JP2000048186A - 画像処理システム及びその制御方法、及び画像処理装置、及び記録媒体 - Google Patents

画像処理システム及びその制御方法、及び画像処理装置、及び記録媒体

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JP2000048186A
JP2000048186A JP10218174A JP21817498A JP2000048186A JP 2000048186 A JP2000048186 A JP 2000048186A JP 10218174 A JP10218174 A JP 10218174A JP 21817498 A JP21817498 A JP 21817498A JP 2000048186 A JP2000048186 A JP 2000048186A
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processing system
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Yoichi Yamagishi
洋一 山岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアルバスにより複数の画像処理装置を接
続した画像処理システムにおいては、同期転送を保証す
るチャネル数が限られているため、画像データの同期転
送に必要なチャネル数が確保できず、適切な画像処理が
できない場合があった。 【解決手段】 シリアルバス上で同期転送を行なうため
のチャネルをステップS113において獲得し、必要数が獲
得できなかったとステップS114で判断されれば、ステッ
プS118及びS119において転送先装置の動作モードを、獲
得したチャネル数により十分な同期転送が可能となるよ
うに変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理システム及
びその制御方法、及び画像処理装置に関し、例えば、シ
リアルバスにより複数の画像処理装置を接続した画像処
理システム及びその制御方法、及び画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理装置のネットワーク化が
進み、大量の画像データを高速に転送するために、IEEE
1394により規定される高速シリアル通信方式(以下、IEE
E1394方式)によるデータ通信を行なうシステムが登場し
始めている。
【0003】このようなIEEE1394やUSB等の高速シリア
ル通信方式は、データ転送レートを確保することが可能
な同期(Isochronous)転送モードを備えている。即ち、
同期転送モードによれば、規定のサイクル時間毎のデー
タ転送を保証するチャネルを必要数確保することができ
る。従って、例えば、画像読取り装置とコンピュータ、
及び画像形成装置をIEEE1394方式のシリアルバスにより
接続した画像処理システムにおいて、画像読取り装置か
らコンピュータへ、或いはコンピュータから画像形成装
置へ等、各装置の処理能力に応じた所定のデータ転送レ
ートを確保して、画像データを転送することが可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たIEEE1394方式等による高速シリアルバスを使用した画
像処理システムでは、その同期転送モードにおいて、規
定のサイクル時間毎のデータ転送を保証するチャネル数
は限られていた。従って、ある装置が必要なチャネル数
を確保してしまうと、その後、別の装置においては必要
なチャネル数を確保することができない場合があるとい
う問題があった。従って、必要なチャネル数を確保でき
なかった装置においては、通常のデータ転送が行なえな
いために、画像処理に不具合が生じてしまう場合があっ
た。
【0005】本発明は上述した問題を解決するためにな
されたものであり、シリアルバスにより複数の画像処理
装置を接続した画像処理システムにおいて、画像データ
の同期転送に必要なチャネル数が確保できなかった場合
でも、適切な画像処理が可能となる画像処理システム及
びその制御方法、及び画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像処理システムは以下の構
成を備える。
【0007】即ち、シリアルバスにより複数の画像処理
装置を接続した画像処理システムであって、前記シリア
ルバス上のチャネルを獲得するチャネル獲得手段と、前
記チャネル獲得手段により獲得されたチャネルを使用し
て画像データの同期転送を行なう転送手段と、前記チャ
ネル獲得手段により獲得したチャネルに応じて、前記複
数の画像処理装置の少なくとも1つの動作モードを変更
する変更手段と、を有することを特徴とする。
【0008】また、シリアルバスによりホストデバイス
とターゲットデバイスとを接続した画像処理システムで
あって、前記ホストデバイスは、前記シリアルバス上の
チャネルを獲得するチャネル獲得手段と、前記チャネル
獲得手段により獲得されたチャネルを使用して画像デー
タを前記ターゲットデバイスへ同期転送する転送手段
と、前記チャネル獲得手段により獲得したチャネルに応
じて、自身の動作モードを変更する変更手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0009】また、シリアルバスによりホストデバイス
とターゲットデバイスとを接続した画像処理システムで
あって、前記ホストデバイスは、前記シリアルバス上の
チャネルを獲得するチャネル獲得手段と、前記チャネル
獲得手段により獲得されたチャネルを使用して画像デー
タを前記ターゲットデバイスへ同期転送する転送手段
と、前記チャネル獲得手段により獲得したチャネルに応
じて、前記ターゲットデバイスの動作モードを変更する
変更手段と、を有することを特徴とする。
【0010】また、シリアルバスにより外部装置と接続
された画像処理装置であって、前記シリアルバス上のチ
ャネルを獲得するチャネル獲得手段と、前記チャネル獲
得手段により獲得されたチャネルを使用して画像データ
を前記ターゲットデバイスへ同期転送する転送手段と、
前記チャネル獲得手段により獲得したチャネルに応じ
て、自身の動作モードを変更する変更手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0012】<第1実施形態>図1は、本実施形態におけ
る画像処理システムの全体システム構成を示す図であ
る。同図において、101は、通常ユーザが使用するコン
ピュータであり、高速シリアル通信I/F105を介して画像
形成装置102と接続され、更に高速シリアル通信I/F106
を介して画像形成装置103と接続されている。コンピュ
ータ101及び画像形成装置103は更に、高速シリアル通信
I/F104及び107を介して、不図示の他のデバイスと必要
に応じて接続されている。
【0013】画像形成装置103は、コンピュータ101にお
ける印刷機能を実現する。即ち、コンピュータ101で作
成された文書や画像を印刷する場合、画像形成装置103
は高速シリアル通信I/F105及び106を介して画像形成用
データをコンピュータ101から受け取り、必要な画像処
理を施した後、記録用紙への印刷を行う。
【0014】ここで高速シリアル通信I/F104,105,106
は、USBやIEEE1394等の同期(Isochronous)転送モードの
ように、データ転送レートを確保する機構を備える通信
I/Fであり、一般的には高速なシリアルバス構成となっ
ている。
【0015】●コンピュータ101の詳細構成 以下、コンピュータ101の詳細構成について、図2に示す
機能ブロック図を参照して詳細に説明する。
【0016】図2において、201はコンピュータ101全体
の制御を司る制御部である。202はCPUバスであり、制御
部201を第1記憶部203,バスブリッジ204とを接続し、制
御部201が処理するデータを高速に転送するためのもの
である。203は制御部201が動作する上でのキャッシュメ
モリである第1記憶部であり、制御部201から高速にアク
セスでき、制御部201が演算に用いるデータを一時的に
格納する。一般的には、高速SRAM等が用いられる。
【0017】204は、CPUバス202と後述する高速バス206
とをつなぐためのバスブリッジであり、バス間の処理ス
ピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ20
4を介することで、より高速に動作する制御部201は、高
速バス206に接続された各ユニットとデータ送受をする
ことができる。また、バスブリッジ204は、メモリコン
トローラ機能も併せて備えており、制御部201が一時的
に第1記憶部203に高速に書込んだデータを所定の時期に
読みだして第2記憶部205に書込み、また、制御部201の
要求に応じて第2記憶部205から読み出したデータを第1
記憶部203に書込む、一連のメモリ管理動作を執り行
う。205は第2記憶部であり、制御部201が各種アプリケ
ーション等を実行する主記憶メモリである。一般的に
は、DRAM等が用いられる。
【0018】206は、バスブリッジ204、ネットワーク部
207、高速シリアル通信部208、表示部210、バスブリッ
ジ211を接続する高速バスであり、制御部201が処理した
データを各ユニットに転送したり、各ユニット間同士で
データを高速に転送(DMA転送)するためのものである。
一般的にはPCIバス等が用いられる。207はコンピュータ
101をネットワークに接続するためのネットワーク部で
あり、ネットワークとのデータの送受信を行うためのも
のである。接続するネットワークは、一般的には、イー
サネット、トークンリング等があげられる。
【0019】208は高速シリアル通信部であり、同期転
