JP2000268023A - 積和演算装置及び画像処理装置 - Google Patents

積和演算装置及び画像処理装置

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JP2000268023A
JP2000268023A JP7330799A JP7330799A JP2000268023A JP 2000268023 A JP2000268023 A JP 2000268023A JP 7330799 A JP7330799 A JP 7330799A JP 7330799 A JP7330799 A JP 7330799A JP 2000268023 A JP2000268023 A JP 2000268023A
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data
image data
multiplicand
latch means
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English (en)
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Kenji Makino
健治 牧野
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Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用性に富み、大容量の画像デ−タを簡単な
構成で高速に演算処理できる積和演算装置及び画像処理
装置を提供する。 【解決手段】 X行Y列(X、Yは整数)に配列構成さ
れた複数の被乗数デ−タからなる入力信号をラッチする
ラッチ回路101、102と、前記被乗数デ−タを記憶
するとともに、記憶した被乗数デ−タを特定ラッチ回路
に出力するSRAM115と、前記被乗数デ−タを順次
ラッチするとともに、ラッチした被乗数デ−タを順次出
力するFIFOメモり111、112と、FIFOメモ
リ111、112からの被乗数デ−タをラッチするラッ
チ回路104〜109と、前記ラッチ回路101〜10
9からの被乗数デ−タに係数を乗算する乗算回路118
〜126と、乗算回路118〜126からの被乗数デ−
タを加算する加算回路127とで構成し、積和演算を行
うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被乗数とそ
れに対する乗数とを乗算しそれらの乗算結果の和を出力
する積和演算装置及び前記積和演算装置を使用した画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像処理、デジタルフィル
タ、データ圧縮等の信号処理の分野において積和演算装
置が使用されている。例えば、画像処理の分野において
は、スムージング処理、ラプラシアン処理、ソーベル処
理、エッジ検出処理等の画像変換を行う処理に積和演算
装置が使用されている。
【0003】図8は、5行5列に配列された画像データ
r(0,0)〜r(4,4)に3×3のスムージング処
理を施して画像データR(1,1)〜R(3,3)を得
る画像処理の説明図である。図8において、画像データ
r(1,1)に対する3×3のスムージング処理は、画
像データr(1,1)を中心とする3行3列の9個の画
像データr(0,0)、r(1,0)、r(2,0)、r
(0,1)、r(1,1)、r(2,1)、r(0,2)、
r(1,2)、r(2,2)を用いて行われ、スムージ
ング処理後の画像データR(1,1)が得られる。
【0004】同様にして、画像データr(2,1)をス
ムージング処理した画像データR(2,1)、画像デー
タr(3,1)をスムージング処理した画像データR
(3,1)、画像データr(1,2)をスムージング処
理した画像データR(1,2)、・・・、画像データr
(3,3)をスムージング処理した画像データR(3,
3)が得られる。尚、各画像データr(0,0)〜r
(4,4)、R(1,1)〜R(3,3)は、各画素の
明るさを表すデータである。
【0005】図9は、積和演算装置を用いて、前記図8
のスムージング処理を行う従来の画像処理装置のブロッ
ク図である。図9において画像処理装置は、例えばNT
SC方式の画像データをフレーム単位で記憶して画素毎
の画像データを順次入力信号Siとして出力するフレー
