JP2000049424A - プリント回路基板 - Google Patents

プリント回路基板

Info

Publication number
JP2000049424A
JP2000049424A JP10213973A JP21397398A JP2000049424A JP 2000049424 A JP2000049424 A JP 2000049424A JP 10213973 A JP10213973 A JP 10213973A JP 21397398 A JP21397398 A JP 21397398A JP 2000049424 A JP2000049424 A JP 2000049424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
mounting
mounting screw
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10213973A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Terajima
淳 寺島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10213973A priority Critical patent/JP2000049424A/ja
Publication of JP2000049424A publication Critical patent/JP2000049424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板の取り付けねじ係合部近傍における
銅箔パターンの断線を防止するとともに、該取り付けね
じ係合部近傍にも部品実装することを可能とし、信頼性
が高く、高密度実装が可能なプリント回路基板を提供す
る。 【解決手段】 取り付けねじ11が貫通する貫通孔をプ
リント回路基板に設け、取り付けねじ11の係合により
取り付け体10に圧着固定されるプリント回路基板にお
いて、前記取り付け体10に対し圧着対向する面側の開
口径をD2、取り付けねじ11頭部の径をdh、前記取
り付け体に対し非圧着対向する面側の開口径をD1とす
るとき、式(1) D2<dh<D1 …… (1) で表される関係が成り立つように貫通孔の開口径を異な
らしめることを特徴とするプリント回路基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント回路基板
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品を実装したプリント回路
基板を取付体に固定圧着するには、プリント回路基板に
貫通孔を設け、取付ねじを取付体に係合することにより
行われている。
【0003】図3は、従来の一般的なプリント回路基板
の構成を例示した図である。図4は、そのプリント回路
基板を取付体に取付ねじで係合した状態を示す図であ
る。
【0004】1は上層側の両面プリント回路基板であ
る。1aは、ガラス繊維にエポキシなどの樹脂を含浸さ
せた絶縁効果を有する基材である。1bは、基材1aの
上面側に貼付された銅箔であり、エッチングにより回路
パターンを形成している。1cは、基材1aの下面側に
貼付された銅箔であり、同じくエッチングにより回路パ
ターンを形成している。
【0005】同様に、2は下層側の両面プリント回路基
板である。2aは、ガラス繊維にエポキシなどの樹脂を
含浸させた絶縁性を有する基材である。2bは、基材2
aの上面側に貼付された銅箔であり、エッチングにより
回路パターンを形成している。2cは、基材2aの下面
側に貼付された銅箔であり、同じくエッチングにより回
路パターンを形成している。3は、絶縁性を有する接着
剤層であり、両面プリント回路基板1および2の間に設
けられ、2枚の両面プリント回路基板1および2を接着
固定し、積層している。
【0006】従って、上層側から順に、1bが第一層、
1cが第二層、2bが第三層、2cが第四層となってい
る。4は、ビアであり、第一層から第四層までを導通さ
せている。5は上層側のソルダーレジストであり、必要
な銅箔露出部を除き、塗布されている。6は、下層側の
ソルダーレジストであり、必要な銅箔露出部を除き、塗
布されている。以上の構成により四層の多層基板が形成
されている。7は、基板取付穴である。通常基板取付穴
7は、基板製造工程の最後に、外形加工によって開けら
れる。
【0007】次に図4を用い、部品を実装したプリント
回路基板を、取付体に取りつける場合について説明す
る。8は半導体パッケージ、8aは接続端子、8bはは
んだ接続部であり、銅箔1bと接続端子8aとが接続さ
れている。9はチップ部品、9aははんだ接続部であ
り、銅箔1bとチップ部品9とが接続されている。10
は取付体である。10aは取付ねじの係合のための下穴
である。11は取り付ねじである。取り付ねじ11は、
基板取付穴7を貫通し下穴10aと係合することによっ
て上述多層基板を取付体10に固定する。このとき、プ
リント回路基板は樹脂および接着剤で構成されているた
め、取付ねじを係合することにより変形し、取り付ねじ
