JP2000051450A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2000051450A5
JP2000051450A5 JP1998226298A JP22629898A JP2000051450A5 JP 2000051450 A5 JP2000051450 A5 JP 2000051450A5 JP 1998226298 A JP1998226298 A JP 1998226298A JP 22629898 A JP22629898 A JP 22629898A JP 2000051450 A5 JP2000051450 A5 JP 2000051450A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
hit ball
winning opening
ball
symbol display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1998226298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000051450A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10226298A priority Critical patent/JP2000051450A/ja
Priority claimed from JP10226298A external-priority patent/JP2000051450A/ja
Publication of JP2000051450A publication Critical patent/JP2000051450A/ja
Publication of JP2000051450A5 publication Critical patent/JP2000051450A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

【書類名】 明細書
【発明の名称】 パチンコ遊技機
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技面の所定個所に配置された入賞口又は通過ゲートを備えたパチンコ遊技機において、
上記入賞口又は通過ゲートの上方には打球を受け止めて入賞口又は通過ゲートに導くための水平方向に広がりを持って延びる打球誘導部が設けられ、この打球誘導部は打球を各々別々に導いて個別の打球放出口から放出する複数の案内路を有し、これら複数の案内路の打球放出口は、上記入賞口又は通過ゲートまでの距離が各々異なる位置に設けられていることを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項2】 遊技面の略中央部に複数の図柄を変動表示可能な可変図柄表示部が設けられており、上記入賞口又は通過ゲートは、この可変図柄表示部の下方に配置されかつ可変図柄表示部の始動機能を有するもので、この始動入賞口又は始動通過ゲートに打球が入賞すると上記可変図柄表示部の図柄が変動を開始し、所定時間後に停止した図柄の組み合わせが特定の組み合わせであれば遊技者に有利となる特別遊技状態にするように構成されており、上記打球誘導部は、遊技面における可変図柄表示部とその始動入賞口又は始動通過ゲートとの上下方向中間位置に配置されている請求項1記載のパチンコ遊技機。
【請求項3】 上記複数の案内路の打球放出口は、入賞口又は通過ゲートまでの距離が遠い程横幅が大きく設定されている請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。
【請求項4】 上記打球誘導部は、打球を受け止める面に複数の案内路に打球を選択的に振り分ける可動部材を有してなる請求項1〜3のいずれか一つに記載のパチンコ遊技機。
【請求項5】 上記可動部材は垂直軸回りに回転する回転体からなり、この回転体には複数の案内路に各々対応して連通する複数の連通路が形成されている請求項4記載のパチンコ遊技機。
