JP2000049981A - 通信内容記録装置及び通信内容記録方法 - Google Patents

通信内容記録装置及び通信内容記録方法

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JP2000049981A
JP2000049981A JP10230023A JP23002398A JP2000049981A JP 2000049981 A JP2000049981 A JP 2000049981A JP 10230023 A JP10230023 A JP 10230023A JP 23002398 A JP23002398 A JP 23002398A JP 2000049981 A JP2000049981 A JP 2000049981A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ISDNなどのデジタル通信に対応した通信内
容記録装置がなかった。 【解決手段】ISDN回線の通信網を利用した通信シス
テムにおける通信端末装置間の通信内容を記録する通信
内容記録装置において、通信端末装置から送信される信
号を受信する端末側受信部と、通信網から送信される信
号を受信する網側受信手段と、通信端末装置と通信網間
で送信される情報チャンネルの通信内容の記録を行う情
報チャンネル処理部と、通信端末装置と通信網間で伝送
されるLAPDフレームのシーケンス番号によりLAP
Dフレームの連続性を検出するフレーム連続性検出部
と、LAPDフレームによる情報チャンネルの呼の確立
又は呼の解放のメッセージ及びシーケンス番号の連続性
に基づいて情報チャンネルの通信内容の記録開始又は記
録停止を制御するプロトコル監視部とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を利用し
て送信される音声データ等の通信内容を記録する通信内
容記録装置及び通信内容記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行、証券等の金融関係、通信販売など
のテレマーケッティング、あるいは、競馬等の公共事業
において、電話回線を利用して取引を行うことがある。
このような場合、通話内容を、取引内容の確認あるいは
証拠として記録しておくことが要求される。このため従
来より、通話の当事者に影響を与えることなく通話内容
を記録する通信内容記録装置が利用されている。
【0003】この種の通信内容記録装置では、既存の通
信システムの動作に影響を与えることなく通信内容を記
録するため、例えば特開平5−234247号公報に開
示されているように、電話回線上の信号レベルやオフフ
ック/オンフックを監視することで、通話記録の開始及
び停止を制御している。
【0004】ところで、近年のデジタル技術の発達によ
り、電話、データ等の異なったサービスを同一のデジタ
ル交換機とデジタルパスを用いて接続することが可能な
通信網としてISDN(Integrated Services Digital
Network)が普及しつつある。ISDNは、情報をデジ
タル化して伝送させるため、アナログ回線に比べ信号の
劣化が少なく、高速な通信が可能である。
【0005】ここで、ISDNについて簡単に説明す
る。ISDNは、呼制御情報などの制御情報を伝送する
信号チャンネル(Dチャンネル)と、ユーザ情報を伝送
する情報チャンネル(Bチャンネル)とを備えている。
ISDNのインターフェースとしては、1つのDチャン
ネルおよび2つのBチャンネルからなる基本インターフ
ェース(BRI:Basic Rate Interface)と、複数のB
チャンネルおよびDチャンネルからなる一次群速度イン
ターフェース(PRI:Primary Rate Interface)の2
種類がある。
【0006】また、ISDNのユーザ・網インターフェ
ース(Iインターフェース)では、通信端末装置とIS
DNとの接続条件について、レイヤ1〜レイヤ3を規定
している。レイヤ1〜レイヤ3は、ISOが定めた開放
型システム相互間接続(OSI:Open System Intercon
nection)の7レイヤモデルに準拠しており、通信網の
制御に関連する物理層、データリンク層、ネットワーク
層の低レイヤに基づいている。これにより、多種多様な
通信機器間での通信を可能にしている。
【0007】レイヤ1は、情報チャンネル及び信号チャ
ンネルに適用され、通信端末装置をデジタル回線終端装
置(DSU:Digital Service Unit)に接続するための
電気的・物理的条件を規定している。具体的には、配線
構成、フレーム構成、伝送路符号、信号チャンネルアク
セス制御、フレーム同期、電気的特性および給電条件等
を規定している。
【0008】レイヤ2は、通信端末装置およびISDN
間において、信号チャンネルを介して送受される情報の
転送を実現するための情報伝送の管理について規定して
いる。これは、LAPD(Link Access Procedure on t
he D-channel)と呼ばれる。レイヤ2にしたがって、通
信端末装置およびISDN間でリンクが確立することに
より、後述するレイヤ3上で情報チャンネルの呼を確立
することが可能となる。
【0009】具体的には、フレームフォーマット、フレ
ーム種別、情報伝送の手順および端末終端点識別子(T
EI:Terminal Endpoint Identifier)管理手順等を規
定している。フレームフォーマットには、レイヤ3の情
報の転送を行うための情報フレーム、情報フレームの送
達確認、再送要求等を行うための監視フレーム、モード
設定・切断および確認型情報転送等を行うための非番号
制フレームがある。
【0010】図6は、ISDNにおけるLAPDフレー
ムを説明するための模式図である。LAPDのプロトコ
ルを用いたフレームは、図6に示すように、フラグ(0
111110)により挟まれた中に、アドレス部、制御
部(シーケンス番号を含む)、情報部、フレームチェッ
クシーケンス部とを備えた構成となっている。
【0011】レイヤ3は、レイヤ2のリンクが確立した
のちに、通信端末装置間で伝送される情報チャンネル上
の情報について規定している。具体的には、情報フォー
マットの内容、回線交換呼の制御手段、パケット通信手
順等を規定している。レイヤ1及びレイヤ2により、I
SDN(デジタル通信網)と通信端末装置の間の回線接
続とリンクが確立し、レイヤ3により、ISDNを介し
て通信端末装置間の呼が確立する。
【0012】レイヤ3において、情報フレームにより、
呼制御を指示するメッセージなどが転送される。呼制御
を指示するメッセージには、呼を確立するための呼設
定、呼設定受付、呼出、応答および応答確認、呼を解放
するための切断、解放および解放完了などがある。
【0013】次に、ISDNで用いられるフレームフォ