11を締め付けていくことによって、同図に示すように
取付ねじ1の頭部がプリント回路基板に接する近傍部
分、すなわち取付ねじ係合部近傍ではプリント回路基板
が陥没してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4に示したように、
取付ねじ係合部近傍では取付ねじの締め付け力による変
形を生じ、取付ねじ係合部近傍の銅箔パターンが断線す
る原因になっていた。また、最上層の部品実装面におい
ては、取付ねじ係合部近傍に配置される実装部品は、そ
のはんだ接続部が剥がれてしまう原因にもなっていた。
そのため取付ねじG係合部近傍には、銅箔パターンも実
装部品も配置できないため、無駄なスペースを確保しな
ければならず、基板面積の大型化や高密度部品実装の弊
害になっていた。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、回路基
板の取付ねじ係合部近傍における銅箔パターンの断線を
防止するとともに、該取付ねじ係合部近傍にも部品実装
することを可能とし、信頼性が高く、高密度実装が可能
なプリント回路基板を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するための請求項1に記載した本発明は、取付ねじの係
合により、取付体に圧着固定されるプリント回路基板で
あって、該取付ねじ係合部は、取付ねじが貫通する貫通
孔を有し、前記プリント回路基板の厚さ方向で段階的に
開口径を異ならせ、該貫通孔は、前記プリント基板の前
記取付体と圧着対向する面側の開口径に対し、非圧着対
向面側の開口径をより広くなるようにしたことを特徴と
するものである。
【0011】蒸気課題を解決するための請求項2に記載
した本発明は、請求項1記載のプリント回路基板におい
て、前記貫通孔の開口形状は、前記取付体に対し、圧着
対向する面側の径をD2、前記取付体に対し、非圧着対
向面側の開口径をD1、取付ねじ頭部の径をdhとする
とき、式(1) D2<dh<D1 …… (1) で表される関係が成り立つことを特徴とするものであ
る。
【0012】上記構成において、前記回路基板は部品実
装面に対して取付ねじ係合部近傍における銅箔パターン
の断線を防止するとともに、該取付部近傍にも部品実装
することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1を用いて、本発明における一
実施形態を説明する。従来技術の説明と同一のものは同
一の番号で示している。
【0014】同図において、1は上層側の両面プリント
回路基板である。1aは、ガラス繊維にエポキシなどの
樹脂を含浸させた絶縁効果を有する基材である。1b
は、基材1aの上面側に貼付された銅箔であり、エッチ
ングにより回路パターンを形成している。1cは、基材
1aの下面側に貼付された銅箔であり、同じくエッチン
グにより回路パターンを形成している。12は両面プリ
ント回路基板1の取付ねじを係合するための貫通孔に設
けられた直径D1を有する開口部である。2は下層側の
両面プリント回路基板である。2aは、ガラス繊維にエ
ポキシなどの樹脂を含浸させた絶縁性を有する基材であ
る。2bは、基材2aの上面側に貼付された銅箔であ
り、エッチングにより回路パターンを形成している。2
cは、基材2aの下面側に貼付された銅箔であり、同じ
くエッチングにより回路パターンを形成している。
【0015】13は両面プリント回路基板2の取付ねじ
を係合するための貫通孔に設けられた直径D2を有する
開口部である。3は、絶縁性を有する接着剤層である。
プリント回路基板1および2はそれぞれの開口部12と
13の中心位置が一致するように接着剤層3を介して積
層されている。また配線層は、上層側から順に、1bが
第一層、1cが第二層、2bが第三層、2cが第四層と
なっている。4は、ビアであり、第一層から第四層まで
を導通させている。5は上層側の、ソルダーレジストで
あり、必要な銅箔露出部を除き、回路基板表面に塗布さ
れている。6は、下層側のソルダーレジストであり、必
要な銅箔露出部を除き、回路基板裏面に塗布されてい
る。以上の構成により四層の多層基板が形成されてい
る。
【0016】尚、両面プリント回路基板1に設けられて
いる開口部12は、両面プリント回路基板1および2が
積層される前に、あらかじめ開けられている。一方、両
面プリント回路基板2に設けられている開口部13の加
工は、両面プリント回路基板1および2が積層される前
であっても、後であっても構わない。開口部13の直径
D2は、開口部12の直径D1より大きく形成されてい
るため、取付ねじを係合するための貫通孔の開口形状は
階段状に形成されている。これら直径の異なる開口部1
2と開口部13とで取付ねじの係合部を形成している。
【0017】次に、図2を用い上述した回路基板を部品
実装後に、取付体に取りつける場合について説明する。
8は、半導体パッケージ、8aは接続端子、8bははん
だ接続部であり銅箔1bと接続端子8aとを接続してい
る。9はチップ部品、9aははんだ接続部であり銅箔1
bとチップ部品9とを接続している。10は取付体であ
る。10aは取付ねじを係合するためのねじ溝を刻んだ
