JP2000048180A - 積和演算装置及び画像処理装置 - Google Patents

積和演算装置及び画像処理装置

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JP2000048180A
JP2000048180A JP10218709A JP21870998A JP2000048180A JP 2000048180 A JP2000048180 A JP 2000048180A JP 10218709 A JP10218709 A JP 10218709A JP 21870998 A JP21870998 A JP 21870998A JP 2000048180 A JP2000048180 A JP 2000048180A
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multiplicand
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JP10218709A
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Kenji Makino
健治 牧野
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Takaoka Toko Co Ltd
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理可能なデータ数を増加させる得ると共に
廉価に構成できる積和演算装置及び画像処理装置を提供
すること。 【解決手段】 フレームバッファ128に記憶された画
像データはCPU129によって所定順序に整列された
後、入力信号Siとしてラッチ回路110に順次出力さ
れる。SRAM113は、ラッチ回路108から出力さ
れる画像データを順次記憶すると共に、前記記憶した画
像データをラッチ回路103に出力する。ラッチ回路1
01〜109にラッチされた画像データは、乗算回路1
17〜125によって、ラッチ回路116にラッチされ
た乗数データと乗算され、加算回路126によって加算
された後、除算回路127で除算される。これにより、
スムージング処理された画像データ出力信号S0が出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被乗数とそ
れに対する乗数とを乗算しそれらの乗算結果の和を出力
する積和演算装置及び前記積和演算装置を使用した画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像処理、デジタルフィル
タ、データ圧縮等の信号処理の分野において積和演算装
置が使用されている。例えば、画像処理の分野において
は、スムージング処理、ラプラシアン処理、ソーベル処
理、エッジ検出処理等の画像変換を行う処理に積和演算
装置が使用されている。
【0003】図8は、5行5列に配列された画像データ
r(0,0)〜r(4,4)に3×3のスムージング処
理を施して画像データR(0,0)〜R(3,3)を得
る画像処理の説明図である。図8において、画像データ
r(1,1)に対する3×3のスムージング処理は、画
像データr(1,1)を中心とする3行3列の9個の画
像データr(0,0)、r(1,0)、r(2,0)、
r(0,1)、r(1,1)、r(2,1)、r(0,
2)、r(1,2)、r(2,2)を用いて行われ、ス
ムージング処理後の画像データR(1,1)が得られ
る。
【0004】同様にして、画像データr(2,1)をス
ムージング処理した画像データR(2,1)、画像デー
タr(3,1)をスムージング処理した画像データR
(3,1)、画像データr(1,2)をスムージング処
理した画像データR(1,2)、…、画像データr
(3,3)をスムージング処理した画像データR(3,
3)が得られる。尚、各画像データr(0,0)〜r
(4,4)、R(1,1)〜R(3,3)は、各画素の
明るさを表すデータである。
【0005】図9は、積和演算装置を用いて、前記図8
のスムージング処理を行う従来の画像処理装置のブロッ
ク図である。図9において画像処理装置は、例えばNT
SC方式の画像データをフレーム単位で記憶して画素毎
の画像データを順次入力信号Siとして出力するフレー
ムバッファ924、D−フリップ・フロップによって構
成され入力信号Siをラッチする9個のラッチ回路90
1〜909、2個のFIFO(First in First out)メ
モリ910、911、画像データの変換処理特性に対応
した9個の乗数データをラッチし各々、除算回路913
〜921に出力するラッチ回路912、ラッチ回路90
1〜909からの画像データとラッチ回路912からの
乗数データを各々乗算する9個の乗算回路913〜92
1、乗算回路913〜921の出力信号の和をとって出
