JP2000048244A - 取引媒体処理システム及び取引媒体処理方法 - Google Patents

取引媒体処理システム及び取引媒体処理方法

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JP2000048244A
JP2000048244A JP21740498A JP21740498A JP2000048244A JP 2000048244 A JP2000048244 A JP 2000048244A JP 21740498 A JP21740498 A JP 21740498A JP 21740498 A JP21740498 A JP 21740498A JP 2000048244 A JP2000048244 A JP 2000048244A
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JP21740498A
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Etsushi Ota
悦史 太田
Takako Suzu
貴子 鈴
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現在のATM情報等に対する誤認識や表示と実
際のズレを防ぐと共に、操作性を向上させること。 【解決手段】本発明は、紙幣の入出力金を含む所定処理
を行う複数のATM3a乃至3cと、上記複数のATM
3a乃至3c間で取引媒体の受け渡しを行うキャリア6
と、上記ATM3a乃至3cの固有情報を監視し、全体
の制御を司る運用管理装置1と、上記キャリア6の処理
を制御を司り、所定操作が所定時間なされない場合にス
クリーンセーバを起動し、操作者による所定操作がなさ
れると、当該スクリーンセーバの起動を中止すると共
に、上記運用管理装置1に上記固有情報の送信を要求
し、当該固有情報に基づいてデータ更新を実行するキャ
リアコントローラ4とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の媒体処理装
置間で取引媒体を受け渡す取引媒体処理システム及び取
引媒体処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば金融機関等においては、顧
客に対して現金の支払い、振込等を自動的に行う自動取
引装置(以下、ATMと称する)が広く普及し、その設
置台数も増加の一途をたどっている。また、ATMと共
に、現金を自動的に処理する入出金装置、現金出納整理
装置等が汎用されている。上記ATMは、その使用状況
に応じて現金の補充や回収が必要であり、従来、この補
充及び回収作業は人手によって行われていた。従って、
多数のATMが設置されている場合、このような現金の
補充および回収作業は大変な労力を必要としていた。
【0003】そこで、近年、複数のATMと、各ATM
に対して紙幣、硬貨等を人手によらず、自動的に補充及
び回収するキャリアと、当該キャリアを制御するキャリ
アコントローラとを有する取引媒体処理システムが提案
されている。
【0004】上記キャリアコントローラは、上記キャリ
アの動作制御を主に行うものであるが、コーナー全体の
稼働状態や在高状況等といった「ATM情報」を表示す
る機能も有していた。しかし、このキャリアコントロー
ラは、次に示すような理由からATM情報をリアルタイ
ムに更新することはしていなかった。
【0005】即ち、第1に、事務所に設置してある運用
管理装置においてATM情報をリアルタイムで表示して
いるからである。第2に、キャリアコントローラは、A
TMコーナーの後方に配置されており、通常の運用に於
いて係員による操作はそれ程頻繁に行われないからであ
る。第3に、キャリアコントローラでATM情報をリア
ルタイムで更新する場合には、運用管理装置若しくはA
TMに、そのデータを送信するための負荷がかかるが、
キャリアコントローラについての係員作業は少ないの
で、上記負荷に見合う程の有効性がないからである。
【0006】以上の理由より、係員がキャリアコントロ
ーラにてATM情報を見る場合には、キー操作により運
用管理装置にデータ送信を要求し、当該運用管理装置か
らの最新データを受信し、所定の表示データを更新して
いた。また、キャリアコントローラのディスプレイは、
焼き付け防止の為に、係員がキャリアコントローラに対
して操作を行わない時には電源を切っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係員が