送モードのようなデータ転送レートを確保する機構を備
え、高速に大量の画像データを所定時間内に送受信する
ことができる。同期転送モードは、データ転送周期を保
証されたチャネルを確保し、このチャネルを使ってデー
タパケットをブロードキャスト送信することにより行わ
れる。データ転送レートは必要なチャネル数を確保する
ことにより増やすことも可能である。また、高速シリア
ル通信部208は、非同期(Asynchronous)転送モードのよ
うな1対1の非同期転送を行う機構も併せて備え、画像読
取り装置102及び画像形成装置103と所定の通信を随時行
うことができる。データ転送はパケットを用いて行われ
る。本実施形態においては、この高速シリアル通信部20
8としてIEEE1394を用いる。
【0020】209及び210は高速シリアル通信コネクタで
あり、高速シリアル通信I/F105により、コンピュータ10
1を画像読取り装置102及び画像形成装置103と接続する
ものである。211は、液晶表示装置、スピーカ等により
構成される表示部であり、制御部201でのプログラム実
行に応じて必要な文字、画像、音声等の表示を行う。21
2は高速バス206と後述する低速バス213とをつなぐため
のバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収す
るものである。このバスブリッジ212を介することで、
高速に動作する各ユニットは低速バス213に接続された
低速に動作するユニットとデータ送受をすることができ
る。
【0021】213は、バスブリッジ212、第3記憶部214、
操作部215、コンピュータI/F216を接続する低速バスで
あり、上述した高速バス206よりは転送速度の遅いバス
構成からなり、処理能力の比較的遅いユニットがつなが
るためのバスである。一般的にはISAバス等があげられ
る。214は、制御部201が動作を行う上での複数のアプリ
ケーションを蓄積しておく第3記憶部であり、一般的に
は大容量ハードディスクで構成され、制御部201の管理
下にあるものである。215は、キーボード、マイク等に
より構成される操作部であり、コンピュータ101の動作
に必要な各種の設定の入力、及び或は、制御部201への
各種の動作指示の入力を行う。216は、コンピュータ101
と周辺機器とを接続するための低速コンピュータI/Fで
ある。一般的にはシリアル通信を行うRS-232Cや、パラ
レル通信を行うセントロニクスI/F等が用いられる。
【0022】●画像読取り装置102の詳細構成 以下、画像読取り装置102の詳細構成について、図3に示
す機能ブロック図を参照して詳細に説明する。
【0023】図3において、301は画像読取り装置102全
体の制御を司る制御部であり、リアルタイムOSによって
動作する。302は制御部301が動作する上でのワークメモ
リである第1記憶部であり、制御部301から高速にアクセ
スできるものである。303は制御部301が動作を行う上で
の複数のアプリケーションを蓄積しておく第2記憶部で
あり、一般的には大容量ハードディスクで構成され、制
御部301の管理下にあるものである。
【0024】304は表示部、305は操作部であり、表示部
304は液晶表示部を、操作部305は液晶表示部上に張り付
けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキー
を有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力さ
れた信号はCPUバス306を介して制御部301に伝えられ、
液晶表示部は制御部301により第1記憶部302及び或いは
第2記憶部303から読み出されて送られてきた画像データ
を表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装
置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
また、操作部305は、ペン入力のためのデジタイザやペ
ン認識機構、音声入力のためのマイクや音声認識機構、
画像入力のための撮像装置や画像認識機構、等による入
力手段を備えることもできる。
【0025】306は制御部301、第1記憶部302、第2記憶
部303や、各機能ユニットとを接続するCPUバスであり、
制御部301が処理したデータを各機能ユニットに転送し
たり、各機能ユニット間同士でデータを高速に転送(DMA
転送)するためのものである。
【0026】308は高速シリアル通信部であり、同期転
送モードのようなデータ転送レートを確保する機構を備
え、高速に大量の画像データを所定時間内に送受信する
ことが出来る。同期転送モードは、データ転送周期を保
証されたチャネルを確保し、このチャネルを使ってデー
タパケットをブロードキャスト送信するこどにより行わ
れる。データ転送レートは必要なチャネル数を確保する
ことに増やすことも可能である。また、高速シリアル通
信部308は、非同期転送モードのような1対1の非同期転
送を行う機構も併せて備え、コンピュータ101及び画像
形成装置103と所定の通信を随時行うことができる。デ
ータ転送はパケットを用いて行われる。本実施形態にお
いては、この高速シリアル通信部308としてIEEE1394を
用いる。
【0027】309及び310は高速シリアル通信コネクタで
あり、高速シリアル通信I/F105及び106により、画像読
取り装置102をコンピュータ101及び画像形成装置103と
接続するものである。
【0028】331,332,333はそれぞれ画像処理部であ
り、画像読取り部341,342,343から受け取った各色の
画像データを制御部301の指示による処理命令に従っ
て、シェーディング補正処理やスムージング処理、エッ
ジ処理、色補正などの画像データに対する各種画像処理
を行った後、高速シリアル通信部308から出力する。34
1,342及び343はそれぞれ画像読取り部であり、CCD等の
撮像素子から構成され、読み取った画像信号を、各色毎
に画像データに変換して画像処理部331,332及び333に
それぞれ出力する。
【0029】次に、図15を参照して、画像読取り装置10
2の機構について説明する。
【0030】画像読取り装置102の原稿給送器11は、原
稿を最終頁から順に1枚ずつ原稿台ガラス12へ給送し、
原稿の読み取り動作終了後、原稿台ガラス12上の原稿を
排出するものである。原稿が原稿台ガラス12上に搬送さ
れると、スキャナ部13内に備えるランプを点灯し、そし
て、スキャナ部13の移動を開始させて、原稿を露光走査
する。この時の原稿からの反射光は、複数のミラー14及
びレンズ15によって撮像素子16へ導かれる。このよう
に、走査された原稿の画像は撮像素子16によって読み取
られる。
【0031】撮像素子16から出力される画像データは、
所定の処理が施された後、不図示のスキャナI/F(ビデ
オI/F或いは高速シリアル通信I/Fにより構成される)へ
転送される。
【0032】●画像形成装置103の詳細構成 以下、画像形成装置103の詳細構成について、図4に示す
機能ブロック図を参照して詳細に説明する。
【0033】図4において、401は画像形成装置103全体
の制御を司る制御部であり、リアルタイムOSによって動
作する。402は制御部401が動作する上でのワークメモリ
である第1記憶部であり、制御部401から高速にアクセス
できるものである。403は制御部401が動作を行う上での
複数のアプリケーションを蓄積しておく第2記憶部であ
り、一般的には大容量ハードディスクで構成され、制御
部401の管理下にあるものである。
【0034】404は表示部、405は操作部であり、表示部
404は液晶表示部を、操作部405は液晶表示部上に張り付
けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキー
を有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力さ
れた信号はCPUバス406を介して制御部401に伝えられ、
液晶表示部は制御部401により第1記憶部402及び或いは
第2記憶部403から読み出されて送られてきた画像データ
を表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装
置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
また、操作部405は、ペン入力のためのデジタイザやペ
ン認識機構、音声入力のためのマイクや音声認識機構、
画像入力のための撮像装置や画像認識機構、等による入
力手段を備えることもできる。
【0035】406は制御部401、第1記憶部402、第2記憶
部403や、各機能ユニットとを接続するCPUバスであり、
制御部401が処理したデータを各機能ユニットに転送し
たり、各機能ユニット間同士でデータを高速に転送(DMA
転送)するためのものである。
【0036】408は高速シリアル通信部であり、同期転
送モードのようなデータ転送レートを確保する機構を備
え、高速に大量の画像データを所定時間内に送受信する
ことができる。同期転送モードは、データ転送周期を保
証されたチャネルを確保し、このチャネルを使ってデー
タパケットをブロードキャスト送信するこどにより行わ
れる。データ転送レートは必要なチャネル数を確保する
ことに増やすことも可能である。また、高速シリアル通
信部408は、非同期転送モードのような1対1の非同期転
送を行う機構も併せて備え、コンピュータ101と所定の
通信を随時行うことができる。データ転送はパケットを
用いて行われる。本実施形態においては、この高速シリ
アル通信部408としてIEEE1394を用いる。409及び410は
高速シリアル通信コネクタであり、高速シリアル通信I/
F106により、画像形成装置103を画像読取り装置102と接
続するものである。
