JPS639363Y2 - - Google Patents

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JPS639363Y2
JPS639363Y2 JP1982181133U JP18113382U JPS639363Y2 JP S639363 Y2 JPS639363 Y2 JP S639363Y2 JP 1982181133 U JP1982181133 U JP 1982181133U JP 18113382 U JP18113382 U JP 18113382U JP S639363 Y2 JPS639363 Y2 JP S639363Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
main shaft
circumferential groove
rotary joint
flow path
outer circumferential
Prior art date
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Application number
JP1982181133U
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English (en)
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JPS5986901U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は回転主軸に動力チヤツク等の流体圧を
供給する回転継手を内蔵した主軸台に関する。
従来技術 旋盤,研削盤等の回転主軸の先端に嵌着した流
体圧作動チヤツクへの流体圧を取り入れる回転継
手は例えば実公昭57−25769号のように主軸後端
に別個の継手を取付けているために、主軸の慣性
モーメントが増加し主軸の起動停止には余分の時
間がかかり逆転時のシヨツクが大きくなるととも
にアンバランス量が増して主軸の振動が生じ良い
仕上面精度が得られにくい問題があつた。また実
開昭53−123589号のようにチヤツク爪作動ピスト
ンを主軸に設けて主軸に供給する油の油溝を主軸
台に設けているものがあるが主軸軸承部分に設け
られているので好ましいものではなく、転り軸受
には適用できない。さらに実開昭57−91509号の
ように主軸軸受のデイスタンスカラーを回転継手
の一部に利用しているものがあるが転り軸受に油
が漏洩し作動油と潤滑油とが混合し、また作動油
で潤滑させるので好ましくない。
目 的 従つて本考案はアンバランスの発生原因と主軸
慣性が増加せず軸受の防水,防塵に有効な主軸台
を提供しようとするものである。
解決手段 本考案は主軸自体を回転継手の回転側となし回
転継手の固定側を主軸軸受のデイスタンスカラー
として回転継手を内蔵するとともにデイスタンス
カラーに、チヤツクへ通じる主軸の空気流路の開
口部に通じる穴を設けその両側に漏洩空気の排出
穴を設けて主軸軸受に内圧を発生させたことを特
徴とするものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。旋盤或いは研削盤の主軸台1に主軸スリーブ
2が嵌装され、この主軸スリーブ2の前部にNN
形のテーパころ軸受3、後部にアンギユラ球軸受
4・5によつて主軸6が回転のみ可能に軸承され
ている。主軸6の先端シヨートテーパ部7に公知
の流体圧作動の動力チヤツク8が嵌着されてお
り、この動力チヤツク8は流体圧で作動される図
示しないピストンの前後進によつて爪9が開閉さ
れ加工物を把持させる。ピストンを進退させる流
体はチヤツク8の枠体に穿設された2本の流路1
0・11より供給されるが、この流路10は主軸
6に穿設された流路12に、流路11は同じく流
路13にチヤツクを嵌着した時点で接続される。
軸受3・4・5の間にはそれぞれデイスタンス
カラー14・15によつて軸受が所定位置でプリ
ロードを受けて固定されている。デイスタンスカ
ラー15が本考案の要点である回転継手を兼ねる
もので、主軸6の外周に僅かの隙間で嵌装され内
面にはラビリンスの役目をもたせて流路12・1
3の開口部に対応する位置とその両側に複数条の
内周溝16が削設され、外周にも同数の外周溝1
7を内周溝16の対応位置に削設されて主軸スリ
ーブ2の内面に嵌装され、前記流路12・13と
それぞれ連通する連通穴18・19が内周溝16
及びそれに対応する外周溝17内において軸と直
角に穿設されており、また通常流体は圧縮空気を
使用するため漏洩空気を逃がす排出穴20が連通
穴18・19の両側の内周溝16と対応する外周
溝17内に穿設されている。主軸スリーブ2には
流体圧力源と図示しない切換弁を介して接続され
る流路21・22が穿設されていて回転継手の固
定側15の連通穴18・19と連通される。また
同様に穿設された空気逃がし穴23は固定側15
の空気を逃がす排出穴20と連通されている。動
力チヤツク8の爪9の把持または開放かによつて
切換弁を作用し一方を圧力側他方を大気側に接続
する。圧縮空気は主軸スリーブ2の流路21より
回転継手の固定側15の連通穴18主軸6の流路
12を、チヤツク8の枠の流路10に送られて爪
9を作用させる。このとき圧力空気は回転継手の
固定側15と主軸6との隙間より一部が漏れるが
空気を逃がす排出穴20,主軸スリーブ2の逃が
