JP2000050814A - 動物の排泄物の臭いを低減あるいは消去する方法、その方法に使用する配合剤およびその配合剤を含有する飼料、ペットフードあるいは食品 - Google Patents
動物の排泄物の臭いを低減あるいは消去する方法、その方法に使用する配合剤およびその配合剤を含有する飼料、ペットフードあるいは食品Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 糞尿など動物の排泄物の臭いをより根本的
に低減あるいは消去する方法であって、しかも比較的簡
単で、かつ経済的な方法を提供する。またその方法に用
いられる配合剤、およびその配合剤を含有する飼料、ペ
ットフードあるいは食品を提供する。 【解決手段】 ローズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒ
ー豆、ブドウの果皮、ブドウの種子、リンゴ、にんじん
の葉、茶の葉の各抽出物からなる群から選ばれる一種ま
たは二種以上の抽出物と、フェノール性化合物を酸化す
る酵素とを含有する配合剤を飼料、ペットフードあるい
は食物に配合させ、その飼料、ペットフードあるいは食
物を動物に食べさせる。
に低減あるいは消去する方法であって、しかも比較的簡
単で、かつ経済的な方法を提供する。またその方法に用
いられる配合剤、およびその配合剤を含有する飼料、ペ
ットフードあるいは食品を提供する。 【解決手段】 ローズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒ
ー豆、ブドウの果皮、ブドウの種子、リンゴ、にんじん
の葉、茶の葉の各抽出物からなる群から選ばれる一種ま
たは二種以上の抽出物と、フェノール性化合物を酸化す
る酵素とを含有する配合剤を飼料、ペットフードあるい
は食物に配合させ、その飼料、ペットフードあるいは食
物を動物に食べさせる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は糞尿など動物の排泄
物の臭いを低減あるいは消去する方法、その方法に用い
られる配合剤およびその配合剤を含有する飼料、ペット
フードあるいは食品に関する。
物の臭いを低減あるいは消去する方法、その方法に用い
られる配合剤およびその配合剤を含有する飼料、ペット
フードあるいは食品に関する。
【０００２】
【従来の技術】生物、とくに家畜やペットなどの排泄物
の臭いを軽減する方法として、消臭剤や防臭剤を利用す
る方法が古くから採用されていた。これらの方法は、家
畜やペットなどの排泄物自体に、あるいはその付近に消
臭剤や防臭剤を散布することにより排泄物の臭いを軽減
するものであり、一時的なものであって何ら根本的な解
決法ではない。家畜やペットなどの排泄物の臭いを軽減
するより根本的な解決法として、排泄物の臭い自体を軽
減する方法が提案されている。例えば、レモン油、オレ
ンジ油、ライム油、クローブ油、バニリンなどの香りを
有する化合物あるいは組成物を添加配合した飼料を家畜
やペットなどに食べさせる方法、あるいはゼオライトな
どの無機物や乳酸菌などの微生物を有する飼料を家畜や
ペットなどに食べさせる方法などが知られている。しか
しながら、これらの方法は一定の成果が得られているも
のの、消臭効果の点あるいは調製方法の困難性や経済的
な点で未だ改善される余地が残されている。
の臭いを軽減する方法として、消臭剤や防臭剤を利用す
る方法が古くから採用されていた。これらの方法は、家
畜やペットなどの排泄物自体に、あるいはその付近に消
臭剤や防臭剤を散布することにより排泄物の臭いを軽減
するものであり、一時的なものであって何ら根本的な解
決法ではない。家畜やペットなどの排泄物の臭いを軽減
するより根本的な解決法として、排泄物の臭い自体を軽
減する方法が提案されている。例えば、レモン油、オレ
ンジ油、ライム油、クローブ油、バニリンなどの香りを
有する化合物あるいは組成物を添加配合した飼料を家畜
やペットなどに食べさせる方法、あるいはゼオライトな
どの無機物や乳酸菌などの微生物を有する飼料を家畜や
ペットなどに食べさせる方法などが知られている。しか
しながら、これらの方法は一定の成果が得られているも
のの、消臭効果の点あるいは調製方法の困難性や経済的
な点で未だ改善される余地が残されている。
【０００３】さらに、地球上、とくに所謂先進国におい
てはますます長寿社会になり、老人の全人口に対する割
合が増す傾向にある。そして、病弱な老人、あるいは一
人では起きることができない寝たきり老人などが増え、
排泄物の世話を看護人に委ねる以外に方法がない老人が
増えるにつれて、ヒトの排泄物の臭いを低減あるいは消
去できるとしたら、これはすべての人にとって朗報とな
ろう。
てはますます長寿社会になり、老人の全人口に対する割
合が増す傾向にある。そして、病弱な老人、あるいは一
人では起きることができない寝たきり老人などが増え、
排泄物の世話を看護人に委ねる以外に方法がない老人が
増えるにつれて、ヒトの排泄物の臭いを低減あるいは消
去できるとしたら、これはすべての人にとって朗報とな
ろう。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、より消臭効果
が優れた方法であり、調製方法も比較的簡単でありしか
も経済も満足される消臭方法を提供することが本発明の
課題である。また、その方法を実施するために使用され
る配合剤を提供することも本発明の課題である。さら
に、その配合剤を含有する飼料、ペットフードあるいは
食品を提供することも本発明の課題である。
