JP2000046036A - 連結装置 - Google Patents

連結装置

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JP2000046036A
JP2000046036A JP10212837A JP21283798A JP2000046036A JP 2000046036 A JP2000046036 A JP 2000046036A JP 10212837 A JP10212837 A JP 10212837A JP 21283798 A JP21283798 A JP 21283798A JP 2000046036 A JP2000046036 A JP 2000046036A
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shaft
link
connecting shaft
slit
support hole
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JP10212837A
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English (en)
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Takayuki Muto
隆之 武藤
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/3604Devices to connect tools to arms, booms or the like
    • E02F3/3609Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat
    • E02F3/3631Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat with a hook and a transversal locking element

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Shovels (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1部材と第2部材との着脱作業を容易に
し、かつこれら両部材を脱落することなく滑らかに回転
支持することのできる連結装置を提供することを解決課
題とする。 【解決手段】 本発明では、連結シャフト(40)をリ
ンクアーム(26)に対してその軸心回りに回転可能に
支持させるとともに前記連結シャフト(40)に回転阻
止部材(47)を設け、該回転阻止部材(47)を固定
リンク(32)のスリット(32b)に嵌め込むように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1部材にシャフ
ト支持孔を形成しかつこのシャフト支持孔の内径よりも
幅の狭いスリットによって当該シャフト支持孔を前記第
1部材の外部に開口させる一方、第2部材に連結シャフ
トを設けかつ前記スリットに対して挿入可能となるよう
に前記連結シャフトの一部に平面を形成し、前記スリッ
トから前記平面を形成した部分を介して前記連結シャフ
トを前記シャフト支持孔に配置することにより前記第1
部材と前記第2部材とを互いに連結するようにした連結
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械では作業アー
ムに対してアタッチメントを着脱可能に配設し、作業内
容に応じてアタッチメントを適宜交換することにより作
業効率の向上を図るようにしている。
【0003】図8はこの種の建設機械に適用される従来
の連結装置を示したものである。
【0004】この従来の連結装置では作業アーム1の先
端部に連結用ブラケット2を保持させ、該連結用ブラケ
ット2とバケット(アタッチメント)3との間を一対の
連結シャフト4,5で連結している。
【0005】連結用ブラケット2の一方の端部はプッシ
ュリンク6を介してバケット用シリンダアクチュエータ
(以下、単にシリンダ7と称する)の作動ロッド7aに
回転可能に接続されている。連結用ブラケット2の他方
の端部は作業アーム1に対して回転可能に接続されてい
る。
【0006】連結用ブラケット2には固定リンク8と可
動リンク9とを設けている。
【0007】固定リンク8は連結用ブラケット2に対し
て固着されている。この固定リンク8にはその先端部に
シャフト支持孔8aを形成している。シャフト支持孔8
aはその内径よりも幅の狭いスリット8bによって固定
リンク8の外部に開口している。
【0008】可動リンク9はプッシュリンク6の支持シ