し穴23によつて大気に逃がされるため軸受4・
5の潤滑油の潤滑効果を妨げることのないように
なされている。なお回転継手の固定側15の内側
の主軸外周に面する部分に耐摩耗性で焼付かない
材質のシール例えば商品名デバメタルのようなも
のを固着して用いることにより回転継手の寿命を
延ばすことができる。
効 果 以上詳述したように本考案は回転継手の回転側
を主軸自体とし固定側を主軸軸受のデイスタンス
カラーとし主軸と一体に組込んだので、従来のも
のより主軸の慣性モーメントを減少させることが
でき主軸の発停が円滑化し、更にアンバランス量
が少なくなつてこのために起こる主軸の振動がな
くなり仕上面の面精度を一段と向上させることが
できる。さらにデイスタンスカラーの内周溝でラ
ビリンスの役目をもたせフリクシヨン摩耗を防止
し、主軸への圧力空気連通穴の両側に漏洩空気の
排水穴を設けて圧力ゾーンを形成し軸受内部に内
圧を発生させて回転継手が軸受の防水,防塵を可
能とする。さらにまた回転継手を特別購入する必
要がなく且つ軸受のデイスタンスカラーと兼用で
きコストダウンに寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の縦断面図である。 1…主軸台、3・4・5…軸受、6…主軸、8
…動力チヤツク、12・13…流路、15…デイ
スタンスカラー、16…内周溝、17…外周溝、
18・19…連通穴、20…排出穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転可能に軸受で支持され主軸の前端に嵌着さ
    れた空気圧作動チヤツクの回転継手の回転側が前
    記主軸自体であつて該主軸の外周面を摺動面とな
    し前記チヤツクの作動用空気流路が穿設され、回
    転継手の固定側が前記軸受のデイスタンスカラー
    であつて該デイスタンスカラーの内面には前記主
    軸の空気流路の開口部に対応する位置とその両側
    に内周溝が刻設され外面には該内周溝に対応する
    位置に外周溝が刻設され該内周溝及びその対応す
    る外周溝に開口して圧力空気を前記主軸の空気流
    路に供給する連通穴及び該連通穴の両側の内周溝
    と外周溝に開口して漏洩空気を逃がす排出穴が穿
    設されていることを特徴とする回転継手内蔵の主
    軸台。
JP18113382U 1982-11-29 1982-11-29 回転継手内蔵の主軸台 Granted JPS5986901U (ja)

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JP18113382U JPS5986901U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 回転継手内蔵の主軸台

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JP18113382U JPS5986901U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 回転継手内蔵の主軸台

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Publication Number Publication Date
JPS5986901U JPS5986901U (ja) 1984-06-12
JPS639363Y2 true JPS639363Y2 (ja) 1988-03-19

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ID=30392573

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JP18113382U Granted JPS5986901U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 回転継手内蔵の主軸台

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6892594B2 (ja) * 2017-03-14 2021-06-23 スター精密株式会社 工作機械

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JPS5725769U (ja) * 1980-07-19 1982-02-10

Family Cites Families (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5649684Y2 (ja) * 1977-03-07 1981-11-19
JPS6018243Y2 (ja) * 1980-11-20 1985-06-03 トヨタ自動車株式会社 チヤツク内蔵主軸装置
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JPS5725769U (ja) * 1980-07-19 1982-02-10

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JPS5986901U (ja) 1984-06-12

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