が優れた方法であり、調製方法も比較的簡単でありしか
も経済も満足される消臭方法を提供することが本発明の
課題である。また、その方法を実施するために使用され
る配合剤を提供することも本発明の課題である。さら
に、その配合剤を含有する飼料、ペットフードあるいは
食品を提供することも本発明の課題である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、各種ポリ
フェノール性化合物が消臭効果を有する点に着目し、鋭
意研究した結果、遂に本発明に到達した。
フェノール性化合物が消臭効果を有する点に着目し、鋭
意研究した結果、遂に本発明に到達した。
【０００６】即ち、本発明は、ローズマリー、ヒマワリ
種子、生コーヒー豆、ブドウの果皮、ブドウの種子、リ
ンゴ、ニンジンの葉、茶の葉の各抽出物からなる群から
選ばれる一種または二種以上の抽出物と、フェノール性
化合物を酸化する酵素とを含有する可食物を食すること
を特徴とする動物の排泄物の臭いを低減あるいは消去す
る方法、ローズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒー豆、
ブドウの果皮、ブドウの種子、リンゴ、ニンジンの葉、
茶の葉の各抽出物からなる群から選ばれる一種または二
種以上の抽出物と、フェノール性化合物を酸化する酵素
とを含有することを特徴とする配合剤、あるいは動物の
排泄物の臭いを軽減・消去することを可能とする配合
剤、その配合剤を含有することを特徴とする飼料、ペッ
トフードあるいは食品である。
種子、生コーヒー豆、ブドウの果皮、ブドウの種子、リ
ンゴ、ニンジンの葉、茶の葉の各抽出物からなる群から
選ばれる一種または二種以上の抽出物と、フェノール性
化合物を酸化する酵素とを含有する可食物を食すること
を特徴とする動物の排泄物の臭いを低減あるいは消去す
る方法、ローズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒー豆、
ブドウの果皮、ブドウの種子、リンゴ、ニンジンの葉、
茶の葉の各抽出物からなる群から選ばれる一種または二
種以上の抽出物と、フェノール性化合物を酸化する酵素
とを含有することを特徴とする配合剤、あるいは動物の
排泄物の臭いを軽減・消去することを可能とする配合
剤、その配合剤を含有することを特徴とする飼料、ペッ
トフードあるいは食品である。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳しく説明する。
動物の排泄物の臭いは下記に説明する配合剤を含有する
可食物を動物が食べることにより低減あるいは消去され
る。排泄物の臭いが低減あるいは消去される効果は極め
て著しいものである。本発明の配合剤を構成する一方の
成分は、ローズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒー豆、
ブドウの果皮、ブドウの種子、リンゴ、ニンジンの葉、
茶の葉の各抽出物からなる群から選ばれる一種または二
種以上の抽出物であり、フェノール化合物を多く含む植
物から得られる抽出物である。この抽出物を得る方法は
とくに制限されるものではないが、家畜やペットなど、
さらには老人などヒトに食べさせるものであることから
見て、食品として採用されうるような安全な方法である
ことが好ましい。具体的には、上記ローズマリー、ヒマ
ワリ種子、生コーヒー豆、ブドウの果皮、ブドウの種
子、リンゴ、ニンジンの葉、茶の葉から選ばれたもの
を、溶媒に接触させ、適宜時間経過後、溶媒を集めるこ
とにより得ることができる。溶媒に接触させる前に、ロ
ーズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒー豆、ブドウの果
皮、ブドウの種子、リンゴ、ニンジンの葉、茶の葉から
選ばれる植物を予め前処理しておくとより好ましい結果
が得られる。前処理法としては、例えば、乾燥処理をし
ておく方法あるいは乾燥された市販品を使用すること、
細かく裁断する方法などが挙げられる。
動物の排泄物の臭いは下記に説明する配合剤を含有する
可食物を動物が食べることにより低減あるいは消去され
る。排泄物の臭いが低減あるいは消去される効果は極め
て著しいものである。本発明の配合剤を構成する一方の
成分は、ローズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒー豆、
ブドウの果皮、ブドウの種子、リンゴ、ニンジンの葉、
茶の葉の各抽出物からなる群から選ばれる一種または二
種以上の抽出物であり、フェノール化合物を多く含む植
物から得られる抽出物である。この抽出物を得る方法は
とくに制限されるものではないが、家畜やペットなど、
さらには老人などヒトに食べさせるものであることから
見て、食品として採用されうるような安全な方法である
ことが好ましい。具体的には、上記ローズマリー、ヒマ
ワリ種子、生コーヒー豆、ブドウの果皮、ブドウの種
子、リンゴ、ニンジンの葉、茶の葉から選ばれたもの
を、溶媒に接触させ、適宜時間経過後、溶媒を集めるこ
とにより得ることができる。溶媒に接触させる前に、ロ
ーズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒー豆、ブドウの果
皮、ブドウの種子、リンゴ、ニンジンの葉、茶の葉から
選ばれる植物を予め前処理しておくとより好ましい結果
が得られる。前処理法としては、例えば、乾燥処理をし
ておく方法あるいは乾燥された市販品を使用すること、