ーマットについて説明する。情報フレームには、送信シ
ーケンス番号及び受信シーケンス番号が付される。これ
らのシーケンス番号は、送信したとき、又は、受信した
ときに、番号が1つずつ増加する。送信シーケンス番号
及び受信シーケンス番号は、「0」から「127」まで
の数値を繰り返して用いるモジュロ(mod)128
(例えば、0,1,2,…126,127,0,1,
2,…)である。例えば、最初に送信した情報フレーム
は、送信シーケンス番号が「0」であり、2番目に送信
した情報フレームは、送信シーケンス番号が「1」であ
る。このとき、受信側では、まだ情報フレームを受信し
ていない場合は受信シーケンス番号が「0」であり、情
報フレームを受信すると受信シーケンス番号が「1」と
なる。
【0014】監視フレームには、情報フレームが一定時
間発生しなかったときに、相手側に対して、受信したフ
レームの数(次に受信すべきフレームの送信シーケンス
番号)を通知する受信可(RR:Receive Ready)、受
信したフレームの送信シーケンス番号から、伝送エラー
等により受信できなかったフレームを検出し、受信でき
なかったフレームの送信シーケンス番号を用いて再度送
信するように通知するリジェクト(REJ:reject)等
のフレームがある。
【0015】非番号制フレームには、非同期平衡モード
設定(SAMBE:Set Asynchronous Balanced Mode E
xtended)、非番号制情報(UI:Unnumbered Informat
ion)、切断(DISC:Disconnect)、非番号制確認
(UA:Unnumbered Acknowledgement)等のフレームが
ある。
【0016】次に、ISDNを利用した従来の通信シス
テムについて説明する。図7は、ISDNを利用した従
来の通信システムの概略構成を示す模式図である。図7
に示するように、通信システム701において、通信端
末装置703は、インターフェースの役割を果たすDS
U704を介してISDN702に接続されている。D
SU704は、通信端末装置703とISDN702と
を物理的に接続するための制御を行う。
【0017】通信端末装置703は、受信部705、L
APD受信処理部706、送信部707、LAPD送信
処理部708、レイヤ3プロトコル処理部709、情報
チャンネル上のデータを処理する情報チャンネル処理部
710とを備えている。
【0018】受信部705は、DSU704を介してI
SDN702から送信されてくる情報(データ)を受信
する。そして、信号チャンネル上のデータをLAPD受
信処理部706に出力するとともに、情報チャンネル上
のデータを情報チャンネル処理部710に出力する。
【0019】LAPD受信処理部706は、信号チャン
ネル上のLAPDフレームから、フレームフォーマッ
ト、フレーム種別、情報伝送手順等を取得して、信号チ
ャンネルを介して送受される情報の管理を行う。
【0020】なお、LAPD受信処理部706は、LA
PDフレームのフレームチェックシーケンス部によりエ
ラー検出を行うとともに、受信したLAPDフレームの
送信シーケンス番号の連続性を監視することで、LAP
Dフレームの欠損検出を行っている。エラーが検出され
た場合、あるいは、欠損があった場合、LAPD送信処
理部708は、送信部707を介してISDN702に
再送要求のフレームを送信する。これにより、フレーム
送信側の通信端末装置703に、エラーが検出されたL
APDフレームあるいは欠損したLAPDフレームの再
送を要求する。
【0021】レイヤ3プロトコル処理部709は、自己
の通信端末装置703とISDN702との通信状態を
監視し、呼の確立や呼の解放等のメッセージに基づいて
ISDN702との通信を制御する。例えば、通信相手
に情報を送信する場合、制御情報を生成し、これを情報
チャンネル処理部710で生成した情報とともに送信す
るように、LAPD送信処理部708及び送信部707
を制御する。
【0022】このようなISDNを利用した通信システ
ム701では、通信端末装置703とISDN702と
の間にて、信号チャンネル上でメッセージのやり取りを
行い、情報チャンネルの呼の確立や呼の解放、あるい
は、情報チャンネルの選択などを行う。これらのメッセ
ージのやり取りに際してエラーが検出された場合には、
メッセージの再送によってエラーから復帰する。
【0023】図8は、ISDNを利用した従来の通信シ
ステムにおいて、通信端末装置がエラーフレームを受信
した際の処理動作を示すフローチャートである。図7に
おいて、ISDN702から通信端末装置703へ、ま
たは、通信端末装置703からISDN702へのデー
タ伝送にエラーが生じた場合、図8に示すフローチャー
トに基づいて処理される。
【0024】ISDN702から通信端末装置703へ
データ伝送を行う信号チャンネルの場合、まず、受信部
705がLAPDフレームを受信すると(S801)、
LAPD受信処理部706は、受信したLAPDフレー
ムがエラーフレームであるか否かを判断する(S80
2)。受信したLAPDフレームがエラーフレームでな
い場合は、このLAPDフレームの内容にしたがった処
理を行う(S803)。
【0025】一方、LAPDフレームがエラーフレーム
である場合は、エラーフレームを廃棄する(S80
4)。LAPD送信処理部708は、送信部707を介
して、ISDN702に再送要求のフレームを送信する
(S805)。LAPD受信処理部706は、エラーフ
レームを受信してから再送要求が送信される間に受信し
た情報を無視する。再送要求を受け取ったISDN70
2は、再送要求により指定された情報をLAPDフレー
ムとして再度送信する。
【0026】なお、前述したように、LAPD受信処理
部706は、受信したフレームの送信シーケンス番号の
連続性を監視することで、LAPDフレーム欠損を検出
している。そして、欠損があった場合、LAPD送信処
理部708は、エラーフレームの場合と同様に、再送要
求を送信する。通信端末装置703からISDN702
へデータ伝送を行う信号チャンネルの場合も、ISDN
702で同様の処理が行われる。
【0027】このような再送制御は、ITU−TS勧告
I.441(Q.921)で定められている。その他、
特開平5−183644号公報、特開平7−14317
4号公報、特開平9−200290号公報などに開示さ
れている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の通信
内容記録装置は、アナログ回線を介して行われる通話を
記録するものである。前述したISDNのように、回線
接続の設定などをプロトコルにより行っているデジタル
通信には対応していない。すなわち、回線上の信号レベ
ルやオフフック/オンフックを監視することで、通話記