【請求項6】 上記打球誘導部は、打球を受け止める上段ステージ部と、この上段ステージ部の下側に形成された単一又は複数の下段ステージ部とを有し、これらのステージ部により上記複数の案内路を構成している請求項1〜5のいずれか一つに記載のパチンコ遊技機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に始動入賞口や通過ゲート等に打球を導くための打球誘導部(いわゆるステージ)を有するものの改良に係わる。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パチンコ遊技機は、遊技面の所定個所に各種の入賞口及び通過ゲートを配置するとともに、その周囲に多数の障害釘を配置してなり、ハンドル操作により遊技面に発射した打球を、障害釘を避けあるいは利用して入賞口に入賞させてゲームを楽しむものである。近年のパチンコ遊技機は、遊技面の略中央部に複数の図柄を変動表示可能な液晶ディスプレイ、ブラウン管又はリール装置等の可変図柄表示部を設けるとともに、この可変図柄表示部の下方に始動入賞口を設け、この始動入賞口に打球が入賞すると所定数のパチンコ玉を賞品球として払い出すとともに、大当たりとするか否かを乱数抽選により決定し、大当たりのときには上記可変図柄表示部の図柄を変動させた後特定の図柄の組み合わせで大当たりを表示し、例えば大入賞口の開閉扉を所定時間開いて打球を入賞させ易くするなど、遊技者に有利となる特別遊技状態にするのが主流である。尚、始動入賞口としては、賞品球の払い出しを行わない通過ゲート式のものもある。
【0003】
そして、この種のパチンコ遊技機においては、例えば特開平10−85395号公報に開示されるように、遊技面の可変図柄表示部と始動入賞口との上下方向中間位置に水平方向に延びる打球誘導部としてのステージを設け、障害釘等に当たって可変図柄表示部の下側に回り込んだ打球をこのステージで受け止め、始動入賞口の真上に位置するステージの打球放出口から打球を放出して始動入賞口に入賞し易くするようにすることが行われている。また、誘導路(いわゆるワープルート)の流入口を可変図柄表示部の上側周辺部に、排出口をステージに面した位置にそれぞれ設け、流入口に入った打球を誘導路内を通してステージ上に導くようにすることも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものでは、打球が障害釘等に当たって可変図柄表示部の下側に回り込んでステージ上に入った場合、あるいは誘導路内を通してステージ上に導かれた場合のいずれにも、ステージは単に一つの打球放出口から打球を放出するだけであり、また放出される打球が始動入賞口に入賞するかどうかは打球の勢いに任せるだけであるため、ステージによる遊技が単調になり変化に乏しい面があった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、上述の如く始動入賞口等に打球を導くためのステージの遊技性を高め、興趣に富んだパチンコ遊技機を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、遊技面の所定個所に配置された入賞口又は通過ゲートを備えたパチンコ遊技機において、上記入賞口又は通過ゲートの上方に打球を受け止めて入賞口又は通過ゲートに導くための水平方向に広がりを持って延びる打球誘導部(いわゆるステージ)を設ける。そして、この打球誘導部において、打球を各々別々に導いて個別の打球放出口から放出する複数の案内路を有し、かつこれら複数の案内路の打球放出口を、上記入賞口又は通過ゲートまでの距離が各々異なる位置に設ける構成とする。この構成では、打球誘導部上の打球が複数の案内路のいずれに導かれて放出されるかによって、打球の入賞口又は通過ゲートへの入賞確率が異なるので、遊技者は打球誘導部上での打球の動きに興味を持つことになり、打球誘導部の遊技性が高くなる。
【0007】
請求項2に係る発明は、近年のパチンコ遊技機の主流である図柄変動ゲーム機能を備えたものに適用した場合の形態を提供する。すなわち、遊技面の略中央部に複数の図柄を変動表示可能な可変図柄表示部が設けられており、上記入賞口又は通過ゲートは、この可変図柄表示部の下方に配置されかつ可変図柄表示部の始動機能を有するもので、この始動入賞口又は始動通過ゲートに打球が入賞すると上記可変図柄表示部の図柄が変動を開始し、所定時間後に停止した図柄の組み合わせが特定の組み合わせであれば遊技者に有利となる特別遊技状態にするように構成されている。また、上記打球誘導部は、遊技面における可変図柄表示部とその始動入賞口又は始動通過ゲートとの上下方向中間位置に配置されている。この形態の場合、可変図柄表示部と打球誘導部とが互いに近い位置にあるため、可変図柄表示部での図柄変動ゲームと打球誘導部上での遊技とが互いに相乗効果を生じ、パチンコ遊技機の興趣が一層高くなる。
【0008】
