JPH075977Y2 - 研削盤のシュー装置 - Google Patents
研削盤のシュー装置Info
- Publication number
- JPH075977Y2 JPH075977Y2 JP1988153357U JP15335788U JPH075977Y2 JP H075977 Y2 JPH075977 Y2 JP H075977Y2 JP 1988153357 U JP1988153357 U JP 1988153357U JP 15335788 U JP15335788 U JP 15335788U JP H075977 Y2 JPH075977 Y2 JP H075977Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- floating
- shaft
- floating shoe
- compressed air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は研削盤におけるワークの心無し支持装置等に
適用され、ワークを支持するシュー装置に関する。
適用され、ワークを支持するシュー装置に関する。
《従来の技術》 従来、研削盤におけるワークを支持するシュー装置とし
て、シュー本体が回動可能ないわゆるフローティングシ
ュー装置が用いられている。
て、シュー本体が回動可能ないわゆるフローティングシ
ュー装置が用いられている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上記従来のフローティングシュー装置に
おいては、シューホルダーとフローティングシュー本体
間に切削粉などの異物がはさまらないように工夫されて
おらず、またその軸受部は無潤滑油の滑り軸受となって
いるため、摩耗が激しく、回動が滑らかでないという問
題点があった。
おいては、シューホルダーとフローティングシュー本体
間に切削粉などの異物がはさまらないように工夫されて
おらず、またその軸受部は無潤滑油の滑り軸受となって
いるため、摩耗が激しく、回動が滑らかでないという問
題点があった。
《課題を解決するための手段》 この考案は上記課題を解決するために成されたもので、
一対の側壁部を有するシューホルダーと、上記両側壁部
間に所定の隙間を有して挿入されるとともに、ワークの
一部を支持するためのワーク受け部を備えるフローティ
ングシューと、上記一対の側壁部及びフローティングシ
ューを貫通し、かつ上記フローティングシューを上記シ
ューホルダー側に回転可能に支持する軸と、上記軸が貫
通するフローティングシューの貫通穴内面に形成したフ
ローティングシュー軸受部と、上記軸に形成されるとと
もに、一端が上記フローティングシュー軸受部と対向す
る上記軸の外周面に開口し、他端が圧縮空気供給源から
異物除去用の圧縮空気を供給するパイプに連通する通路
と、上記パイプの途中に配設されるとともに、上記圧縮
空気供給源からパイプに異物除去用の圧縮空気を供給す
る際、上記パイプ及び通路を介してフローティングシュ
ー軸受部に潤滑用のオイルミストを供給するオイルミス
ト供給器とを備えることを特徴とする。
一対の側壁部を有するシューホルダーと、上記両側壁部
間に所定の隙間を有して挿入されるとともに、ワークの
一部を支持するためのワーク受け部を備えるフローティ
ングシューと、上記一対の側壁部及びフローティングシ
ューを貫通し、かつ上記フローティングシューを上記シ
ューホルダー側に回転可能に支持する軸と、上記軸が貫
通するフローティングシューの貫通穴内面に形成したフ
ローティングシュー軸受部と、上記軸に形成されるとと
もに、一端が上記フローティングシュー軸受部と対向す
る上記軸の外周面に開口し、他端が圧縮空気供給源から
異物除去用の圧縮空気を供給するパイプに連通する通路
と、上記パイプの途中に配設されるとともに、上記圧縮
空気供給源からパイプに異物除去用の圧縮空気を供給す
る際、上記パイプ及び通路を介してフローティングシュ
ー軸受部に潤滑用のオイルミストを供給するオイルミス
ト供給器とを備えることを特徴とする。
《作用》 この考案によれば、フローティングシュー軸受部に供給
される圧縮空気中にオイルミストが含まれ、オイルミス
トはフローティングシュー軸受部の摩耗を防止し、圧縮
空気はフローティングシュー軸受部からフローティング
シューとシューホルダー間に放出され、その両者間の異
物（切削粉等）を排出する。
される圧縮空気中にオイルミストが含まれ、オイルミス
トはフローティングシュー軸受部の摩耗を防止し、圧縮