ャフト10を介して連結用ブラケット2に回転可能に支
持されている。この可動リンク9にはその先端部にシャ
フト挿通孔9aを形成している。
【0009】一方、バケット3には一対のランドセル部
3aの間に上述した一対の連結シャフト4,5を配設し
ている。
【0010】一方の連結シャフト(以下、挿入用連結シ
ャフト4と称する)は可動リンク9のシャフト挿通孔9
aに対して回転可能に支持される外径を有した円柱状を
成している。この挿入用連結シャフト4は一対のランド
セル部3aの間に着脱可能に配設されている。
【0011】もう一方の連結シャフト(以下、フック用
連結シャフト5と称する)は上述したシャフト支持孔8
aに対して回転可能に支持される外径を有した円柱状を
成している。このフック用連結シャフト5は一対のラン
ドセル部3aの間に固着されている。
【0012】このフック用連結シャフト5には一対のラ
ンドセル部3aの間に位置する部位に一対の平面部5a
を形成している。平面部5aはシャフト支持孔8aのス
リット8bよりも小さい幅となるように互いに平行に構
成されている。
【0013】以下、上記連結装置において作業アーム1
の先端部にバケット3を連結する場合の動作について説
明する。
【0014】この連結装置ではまずシリンダ7を適宜作
動させることによりシャフト支持孔8aのスリット8b
をフック用連結シャフト5の平面部5aに合致させる。
さらにスリット8bに平面部5aを通過させることによ
ってフック用連結シャフト5をシャフト支持孔8aに配
置させる。
【0015】この状態から再びシリンダ7を作動させ、
フック用連結シャフト5に対して固定リンク8を90°
回転させる。これによりフック用連結シャフト5が脱落
することなくシャフト支持孔8aに保持される。
【0016】次に可動リンク9のシャフト挿通孔9aを
介してバケット3のランドセル部3aに挿入用連結シャ
フト4を装着する。これによりバケット3が作業アーム
1に連結されることになる。
【0017】一方、上述した動作を逆に行えば作業アー
ム1からバケット3を取り外すことができる。
【0018】これらの動作の間、上記連結装置によれば
フック用連結シャフト5の着脱操作が不要となる。した
がって作業アーム1に対するバケット3の着脱作業を容
易に行うことができるようになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】作業アームの先端部に
取り付けるアタッチメントには転圧装置のように当該作
業アームに対して上下動可能に保持しなければならない
ものがある。
【0020】こうした要求に対応するためには上記連結
装置の場合、可動リンクを利用して四節リンクを構成す
ることが考えられる。
【0021】図9は可動リンクを利用して四節リンクを
構成した従来の連結装置を示したものである。
【0022】この連結装置では先端部にフック用連結シ
ャフト5を設けたリンクアーム11をアタッチメント
3′に回転可能に配設している。このリンクアーム11
と上述した可動リンク9とによって連結用ブラケット2
とアタッチメント3′との間に四節リンクを構成してい
る。
【0023】この連結装置によれば四節リンクの作動に
より作業アーム1に対してアタッチメント3′を上下動
するように保持することが可能となる。
【0024】しかしながら上記のような連結装置ではス
リット8bを有した固定リンク8のシャフト支持孔8a
に対してフック用連結シャフト5が平面部5aを形成し
た部分で相対的に回転することになる。
【0025】このためフック用連結シャフト5の平面部
5aとシャフト支持孔8aのスリット8bとが合致した
場合に固定リンク8からフック用連結シャフト5が脱落
するおそれがある。
【0026】一方、スリット8bを有したシャフト支持
孔8aにはその内周面とスリット8bとの境界部にエッ
ジが形成されている。またフック用連結シャフト5にお
いて平面部5aを形成した部分にはその外周面と平面部
5aとの境界部にエッジが形成されている。
【0027】このため固定リンク8のシャフト支持孔8
aにおいてフック用連結シャフト5が回転した場合には
上述した稜線によってシャフト支持孔8aの内周面やフ
ック用連結シャフト5の外周面にかじり等の不具合が発
生するおそれがある。この結果連結用ブラケット2とリ
ンクアーム11とを滑らかに回転支持することが困難と
なる。
【0028】特にアタッチメント3′が転圧装置の場合
にはシャフト支持孔8aとフック用連結シャフト5との
摺動部分に振動や衝撃が加わる。したがって上述した問
題が一層顕著となる。
【0029】本発明は、第1部材と第2部材との着脱作
業を容易にし、かつこれら両部材を脱落することなく滑
らかに回転支持することのできる連結装置を提供するこ
とを解決課題とする。
【0030】
【課題を解決するための手段および作用効果】請求項1