録の開始及び停止を制御する従来の通信内容記録装置で
は、電話やデータ通信などの種々のサービスが行われる
デジタル通信において、音声データなどの通信データを
確実に記録するように制御することが困難である。
【0029】また、前述したように、ISDNでは、通
信端末装置間において、一方がエラーフレームを受信し
た場合、当該フレームを受信した通信端末装置が通信相
手に対して再送要求することにより、再度、通信相手か
らデータを送信してもらうことが可能である。これに対
し、通信内容記録装置は、前述したように、通話の当事
者に影響を与えないようにするため、通信網に対して送
信できないようにしてある。すなわち、通信網とのイン
ターフェースとしては、通信網から音声データなどの通
信データを受信するための受信部が設けられているのみ
である。
【0030】このため、通信を行っている通信端末装置
間では正常に通信を行っているが、当該通信端末装置間
の通信内容を記録する通信内容記録装置において、何ら
かの原因によりエラーフレームを受信してしまった場
合、このエラーフレームが記録開始あるいは記録終了を
示すフレームである場合は、通信データを正常に記録す
ることができないことが予測される。
【0031】したがって、本発明は、ISDNなどのデ
ジタル通信に対応した通信内容記録装置を提供すること
を目的としている。また、本発明は、エラーフレームを
受信した場合やフレームに欠落が生じた場合でも、通信
データを正常に記録することが可能なデジタル通信に対
応した通信内容記録装置を提供することを目的としてい
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】そのため本願の請求項1
記載の発明においては、ISDN(Integrated Service
s Digital Network)回線の通信網を利用した通信シス
テムにおける通信端末装置間の通信内容を記録する通信
内容記録装置において、通信端末装置から送信される信
号チャンネル及び情報チャンネルの信号を受信する端末
側受信部と、通信網から送信される信号チャンネルと情
報チャンネルの信号を受信する網側受信部と、情報チャ
ンネルの通信内容の記録を行う情報チャンネル処理部
と、信号チャンネル上で伝送されるLAPD(Link Acc
ess Procedure on the D-channel)フレームのシーケン
ス番号によりLAPDフレームの連続性を検出するフレ
ーム連続性検出部と、LAPDフレームによる情報チャ
ンネルの呼の確立又は呼の解放のメッセージ及びフレー
ム連続性検出部で検出したシーケンス番号の連続性に基
づいて情報チャンネルの通信内容の記録開始又は記録停
止を制御するプロトコル監視部と備え、プロトコル監視
部は、端末側受信部又は網側受信部が受信したLAPD
フレームの応答又は応答確認メッセージの呼番号の呼設
定が未完了で、且つ、呼番号の呼設定メッセージが受信
されていない場合又は呼番号の呼設定メッセージが受信
され音声呼設定が要求されている場合に、情報チャンネ
ルが確定していないときは、録音停止中で且つ呼設定完
了により確保されていない情報チャンネルの録音を開始
することを特徴としている。
【0033】また、本願の請求項2記載の発明は、請求
項1記載の通信内容記録装置において、プロトコル監視
部は、端末側受信部又は網側受信部が受信したLAPD
フレームの応答又は応答確認メッセージの呼番号の呼設
定が未完了で、且つ、呼番号の呼設定メッセージが受信
されていない場合または呼番号の呼設定メッセージが受
信され音声呼設定が要求されている場合に、情報チャン
ネルが確定しているときは、情報チャンネルの録音を開
始することを特徴としている。
【0034】また、本願の請求項3記載の発明は、IS
DN(Integrated Services Digital Network)回線の
通信網を利用した通信システムにおける通信端末装置間
の通信内容を記録する通信内容記録方法において、通信
端末装置から送信される信号チャンネル及び情報チャン
ネルの信号を受信する手段と、通信網から送信される信
号チャンネルと情報チャンネルの信号を受信する手段
と、情報チャンネルの通信内容の記録を行う手段と、信
号チャンネル上で伝送されるLAPD(Link Access Pr
ocedure on the D-channel)フレームのシーケンス番号
によるLAPDフレームの連続性を検出する手段と、L
APDフレームにより情報チャンネルの呼の確立又は呼
の解放のメッセージ及び受信したLAPDフレームのシ
ーケンス番号の連続性に基づいて情報チャンネルの通信
内容の記録開始又は記録停止を制御する手段とを備え、
情報チャンネルの通信内容の記録開始又は記録停止を制
御する手段は、受信したLAPDフレームの応答又は応
答確認メッセージの呼番号の呼設定が未完了で、且つ、
呼番号の呼設定メッセージが受信されていない場合また
は呼番号の呼設定メッセージが受信され音声呼設定がさ
れている場合に、情報チャンネルが確定していないとき
は、録音停止中で且つ呼設定完了により確保されていな
い情報チャンネルの録音を開始することを特徴としてい
る。
【0035】また、本願の請求項4記載の発明は、請求
項3記載の通信内容記録方法において、情報チャンネル
の通信内容の記録開始又は記録停止を制御する手段は、
受信したLAPDフレームの応答又は応答確認メッセー
ジの呼番号の呼設定が未完了で、且つ、呼番号の呼設定
メッセージが受信されていない場合または呼番号の呼設
定メッセージが受信され音声呼設定がされている場合
に、情報チャンネルが確定しているときは、情報チャン
ネルの録音を開始することを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の通信内容記録装
置の一実施例を備えた通信システムの概略構成を示す模
式図である。図1に示す通信システム101において、
ISDN(デジタル通信網)102には、DSU103
を介して通信端末装置104が接続されている。通信内
容記録装置105は、送信機能を持たず受信機能のみを
有し、DSU103と通信端末装置104との間に接続
され、ISDN102と通信端末装置104間で伝送さ
れる情報チャンネルの呼の確立や呼の解放のメッセージ
や情報を受信し、メッセージ等のデータに基づいて、I
SDN102を介して複数の通信端末装置104間で伝
送される通信内容をモニタし、記録媒体等に記録する。
【0037】ここで、本実施例では、ISDN102
に、2つの通信端末装置104が接続され、それら2つ
の通信端末装置104間での情報のやり取りについて説
明するが、それに限定されなず、そのような1対のチャ
ンネルが複数存在してもよい。また、2つの通信端末装
置104間で接続された1対のチャンネルが複数存在す
る場合でも、通信内容記録装置105は、それら複数チ
ャンネルの通信内容を監視して記録することが可能であ