細かく裁断する方法などが挙げられる。
【０００８】使用する溶媒は、水、アルコール、有機溶
媒などの一種あるいは二種以上の混合溶媒が好ましい。
具体的には、水、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、アセトン、ヘキサン、プロピレングリコール、含水
エタノール、含水プロピレングリコールなどを用いると
好ましい結果を得ることが出来る。
媒などの一種あるいは二種以上の混合溶媒が好ましい。
具体的には、水、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、アセトン、ヘキサン、プロピレングリコール、含水
エタノール、含水プロピレングリコールなどを用いると
好ましい結果を得ることが出来る。
【０００９】本発明の第一の成分である抽出物には、上
記方法で調製された抽出物を加工して得られる加工品も
含まれる。その加工品としては粉末、とくに乾燥処理粉
末が好ましい。また、抽出処理される前の植物自体も本
発明の第一の成分の範囲に属するものである。
記方法で調製された抽出物を加工して得られる加工品も
含まれる。その加工品としては粉末、とくに乾燥処理粉
末が好ましい。また、抽出処理される前の植物自体も本
発明の第一の成分の範囲に属するものである。
【００１０】本発明の配合剤のもう一つの成分はフェノ
ール性化合物を酸化する酵素あるいはその酵素を含むも
のであるである。とくに前記フェノール性化合物からキ
ノン構造を有する化合物に酸化させる作用を有する酵
素、あるいはこの作用と共にフェノール性水酸基をフェ
ノール性化合物に付加させ、キノンに酸化する作用を有
する酵素あるいはその酵素を含むものが好ましい。これ
らの作用を有する酵素であればどのような酵素でもよい
が、例えば、ポリフェノールオキシダーゼ、モノフェノ
ールオキシダーゼ、過酸化水素を生成するオキシダー
ゼ、パーオキシダーゼなどが有効である。さらに、ラッ
カーゼ、チロシナーゼ、グルコースオキシダーゼ、パー
オキシダーゼなどがより好ましい。
ール性化合物を酸化する酵素あるいはその酵素を含むも
のであるである。とくに前記フェノール性化合物からキ
ノン構造を有する化合物に酸化させる作用を有する酵
素、あるいはこの作用と共にフェノール性水酸基をフェ
ノール性化合物に付加させ、キノンに酸化する作用を有
する酵素あるいはその酵素を含むものが好ましい。これ
らの作用を有する酵素であればどのような酵素でもよい
が、例えば、ポリフェノールオキシダーゼ、モノフェノ
ールオキシダーゼ、過酸化水素を生成するオキシダー
ゼ、パーオキシダーゼなどが有効である。さらに、ラッ
カーゼ、チロシナーゼ、グルコースオキシダーゼ、パー
オキシダーゼなどがより好ましい。
【００１１】上記酵素あるいはその酵素を含むものは、
当該酵素を含む植物を原料とし、常法により処理するこ
とにより得ることができる。本発明では、それら調製物
をさらに加工したものでもよい。具体的には凍結乾燥処
理粉末が好ましいものとして例示できる。
当該酵素を含む植物を原料とし、常法により処理するこ
とにより得ることができる。本発明では、それら調製物
をさらに加工したものでもよい。具体的には凍結乾燥処
理粉末が好ましいものとして例示できる。
【００１２】上記酵素を含む植物としては、リンゴ、ナ
シ、ゴボウなどの野菜や果物が挙げられるがマッシュル
ームやイロガワリなどのハラタケ属やヤマドリタケ属な
どのきのこを用いることもできる。これらの植物は上記
酵素をとくに多量に含むものを選択して採用することが
有利である。
シ、ゴボウなどの野菜や果物が挙げられるがマッシュル
ームやイロガワリなどのハラタケ属やヤマドリタケ属な
どのきのこを用いることもできる。これらの植物は上記
酵素をとくに多量に含むものを選択して採用することが
有利である。
【００１３】本発明では上記第一成分と第二成分とを可
食物に配合し、その可食物を動物が食べることにより、
上記第一成分のフェノール化合物が第二成分内の酸素に
よって酸化されて反応性の高いキノン構造になり、それ
らがさらに悪臭物質と反応し、動物体内の悪臭物質が減
少し消臭効果を示すものと推測される。なお、本発明の
配合剤を動物が食べても、排泄物の臭いを低減あるいは
消去することができる。例えば、上記第一成分と第二成
分とに食べやすくするための添加剤、例えば、甘味料、
香料などを配合し、その配合物を食べることにより、排
泄物の臭いを低減あるいは消去することができる。この
配合物の形態は粉末状、錠剤など任意の形態をとりうる
ものである。可食物としては、動物が食べられるもので
あればどのようなものでもよく、所謂食物、飼料、ペッ
トフードなどが例示できる。動物の排泄物の臭いはとく
に蛋白質を摂取した場合に強くなるものであり、蛋白質
含量が高い食物と本発明の配合剤とを併用するとき、あ
るいは共に混ぜたうえで食べることにより、排泄物の臭
いを低減・消去することができる。また、動物として
は、犬、猫、小鳥などのペット、馬、牛、鶏、羊などの
家畜、若者や老人などのヒトなど、上記配合剤を食べる
ことが出来る動物であればとくに制限されるものではな
い。
食物に配合し、その可食物を動物が食べることにより、
上記第一成分のフェノール化合物が第二成分内の酸素に
よって酸化されて反応性の高いキノン構造になり、それ
らがさらに悪臭物質と反応し、動物体内の悪臭物質が減
少し消臭効果を示すものと推測される。なお、本発明の
配合剤を動物が食べても、排泄物の臭いを低減あるいは
消去することができる。例えば、上記第一成分と第二成