に記載の発明では、第1部材(32)にシャフト支持孔
(32a)を形成しかつこのシャフト支持孔(32a)
の内径よりも幅の狭いスリット(32b)によって該シ
ャフト支持孔(32a)を前記第1部材(32)の外部
に開口させる一方、第2部材(26)に連結シャフト
(40)を設けかつ前記スリット(32b)に対して挿
入可能となるように前記連結シャフト(40)の一部に
平面(40a)を形成し、前記スリット(32b)から
前記平面(40a)を形成した部分を介して前記連結シ
ャフト(40)を前記シャフト支持孔(32a)に配置
することにより前記第1部材(32)と前記第2部材
(26)とを互いに連結するようにした連結装置におい
て、前記連結シャフト(40)を前記第2部材(26)
に対してその軸心回りに回転可能に支持させるとともに
前記連結シャフト(40)と前記第1部材(32)との
間に両者の相対回転を阻止する回転阻止手段を設けるよ
うにしている。
【0031】この請求項1に記載の発明によれば回転阻
止手段が作用した場合、スリットを有したシャフト支持
孔と連結シャフトの平面を形成した部分とを互いに相対
回転させることなく該連結シャフトに対して第2部材が
回転することにより該第2部材と第1部材とが回転支持
される。
【0032】したがってシャフト支持孔の内周面や連結
シャフトの外周面にかじり等の不具合を来すおそれがな
い。このため第1部材と第2部材とを滑らかに回転支持
することが可能となる。
【0033】しかも第1部材と第2部材とが相対回転し
ている場合においても連結シャフトと第1部材との相対
位置が変化しない。このため連結シャフトがスリットを
介してシャフト支持孔から脱落する事態を防止すること
ができる。
【0034】なお連結シャフトの着脱操作を要すること
なく第1部材と第2部材との着脱作業を行うことができ
る。したがって着脱作業を容易に行うことができる点に
関しては従前と同様である。
【0035】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記連結シャフト(40)を前記第
2部材(26)に対しその軸心方向に沿って移動可能に
配設するとともに該連結シャフト(40)の周面に回転
阻止部材(47)を設け、前記連結シャフト(40)を
前記シャフト支持孔(32a)に配置した状態において
当該連結シャフト(40)を軸心方向に沿って移動させ
た場合に前記回転阻止部材(47)を前記第1部材(3
2)に係合させるようにしている。
【0036】この請求項2に記載の発明によれば、連結
シャフトをその軸心方向に沿って移動させれば第1部材
との相対回転を阻止することができる。したがってこれ
ら連結シャフトと第1部材との相対回転を阻止するため
の操作も容易となる。
【0037】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記連結シャフト(40)の両端部
を支持するべく前記第2部材(26)を一対具備し、か
つ前記連結シャフト(40)がこれら第2部材(26)
の相互間に位置する部位に前記平面(40a)を有する
とともに各第2部材(26)よりも外方に位置する端部
にそれぞれ抜け止め部材(41,42)を備えており、
一方の抜け止め部材(41)を一方の第2部材(26)
に当接させた場合に前記回転阻止部材(47)を前記第
1部材(32)に係合させるようにしている。
【0038】この請求項3に記載の発明によれば連結シ
ャフトが軸方向に移動して脱落する事態を防止できる。
【0039】しかも第2部材に対する抜け止め部材の占
位位置の変化により、外部から回転阻止部材と第1部材
との係合状態を容易に視認することができる。
【0040】請求項4に記載の発明では、請求項1また
は請求項2または請求項3に記載の発明において、前記
連結シャフト(40)に、その外表面から前記第2部材
(26)との摺接部に至る給脂通路(61)を形成して
いる。
【0041】この請求項4に記載の発明によれば、給脂
通路を通じて連結シャフトと第2部材との摺接部に確実
に給脂を行うことができる。したがって平面に対して不
要な給脂を行うことなく連結シャフトと第2部材との摺
動部の潤滑を確実に図ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を示す図面に
基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る
連結装置の一実施形態を、建設機械の作業アーム1に転
圧装置20′を取り付ける場合に適用した事例を示す。
転圧装置20′は一対のブラケット部21の間に保持し
た振動発生装置22に対して転圧治具23を着脱可能に
取り付けたものである。
【0043】この連結装置では作業アーム1の先端部に
一対の連結用ブラケット30を配設している。