キャリアコントローラの画面操作で上記したATM情報
等を確認する場合には、表示データがリアルタイムで変
化していないので、必ずデータを更新するための所定の
操作を行わなければならなかった。
【0008】また、係員がキャリアコントローラに対す
る画面操作で最初に見る画面は、通常は予め定められて
いるが、前回の操作で最後に表示した画面によっては、
表示切り換えを行う必要があり、無用の労力がかかって
いた。
【0009】さらに、キャリアコントローラで画面表示
をリアルタイムで変化させる場合には、運用管理装置若
しくはATMに、そのATM情報等のデータを送信する
ための負荷がかかるといった問題があった。
【0010】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、係員がキャリアコントロ
ーラに対して画面操作を行う際には表示内容をリアルタ
イムに更新することにで、現在のATM情報等に対する
誤認識や表示と実際のズレを防ぐと共に、操作性を向上
させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、複数の媒体処理手段の間
で取引媒体の受け渡しを実行する取引媒体処理システム
において、上記媒体処理手段の固有情報を監視し、全体
の制御を司る運用管理手段と、この運用管理手段に接続
され、所定操作が所定時間なされない場合には省電力で
の動作状態とし、操作者による所定操作がなされると、
通常電力での動作状態とすると共に、上記運用管理手段
に上記固有情報の送信を要求し、当該固有情報に基づい
てデータ更新を実行する媒体受渡制御手段とを有するこ
とを特徴とする取引媒体処理システムが提供される。
【0012】第2の態様では、複数の媒体処理手段の間
で取引媒体の受け渡しを実行する取引媒体処理システム
において、上記取引媒体の入出力を含む所定処理を行う
複数の媒体処理手段と、上記複数の媒体処理手段間で取
引媒体の受け渡しを行う媒体受渡手段と、上記媒体処理
手段の固有情報を監視し、全体の制御を司る運用管理手
段と、上記媒体受渡手段の処理を制御を司り、所定操作
が所定時間なされない場合にスクリーンセーバを動作
し、操作者による所定操作がなされると、当該スクリー
ンセーバの動作を中止すると共に、上記運用管理手段に
上記固有情報の送信を要求し、当該固有情報に基づいて
データ更新を実行する媒体受渡制御手段と、を有するこ
とを特徴とする取引媒体処理システムが提供される。
【0013】第3の態様では、上記第2の態様におい
て、上記媒体受渡制御手段は、上記データ更新をした
後、所定時間経過毎に上記運用管理手段に上記固有情報
の送信を要求し、当該固有情報に基づくデータ更新を繰
り返すことを特徴とする取引媒体処理システムが提供さ
れる。
【0014】第4の態様では、上記第2及び第3の態様
において、上記媒体受渡制御手段は、上記更新したデー
タの内容を随時表示する表示手段を更に有することを特
徴とする取引媒体処理システムが提供される。
【0015】第5の態様では、複数の媒体処理手段の間
で取引媒体の受け渡しを実行する取引媒体処理システム
において、上記取引媒体の入出力を含む所定処理を行う
複数の媒体処理手段と、上記複数の媒体処理手段間で取
引媒体の受け渡しを行う媒体受渡手段と、上記媒体処理
手段の固有情報を監視し、全体の制御を司る運用管理手
段と、上記媒体受渡手段の処理を制御を司り、所定操作
が所定時間なされない場合にスクリーンセーバを動作
し、上記媒体処理手段に障害が発生した場合には、当該
スクリーンセーバの動作を中止し、上記障害に係る所定
の表示を行う媒体受渡制御手段とを有することを特徴と
する取引媒体処理システムが提供される。
【0016】第6の態様では、複数の媒体処理装置の間
で取引媒体の受け渡しを実行する取引媒体処理方法にお
いて、上記媒体処理装置の固有情報を監視し、全体の制
御を司るステップと、所定操作が所定時間なされない場
合には省電力での動作状態とし、操作者による所定操作
がなされると、通常電力での動作状態とすると共に、上
記固有情報に基づいてデータ更新を実行するステップと
を有することを特徴とする取引媒体処理方法が提供され
る。
【0017】第7の態様では、複数の媒体処理装置の間
で取引媒体の受け渡しを実行する取引媒体処理方法にお
いて、上記取引媒体の入出力を含む所定処理を行うステ
ップと、上記複数の媒体処理装置間で取引媒体の受け渡
しを行うステップと、上記媒体処理装置の固有情報を監