下穴である。11は取り付ねじである。取り付ねじ11
の頭径はdhである。このとき、D2<dh<D1の関
係になっているため、取付体10に圧着対向する側、即
ち下層側の回路基板2のみに締め付け力が働くことにな
る。従って、取付体10に対する非圧着対向面側、即ち
最上層の部品実装面に対して、何ら変形や応力を生じさ
せないため、取付ねじ係合部に近接する範囲まで、配線
パターンを設けることができるだけでなく部品実装もで
きるようになる。
【0018】以上、2枚の両面プリント回路基板を積層
した4層の多層基板について説明したが、本発明は4層
以上のプリント回路基板を積層した多層基板についても
適用できることはいうまでもない。4層以上のプリント
回路基板を積層した多層基板においては、取付体と圧着
対向する面側となる下層側のプリント基板に取付ねじ胴
部が貫通する開口部(D2)を設け、それより上層、す
なわち非圧着対向面側のプリント基板には、取付ねじの
頭部より大きな径の開口部(D1)を設ければよい。
【0019】また、さらにプリント回路基板の層数が増
えても、取付ねじ係合部の開口径を下層(圧着対向面
側)から上層(非圧着対向面側)に向かって、順次、段
階的に大きく設定して行けばよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本出願における発
明によれば、取付ねじの係合により、取付体に圧着固定
されるプリント回路基板であって、該取付ねじ係合部
は、取付ねじが貫通する貫通孔を有し、前記プリント回
路基板の厚さ方向で段階的に開口径を異ならせ、該貫通
孔は、前記プリント回路基板の前記取付体と圧着対向す
る面側の開口径に対し、非圧着対向面側の開口径をより
広くなるようにしたことにより、部品実装面に対して取
付ねじの締め付け力による変形が生じないため、該取付
ねじ係合部に近接する範囲まで、配線パターンを設ける
ことができるだけでなく部品実装も可能なプリント回路
基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリント回路基板の構造を説明す
る断面図。
【図2】本発明によるプリント回路基板を取付た状態を
説明する断面図。
【図3】従来技術によるプリント回路基板の構造を説明
する断面図。
【図4】従来技術によるプリント回路基板を取付た状態
を説明する断面図。
【符号の説明】
1 上層側の両面プリント回路基板 2 下層側の両面プリント回路基板 3 接着剤層 10 取付体 11 取付ねじ 12 貫通孔開口部 13 貫通孔開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付ねじの係合により、取付体に圧着固
    定されるプリント回路基板であって、該取付ねじ係合部
    は、取付ねじが貫通する貫通孔を有し、前記プリント回
    路基板の厚さ方向で段階的に開口径を異ならせ、該貫通
    孔は、前記プリント回路基板の前記取付体と圧着対向す
    る面側の開口径に対し、非圧着対向面側の開口径をより
    広くなるようにしたことを特徴とするプリント回路基
    板。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔の開口形状は、前記取付体に
    対し、圧着対向する面側の径をD2、前記取付体に対
    し、非圧着対向面側の開口径をD1、取付ねじ頭部の径
    をdhとするとき、式(1) D2<dh<D1 …… (1) で表される関係が成り立つことを特徴とする請求項1に
    記載のプリント回路基板。
JP10213973A 1998-07-29 1998-07-29 プリント回路基板 Pending JP2000049424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10213973A JP2000049424A (ja) 1998-07-29 1998-07-29 プリント回路基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10213973A JP2000049424A (ja) 1998-07-29 1998-07-29 プリント回路基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000049424A true JP2000049424A (ja) 2000-02-18

Family

ID=16648140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10213973A Pending JP2000049424A (ja) 1998-07-29 1998-07-29 プリント回路基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000049424A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019362A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Sanyo Electric Co Ltd 回路モジュール