る。
【0038】図1において、通信内容記録装置105
は、端末側受信部106、網側受信部107、第1フレ
ーム受信処理部108、第2フレーム受信処理部10
9、第1エラーチェック受信処理部110、第2エラー
チェック受信処理部111、プロトコル監視部112、
フレーム連続性検出部113、情報チャンネル処理部1
14を備えている。
【0039】端末側受信部106は、通信端末装置10
4からISDN102に送信された複数チャンネルのデ
ータを受信し、信号チャンネルのデータを第1フレーム
受信処理部108に出力し、情報チャンネルのデータを
情報チャンネル処理部114に出力する。また、網側受
信部107は、ISDN102から通信端末装置104
に送信された複数チャンネルのデータを受信し、信号チ
ャンネルのデータを第2フレーム受信処理部109に出
力し、情報チャンネルのデータを情報チャンネル処理部
114に出力する。
【0040】第1フレーム受信処理部108及び第2フ
レーム受信処理部109は、ISDN102又は通信端
末装置104から送信された信号チャンネル上のフラグ
を検出し、図6に示すようなLAPDフレームを出力す
る。
【0041】第1エラーチェック受信処理部110及び
第2エラーチェック受信処理部111は、LAPDフレ
ームに付加されているフレームチェックシーケンスによ
って、フレームエラーを検出し、エラーフレームを廃棄
する。
【0042】プロトコル監視部112は、フレームフォ
ーマット、フレーム種別、情報伝送手順等に基づいてメ
ッセージを抽出して、情報チャンネルの呼の確立又は呼
の解放のメッセージにより、ISDN102と通信端末
装置104との間の通信状態を監視し、ISDN102
から通信端末装置104に送信したメッセージ、又は、
通信端末装置104からISDN102に送信したメッ
セージに基づいて、通信内容の記録を制御する。
【0043】フレーム連続性検出部113は、LAPD
フレームに付加されている送信シーケンス番号、受信シ
ーケンス番号を用いてフレームの欠落を検出し、フレー
ム間の連続性を確認する。
【0044】情報チャンネル処理部114では、一定期
間データをバッファリングしてフレーム化し、プロトコ
ル監視部112からの検出結果に従って、フレームを記
録もしくは廃棄(消去)する。また、プロトコル監視部
112からの指示により、記録中の情報チャンネルの記
録したデータを廃棄(消去)する。
【0045】次に、図1に示す通信システムにおいて、
通信内容記録装置105が接続されている通信端末装置
104とISDN102との間でのレイヤ2のリンクの
確立から、レイヤ3の呼の確立、呼の解放、レイヤ2の
リンクの解放に至るシーケンス例について説明する。こ
こで、ISDN102と他の通信端末装置104の場合
も同様のシーケンスにより行われ、本実施例において
は、通信端末装置104とISDN102の間でのシー
ケンスについて説明する。
【0046】図2は、ISDNを利用した通信システム
におけるISDNと通信端末装置間でのレイヤ2のリン
クの確立からレイヤ2のリンクの解放に至るシーケンス
例を示す。図2において、ISDN102から通信端末
装置104に「SABME」フレームを送信すると、通
信端末装置104は、ISDN102に「UA」フレー
ムを送信する。このことにより、信号チャンネルにおけ
るレイヤ2のリンクが確立し、情報伝送が可能となる。
【0047】そして、ISDN102は、通信端末装置
104に呼設定メッセージ(SETUP)を送信する。
ここで、通信端末装置104は、情報フレーム等を受信
したことを、情報フレーム又は「RR」フレームでIS
DN102に通知する。本実施例では「RR」フレーム
をISDN102に送信する。図2において、以下の通
信端末装置104から送信する「RR」フレームの記載
を省略する。
【0048】次に、通信端末装置104は、ISDN1
02からの呼設定メッセージ(SETUP)を受信する
と、ISDN102に対して呼設定受付メッセージ(C
ALL PROCEEDING)を送信する。ここで、
ISDN102は、情報フレーム等を受信したことを、
通信端末装置104に情報フレーム又は「RR」フレー
ムを送信して通知する。本実施例では「RR」フレーム
を通信端末装置104に送信する。図2において、以下
のISDN102から送信する「RR」フレームの記載
を省略する。
【0049】通信端末装置104は、ISDN102に
対して呼設定受付メッセージ(CALL PROCEE
DING)を送信すると共に、情報チャンネルを接続す
るための呼び出し中であることを知らせる呼出メッセー
ジ(ALERTING)を、ISDN102に送信す
る。ISDN102が通信端末装置104からの呼設定
受付メッセージ(CALL PROCEEDING)を
受信することにより、ISDN102を介して通信端末
装置104間で情報チャンネルが設定される。通信端末
装置104は、呼び出しに応答したとき、ISDN10
2に対して応答メッセージ(CONNECT)を送信す
る。
【0050】ISDN102は、応答メーセッジ(CO
NNECT)を受信すると、通信端末装置104に対し
て応答確認メッセージ(CONNECT ACK)を送
信する。このことにより、該当する情報チャンネルの呼
が確立し、ISDN102を介して通信端末装置104
間で情報チャンネルでの情報の通信が可能となる。
【0051】このような情報フレームに伝送エラーが生
じた場合、例えば、通信端末装置104からISDN1
02に対して、送信シーケンス番号「4」、「5」、
「6」の情報フレームを送信し、送信シーケンス番号
「5」の情報フレームが伝送エラーにより、ISDN1
02に受信されなかった場合、ISDN102は、通信
端末装置104から送信された情報フレームの送信シー
ケンス番号から、受信されなかった情報フレームを検出
し、その情報フレームの再送を要求する「REJ」フレ
ームを通信端末装置104に送信する。通信端末装置1
04は「REJ」フレームを受信すると、要求されてい
る送信シーケンス番号の情報フレームをISDN102
に送信する。
【0052】通信を停止する場合、通信端末装置104
は、ISDN102に対して情報チャンネルの呼の解放
を要求する切断メッセージ(DISCONNECT)を
送信する。ISDN102が、切断メッセージ(DIS
CONNECT)を受信すると通信が停止し、ISDN
102は、通信端末装置104に対して情報チャンネル
を解放する解放メッセージ(RELEASE)を送信す
る。通信端末装置104は、解放メッセージ(RELE
ASE)を受信すると、ISDN102に対して解放完
了メッセージ(RELEASE COMPLETE)を
送信する。このことにより、レイヤ3上において情報チ
ャンネルの呼が解放される。
【0053】そして、呼が1つも存在しなくなると、I