視し、全体の制御を司るステップと、所定操作が所定時
間なされない場合にスクリーンセーバを動作し、操作者
による所定操作がなされると、当該スクリーンセーバの
動作を中止すると共に、上記固有情報に基づいてデータ
更新を実行するステップとを有することを特徴とする取
引媒体処理方法が提供される。
【0018】第8の態様では、上記第7の態様におい
て、上記データ更新をした後、所定時間経過毎に上記固
有情報の送信を要求し、当該固有情報に基づくデータ更
新を繰り返すことを特徴とする取引媒体処理方法が提供
される。
【0019】第9の態様では、上記第7又は第8の態様
において、上記更新したデータの内容を随時表示するこ
とを特徴とする取引媒体処理方法が提供される。第10
の態様では、複数の媒体処理装置の間で取引媒体の受け
渡しを実行する取引媒体処理方法において、上記取引媒
体の入出力を含む所定処理を行うステップと、上記複数
の媒体処理装置の間で取引媒体の受け渡しを行うステッ
プと、上記媒体処理装置の固有情報を監視し、全体の制
御を司るステップと、所定操作が所定時間なされない場
合にスクリーンセーバを動作し、上記媒体処理装置に障
害が発生した場合には、当該スクリーンセーバの動作を
中止し、上記障害に係る所定の表示を行うステップとを
有することを特徴とする取引媒体処理方法が提供され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】先ず、図2乃至図4を参照して、
実施の形態に係る取引媒体処理システムの前提となる技
術を詳細に説明する。尚、図2は、取引媒体処理システ
ムとして金融機関の営業所に設置された現金処理システ
ム全体構成を概略的に示している。図3は、上記現金処
理システムにおけるATM部分と受渡し装置とを拡大し
て示している。図4は、上記現金処理システム全体の構
成を概略的に示している。
【0021】上記営業所は、例えば4台の自動取引装置
(以下、ATMと称する)10a,10b,10c,1
0dが設置されて無人で取引が可能なキャッシュコーナ
ー120、営業時間中に利用者に対して接客が行われる
ロビー122、ロビー122に対面して設けられたテラ
ーカウンタ124、係員の仕事を後方で支援する後方事
務エリア126、ATMの背面側に設けられ係員が作業
を行う機械室128、更に、図示しない金庫等で構成さ
れている。キャッシュコーナー120とロビー122と
を繋ぐ通路には、営業時間が終了すると閉じられるシャ
ッタ123が設けられている。このような営業所の構造
は、建物の大きさや部屋の形によってそれぞれ異なって
いる。
【0022】各部門には、取引媒体としての現金を取り
扱う種々の現金処理装置が配置されている。これらの現
金処理装置としては、キャッシュコーナー120に設置
された上述の4台のATM10a,10b,10c,1
0d、テラーカウンタ124に設けられた窓口入出金器
130、後方事務エリア126に設置された現金出納整
理機132が用いられている。そして、現金処理システ
ムは、これらの現金処理装置、およびこれらの現金処理
装置に対し現金、特に、紙幣を補充及び回収する現金受
渡し装置12を備えて構成されている。
【0023】図3に示すように、ATM10aはほぼ矩
形箱状の本体14を備え、キャッシュコーナー120側
に位置した本体の前面には、利用者に対面する接客パネ
ル15が設けられている。本体14内には、利用者に対
して紙幣を入出金するための紙幣取扱装置22、図示し
ない硬貨取扱装置等が配設されている。これらの紙幣取
扱装置22および硬貨取扱装置は、この発明における現
金収納部を構成している。また、機械室128側に位置
した本体14の後面には、紙幣取扱装置22のカセット
装填部23に対向した挿通口24が形成され、この挿通
口24は上下に開く扉26によって開閉される。
【0024】尚、他のATM10b,10c,10dも
上述のATM10aと同様に構成されている。そして、
これらのATM10a乃至10dは、その後面が平行に
揃った状態で、営業所の床面25上に並んで設置されて
いる。また、窓口入出金器130および現金出納整理機
132もそれぞれ図示しない現金収納部及びこれに連通
する挿入口を備えて構成されている。
【0025】さらに、図4に示すように、4台のATM
10a乃至10d、窓口入出金器130、および現金出
納整理機132は、それぞれLANアダプタ27を介し
てローカルエリアネットワーク(LAN)28に接続さ
れている。また、LAN28には、各ATM10a乃至