ムバッファ924、D−フリップ・フロップによって構
成され入力信号Siをラッチする9個のラッチ回路90
1〜909、2個のFIFO(First in First out)メ
モリ910、911、画像データの変換処理特性に対応
した9個の乗数データをラッチし各々、乗算回路913
〜921に出力するラッチ回路912、ラッチ回路90
1〜909からの画像データとラッチ回路912からの
乗数データを各々乗算する9個の乗算回路913〜92
1、乗算回路913〜921の出力信号の和をとって出
力する加算回路922、加算回路922の出力信号を除
算しスムージング処理後の信号である出力信号Soを出
力する除算回路923によって構成されている。
【0006】尚、ラッチ回路912に入力される9個の
乗数データは、スムージング処理等の画像データを変換
処理する特性に対応した値に適時設定される。また、F
IFOメモリ910、911は、1列分の画像データ
数、即ち、図8の例でいえば5個分の画像データを記憶
できる容量を有している。
【0007】図10〜図12は、図9に示した画像処理
装置の動作を示すタイミング図である。以下、図8から
図12を用いて、従来の画像処理装置の動作を説明す
る。クロック信号CLKに応答して、フレームバッファ
924から先ず、第1列目の画像データが第1行から順
に、画像データr(0,0)、r(1,0)、r(2,
0)、r(3,0)、r(4,0)と出力される。第1列
目の画像データの出力が完了すると、次に第2列目の画
像データが第1行目から順に出力され、以下同様に、第
3列目、第4列目、第5列目の順で、入力信号Siとし
て順次出力される。
【0008】このとき、ラッチ回路901〜909及び
FIFOメモリ910、911は、各々、クロック信号
CLKに応答して、画像データr(0,0)〜r(4,
4)をラッチ又は記憶する。尚、FIFOメモリ91
0、911は、書込リセット端子WRESには書込リセ
ット信号WRSが入力され又、読出リセット端子RRE
Sには読出リセット信号RRSが入力され、各信号の立
ち下がりで動作する。
【0009】ラッチ回路901〜909に画像データr
(2,2)、r(1,2)、r(0,2)、r(2,1)、
r(1,1)、r(0,1)、r(2,0)、r(1,
0)、r(0,0)がラッチされたとき、すなわち図1
2の時間t1のときに、前記各画像データは各々、乗算
回路913〜921によって、ラッチ回路912から入
力される乗数データと乗算される。各乗算回路913〜
921による乗算結果は、加算回路922によって加算
された後、除算回路923によって除算され、出力信号
Soが得られる。
【0010】尚、除算回路923の除数は、加算回路9
22の出力信号を正規化処理するために、ラッチ回路9
12にラッチされた乗数の和に等しい「9」としてい
る。この結果得られる出力信号Soは、画像データr
(1,1)をスムージング処理した画像データR(1,
1)となる。画像データR(1,1)は図示しないCR
T等の表示装置に表示され又は別のフレームバッファに
おさめられる。また時間t1以降、1クロック毎に各画
像デ−タは各々乗算回路、加算回路、除算回路によりス
ム−ジング処理されて画像デ−タR(1,2)〜R
(3,3)が同様に出力信号Soとして得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
積和演算回路では、画像処理を行う際に、一列分のデー
タはフレームメモリからの画像データをそのままラッチ
回路901〜903にラッチするが、他の2列分のデー
タをラッチ回路904〜909にラッチするために、各
一列分の画像データr(0,0)〜r(4,0)、r
(0,1)〜r(4,1)、r(0,2)〜r(4,
2)、r(0,3)〜r(4,3)、r(0,4)〜r
(4,4)を順番に記憶できる2個のFIFOメモリ9
10、911を使用している。したがって、積和演算処
理可能な1列当たりの画像データ数が、FIFOメモリ
910、911の容量によって制限されてしまい、大容
量の画像デ−タを演算する場合には処理画像を細かく分
割する必要があり、分割した画像デ−タの演算処理数が
大幅に増えるため演算時間が長くなるという問題があっ
た。この問題を解決するために、大容量のFIFOメモ
リ910、911を使用する方法も考えられるが、大容
量のFIFOメモリは汎用品ではなく特殊仕様となり、
市場で確保するのが難しく、また入手できても高価にな