空気はフローティングシュー軸受部からフローティング
シューとシューホルダー間に放出され、その両者間の異
物（切削粉等）を排出する。
《実施例》 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第１図は本考案装置の一実施例を示す断面図及び第２図
は第１図の側面図である。
は第１図の側面図である。
図中ａは、シュー装置本体であって、フローティングシ
ュー１と、このフローティングシュー１の下部を軸２で
軸支しているシューホルダー３とを備える。
ュー１と、このフローティングシュー１の下部を軸２で
軸支しているシューホルダー３とを備える。
フローティングシュー１はその上端部に例えばＶ溝等の
ワーク受け部1aが形成され、ここでワークＷの一部を支
持するとともに、下端部に穴1bが設けられてフローティ
ングシュー軸受部が形成され、この穴1bに軸２が挿入さ
れるように構成されている。
ワーク受け部1aが形成され、ここでワークＷの一部を支
持するとともに、下端部に穴1bが設けられてフローティ
ングシュー軸受部が形成され、この穴1bに軸２が挿入さ
れるように構成されている。
シューホルダー３はフローティングシュー１の下端部が
多少間隙を有して挿入される凹部3aが設けられており、
かつこの凹部3aと、この凹部3aの両側壁部3b,3cとを貫
通し、軸２の挿入される穴3dを備える。
多少間隙を有して挿入される凹部3aが設けられており、
かつこの凹部3aと、この凹部3aの両側壁部3b,3cとを貫
通し、軸２の挿入される穴3dを備える。
つまり、シューホルダー３は一対の側壁部3b,3cを有
し、この両側壁部3b,3c間には所定の隙間を有してフロ
ーティングシュー１が挿入され、また軸２は両側壁部3
b,3c及びフローティングシュー１を貫通し、かつフロー
ティングシュー１をシューホルダー３側に回転可能に支
持し、さらに軸２が貫通するフローティングシュー１の
貫通穴、すなわち穴1bの内面はフローティングシュー軸
受部として構成されている。
し、この両側壁部3b,3c間には所定の隙間を有してフロ
ーティングシュー１が挿入され、また軸２は両側壁部3
b,3c及びフローティングシュー１を貫通し、かつフロー
ティングシュー１をシューホルダー３側に回転可能に支
持し、さらに軸２が貫通するフローティングシュー１の
貫通穴、すなわち穴1bの内面はフローティングシュー軸
受部として構成されている。
フローティングシュー１をシューホルダー３に組み込む
には、フローティングシュー１の下端部をシューホルダ
ー３の凹部3aに挿入するとともに、フローティングシュ
ー１に設けられた穴1bとシューホルダー３に設けられた
穴3dとを合わせ、軸２をこれら穴1b,3dに挿入させて行
なわれる。なお、軸２の脱落防止のために、この軸２の
一端にはつば2aが設けられているとともに、他端のシュ
ーホルダー３から突出する軸周囲に溝2bが設けられてい
て、この溝2bにスプリングピン４が嵌め込まれている。
には、フローティングシュー１の下端部をシューホルダ
ー３の凹部3aに挿入するとともに、フローティングシュ
ー１に設けられた穴1bとシューホルダー３に設けられた
穴3dとを合わせ、軸２をこれら穴1b,3dに挿入させて行
なわれる。なお、軸２の脱落防止のために、この軸２の
一端にはつば2aが設けられているとともに、他端のシュ
ーホルダー３から突出する軸周囲に溝2bが設けられてい
て、この溝2bにスプリングピン４が嵌め込まれている。
軸２には一端から軸芯方向の途中まで開けられ、その開
口部が栓部材５で密閉された穴６と、この穴６に連通
し、軸支されたフローティングシュー１側に開口する穴
７及びシューホルダー３の一方の側壁3b側に開口する穴
８とが設けられているとともに、これら穴７及び８の開
口する軸２の周囲にはさらい溝7a及び8aが設けられてい
る。
口部が栓部材５で密閉された穴６と、この穴６に連通
し、軸支されたフローティングシュー１側に開口する穴
７及びシューホルダー３の一方の側壁3b側に開口する穴
８とが設けられているとともに、これら穴７及び８の開
口する軸２の周囲にはさらい溝7a及び8aが設けられてい
る。
シューホルダー３の一方の側壁3bには一端が穴８に対向
する位置に開口し、他端がシューホルダー３の一方の側
壁3dに開口した穴９が設けられている。従って、この穴
９と７とは穴６及び８を介して連通状態に形成されてい
る。
する位置に開口し、他端がシューホルダー３の一方の側
壁3dに開口した穴９が設けられている。従って、この穴
９と７とは穴６及び８を介して連通状態に形成されてい
る。