【0037】431,432,433,434はそれぞれ画像処理部
であり、高速シリアル通信部408からそれぞれ入力され
た各色の画像データを制御部401の指示による処理命令
に従って、スムージング処理やエッジ処理、色補正など
の画像データに対する各種画像処理を行う。441,442,
443,444はそれぞれ画像形成部であり、受け取った画像
データを、各色毎に記録用紙上に可視画像データとして
画像形成する。画像形成の方式としては、レーザ光やLE
D光を利用して感光ドラム上に潜像を形成し、記録用紙
に画像形成する電子写真方式等があげられる。
【0038】次に、図16を参照して、画像形成装置103
の機構について説明する。
【0039】画像形成装置103に於いては、不図示のプ
リンタI/F(ビデオI/F或いは高速シリアル通信I/Fによ
り構成される)から入力された各色の画像データに応じ
て、レーザ光或いはLED光をそれぞれ発光部21,22,2
3,24により発光させる。このレーザ光或いはLED光はそ
れぞれ感光ドラム29,30,31,32に照射され、感光ドラ
ム29,30,31,32にはそれぞれレーザ光或いはLED光に
応じた潜橡が形成される。この感光ドラム29,30,31,
32の潜像の部分には、それぞれ現像器25,26,27,28に
よって現像剤が付着される。そして、レーザ光或いはLE
D光の照射開始と同期したタイミングで、給紙カセット4
1及び給紙カセット42のいずれかから記録紙を給紙して
転写部33,34,35,36へ順次搬送し、感光ドラム29,3
0,31,32にそれぞれ付着された現像剤を記録紙に転写
する。
【0040】現像剤の乗った記録紙は定着部37に搬送さ
れ、定着部37の熱と圧力により、現像剤は記録紙に定着
される。定着部37を通過した記録紙は排出ローラ38によ
って排出され、ソータ51は排出された記録紙をそれぞれ
のビンに収納して記録紙の仕分けを行う。なお、両面記
録が設定されている場合は、定着部37を通過した記録紙
を搬送切換器39の方へ一旦搬送した後、給紙ローラの回
転方向を逆転させ、搬送切換器39から再給紙搬送路40へ
記録紙を導く。また、多重記録が設定されている場合
は、記録紙を排出ローラ38まで搬送せずに再給紙搬送路
40へと導く。再給紙搬送路40へ導かれた記録紙は、上述
したタイミングで給紙され、転写部33,34,35,36へ順
次搬送される。
【0041】尚、本実施形態においては図15及び図16に
示されるように、画像読取り部102と画像形成部103とを
それぞれ分離独立した構成として説明しているが、画像
読取り装置102と画像形成装置103とを組み合わせて、例
えば複写機として一体化した構成としても構わない。
【0042】以下、図5〜図13を参照して、本実施形態
の画像処理システムにおけるプリント動作について説明
する。
【0043】●コンピュータ101におけるメイン処理 図5は、本実施形態のコンピュータ101においてプリント
処理を行なう際の主ルーチンのフローチャートである。
まず図5を参照して、コンピュータ101におけるプリント
動作について説明する。
【0044】ステップS101において、コンピュータ101
の電源投入により、制御部201はフラグ、レジスタや制
御変数などを初期化し、第2記憶部205の領域の一部に格
納されたOS等の制御プログラムを、メモリコントローラ
機能を備えるバスブリッジ204を介して、一旦第1記憶部
203に所定量単位で読み込んでから実行する。そして制
御部201は、コンピュータ101の各部を初期化する。次に
ステップS102において、制御部201は、高速シリアル通
信I/F104,105,106及び107に、コンピュータ101自身を
含め新たな機器の接続があったか否かを判断し、接続が
あればステップS103に進んでデバイス検索処理を行う。
ここで、ステップS103のデバイス検索処理の詳細につい
ては、図6のフローチャートを参照して後述する。
【0045】次にステップS104において、制御部201
は、画像読取り装置102が獲得した同期転送モードで用
いる単数或いは複数のチャネルを識別する番号が、画像
読取り装置102から高速シリアル通信I/F104,105,106
及び107を介して非同期転送モードで通知されたなら
ば、ステップS105に進んで通知された単数或いは複数の
チャネルを識別する番号を第2記憶部205の領域の一部に
保存し、同期転送モードを用いて画像データを受信する
ために必要な所定の設定を行なう。その後、ステップS1
06において、画像読取り装置102から同期転送モードに
よって画像データを受信し、受信したデータを順次第2
記憶部205の領域の一部に格納するスキャンデータ受信
処理を行う。このステップS106のスキャンデータ受信処
理の詳細については、図7のフローチャートを参照して
後述する。
【0046】次にステップS107において制御部201は、
操作部214が備えるキーやタッチパネル、デジタイザ等
による入力が、印刷する画像ファイルを指定して開くた
めのコマンド入力でなく、その他の処理を実行するため
のコマンド入力等であったならば、ステップS108に進ん
で入力された命令に応じた各種処理を実行し、各種処理
実行後にステップS102に戻る。一方、ステップS107にお
いて画像ファイルを指定する入力があればステップS109
に進み、制御部201は指定された画像ファイルを第3記憶
部214から、或いはネットワーク207を介して、或いは高
速シリアル通信I/F104又は105を介して、第2記憶部205
に読み込む。
【0047】次にステップS110において制御部201は、
操作部215による入力が、開いた画像ファイルのプリン
トを行うためのコマンド入力、或いは開いた画像ファイ
ルを閉じるためのコマンド入力でなく、その他の処理を
実行するためのコマンド入力等であったならば、ステッ
プS111で入力に応じた各種処理を実行してステップS110
に戻る。一方、ステップS110において開いた画像ファイ
ルを閉じるための入力があったならば、ステップS112に
進んで制御部201は第2記憶部205に読み込んでいた画像
ファイルを閉じ、不要となった第2記憶部205の領域を開
放する。ここで、もしも画像ファイルの内容を変更して
保存する必要が生じた場合は、第3記憶部214に、或いは
ネットワーク207を介して、或いは高速シリアル通信I/F
104又は105を介して、新たな画像ファイルとして保存す
る。
【0048】また、ステップS110において開いた画像フ
ァイルのプリントを行うための入力があったならば、ス
テップS113に進んで制御部201は高速シリアル通信部208
により、高速シリアル通信I/F104及び105上で同期転送
モードのようなデータ転送周期を保証されたチャネルを
必要数獲得する。そしてステップS114で該チャネル獲得
処理の成否を判定し、問題なければステップS115に進む
が、必要数のチャネルが確保できなかった等、何らかの
問題があればステップS118に進む。
【0049】ステップS118において制御部201は、予め
ステップS103のデバイス検索処理によって入手した画像
形成装置103に関する情報に基づいて、画像形成装置103
の動作モードの変更が可能か否かを判断する。動作モー
ドの変更が不可能であれば、ステップS120において表示
部211により画像や音声、文章による所定の警告を行っ
た後に、ステップS110に戻る。一方、動作モードの変更
が可能であれば、ステップS119で画像形成装置103の動
作モードの変更を行い、ステップS115に進む。
【0050】本実施形態における画像形成装置103の動
作モードの変更としては、獲得したチャネル数に応じた
プリント速度の変更や、獲得したチャネル数に応じたプ
リント画像品位の変更、等が考えられる。このような動
作モードの変更により即ち、コンピュータ101から画像
形成装置103へ単位時間に転送する画像データ量を変更
することができる。従って、獲得したチャネル数が少な
かった場合には画像データの転送速度を低下させる様に
画像形成装置103の動作モードを変更することによっ
て、チャネル獲得に問題があった場合でも画像形成装置
103におけるプリント動作を適切に実行することが可能
となる。
【0051】ステップS115において制御部201は、獲得
した単数或いは複数のチャネルを識別する番号を、高速
シリアル通信部208、高速シリアル通信コネクタ210、高
速シリアル通信I/F105を介して、非同期転送モードのよ
うな1対1の非同期転送を用いて画像形成装置103に通知
する。続いてステップS116において、制御部201は獲得
した単数或いは複数のチャネルに基づいて、プリント動
作における動作モードの設定を行う。続いてステップS1
17において、制御部201は画像形成装置103に通知した単
数或いは複数のチャネルを用いて画像形成装置103に画
像データの転送を行い、画像形成装置103によって画像
データを印刷するプリント処理を行った後、ステップS1
10に戻る。尚、このステップS117におけるプリント処理
の詳細については、図8のフローチャートを参照して後
述する。
【0052】・プリンタ検索処理 図6は、図5のステップS103におけるデバイス検索処理の
詳細なフローチャートである。同図において、まずステ
ップS201で、制御部201は、高速シリアル通信部208によ
り、高速シリアル通信I/F104,105,106及び107に新た
に接続された機器が、スキャナ等の画像データを読み取
って送信することが可能な画像読取り装置や、プリンタ
等の画像データを受信して印刷をすることが可能な画像
形成装置等のデバイスであるか否かを問い合わせる。そ
してステップS202において、目的とするスキャナやプリ
ンタ、例えば画像読取り装置102や画像形成装置103が高
速シリアル通信I/F104,105,106,及び107上に存在し
たならば、ステップS203で制御部201は続けて、デバイ
ス機器情報を問い合わせる。