分とに食べやすくするための添加剤、例えば、甘味料、
香料などを配合し、その配合物を食べることにより、排
泄物の臭いを低減あるいは消去することができる。この
配合物の形態は粉末状、錠剤など任意の形態をとりうる
ものである。可食物としては、動物が食べられるもので
あればどのようなものでもよく、所謂食物、飼料、ペッ
トフードなどが例示できる。動物の排泄物の臭いはとく
に蛋白質を摂取した場合に強くなるものであり、蛋白質
含量が高い食物と本発明の配合剤とを併用するとき、あ
るいは共に混ぜたうえで食べることにより、排泄物の臭
いを低減・消去することができる。また、動物として
は、犬、猫、小鳥などのペット、馬、牛、鶏、羊などの
家畜、若者や老人などのヒトなど、上記配合剤を食べる
ことが出来る動物であればとくに制限されるものではな
い。
【００１４】上記第一成分と第二成分とを可食物に配合
する場合、第一成分と第二成分とを別々に可食物に配合
してもよいし、予め第一成分と第二成分とを混合し、必
要によりさらに処理を加え、ついで可食物に配合しても
よい。例えば、前記二成分の内の一方あるいは二成分の
混合物に、担体、安定剤、増量剤など常用の配合剤を添
加配合し、ついで可食物に配合してもよい。それら第一
成分と第二成分との配合比としては、第一成分を基にし
たときに第二成分は広く変えることができる。これは、
第一成分が主として臭いをもたらす物質と反応すること
が主とする作用であるのに対し、第二成分はその反応を
促進する作用が主であることと推測されるからである。
具体的には第一成分１に対して第二成分が０．０１〜１
０重量倍程度にしても臭いの軽減・消去作用を達成する
ことができる。また、第一成分の配合量は用いられる抽
出物にもよるが通常食品、飼料、ペットフードの量に対
して０．００１〜５０重量％、好ましくは０．０１〜３
０重量％程度である。
する場合、第一成分と第二成分とを別々に可食物に配合
してもよいし、予め第一成分と第二成分とを混合し、必
要によりさらに処理を加え、ついで可食物に配合しても
よい。例えば、前記二成分の内の一方あるいは二成分の
混合物に、担体、安定剤、増量剤など常用の配合剤を添
加配合し、ついで可食物に配合してもよい。それら第一
成分と第二成分との配合比としては、第一成分を基にし
たときに第二成分は広く変えることができる。これは、
第一成分が主として臭いをもたらす物質と反応すること
が主とする作用であるのに対し、第二成分はその反応を
促進する作用が主であることと推測されるからである。
具体的には第一成分１に対して第二成分が０．０１〜１
０重量倍程度にしても臭いの軽減・消去作用を達成する
ことができる。また、第一成分の配合量は用いられる抽
出物にもよるが通常食品、飼料、ペットフードの量に対
して０．００１〜５０重量％、好ましくは０．０１〜３
０重量％程度である。
【００１５】本発明の配合剤を含有する食物、飼料、ペ
ットフードなどを動物に食べさせる方法は特に制限され
るものではない。従来の方法と全く同じようにすること
が何かにつけて有利である。本発明の配合剤の消臭（臭
い低減）効果は極めて著しい。例えばヒトが高蛋白質含
有量の食物、例えばニンニクで味付けしたステーキを食
べたときには、翌日の朝のヒトの便はとくに臭いが強く
なることが経験的に知られているが、本発明の配合剤を
食物と共に食べた場合には、翌日の朝のヒトの便は臭い
がかなり減っていることが判った。例えば、ニンニク３
ｇ入りの牛そぼろ３００ｇをレタス巻きとして夕食に食
べた翌日の朝の便（Ｐ１未投与）と較べて、同じくニン
ニク３ｇと本発明の配合剤（表１ではＰ１と記載されて
いる）を１２ｇ加えた牛そぼろ３００ｇをレタス巻きと
して夕食に食べた場合の翌日の朝の便（Ｐ１投与）は、
表１からも明らかなように異臭物質の量が極端に減少す
ることが判明した。なお、異臭物質の測定法は実施例と
同様な方法によった。
ットフードなどを動物に食べさせる方法は特に制限され
るものではない。従来の方法と全く同じようにすること
が何かにつけて有利である。本発明の配合剤の消臭（臭
い低減）効果は極めて著しい。例えばヒトが高蛋白質含
有量の食物、例えばニンニクで味付けしたステーキを食
べたときには、翌日の朝のヒトの便はとくに臭いが強く
なることが経験的に知られているが、本発明の配合剤を
食物と共に食べた場合には、翌日の朝のヒトの便は臭い
がかなり減っていることが判った。例えば、ニンニク３
ｇ入りの牛そぼろ３００ｇをレタス巻きとして夕食に食
べた翌日の朝の便（Ｐ１未投与）と較べて、同じくニン
ニク３ｇと本発明の配合剤（表１ではＰ１と記載されて
いる）を１２ｇ加えた牛そぼろ３００ｇをレタス巻きと
して夕食に食べた場合の翌日の朝の便（Ｐ１投与）は、
表１からも明らかなように異臭物質の量が極端に減少す
ることが判明した。なお、異臭物質の測定法は実施例と
同様な方法によった。
【表１】
【００１６】さらに、本発明の配合剤を含有する飼料で
肉牛などの動物を育てると、肉の臭みが軽減され、より
一層美味しい肉を食べることが期待される。即ち、本発
明の配合剤を食べた動物体内の異臭の量は極めて減り、
動物の肉への臭いの影響が減ることが予測されるからで
ある。
肉牛などの動物を育てると、肉の臭みが軽減され、より
一層美味しい肉を食べることが期待される。即ち、本発
明の配合剤を食べた動物体内の異臭の量は極めて減り、
動物の肉への臭いの影響が減ることが予測されるからで
ある。
【００１７】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例１ ａ）生コーヒー豆抽出物の調製 生のコーヒー豆を軽くローストし（色差が５０）、粉砕