【0044】連結用ブラケット30の一方の端部間には
第1リンクシャフト31を介してプッシュリンク6が回
転可能に支持されている。さらにこのプッシュリンク6
が第1回転支持シャフトS1 を介してアタッチメント用
シリンダアクチュエータ(以下、単にシリンダ7と称す
る)の作動ロッド7aに回転可能に接続されている。連
結用ブラケット30の他方の端部は第2回転支持シャフ
トS2 を介してそれぞれ作業アーム1に回転可能に接続
されている。
【0045】連結用ブラケット30にはそれぞれ一対の
固定リンク(第1部材)32と一対の可動リンク33と
を配設している。
【0046】固定リンク32は連結用ブラケット30に
対して固着されている。一対の固定リンク32にはそれ
ぞれの先端部にシャフト支持孔32aを形成している。
シャフト支持孔32aは個々の内径よりも幅の狭いスリ
ット32bによって固定リンク32の外周部に開口して
いる。
【0047】可動リンク33は上述した第1リンクシャ
フト31を介して連結用ブラケット30に回転可能に支
持されている。一対の可動リンク33にはそれぞれの先
端部に第2リンクシャフト挿通孔33aを形成してい
る。
【0048】一方、転圧装置20′には一対のブラケッ
ト部21の上端部に第2リンクシャフト挿入孔21aを
形成している。第2リンクシャフト挿入孔21aは可動
リンク33に形成した第2リンクシャフト挿通孔33a
と同一の内径を有したものである。
【0049】この転圧装置20′には一対のブラケット
部21にストッパシャフト挿入孔21bを形成してい
る。ストッパシャフト挿入孔21bは第2リンクシャフ
ト挿入孔21aよりも下方であって、後述する第3リン
クシャフト25の近傍に位置している。
【0050】また転圧装置20′には一対のブラケット
部21の間に第3リンクシャフト25を配設している。
第3リンクシャフト25はその軸心から第2リンクシャ
フト挿入孔21aの軸心までの距離が、第1リンクシャ
フト31の軸心からシャフト支持孔32aの軸心までの
距離と略同一となる位置に設けられている。
【0051】この第3リンクシャフト25には一対のブ
ラケット部21の間に位置する部位に一対のリンクアー
ム(第2部材)26を配設している。
【0052】リンクアーム26は上述した可動リンク3
3よりも大きな長さを有している。これらリンクアーム
26の中間部は回転支持用円筒部材27によって互いに
連結されている。そしてリンクアーム26は回転支持用
円筒部材27を介して第3リンクシャフト25に回転可
能に支持されている。
【0053】リンクアーム26の基端部間にはストッパ
用円筒部材28を設けている。ストッパ用円筒部材28
はブラケット部21に形成したストッパシャフト挿入孔
21bと同一の内径を有している。このストッパ用円筒
部材28はその軸心から第3リンクシャフト25の軸心
までの距離が、ストッパシャフト挿入孔21bの軸心か
ら第3リンクシャフト25の軸心までの距離と同一とな
る位置に設けられている。
【0054】また上記リンクアーム26はそれぞれの先
端部間に連結シャフト40を備えている。連結シャフト
40はその軸心から第3リンクシャフト25の軸心まで
の距離が、第1リンクシャフト31の軸心から第2リン
クシャフト挿通孔33aの軸心までの距離と略同一とな
る位置に設けられている。連結シャフト40は一対のリ
ンクアーム26を貫通するに十分な長さを有している。
この連結シャフト40はその軸心方向に沿って移動可能
かつその軸心回りに回転可能となるようにそれぞれ軸受
部材29を介してリンクアーム26に支持されている。
連結シャフト40はシャフト支持孔32aの内径と同一
の外径を有した円柱状である。
【0055】図2は本発明に係る連結装置で適用する連
結シャフトを示す。
【0056】この連結シャフト40は一対のリンクアー
ム26の間に位置する部位の2カ所にそれぞれ一対の平
面40aを有している。一対の平面40aはそれぞれ固
定リンク32のスリット32bよりも小さい幅となるよ
うに互いに平行に設けられている。
【0057】また連結シャフト40はリンクアーム26
の外側端部に抜け止めプレート(抜け止め部材)41お
よび抜け止めピン(抜け止め部材)42を備えている。
【0058】抜け止めプレート41は連結シャフト40
と一体に成形したものである。抜け止めプレート41は
連結シャフト40の周面から一方方向に向けて外方に突
出している。抜け止めプレート41の突出端部は後述す
るリンクアーム26のストッパブロック50に係合する
ことが可能である。
【0059】さらに上記連結シャフト40には両端面に
設けた給脂カプラ60からそれぞれの軸受部材29に対
応する周面に個別の給脂通路61を形成している。
【0060】図3(a)は本発明に係る連結装置の一実
施形態を示した要部側面図、図3(b)は図3(a)に