請求項3に係る発明は、複数の案内路間における打球の入賞口等への入賞確率の差異をより大きくして打球誘導部の遊技性を一層高めるために、複数の案内路の打球放出口を、入賞口又は通過ゲートまでの距離が遠い程その横幅を大きく設定する構成とする。
【0009】
請求項4に係る発明は、打球誘導部の遊技性をより高めるために、上記打球誘導部において、更に打球を受け止める面に複数の案内路に打球を選択的に振り分ける可動部材を有する構成とする。この構成では、可動部材によって打球誘導部上の打球が複数の案内路のいずれかに振り分けられるので、遊技者はこの可動部材の動きにも興味を持つことになる。
【0010】
請求項5に係る発明は、上記可動部材の具体的な形態の一例を提供する。すなわち、可動部材を垂直軸回りに回転する回転体で構成し、この回転体に複数の案内路に各々対応して連通する複数の連通路を形成する。この構成では、回転体上の打球は、回転体と共に垂直軸回りに回転しながら回転体上を転がり落ち、その複数の連通路のいずれか一つの連通路及びそれに連通する案内路を通して放出されることになり、打球誘導部での打球の動きが非常に変化に富むことになる。また、請求項6に係る発明は、打球誘導部の好ましい具体的な形態を提供する。すなわち、上記打球誘導部は、打球を受け止める上段ステージ部と、この上段ステージ部の下側に形成された単一又は複数の下段ステージ部とを有し、これらのステージ部により上記複数の案内路を構成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機Aの外観を示し、このパチンコ遊技機Aは、その本体1の前面側に遊技盤2、パチンコ玉投入皿3、打球発射操作用ハンドル4、パチンコ玉払出口5、受け皿6及び余剰玉放出口7を備えてなる。
【0012】
上記遊技盤2の表面のうちの遊技領域である遊技面2aには複数の障害釘11(大部分は図示せず)、入賞口12及びチューリップ役物13等がそれぞれ所定の位置に配置されている。また、遊技面2aの中央部には、液晶ディスプレイからなる可変図柄表示部14が配置されているとともに、この可変図柄表示部14の下側に始動入賞口15と開閉扉を有する大入賞口16とアウト玉を取り込むためのアウト口17とが略縦一列に配置されている。
【0013】
上記可変図柄表示部14は、遊技面2aに発射された打球が始動入賞口15に入賞した時に三つの画面を横一列に表示し、それらの画面でそれぞれ数字等の複数種の図柄を可変表示した後、所定時間経過後に停止し、各々いずれか一つの図柄を表示するようになっており、可変図柄表示部14の制御は、パチンコ遊技機本体1に内蔵のマイクロコンピュータからなる制御部(図示せず)により行われる。この制御部は、打球が始動入賞口15に入賞した時点で抽選を行い、その抽選結果が「当たり」の場合には可変図柄表示部14に特定の図柄の組み合わせ(例えば「7」「7」「7」)を表示するとともに、例えば大入賞口16の開閉扉を所定時間開いて打球を入賞させ易くするなど遊技者に有利となる特別遊技状態にするように構成されている。
【0014】
また、上記遊技面2aにおける可変図柄表示部14と始動入賞口15との上下方向中間位置には打球を受け止めて始動入賞口15寄りの上方に導くための打球誘導部としてのセンタステージ21が設けられている。このセンタステージ21は、図2ないし図7に詳示するように、可変図柄表示部14とユニット化されており、箱状のユニット枠体22がその一側面を遊技面2aと面一な状態で取り付けられ、このユニット枠体22の凹部22a底面にその下側部分を除く略全面に亘って可変図柄表示部14が外側に面して設けられているとともに、ユニット枠体22の下側部分にセンタステージ21が設けられている。
【0015】
上記センタステージ21は、ユニット枠体22の凹部22a下側壁面に形成された上段ステージ部としての第1ステージ部23と、この第1ステージ部23の下側に上下2段に形成された下段ステージ部としての第2ステージ部24及び第3ステージ部25とを有している。第1ステージ部23は、障害釘11等に当たってユニット枠体22の凹部22a底面の可変図柄表示部14下側に回り込んだ打球を受け止めて中央部(つまり始動入賞口15寄りの上方)に形成した打球放出口31に導く傾斜面状の案内路を構成している。また、第2及び第3ステージ24,25は、それぞれユニット枠体22の下側外側面に形成したスリット状の開口部32又は33を通して飛び込んだ打球を受け止めて中央部に形成した打球放出口34又は35に導く傾斜面状の案内路を構成している。換言すれば、センタステージ21は、打球を各々別々に始動入賞口15寄りの上方に導く3つの案内路23,24,25を有しており、これら3つの案内路23〜25の打球放出口31,34,35は、始動入賞口15の真上で始動入賞口15との距離が各々異なって縦方向に並んで位置しているとともに、始動入賞口15との距離が遠いもの程横幅が大きく設定されている。