るという問題があった。
【0012】本発明は、大容量の画像デ−タを簡単な構
成で高速に演算処理できる積和演算装置及び画像処理装
置を提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の積和演算装置
は、複数の被乗数データから成る入力信号をラッチする
第1のラッチ手段と、書込制御信号に対応して前記第1
のラッチ手段からの被乗数データを記憶すると共に続出
制御信号に応答して前記記憶した被乗数データを第2の
ラッチ手段に出力する記憶手段と、前記第1、第2から
の被乗数デ−タをラッチする第3のラッチ手段と、前記
第3のラッチ手段からの被乗数デ−タをラッチする第4
のラッチ手段と、前記第1、第2、第4のラッチ手段に
ラッチした前記被乗数データに乗数データを乗算し出力
する複数の乗算手段と、前記乗算手段の出力を加算する
加算手段とを備えて成ることを特徴としている。
【0014】複数の被乗数データから成る入力信号は第
1のラッチ手段によってラッチされる。記憶手段は、書
込制御信号に応答して前記第1のラッチ手段でラッチし
た被乗数データを記憶すると共に続出制御信号に応答し
て前記記憶した被乗数データを第2のラッチ手段に出力
し、前記第3のラッチ手段は、前記第1、第2のラッチ
手段を構成する特定行特定列のラッチ回路でラッチした
被乗数データをラッチし、前記ラッチした被乗数データ
を前記第4のラッチ手段を構成する特定行特定列のラッ
チ回路に出力する。複数の乗算手段は、前記第1、第
2、第4のラッチ手段にラッチした前記被乗数データと
乗数データとを乗算し出力する。加算手段は、前記乗算
手段の出力を加算する。
【0015】前記第1、第2、第4のラッチ手段を構成
する複数のラッチ回路は複数行複数列に配列される。
【0016】また、前記入力信号における被乗数データ
はX行Y列(X、Yは整数)に配列構成されると共に、
前記被乗数データを整列して前記第1のラッチ手段に出
力する整列手段を有し、前記整列手段は、同一列に含ま
れ前記Xより少ない行数の被乗数データを順次出力する
動作を各列毎に順次行ない、Y列目まで行った後に最初
の列に戻ると共に行をシフトさせ、これをX行目まで繰
り返すことにより整列された前記被乗数データを前記第
1のラッチ手段に出力するようにもできる。
【0017】一方、本発明の画像処理装置は、複数の画
像データから成る入力信号をラッチする第1のラッチ手
段と、書込制御信号に応答して前記第1のラッチ手段か
らの画像データを記憶すると共に続出制御信号に応答し
て前記記憶した画像データを第2のラッチ手段に出力す
る記憶手段と、前記第1、第2からの被乗数デ−タをラ
ッチする第3のラッチ手段と、前記第3のラッチ手段か
らの被乗数デ−タをラッチする第4のラッチ手段と、前
記第1、第2、第4のラッチ手段にラッチした前記画像
データに乗数データを乗算し出力する複数の乗数手段
と、前記乗算手段の出力を加算する加算手段と、前記加
算手段の出力を除算する除算手段とを備えて成ることを
特徴としている。
【0018】複数の画像データから成る入力信号は第1
のラッチ手段によってラッチされる。記憶手段は、書込
制御信号に応答して前記第1のラッチ手段でラッチした
画像データを記憶すると共に続出制御信号に応答して前
記記憶した画像データを第2のラッチ手段に出力する。
第3のラッチ手段は、前記第1、第2のラッチ手段から
の被乗数データをラッチし、前記ラッチした被乗数デー
タを第4のラッチ手段に出力する。複数の乗算手段は、
前記第1、第2のラッチ手段にラッチした前記画像デー
タと乗数データとを乗算し出力する。加算手段は前記乗
算手段の出力を加算する。除算手段は前記加算手段の出
力を除算する。
【0019】前記第1、第2のラッチ手段を構成する複
数のラッチ回路は複数行複数列に配列され、前記記憶手
段は前記第1のラッチ手段を構成する特定行のラッチ回
路でラッチした画像データを記憶すると共に、前記記憶
した画像データを前記第2のラッチ手段を構成する特定
行のラッチ回路に出力し、前記第3のラッチ手段は、前
記第1、第2のラッチ手段を構成する特定行特定列のラ
ッチ回路でラッチした被乗数データをラッチし、前記ラ
ッチした被乗数データを前記第4のラッチ手段を構成す
る特定行特定列のラッチ回路に出力するように構成する
ことができる。
【0020】また、X行Y列(X、Yは整数)に配列さ
れた複数の画像データを記憶するフレームバッファと、