おけるB−B線断面図、図3(c)は図3(b)におけ
るC−C線断面図である。また図4(a)は図3に示し
た連結装置において回転阻止手段が作動した状態を示す
要部側面図、図4(b)は図4(a)におけるB−B線
断面図、図4(c)は図4(b)におけるC−C線断面
図である。
【0061】抜け止めピン42は基端部にリングバネ4
3を備えている。図3に示すようにこの抜け止めピン4
2は円環部材44(図4参照)を介して連結シャフト4
0のピン孔40bに挿入され、さらにリングバネ43を
連結シャフト40の外周に配置させることによって該連
結シャフト40の他端部に着脱可能に取り付けられてい
る。
【0062】図3からも明らかなようにこの抜け止めピ
ン42にはリンクアーム26の軸受部材29との間にバ
ネ座45を介してバネ46を介在させている。バネ46
はバネ座45および抜け止めピン42を介し、リンクア
ーム26に対して連結シャフト40を図3(b)中の右
方へ常時押圧している。
【0063】ストッパブロック50は先端部の凹溝50
aを介して上記抜け止めプレート41に係合した場合に
リンクアーム26に対する連結シャフト40の回転を阻
止する。同時に図3(b)において該連結シャフト40
の右方への移動を阻止する。ストッパブロック50は一
方のリンクアーム26に固定されている。
【0064】また上記連結シャフト40には2対の平面
40aを形成した部分の間に回転阻止部材47を設けて
いる。回転阻止部材47は図4(c)に示すように固定
リンク32のスリット32bに嵌まり込む大きさを有し
た直方状のブロックである。回転阻止部材47は連結シ
ャフト40の外周面にネジ止めされている。
【0065】以下、上記連結装置を適用して作業アーム
1の先端部に転圧装置20′を連結する場合の動作につ
いて説明する。
【0066】まず転圧装置20′を取り付ける場合には
抜け止めプレート41をストッパブロック50に係合さ
せた状態に保持させておく。
【0067】この状態では上述したようにリンクアーム
26に対する連結シャフト40の回転が阻止されかつ図
3(b)において連結シャフト40の右方への移動が阻
止されている。しかもバネ46によって連結シャフト4
0が図3(b)中において右方に押圧されている。した
がって抜け止めプレート41がストッパブロック50の
凹溝50aから離脱することはない。
【0068】図5は上述した連結装置の着脱動作を示
す。
【0069】次に図5(a)に示すように連結シャフト
40に形成した平面40aの延長面が固定リンク32の
スリット32bに合致するように連結用ブラケット30
の姿勢を変更する。
【0070】この状態から連結シャフト40の平面40
aに沿って連結用ブラケット30および連結シャフト4
0を相対的に近接する方向へ移動させる。これにより連
結シャフト40がスリット32bを介して固定リンク3
2のシャフト支持孔32aに配置される。
【0071】さらに連結用ブラケット30を連結シャフ
ト40の軸心回りに90°回転させる。これにより図5
(b)に示すように連結シャフト40が脱落することな
く固定リンク32のシャフト支持孔32aに保持され
る。
【0072】次にブラケット部21の第2リンクシャフ
ト挿入孔21aおよび可動リンク33の第2リンクシャ
フト挿通孔33aに第2リンクシャフト70を貫通保持
させる。これにより図1(b)に示すように連結用ブラ
ケット30を介して転圧装置20′が作業アーム1の先
端部に連結されることになる。
【0073】この状態においては可動リンク33および
リンクアーム26により、第1リンクシャフト31と第
2リンクシャフト70と第3リンクシャフト25と連結
シャフト40とを回転軸とする四節平行リンクが連結用
ブラケット30とブラケット部21との間に構成され
る。
【0074】したがってこの四節平行リンクの作用によ
り作業アーム1に対して転圧装置20′を上下動するよ
うに保持することができるようになる。
【0075】しかしながら図3に示した状態で四節平行
リンクが作動した場合にはスリット32bを有した固定
リンク32のシャフト支持孔32aに対して連結シャフ
ト40が平面40aを形成した部分で相対的に回転して
しまうことになる。
【0076】そこで上記連結装置ではまず抜け止めプレ
ート41をストッパブロック50の凹溝50aから取り
外す。つまり連結シャフト40をリンクアーム26に対
して回転可能かつ図3(b)において右方へ移動できる
状態にする。
【0077】この状態から図4に示すようにリンクアー
ム26に対して連結シャフト40を回転させ、回転阻止
部材47を固定リンク32のスリット32bに合致させ
る。さら連結シャフト40を図4(b)中の右方へ移動
させて抜け止めプレート41を一方のリンクアーム26
に設けた軸受部材29の端面に当接させるとともに図4
(c)に示すように回転阻止部材47を固定リンク32
