図である。
態を示す要部拡大図である。
【図2】 図1に示すカムミラーカッタの正面図であ
る。
る。
【図3】 図1に示すカムミラーカッタの断面図であ
る。
る。
【図4】 (a)はアキシャルレーキ角を35゜に設定
したカムミラーカッタの要部拡大図、(b)は(a)に
示すカムミラーカッタで切削した際の騒音レベルを示す
グラフ、(c)はアキシャルレーキ角を8゜に設定した
カムミラーカッタの要部拡大図、(d)は(c)に示す
カムミラーカッタで切削した際の騒音レベルを示すグラ
フである。
したカムミラーカッタの要部拡大図、(b)は(a)に
示すカムミラーカッタで切削した際の騒音レベルを示す
グラフ、(c)はアキシャルレーキ角を8゜に設定した
カムミラーカッタの要部拡大図、(d)は(c)に示す
カムミラーカッタで切削した際の騒音レベルを示すグラ
フである。
【図5】 本発明に係わるカムミラーカッタの他の実施
形態を示す要部拡大図であり、(a)はチップ形状が略
三角形をなすカムミラーカッタ、(b)はチップ形状が
略長方形をなすカムミラーカッタを示している。
形態を示す要部拡大図であり、(a)はチップ形状が略
三角形をなすカムミラーカッタ、(b)はチップ形状が
略長方形をなすカムミラーカッタを示している。
【図6】 従来のカムミラーカッタの一例を示す要部拡
大図である。
大図である。
【図7】 図6に示すカムミラーカッタの正面図であ
る。
る。
【図8】 図6に示すカムミラーカッタにてカムシャフ
トを加工している状態を示す平面図である。
トを加工している状態を示す平面図である。
【図9】 図6に示すカムミラーカッタにてカムシャフ
トを加工している状態を示す要部拡大側面図である。
トを加工している状態を示す要部拡大側面図である。
11 カッタ本体 14 チップ 18 切刃 α アキシャルレーキ角
Claims (2)
- 【請求項1】 円環状をなすカッタ本体の内周部又は外
周部に、その周面から切刃を突出させた状態でチップが
装着されてなるカムミラーカッタにおいて、 アキシャルレーキ角が、15゜〜45゜の範囲に設定さ
れていることを特徴とするカムミラーカッタ。 - 【請求項2】 前記チップは、略三角形板状とされてい
ることを特徴とする請求項1記載のカムミラーカッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223329A JP2000052131A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | カムミラーカッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223329A JP2000052131A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | カムミラーカッタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000052131A true JP2000052131A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16796456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10223329A Pending JP2000052131A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | カムミラーカッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000052131A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003530225A (ja) * | 2000-04-08 | 2003-10-14 | サンドビック アクティエボラーグ | カムシャフトのフライス加工装置用の切削インサート |
US6684752B2 (en) | 2001-07-04 | 2004-02-03 | Iscar, Ltd. | Milling cutter and cutting insert therefor |
JP2008546543A (ja) * | 2005-06-13 | 2008-12-25 | ケンナメタル インコーポレイテッド | 軸方向クリアランス・スラッシュを備えた螺旋切削インサート |
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1998
- 1998-08-06 JP JP10223329A patent/JP2000052131A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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