した（５ｍｍメッシュ）後、該粉砕物１ｋｇを水５Ｌに
浸し、８５−９５度で２時間接触させ、得られた抽出液
をスプレードライ法により粉体２００ｇを得た。 ｂ）配合剤の調製 上記調製された生コーヒー豆抽出物からの粉体１００ｇ
採取し、ゴボウ由来の粗酵素品１００ｇと混合し、配合
剤を得た。 ｃ）犬用餌（ペディグリーチャム ビーフ：マスターフ
ーズリミテッド製）３００ｇに上記消臭用配合剤を１．
５ｇ添加し良く混合した。 ｄ）ビーグル犬（４歳、メス）に予め上記犬用餌を１日
２回、３日間食べさせた後、ｃ）で調製した消臭用配合
剤を含有する餌３０１．５ｇを１日２回食べさせた。そ
の後に排泄した糞の異臭物質の量を測定した。その結果
を図１に示す。なお、異臭物質の量の測定法は下記のと
おりである。排泄した糞（約９０ｇ）を６Ｌ用プラスチ
ック製袋に入れ２５度Ｃ下にて保存し、図１記載の時間
に当該袋内のガスを検知管（ガステック（株）製）によ
り分析した。異臭物質の測定順序はＣＨ３ＳＨ，Ｈ
２Ｓ，ＮＨ３，Ｒ−ＮＨ２（ここでＲ−ＮＨ２はアミン
化合物を示す）とした。
説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例１ ａ）生コーヒー豆抽出物の調製 生のコーヒー豆を軽くローストし（色差が５０）、粉砕
した（５ｍｍメッシュ）後、該粉砕物１ｋｇを水５Ｌに
浸し、８５−９５度で２時間接触させ、得られた抽出液
をスプレードライ法により粉体２００ｇを得た。 ｂ）配合剤の調製 上記調製された生コーヒー豆抽出物からの粉体１００ｇ
採取し、ゴボウ由来の粗酵素品１００ｇと混合し、配合
剤を得た。 ｃ）犬用餌（ペディグリーチャム ビーフ：マスターフ
ーズリミテッド製）３００ｇに上記消臭用配合剤を１．
５ｇ添加し良く混合した。 ｄ）ビーグル犬（４歳、メス）に予め上記犬用餌を１日
２回、３日間食べさせた後、ｃ）で調製した消臭用配合
剤を含有する餌３０１．５ｇを１日２回食べさせた。そ
の後に排泄した糞の異臭物質の量を測定した。その結果
を図１に示す。なお、異臭物質の量の測定法は下記のと
おりである。排泄した糞（約９０ｇ）を６Ｌ用プラスチ
ック製袋に入れ２５度Ｃ下にて保存し、図１記載の時間
に当該袋内のガスを検知管（ガステック（株）製）によ
り分析した。異臭物質の測定順序はＣＨ３ＳＨ，Ｈ
２Ｓ，ＮＨ３，Ｒ−ＮＨ２（ここでＲ−ＮＨ２はアミン
化合物を示す）とした。
【図１】
【００１８】比較例１ 実施例１において、犬用餌を１日２回、３日間食べさせ
た後に排泄した糞の異臭物質の量を測定した。その結果
を図２に示す。
た後に排泄した糞の異臭物質の量を測定した。その結果
を図２に示す。
【図２】
【００１９】実施例２ 実施例１と同様な方法で配合剤を調製した。実施例１記
載の犬用餌を表１記載の犬に一日１回あるいは２回（表
２に記載）３日間食べさせた後（第一段階）、配合剤を
含有する餌を表２記載のとおり食べさせた。７日間食べ
させつづけ（第二段階）、その間の糞の臭いを官能的に
評価した。結果を表２に示す。評価法は下記のとおりで
ある。第一段階（第３日目）での糞の臭いを基準とし、
配合剤を含有する餌（第二段階）を与えた翌日を一日目
として、以降７日間の糞の臭い（排泄直後）を評価し
た。評価は「非常に強くなった」、「強くなった」、
「やや強くなった」、「変化なし」、「やや弱くなっ
た」、「弱くなった」、「非常に弱くなった」の７段階
で評価した。
載の犬用餌を表１記載の犬に一日１回あるいは２回（表
２に記載）３日間食べさせた後（第一段階）、配合剤を
含有する餌を表２記載のとおり食べさせた。７日間食べ
させつづけ（第二段階）、その間の糞の臭いを官能的に
評価した。結果を表２に示す。評価法は下記のとおりで
ある。第一段階（第３日目）での糞の臭いを基準とし、
配合剤を含有する餌（第二段階）を与えた翌日を一日目
として、以降７日間の糞の臭い（排泄直後）を評価し
た。評価は「非常に強くなった」、「強くなった」、
「やや強くなった」、「変化なし」、「やや弱くなっ
た」、「弱くなった」、「非常に弱くなった」の７段階
で評価した。
【表２】
【００２０】実施例３ ａ）茶抽出物の調製 煎茶１ｋｇを９０℃の熱水１０Ｌで１時間攪拌しながら
抽出し、茶の葉を濾別した後１Ｌまで濃縮した。これに
アセトン１Ｌ加えて攪拌し、生じた不溶物を遠心分離法
で除去した。上清液に酢酸エチル１Ｌ加えて攪拌し、３
０分間静置後酢酸エチルを集め減圧下に濃縮し、水層に
転換した後、凍結乾燥して、粉末９７ｇを得た。 ｂ）配合剤の調製 上記調製された茶の葉抽出物からの粉体５０ｇ採取し、
実施例１と同様に操作し、配合剤を得た。 ｃ）実施例１と同様に操作し、柴犬（１４歳オス）に犬
用餌を１日１回、３日間４００ｇ食べさせた後（第一段
階）、消臭用配合剤を含有する餌を表３記載のとおり食
べさせた。７日間食べさせつづけ（第二段階）、その間
の糞の臭いを官能的に評価した。結果を表３に示す。評
価法は実施例２と同様である。
抽出し、茶の葉を濾別した後１Ｌまで濃縮した。これに
アセトン１Ｌ加えて攪拌し、生じた不溶物を遠心分離法
で除去した。上清液に酢酸エチル１Ｌ加えて攪拌し、３
０分間静置後酢酸エチルを集め減圧下に濃縮し、水層に
転換した後、凍結乾燥して、粉末９７ｇを得た。 ｂ）配合剤の調製 上記調製された茶の葉抽出物からの粉体５０ｇ採取し、
実施例１と同様に操作し、配合剤を得た。 ｃ）実施例１と同様に操作し、柴犬（１４歳オス）に犬
用餌を１日１回、３日間４００ｇ食べさせた後（第一段