のスリット32bに嵌め込ませる。
【0078】この図4に示す状態では回転阻止部材47
の作用により固定リンク32に対して連結シャフト40
が回転することがない。つまり回転阻止部材47が固定
リンク32のスリット32bに嵌め込まれた状態で四節
平行リンクが作動した場合には連結シャフト40の円柱
状を成す部分がリンクアーム26の軸受部材29に対し
て回転することになる。
【0079】図6(a)乃至図6(c)は連結装置の動
作を示す。
【0080】したがって上記連結装置によれば図6に示
すようにリンクアーム26と固定リンク32とを滑らか
に回転支持することができるようになる。
【0081】しかも四節平行リンクの作動中に連結シャ
フト40の平面40aが固定リンク32のスリット32
bに合致して脱落する事態が発生しない。
【0082】さらに給脂カプラ60を介すれば給脂通路
61を通じて連結シャフト40とリンクアーム26の軸
受部材29との摺動部にのみ容易にかつ確実に給脂を行
うことができる。したがって連結シャフト40の平面4
0aを形成した部分に不要な給脂を行うことなく連結シ
ャフト40とリンクアーム26との潤滑を確実に図るこ
とができる。
【0083】また上述した状態においてもバネ46によ
って連結シャフト40が図4(b)中において右方に押
圧されている。したがって回転阻止部材47が固定リン
ク32のスリット32bから離脱することはない。しか
も回転阻止部材47と固定リンク32のスリット32b
との係合状態はリンクアーム26に対する抜け止めプレ
ート41の占位位置の変化により外部から容易に視認す
ることができる。
【0084】一方、作業アーム1から転圧装置20′を
取り外す場合には上述した動作を逆に行えばよい。
【0085】これらの動作の間、上記連結装置によれば
連結シャフト40の着脱操作が不要となる。したがって
作業アーム1に対する転圧装置20′の着脱作業を容易
に行うことができるようになる。
【0086】図7は上記連結装置を、作業アーム1の先
端部に破砕装置20″を連結する場合に適用した事例を
示す。
【0087】破砕装置20″は上述した転圧装置20′
の振動発生装置22から転圧治具23を取り外した後、
この振動発生装置22にチゼル24を取り付けることに
よって構成される。
【0088】破砕装置20″の場合には転圧装置20′
のように作業アーム1に対して上下動可能に保持させる
必要がない。逆に作業アーム1に対して破砕装置20″
が上下動した場合にはチゼル24による破砕力を破砕対
象物に対して有効に伝えることができなくなる。
【0089】そこで破砕装置20″を取り付ける場合に
は可動リンク33とブラケット部21との間を第2リン
クシャフト70で連結しかつリンクアーム26と固定リ
ンク32との間を連結シャフト40で連結した後、抜け
止めプレート41をストッパブロック50の凹溝50a
に係合させた状態のままブラケット部21のストッパシ
ャフト挿入孔21bおよびリンクアーム26のストッパ
用円筒部材28にストッパシャフト80(図3(b)参
照)を挿入保持させる。
【0090】この状態ではブラケット部21に対してリ
ンクアーム26が回転しない。つまり連結用ブラケット
30とブラケット部21との間が相対移動することなく
互いに連結される。
【0091】したがってチゼル24による破砕力を破砕
対象物に対して有効に伝えることができる状態で破砕装
置20″を作業アーム1の先端部に連結することが可能
となる。
【0092】なお連結シャフト40に形成する平面40
aは必ずしも2対である必要はない。また必ずしも対で
ある必要もない。すなわち平面40aは連結シャフト4
0の一部が固定リンク32のスリット32bに挿入可能
となるように形成してあればよい。
【0093】また作業アーム1の先端部に取り付けた連
結用ブラケット30の固定リンク32と、転圧破砕共用
装置20のブラケット部21に設けたリンクアーム26
との間を連結するものに限らない。すなわち第1部材と
第2部材との間を相対的に回転可能に支持する部分であ
ればその他の部分にも適用することが可能である。この
場合の適用箇所が特に四節平行リンクである必要はな
い。
【0094】さらに連結シャフト40に回転阻止部材4
7を取り付ける場合該回転阻止部材47を連結シャフト
40に圧入させるようにしてもよい。
【0095】また連結シャフト40に設ける抜け止めピ
ン42は該連結シャフト40に対して着脱できるもので
あればピン以外のものでもよい。例えばネジ式の抜け止
め部材を適用することができる。
【0096】さらに第1部材と連結シャフトとの相対回
転を阻止する手段としては必ずしも回転阻止部材を第1
部材のスリットに嵌め込ませるものに限らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連結装置を適用して作業アームの
