JP2000051554A - 刺繍ミシンの制御装置 - Google Patents

刺繍ミシンの制御装置

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JP2000051554A
JP2000051554A JP10221561A JP22156198A JP2000051554A JP 2000051554 A JP2000051554 A JP 2000051554A JP 10221561 A JP10221561 A JP 10221561A JP 22156198 A JP22156198 A JP 22156198A JP 2000051554 A JP2000051554 A JP 2000051554A
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Japan
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sewing
embroidery
sewing machine
setting
machine
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JP10221561A
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English (en)
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Atsuya Hayakawa
敦也 早川
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 次の縫製に供する刺繍模様の縫製処理に適し
た刺繍ミシンを自動的に決定できること、その縫製処理
に供する刺繍ミシンの変更項目について表示でき且つ自
動変更可能なものについて変更処理できること、これら
の変更作業を簡単化且つ効率良く行えること、稼働中の
刺繍ミシンを含めた縫製スケジュールを設定できるこ
と。 【解決手段】 設定条件メモリに、複数の刺繍機の各々
に設定されている「針棒の数」や「刺繍枠」などの複数
の設定項目に関する設定情報が刺繍機毎に区分して記憶
され、キーボードやディスプレイを介して次に縫製処理
する刺繍模様が選択されたときには、刺繍機選択制御が
実行され、選択された刺繍模様の縫製データと各刺繍機
の設定情報とに基づいて、各刺繍機毎の一致項目数が演
算され(S4)、これら一致した設定項目数が一番多い
刺繍機が決定されてディスプレイに表示される(S1
1)。即ち、この表示を介して縫製処理に相応しい刺繍
機を容易に且つ迅速に知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の刺繍ミシン
の各々に縫製データを個別に送信出力して縫製制御する
刺繍ミシンの制御装置に関し、特にこれから縫製に供す
る刺繍模様を縫製するのに適した刺繍ミシンを自動的に
決定し、その縫製に適した刺繍ミシンをディスプレイに
表示させるようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、縫製工場等においては、複数のミ
シンのミシン制御部を1台のホストコントローラ(パー
ソナルコンピュータ等)に電気的に接続し、ホストコン
トローラから個々のミシン制御部に種々の縫製データ
(1針毎の針落ちデータ)を供給して縫製を実行させる
ような縫製システムが採用され、実用に供されている。
例えば、特開平5−76670号公報に記載の「縫製シ
ステム」には、ホストコントローラに複数の刺繍機の制
御部を接続し、ホストコントローラに入力装置、表示装
置、制御装置を設け、その表示装置の表示画面に複数の
刺繍模様名を表示させるとともに、縫製に供する所望の
刺繍模様名を分割画面を介して刺繍機毎に選択設定する
ことにより、その選択された刺繍模様の縫製データを刺
繍機毎に個別に送信して縫製処理するようにしている。
【0003】ところで、特に大手の縫製工場の場合、縫
製領域が小さく且つ針棒数や頭数が少ない小型の刺繍機
から、縫製領域が大きく且つ針棒数や頭数が多い大型の
刺繍機まで、10〜12台等と多数の刺繍機を設置し、
簡単な刺繍模様から複雑な刺繍模様に至る複数種類の刺
繍縫製に効率良く対応できるようにしている。即ち、工
場のオペレータは、受注した刺繍縫製の仕事を順々に縫
製処理する為に、次に縫製する刺繍模様について、何れ
の刺繍機で縫製するのかを決定するようにしている。
【0004】その為には、オペレータは先ず、次に縫製
する刺繍模様について、縫製対象が裁断した布地である
のか帽子であるのか筒物であるのか、更には糸色数や刺
繍領域の大きさなどの複数の縫製要件を把握する一方、
稼働していないで縫製可能な刺繍機が何れであって、こ
れらの縫製可能な刺繍機について、装着している刺繍枠
の種類や大きさ、糸色数や糸色と針棒の対応関係などの
設定情報を予め確認し、次に縫製処理する刺繍模様の縫
製要件に適した刺繍ミシンを決定するようにしている。
【0005】更に、刺繍ミシンを決定した場合でも、こ
の縫製に供する刺繍機に装着されている刺繍枠などの各
種の設定内容が異なる場合には、これらの設定状態の全