力する加算回路922、加算回路922の出力信号を除
算しスムージング処理後の信号である出力信号Soを出
力する除算回路923によって構成されている。
【0006】尚、ラッチ回路912に入力される9個の
乗数データは、スムージング処理等の画像データを変換
処理する特性に対応した値に適時設定される。また、F
IFOメモリ910、911は、1列分の画像データ
数、即ち、図8の例でいえば5個分の画像データを記憶
できる容量を有している。
【0007】図10〜図12は、図9に示した画像処理
装置の動作を示すタイミング図である。以下、図8から
図12を用いて、従来の画像処理装置の動作を説明す
る。クロック信号CLKに応答して、フレームバッファ9
24から先ず、第1列目の画像データが第1行から順
に、画像データr(0,0)、r(1,0)、r(2,
0)、r(3,0)、r(4,0)と出力される。第1
列目の画像データの出力が完了すると、次に第2列目の
画像データが第1行目から順に出力され、以下同様に、
第3列目、第4列目、第5列目の順で、入力信号Siと
して順次出力される。
【0008】このとき、ラッチ回路901〜909及び
FIFOメモリ910、911は、各々、クロック信号
CLKに応答して、画像データr(0,0)〜r(4,
4)をラッチ又は記憶する。尚、FIFOメモリ91
0、911は、書込リセット端子WRESには書込リセ
ット信号WRSが入力され又、読出リセット端子RRE
Sには読出リセット信号RRSが入力され、各信号の立
ち下がりで動作する。
【0009】ラッチ回路901〜909に画像データr
(2,2)、r(1,2)、r(0,2)、r(2,
1)、r(1,1)、r(0,1)、r(2,0)、r
(1,0)、r(0,0)がラッチされたときに、前記
各画像データは各々、乗算回路913〜921によっ
て、ラッチ回路912から入力される乗数データと乗算
される。各乗算回路913〜921による乗算結果は、
加算回路922によって加算された後、除算回路923
によって除算され、出力信号Soが得られる。
【0010】尚、除算回路923の除数は、加算回路9
22の出力信号を正規化処理するためにラッチ回路91
2の全乗数データを加算した値である。この結果得られ
る出力信号Soは、画像データr(1,1)をスムージ
ング処理した画像データR(1,1)となる。画像デー
タR(1,1)は図示しない別のフレームバッファに記
憶され、表示処理等の種々の処理に利用される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
積和演算回路では、画像処理を行う際に、一列分のデー
タはフレームメモリからの画像データをそのままラッチ
回路901〜903にラッチするが、他の2列分のデー
タをラッチ回路904〜909にラッチするために、各
一列分の画像データr(0,0)〜r(4,0)、r
(0,1)〜r(4,1)、r(0,2)〜r(4,
2)、r(0,3)〜r(4,3)、r(0,4)〜r
(4,4)を記憶できる2個のFIFOメモリ910、
911を使用している。したがって、積和演算処理可能
な1列当たりの画像データ数が、FIFOメモリ91
0、911の容量によって制限されてしまうという問題
があった。この問題を解決するために、大容量のFIF
Oメモリ910、911を使用する方法も考えられる
が、高価になるという問題があった。
【0012】本発明は、処理可能なデータ数を増加させ
る得ると共に廉価に構成できる積和演算装置及び画像処
理装置を提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の積和演算装置
は、複数の被乗数データから成る入力信号をラッチする
第1のラッチ手段と、書込制御信号に応答して前記第1
のラッチ手段からの被乗数データを記憶すると共に読出
制御信号に応答して前記記憶した被乗数データを第2の
ラッチ手段に出力する記憶手段と、前記第1、第2のラ
ッチ手段にラッチした前記被乗数データに乗数データを
乗算し出力する複数の乗算手段と、前記乗算手段の出力
を加算する加算手段とを備えて成ることを特徴としてい
る。
【0014】複数の被乗数データから成る入力信号は第
1のラッチ手段によってラッチされる。記憶手段は、書
込制御信号に応答して前記第1のラッチ手段でラッチし
た被乗数データを記憶すると共に読出制御信号に応答し
て前記記憶した被乗数データを第2のラッチ手段に出力
する。複数の乗算手段は、前記第1、第2のラッチ手段
にラッチした前記被乗数データと乗数データとを乗算し
出力する。加算手段は、前記乗算手段の出力を加算す
る。
【0015】前記第1、第2のラッチ手段を構成する複
数のラッチ回路は複数行複数列に配列され、前記記憶手
段は前記第1のラッチ手段を構成する特定行のラッチ回
路でラッチした被乗数データを記憶すると共に、前記記
憶した被乗数データを前記第2のラッチ手段を構成する