先端部に転圧装置を連結する事例を示す要部側面図であ
る。
【図2】図1に示した連結装置で適用する連結シャフト
を示す断面図である。
【図3】(a)は図1に示した連結装置の要部側面図、
(b)は(a)におけるB−B線断面図、(c)は
(b)におけるC−C線断面図である。
【図4】図1に示した連結装置において回転阻止手段が
作動した状態を示すもので、(a)は要部側面図、
(b)は(a)におけるB−B線断面図、(c)は
(b)におけるC−C線断面図である。
【図5】図1に示した連結装置の着脱動作を示す要部側
面図である。
【図6】図1に示した連結装置の動作を示す側面図であ
る。
【図7】図1に示した連結装置を適用して作業アームの
先端部に破砕装置を連結する事例を示す要部側面図であ
る。
【図8】従来の連結装置を示した側面図である。
【図9】従来の連結装置を示した側面図である。
【符号の説明】
26…リンクアーム、32…固定リンク、32a…シャ
フト支持孔、32b…スリット、40…連結シャフト、
40a…平面、41…抜け止めプレート、42…抜け止
めピン、47…回転阻止部材、61…給脂通路。
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月5日(1998.8.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材(32)にシャフト支持孔(3
    2a)を形成しかつこのシャフト支持孔(32a)の内
    径よりも幅の狭いスリット(32b)によって該シャフ
    ト支持孔(32a)を前記第1部材(32)の外部に開
    口させる一方、 第2部材(26)に連結シャフト(40)を設けかつ前
    記スリット(32b)に対して挿入可能となるように前
    記連結シャフト(40)の一部に平面(40a)を形成
    し、 前記スリット(32b)から前記平面(40a)を形成
    した部分を介して前記連結シャフト(40)を前記シャ
    フト支持孔(32a)に配置することにより前記第1部
    材(32)と前記第2部材(26)とを互いに連結する
    ようにした連結装置において、 前記連結シャフト(40)を前記第2部材(26)に対
    してその軸心回りに回転可能に支持させるとともに前記
    連結シャフト(40)と前記第1部材(32)との間に
    両者の相対回転を阻止する回転阻止手段を設けたことを
    特徴とする連結装置。
  2. 【請求項2】 前記連結シャフト(40)を前記第2部
    材(26)に対しその軸心方向に沿って移動可能に配設
    するとともに該連結シャフト(40)の周面に回転阻止
    部材(47)を設け、前記連結シャフト(40)を前記
    シャフト支持孔(32a)に配置した状態において当該
    連結シャフト(40)を軸心方向に沿って移動させた場
    合に前記回転阻止部材(47)を前記第1部材(32)
    に係合させることを特徴とする請求項1記載の連結装
    置。
  3. 【請求項3】 前記連結シャフト(40)の両端部を支
    持するべく前記第2部材(26)を一対具備し、かつ前
    記連結シャフト(40)がこれら第2部材(26)の相
    互間に位置する部位に前記平面(40a)を有するとと
    もに各第2部材(26)よりも外方に位置する端部にそ
    れぞれ抜け止め部材(41,42)を備え、一方の抜け
    止め部材(41)を一方の第2部材(26)に当接させ
    た場合に前記回転阻止部材(47)を前記第1部材(3
    2)に係合させることを特徴とする請求項2記載の連結
    装置。
  4. 【請求項4】 前記連結シャフト(40)に、その外表
    面から前記第2部材(26)との摺接部に至る給脂通路
    (61)を形成したことを特徴とする請求項1または請
    求項2または請求項3記載の連結装置。
JP10212837A 1998-07-28 1998-07-28 連結装置 Withdrawn JP2000046036A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020153218A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 オイルクイック ドイチュランド ゲーエムベーハーOilQuick Deutschland GmbH クイックチェンジシステム用アダプタおよびそのようなアダプタを備えたクイックチェンジシステム
KR20210109132A (ko) * 2020-02-27 2021-09-06 정경래 회전 링크

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