SDN102は、「DISC」フレームを通信端末装置
104に対して送信すると、通信端末装置104は、I
SDN102に「UA」フレームを送信する。これによ
り、信号チャンネルにおけるレイヤ2のリンクが解放さ
れる。
【0054】以上のように、ISDN102を介して他
の通信端末装置104との間で送受されている信号チャ
ンネルのメッセージに基づいて、本実施例の通信内容記
録装置105は、ISDN102と通信端末装置104
との間の信号チャンネルを監視し、該当する情報チャン
ネルの情報(データ)の記録を開始する。例えば、図2
の場合は、情報チャンネルの呼を確立する時に、ISD
N102から通信端末装置104に対して送信される呼
設定メッセージ(SETUP)を受信し、それが音声通
信であるという情報を含んでいた場合には、通信端末装
置104からISDN102に対して送信する応答メッ
セージ(CONNECT)、又は、ISDN102から
通信端末装置104に対して送信される応答確認メッセ
ージ(CONNECT ACK)を受信した時に、該当
する情報チャンネルの情報(データ)の記録を開始す
る。
【0055】また、情報チャンネルの呼を解放する時
に、ISDN102から通信端末装置104に送信され
る切断メッセージ(DISCONNECT)、又は、通
信端末装置104からISDN102に送信される解放
メッセージ(RELEASE)、或いは、ISDN10
2から通信端末装置104に送信される解放完了メッセ
ージ(RELEASE COMPLETE)を受信した
時に、該当する情報チャンネルの情報(データ)の記録
を停止する。
【0056】ここで、本実施例の通信内容記録装置10
5が、信号チャンネル上でエラーフレームを受信した場
合、ISDN102と通信端末装置104との間でやり
とりされたフレームそのものがエラーフレームの場合
と、接続されている環境などの影響により通信内容記録
装置105に入力されたフレームだけがエラーフレーム
の場合がある。また、フレームを検出するフラグにエラ
ーが発生した場合には、フレームそのものが欠落してし
まう。
【0057】しかし、通信内容記録装置105は、受信
機能のみを有し、またISDN102と通信端末装置1
04との間の通信に影響を与えないようにするため、I
SDN102及び通信端末装置104に対して、送信機
能を持たない構成になっている。そのため、エラーフレ
ームを受信したり、フレームの欠落を検出した場合で
も、通信内容記録装置105から再送要求をすることが
できない。そのため、通信内容記録装置105に入力さ
れたフレームだけがエラーフレームである場合、又は、
フレームの欠落を検出した場合、更に、記録の開始や停
止にあたるメッセージにエラーが発生した場合には、正
常な記録制御ができない。
【0058】本実施例の通信内容記録装置105は、エ
ラーフレームの受信時に、図3に示すシーケンスに従っ
て処理を行う。図3は、本実施例の通信内容記録装置に
おける処理動作を示すフローチャートである。図3にお
いて、通信内容記録装置105は、プロトコル監視部1
12において、フレームの受信があると(S1)、その
フレームが非番号制フレームか否かを判断する(S
2)。非番号制フレームの場合は、次のフレームの受信
を待ち、非番号制フレームでない場合は、監視フレーム
かどうかを判断する(S3)。
【0059】監視フレームは、ISDN102と通信端
末装置104との間のレイヤ2のリンクが確立されてい
るかを確認するためのフレームであり、相手側からの送
信されたフレームを受信したことを示すRRフレーム、
受信したフレームのシーケンス番号が1つ前のフレーム
のシーケンス番号と連続していないときに、番号が抜け
たシーケンス番号のフレームを再度送信するように要求
するREJフレーム等がある。
【0060】受信したフレームが監視フレームである場
合、その監視フレームがREJフレームか否かを判断す
る(S4)。REJフレームの場合、ISDN102又
は通信端末装置104がエラーフレームを受信して再送
要求を行ったものと判断し、後述するフレーム連続性確
認処理(S5)で登録された欠陥フレームを解除し(S
6)、次のフレームの受信を待つ。
【0061】受信したフレームがREJフレームでない
場合(S4)、後述するフレーム連続性確認処理(S
5)における受信シーケンス番号の連続性に基づいて、
記録開始又は記録停止の制御を行う。
【0062】受信したフレームが、非番号制フレームで
なく(S2)、また、監視フレームでない場合(S
3)、レイヤ3のメッセージが含まれている情報フレー
ムと判断し、レイヤ3に基づく記録の制御を行うレイヤ
3処理を行う(S7)。
【0063】図4は、本実施例の通信内容記録装置にお
けるレイヤ3処理の動作を示すフローチャートである。
図4において、レイヤ3上での処理は、レイヤ3のメッ
セージに付されている呼番号によって管理し制御されて
いる。まず、図3において、受信したフレームが、非番
号制フレームでなく(S2)、また、監視フレームでな
い場合(S3)、レイヤ3のメッセージが含まれている
情報フレームと判断し、図4におけるフレームのメッセ
ージが呼設定受付メッセージか否かを確認する(S
8)。
【0064】図4において、受信したフレームが呼設定
受付メッセージの場合、その呼設定受付メッセージのフ
レームに該当する呼番号の呼設定メッセージがあるかを
確認する(S9)。受信した呼設定受付メッセージのフ
レームに該当する呼番号の呼設定メッセージがある場
合、それが音声通信の呼設定であるかを確認し(S1
0)、音声通信の呼設定である場合、該当呼番号の音声
呼設定を完了して(S11)、フレーム連続性確認処理
(S5)の処理を行う。音声通信以外の呼設定である場
合、該当呼番号の非音声呼設定を完了して(S12)、
フレーム連続性確認処理(S5)の処理を行う。
【0065】また、受信したフレームが呼設定受付メッ
セージのフレームに該当する呼番号の呼設定メッセージ
を受信していない場合(S9)、呼設定受付メッセージ
内に使用するチャンネルを示すチャンネル識別子が含ま
れているかを確認し(S13)、チャンネル識別子が含
まれる場合には、呼設定メッセージ欠落のため、音声又
は非音声を区別することができず、音声通信として呼設
定を完了する(S11)。チャンネル識別子が含まれな
い場合には、フレーム連続性確認処理(S5)の処理を
行う。
【0066】受信したフレームのメッセージが呼設定受
付メッセージでない場合(S8)、受信したフレームの
メッセージが応答または応答確認メッセージかどうかを
判断する(S14)。受信したフレームのメッセージが
応答または応答確認メッセージの場合、応答又は応答確
認メッセージに付されている呼番号の呼設定が完了して
いるか否かを判断する(S15)。
【0067】応答又は応答確認メッセージに付されてい
る呼番号の呼設定が完了している場合は、録音すべき情