階）、消臭用配合剤を含有する餌を表３記載のとおり食
べさせた。７日間食べさせつづけ（第二段階）、その間
の糞の臭いを官能的に評価した。結果を表３に示す。評
価法は実施例２と同様である。
【表３】
【００２１】実施例４ 実施例１と同様な方法で配合剤を調製した。下記猫用餌
を表４記載の猫に表４記載のとおり３日間食べさせた後
（第一段階）、配合剤を含有する餌を表４記載のとおり
食べさせた。７日間食べさせつづけ（第二段階）、その
間の糞の臭いを官能的に評価した。結果を表４に示す。
評価法は実施例２と同様である。
を表４記載の猫に表４記載のとおり３日間食べさせた後
（第一段階）、配合剤を含有する餌を表４記載のとおり
食べさせた。７日間食べさせつづけ（第二段階）、その
間の糞の臭いを官能的に評価した。結果を表４に示す。
評価法は実施例２と同様である。
【表４】
【００２２】
【発明の効果】本発明で規定する配合剤を含む食物、飼
料、ペットフードなどを食べることにより動物の排泄物
の臭いを軽減・消去することができた。家畜あるいはペ
ット等を世話するヒトあるいは所謂寝たきり老人を看護
するヒト等にとってはとくにその排泄物の臭いに耐える
ことを要求されることがなくなり、極めて優れた効果を
もたらすものである。しかも、配合剤の調製方法も比較
的簡単であるばかりでなく、経済的にも安価であり、こ
の点からみても本発明は優れた効果を有するものであ
る。
料、ペットフードなどを食べることにより動物の排泄物
の臭いを軽減・消去することができた。家畜あるいはペ
ット等を世話するヒトあるいは所謂寝たきり老人を看護
するヒト等にとってはとくにその排泄物の臭いに耐える
ことを要求されることがなくなり、極めて優れた効果を
もたらすものである。しかも、配合剤の調製方法も比較
的簡単であるばかりでなく、経済的にも安価であり、こ
の点からみても本発明は優れた効果を有するものであ
る。
【図１】 図１は本願発明の配合剤を含有するペットフ
ードを食べた後の犬の糞の異臭物質の量を経時的に測定
した結果を示すものである。
ードを食べた後の犬の糞の異臭物質の量を経時的に測定
した結果を示すものである。
【図２】 図１は本願発明の配合剤を含有しないペット
フードを食べた後の犬の糞の異臭物質の量を経時的に測
定した結果を示すものである。
フードを食べた後の犬の糞の異臭物質の量を経時的に測
定した結果を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本山 裕光 神奈川県平塚市西八幡１丁目４番11号 高 砂香料工業株式会社総合研究所内 Ｆターム(参考） 2B005 AA05 AA06 2B150 AA01 AA02 AA06 AA20 AB12 BB03 CE17 CE25 DD31 DD42 DD44 DD57
Claims (6)
- 【請求項１】 ローズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒ
ー豆、ブドウの果皮、ブドウの種子、リンゴ、ニンジン
の葉、茶の葉の各抽出物からなる群から選ばれる一種ま
たは二種以上の抽出物と、フェノール性化合物を酸化す
る酵素とを含有する可食物を食することを特徴とする動
物の排泄物の臭いを低減あるいは消去する方法。 - 【請求項２】 ローズマリー、ヒマワリ種子、生コーヒ
ー豆、ブドウの果皮、ブドウの種子、リンゴ、ニンジン
の葉、茶の葉の各抽出物からなる群から選ばれる一種ま
たは二種以上の抽出物と、フェノール性化合物を酸化す
る酵素とを含有することを特徴とする配合剤。 - 【請求項３】 抽出物が、ローズマリー、ヒマワリ種
子、生コーヒー豆、ブドウの果皮、ブドウの種子、茶の
葉からの抽出物である請求項２記載の配合剤。 - 【請求項４】 請求項２記載の配合剤を含有することを
特徴とする飼料。 - 【請求項５】 請求項２記載の配合剤を含有することを
特徴とするペットフード。 - 【請求項６】 請求項２記載の配合剤を含有することを
特徴とする食品。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10253173A JP2000050814A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 動物の排泄物の臭いを低減あるいは消去する方法、その方法に使用する配合剤およびその配合剤を含有する飼料、ペットフードあるいは食品 |
| EP99306110A EP0979612B1 (en) | 1998-08-05 | 1999-08-02 | Method for reducing or eliminating the odor of animal excreta, ingredient to be used in the method and feeds, pet foods or foods containing the ingredient |
| DE69912897T DE69912897T2 (de) | 1998-08-05 | 1999-08-02 | Verfahren zur Verminderung oder Beseitigung des Geruches von Tierexkrementen, wirksamer Bestandteil für dieses Verfahren, und diesen wirksamen Bestandteil enthaltendes Futtermittel, Haustierfuttermittel und Nahrungsmittel |