10d、窓口入出金器130、及び現金出納整理機13
2を監視する運用管理端末としてパーソナルコンピュー
タ等のサーバー30が接続されている。そして、このサ
ーバー30には、各ATM10a乃至10d、窓口入出
金器130、及び現金出納整理機132から送られた動
作状態、例えば障害発生状況や、取扱媒体としての紙幣
や硬貨の残量等がLAN28を介して随時報告されるこ
ととなる。
【0026】一方、図3及び図4に示すように、現金処
理システムは、LAN28を介してサーバ30に接続さ
れたキャリアステーション32と、キャリアステーショ
ン32からの指令に従い、営業所の床面25上を建物の
壁面、ATM10a乃至10dの後面、窓口入出金器1
30の後面、現金出納整理機132の前面、後方事務エ
リア126に置かれたデスク側面等の対象面に沿って自
走し現金受渡し装置12として機能する移動台車からな
るカセットキャリア34とを備えている。
【0027】キャリアステーション32は、サーバー3
0との間で情報及び指令の連絡を行うCPU33、現金
処理システム全体の配置、つまり、レイアウトを入力可
能なモニタ35、種々のデータを入力するためのキーボ
ード等を有する入力部31、サーバー30からLAN2
8を介して送られた指令や入力部31によって入力され
たデータを格納する第1格納手段としてのメモリ39を
備えている。入力されたデータはコンバータ36によっ
て無線信号に変換され、無線モデム37、アンテナ38
を介してカセットキャリア34へ送信される。カセット
キャリア34は、キャリアステーション32からの指令
に従って所定の現金処理装置と対向する位置まで自走
し、この現金処理装置に対して現金の受渡しを行う。上
述したキャリアステーション34は、サーバ30と共に
主制御部を構成している。
【0028】以下、上記前提事項をふまえて、一実施の
形態を説明する。図1は、一実施の形態に係る取引媒体
処理システムの概略構成図である。この取引媒体処理シ
ステムは、全体の制御を司る運用管理装置1と、複数の
ATM3a乃至3c・・、キャリアコントローラ4及び
ステーション5が図示の如くローカル・エリア・ネット
ワーク(LAN ;Local Area Network )を介して相互
に通信自在に接続されている。さらに、上記キャリアコ
ントローラ4は、無線通信によりキャリア6を制御可能
となっている。尚、ここでは、本発明に関係のある機器
のみを示し、他の要素については図示を省略している。
【0029】一般に、例えば銀行等の支店には、現金を
預出金するための複数のATM3a乃至3c・・が配置
されており、上記運用管理装置1は、これらのATM3
a乃至3cの在高や稼働状況を監視し、必要に応じて画
面表示や警告音によって係員に必要な処理を知らしめる
機能を有している。
【0030】ここで、例えばコーナーに配置された1台
のATMの在高が不足気味となった場合を想定する。こ
の場合、運用管理装置1は、紙幣に余裕のある他のAT
Mを検索し、キャリアコントローラ4に指示を出す。キ
ャリアコントローラ4は、この指示を受けると、キャリ
ア6を制御して余剰気味のATMから余剰分の紙幣を回
収し、不足気味のATMに補充し、これによって不足気
味のATMが紙幣不足によって取引不可になることを防
止する。以下、このようにキャリアを介してATM間で
紙幣を融通することを「融通動作」と称する。
【0031】上記キャリアコントローラ4の主な機能
は、運用管理装置1から融通動作指示を受信した場合、
キャリア6を制御して動作対象となるATM3a乃至3
c間で紙幣を融通することであるが、他にもコーナーに
設置してあるATMの稼働状態や在高状況の表示機能が
ある。このATM情報の表示に関しては、運用管理装置
1でも行っているが、運用管理装置1ではATM3a乃
至3cから電文を受信する度にデータ内容を更新し、リ
アルタイムに表示を行っている。一方、キャリアコント
ローラ4は、ATM情報を更新する際には、運用管理装
置1にそのデータを要求し、受信したデータによって表
示を更新している。
【0032】ここで、図5に示されるように、上記キャ
リアコントローラ4では、ディスプレイ焼き付け防止の
為にスクリーンセーバーをかけており、係員7による画
面操作が一定時間行われない時には画面表示はスクリー
ンセーバーとなる。このとき、ディスプレイ自体もパワ
ーセービングモードなり、画面表示は行わない。
【0033】ここで、係員がATM3a乃至3cに対し
て補充処理を行う為に、ATMコーナーの後方に来たと