【0016】
上記ユニット枠体22には凹部22aの裏面側に打球を誘導する誘導路(いわゆるワープルート)41が形成されている。この誘導路41は、ユニット枠体22の上側の入賞口12(いわゆる天穴)を流入口とし、天穴12に入賞した打球をユニット枠体22の凹部22aの底面下側部分に形成した排出口42からセンタステージ21の第1ステージ部23上に導くようになっている。
【0017】
さらに、センタステージ21は、上記誘導路41の排出口42に対応して、第1ステージ部23の中央部に同心円状に配置した2つの円盤状の回転体51,52を有している。内側の回転体51は、上面の外周縁に上方に突出する複数(図では3つ)の障害壁50,…が円周方向に等間隔で設けられていて、誘導路41の排出口42から排出される打球の方向をランダムにするようになっている。一方、外側の回転体52は、ユニット枠体22に形成された収納部53内に回転可能に配置されており、収納部53の前側部分は、第1ステージ部23及び第2ステージ部24を貫通して第3ステージ部25の上方に面して形成されている。この外側の回転体52には、その中央部に上記内側の回転体51を回転可能に収納する収納凹部54が形成されているとともに、この収納凹部54の周囲に連通路として2つの第1連通孔55,55と4つの第2連通孔56,56,…とが円周方向に等間隔に(詳しくは第1連通孔55が180度間隔でかつその間に第2連通孔56が2つずつ等間隔で)形成されている。
【0018】
上記第1連通孔55は、回転体52を上下方向に貫通しており、回転体52の回転により収納部53内の前側部分に位置するときには第3ステージ部25と連通して回転体52の上面上から打球を第3ステージ部25に導き得るようになっている。また、上記第2連通孔56は、回転体52の上面と外周面との間に跨って略L字状に形成されており、回転体52の回転により収納部53内の前側部分に位置するときには第2ステージ部24と連通して回転体52の上面上から打球を第2ステージ部24に導き得るようになっている。回転体52の上面には、外周縁のうち、各連通孔55,56に対応した箇所にのみ上方に突出する障害壁57,57,…が設けられていて、回転体52の中心部側から連通孔55,56側に転がってきた打球を障害壁57で受け止めて連通孔55,56に落下させる一方、回転体52の中心部側から連通孔55,56の無い外周縁に転がってきた打球を第1ステージ部23にそのまま導くようになっている。よって、回転体52の上面の外周縁のうち、障害壁57(つまり連通孔55,56)の無い部分52a,52a,…は、回転体52の回転によりユニット枠体22の凹部22a底面より前側に位置するときに第1ステージ部23と連通して打球を第1ステージ部23に導く連通路としての機能を備えており、また回転体52は、第1〜第3ステージ部23〜25に各々連通する複数の連通路52a,56,55を有している。
【0019】
上記ユニット枠体22の収納部53及び外側の回転体52には同心状の第1回転軸61と第2回転軸62とが回転体52の中心線上を上下方向に貫通して設けられ、第1回転軸61は内側の回転体51に、第2回転軸62は外側の回転体52にそれぞれ回転一体に連結されている。上記第1及び第2回転軸61,62にはモータ63の回転力が減速機64を介して互いに逆回転方向に伝達され、内側の回転体51と外側の回転体52とが垂直軸としての回転軸61,62回りに反対方向に回転するようになっている。よって、上記両回転体51,52は、打球を第1〜第3ステージ部23〜25のいずれかに選択的に振り分ける可動部材としての機能を発揮する。
【0020】
次に、上記第1の実施形態の作用・効果を説明するに、ハンドル4の操作により遊技面2aに発射された打球が天穴12に入賞した場合、その入賞した打球は、誘導路41内を通って可変図柄表示部14の下側の排出口42からセンタステージ21における内側の回転体51上に排出される。その後、打球は内側の回転体51上及び外側の回転体52上を転がり落ち、外側の回転体52上面の連通孔55,56の無い部分52aを通って第1ステージ部23に導かれたり、外側の回転体52の第2連通孔56を通って第2ステージ部24に導かれたり、あるいは外側の回転体52の第1連通孔55を通って第3ステージ部25に導かれたりする。これら3つのステージ部23〜25の打球放出口31,34,35は、いずれも始動入賞口15の上方に位置しているが、始動入賞口15までの距離が各々異なりかつその距離が遠い程打球放出口31,34,35の横幅が大きく設定されているため、放出される打球の始動入賞口15に入賞する確率が大きく相違する。このため、遊技者はセンタステージ21での打球の動きに興味を強く持つことになり、センタステージ21での遊技性を高めることができる。