| AT99306110T ATE254406T1 (de) | 1998-08-05 | 1999-08-02 | Verfahren zur verminderung oder beseitigung des geruches von tierexkrementen, wirksamer bestandteil für dieses verfahren, und diesen wirksamen bestandteil enthaltendes futtermittel, haustierfuttermittel und nahrungsmittel |
| DK99306110T DK0979612T3 (da) | 1998-08-05 | 1999-08-02 | Fremgangsmåde til reduktion eller fjernelse af lugten af dyreekskrementer, et tilsætningsstof til anvendelse i denne fremgangsmåde og fodermidler, kæledyrsfoder eller fødemidler indeholdende tilsætningsstoffet |
| US09/368,421 US6162470A (en) | 1998-08-05 | 1999-08-05 | Method for reducing or eliminating the odor of animal excreta, compounding ingredient to be used in the method and feeds, pet foods or foods containing the compounding ingredient |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10253173A JP2000050814A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 動物の排泄物の臭いを低減あるいは消去する方法、その方法に使用する配合剤およびその配合剤を含有する飼料、ペットフードあるいは食品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000050814A true JP2000050814A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=17247562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10253173A Pending JP2000050814A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 動物の排泄物の臭いを低減あるいは消去する方法、その方法に使用する配合剤およびその配合剤を含有する飼料、ペットフードあるいは食品 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6162470A (ja) |
| EP (1) | EP0979612B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000050814A (ja) |
| AT (1) | ATE254406T1 (ja) |
| DE (1) | DE69912897T2 (ja) |
| DK (1) | DK0979612T3 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6756405B2 (en) * | 2000-04-18 | 2004-06-29 | Natural Asa | Conjugated linoleic acid powder |
| JP2007512029A (ja) * | 2003-11-26 | 2007-05-17 | ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド | コンパニオン動物からの排出物の臭気を低減する方法 |
| JP2008289899A (ja) * | 2000-08-11 | 2008-12-04 | Takasago Internatl Corp | 消臭剤組成物およびその使用方法 |
| JP2013121968A (ja) * | 2000-08-29 | 2013-06-20 | Basf Beauty Care Solutions France Sas | 植物Ｃａｓｓｉａａｌａｔａの抽出物の使用 |
| CN109924363A (zh) * | 2017-12-18 | 2019-06-25 | 江苏鑫品茶业有限公司 | 一种含茶宠物狗粮及其制备方法 |
| WO2020032215A1 (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-13 | 高砂香料工業株式会社 | 消臭剤組成物 |
| WO2021038832A1 (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | 株式会社メニコン | 家畜用飼料効率改善剤、家畜用増体促進飼料、家畜の飼育方法、及びメタン発生抑制方法 |