する。このとき係員は、キャリアコントローラ4で「A
TM情報」画面の表示内容から、どのATMにどれだけ
補充/回収処理を行うべきかを把握し、適切な処理を行
う。キャリアコントローラ4の画面は、係員の操作が行
われるまでスクリーンセーバーがかかっており、ディス
プレイもパワーセービングモードになっているので、係
員は画面を表示させる為にマウス等の操作部材を動かす
か、どれかキーを押す必要がある。この動作によって、
省電力モード及びスクリーンセーバーが解除される。
【0034】以下、図6を参照して、係員によりキャリ
アコントローラ4が利用されている時の処理例を詳細に
説明する。係員7によりマウス操作又はキー入力がなさ
れると、オペレーティングシステム(以下、OSと称す
る)は、スクリーンセーバを解除する(#1)。上記O
S上で起動されているスクリーンセーバ監視プログラム
8は、上記スクリーンセーバの解除を検知し(#2)、
解除通知をアプリケーション9に伝える。この解除通知
を受けると、アプリケーション9は、運用管理装置1よ
り最新データ(ATM情報等)を受信し、データ更新を
実行し、任意の画面に表示を切り換える(#3)。ま
た、一定間隔毎に運用管理装置1に最新データを要求
し、データ更新を実行する(#4)。以上の一連の処理
により、係員7が処理を行い、スクリーンセーバーを解
除した際には、最新のデータが表示されることになる。
【0035】尚、係員7がキャリアコントローラ4で最
初に見る画面が、運用等である程度決まっている場合に
は、上記アプリケーション9がスクリーンセーバ監視プ
ログラム8からの解除通知を受信したタイミングで、同
時にその画面への表示切替処理を行えば、前回の操作で
いかなる画面であったとしても、次の操作時には自動的
に目的とする画面に表示切替が行われることとなる。
【0036】一方、OSにより操作が中止されてから一
定時間経過が計時されると、スクリーンセーバが表示さ
れる(#5)。スクリーンセーバ監視プログラム8は、
この表示開始を検知すると(#6)、スクリーンセーバ
ーが表示されたことをアプリケーション9に通知する
(以降、これを「表示通知」とする)。この表示通知を
受けると、アプリケーション9は、スクリーンセーバ表
示中においては、画面表示に関する処理を中止すること
になる(#7)。
【0037】このように、キャリアコントローラ4は、
ATM3a乃至3cのデータをリアルタイムに直接受信
・表示するのではなく、運用管理装置1に最新データの
要求を出し、その応答によってデータを受信し、表示を
行っている。
【0038】従来は、キャリアコントローラ4上で任意
のキーを押下することによって、上記処理を行い、最新
データの表示を行っていたが、本発明によれば、係員が
暫く放置してあったキャリアコントローラ4に対して操
作を開始した場合、スクリーンセーバが解除されること
を起因として最新データを表示するので、無用の操作を
省くことができる。また、係員7が操作を行っている間
は、一定間隔で画面データが最新のものに更新されるの
で、係員7の操作中にのみリアルタイム表示を行うこと
ができる。また、操作中で無い場合は、表示に関する処
理を行わないので、無駄を省くことができる。
【0039】次に図7を参照して、自動機(ATM)に
おいて障害が発生した時の処理例を詳細に説明する。係
員7が特に処理を行っていない場合には、スクリーンセ
ーバが表示されているか、パワーセービングモードの
下、何ら画面表示を行わないが、自動機にて障害が発生
すると(#11)、アプリケーション9が上記自動機の
障害を自動で検知し(#12)、所定の障害画面表示処
理を実行し(#13)、スクリーンセーバ監視プログラ
ム8に対して、解除要求を行う。
【0040】スクリーンセーバ監視プログラム8は、上
記スクリーンセーバの解除要求を受信すると(#1
4)、OSに対して解除指示を行う。OSは、この解除
指示を受けると、スクリーンセーバを解除し(#1
5)、これにより係員7は、障害画面の表示内容を確認
することができる(#16)。このとき、ビープ音のな
どを組み合わせれば、一層係員に注意を喚起できる。
【0041】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を
逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは
勿論である。例えば、上記実施の形態では、スクリーン
セーバー監視プログラムとアプリを別プロセスとし、こ