【0053】ステップS204で画像読取り装置102や画像
形成装置103からデバイス機器情報の返信があったなら
ば、ステップS205で返信された機器情報を第2記憶部205
の領域の一部に保存する。ここでデバイス機器情報とし
ては、デバイスが画像読取り装置102等のスキャナであ
る場合、読取り素子の解像度やライン数、色フィルタの
種類、各読取り素子間の距離、読取りの速度、読み取り
速度変更の可否、各読取り素子間のずれ補正量、ホワイ
トバランス補正値、シェーディング補正値、動作モード
情報、等が含まれる。一方、デバイスが画像形成装置10
3等のプリンタである場合、感光ドラムの数、画像形成
する色の種類、各感光ドラム間の距離、画像形成の速
度、画像形成速度変更の可否、各感光ドラム間のレジず
れ補正量、動作モード情報、等がデバイス機器情報とし
て含まれる。
【0054】そしてステップS206において、制御部201
は、画像データを読取って受信するために、或いは、画
像データを転送して印刷するために、OSに於いて用いる
画像読取り装置102や画像形成装置103に対する論理的な
デバイスを作成し、デバイス検索処理を終了する。
【0055】一方、ステップS202において目的とするデ
バイスが高速シリアル通信I/F104,105,106及び107上
に存在しなかった、或いは、ステップS204においてデバ
イス機器情報の返信がなかった場合、ステップS209に進
んで制御部201は表示部210により画像や音声、文章によ
る所定の警告を行った後に、デバイス検索処理を終了す
る。
【0056】・スキャンデータ受信処理 図7は、図5のステップS106におけるスキャンデータ受信
処理の詳細なフローチャートである。同図において、ま
ずステップS501で、制御部201は、画像読取り装置102か
らのデータ受信ができないビジー状態であったならば、
ステップS502で非同期転送モードを用いて画像読取り装
置102にビジーステイタスを通知し、ステップS501に戻
る。ステップS501でデータ受信ができる状態であれば、
ステップS503で制御部201はビジーステイタスを解除
し、その結果、画像読取り装置102から同期転送モード
によって画像データの送信が開始され、高速シリアル通
信部208による画像データの受信が開始される。そして
ステップS504において制御部201は、同期転送モードに
よって受信したデータを、順次第2記憶部205の領域の一
部に格納する。
【0057】そしてステップS505において、画像読取り
装置102からの画像データ受信に問題が無ければ、ステ
ップS507において画像読取り装置102から非同期転送モ
ードを用いてスキャン終了が通知されるまで、ステップ
S501に戻って一連の処理を繰り返す。ステップS505にお
いて画像読取り装置102からの画像データ受信に問題が
あれば、ステップS506において、制御部201は非同期転
送モードを用いて画像読取り装置102にエラーステイタ
スの通知を行い、スキャンデータ受信処理ルーチンを終
了する。
【0058】・プリント処理 図8は、図5のステップS117におけるプリント処理の詳細
なフローチャートである。同図において、まずステップ
S601で、制御部201は、高速シリアル通信部208により、
高速シリアル通信I/F104,105,106及び107を介して、
画像形成装置103等の目的とするプリンタに対して、非
同期転送モードを用いてプリンタステイタスの送付を要
求する。ステップS602において画像形成装置103から準
備完了を示すREADY状態のステイタスが返ってきたなら
ば、ステップS603で制御部201はプリントスタート命令
を非同期転送モードを用いて画像形成装置103に送付す
る。尚、画像形成装置103からREADY状態のステイタスが
返ってこない場合には、ステップS613に進む。
【0059】そしてステップS604において、ステップS6
05で不図示のタイマにより判定される所定時間内に、画
像形成装置103から非同期転送モードを用いて給紙完了
通知を受け取ったならば、ステップS606に進んで制御部
201は、データ転送周期を保証されたデータ転送を行う
ためにステップS113で獲得した単数或いは複数のチャネ
ルを用いて、画像形成装置103に対して同期転送モード
によって画像データの転送を開始する。
【0060】ステップS607において、同期転送モードに
よる画像データの転送中に、プリンタビジーの通知が画
像形成装置103から非同期転送モードを用いて届いたな
らば、ステップS608で不図示のタイマにより判定される
所定時間内であれば、同期転送モードによる画像データ
の転送を一時休止し、一方、所定の時間経過後も引き続
きプリンタビジー状態が継続する、或いはステップS609
において操作部215よりプリント中止の入力があったな
らば、ステップS611で制御部201は表示部211により画像
や音声、文章による所定の警告を行った後に、ステップ
S612で画像形成装置103に対してプリントストップコマ
ンドを送り、プリント動作を停止させる。そして、ステ
ップS610で画像データの転送が終了していなければ、ス
テップS606に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、ステ
ップS610で画像データの転送が終了したならば、ステッ
プS612で制御部201は画像形成装置103に対してプリント
ストップコマンドを送り、プリント動作を停止させる。
【0061】そして、ステップS613において引き続き次
のプリント処理を実行するならば、ステップS601に戻っ
て一連の動作を繰り返す。次のプリント処理を行わない
のであれば、プリント処理を終了する。
【0062】●画像読取り装置102におけるスキャン動
作 図9は、本実施形態の画像読取り装置102においてスキャ
ン動作を行なう際の主ルーチンのフローチャートであ
る。
【0063】ステップS701において、画像読取り装置10
2の電源投入により、制御部301はフラグ、レジスタや制
御変数などを初期化し、第1記憶部302の領域の一部に格
納されたOS等の制御プログラムを実行すると共に、画像
読取り装置102の各部を初期化する。次にステップS702
において、制御部301は、高速シリアル通信I/F104,10
5,106及び107に、画像読取り装置102自身を含め新たな
機器の接続があったか否かを判断し、接続があればステ
ップS703に進んでデバイス検索応答処理を行う。ここ
で、ステップS703のデバイス検索応答処理の詳細につい
ては、図10のフローチャートを参照して後述する。
【0064】一方、ステップS702において新たな機器の
接続が無ければ、ステップS704に進む。ステップS704に
おいて、コンピュータ101から高速シリアル通信I/F10
5,106を介して、デバイスステイタスを要求するコマン
ドが転送されたならば、ステップS705で制御部301はス
テイタス情報を1対1の非同期転送モードによってコンピ
ュータ101に送付し、ステップS702に戻る。ステイタス
要求がなければステップS706に進み、操作部305からの
操作入力、或いは、コンピュータ101からのコマンドに
よって、スキャンスタートが命じられなければ、ステッ
プS702に戻る。
【0065】一方、ステップS706において操作部305か
らの操作入力、或いは、コンピュータ101からのコマン
ドによってスキャンスタートが命じられたならば、ステ
ップS707において制御部301は高速シリアル通信部308に
より、高速シリアル通信I/F105及び106上で同期転送モ
ードのようなデータ転送周期を保証されたチャネルを必
要数獲得するチャネル獲得処理を行う。そしてステップ
S708でチャネル獲得に問題がなければステップS709に進
むが、必要数のチャネルが確保できなかった等、何らか
の問題があればステップS712に進む。
【0066】ステップS712において制御部301は、画像
読取り装置102の動作モードの変更が可能か否かを判断
し、動作モードの変更が不可能であれば、ステップS714
で表示部304により画像や音声、文章による所定の警告
を行った後、ステップS702に戻る。一方、動作モードの
変更が可能であれば、ステップS713で動作モードの変更
を行い、ステップS709に進む。
【0067】ここで画像読取り装置102における動作モ
ードの変更としては、獲得したチャネル数に応じた画像
読み取り速度の変更、1枚の原稿画像データを得るため
の画像読み取り回数の変更、読み取る画像品位の変更、
等が考えられる。このような動作モードの変更により即
ち、画像読取り装置102からコンピュータ101へ単位時間
に転送する画像データ量を変更することができる。従っ
て、獲得したチャネル数が少なかった場合には画像デー
タの転送速度を低下させる様に画像読取り装置102の動
作モードを変更することによって、チャネル獲得に問題
があった場合でも画像読取り装置102におけるスキャン
動作を適切に実行することが可能となる。以下、本実施
形態においては、画像読取り装置102の動作モードとし
て、画像読取り速度を変更する例について説明する。
【0068】ステップS709において制御部301は、獲得
した単数或いは複数のチャネルを識別する番号を、高速
シリアル通信部308、高速シリアル通信コネクタ310、高
速シリアル通信I/F105を介して、非同期転送モードを用
いてコンピュータ101に通知する。そしてステップS710
において制御部301は、獲得した単数或いは複数のチャ
ネル、そして、チャネル再分配が行われたならば、再分
配された単数或いは複数のチャネルに基づいて、スキャ
ン動作における動作モードの設定を行う。
【0069】そしてステップS711において、コンピュー
タ101がスキャンデータを受信可能な状態であればステ
ップS717に進むが、ステップS715で所定時間が経過して
もコンピュータ101が受信不可能な状態であれば、ステ