報(B)チャンネルが確定しているため、該当する情報
(B)チャンネルに音声通信の呼設定がされているかを
判断する(S16)。呼設定において音声通信であるこ
とが通知されている場合、後述するフレーム連続性確認
処理(S5)における該当する情報(B)チャンネルが
フレームの不連続による録音中であるか否かを判断する
(S17)。
【0068】後述するフレーム連続性確認処理(S5)
における該当する情報(B)チャンネルがフレームの不
連続による録音中であった場合(S17)、それまでの
録音は不要なものとして廃棄する(S18)。そして、
該当Bチャンネルの録音を開始する(S19)。後述す
るフレーム連続性確認処理(S5)における該当する情
報(B)チャンネルがフレームの不連続による録音中で
ない場合(S17)は、該当Bチャンネルの録音を開始
する(S19)。
【0069】応答又は応答確認メッセージに付されてい
る呼番号の呼設定が完了し(S15)、該当する情報
(B)チャンネルに音声通信の呼設定がされていない場
合は、フレーム連続性確認処理を行う(S5)。
【0070】このようにすることで、応答又は応答確認
メッセージの両方が欠落した場合でも、レイヤ2に基づ
いて録音の開始を制御することができる。また、誤って
録音を開始した場合も、それまでの録音を廃棄して、正
規の録音を行うことができる。
【0071】また、受信したフレームが、呼設定メッセ
ージでなく(S8)、応答又は応答確認メッセージ(S
14)でない場合、切断、解放又は解放完了メッセージ
か否かを判断する(S20)。受信したフレームが切
断、解放又は解放完了メッセージの場合には、該当する
情報(B)チャンネルの録音を停止する(S21)。受
信したフレームが切断、解放又は解放完了メッセージで
ない場合には、フレーム連続性確認処理を行う(S
5)。
【0072】また、受信したフレームが応答または応答
確認メッセージであり(S14)、該当する呼番号の呼
設定が完了していない場合は(S15)、録音すべき情
報(B)チャンネルの特定ができない場合がある。そこ
で、応答または応答確認メッセージの該当呼番号の呼設
定メッセージが受信されているか否かを確認する(S2
2)。呼設定メッセージを受信している場合は、音声呼
設定がされているか否かを判断する(S23)。音声呼
設定がされていない場合は、フレーム連続性確認処理を
行う(S5)。
【0073】応答または応答確認メッセージの該当呼番
号の呼設定メッセージが受信され(S22)、音声呼設
定がされている場合は(S23)、情報(B)チャンネ
ルの変更が不可であるか否かを判断する(S24)。情
報チャンネルの変更ができる場合は、すなわち情報
(B)チャンネルを特定できない音声通信があることに
なるため、現在録音停止中で、且つ、呼設定完了により
確保されていない情報(B)チャンネルの録音を開始す
る(S25)。情報チャンネルの変更ができない場合
は、すなわち情報(B)チャンネルが確定しているた
め、該当する情報(B)チャンネルの録音を開始する
(S19)。
【0074】また、呼設定メッセージを受信していない
場合は(S22)、音声通信かデータ通信かを区別する
ことができず、情報(B)チャンネルの特定もできない
通信があると判断し、情報(B)チャンネルの変更が不
可であるか否かを判断する(S24)。情報チャンネル
の変更ができる場合、すなわち情報(B)チャンネルを
特定できない音声通信があることになるため、現在録音
停止中で、且つ、呼設定完了により確保されていない情
報(B)チャンネルの録音を開始する(S25)。情報
チャンネルの変更ができない場合、すなわち情報チャン
ネルが確定しているため、該当する情報(B)チャンネ
ルの録音を開始する(S19)。
【0075】このようにすることで、音声以外の呼設定
がなされている場合の録音を排除することができると共
に、呼設定メッセージが欠落し、音声通信かデータ通信
かの区別がつかない場合の、情報(B)チャンネルの録
音漏れを防止することができる。また、呼設定受付メッ
セージの欠落により、使用する情報(B)チャンネルの
特定ができないために生じる音声通信の録音漏れを防止
することができる。
【0076】ここまでの制御では、記録の開始時には、
応答または応答確認メッセージ、停止時には、切断、解
放または解放完了メッセージのうちのどれか一つのメッ
セージを受信しなければ、記録を制御することができな
い。そのため、これらのメッセージ全てが欠落してしま
った場合には、記録の開始または停止が正しく行われな
い。すなわち、図3において、受信したフレームが非番
号制フレームおよび監視フレームでなく、また、フレー
ムのメッセージが応答または応答確認メッセージ、或い
は、切断、解放または解放完了メッセージでない場合、
情報(B)チャンネルの記録開始又は記録停止が行われ
ない。
【0077】そこで、このような場合は、シーケンス番
号によるフレームの連続性を確認するフレーム連続性確
認処理(S5)を行うことで、記録を制御する。図5
は、本発明の通話内容記録装置におけるフレーム連続性
確認処理の処理動作を示すフローチャートである。ま
ず、受信したフレームの送信シーケンス番号の連続性を
確認する(S26)。受信したフレームの送信シーケン
ス番号が欠落している場合、すなわち、送信シーケンス
番号が「2」のフレームを受信した後に受信したフレー
ムの送信シーケンス番号が「4」の場合、送信シーケン
ス番号「3」のフレームを欠落フレームとして登録する
(S27)。
【0078】ここで登録された欠落フレームは、図3に
おいて、再送要求のときに用いられる監視フレームのR
EJフレームを受信した場合(S4)、REJフレーム
の受信シーケンス番号にしたがって登録されている欠落
フレームの登録を解除する(S6)。
【0079】受信したフレームの送信シーケンス番号が
連続している場合は(S26)、エラーフレームを受信
または欠落フレームを検出しているはずの側から送信さ
れた新たなフレームを受信したとき、受信したフレーム
の受信シーケンス番号から、欠落フレームとして登録し
たフレームが受信されているか確認する(S28)。
【0080】欠落フレームとして登録したフレームが受
信された場合には、応答待ちになっている情報(B)チ
ャンネルがあるか否かを判断し(S29)、応答待ちに
なっている情報(B)チャンネルがある場合、通信内容
記録装置105のみが、フレームエラーまたはフレーム
の欠落を検出したとして、該当する情報(B)チャンネ
ルの記録を開始し(S30)、全ての情報(B)チャン
ネルに対してフレームの欠落が発生していることを示す
フラグを立てる(S31)。また、応答待ちになってい
る情報(B)チャンネルがない場合は(S29)、全て
の情報(B)チャンネルに対してフレームの欠落が発生
していることを示すフラグを立てる(S31)。
【0081】エラーフレームを受信または欠落フレーム