前記フレームバッファからの画像データを整列して前記
第1のラッチ手段に出力する整列手段とを有し、前記整
列手段は、同一列に含まれ前記Xより少ない行数の前記
画像データを順次出力する動作を各列毎に順次行ない、
Y行目まで行った後に最初の列に戻ると共に行をシフト
させ、これをX行目まで繰り返すことにより整列された
前記画像データを前記第1のラッチ手段に出力するよう
に構成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る積和演算装置及びこれを使用した画像処理装置のブロ
ック図で、3×3のスムージング処理を行う例を示して
いる。
【0022】図1において、画像処理装置は、NTSC
方式の画像データ信号(図示せず)をフレーム単位で順
次記憶し、後述するように整列手段の例としてのCPU
114によって所定順序で整列された画像データを入力
信号Siとして出力するフレームバッファ113、入力
信号Siをラッチし出力するラッチ回路101、ラッチ
回路101からの信号をラッチし、出力するラッチ回路
102、ラッチ回路101からの信号をバッファアンプ
116を介して記憶すると共に、記憶した画像データ信
号を切り換え回路110に出力する記憶手段としてのS
RAM115、SRAM115からの信号とラッチ回路
102からの信号を、切り換え信号SELにて選択し、
ラッチ回路103に出力する切り換え回路110、切り
換え回路110からの信号をラッチし、出力するラッチ
回路103、ラッチ回路103からの信号を順次記憶す
ると共に、記憶した画像データ信号を、ラッチ回路10
4に、記憶した順に出力する記憶手段としてのFIFO
メモリ111、FIFOメモリ111からの信号をラッ
チし出力するラッチ回路104、ラッチ回路104から
の信号をラッチし出力するラッチ回路105、ラッチ回
路105からの信号をラッチし出力するラッチ回路10
6、ラッチ回路106からの信号を順次記憶すると共
に、記憶した画像データ信号をラッチ回路107に記憶
した順に出力する記憶手段としてのFIFOメモリ11
2、FIFOメモリ112からの信号をラッチし出力す
るラッチ回路107、ラッチ回路107からの信号をラ
ッチし出力するラッチ回路108、ラッチ回路108か
らの信号をラッチし出力するラッチ回路109、SRA
M115のアドレスを指定するためのアドレス信号を出
力するアドレス指定手段としてのカウンタ回路129、
9個の乗数データをラッチし出力する乗数出力手段とし
てのラッチ回路117、ラッチ回路101〜109から
の画像データ信号とラッチ回路117からの乗数データ
を各々乗算する乗算手段としての9個の乗算回路118
〜126、乗算回路118〜126の出力信号の和をと
って出力する加算手段としての加算回路127、加算回
路127の出力信号を除算し、画像処理の信号である出
力信号Soを出力する除算手段としての除算回路128
によって構成されており、図9の場合と同様に、画像処
理の対象となる画像データを中心として3行3列の画像
データを用いて3×3のスムージング処理を行う例を示
している。
【0023】図2〜4は、図1に示した画像処理装置の
動作を表すタイミング図で、図8で示したスムージング
処理を行う場合の例を示している。以下、図1〜4及び
図8を使用して、本実施の形態の動作を説明する。尚、
初期状態として、ラッチ回路101〜109には画像デ
ータはラッチされておらず、カウンタ回路129はリセ
ットされており又、フレームバッファ113には、25
個の画像データr(0,0)、r(1,0)、 r
(2,0)、・・・r(3,4)、r(4,4)が順に
記憶されているものとする。
【0024】時刻Toにおいて、クロック信号CLKに
応答してフレームバッファ113に記憶された画像デー
タr(0,0)〜r(4,4)は、図2の入力信号Si
に示すように、CPU114によって、r(0,0)、
r(1,0)、r(2,0)、r(3,0)、r(0,
1)、r(1,1)・・・の順序に整列されながら読み
出され、順次出力される。ラッチ回路101はクロック
信号CLKに応答して、入力信号Siを順次ラッチし、
ラッチ回路102及び乗算回路120に出力すると共に
バッファアンプ116を介してSRAM115のデータ
入力部に出力する。ラッチ回路102はクロック信号C
LKに応答して、ラッチ回路101からの画像データを
ラッチし、切り換え回路110及び乗算回路119に出
力する。
【0025】切り換え回路110はラッチ回路102か