特定行のラッチ回路に出力するように構成することがで
きる。
【0016】また、前記入力信号における被乗数データ
はX行Y列(X、Yは整数)に配列構成されると共に、
前記被乗数データを整列して前記第1のラッチ手段に出
力する整列手段を有し、前記整列手段は、同一列に含ま
れ前記Xより少ない行数の被乗数データを順次出力する
動作を各列毎に順次行ない、Y列目まで行った後に最初
の列に戻ると共に行をシフトさせ、これをX行目まで繰
り返すことにより整列された前記被乗数データを前記第
1のラッチ手段に出力するようにもできる。
【0017】一方、本発明の画像処理装置は、複数の画
像データから成る入力信号をラッチする第1のラッチ手
段と、書込制御信号に応答して前記第1のラッチ手段か
らの画像データを記憶すると共に読出制御信号に応答し
て前記記憶した画像データを第2のラッチ手段に出力す
る記憶手段と、前記第1、第2のラッチ手段にラッチし
た前記画像データに乗数データを乗算し出力する複数の
乗算手段と、前記乗算手段の出力を加算する加算手段
と、前記加算手段の出力を除算する除算手段とを備えて
成ることを特徴としている。
【0018】複数の画像データから成る入力信号は第1
のラッチ手段によってラッチされる。記憶手段は、書込
制御信号に応答して前記第1のラッチ手段でラッチした
画像データを記憶すると共に読出制御信号に応答して前
記記憶した画像データを第2のラッチ手段に出力する。
複数の乗算手段は、前記第1、第2のラッチ手段にラッ
チした前記画像データと乗数データとを乗算し出力す
る。加算手段は前記乗算手段の出力を加算する。除算手
段は前記加算手段の出力を除算する。
【0019】前記第1、第2のラッチ手段を構成する複
数のラッチ回路は複数行複数列に配列され、前記記憶手
段は前記第1のラッチ手段を構成する特定行のラッチ回
路でラッチした画像データを記憶すると共に、前記記憶
した画像データを前記第2のラッチ手段を構成する特定
行のラッチ回路に出力するように構成することができ
る。
【0020】また、X行Y列(X、Yは整数)に配列さ
れた複数の画像データを記憶するフレームバッファと、
前記フレームバッファからの画像データを整列して前記
第1のラッチ手段に出力する整列手段とを有し、前記整
列手段は、同一列に含まれ前記Xより少ない行数の前記
画像データを順次出力する動作を各列毎に順次行ない、
Y列目まで行った後に最初の列に戻ると共に行をシフト
させ、これをX行目まで繰り返すことにより整列された
前記画像データを前記第1のラッチ手段に出力するよう
に構成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る積和演算装置及びこれを使用した画像処理装置のブロ
ック図で、3×3のスムージング処理を行う例を示して
いる。
【0022】図1において、画像処理装置は、NTSC
方式の画像データ信号(図示せず)をフレーム単位で順
次記憶し、後述するようにCPU129によって所定順
序で整列された画像データを入力信号Siとして出力す
るフレームバッファ128、入力信号Siをラッチし出
力するラッチ回路110、ラッチ回路110からの信号
をラッチし出力するラッチ回路111、被乗数データで
ある前記画像データをラッチし出力する9個のラッチ回
路101〜109、ラッチ回路108からの信号をバッ
ファアンプ115を介して記憶すると共に、記憶した画
像データをバッファアンプ114を介してラッチ回路1
03に出力する記憶手段としてのSRAM113、SR
AM113のアドレスを指定するためのアドレス信号を
出力するアドレス指定手段としてのカウンタ回路11
2、9個の乗数データをラッチし出力する乗数出力手段
としてのラッチ回路116、ラッチ回路101〜109
からの画像データとラッチ回路116からの乗数データ
を各々乗算する乗算手段としての9個の乗算回路117
〜125、乗算回路117〜125の出力信号の和をと
って出力する加算手段としての加算回路126、加算回
路126の出力信号を除算し、画像処理後の信号である
出力信号Soを出力する除算手段としての除算回路12
7によって構成されており、図9の場合と同様に、画像
処理の対象となる画像データを中心として3行3列の画
像データを用いて3×3のスムージング処理を行う例を
示している。
【0023】ラッチ回路101〜111はD−フリップ
フロップによって構成されており、ラッチ回路110、
111のクロック入力端子には第1のクロック信号CLK1
が入力され、ラッチ回路101〜109及びカウンタ回
路112のクロック入力端子には、クロック信号CLK1の
2倍の周期のクロック信号CLK2が入力される。尚、ラッ
チ回路101〜109は、各々、ラッチ手段を構成し
又、ラッチ回路101、102、104、105、10
7、108は第1のラッチ手段を構成し、ラッチ回路1