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| AU2005317190A1 (en) * | 2004-12-16 | 2006-06-22 | Hill's Pet Nutrition, Inc. | Methods for enhancing the palatability of food compositions |
| US20080085338A1 (en) * | 2005-12-19 | 2008-04-10 | Krammer Stephanie J | Pet Food |
| US20100112136A1 (en) * | 2008-10-30 | 2010-05-06 | Susan Ruth Ward | Pet food composition comprising an antioxidant component |
| US20100112181A1 (en) * | 2008-10-30 | 2010-05-06 | Matthew Joel Taylor | Recovery of Antioxidants from Decaffeination Process |
| US20110142993A1 (en) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | Timothy Bowser | Method for Making Pet and Animal Comestibles |
| KR101991913B1 (ko) * | 2015-01-28 | 2019-06-24 | 한국생명공학연구원 | 천연추출물의 혼합물을 유효성분으로 포함하는 반려동물 뇨의 악취제거 기능을 갖는 음수제 및 사료용 조성물 |
| CN107647176A (zh) * | 2017-11-13 | 2018-02-02 | 四川创梦缘生态农业有限公司 | 一种营养全面的生态鸡饲料 |
| KR102318883B1 (ko) * | 2020-12-14 | 2021-10-29 | 주식회사 천연스토리 | 우엉추출물을 포함하는 우울증 개선용 반려동물 사료 제조방법 |
| CN113142386A (zh) * | 2021-05-11 | 2021-07-23 | 福建渔引生物科技有限公司 | 一种仿生狗粮及制备方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57206391A (en) * | 1981-06-12 | 1982-12-17 | Morinaga & Co Ltd | Preparation of flavonoid natural pigment by enzymic treatment |
| CA1245554A (en) * | 1983-06-13 | 1988-11-29 | Yoshihide Suwa | Method for inactivating the matagenicity of coffee and pharmaceutical composition therefor |
| JP2507602B2 (ja) * | 1989-06-15 | 1996-06-12 | 日鉱金属株式会社 | ペットフ−ド、ペットフ−ド用排泄物消臭剤およびペットの排泄物消臭方法 |
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| JP3562668B2 (ja) * | 1995-07-31 | 2004-09-08 | 高砂香料工業株式会社 | 消臭剤組成物 |
| WO1997045023A1 (fr) * | 1996-05-28 | 1997-12-04 | Toyo Hakko Co., Ltd. | Desodorisant vegetal pour matieres fecales et urine |
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-
1998
- 1998-08-05 JP JP10253173A patent/JP2000050814A/ja active Pending
-
1999
- 1999-08-02 DE DE69912897T patent/DE69912897T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-08-02 EP EP99306110A patent/EP0979612B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-08-02 DK DK99306110T patent/DK0979612T3/da active
- 1999-08-02 AT AT99306110T patent/ATE254406T1/de not_active IP Right Cessation
- 1999-08-05 US US09/368,421 patent/US6162470A/en not_active Expired - Lifetime
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| DK0979612T3 (da) | 2004-02-09 |
| US6162470A (en) | 2000-12-19 |
| EP0979612A1 (en) | 2000-02-16 |
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