ップS716で表示部304により画像や音声、文章による所
定の警告を行った後に、ステップS702に戻る。
【0070】ステップS717において、制御部301はスキ
ャン実行処理、即ち、コンピュータ101に通知した単数
或いは複数のチャネルを用いて、設定した動作モードに
より読み取った画像データをコンピュータ101に転送す
る。このステップS717におけるスキャン実行処理の詳細
は、図11のフローチャートを参照して後述する。
【0071】ステップS718において、操作部305への操
作入力、或いは、コンピュータ101からのコマンドに基
づいてスキャン動作をストップするならば、S722で画像
読取り装置102において必要な所定の終了処理をした後
に、ステップS702に戻る。
【0072】ステップS719においてスキャン実行処理に
問題があれば、ステップS720で制御部301は非同期転送
モードを用いてコンピュータ101にエラーステイタスを
通知し、ステップS722に進んでスキャン処理を終了す
る。ステップS719においてスキャン実行処理に問題が無
く、ステップS721で引き続き次のスキャンを実行する必
要があれば、ステップS717に戻り一連の動作を繰り返
す。次のスキャンを実行する必要が無ければ、ステップ
S722に進んでスキャン処理を終了する。
【0073】・デバイス検索応答処理 図10は、図9のステップS703におけるデバイス検索応答
処理の詳細なフローチャートである。尚、後述する画像
形成装置103におけるプリント処理の際のデバイス応答
処理(図12のステップS1103)の詳細も、図10のフローチ
ャートと同様であるため、以下、画像形成装置103に関
する構成についての説明を()内に示す。
【0074】同図においてまずステップS801で、コンピ
ュータ101から高速シリアル通信I/F105(106)を介して、
非同期転送モードを用いてコマンドを受信したならば、
制御部301(401)は受信したコマンドを解釈する。そし
て、該コマンドがデバイス問い合わせのコマンドである
か否か、即ち、読み取った画像データをコンピュータ10
1に転送可能な画像読取り装置102等のデバイスであるか
否か、或いは、コンピュータ101から転送された画像デ
ータを印刷可能な画像形成装置103等のデバイスである
か否かを問い合わせるコマンドであるかを判定する。デ
バイス問い合わせのコマンドであれば、ステップS802で
了解する返信を非同期転送モードを用いてコンピュータ
101に送付し、デバイス検索応答処理を終了する。
【0075】一方、ステップS801において受信したコマ
ンドがデバイス機器情報を問い合わせるコマンドであっ
たならば、ステップS803において、上述したようなデバ
イス機器情報を非同期転送モードを用いてコンピュータ
101に送付し、デバイス検索応答処理を終了する。
【0076】また、ステップS801において受信したコマ
ンドが使用チャネル情報を問い合わせるコマンドであっ
たならば、ステップS804において、使用チャネル情報を
非同期転送モードを用いてコンピュータ101に送付す
る。ここで使用チャネル情報とは、同期転送モードのよ
うなデータ転送周期を保証された高速シリアルI/F上で
のデータ転送の際に各デバイスが使用しているチャネル
数の情報である。使用チャネル情報の返信が終了した
ら、デバイス検索応答処理を終了する。
【0077】・スキャン実行処理 図11は、図9のステップS717におけるスキャン実行処理
の詳細なフローチャートである。
【0078】ステップS1001において制御部301は、画像
読取り部341,342,343において、ステップS713で設定
した読取り速度に基づいた原稿画像の読み込みを行い、
読み取った各色の画像データをそれぞれ画像処理部33
1,332,333に送り、シェーディング補正、ホワイトバ
ランス補正、マスキング補正等の所定の画像処理を施
す。そしてステップS1002において制御部301は、高速シ
リアル通信部308、高速シリアル通信コネクタ309、高速
シリアル通信I/F105を介してコンピュータ101に同期転
送モードによって画像データを転送する。
【0079】そしてステップS1003において、ステップS
1006で示される所定の時間内にコンピュータ101からホ
ストビジー状態解除コマンドが非同期転送モードを用い
て通知されなければ、ステップS1007に進んで制御部301
はエラーフラグを設定し、スキャン実行処理を終了す
る。
【0080】一方、ステップS1003でコンピュータ101か
らホストビジー状態解除コマンドが非同期転送モードを
用いて通知されたならば、ステップS1004において制御
部301は画像データ転送が正常に行われているかを判定
し、正常であればステップS1001に戻り、画像データ転
送が終了するまで一連の動作を繰り返す。そしてステッ
プS1005で画像データ転送が終了したならば、スキャン
実行処理を終了する。ステップS1004においてコンピュ
ータ101への画像データ転送中にエラーが発生したなら
ば、制御部301はステップS1007でエラーフラグを設定
し、スキャン実行処理を終了する。
【0081】●画像形成装置103におけるプリント動作 図12は、本実施形態の画像形成装置103の主ルーチンの
フローチャートである。まず図12を参照して、画像形成
装置103におけるプリント動作を説明する。
【0082】ステップS1101において、画像形成装置103
の電源投入により、制御部401はフラグ、レジスタや制
御変数などを初期化し、第1記憶部402の領域の一部に格
納されたOS等の制御プログラムを実行すると共に、画像
形成装置103の各部を初期化する。次にステップS1102に
おいて、制御部401は、高速シリアル通信I/F104,105,
106及び107に、画像形成装置103を含め新たな機器の接
続があったか否かを判定し、接続があれば、ステップS1
103でプリンタ検索応答処理を行う。このステップS1103
のプリンタ検索応答処理の詳細については、上述した図
10のフローチャートを参照して説明した通りである。
【0083】一方、ステップS1102において新たな機器
の接続が無ければ、ステップS1104に進む。ステップS11
04において、コンピュータ101が獲得した同期転送モー
ドで用いる単数或いは複数のチャネルを識別する番号
が、コンピュータ101から高速シリアル通信I/F105及び1
06を介して非同期転送モードを用いて通知されたなら
ば、ステップS1105において通知された単数或いは複数
のチャネルを識別する番号を第1記憶部402の領域の一部
に保存し、同期転送モードを用いて画像データを受信す
るために必要な所定の設定を行う。一方、ステップS110
4においてチャネルを識別する番号の通知が無かったな
らば、ステップS1106に進む。
【0084】ステップS1106において、コンピュータ101
が獲得した同期転送チャネル数に適応した画像形成装置
103の動作モードが、コンピュータ101から高速シリアル
通信I/F105及び106を介して、非同期転送モードを用い
て通知されたならば、ステップS1107において通知され
た動作モードを第1記憶部402の領域の一部に保存し、同
期転送モードを用いて受信した画像データを、コンピュ
ータ101から通知された動作モードで印刷するために必
要な所定の設定を行う。ここで、通知される動作モード
としては、コンピュータ101が獲得したチャネル数に応
じて画像形成装置103のプリント速度を変える、プリン
トする画像の品位を変える、等が考えられる。このよう
に、画像形成装置103の動作モードを、コンピュータ101
が獲得したチャネル数が少なかったときには単位時間内
に転送する画像データ量を減らすように変更することに
よって、獲得したチャネル数が少なかった場合でも適切
にプリント動作を実行することが可能となる。
【0085】一方、ステップS1106において動作モード
の通知が無ければ、ステップS1108に進む。ステップS11
08において、コンピュータ101から高速シリアル通信I/F
105及び106を介して、非同期転送モードを用いてコマン
ドを受信したならば、ステップS1109において制御部401
は受信したコマンドを解釈し、プリンタステイタスを要
求するコマンドであったならば、ステップS1110でステ
イタスを非同期転送モードを用いてコンピュータ101に
送付し、ステップS1102に戻る。一方、ステップS1109に
おいてプリントスタートを通知するコマンドであったな
らば、ステップS1111の印刷処理を行う。この印刷処理
の詳細については、図13のフローチャートを参照して後
述する。
【0086】ステップS1112において、ステップS1111の
印刷処理に問題があったならば、ステップS1113で制御
部401は非同期転送モードを用いてコンピュータ101にエ
ラーステイタスを通知し、ステップS1115で画像形成装
置103に於いて必要な所定の終了処理をした後に、ステ
ップS1102に戻る。一方、ステップS1111の印刷処理に問
題が無く、ステップS1114で引き続き次の印刷を実行す
る必要があると判断されれば、ステップS1111に戻り一
連の動作を繰り返す。ステップS1114で次の印刷を実行
する必要が無いのであれば、ステップS1115で画像形成
装置103に於いて必要な所定の終了処理をした後に、ス
テップS1102に戻る。
【0087】・印刷処理 図13は、図12のステップS1111における印刷処理の詳細
なフローチャートである。同図においてまずステップS1
201で、制御部401は、記録用紙を画像形成装置103の転
写部33,34,35,36に順次搬送するために、給紙カセッ
ト41或いは42から記録用紙を取り出し、給紙する給紙処
理を行う。給紙された記録用紙は、最初の転写部33の手
前にあるレジストローラで記録紙先端の位置合わせが行
われるが、この時に紙検出器により給紙が完了したこと
が検出され、制御部401に通知される。そしてステップS