03、106、109は第2のラッチ手段を構成してい
る。
【0024】図2〜4は、図1に示した画像処理装置の
動作を表すタイミング図で、図8で示したスムージング
処理を行う場合の例を示している。以下、図1〜図4及
び図8を使用して、本実施の形態の動作を説明する。
尚、初期状態として、ラッチ回路101〜111には画
像データはラッチされておらず、カウンタ回路112は
リセットされており又、フレームバッファ128には、
25個の画像データr(0,0)、r(0,1)、r
(0,2)、…、r(4,3)、r(4,4)が順に記
憶されているものとする。
【0025】時刻T0において、クロック信号CLK1に応
答して、フレームバッファ128に記憶された画像デー
タr(0,0)〜r(4,4)は、図2の入力信号Si
に示すように、CPU129によって、r(0,0)、
r(1,0)、r(0,1)、r(1,1)、r(0,
2)、r(0,2)…の順序に整列されながら読出さ
れ、順次出力される。ラッチ回路110はクロック信号
CLK1に応答して、入力信号Siを順次ラッチし、ラッチ
回路111及びラッチ回路101に出力する。ラッチ回
路111は、クロック信号CLK1に応答して、ラッチ回路
110からの画像データをラッチし、ラッチ回路102
に出力する。
【0026】ラッチ回路101はクロック信号CLK2に応
答して、ラッチ回路110からの画像データをラッチ
し、ラッチ回路104及び乗算回路119に出力する。
ラッチ回路104はクロック信号CLK2に応答して、ラッ
チ回路101からの画像データをラッチし、ラッチ回路
107及び乗算回路122に出力する。ラッチ回路10
7はクロック信号CLK2に応答して、ラッチ回路104か
らの画像データをラッチし、乗算回路125に出力す
る。
【0027】ラッチ回路102はクロック信号CLK2に応
答して、ラッチ回路111からの画像データをラッチ
し、ラッチ回路105及び乗算回路118に出力する。
ラッチ回路105はクロック信号CLK2に応答して、ラッ
チ回路102からの画像データをラッチし、ラッチ回路
108及び乗算回路121に出力する。ラッチ回路10
8はクロック信号CLK2に応答して、ラッチ回路105か
らの画像データをラッチし、乗算回路124に出力する
と共にバッファアンプ115を介してSRAM113の
データ入力部に出力する。
【0028】一方、カウンタ回路112はクロック信号
CLK2を計数し、計数結果をアドレス指定信号MAとして
SRAM113のアドレス入力部に出力する。尚、図2
〜図4に示すように、アドレス指定信号MAが0〜4の
5種類の値をとるように、一定周期でカウンタ回路のリ
セット端子Rにはリセット信号RSが供給される。SR
AM113は、書込制御信号としてのライトイネーブル
信号WEに応答して、カウンタ回路112によって指定
されたアドレスに、バッファアンプ115からの画像デ
ータを書込んで記憶し又、読出制御信号としてのリード
イネーブル信号REに応答してカウンタ回路112によ
って指定されたアドレスから、記憶した画像データを読
出す。
【0029】SRAM113は入出力ポートを1つしか
有していないため、前記書込動作及び読出動作を同時に
行うことはできず、所定の時間間隔をおいて前記各動作
を行う。また、SRAM113の前記書込動作は、ライ
トイネーブル信号WEに応答してアクティブとなるバッ
ファアンプ115を介して、ラッチ回路108の出力信
号を書込むことによって行われ又、その読出動作は、リ
ードイネーブル信号REに応答してアクティブとなるバ
ッファアンプ114を介してラッチ回路103へ、前記
記憶した画像データを読出すことによって行われる。
【0030】尚、SRAM113の書込制御端子WRに
はライトイネーブル信号WEが入力され、一定時間経過
後、時刻T1から、ライトイネーブル信号WEと相補的
に、SRAM113の読出制御端子RDにリードイネー
ブル信号REが供給され、これにより、画像データの書
込及び読出が行われる。
【0031】SRAM113から読出された信号は、バ
ッファアンプ114を介して、順次、ラッチ回路103
に出力され、ラッチ回路103はクロック信号CLK2に応
答して、バッファアンプ114からの信号をラッチし、
ラッチ回路106及び乗算回路117に出力する。ラッ
チ回路106はクロック信号CLK2に応答して、ラッチ回
路103からの信号をラッチし、ラッチ回路109及び
乗算回路120に出力する。ラッチ回路109はクロッ
ク信号CLK2に応答して、ラッチ回路106からの信号を
ラッチし、乗算回路123に出力する。
【0032】ラッチ回路101〜109に、各々、画像
データr(2,2)、r(1,2)、r(0,2)、r
(2,1)、r(1,1)、r(0,1)、r(2,
0)、r(1,0)、r(0,0)がラッチされたとき
に、前記各画像データは、乗算回路117〜125によ
って、ラッチ回路116から各々入力される乗数データ