らの画像データとSRAM115からの信号を、図2の
切り換え信号SELに示す様に、切り換えて、ラッチ回
路103に出力する。ラッチ回路103はクロック信号
CLKに応答して、切り換え回路110からの画像デー
タをラッチし、FIFOメモリ111及び乗算回路11
8に出力する。
【0026】FIFOメモリ111は書込み制御信号W
RESとクロック信号CLKに応答してラッチ回路10
3からの画像データを順次記憶し、読み出し制御信号R
RESとクロック信号CLKに応答してラッチ回路10
4に順次出力する。ラッチ回路104はクロック信号C
LKに応答してFIFOメモリ111からの画像データ
をラッチし、ラッチ回路105及び乗算回路123に出
力する。
【0027】ラッチ回路105はクロック信号CLKに
応答して、ラッチ回路104からの画像データをラッチ
し、ラッチ回路106及び乗算回路122に出力する。
ラッチ回路106はクロック信号CLKに応答して、ラ
ッチ回路105からの画像データをラッチし、FIFO
メモリ112及び乗算回路121に出力する。
【0028】FIFOメモリ112は書込み制御信号W
RESとクロック信号CLKに応答して、ラッチ回路1
06からの画像データを順次記憶し、読み出し制御信号
RRESとクロック信号CLKに応答して、ラッチ回路
107に順次出力する。ラッチ回路107はクロック信
号CLKに応答して、FIFOメモリ112からの画像
データをラッチし、ラッチ回路108及び乗算回路12
6に出力する。
【0029】ラッチ回路108はクロック信号CLKに
応答して、ラッチ回路107からの画像データをラッチ
し、ラッチ回路109及び乗算回路125に出力する。
ラッチ回路109はクロック信号CLKに応答して、ラ
ッチ回路108からの画像データをラッチし、乗算回路
124に出力する。
【0030】一方カウンタ回路129は、カウント値を
アドレス指定信号MAとしてSRAM115のアドレス
入力部に出力する。尚、図2〜4に示すように、カウン
ト値はSRAM115への書込み制御信号WRとクロッ
ク信号CLKに応答してカウントし、カウント値は0〜
4の5種類の値をとる。SRAM115は書込み制御信
号としてのライトイネーブル信号WRに応答して、カウ
ンタ回路129によって指定されたアドレスにバッファ
アンプ116からの画像データを書き込んで記憶し又、
続出制御信号としてのリードイネーブル信号RDに応答
してカウンタ回路129によって指定されたアドレスか
ら、記憶した画像データを読み出す。
【0031】SRAM115は入出力ポートを1つしか
有していないため、前記書き込み動作及び読み出し動作
を同時には行なうことができず、所定の時間間隔をおい
て前記各動作を行う。またSRAM115の前記書込動
作はライトイネーブル信号WRに応答してアクティブと
なるバッファアンプ116を介して、ラッチ回路109
の出力信号を書き込むことによって行われ又、その読み
出し動作は、リードイネーブル信号RDに応答して切り
換わる切り換え回路110を介してラッチ回路103
へ、前記記憶した画像データを読み出すことによって行
われる。
【0032】尚、SRAM115の書き込み制御端子W
Tにはライトイネーブル信号WRが入力され、一定時間
経過後、ライトイネーブル信号WRと相補的に、SRA
M115の読み出し制御端子RTにリードイネーブル信
号RDが供給され、これにより画像データの書込及び読
み出しが行なわれる。
【0033】ラッチ回路101〜109に、各々、画像
データr(2,2)、r(1,2)、r(0,2)、r
(2,1)、r(1,1)、r(0,1)、r(2,
0)、r(1,0)、r(0,0)がラッチされた図3
のt2に前記各画像データは乗算回路118〜126に
よって、ラッチ回路117から各々入力される乗数デー
タと乗算される。各乗算回路118〜126による乗算
結果は、加算回路127によって加算された後、除算回
路128によって除算され、出力信号Soが得られる。
この時得られる出力信号Soは画像データr(1,1)
に3×3のスムージング処理を施した画像データR
(1,1)である。
【0034】以後、画像データr(1,2)、r(1,
3)、r(2,1)、r(2,2)、r(2,3)、r
(3,1)、r(3,2)、r(3,3)について、上
記同様の処理が行われ、3×3のスムージング処理を施
した画像データR(1,2)、R(1,3)、R(2,