てが一致するように、刺繍枠を取り換えたり、糸色と針
棒とが対応するように変更するようにしている。そし
て、最終的に、次に縫製する刺繍模様の縫製データをホ
ストコントローラからその決定した刺繍機に送信出力し
て、先ず試し縫いし、刺繍模様の間違いや糸色の間違い
がない場合には、指定された縫製数に基づいて本縫いす
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の縫製システムで
は、前述したように、刺繍模様を縫製処理するその都
度、オペレータは、その刺繍模様の縫製要件の全てを把
握する一方、これらの縫製要件に合致するような刺繍機
を、縫製可能な複数の刺繍機のうちから決定することに
なり、次の縫製に適した刺繍ミシンの決定に手間取るこ
とになり、作業性や作業能率が低下するという問題があ
る。また、刺繍枠を取り換えたり、糸色と針棒の対応関
係を変更するなどの変更項目数が一番少ない最適な刺繍
機以外の刺繍機を採用するような場合には、これら変更
作業に多大の作業時間が必要となり、作業能率が低下す
るという問題がある。
【0007】更に、最終的に決定した刺繍機で必ず試し
縫いを実行して、糸色の間違いや縫製可能な否かを確認
するようにしているので、特に小ロットの縫製作業に
は、縫製サイクルが長くなり、作業能率の低下の原因と
なっている。加えて、殆どの刺繍機が稼働中のときに
は、何れの刺繍機の縫製終了を待って縫製するのが適し
ているのか判断し難いという問題がある。
【0008】本発明の目的は、次の縫製に供する刺繍模
様の縫製処理に適した刺繍ミシンを自動的に決定できる
こと、その縫製処理に供する刺繍ミシンの変更項目につ
いて表示でき且つ自動変更可能なものについて変更処理
できること、これらの変更作業を簡単化且つ効率良く行
えること、稼働中の刺繍ミシンを含めた縫製スケジュー
ルを設定できること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の刺繍ミシンの
制御装置は、複数の刺繍模様の縫製データを記憶した縫
製データ記憶手段と表示手段及び入力手段を備え、複数
の刺繍ミシンのミシン制御部に電気的に接続されて各ミ
シン制御部に縫製データを個別に出力する刺繍ミシンの
制御装置において、複数の刺繍ミシンの各々に設定され
ている複数の設定項目に関する設定情報を刺繍ミシン毎
に区分して記憶する設定条件記憶手段と、縫製データ記
憶手段のデータに基づいて入力手段と表示手段とを介し
て選択された刺繍模様の縫製データと、設定条件記憶手
段から受けた設定情報に基づいて、選択された刺繍模様
の縫製処理に適した刺繍ミシンを決定して表示手段に表
示させるミシン選択手段とを備えたものである。
【0010】設定条件記憶手段には、入力手段や表示手
段などを介して入力設定され、又は各刺繍ミシンから通
信線を介して入力された情報データなどを受けて、複数
の刺繍ミシンの各々に設定されている、「針棒の数」や
「刺繍枠の種類」や「設定領域の大きさ」や「糸色」な
どの複数の設定項目に関する設定情報が刺繍ミシン毎に
区分して記憶される。ミシン選択手段は、縫製データ記
憶手段のデータのうちから、入力手段と表示手段とを介
して選択された刺繍模様の縫製データと、設定条件記憶
手段から読み出された刺繍ミシン毎の設定情報に基づい
て、選択された刺繍模様の縫製処理に適した刺繍ミシン
を決定するとともに、その縫製処理に適した刺繍ミシン
を表示手段に表示させる。
【0011】請求項2の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1の発明において、前記ミシン選択手段は、選択され
た刺繍模様の縫製データを縫製処理する為の縫製要件と
設定条件記憶手段に記憶している設定情報とを刺繍ミシ
ン毎に比較する縫製要件比較手段を有し、この縫製要件
比較手段により縫製処理に適した刺繍ミシンを決定する
ことを特徴とするものである。
【0012】この場合には、ミシン選択手段に設けられ
た縫製要件比較手段により、選択された刺繍模様の縫製
データを縫製処理する為の縫製要件と、設定条件記憶手
段に記憶している設定情報とが、刺繍ミシン毎に比較さ
れ、一致する設定項目が多い刺繍ミシンが縫製処理に適
していると決定される。その他請求項1と同様の作用を
奏する。
【0013】請求項3の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1又は2の発明において、前記ミシン選択手段は、決
定された縫製処理に適した刺繍ミシンに関する設定項目
のうちから変更すべき設定項目とその設定内容とを表示
手段に表示させる変更項目表示制御手段とを備えたこと
を特徴とするものである。この場合には、ミシン選択手
段の変更項目表示制御手段により、決定された縫製処理
に適した刺繍ミシンに関する設定項目のうちから、刺繍
枠を「平枠」から「帽子枠」に変更する等のように、変
更すべき設定項目とその設定内容とが表示手段に表示さ
れる。その他請求項1又は2と同様の作用を奏する。
【0014】請求項4の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項3の発明において、前記ミシン選択手段は、変更すべ