1202において、ステップS1203で不図示のタイマにより
判定される所定時間内に給紙完了通知を受け取ったなら
ば、ステップS1204に進んで制御部401は、非同期転送モ
ードを用いて、高速シリアル通信I/F105及び106を介し
てコンピュータ101に給紙完了通知を行う。一方、ステ
ップS1202において所定の時間内に給紙完了が検知され
なかったならば、ステップS1212に進んで制御部401はエ
ラーフラグを設定し、印刷処理を終了する。
【0088】そしてステップS1205において、制御部401
は、データ受信が出来ないビジー状態であったならば、
ステップS1206で非同期転送モードを用いてコンピュー
タ101にビジーステイタスを通知し、ステップS1205に戻
る。一方、ステップS1208で不図示のタイマにより判定
される所定時間内に、コンピュータ101から同期転送モ
ードによって画像データが送信され始めたならば、ステ
ップS1207において高速シリアル通信部408により画像デ
ータの受信を開始する。この画像データ受信は、データ
転送周期を保証されたデータ転送を行うためにコンピュ
ータ101が獲得した単数或いは複数のチャネルを用い
て、高速シリアル通信I/F105及び106、高速シリアル通
信コネクタ409、高速シリアル通信部408を介して行われ
る。また、前述したように、このデータ受信開始に先立
ち、制御部401はコンピュータ101により通知された単数
或いは複数のチャネルを識別する番号を図12のステップ
S1104で受信し、同期転送モードによるデータ受信に必
要な所定の設定をステップS1105に於いて行っている。
【0089】ステップS1207において、同期転送モード
によって単数或いは複数のチャネルより画像データを受
信した場合、ステップS1209において制御部401は、受信
した画像データを高速シリアル通信部408から画像処理
部431,432,433,434へ送り、送られた画像データに対
して所定の画像処理を行った後、ステップS1210で画像
形成手段441,442,443,444により画像形成を行う。ス
テップS1211において、画像形成の際にジャム等の問題
が発生した場合は、ステップS1212で制御部401はエラー
フラグを設定し、図13に示す印刷処理を終了する。そし
てステップS1213において、画像データの受信を続ける
場合はステップS1205に戻り、一連の処理を繰り返す。
一方、ステップS1213で画像データの受信が終了したな
らば、印刷処理を終了する。
【0090】以上説明したようにして、本実施形態にお
けるコンピュータ101と画像読取り装置102(スキャナ)及
び画像形成装置103(プリンタ)との間で通信が行われる
ことにより、カラー画像のスキャン及びプリントが行わ
れる。
【0091】以上説明したように本実施形態によれば、
コンピュータと、画像読取り装置や画像形成装置等の画
像処理装置を高速シリアルバスを介して接続した画像処
理システムにおいて、コンピュータからの画像データ転
送用に獲得したチャネル数に応じて画像処理装置の動作
モードを変更することにより、画像処理装置側において
は転送された画像データに基づいた適切な画像処理が常
に可能となる。
【0092】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2実
施形態について説明する。
【0093】上述した第1実施形態においては、画像読
取り装置102が獲得したチャネル数が少なかった場合
に、画像読取り速度が遅くなる様に動作モードを設定す
ることにより、所定時間あたりの画像データ転送量が減
った状態での画像読取りを可能とした例について説明し
た(図9のステップS712,S713,S710)。第2実施形態にお
いては、画像読取り装置102が獲得したチャネル数が少
なかった場合の動作モードの変更及び設定を、2度読み
等、複数回の読取りを行なって1枚の原稿画像データを
得る様な動作モードとすることにより、所定時間あたり
の画像データ転送量を低減させることを特徴とする。
【0094】第2実施形態における画像処理システムの
構成は、上述した第1実施形態と同様に図1で示されるコ
ンピュータ101と画像読取り装置102及び画像形成装置10
3からなる。第2実施形態におけるコンピュータ101の詳
細構成は、第1実施形態で示した図2と同様であるため、
詳細な説明を省略する。
【0095】第2実施形態の画像処理システムにおける
動作は、上述した第1実施形態において図5〜図13のフロ
ーチャートに示した動作と略同様であり、図11に示した
スキャン実行処理が異なるだけであるため、第2実施形
態におけるスキャン実行処理の詳細フローチャートを図
14に示し、以下に説明する。
【0096】図14は、図9のステップS717に示される、
画像読取り装置102におけるスキャン実行処理の詳細を
示すフローチャートである。
【0097】まずステップS1301〜S1303において、制御
部301は設定された動作モードに応じて変数nに初期値を
設定する。即ち、動作モードが「1度読み(通常)モード」
ならば変数nを「0」に設定し、「2度読みモード」ならば「1」
を設定する。
【0098】続いてステップS1304において制御部301
は、画像読取り部341,342,343により動作モードに応
じた原稿画像の読み込みを行なう。即ち、「1度読みモー
ド」であれば通常の原稿読取りを行い、「2度読みモード」
が設定されていれば、原稿画像の全画像データの1/2と
して、例えば原稿画像の上半分を読取るような読み込み
を行なう。そして、読み取った各色の画像データをそれ
ぞれ画像処理部331,332,333に送り、画像処理部331,
332,333において、シェーディング補正、ホワイトバラ
ンス補正、マスキング補正等の所定の画像処理を施す。
そしてステップS1305において制御部301は、高速シリア
ル通信部308、高速シリアル通信コネクタ309、高速シリ
アル通信I/F105を介して、コンピュータ101に同期転送
モードによって画像データを転送する。ここで、「2度読
みモード」が設定されている場合には、転送する画像デ
ータ量が1/2となるため、転送速度を低減することがで
きる。
【0099】そしてステップS1306において、ステップS
1312で示される所定の時間内にコンピュータ101からホ
ストビジー状態解除コマンドが非同期転送モードを用い
て通知されなければ、ステップS1313に進んで制御部301
はエラーフラグを設定し、スキャン実行処理を終了す
る。
【0100】一方、ステップS1306でコンピュータ101か
らホストビジー状態解除コマンドが非同期転送モードを
用いて通知されたならば、ステップS1307において制御
部301は画像データ転送が正常に行われているかを判定
し、正常であればステップS1304に戻り、画像データ転
送が終了するまで一連の動作を繰り返す。ステップS130
7においてコンピュータ101への画像データ転送中にエラ
ーが発生したならば、制御部301はステップS1313でエラ
ーフラグを設定し、スキャン実行処理を終了する。
【0101】ステップS1308で画像データ転送が終了し
たならば、ステップS1309において制御部301は、変数n
が n = 0 であるか否かを判定し、n = 0 でなければ、
ステップS1310で n = n - 1 に設定し、ステップS1311
で画像読取り装置102のスキャナ部13を読み取り開始位
置に戻した後に、ステップS1304に戻って一連のスキャ
ン処理動作を繰り返す。ここで、上述したようにステッ
プS1304においては設定された動作モードに応じた読取
りを行なうため、「2度読みモード」における再度の読取
りを行なう際には、原稿における残りの1/2の画像デー
タ、例えば原稿の下半分の読取りを行なう。一方、ステ
ップS1309において n = 0 であれば、スキャン実行処理
を終了する。
【0102】このように、設定された動作モードが「1度
読み」であれば、ステップS1304における画像読み込み動
作を1回行なっただけでスキャン実行処理を終了する
が、「2度読み」が設定されていれば、画像読み込み動作
を2度行なってから、スキャン実行処理を終了する。
【0103】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、画像データ転送のために獲得したチャネル数に応じ
て、画像読取り装置における読取り回数を変更する、即
ち、獲得したチャネル数が少なければ読取り回数を増や
すように、画像読取り装置の動作モードを設定すること
により、読取った画像データをコンピュータへ転送する
際の所定時間におけるデータ転送量を減らすことができ
る。従って、獲得したチャネル数が少なくても、画像読
取り装置において適切な画像読取りが可能となる。
【0104】なお、第2実施形態においては、画像読取
り装置103が獲得したチャネル数が少なかった場合の動
作モードの変更及び設定を、2度読みの読取り動作モー
ドに設定する例について説明したが、獲得したチャネル
数に応じた画像データ転送速度を考慮し、任意の回数に
よる複数回読取り動作モードに設定しても良い。また、
画像読取り装置102の複数回読取り動作モードを、R読
取り、G読取り、B読取りのように、色版毎の複数回読
取りを行なっても良いし、複数回の読取り回数に合わせ
て、ライン毎又は画素毎に交互に複数回読取りを行なっ
ても構わない。
【0105】また、上述した第1及び第2実施形態におい
ては、高速シリアル通信I/F104,105,106及び107に、
コンピュータ101や画像読取り装置102、画像形成装置10
3がそれぞれ1台接続したシステムを例として説明した
が、コンピュータ、画像読取り装置、画像形成装置、各
々が単数或いは複数の何れの組み合わせからなるシステ
ム構成であっても、勿論本発明は適用可能である。ま
た、高速シリアル通信I/F104,105,106及び107に、コ