と乗算される。各乗算回路117〜125による乗算結
果は、加算回路126によって加算された後、除算回路
127によって除算され、出力信号Soが得られる。除
算回路127の除数は、加算回路126の出力信号を正
規化処理するためにラッチ回路116の全乗数データを
加算した値としている。このとき得られる出力信号So
は、画像データr(1,1)に3×3のスムージング処
理を施した画像データR(1,1)である。
【0033】以後、画像データr(1,2)、r(1,
3)、r(2,1)、r(2,2)、r(2,3)、r
(3,1)、r(3,2)、r(3,3)について、上
記同様の処理が行われ、3×3のスムージング処理を施
した画像データR(1,2)、R(1,3)、R(2,
1)、R(2,2)、R(2,3)、R(3,1)、R
(3,2)、R(3,3)が出力信号Soとして出力さ
れる。上記のようにして得られた画像データR(1,
1)〜R(3,3)は、図示しない別のフレームバッフ
ァに記憶され、表示処理等の種々の処理に使用される。
【0034】次に、バッファメモリ128に記憶された
画像データを整列して読出す場合の一般化した形の例及
びこの場合のCPU129の処理動作を説明する。図5
は、フレームバッファ128に記憶された画像データ
を、画素配列に対応する2次元配列として示すと共に、
各画像データの読出順序を示す図である。
【0035】図5において、Xsは変換処理を行う2次
元空間の開始行、Ysは変換処理を行う2次元空間の開
始列、Xは変換処理を行う画像データの行、Yは変換処
理を行う画像データの列、r(X,Y)はX行Y列目の
画像データの明るさを表す画像データ、Wwは変換処理
を行う2次元空間の行数で図5の例では8、Hwは変換
処理を行う2次元空間の列数で図5の例では4、W1は
同一列にて画像データを転送する行数で図5の例では4
である。
【0036】図6は、画像データの整列を行う場合のC
PU129の処理を示すフローチャートである。図5及
び図6において、先ず、Xを開始行Xs、Yを開始列Y
sにセットし(ステップ601)、Xが(Xs+Ww−
W1)よりも小さいか否かを判断する(ステップ60
2)。Xの方が小さくない場合には処理を終了するが、
Xの方が小さい場合には、整数Ayを「0」にセットす
る(ステップ603)。
【0037】次に、AyがHwよりも小さいか否かを判
断し(ステップ604)、Ayの方が小さい場合には、
整数Axを「0」にセットし(ステップ605)。Ax
がW1より小さいか否かを判断する(ステップ60
6)。AxがW1より小さい場合には、(X,Y)座標
のデータをフレームバッファ128から読出し(ステッ
プ607)、Xを(X+1)にすると共にAxを(Ax
+1)にしてステップ606へ戻る(ステップ60
8)。
【0038】ステップ606において、AxがW1より
も小さくない場合には、Yを(Y+1)にすると共にX
を(X−W1)にしてステップ604へ戻る(ステップ
609)。また、ステップ604において、AyがHw
よりも小さくない場合には、YをYsにすると共にXを
(X+1)にしてステップ602へ戻る。
【0039】以上のようにして、図5のr(Xs、Y
s)から実線矢印で示す順序で画像データを出力する動
作と、破線矢印で示す位置まで飛ぶ動作とを順次繰り返
してr(Xs+Ww−1,Ys+Hw−1)まで行い、
これにより、フレームバッファ128から整列された画
像データが入力信号Siとして順次出力される。
【0040】図7は、バッファメモリ128から出力さ
れる画像データと、SRAM113に記憶されると共に
SRAM113から読出される画像データとの関係を示
す図である。整列を行う画像データ、即ちフレームバッ
ファ128から出力される入力信号Siの転送速度をM
s、変換処理が施されて処理後の画像データが転送され
る速度をMt、変換処理後の1画像データ当たりのSR
AM113に記憶する必要のある画像データ数をDmと
し、Nw×Nhの画像処理を行うとすると、Ms=Mt
×W1、Dm=Nw−W1の関係が成立する。
【0041】図7(A)は、5×5の画像処理を行う場
合の例で、Nw=Nh=5、W1=1、Dm=4の例を示し
ており、1行目はフレームバッファ128から直接供給
される画像データで又、2行目〜5行目はSRAM11
3から供給される画像であり、前のサイクルでSRAM
113に記憶された画像データである。また、1行目〜
4行目は、今回のサイクルでSRAM113に記憶する
画像データを示している。また、図7(B)は、5×5
の画像処理を行う場合の例でNw=Nh=5、W1=3、
Dm=2の例を示している。
【0042】図7(A)に示すように、SRAM113
に記憶する画像データ量を第1行目〜第4行目にわたる
4行分の画像データ20個とすると、フレームバッファ
128から1行目の画像データr(X+2,Y+2)〜