き設定項目において、縫製要件側で変更可能なものにつ
いて変更処理する縫製要件変更制御手段を設けたことを
特徴とするものである。この場合、ミシン選択手段の縫
製要件変更制御手段により、変更すべき設定項目におい
て、糸色に対応する針棒番号を変更するように、縫製デ
ータに含まれる縫製要件を変更可能なものについて自動
的に変更処理される。その他請求項3と同様の作用を奏
する。
【0015】請求項5の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項2の発明において、前記縫製要件比較手段は、縫製要
件について所定の順序に基づいて順々に比較することを
特徴とするものである。この場合には、「針棒の数」や
枠駆動系の駆動機構から決まる絶対的な「縫製最大領
域」などの、変更不可能な設定項目について優先的に比
較するようにすることで、縫製処理に適合するか否かを
早期に判定できることから、縫製処理に適した刺繍ミシ
ンの決定制御を簡単化且つ迅速化できる。その他請求項
2と同様の作用を奏する。
【0016】請求項6の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1〜5の何れか1項の発明において、前記ミシン選択
手段は、縫製処理に適した刺繍ミシンが稼働中のときに
は、その縫製終了を待って選択された刺繍模様を縫製す
るように縫製順序を決定するスケジュール設定手段を設
けたことを特徴とするものである。この場合、ミシン選
択手段に設けられたスケジュール設定手段は、縫製処理
に適した刺繍ミシンが稼働中であって使用できない状態
のときでも、縫製処理中の縫製データの残り針数に基づ
いて、例えば数分後に縫製終了するような場合には、そ
の縫製処理の後に次の刺繍模様を縫製するように決定す
るので、縫製スケジュールを容易に設定できる。その他
請求項1〜5の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、布保持枠に保
持する加工布に各種の刺繍模様を縫製する4台の刺繍機
の各々に縫製データを個別に送信して縫製制御するパー
ソナルコンピュータ(制御装置に相当する)に本発明を
適用した場合のものである。図1に示すように、1台の
パーソナルコンピュータ2に、4台の刺繍機3〜6(刺
繍ミシンに相当する)を夫々専用の接続線L1〜L4で
接続されており、各刺繍機3〜6は、6台の刺繍ミシン
を並設させた6頭式であり、可動枠(図示略)に装着さ
れた6つの布保持枠(図示略)に夫々保持した加工布に
同時に同一の刺繍模様を形成できるようになっている。
【0018】ここで、これら刺繍機3〜6は、6台の刺
繍ミシンを並設させた6頭式であるが、可動枠駆動系の
駆動機構から決まる絶対的な「縫製最大領域」は異なる
とともに、装着されている針棒の数も異なっている。即
ち、最も小型の刺繍機3の縫製最大領域は「300 ×200
」で針棒の数は「6本」である。次に小型の刺繍機4
の縫製最大領域は「450 ×300 」で針棒の数は「7本」
である。次に大型の刺繍機5の縫製最大領域は「500 ×
400 」で針棒の数は「8本」である。最も大型の刺繍機
6の縫製最大領域は「600 ×450 」で針棒の数は「9
本」である。前記パーソナルコンピュータ2の制御系に
ついて、図2のブロック図に基づいて説明する。
【0019】ホストコントローラ10は、CPU11
と、このCPU11にデータバスなどのバス15を介し
て接続されたROM12及びRAM13と、入出力イン
ターフェース14と、第1〜第4刺繍機3〜6に夫々接
続される通信用インターフェース(通信用I/F)16
〜19と、ホストコントローラ10には、ホストコント
ローラ10の入出力I/F14に接続されたCRTディ
スプレイ(CRTD)21に表示データを出力する為の
CRTコントローラ(CRTC)22と、フロッピーデ
ィスクドライブ(FDD)23を駆動制御するフロッピ
ーディスクコントローラ(FDC)24と、ハードディ
スクドライブ(HDD)25を駆動制御するハードディ
スクコントローラ(HDC)26とから構成されてい
る。
【0020】これら通信用I/F16〜19の各々は、
例えば、セントニクスインターフェースなどからなり、
双方向にデータ通信が可能になっている。更に、入出力
I/F14には、文字や記号等を入力するキーボード2
0と、座標入力装置(所謂、マウス)27とが夫々接続
されている。ここで、キーボード20やマウス27など
で入力手段が構成されている。前記ROM12には、一
般のパーソナルコンピュータ2と同様に、電源オン時に
パーソナルコンピュータ2を立ち上げる為の起動プログ
ラム(ブートプログラム)が格納されている。
【0021】そして、HDD25に装着されるハードデ
ィスクには、MS−DOS、ウインドウシステム等の各
種OS(オペレーティング・システム)に加えて、外部
の端末機器(ここでは、4台の刺繍機3〜6)に対して
データの送受信の為の通信用制御プログラム、同システ
ムで実行可能なワープロソフトや縫製データ作成ソフト
などの各種アプリケーションプログラムが必要に応じて
格納されるとともに、後述する本願特有の刺繍ミシン選
択制御の制御プログラムなどが格納されている。