を検出しているはずの側から送信された新たなフレーム
を受信し、受信した新たなフレームが、受信シーケンス
番号から判断して欠落フレームとして登録したフレーム
でない場合(S28)、その新たなフレームの受信シー
ケンス番号−1が、既に検出している送信シーケンス番
号を追い越しているかを判断する(S32)。
【0082】受信シーケンス番号−1が既に検出してい
る送信シーケンス番号より大きい場合、すなわち、受信
シーケンス番号−1が、既に検出している送信シーケン
ス番号を飛び越している場合、フレームの欠落が生じた
ものと判断し、S29〜S31の処理を行う。
【0083】S30において記録を開始した後に、図4
に示すように、新たに受信したフレームが、応答または
応答確認のメッセージのフレームの場合(S14)、フ
レームの欠落検出により開始した記録中か否かを判断し
(S17)、フレームの欠落検出により開始した記録中
の場合、その情報(B)チャンネルのそれまでの通話内
容を廃棄し(S18)、該当する情報(B)チャンネル
の記録を開始する(S19)。また、フレームの欠落検
出により開始した記録中でない場合は(S17)、該当
する情報(B)チャンネルの記録を開始する(S1
9)。
【0084】こうすることで、応答または応答確認メッ
セージの両方が欠落した場合でも、記録を開始すること
ができ、さらに、前述した判断により誤って記録を開始
した場合にも、それまでの記録を廃棄し、正規の記録を
行うことができる。
【0085】図5に示すフレーム連続性確認処理におい
て、送信シーケンス番号が連続し(S26)、登録され
ている欠落フレームでなく(S28)、新たなフレーム
の受信シーケンス番号−1が、既に検出している送信シ
ーケンス番号を追い越していない場合(S32)、欠落
フラグが立っている情報(B)チャンネルの情報フレー
ムか否かを判断する(S33)。
【0086】欠落フラグの立っている情報フレームを受
信した場合には、そのフレームのメッセージが呼設定受
付または呼出メッセージか否かを判断し(S34)、呼
設定受付または呼出メッセージの場合には、該当する情
報(B)チャンネルの記録を停止する(S35)。
【0087】欠落フラグの立っている情報フレームでな
い場合(S33)、または、呼設定受付または呼出メッ
セージでない場合(S34)、さらに、該当する情報
(B)チャンネルの記録を停止した場合(S35)、該
当する情報(B)チャンネルの欠落フラグをOFFとし
て(S36)、次のフレームの受信を待つ。
【0088】こうすることで、切断、解放または解放完
了メッセージのすべてが欠落した場合でも、呼の切れ目
を認識し、記録の制御を行うことができる。
【0089】以上のように、信号(D)チャンネル上で
やり取りされるLAPDフレームに付けられている送信
シーケンス番号により連続性を監視し、フレームの欠損
やエラーフレームの受信などにより、受信フレームの連
続性が途切れた場合には、通信にエラーがあるとして、
通信端末装置・通信網間のプロトコルで規定されている
再送手順が取られるかどうか監視する。
【0090】そして、欠落した情報フレームを受信した
側から、REJフレーム送信による再送手順が取られ
ず、しかも、監視フレームまたは情報フレームが送信さ
れ、このフレームに正常な受信手順が継続していること
を示すシーケンス番号が付加されている場合には、通信
内容記録装置のみがエラーを受信していると判断し、各
情報チャンネルの制御に次のフレームが受信されたと仮
定して、その時点で音声通信による呼設定受付を完了し
て、応答メッセージ待ちになっている情報チャンネルの
記録を開始することで、音声の通信内容の取り逃しを防
止することができる。
【0091】また、記録中の情報チャンネルに、呼設定
受付、呼出、切断、解放または解放完了メッセージが受
信された場合には、記録を停止することで無用な記録を
防止することができる。それと共に、切断、解放または
解放完了メッセージが受信できなかった場合でも、直前
の通話の記録の制御を、次の呼設定受付、呼出メッセー
ジのいずれかのフレームの受信により判断し、通話の切
れ目に基づいて記録を制御することができる。
【0092】また、LAPDフレームのフレームチェッ
クシーケンスでエラーが検出された場合には、フレーム
連続性検出部に通知せずにフレームを廃棄する。このこ
とにより、フレーム連続性検出処理は、フレームの欠損
とエラーフレームの受信時での処理を同一の手順で行う
ことができる。
【0093】また、フレームの不連続検出により、記録
を開始した情報チャンネルを制御する正常フレームを信
号チャンネル上で受信した場合には、正常フレームによ
る制御を行う。特に、応答または応答確認メッセージを
受信した場合には、先に記録したデータが無効である旨
を情報チャンネル処理部に通知し、情報チャンネル処理
部では、通知に基づきそれまでの記録データを廃棄し、
上記メッセージの受信時から再度記録を開始すること
で、無効データの記録を防止することができる。
【0094】通信内容記録装置のみがフレームの欠損ま
たはエラーフレームを受信した場合でも、同一の処理手
順によって、情報チャンネル上で通信されている音声デ
ータの記録を制御し、処理を継続することができる。
【0095】また、応答又は応答確認メッセージを受信
した場合で、且つ、応答又は応答確認メッセージを待っ
ている呼番号の呼設定が完了していない場合、該当する
呼番号の呼設定メッセージが受信されているかを確認
し、呼設定メッセージを受信しているとき、音声呼設定
であるか否かを確認する。さらに、情報(B)チャンネ
ルの変更が可能か否かを確認する。音声呼設定であり且
つ情報チャンネルの変更が可能な場合には、情報チャン
ネルを特定できない音声通信があるものとして、現在録
音停止中で、且つ、呼設定完了により確保されていない
情報チャンネルの録音を開始する。
【0096】また、呼設定メッセージすら受信されてい
ない場合には、音声通信かデータ通信かを区別すること
ができず、また、情報チャンネルの特定もできない通信
があるものとし、現在録音停止中で、且つ、呼設定完了
により確保されていない情報チャンネルの録音を開始す
る。
【0097】このようにすることで、呼設定メッセージ
が欠落し、音声通信かデータ通信かの区別がつかない場
合の音声データの録音の取り逃しを防止することができ
る。さらに、呼設定受付メッセージの欠落により、使用
する情報チャンネルの特定ができない音声データの録音
の取り逃しを防止することができる。
【0098】
【発明の効果】以上のように、監視している回線の対象
の通信が正常に行われ、通信内容記録装置のみが信号チ
ャンネル上で受信フレームにエラーを検出した場合で
も、情報チャンネル上でやり取りされる通信内容の記録
の制御を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信内容記録装置を備えた通信システ