r(X+2,Y−2)が出力され、SRAM113から
第2行目〜第5行目の画像データr(X+1,Y+2)
〜r(X−2,Y−2)が出力されたときに、乗算回
路、加算回路及び除算回路によって、各々、前述した乗
算処理、加算処理、除算処理が行われ、画像データr
(X,Y)に対すして5×5の画像処理を行った出力信
号が得られる。
【0043】一方、図7(B)に示すように、SRAM
113に記憶する画像データ量を2行分とする場合に
は、フレームバッファ128から第1行目〜第3行目に
わたる3行分の画像データr(X+2,Y+2)〜r
(X,Y−2)が出力され、SRAM113から第4行
目〜第5行目にわたる2行分の画像データr(X−1,
Y+2)〜r(X−2,Y−2)が出力されたときに、
乗算回路、加算回路及び除算回路によって、各々、前述
した乗算処理、加算処理、除算処理が行われ、画像デー
タr(X,Y)に対して5×5の画像処理を行った出力
信号が得られる。
【0044】図7(A)と図7(B)とを比較すると、
図7(B)の場合は、図7(A)の場合に比べて転送速
度が3倍遅くなるが、画像データを記憶するSRAM1
13の容量が半分になる。処理速度やコスト等に基づい
て、SRAM113の記憶容量やW1、Dm等のパラメ
ータが決定できる。
【0045】以上述べたように、本実施の形態に係る積
和演算装置は、複数の被乗数データから成る入力信号S
iをラッチするラッチ回路101、102、104、1
05、107、108と、ライトイネーブル信号WEに
応答してラッチ回路108からの被乗数データを記憶す
ると共にリードイネーブル信号REに応答して前記記憶
した被乗数データをラッチ回路103、106、109
に出力するSRAM113と、ラッチ回路101〜10
9にラッチした前記被乗数データに乗数データを乗算し
出力する複数の乗算回路117〜125と、前記回路1
25の出力を加算する加算回路126とを備えて成るこ
とを特徴としている。したがって、FIFOメモリを使
用しない構成なので、従来のように積和演算処理可能な
データ数が制限されてしまうということがなく、処理可
能なデータ数を増加させることができ又、簡単で廉価に
構成することが可能になる。
【0046】前記積和演算装置を画像処理装置に用いる
ことにより、従来のように画像処理を行う画像データ数
が制限されることがなく、処理可能なデータ数を増加さ
せることができ又、簡単で廉価な画像処理装置を提供す
ることができる。また、複数のラッチ回路101〜10
9は複数行複数列に配列され、前記SRAM113はラ
ッチ回路108でラッチした被乗数データを記憶すると
共に前記記憶した被乗数データをラッチ回路103に出
力するように構成することができる。
【0047】さらに、前記入力信号Siにおける被乗数
データはX行Y列(X、Yは整数)に配列構成されると
共に、前記被乗数データを整列してラッチ回路101、
102、104、105、107、108に出力するC
PU129を有し、CPU129は、同一列に含まれ前
記Xより少ない行数の被乗数データを順次出力する動作
を各列毎に順次行ない、Y列目まで行った後に最初の列
に戻ると共に行をシフトさせ、これをX行目まで繰り返
すことにより整列された前記被乗数データを出力するよ
うに構成することが可能である。
【0048】尚、本実施の形態においては、SRAM1
13に画像データを記憶するようにしたが、処理速度は
遅いが、用途によってはDRAM(Dynamic RAM)を使
用することも可能である。また、本実施の形態において
は、バッファメモリ128に記憶された画像データを整
列して読出すためにCPU129を使用したが、カウン
タ回路等の他の回路を使用することも可能である。さら
に、本実施の形態に係る積和演算装置では、画像データ
をスムージング処理する例で説明したが、乗数データを
適時変更する等を行うことにより、デジタルフィルタ、
データ圧縮等の各種信号処理に適用することが可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】本発明の積和演算装置によれば、積和演
算処理可能なデータ数を増加させることが可能になり
又、簡単で廉価に構成することが可能になるという効果
を奏する。また、本発明の画像処理装置によれば、画像
処理可能な画像データ数を増加させることが可能になり
又、簡単で廉価になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のブ
ロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のタ
イミング図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のタ
イミング図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のタ