【0022】更に、HDD25には、図3に示すよう
に、刺繍機選択制御に含まれる一致項目演算処理制御の
実行に際して比較する設定項目を所定の順序に配列した
比較順序テーブルが記憶されている。ここで、この比較
順序テーブルにおいては、「針棒の数」や枠駆動系の駆
動機構から決まる絶対的な「縫製最大領域」を含む刺繍
領域などの、変更不可能な縫製条件について優先的に比
較するので、縫製処理に適合するか否かを早期に判定で
きることから、縫製処理に適した刺繍機3〜6の決定制
御を簡単化且つ迅速化できるようになっている。
【0023】前記FDD23に装着されるフロッピーデ
ィスクの縫製データメモリ(縫製データ記憶手段に相当
する)23aには、作成された複数の刺繍模様の縫製デ
ータ(1針毎の針落ちデータ)が、模様番号毎に識別し
て記憶されいている。この縫製データには、例えば図7
に示すように、糸色数データ、刺繍枠の種類、刺繍領
域、糸色データ等からなる縫製要件データに続けて、針
落ちデータが格納されている。ここで、糸色データに
は、糸色と、糸色に対応する針棒番号とが縫製順序
(1、2、3・・・10)に対応させて予め作成して記
憶される。
【0024】また、RAM13の送信データメモリ13
aには、送信する縫製データなどの各種の送信データが
格納される。設定条件メモリ(設定条件記憶手段に相当
する)13bには、各刺繍機3〜6毎の設定項目テーブ
ルが格納される(図6参照)。次に、第1〜第4刺繍機
3〜6の制御系は同一であり、第1刺繍機3について、
図4のブロック図に基づいて説明する。
【0025】制御装置30は、CPU31と、このCP
U31にアドレスバスなどのバス36を介して接続され
たROM32と、RAM33と、入出力インターフェー
ス34と、パーソナルコンピュータ2に接続線L1を介
して接続された通信用インターフェース(通信用I/
F)35などからなり、入出力インターフェース34に
は、刺繍枠をX方向(左右方向)に移動させるX方向駆
動モータ38の為の駆動回路39と、刺繍枠をY方向
(前後方向)に移動させるY方向駆動モータ40の為の
駆動回路41と、6台のミシンを共通に駆動するミシン
モータ42の為の駆動回路43と、小型のディスプレイ
や表示ランプや各種スイッチが設けられた操作パネル4
4とが夫々接続されている。
【0026】前記ROM32には、通信制御プログラム
に加えて、送信された縫製データに基づいて各モータ3
8,40,42を駆動する縫製制御の制御プログラムな
どの第1刺繍機3を司る各種のプログラムが格納されて
いる。RAM33には、受信した縫製データを記憶する
データメモリ33aや、縫製制御の際に行なう各種の演
算の演算結果を一時的に記憶する各種メモリやバッファ
などが設けられている。ここで、これらCPU31、R
OM32及びRAM33、入出力インターフェース3
4、通信用I/F35などからミシン制御部37が構成
されている。
【0027】ところで、第1〜第4刺繍機3〜6には、
その刺繍機3〜6に専用に刺繍機番号が割当られてお
り、パーソナルコンピュータ2は、指定された刺繍機3
〜6に対応する刺繍機番号を入出力制御のポート番号と
して認識し、選択された刺繍模様の縫製データを指示さ
れた刺繍機番号に基づいて、ミシン制御部37に送信す
るようになっている。次に、パーソナルコンピュータ2
のホストコントローラ10で実行される刺繍機選択制御
のルーチンについて、図8〜図10のフローチャートに
基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=1、2、
3・・・)は各ステップである。
【0028】ところで、この刺繍機選択制御の実行に際
して、各刺繍機3〜6毎に設定項目テーブルのテーブル
データが設定されるものとする。即ち、例えば第4刺繍
機6については、図5に示す設定画面がディスプレイ2
1に表示されるので、オペレータはキーボード20やマ
ウス27を用いて、各設定項目「針棒の数」、「刺繍
枠」、「(糸色−針棒番号)」、「縫製領域」・・・の
各々について設定情報を設定する。
【0029】そして、この設定画面により設定内容が設
定されると、設定条件メモリ13bには図6に示すよう
に、項目番号「1」に対応させて設定項目名「針棒の
数」と、設定内容「9本」とが記憶され、項目番号
「2」に対応させて設定項目名「刺繍枠」と、設定内容
「平枠(No. 2)とが記憶され、項目番号「3」に対応
させて設定項目名「糸色」と、設定内容「(糸色−針棒
番号)」とが記憶され、項目番号「4」に対応させて設
定項目名「縫製領域」と、設定内容「400 ×300(600×4
50)」、・・・が格納されている。
【0030】このテーブルデータのうち、「針棒の数
(9)」、可動枠駆動系の駆動機構から決まる絶対的な
「縫製最大領域(600×450)」などは、刺繍機6に関する
変更不可能な設定であり、各設定項目の設定内容につい
ては、キーボード20やマウス27を用いて予め入力設
定されたものである。ここで、設定条件メモリ13bは
バッテリで常にバックアップされており、電源が切られ
ても、各刺繍機3〜6に専用に設けられた設定項目テー
ブルの各テーブルデータは記憶保持されるようになって
いる。