図中10は、穴９の開口に設けられたテーパーネジに気密
状に取付けられたパイプであって、このパイプ10の他端
側は図示しないコンプレッサー等からなる圧縮空気供給
源に接続されている。
状に取付けられたパイプであって、このパイプ10の他端
側は図示しないコンプレッサー等からなる圧縮空気供給
源に接続されている。
このように、軸２には穴6,7,8からなる通路が形成され
ており、この通路の一端（さらい溝7a側）は軸２の外周
面に開口され、かつフローティングシュー軸受部（穴1
b）と対向するように形成されている一方、その通路の
他端（さらい溝8a側）は圧縮空気供給源から異物除去用
の圧縮空気を供給するためのパイプ10に連通するように
設けられている。
ており、この通路の一端（さらい溝7a側）は軸２の外周
面に開口され、かつフローティングシュー軸受部（穴1
b）と対向するように形成されている一方、その通路の
他端（さらい溝8a側）は圧縮空気供給源から異物除去用
の圧縮空気を供給するためのパイプ10に連通するように
設けられている。
パイプ10の途中にはオイルミスト供給器11が設けられて
おり、このオイルミスト供給器11はエゼクター式であっ
て、オイルタンク12からのオイルをパイプ13を介して吸
引し、ミストを生成するように構成されている。なお、
このオイルミスト供給器はエゼクター式に限らず他の周
知の形式であってもよい。
おり、このオイルミスト供給器11はエゼクター式であっ
て、オイルタンク12からのオイルをパイプ13を介して吸
引し、ミストを生成するように構成されている。なお、
このオイルミスト供給器はエゼクター式に限らず他の周
知の形式であってもよい。
以上の構成からなるシュー装置においては、フローティ
ングシュー１のワーク受け部1aと心無し支持装置に保持
されるワークＷの一部とが接し、この接触力はフローテ
ィングシュー１からフローティングシュー軸受部（穴1
b）、軸２および穴3dを介してシューホルダー３側に伝
達される。
ングシュー１のワーク受け部1aと心無し支持装置に保持
されるワークＷの一部とが接し、この接触力はフローテ
ィングシュー１からフローティングシュー軸受部（穴1
b）、軸２および穴3dを介してシューホルダー３側に伝
達される。
そして、パイプ10の他端から所定圧の圧縮空気を供給す
ると、その途中のオイルミスト供給器11から所定量のオ
イルミストが供給され、このオイルミストを同伴した圧
縮空気は穴９、及び穴6,7,8からなる通路を経てフロー
ティングシュー１と軸２との接触部、すなわちフローテ
ィングシュー軸受部（穴1b）に供給される。
ると、その途中のオイルミスト供給器11から所定量のオ
イルミストが供給され、このオイルミストを同伴した圧
縮空気は穴９、及び穴6,7,8からなる通路を経てフロー
ティングシュー１と軸２との接触部、すなわちフローテ
ィングシュー軸受部（穴1b）に供給される。
この際、フローティングシュー軸受部（穴1b）では圧縮
空気中のオイルミストにより潤滑油が供給され、さらに
フローティングシュー軸受部の圧縮空気はフローティン
グシュー１とシューホルダー２の間隙を通過して外部に
放出される。従って、この間隙中の切削粉等の異物が排
出されるとともに、フローティングシュー１の軸受部に
潤滑油が供給され、軸受部の摩耗が効果的に防止され
る。
空気中のオイルミストにより潤滑油が供給され、さらに
フローティングシュー軸受部の圧縮空気はフローティン
グシュー１とシューホルダー２の間隙を通過して外部に
放出される。従って、この間隙中の切削粉等の異物が排
出されるとともに、フローティングシュー１の軸受部に
潤滑油が供給され、軸受部の摩耗が効果的に防止され
る。
《効果》 この考案にあっては、オイルミスト供給器、圧縮空気供
給源から異物除去用の圧縮空気を供給するパイプ及び軸
の通路を介してフローティングシュー軸受部側にオイル
ミスト含有の圧縮空気を供給するように構成したもので
あるため、オイルミストによりフローティングシュー軸
受部の摩耗が効果的に防止されるとともに、フローティ
ングシュー軸受部からフローティングシューとシューホ
ルダーの間隙を通過して外部に放出される圧縮空気によ
り、その隙間の異物（切削粉等）が効果的に排出され
る。従ってフローティングシューの動作が滑らかとな
り、ワークの切削精度を高めることができる。
給源から異物除去用の圧縮空気を供給するパイプ及び軸
の通路を介してフローティングシュー軸受部側にオイル
ミスト含有の圧縮空気を供給するように構成したもので
あるため、オイルミストによりフローティングシュー軸