イミング図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動
作を説明するための図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動
作を説明するための図である。
【図8】 一般的な画像処理を説明するための図であ
る。
【図9】 従来の画像処理装置のブロック図である。
【図10】従来の画像処理装置のタイミング図である。
【図11】従来の画像処理装置のタイミング図である。
【図12】従来の画像処理装置のタイミング図である。
【符号の説明】
101、102、104、105、107、108…第
1のラッチ手段としてのラッチ回路 102、106、109…第2のラッチ手段としてのラ
ッチ回路 113…記憶手段としてのSRAM 117〜125…乗算手段としての乗算回路 126…加算手段としての加算回路 127…除算手段としての除算回路 129…整列手段としてのCPU

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被乗数データから成る入力信号を
    ラッチする第1のラッチ手段と、書込制御信号に応答し
    て前記第1のラッチ手段からの被乗数データを記憶する
    と共に読出制御信号に応答して前記記憶した被乗数デー
    タを第2のラッチ手段に出力する記憶手段と、前記第
    1、第2のラッチ手段にラッチした前記被乗数データに
    乗数データを乗算し出力する複数の乗算手段と、前記乗
    算手段の出力を加算する加算手段とを備えて成ることを
    特徴とする積和演算装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2のラッチ手段を構成する
    複数のラッチ回路は複数行複数列に配列され、前記記憶
    手段は前記第1のラッチ手段を構成する特定行のラッチ
    回路でラッチした被乗数データを記憶すると共に、前記
    記憶した被乗数データを前記第2のラッチ手段を構成す
    る特定行のラッチ回路に出力することを特徴とする請求
    項1記載の積和演算装置。
  3. 【請求項3】 前記入力信号における被乗数データはX
    行Y列(X、Yは整数)に配列構成されると共に、前記
    被乗数データを整列して前記第1のラッチ手段に出力す
    る整列手段を有し、前記整列手段は、同一列に含まれ前
    記Xより少ない行数の被乗数データを順次出力する動作
    を各列毎に順次行ない、Y列目まで行った後に最初の列
    に戻ると共に行をシフトさせ、これをX行目まで繰り返
    すことにより整列された前記被乗数データを前記第1の
    ラッチ手段に出力するようにしたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の積和演算装置。
  4. 【請求項4】 複数の画像データから成る入力信号をラ
    ッチする第1のラッチ手段と、書込制御信号に応答して
    前記第1のラッチ手段からの画像データを記憶すると共
    に読出制御信号に応答して前記記憶した画像データを第
    2のラッチ手段に出力する記憶手段と、前記第1、第2
    のラッチ手段にラッチした前記画像データに乗数データ
    を乗算し出力する複数の乗算手段と、前記乗算手段の出
    力を加算する加算手段と、前記加算手段の出力を除算す
    る除算手段とを備えて成ることを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2のラッチ手段を構成する
    複数のラッチ回路は複数行複数列に配列され、前記記憶
    手段は前記第1のラッチ手段を構成する特定行のラッチ
    回路でラッチした画像データを記憶すると共に、前記記
    憶した画像データを前記第2のラッチ手段を構成する特
    定行のラッチ回路に出力することを特徴とする請求項4
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 X行Y列(X、Yは整数)に配列された
    複数の画像データを記憶するフレームバッファと、前記
    フレームバッファからの画像データを整列して前記第1
    のラッチ手段に出力する整列手段とを有し、前記整列手
    段は、同一列に含まれ前記Xより少ない行数の前記画像
    データを順次出力する動作を各列毎に順次行ない、Y列
    目まで行った後に最初の列に戻ると共に行をシフトさ
    せ、これをX行目まで繰り返すことにより整列された前
    記画像データを前記第1のラッチ手段に出力するように
    したことを特徴とする請求項4又は5記載の画像処理装
    置。
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