【0031】更に、パーソナルコンピュータ2におい
て、模様選択制御が実行され、縫製データメモリ23a
に格納されている複数の刺繍模様をディスプレイ21に
表示するとともに、次に縫製する刺繍模様を選択したと
きには、その選択した刺繍模様の縫製データが読み込ま
れてRAM13の送信データメモリ13aに格納され
る。ここでは、4台の刺繍機3〜6の全てに電源が投入
されており、選択対象総刺繍機数SMは「4」であり、
4台の刺繍機3〜6の各々を選択対象の刺繍機か否かを
順次照合するときの選択対象刺繍機番号CNは「1」〜
「4」である。ミシン選択制御が開始されると、先ず初
期設定処理が実行される(S1)。
【0032】この初期設定処理においては、刺繍機選択
制御の対象となる刺繍機番号CNに初期値「1」がセッ
トされ、縫製処理に適した刺繍機として選択される刺繍
機3〜6の番号MNに初期値「0」がセットされ、一致
した設定項目数のカウント値Kに初期値「0」がセット
され、総一致項目数KNにも初期値「0」がセットされ
る。次に、電源が投入されており、刺繍縫製が可能な選
択対象刺繍機3〜6の総数がSMとしてセットされる
(S2)。次に、選択対象刺繍機番号CNが選択対象総
刺繍機数SM以下であって、全ての刺繍機3〜6につい
て照合していないときには(S3:No)、一致項目数演
算処理制御(図9参照)が実行される(S4)。
【0033】この制御が開始されると、先ず初期設定処
理が実行される(S20)。この初期設定処理において
は、設定項目の総数CKに図6に示す項目番号の数に相
当する「I」がセットされ、比較対象となる設定項目番
号CJに初期値「1」がセットされる。次に、比較対象
項目番号CJが設定項目総数CK以下であって、全ての
設定項目について比較処理していないときには(S21:
No)、比較対象項目番号CJで指示される項目番号につ
いて、縫製要件と設定情報とを比較する比較処理が実行
される(S22)。
【0034】次に、項目内容が一致するときには(S2
3:Yes )、一致項目数カウント値Kが1つインクリメ
ントされ(S24)、更に比較対象項目番号CJも1つイ
ンクリメントされ(S25)、S21以降が繰り返して実行
される。一方、比較対象項目番号CJで指示される項目
番号の内容が一致しないときには(S23:No)、比較対
象項目番号CJが不一致の項目として、RAM13内の
所定のワークメモリに格納され(S26)、S25を経てS
21以降が繰り返して実行される。そして、比較対象項目
番号CJが設定項目総数CKよりも大きくなり、全ての
設定項目について比較したときには(S21:Yes )、こ
の制御を終了して、刺繍機選択制御のS5にリターンす
る。
【0035】例えば、図6に示す設定情報と、図7に示
す縫製要件とに基づいて、比較対象項目番号CJが
「1」のときには、図3に示す比較順序「1」の設定項
目「針棒の数(糸色数)」について比較される。このと
き、図6に示す第4刺繍機6の針棒の数が「9」であ
り、図7に示す選択された刺繍模様の縫製処理に要する
糸色数が「9」なので、一致するとして判定される。ま
た、次の比較順序「2」の設定項目「刺繍領域(最大縫
製領域)」について、第4刺繍機6の刺繍領域が「400
×300 」に対して、選択された刺繍模様の刺繍領域が
「300 ×300 」なので、この設定項目「刺繍領域」が不
一致の項目として記憶される。
【0036】また、次の比較順序「3」の設定項目「刺
繍枠」、比較順序「4」の設定項目「糸色−針棒」につ
いても同様に、不一致であるとしてこれらの設定項目が
記憶される。前記刺繍機選択制御において、今回照合し
た刺繍機の一致項目数カウント値Kが、前回において照
合した刺繍機の総一致項目数KNよりも少ないときには
(S5:No)、前回照合した刺繍機の方が適しているの
で、選択対象刺繍機番号CNが1つインクリメントされ
(S8)、S3以降が繰り返して実行される。
【0037】しかし、今回の一致項目数カウント値Kが
前回の総一致項目数KNよりも多いときには(S5:Ye
s )、今回照合した刺繍機の方が適しているので、総一
致項目数KNとして今回の一致項目数カウント値Kがセ
ットされ(S6)、選択刺繍機番号MNとして、今回照
合した選択対象刺繍機番号CNがセットされ(S7)、
選択対象刺繍機番号CNが1つインクリメントされ(S
8)、S3以降が繰り返して実行される。
【0038】そして、選択対象刺繍機番号CNが選択対
象総刺繍機数SMよりも大きくなり、全ての刺繍機3〜
6について照合したときに(S3:Yes )、選択刺繍機
番号MNが「0」のとき、つまり照合した全ての刺繍機
の各々について、一致する設定項目が存在せず、刺繍縫
製に適した刺繍機が存在しないときには(S9:Ye
s)、メッセージ「一致する設定項目が有りません」
と、第1刺繍機3のように、稼働していない所定の刺繍
機がディスプレイ21に表示され(S10)、この制御を
終了して、メインルーチンにリターンする。
【0039】ところで、選択刺繍機番号MNが「0」で
ないとき、つまり選択された刺繍模様の縫製処理に適し
た刺繍機が存在するときには(S9:No)、決定された
刺繍機を表示する表示処理(図10参照)が実行される
(S11)。この制御が開始されると、先ず、一致した設