【0021】
また、上記センタステージ21は、遊技者の視点が集まり易い可変図柄表示部14の近くにあるため、この可変画像表示部14の変動図柄ゲームとセンタステージ21での遊技とが互いに相乗効果を生じることになり、興趣に富んだパチンコ遊技を提供することができる。しかも、上記両回転体51,52は、垂直軸61,62回りに互いに反対方向に回転し、その上を転がり落ちる打球の動きが変化に富んだものになるので、センタステージ21での遊技性をより高めることができ、パチンコ遊技の興趣をより一層高めることができる。
【0022】
尚、遊技面2aに発射された打球が障害釘11等に当たって可変図柄表示部14の下側に回り込んで第1ステージ部23上に乗り、更にそこから回転体52,51上にまで転がり上がった場合にも、打球が天穴12に入賞して誘導路41の排出口42から回転体51上に排出される場合と同様の遊技が行われる。
【0023】
図8は本発明の第2の実施形態に係るパチンコ遊技機の可変図柄表示部付近を示し、71はパチンコ遊技機の遊技面2aの略中央部に設けられた箱状のユニット枠体であって、このユニット枠体71は、第1の実施形態におけるユニット枠体22と同様に一側面を遊技面2aと面一な状態で取り付けられており、ユニット枠体71の凹部71aの底面中央部には可変図柄表示部72が外側に面して設けられている。
【0024】
パチンコ遊技機の遊技面2aのユニット枠体71下方には3つの始動入賞口73a,73b,73bが横並びで設けられている。中央の始動入賞口73aに打球が入賞すると所定数(例えば15個)のパチンコ玉が賞品球として払い出され、左右の始動入賞口73b,73bに打球が入賞すると、中央の始動入賞口73aへの入賞のときよりも少ない数(例えば7個)のパチンコ玉が賞品球として払い出されるようになっている。また、いずれの始動入賞口73a,73bに打球が入賞したときにも、上記可変図柄表示部72に三つの画面が横一列に表示され、それらの画面がそれぞれ数字等の複数種の図柄を可変表示した後、所定時間経過後に停止した図柄の組み合わせが特定の組み合わせであれば遊技者に有利となる特別遊技状態にするようになっている。
【0025】
上記ユニット枠体71の下側部分(つまり可変図柄表示部72と始動入賞口73a,73bとの上下方向中間位置)には打球を受け止めて始動入賞口73a,73b寄りの上方に導くための打球誘導部としてのセンタステージ75が設けられている。このセンタステージ75は、図9に詳示するように、ユニット枠体71の凹部71a下側壁面が打球を受け止めるステージ面76とするものであり、このステージ面76は、始動入賞口73aの真上に位置する打球放出口77に向かって傾斜する傾斜面状に形成されている。また、ユニット枠体71には凹部71aの裏面側に誘導路81が形成されており、この誘導路81は、ユニット枠体71の上縁部に形成した流入口82に入った打球80をユニット枠体71の凹部71aの底面下側部分に形成した排出口83からステージ面76上に導くようになっている。
【0026】
上記ステージ面76には、上記誘導路81の排出口83を通る軸を対称軸として略左右対称に複数の障害釘86,86,…と4つの第1案内孔87,87,…と2つの第2案内孔88,88とが設けられている。4つの第1案内孔87,87,…は、いずれも始動入賞口73aの上方でかつ上記打球放出口77より下側に設けられた円形穴からなる打球放出口91に連通して、ステージ面76上から打球を打球放出口91に導いて放出するようになっている。また、各第2案内孔88は、それぞれ対応する始動入賞口73bの上方に設けられた楕円形穴からなる打球放出口92に連通して、ステージ面76上から打球を打球放出口92に導いて放出するようになっている。よって、センタステージ75は、ステージ面76を案内路として打球を打球放出口77に導いて放出する経路以外に、第1案内孔87及び第2案内孔88をそれぞれ案内路として打球を打球放出口91,92に導いて放出する経路を有しており、これらの案内路76,87,88の打球放出口77,91,92は、それぞれ対応する始動入賞口73a又は73bまでの距離が各々異なっている。