ンピュータ101や画像読取り装置102、画像形成装置103
以外の装置が単数或いは複数接続されるような構成であ
っても問題無い。これらの場合も上述した各実施形態と
同様に、接続された各装置間において高速シリアル通信
I/F上でのチャネルを動的に再分配することになる。
【0106】また、各実施形態においては、画像読取り
装置102からコンピュータ101に対して画像データを転送
する例について説明したが、画像読取り装置からサーバ
に一旦画像データを転送した後に、サーバからコンピュ
ータに画像データを転送する構成とすることも可能であ
る。また、コンピュータからサーバに画像読取りを指示
するコマンドを転送した後に、画像読取り装置からサー
バに画像データを転送する構成とすることも可能であ
る。これらの場合は、上述した各実施形態において、画
像読取り装置102とコンピュータ101の間で行うとして説
明した一連の処理を、画像読取り装置とサーバの間で実
現する構成とすれば良い。
【0107】また、各実施形態においては、コンピュー
タ101から画像形成装置103に対して画像データを転送す
る例について説明したが、コンピュータからサーバに一
旦画像データを転送した後に、サーバから画像形成装置
に画像データを転送する構成とすることも可能である。
また、コンピュータからサーバに画像形成を指示するコ
マンドを転送した後に、サーバから画像形成装置に画像
データを転送する構成とすることも可能である。これら
の場合は、上述した各実施形態において、コンピュータ
101と画像形成装置103の間で行うとして説明した一連の
処理を、サーバと画像形成装置の間で実現する構成とす
れば良い。
【0108】また、画像読取り装置から画像形成装置へ
直接画像データを転送する構成とすることも可能であ
り、即ち、画像データ転送のために獲得したチャネル数
に応じて画像処理装置における動作モードを変更するこ
とができれば、本発明は適用可能である。
【0109】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0110】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0111】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0112】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0113】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リアルバスにより複数の画像処理装置を接続した画像処
理システムにおいて、画像データの同期転送に必要なチ
ャネルが確保できなかった場合でも、適切な画像処理が
可能となる。
【0116】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における画像処理シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態におけるコンピュータの機能構成を
示すブロック図である。
【図3】本実施形態における画像読取り装置の機能構成
を示すブロック図である。
【図4】本実施形態における画像形成装置の機能構成を
示すブロック図である。
【図5】本実施形態におけるコンピュータの主ルーチン
を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態におけるコンピュータのデバイス検
索ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】本実施形態におけるコンピュータのスキャンデ
ータ受信ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本実施形態におけるコンピュータのプリントル
ーチンを示すフローチャートである。
【図9】本実施形態における画像読取り装置の主ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図10】本実施形態における画像読取り装置及び画像
形成装置のデバイス検索応答ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図11】本実施形態における画像読取り装置のスキャ
ン実行ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】本実施形態における画像形成装置の主ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図13】本実施形態における画像形成装置のプリント
ルーチンを示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る第2実施形態における画像読取
り装置のスキャン実行ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図15】本実施形態における画像読取り装置の機構部
分の構造を示す説明図である。
【図16】本実施形態における画像形成装置の機構部分
の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
11 原稿給送器 12 原稿台ガラス 13 スキャナ部 14 複数のミラー 15 レンズ 16 撮像素子 21,22,23,24 発光部 25,26,27,28 現像器 29,30,31,32 感光ドラム 33,34,35,36 転写部 37 定着部 38 排出ローラ 39 搬送切換器 40 再給紙搬送路 41,42 給紙カセット 43 搬送ベルト 51 ソータ 101 コンピュータ 102 画像読取り装置 103 画像形成装置 104,105,106,107 高速シリアル通信I/F 201,301,401 制御手段 202,306,406 CPUバス 203,302,402 第1記憶部 204,212 バスブリッジ 205,303,403 第2記憶部 206 高速バス 207 ネットワーク手段 208,308,408 高速シリアル通信部 209,210,309,409 高速シリアル通信コネクタ 211,304,404 表示部 213 低速バス 214 第3記憶部 215,305,405 操作部 216 コンピュータI/F 331,332,333,431,432,433,434 画像処理部 341,342,343 画像読取り部 441,442,443,444 画像形成部 44 画像形成部

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルバスにより複数の画像処理装置
    を接続した画像処理システムであって、 前記シリアルバス上のチャネルを獲得するチャネル獲得
    手段と、 前記チャネル獲得手段により獲得されたチャネルを使用
    して画像データの同期転送を行なう転送手段と、 前記チャネル獲得手段により獲得したチャネルに応じ
    て、前記複数の画像処理装置の少なくとも1つの動作モ
    ードを変更する変更手段と、を有することを特徴とする
    画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、前記チャネル獲得手段
    により獲得したチャネルの数が前記転送手段による画像
    データの同期転送を行なうのに足りない場合に、同期転
    送のレートを下げるように画像処理装置の動作モードを
    変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 更に、前記チャネル獲得手段により獲得
    されたチャネル情報を前記転送手段による転送先の画像
    処理装置に非同期転送するチャネル通知手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 シリアルバスによりホストデバイスとタ
    ーゲットデバイスとを接続した画像処理システムであっ
    て、 前記ホストデバイスは、 前記シリアルバス上のチャネルを獲得するチャネル獲得
    手段と、 前記チャネル獲得手段により獲得されたチャネルを使用
    して画像データを前記ターゲットデバイスへ同期転送す
    る転送手段と、 前記チャネル獲得手段により獲得したチャネルに応じ
    て、自身の動作モードを変更する変更手段と、を有する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  5. 【請求項5】 前記変更手段は、前記チャネル獲得手段
    により獲得したチャネルの数が前記転送手段による画像
    データの同期転送を行なうのに足りない場合に、同期転
    送のレートを下げるように動作モードを変更することを
    特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記ホストデバイスは画像入力装置であ
    り、画像データを入力する画像入力手段を有することを
    特徴とする請求項5記載の画像処理システム。
  7. 【請求項7】 前記変更手段は、前記画像入力手段にお
    ける画像入力速度を変更することを特徴とする請求項6
    記載の画像処理システム。
  8. 【請求項8】 前記ホストデバイスは画像読取り装置で
    あり、原稿画像を読取って画像データを生成する画像読
    取り手段を有することを特徴とする請求項5記載の画像
    処理システム。
  9. 【請求項9】 前記変更手段は、前記画像読取り手段に
    おける画像読取り速度を変更することを特徴とする請求
    項8記載の画像処理システム。
  10. 【請求項10】 前記変更手段は、前記画像読取り手段
    における画像読取り回数を変更することを特徴とする請
    求項8記載の画像処理システム。