の間の通信にはウィンドウメッセージを用いているが、
プログラム構成についてはこれに限定されない。
【0042】以上説明したように、本発明によれば、ス
クリーンセーバの表示/解除を監視することで、係員が
PCを利用している期間を把握することができる。この
ことにより、次の効果を得ることができる。
【0043】即ち、第1に、係員がキャリアコントロー
ラを操作を開始したとき、データ更新のための特別の操
作を行うことなく、迅速に最新のATM情報などをリア
ルタイムで表示可能とすることができる。
【0044】第2に、前回の操作でどの画面を表示して
いても、スクリーンセーバ解除時には係員が通常表示す
る画面に表示が自動的に切り替わっているので、係員の
作業効率を高めることができる。
【0045】第3に、係員がキャリアコントローラに対
して操作中は、表示情報をリアルタイムに更新すること
ができ、係員はデータの更新の為に特にキー入力を必要
としないので、操作性及び機能性の向上を図ることがで
きる。
【0046】しかも、係員が操作を行っていない時に
は、これらの機能は作動しないので、無駄な処理を省く
ことができ処理効率を高めることができ、また、システ
ム全体としての負荷軽減に寄与するほか、キャリアコン
トローラののハードディスクの消耗や電力消費を抑える
ことが可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
係員がキャリアコントローラに対して画面操作を行う際
には表示内容をリアルタイムに更新することにで、現在
のATM情報等に対する誤認識や表示と実際のズレを防
ぐと共に、操作性を向上させる取引媒体処理システム及
び取引媒体処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る取引媒体処理シス
テムの概略構成図である。
【図2】取引媒体処理システムとして金融機関の営業所
に設置された現金処理システム全体構成を概略的に示す
図である。
【図3】現金処理システムにおけるATM部分と受渡し
装置との拡大図である。
【図4】現金処理システム全体の構成を概略的に示す図
である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る取引媒体処理シス
テムの動作を示す図である。
【図6】実施の形態に係る取引媒体処理システムにおい
て、係員によりキャリアコントローラが利用されている
ときの処理例を示す図である。
【図7】実施の形態に係る取引媒体処理システムにおい
て、自動機にて障害が発生した場合の処理例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 運用管理装置 2 LAN 3 ATM 4 キャリアコントローラ 5 ステーション 6 キャリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 AA01 AA08 BA07 BA09 BA18 CA02 CA04 CA05 CA07 CA16 CB05 FH07 FJ10 FL06 5B055 BB03 BB04 EE27 GG01 GG15 GG17 NA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の媒体処理手段の間で取引媒体の受
    け渡しを実行する取引媒体処理システムにおいて、 上記媒体処理手段の固有情報を監視し、全体の制御を司
    る運用管理手段と、 この運用管理手段と接続され、所定操作が所定時間なさ
    れない場合には省電力での動作状態とし、操作者による
    所定操作がなされると、通常電力での動作状態とすると
    共に、上記運用管理手段に上記固有情報の送信を要求
    し、当該固有情報に基づいてデータ更新を実行する媒体
    受渡制御手段と、を有することを特徴とする取引媒体処
    理システム。
  2. 【請求項2】 複数の媒体処理手段の間で取引媒体の受
    け渡しを実行する取引媒体処理システムにおいて、 上記取引媒体の入出力を含む所定処理を行う複数の媒体
    処理手段と、 上記複数の媒体処理手段間で取引媒体の受け渡しを行う
    媒体受渡手段と、 上記媒体処理手段の固有情報を監視し、全体の制御を司
    る運用管理手段と、上記媒体受渡手段の処理を制御を司
    り、所定操作が所定時間なされない場合にスクリーンセ
    ーバを動作し、操作者による所定操作がなされると、当
    該スクリーンセーバの動作を中止すると共に、上記運用