1)、R(2,2)、R(2,3)、R(3,1)、R
(3,2)、R(3,3)が出力信号Soとして出力さ
れる。上記のようにして得られた画像データR(1,
1)〜R(3,3)は図示しないCRT等の表示装置に
表示され、又は別のフレームバッファにおさめる。
【0035】次にフレームバッファメモリ113に記憶
された画像データを整列して読み出す場合の一般化した
形の例及びこの場合のCPU114の処理動作を説明す
る。図5は、フレームバッファ113に記憶された画像
データを、画素配列に対する2次元配列として示すと共
に、各画像データの読み出し順序を示す図である。
【0036】図5において、Xsは画像変換処理を行な
う2次元空間の開始行、Ysは画像変換処理を行なう2
次元空間の開始列、Xは画像変換処理を行なう画像デー
タの行、Yは画像変換処理を行なう画像データの列、r
(X,Y)はX行Y列目の画像データの明るさを表す画
像データ、Wwは画像変換処理を行なう2次元空間の行
数で図5の例では8、Hwは画像変換処理を行なう2次
元空間の列数で図5の例では4、W1は同一列にて画像
データを転送する行数で図5の例では4である。
【0037】図6は画像データの整列を行う場合のCP
U114の処理を示すフローチャートである。図5及び
図6において、先ず、Xを開始行Xs、Yを開始列Ys
にセットし(ステップ601)、Xが(Xs+Ww)よ
りも小さいか否かを判断する(ステップ602)。Xの
方が小さくない場合には処理を終了するが、Xの方が小
さい場合には変数Ayを「0」にセットする。(ステッ
プ603)。
【0038】次にAyがHwよりも小さいか否かを判断
し(ステップ604)、Ayの方が小さい場合には、変
数Axを「0」にセットし(ステップ605)、Axが
W1より小さいか否かを判断する(ステップ606)。
AxがW1より小さい場合には、XがXs+Wwより小
さいか否かを判断し(ステップ607)、Xの方が小さ
い場合には、(X,Y)座標のデータをフレームバッフ
ァ113から読み出し(ステップ608)、Xを「X+
1」にすると共にAxを「AX+1」にしてステップ6
06へ戻る(ステップ609)。
【0039】ステップ606において、AxがW1より
も小さくない場合には、Yを「Y+1」にすると共にX
を「X−W1」にしてステップ604へ戻る(ステップ
610)。又、ステップ604においてAyがHwより
も小さくない場合には、Yを「Ys」にすると共にXを
「X+W1−1」にしてステップ602へ戻る。
【0040】以上のようにして図5のr(Xs,Ys)
からの実線矢印で示す順序で画像データを出力する動作
と破線矢印で示す位置まで飛ぶ動作とを順次繰り返して
r(Xs+Ww−1,Ys+Hw−1)まで行ない、こ
れによりフレームバッファ113から整列された画像デ
ータが入力信号Siとして順次出力される。
【0041】Ww行、Hw列の2次元空間に配置された
画像デ−タにNw×Nhのスムージング処理を行なうと
すると、従来の積和演算装置では「Ww」個の画像デ−
タを記憶できるFIFOメモリが「Nh−1」個必要に
なるが、本発明の積和演算装置では「Nw」個以上の任
意の個数の画像デ−タを記憶できるFIFOメモリを
「Nh−1」個必要になる。例えば、640行480列
の2次元空間に配置された画像デ−タに5×5のスムー
ジング処理を行なうとすると、従来の積和演算装置では
640個の画像デ−タを記憶できるFIFOメモリが4
個用意しなくてはならないが、本発明の積和演算装置で
は5個以上の任意の個数の画像デ−タを記憶できるごく
小容量のFIFOメモリを4個用意するだけでよい。
【0042】以上述べられたように、本実施の形態に係
る積和演算装置は、複数の被乗数データから成る入力信
号Siをラッチするラッチ回路101、102と、ライ
トイネーブル信号WEに応答してラッチ回路101から
の被乗数データを記憶すると共にリードイネーブル信号
REに応答して前記記憶した被乗数データを切り換え回
路110を通してラッチ回路103に出力するSRAM
115と、ライトリセット信号WRESに応答してラッ
チ回路103からの被乗数データを順次記憶すると共に
リードリセット信号RRESに応答して前記記憶した被
乗数データをラッチ回路104、105、106に順次
出力するFIFOメモリ111と、ライトリセット信号
WRESに応答してラッチ回路106からの被乗数デー
タを順次記憶すると共にリードリセット信号RRESに