【0027】
従って、上記第2の実施形態においても、打球が誘導路81の流入口82に流入して誘導路81の排出口83からセンタステージ75のステージ面76上に排出された場合等には、その打球は、ステージ面76上で案内孔87,88に落ちることなく打球放出口77から放出されたり、第1案内孔87を通して打球放出口91から放出されたり、あるいは第2案内孔88を通して打球放出口92から放出されたりする。これらの打球放出口77,91,92は、いずれも始動入賞口73a,73bの上方に位置しているが、始動入賞口73a,73bまでの距離が異なりかつ形状も異なるため、放出される打球の始動入賞口73a,73bに入賞する確率が相違する。また、始動入賞口73a,73bに打球が入賞した時の賞品球の払い出し個数も相違する。このため、第1の実施形態の場合と同様に、遊技者はセンタステージ75での打球の動きに興味を強く持つことになり、センタステージ75での遊技性を高めることができる。
【0028】
図10は本発明の第3の実施形態に係るパチンコ遊技機のセンタステージ構造を示す。この実施形態の場合、センタステージ100は、第2の実施形態におけるセンタステージ75の場合と同じく、ユニット枠体101の凹部101a下側壁面が打球を受け止めるステージ面102とするものであり、ユニット枠体101にはこのステージ面102に面して誘導路103の排出口104が形成されている。
【0029】
上記ステージ面102には、凹部101a底面寄りの部位に2つの第1案内孔110,110及び3つの第2案内孔111,111,111が形成されているとともに、遊技面寄りの部位に一対の玉反射レバー112,112が設けられている。第1案内孔110は始動入賞口に最も近い位置に開口する打球放出口(第1の実施形態における第3ステージ部25の打球放出口35及び第2の実施形態における打球放出口91に相当)に、第2案内路111は始動入賞口に2番目に近い位置で開口する打球放出口(第1の実施形態における第2ステージ部24の打球放出口34及び第2の実施形態における打球放出口92に相当)にそれぞれ連通して、ステージ面102上から打球80を導いて放出するようになっている。
【0030】
上記一対の玉反射レバー112,112は、ステージ面102の遊技面に連続する一辺をその中央の打球放出口113を除いて閉鎖するように配置されているとともに、それぞれ相反する端部に垂直軸としての支軸114が連結されている。上記支軸114には、図示していないがモータの回転力が減速機を介して伝達されるようになっており、一対の玉反射レバー112,112は、それぞれこの回転力を受けて支軸114回りに所定角度範囲でステージ面102に沿って所定周期で水平揺動するように設けられている。よって、センタステージ100は、第2の実施形態におけるセンタステージ75と同じく、ステージ面102を案内路として打球を打球放出口113に導いて放出する経路以外に、第1案内孔110及び第2案内孔111をそれぞれ案内路として打球を別々の打球放出口に導いて放出する経路を有しており、また一対の玉反射レバー112,112は、ステージ面102上の打球をこれら3つの案内路102,110,111に選択的に振り分ける可動部材としての機能を発揮する。
【0031】
そして、上記第3の実施形態においても、第1及び第2の実施形態の場合と同様に、遊技者がセンタステージ100での打球80の動きに興味を強く持つことになり、ステージ100での遊技性を高めることができるのは勿論である。
【0032】
尚、本発明は上記第1〜第3の実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば、上記各実施形態では、いずれも可変図柄表示部14,72の下方に始動入賞口15,73a,73bを設け、遊技面2aにおける可変図柄表示部14,72と始動入賞口15a,73a,73bとの上下方向中間位置にセンタステージ21,75,100を設けた場合について述べたが、本発明は、この始動入賞口の代わりに、遊技面の所定個所に配置された通常の入賞口又は通過ゲートの上方にその入賞口又は通過ゲートに打球を導くための打球誘導部を設けた場合にも同様に適用することができる。
【0033】
また、上記第1及び第2の実施形態では、可変図柄表示部14,72としては、液晶ディスプレイを用いた場合について述べたが、この液晶ディスプレイ以外に、ブラウン管又はリール装置等を用いて構成してもよいのは勿論である。
【0034】