定項目数が一番多く、縫製処理に適した刺繍機として決
定した刺繍機の名称がディスプレイ21に表示される
(S30)。次に、その適した刺繍機が稼働中でなく、停
止しているときには(S31:No)、S34に移行する。
【0040】しかし、その適した刺繍機が稼働中であっ
て、しかも縫製処理が短時間(例えば、2〜5分後)で
終了するときには(S31・S32:Yes )、「次の刺繍模
様の縫製処理を、現在稼働中の第N(但し、Nは1〜
4)刺繍機により、現在の縫製処理の次に行って下さ
い」などのメッセージにより、次の刺繍模様の縫製順序
についてスケジュール表示される(S33)。また、その
適した刺繍機が稼働中であり且つその縫製処理が短時間
で終了しないときには(S32:No)、その刺繍機を選択
対象から除外し(S39)、刺繍機選択制御を再び行う。
次に、前記RAM13のワークメモリに不一致であると
して格納されている比較対象項目番号CJが存在しない
とき、つまり比較した設定項目の全てが一致していると
きには(S34:No)、この制御及び刺繍機選択制御を終
了してメインルーチンにリターンする。
【0041】しかし、不一致である比較対象項目番号C
Jが存在し(S34:Yes )、更に、自動変更可能な設定
項目が存在するときには(S35:Yes )、縫製要件変更
処理が実行される(S36)。例えば、縫製処理に適した
第4刺繍機6の設定情報(図6参照)と、次に縫製処理
する刺繍模様の縫製データに含まれる縫製要件(図7参
照)とを比較した結果、前述したように、RAM13の
ワークメモリに不一致であるとして記憶されている設定
項目「刺繍領域(最大縫製領域)」、「刺繍枠」、「糸
色−針棒」のうち、図11に示すように、設定項目「糸
色−針棒」について、糸色「赤」の針棒番号が「1」か
ら「3」に自動変更されるとともに、糸色「緑」の針棒
番号が「3」から「1」に自動変更される。
【0042】更に、縫製要件「刺繍領域」の設定内容が
「300 ×300 」であり、第4刺繍機6の最大縫製領域
「600 ×450 」よりも小さくて縫製可能なので、図6の
設定項目「刺繍領域」の設定内容が「300 ×300 」に自
動変更される。そして、自動変更した縫製要件の設定項
目がディスプレイ21に表示され(S37)、更に自動変
更できないで、オペレータが変更すべき設定項目とその
設定内容とがディスプレイ21に表示され(S38)、こ
の制御を終了して前記メインルーチンにリターンする。
例えば、自動変更できなかった設定項目「刺繍枠」につ
いて、メッセージ「刺繍枠を平枠No2から平枠No1
に変更して下さい」が表示される。
【0043】一方、自動変更可能な設定項目が存在しな
いときには(S35:No)、S36〜S37をスキップしてS
38が実行され、前記メインルーチンにリターンする。こ
のように、設定条件メモリ13bに、複数の刺繍機3〜
6の各々に設定されている「針棒の数」や「刺繍枠」な
どの複数の設定項目に関する設定情報が刺繍機3〜6毎
に区分して記憶され、キーボード20やディスプレイ2
1を介して次に縫製処理する刺繍模様が選択されたとき
には、刺繍機選択制御が実行され、選択された刺繍模様
の縫製データと各刺繍機の設定情報とに基づいて、その
縫製処理に適した刺繍機がディスプレイ21に表示され
ることになり、その表示を介して縫製処理に相応しい刺
繍機を容易に且つ迅速に知ることができる。
【0044】また、選択された刺繍模様の縫製データを
縫製処理する為の縫製要件と、設定条件メモリ13bに
記憶している設定情報とを刺繍機毎に順々に比較して、
一致する設定項目が多い縫製処理に適した刺繍機を決定
するので、設定変更処理が簡単化して縫製処理に適した
刺繍機3〜6を容易に且つ簡単な比較制御により決定す
ることができる。
【0045】また、決定された縫製処理に適した刺繍機
に関する設定項目のうちから、変更すべき設定項目とそ
の設定内容とをディスプレイ21に表示させるので、決
定された縫製処理に適した刺繍機に関する設定項目のう
ちから、刺繍枠を「平枠」から「帽子枠」に変更する等
のように、変更すべき設定項目とその設定内容とを表示
により、容易に且つ確実に知ることができる。
【0046】また、変更すべき設定項目において、縫製
データに含まれる縫製要件側で変更可能なものについて
は自動変更するようにしたので、糸色に対応する針棒番
号を変更するなどのように、縫製要件を変更可能なもの
について変更処理され、オペレータによる変更作業を簡
単化且つ迅速化することができる。
【0047】また、縫製要件に含まれる複数の設定項目
について、「針棒の数」や枠駆動系の駆動機構から決ま
る絶対的な「縫製最大領域」を含む刺繍領域などの、変
更不可能な設定項目について優先的に比較するので、縫
製処理に適合するか否かを早期に判定できることから、
縫製処理に適した刺繍機の決定制御を簡単化且つ迅速化
することができる。更に、縫製処理に適した刺繍機が稼
働中のときには、その縫製終了を待って選択された刺繍
模様を縫製するように縫製順序を決定し、スケジュール
表示するようにしたので、次の刺繍模様を縫製する縫製
スケジュールを容易に設定することができる。
【0048】ここで、刺繍機選択制御やコントローラ1
0などでミシン選択手段が構成され、刺繍機選択制御の