    管理手段に上記固有情報の送信を要求し、当該固有情報
    に基づいてデータ更新を実行する媒体受渡制御手段と、
    を有することを特徴とする取引媒体処理システム。
  3. 【請求項3】 上記媒体受渡制御手段は、上記データ更
    新をした後、所定時間経過毎に上記運用管理手段に上記
    固有情報の送信を要求し、当該固有情報に基づくデータ
    更新を繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の取引
    媒体処理システム。
  4. 【請求項4】 上記媒体受渡制御手段は、上記更新した
    データの内容を随時表示する表示手段を更に有すること
    を特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の
    取引媒体処理システム。
  5. 【請求項5】 複数の媒体処理手段の間で取引媒体の受
    け渡しを実行する取引媒体処理システムにおいて、 上記取引媒体の入出力を含む所定処理を行う複数の媒体
    処理手段と、 上記複数の媒体処理手段間で取引媒体の受け渡しを行う
    媒体受渡手段と、 上記媒体処理手段の固有情報を監視し、全体の制御を司
    る運用管理手段と、 上記媒体受渡手段の処理を制御を司り、所定操作が所定
    時間なされない場合にスクリーンセーバを動作し、上記
    媒体処理手段に障害が発生した場合には、当該スクリー
    ンセーバの動作を中止し、上記障害に係る所定の表示を
    行う媒体受渡制御手段と、を有することを特徴とする取
    引媒体処理システム。
  6. 【請求項6】 複数の媒体処理装置の間で取引媒体の受
    け渡しを実行する取引媒体処理方法において、 上記媒体処理装置の固有情報を監視し、全体の制御を司
    るステップと、 所定操作が所定時間なされない場合には省電力での動作
    状態とし、操作者による所定操作がなされると、通常電
    力での動作状態とすると共に、上記固有情報に基づいて
    データ更新を実行するステップと、を有することを特徴
    とする取引媒体処理方法。
  7. 【請求項7】 複数の媒体処理装置の間で取引媒体の受
    け渡しを実行する取引媒体処理方法において、 上記取引媒体の入出力を含む所定処理を行うステップ
    と、 上記複数の媒体処理装置間で取引媒体の受け渡しを行う
    ステップと、 上記媒体処理装置の固有情報を監視し、全体の制御を司
    るステップと、 所定操作が所定時間なされない場合にスクリーンセーバ
    を動作し、操作者による所定操作がなされると、当該ス
    クリーンセーバの動作を中止すると共に、上記固有情報
    に基づいてデータ更新を実行するステップと、 を有することを特徴とする取引媒体処理方法。
  8. 【請求項8】 上記データ更新をした後、所定時間経過
    毎に上記固有情報の送信を要求し、当該固有情報に基づ
    くデータ更新を繰り返すことを特徴とする請求項7に記
    載の取引媒体処理方法。
  9. 【請求項9】 上記更新したデータの内容を随時表示す
    ることを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれかに
    記載の取引媒体処理方法。
  10. 【請求項10】 複数の媒体処理装置の間で取引媒体の
    受け渡しを実行する取引媒体処理方法において、 上記取引媒体の入出力を含む所定処理を行うステップ
    と、 上記複数の媒体処理装置の間で取引媒体の受け渡しを行
    うステップと、 上記媒体処理装置の固有情報を監視し、全体の制御を司
    るステップと、 所定操作が所定時間なされない場合にスクリーンセーバ
    を動作し、上記媒体処理装置に障害が発生した場合に
    は、当該スクリーンセーバの動作を中止し、上記障害に
    係る所定の表示を行うステップと、を有することを特徴
    とする取引媒体処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005352808A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Oki Electric Ind Co Ltd 現金取引装置および現金取引システム

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