応答して前記記憶した被乗数データをラッチ回路10
7、108、109に順次出力するFIFOメモリ11
2と、ラッチ回路101〜109にラッチした前記被乗
数データに乗数データを乗算し出する複数の乗算回路1
18〜126と前記乗算回路118〜126の出力を加
算する加算回路127を備えて成ることを特徴としてい
る。したがってFIFOメモリの記憶するデータ数を増
加させることなく大容量の画像デ−タを簡単な構成で高
速に演算処理できる。
【0043】さらに、本実施の形態に係る積和演算装置
は、大容量のFIFOメモリを使用する必要が無いた
め、前記FIFOメモリ111、112の代わりに図7
に示す様な複数のラッチ回路を使用すれば、ライトリセ
ット信号WRES、リ−ドリセット信号RRESが必要
なく、より汎用的で簡単な回路にできる。Nw×Nhの
スムージング処理を行なうとすると、ラッチ回路の数F
mは「Nw」個以上の任意の整数をとればよい。
【0044】前記積和演算装置を画像処理装置に用いる
ことにより、従来のように画像処理を行ない画像データ
数が制限されることがなく、処理可能なデータ数を増加
させることができる。
【0045】本実施の形態に係る積和演算装置では画像
データをスムージング処理する例で説明したが、乗数デ
ータを適時変更する等を行なうことにより、ディジタル
フィルタ、データ圧縮等の各種信号処理に適用すること
が可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明の積和演算装置によれば、大容量
の画像デ−タを簡単な構成で高速に演算処理できるとと
もに、安価で汎用性に優れた積和演算装置および画像処
理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のブ
ロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のタ
イミング図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のタ
イミング図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のタ
イミング図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動
作を説明するための図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動
作を説明するための図である。
【図8】 一般的な画像処理を説明するための図であ
る。
【図9】 従来の画像処理装置のブロック図である。
【図10】従来の画像処理装置のタイミング図である。
【図11】従来の画像処理装置のタイミング図である。
【図12】従来の画像処理装置のタイミング図である。
【符号の説明】
101、102…第1のラッチ手段としてのラッチ回路 103…第2のラッチ手段としてのラッチ回路 111、112…第3のラッチ手段としてのFIFOメ
モリ 104〜109…第4のラッチ手段としてのラッチ回路 115…記憶手段としてのSRAM 118〜126…乗算手段としての乗算回路 127…加算手段としての加算回路 128…除算手段としての除算回路 114…整列手段としてのCPU

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被乗数データから成る入力信号を
    ラッチする第1のラッチ手段と、書込制御信号に応答し
    て前記第1のラッチ手段からの被乗数データを記憶する
    と共に読出制御信号に応答して前記記億した被乗数デー
    タを第2のラッチ手段に出力する記億手段と、前記第
    1、第2のラッチ手段からの被乗数デ−タをラッチする
    第3のラッチ手段と、前記第3のラッチ手段からの被乗
    数デ−タをラッチする第4のラッチ手段と、前記第1、
    第2、第4のラッチ手段にラッチした前記被乗数データ
    に乗数データを乗算し出力する複数の乗算手段と、前記
    乗算手段の出力を加算する加算手段とを備えて成ること
    を特徴とする積和演算装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2、第4のラッチ手段を構
    成する複数のラッチ回路は複数行複数列に配列され、前
    記記憶手段を構成する複数の記憶回路は、前記第1のラ