さらに、上記第3の実施形態では、ステージ面102上の打球を3つの案内路102,110,111に選択的に振り分ける可動部材としての玉反射レバー112を所定周期で自動的に揺動させる構成としたが、本発明は、この玉反射レバー112を遊技者の操作により揺動させて、遊技者自身がステージ面102上の打球を3つの案内路102,110,111に選択的に振り分け得るように構成してもよく、この場合にはステージでの遊技性を一層高めることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明のパチンコ遊技機によれば、打球誘導部であるステージ上の打球が複数の案内路のいずれに導かれて放出されるかによって、打球の入賞口等への入賞確率が異なるので、遊技者はステージ上での打球の動きに興味を持つことになり、ステージでの遊技性を高めることができ、興趣に富んだものとすることができる。
【0036】
特に、請求項2に係る発明では、可変図柄表示部とステージとが互いに近い位置にあるため、可変図柄表示部での図柄変動ゲームとステージ上の遊技との相乗効果によりパチンコ遊技機の興趣を一層高めることができる。
【0037】
また、請求項3に係る発明では、複数の案内路間における打球の入賞口等への入賞確率の差異がより大きくなるので、ステージでの遊技性を一層高めることができる。
【0038】
請求項4に係る発明では、可動部材によってステージ上の打球が複数の案内路のいずれかに振り分けられるので、遊技者はこの可動部材の動きにも興味を持つことになり、ステージでの遊技性を一層高めることができる。
【0039】
さらに、請求項5に係る発明では、上記可動部材が垂直軸回りに回転する回転体からなり、ステージでの打球の動きが非常に変化に富むようになるので、ステージでの遊技性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機の外観を示す正面図である。
【図2】
上記遊技機の遊技面中央部分の拡大図である。
【図3】
同じく遊技面中央部分の斜視図である。
【図4】
図2のK−K線における断面図である。
【図5】
図2のL−L線における断面図である。
【図6】
図2のM−M線における断面図である。
【図7】
図2のN−N線における断面図である。
【図8】
第2の実施形態を示す図2相当図である。
【図9】
図8のX−X線における拡大断面図である。
【図10】
第3の実施形態を示す図9相当図である。
【符号の説明】
A パチンコ遊技機
2a 遊技面
14,72 可変図柄表示部
15,73a,73b 始動入賞口
21,75,100 センタステージ(打球誘導部)
23 第1ステージ部(案内路、上段ステージ部
24 第2ステージ部(案内路、下段ステージ部
25 第3ステージ部(案内路、下段ステージ部
31,34,35 打球放出口
51,52 回転体(可動部材)
52a 回転体上面の外周縁の一部(連通路)
55 第1連通孔(連通路)
56 第2連通孔(連通路)
76,102 ステージ面(案内路)
77,91,92,113 打球放出口
87,110 第1案内孔(案内路)
88,111 第2案内孔(案内路)
112 玉反射レバー(可動部材)
JP10226298A 1998-08-10 1998-08-10 パチンコ遊技機 Pending JP2000051450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10226298A JP2000051450A (ja) 1998-08-10 1998-08-10 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10226298A JP2000051450A (ja) 1998-08-10 1998-08-10 パチンコ遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002201822A Division JP2003024545A (ja) 2002-07-10 2002-07-10 パチンコ遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000051450A JP2000051450A (ja) 2000-02-22
JP2000051450A5 true JP2000051450A5 (ja) 2005-10-27

Family