ムの一実施例の概略構成を示す模式図である。
【図2】ISDNを利用した通信システムにおけるIS
DNと通信端末装置間でのレイヤ2のリンクの確立から
レイヤ2のリンクの解放に至るシーケンス例を示す。
【図3】本実施例の通信内容記録装置における処理動作
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の通話内容記録装置におけるレイヤ処理
の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の通話内容記録装置におけるフレーム連
続性確認処理の処理動作を示すフローチャートである。
【図6】ISDNにおけるLAPDフレームを説明する
ための模式図である。
【図7】従来のISDNを利用した通信システムの概略
構成を示す模式図である。
【図8】従来の端末装置においてエラーフレームを受信
した時の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101・・通信システム、102・・ISDN、103
・・DSU、104・・通信端末装置、105・・通信
内容記録装置、106・・端末側受信部、107・・網
側受信部、108・・第1フレーム受信処理部、109
・・第2フレーム受信処理部、110・・第1エラーチ
ェック受信処理部、111・・第2エラーチェック受信
処理部、112・・プロトコル監視部、113・・フレ
ーム連続性検出部、114・・情報チャンネル処理部7
01・・通信システム、702・・ISDN、703・
・通信端末装置、704・・DSU、705・・受信
部、706・・LAPD受信処理部、707・・送信
部、708・・LAPD送信処理部、709・・レイヤ
3プロトコル処理部、710・・情報チャンネル処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN(Integrated Services Digital
    Network)回線の通信網を利用した通信システムにおけ
    る通信端末装置間の通信内容を記録する通信内容記録装
    置において、前記通信端末装置から送信される信号チャ
    ンネル及び情報チャンネルの信号を受信する端末側受信
    部と、前記通信網から送信される信号チャンネルと情報
    チャンネルの信号を受信する網側受信部と、前記情報チ
    ャンネルの通信内容の記録を行う情報チャンネル処理部
    と、前記信号チャンネル上で伝送されるLAPD(Link
    Access Procedure on the D-channel)フレームのシー
    ケンス番号によりLAPDフレームの連続性を検出する
    フレーム連続性検出部と、前記LAPDフレームによる
    前記情報チャンネルの呼の確立又は呼の解放のメッセー
    ジ及び前記フレーム連続性検出部で検出した前記シーケ
    ンス番号の連続性に基づいて前記情報チャンネルの通信
    内容の記録開始又は記録停止を制御するプロトコル監視
    部と備え、前記プロトコル監視部は、前記端末側受信部
    又は前記網側受信部が受信した前記LAPDフレームの
    応答又は応答確認メッセージの呼番号の呼設定が未完了
    で、且つ、前記呼番号の呼設定メッセージが受信されて
    いない場合または前記呼番号の呼設定メッセージが受信
    され音声呼設定が要求されている場合に、前記情報チャ
    ンネルが確定していないときは録音停止中で且つ呼設定
    完了により確保されていない前記情報チャンネルの録音
    を開始することを特徴とする通信内容記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信内容記録装置におい
    て、前記プロトコル監視部は、前記端末側受信部又は前
    記網側受信部が受信した前記LAPDフレームの応答又
    は応答確認メッセージの呼番号の呼設定が未完了で、且
    つ、前記呼番号の呼設定メッセージが受信されていない
    場合または前記呼番号の呼設定メッセージが受信され音
    声呼設定が要求されている場合に、前記情報チャンネル
    が確定しているときは前記情報チャンネルの録音を開始
    することを特徴とする通信内容記録装置。
  3. 【請求項3】ISDN(Integrated Services Digital
    Network)回線の通信網を利用した通信システムにおけ
    る通信端末装置間の通信内容を記録する通信内容記録方
    法において、前記通信端末装置から送信される信号チャ
    ンネル及び情報チャンネルの信号を受信する手段と、前
    記通信網から送信される信号チャンネルと情報チャンネ
    ルの信号を受信する手段と、前記情報チャンネルの通信
    内容の記録を行う手段と、前記信号チャンネル上で伝送
    されるLAPD(Link Access Procedure on the D-cha
    nnel)フレームのシーケンス番号によるLAPDフレー
    ムの連続性を検出する手段と、前記LAPDフレームに
    より前記情報チャンネルの呼の確立又は呼の解放のメッ
    セージ及び受信したLAPDフレームのシーケンス番号
    の連続性に基づいて前記情報チャンネルの通信内容の記
    録開始又は記録停止を制御する手段とを備え、前記情報
    チャンネルの通信内容の記録開始又は記録停止を制御す
    る手段は、受信した前記LAPDフレームの応答又は応
    答確認メッセージの呼番号の呼設定が未完了で、且つ、
    前記呼番号の呼設定メッセージが受信されていない場合
    または前記呼番号の呼設定メッセージが受信され音声呼
    設定がされている場合に、前記情報チャンネルが確定し
    ていないときは録音停止中で且つ呼設定完了により確保
    されていない前記情報チャンネルの録音を開始すること
    を特徴とする通信内容記録方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の通信内容記録方法におい
    て、前記情報チャンネルの通信内容の記録開始又は記録
    停止を制御する手段は、受信した前記LAPDフレーム
    の応答又は応答確認メッセージの呼番号の呼設定が未完
    了で、且つ、前記呼番号の呼設定メッセージが受信され
    ていない場合または前記呼番号の呼設定メッセージが受
    信され音声呼設定がされている場合に、前記情報チャン
    ネルが確定しているときは前記情報チャンネルの録音を
    開始することを特徴とする通信内容記録方法。
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