受部の摩耗が効果的に防止されるとともに、フローティ
ングシュー軸受部からフローティングシューとシューホ
ルダーの間隙を通過して外部に放出される圧縮空気によ
り、その隙間の異物（切削粉等）が効果的に排出され
る。従ってフローティングシューの動作が滑らかとな
り、ワークの切削精度を高めることができる。
第１図は本考案装置の断面図、及び第２図は第１図の側
面図である。 １……フローティングシュー 1b……穴（フローティングシュー軸受部） ２……軸 ３……シューホルダー 6,7,8,9……穴 10……パイプ 11……オイルミスト供給器 ａ……シュー装置本体 Ｗ……ワーク
面図である。 １……フローティングシュー 1b……穴（フローティングシュー軸受部） ２……軸 ３……シューホルダー 6,7,8,9……穴 10……パイプ 11……オイルミスト供給器 ａ……シュー装置本体 Ｗ……ワーク
Claims (1)
- 【請求項１】一対の側壁部を有するシューホルダーと、 上記両側壁部間に所定の隙間を有して挿入されるととも
に、ワークの一部を支持するためのワーク受け部を備え
るフローティングシューと、 上記一対の側壁部及びフローティングシューを貫通し、
かつ上記フローティングシューを上記シューホルダー側
に回転可能に支持する軸と、 上記軸が貫通するフローティングシューの貫通穴内面に
形成したフローティングシュー軸受部と、 上記軸に形成されるとともに、一端が上記フローティン
グシュー軸受部と対向する上記軸の外周面に開口し、他
端が圧縮空気供給源から異物除去用の圧縮空気を供給す
るパイプに連通する通路と、 上記パイプの途中に配設されるとともに、上記圧縮空気
供給源からパイプに異物除去用の圧縮空気を供給する
際、上記パイプ及び通路を介してフローティングシュー
軸受部に潤滑用のオイルミストを供給するオイルミスト
供給器とを備えることを特徴とする研削盤のシュー装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988153357U JPH075977Y2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 研削盤のシュー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988153357U JPH075977Y2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 研削盤のシュー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0274164U JPH0274164U (ja) | 1990-06-06 |
| JPH075977Y2 true JPH075977Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31429124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988153357U Expired - Lifetime JPH075977Y2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 研削盤のシュー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075977Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5628646A (en) * | 1979-08-15 | 1981-03-20 | Nippon Oil Co Ltd | Catalyst for isomerization and manufacture thereof |
-
1988
- 1988-11-25 JP JP1988153357U patent/JPH075977Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5628646A (en) * | 1979-08-15 | 1981-03-20 | Nippon Oil Co Ltd | Catalyst for isomerization and manufacture thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0274164U (ja) | 1990-06-06 |
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