  11. 【請求項11】 前記変更手段は、前記画像読取り手段
    における画像読取り品位を変更することを特徴とする請
    求項8記載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 前記ホストデバイスは更に、前記チャ
    ネル獲得手段により獲得されたチャネル情報を前記ター
    ゲットデバイスに非同期転送するチャネル通知手段を有
    することを特徴とする請求項4記載の画像処理システ
    ム。
  13. 【請求項13】 シリアルバスによりホストデバイスと
    ターゲットデバイスとを接続した画像処理システムであ
    って、 前記ホストデバイスは、 前記シリアルバス上のチャネルを獲得するチャネル獲得
    手段と、 前記チャネル獲得手段により獲得されたチャネルを使用
    して画像データを前記ターゲットデバイスへ同期転送す
    る転送手段と、 前記チャネル獲得手段により獲得したチャネルに応じ
    て、前記ターゲットデバイスの動作モードを変更する変
    更手段と、を有することを特徴とする画像処理システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記変更手段は、前記チャネル獲得手
    段により獲得したチャネルの数が前記転送手段による画
    像データの同期転送を行なうのに足りない場合に、同期
    転送のレートを下げるように前記ターゲットデバイスの
    動作モードを変更することを特徴とする請求項13記載
    の画像処理システム。
  15. 【請求項15】 前記ターゲットデバイスは画像形成装
    置であり、画像形成手段を有することを特徴とする請求
    項14記載の画像処理システム。
  16. 【請求項16】 前記変更手段は、前記画像形成手段に
    おける画像形成速度を変更することを特徴とする請求項
    15記載の画像処理システム。
  17. 【請求項17】 前記ホストデバイスは更に、前記チャ
    ネル獲得手段により獲得されたチャネル情報を前記ター
    ゲットデバイスに非同期転送するチャネル通知手段を有
    することを特徴とする請求項13記載の画像処理システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記変更手段は、変更した動作モード
    情報を前記ターゲットデバイスに非同期転送する動作モ
    ード通知手段を有し、 前記ターゲットデバイスは、通知された動作モード情報
    に従って動作モードを変更することを特徴とする請求項
    4記載の画像処理システム。
  19. 【請求項19】 前記シリアルバスはIEEE1394規格に適
    合または準拠するバスであることを特徴とする請求項1
    乃至18のいずれかに記載の画像処理システム。
  20. 【請求項20】 前記シリアルバスはUSB規格に適合ま
    たは準拠するバスであることを特徴とする請求項1乃至
    18のいずれかに記載の画像処理システム。
  21. 【請求項21】 シリアルバスにより外部装置と接続さ
    れた画像処理装置であって、 前記シリアルバス上のチャネルを獲得するチャネル獲得
    手段と、 前記チャネル獲得手段により獲得されたチャネルを使用
    して画像データを前記外部装置へ同期転送する転送手段
    と、 前記チャネル獲得手段により獲得したチャネルに応じ
    て、自身の動作モードを変更する変更手段と、を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記変更手段は、前記チャネル獲得手
    段により獲得したチャネルの数が前記転送手段による画
    像データの同期転送を行なうのに足りない場合に、同期
    転送のレートを下げるように動作モードを変更すること
    を特徴とする請求項21記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 更に、画像データを入力する画像入力
    手段を有し、 前記変更手段は、前記画像入力手段における画像入力速
    度を変更し、 前記転送手段は、前記画像入力手段によって入力された
    画像データを転送することを特徴とする請求項22記載
    の画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記シリアルバスはIEEE1394規格に適
    合または準拠するバスであることを特徴とする請求項2
    1乃至23のいずれかに記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記シリアルバスはUSB規格に適合ま
    たは準拠するバスであることを特徴とする請求項21乃
    至23のいずれかに記載の画像処理装置。
  26. 【請求項26】 シリアルバスにより複数の画像処理装
    置を接続した画像処理システムにおける制御方法であっ
    て、 前記シリアルバス上のチャネルを獲得するチャネル獲得
    工程と、 前記チャネル獲得手段により獲得したチャネルに応じ
    て、前記複数の画像処理装置の少なくとも1つの動作モ
    ードを変更する変更工程と、 前記チャネル獲得手段により獲得されたチャネルを使用
    して画像データの同期転送を行なう転送工程と、を有す
    ることを特徴とする画像処理システムの制御方法。
  27. 【請求項27】 前記変更工程においては、前記チャネ
    ル獲得工程で獲得したチャネルの数が前記転送工程にお
    ける画像データの同期転送を行なうのに足りない場合
    に、同期転送のレートを下げるように画像処理装置の動
    作モードを変更することを特徴とする請求項26記載の
    画像処理システムの制御方法。
  28. 【請求項28】 更に、前記チャネル獲得工程で獲得し
    たチャネル情報を前記転送工程における転送先の画像処
    理装置に非同期転送するチャネル通知工程を有すること
    を特徴とする請求項26記載の画像処理システムの制御
    方法。
  29. 【請求項29】 シリアルバスによりホストデバイスと
    ターゲットデバイスとを接続した画像処理システムにお
    ける制御方法であって、 前記ホストデバイスにおいて、 前記シリアルバス上のチャネルを獲得するチャネル獲得
    工程と、 前記チャネル獲得工程で獲得したチャネルに応じて、自
    身の動作モードを変更する変更工程と、 前記変更工程で変更された動作モードにより、前記チャ
    ネル獲得工程で獲得したチャネルを使用して画像データ
    を前記ターゲットデバイスへ同期転送する転送工程と、
    を有することを特徴とする画像処理システムの制御方
    法。
  30. 【請求項30】 シリアルバスによりホストデバイスと
    ターゲットデバイスとを接続した画像処理システムにお
    ける制御方法であって、 前記ホストデバイスにおいて、 前記シリアルバス上のチャネルを獲得するチャネル獲得
    工程と、 前記チャネル獲得工程で獲得したチャネルに応じて、前
    記ターゲットデバイスの動作モードを変更する変更工程
    と、 前記チャネル獲得工程で獲得されたチャネルを使用して
    画像データを前記ターゲットデバイスへ同期転送する転
    送工程と、を有することを特徴とする画像処理システム
    の制御方法。
  31. 【請求項31】 前記シリアルバスはIEEE1394規格に適
    合または準拠するバスであることを特徴とする請求項2
    6乃至30のいずれかに記載の画像処理システムの制御
    方法。
  32. 【請求項32】 前記シリアルバスはUSB規格に適合ま
    たは準拠するバスであることを特徴とする請求項26乃
    至30のいずれかに記載の画像処理システムの制御方
    法。
  33. 【請求項33】 シリアルバスにより複数の画像処理装
    置を接続した画像処理システムにおける制御プログラム
    コードが記録された記録媒体であって、 該プログラムコードは、 前記シリアルバス上のチャネルを獲得するチャネル獲得
    工程のコードと、 前記チャネル獲得手段により獲得したチャネルに応じ
    て、前記複数の画像処理装置の少なくとも1つの動作モ
    ードを変更する変更工程のコードと、 前記チャネル獲得手段により獲得されたチャネルを使用
    して画像データの同期転送を行なう転送工程のコード
    と、を有することを特徴とする記録媒体。
JP10218174A 1998-04-27 1998-07-31 画像処理システム及びその制御方法、及び画像処理装置、及び記録媒体 Withdrawn JP2000048186A (ja)

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US10/685,421 US6967973B2 (en) 1998-04-27 2003-10-16 Data transfer apparatus and its control method
US11/146,053 US7095755B2 (en) 1998-04-27 2005-06-07 Data transfer apparatus and its control method

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JP2010085748A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Canon Inc 画像表示装置、画像表示システム及び画像表示方法

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