    ッチ手段を構成する特定行特定列のラッチ回路でラッチ
    した被乗数データを記憶すると共に、前記記憶した被乗
    数データを前記第2のラッチ手段を構成する特定行特定
    列のラッチ回路に出力し、前記第3のラッチ手段は、前
    記第1、第2のラッチ手段を構成する特定行特定列のラ
    ッチ回路でラッチした被乗数データをラッチし、前記ラ
    ッチした被乗数データを前記第4のラッチ手段を構成す
    る特定行特定列のラッチ回路に出力することを特徴とす
    る請求項1記載の積和演算装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段を構成する複数の記憶回路
    は、複数列に配列され、前記書込制御信号に対応して前
    記第1のラッチ手段からの被乗数データを順次記憶する
    と共に前記続出制御信号に応答して、前記記憶した被乗
    数データを記憶した順に前記第2のラッチ手段に出力す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の積和演算装
    置。
  4. 【請求項4】 前記入力信号における被乗数データはX
    行Y列(X、Yは整数)に配列構成されると共に、前記
    被乗数データを整列して前記第1のラッチ手段に出力す
    る整列手段を有し、前記整列手段は、同一列に含まれ前
    記Xより少ない行数の被乗数データを順次出力する動作
    を各列毎に順次行ない、Y列目まで行った後に最初の列
    に戻ると共に行をシフトさせ、これをX行目まで繰り返
    すことにより整列された前記被乗数データを前記第1の
    ラッチ手段に出力するようにしたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の積和演算装置。
  5. 【請求項5】 複数の画像データから成る入力信号をラ
    ッチする第1のラッチ手段と、書込制御信号に応答して
    前記第1のラッチ手段からの画像データを記憶すると共
    に続出制御信号に応答して前記記憶した画像データを第
    2のラッチ手段に出力する記憶手段と、前記第1、第2
    からの被乗数デ−タをラッチする第3のラッチ手段と、
    前記第3のラッチ手段からの被乗数デ−タをラッチする
    第4のラッチ手段と、前記第1、第2のラッチ手段にラ
    ッチした前記画像データに乗数データを乗算し出力する
    複数の乗算手段と、前記乗算手段の出力を加算する加算
    手段と、前記加算手段の出力を除算する除算手段とを備
    えて成ることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2、第4のラッチ手段を構
    成する複数のラッチ回路は複数行複数列に配列され、前
    記記憶手段を構成する複数の記憶回路は、前記第1のラ
    ッチ手段を構成する特定行特定列のラッチ回路でラッチ
    した画像データを記憶すると共に、前記記憶した画像デ
    ータを前記第2のラッチ手段を構成する特定行特定列の
    ラッチ回路に出力し、前記第3のラッチ手段は、前記第
    1、第2のラッチ手段を構成する特定行特定列のラッチ
    回路でラッチした被乗数データをラッチし、前記ラッチ
    した被乗数データを前記第4のラッチ手段を構成する特
    定行特定列のラッチ回路に出力することを特徴とする請
    求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 X行Y列(X、Yは整数)に配列された
    複数の画像データを記憶するフレームバッファと、前記
    フレームバッファからの画像データを整理して前記第1
    のラッチ手段に出力する整列手段とを有し、前記整列手
    段は同一列に含まれ前記Xより少ない行数の前記画像デ
    ータを順次出力する動作を各列毎に順次行ない、Y列目
    まで行った後に最初の列に戻ると共に行をシフトさせ、
    これをX行目まで繰り返すことにより整列された前記画
    像データを前記第1のラッチ手段に出力するようにした
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の画像処理装置。
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