JP2006041410A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 回路モジュールおよび電子機器
JP2007067243A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Sony Corp 回路基板及び電子機器
JP2007295177A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Dainippon Printing Co Ltd 非接触データキャリア、非接触データキャリア用配線基板
JP5363308B2 (ja) * 2007-03-29 2013-12-11 富士通株式会社 半導体実装構造
JP2016201475A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 株式会社デンソー 電子装置
CN106535547A (zh) * 2016-12-07 2017-03-22 上海华章信息科技有限公司 一种线路板的安装结构

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019362A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Sanyo Electric Co Ltd 回路モジュール
JP4514530B2 (ja) * 2004-06-30 2010-07-28 三洋電機株式会社 精密機器に内蔵される回路モジュールおよび精密機器
JP2006041410A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 回路モジュールおよび電子機器
JP4636827B2 (ja) * 2004-07-30 2011-02-23 三洋電機株式会社 回路モジュール
JP2007067243A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Sony Corp 回路基板及び電子機器
JP2007295177A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Dainippon Printing Co Ltd 非接触データキャリア、非接触データキャリア用配線基板
JP5363308B2 (ja) * 2007-03-29 2013-12-11 富士通株式会社 半導体実装構造
JP2016201475A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 株式会社デンソー 電子装置
CN106535547A (zh) * 2016-12-07 2017-03-22 上海华章信息科技有限公司 一种线路板的安装结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7639473B2 (en) Circuit board structure with embedded electronic components
JP2701802B2 (ja) ベアチップ実装用プリント基板
US7679170B2 (en) Electronic apparatus with wiring plates fixed directly to columns to space wiring circuit from base
JP2000049424A (ja) プリント回路基板
JP6778598B2 (ja) 基板の製造方法及び基板
KR20050087563A (ko) 방열판이 장착된 인쇄회로기판과 이 회로기판을 이용한발광다이오드 패캐지 및 그 제조방법
JP3060020B2 (ja) 電子部品搭載装置の製造方法
US7135204B2 (en) Method of manufacturing a wiring board
US20220157674A1 (en) Substrate structure
JPH11251365A (ja) 電極群を有する部材の製造法
KR100328251B1 (ko) 패키지 기판
JP2623980B2 (ja) 半導体搭載用リード付き基板の製造法
JP2007059777A (ja) 多層プリント配線板及びその製造方法
JP2009021510A (ja) プリント基板及びその製造方法
JP2006066665A (ja) 配線基板
JP2022176765A (ja) 配線基板、電子装置および電子装置の製造方法
KR20090093673A (ko) 인쇄회로기판의 제조방법
JP2004342930A (ja) 非貫通導通穴を有する多層基板
JPH08316592A (ja) 回路基板及びその製造方法
JP2867272B2 (ja) プリント配線板及びその製造方法
JPH03255691A (ja) プリント配線板
JP2020087984A (ja) プリント配線板
JPH11145602A (ja) プリント配線基板
JPH06216539A (ja) プリント配線板及び半導体装置
JP2019186284A (ja) プリント配線板