ID=16843029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10226298A Pending JP2000051450A (ja) 1998-08-10 1998-08-10 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000051450A (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003310909A (ja) * 2003-06-02 2003-11-05 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP4501364B2 (ja) * 2003-06-17 2010-07-14 株式会社竹屋 遊技機における遊技球の誘導装置
JP4681240B2 (ja) * 2004-02-10 2011-05-11 株式会社ニューギン 遊技機
JP5017505B2 (ja) * 2005-01-31 2012-09-05 株式会社高尾 弾球遊技機
JP2006280653A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Samii Kk 遊技機
JP2006280654A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Samii Kk 遊技機
JP4953004B2 (ja) * 2007-05-09 2012-06-13 奥村遊機株式会社 パチンコ機
JP4376279B2 (ja) * 2007-07-20 2009-12-02 株式会社サンセイアールアンドディ 弾球遊技機
JP4376281B2 (ja) * 2007-07-20 2009-12-02 株式会社サンセイアールアンドディ 弾球遊技機
JP4376280B2 (ja) * 2007-07-20 2009-12-02 株式会社サンセイアールアンドディ 弾球遊技機
JP4376282B2 (ja) * 2007-07-20 2009-12-02 株式会社サンセイアールアンドディ 弾球遊技機
JP5478039B2 (ja) * 2008-08-25 2014-04-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5478040B2 (ja) * 2008-08-25 2014-04-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010264290A (ja) * 2010-07-29 2010-11-25 Sansei R&D:Kk 弾球遊技機
JP5961788B2 (ja) * 2012-05-17 2016-08-02 株式会社高尾 遊技機
JP2020156682A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000051450A5 (ja)
JP3468292B2 (ja) 弾球遊技機
JP2000051450A (ja) パチンコ遊技機
JP3335727B2 (ja) 弾球遊技機
JP4375650B2 (ja) 遊技機
JP4703335B2 (ja) 遊技機
JP2006280624A (ja) 弾球遊技機及び遊技部品
JPH07275454A (ja) パチンコ機
JP2004129891A (ja) パチンコ機
JPH09192304A (ja) パチンコ機の電動風車及びその電動風車を用いた可変表示装置
JP4592064B2 (ja) 弾球遊技機の遊技部品
JP4201309B2 (ja) 弾球遊技機
JP4634835B2 (ja) パチンコ・パチスロ一体型遊技機
JP2003024545A (ja) パチンコ遊技機
JP4454915B2 (ja) 遊技機
JPH09239113A (ja) パチンコゲーム機
JP2001070526A (ja) 弾球遊技機
JPH04146781A (ja) 弾球遊技機における可変入賞球装置
JP2005021513A (ja) 遊技球の流下経路可変装置及び弾球遊技機
JP7309172B2 (ja) 遊技機
JP2557229B2 (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JP2784854B2 (ja) 弾球遊技機
JP4180147B2 (ja) 遊技機
JPH11333068A (ja) パチンコゲーム機
JP4231324B2 (ja) パチンコ遊技機