特にS3〜S8やコントローラ10などで縫製要件比較
手段が構成され、決定刺繍機表示制御の特にS37〜S38
やコントローラ10などで変更項目表示制御手段が構成
されている。また、決定刺繍機表示制御の特にS31〜S
33やコントローラ10などでスケジュール設定手段が
構成されている。
【0049】尚、前記実施形態では、各刺繍機3〜6に
関する設定項目の設定内容をオペレータがキーボード2
0などを用いて入力設定するようにしたが、装着された
刺繍枠の種類や大きさ、設定された刺繍領域の大きさ、
各針棒に使用される刺繍糸の糸色を接続線L1〜L4を
介してパーソナルコンピュータ2に送信され、パーソナ
ルコンピュータ2において刺繍機3〜6毎に設定情報を
更新して記憶するように構成してもよい。また、前記実
施形態では、縫製処理に適した刺繍機や、その変更すべ
き設定項目と設定内容をパーソナルコンピュータ2のデ
ィスプレイ21に表示するようにしているが、選択され
た刺繍機の操作パネル44上のディスプレイに表示する
ようにしてもよい。このようにすれば、設定する内容を
刺繍機側で確認できるので、その作業を行いやすくする
ことができる。尚、前記実施形態では、刺繍模様の縫製
データの先頭部に縫製要件のデータを設けたが、縫製デ
ータからこれら縫製要件に関するデータを作成するよう
にしてもよい。
【0050】尚、最大縫製速度などの種々の設定項目に
ついても比較処理するようにしてもよい。ここで、前記
実施形態の変更態様として、パーソナルコンピュータ2
に代えて各種のホストコンピュータを接続してもよく、
また各種のネットワークを介して複数のホストコントロ
ーラに接続するようにしてもよい。また、刺繍機に代え
て一般的な縫製ミシンが複数台接続されてもよい。更
に、本発明は前記実施形態に限定して解釈されるべきで
はなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲におい
て、前記実施形態の各部の制御に、既存の技術や当業者
に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得
る。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数の刺繍模
様の縫製データを記憶した縫製データ記憶手段と表示手
段及び入力手段を備え、複数の刺繍ミシンのミシン制御
部に電気的に接続されて各ミシン制御部に縫製データを
個別に出力する刺繍ミシンの制御装置において、設定条
件記憶手段と、ミシン選択手段とを設けたので、選択さ
れた刺繍模様の縫製処理に適した刺繍ミシンを自動的に
決定でき、その縫製処理に適した刺繍ミシンが表示され
ることになり、その表示を介して縫製処理に相応しい刺
繍ミシンを容易に且つ迅速に知ることができる。
【0052】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記ミシン選択手段は、選択された
刺繍模様の縫製データを縫製処理する為の縫製要件と設
定条件記憶手段に記憶している設定情報とを刺繍ミシン
毎に比較する縫製要件比較手段を有するので、比較され
た結果、一致する設定項目が多い縫製処理に適した刺繍
機を決定するので、設定変更処理が簡単化して縫製処理
に適した刺繍ミシンを容易に且つ簡単な比較制御により
決定することができる。
【0053】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
と同様の効果を奏するが、前記ミシン選択手段は、決定
された縫製処理に適した刺繍ミシンに関する設定項目の
うちから変更すべき設定項目とその設定内容とを表示手
段に表示させる変更項目表示制御手段とを備えたので、
決定された縫製処理に適した刺繍ミシンに関する設定項
目のうちから、刺繍枠を「平枠」から「帽子枠」に変更
する等のように、変更すべき設定項目とその設定内容と
を表示により、容易に且つ確実に知ることができる。
【0054】請求項4の発明によれば、請求項3と同様
の効果を奏するが、前記ミシン選択手段は、変更すべき
設定項目において、縫製要件側で変更可能なものについ
て変更処理する縫製要件変更制御手段を設けたので、糸
色に対応する針棒番号を変更するなどのように、縫製デ
ータに含まれる縫製要件を変更可能なものについて変更
処理が施され、オペレータによる変更作業を簡単化且つ
迅速化することができる。
【0055】請求項5の発明によれば、請求項2と同様
の効果を奏するが、前記縫製要件比較手段は、縫製要件
について所定の順序に基づいて順々に比較するので、縫
製処理に適合するか否かを早期に判定できることから、
縫製処理に適した刺繍ミシンの決定制御を簡単化且つ迅
速化することができる。
【0056】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記ミシン選択手
段は、縫製処理に適した刺繍ミシンが稼働中のときに
は、その縫製終了を待って選択された刺繍模様を縫製す
るように縫製順序を決定するスケジュール設定手段を設
けたので、次の刺繍模様を縫製する縫製スケジュールを
容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパーソナルコンピュー
タとこれに接続した刺繍機の構成図である。
【図2】パーソナルコンピュータの制御系のブロック図
である。
【図3】テーブル化された比較順序情報を示す図表であ
る。
【図4】刺繍機の制御系のブロック図である。
【図5】刺繍機毎の設定情報設定画面の表示例を示す図
である。
【図6】刺繍機毎に設定されるテーブル化された設定項
目情報を示す図表である。
【図7】縫製データのデータ構成を説明する図表であ
る。
【図8】刺繍機選択制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図9】一致項目数演算処理制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
【図10】決定刺繍機表示処理制御のルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図11】自動変更された図7相当図である。
【符号の説明】
2 パーソナルコンピュータ 3〜6 刺繍機 20 キーボード 21 CRTディスプレイ 23a 縫製データメモリ 27 座標入力装置(マウス) 37 ミシン制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の刺繍模様の縫製データを記憶した
    縫製データ記憶手段と表示手段及び入力手段を備え、複
    数の刺繍ミシンのミシン制御部に電気的に接続されて各
    ミシン制御部に縫製データを個別に出力する刺繍ミシン
    の制御装置において、 前記複数の刺繍ミシンの各々に設定されている複数の設
    定項目に関する設定情報を刺繍ミシン毎に区分して記憶
    する設定条件記憶手段と、 前記縫製データ記憶手段のデータに基づいて入力手段と
    表示手段とを介して選択された刺繍模様の縫製データ
    と、設定条件記憶手段から受けた設定情報に基づいて、
    選択された刺繍模様の縫製処理に適した刺繍ミシンを決
    定して表示手段に表示させるミシン選択手段と、 を備えたことを特徴とする刺繍ミシンの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ミシン選択手段は、選択された刺繍
    模様の縫製データを縫製処理する為の縫製要件と設定条
    件記憶手段に記憶している設定情報とを刺繍ミシン毎に
    比較する縫製要件比較手段を有し、この縫製要件比較手
    段により縫製処理に適した刺繍ミシンを決定することを
    特徴とする請求項1に記載の刺繍ミシンの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ミシン選択手段は、決定された縫製
    処理に適した刺繍ミシンに関する設定項目のうちから変
    更すべき設定項目とその設定内容とを表示手段に表示さ
    せる変更項目表示制御手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の刺繍ミシンの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ミシン選択手段は、前記変更すべき
    設定項目において、縫製要件側で変更可能なものについ
    て変更処理する縫製要件変更制御手段を設けたことを特
    徴とする請求項3に記載の刺繍ミシンの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記縫製要件比較手段は、縫製要件につ
    いて所定の検索順序に基づいて順々に検索することを特
    徴とする請求項2に記載の刺繍ミシンの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ミシン選択手段は、縫製処理に適し
    た刺繍ミシンが稼働中のときには、その縫製終了を待っ
    て選択された刺繍模様を縫製するように縫製順序を決定
    するスケジュール設定手段を設けたことを特徴とする請
    求項1〜5の何れか1項に記載の刺繍ミシンの制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000550A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Brother Ind Ltd 多針式刺繍ミシン及び多針式刺繍ミシンプログラム
JP2011010719A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Brother Industries Ltd 縫製システム及び縫製システムプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000550A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Brother Ind Ltd 多針式刺繍ミシン及び多針式刺繍ミシンプログラム
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Effective date: 20040227