JP3194257B2 - 中ぐり加工機の切粉浸入防止装置 - Google Patents

中ぐり加工機の切粉浸入防止装置

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JP3194257B2
JP3194257B2 JP01913592A JP1913592A JP3194257B2 JP 3194257 B2 JP3194257 B2 JP 3194257B2 JP 01913592 A JP01913592 A JP 01913592A JP 1913592 A JP1913592 A JP 1913592A JP 3194257 B2 JP3194257 B2 JP 3194257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ラインボーリ
ング機のような中ぐり加工機のテールストック装置の切
粉浸入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既に提案されているこの種の中ぐり加工
機のテールストック装置の切粉浸入防止装置は、図4に
示されるように構成されている。
【0003】即ち、図4において、中ぐり加工機のテー
ルストック装置の保持部材aには、スピンドルカバーと
しての軸受bが設けられており、この軸受bには、連通
孔cを有する主軸dが嵌装されている。又、この主軸d
の先端開口部d1 には、保持筒体eが実質的に一体に設
けられており、この保持筒体e内には、一対のボールベ
アリングによる軸受fが嵌装されている。さらに、この
両軸受fには、筒状をなすスピンドルgが上記連通孔c
の同一内径にして設けられており、このスピンドルg及
び上記連通孔cには、シールロッド(エア噴射管)hが
上記主軸d及び保持筒体eを貫通して摺動自在に嵌装さ
れている。さらに又、このシールロッド(エア噴射管)
hには、エア通路iが軸方向に穿設されており、このエ
ア通路iの先端部には、複数の噴射孔jが分岐して上記
保持筒体eの間隙kから圧縮空気を噴射するように穿設
されている。又、上記シールロッドhの他端部には、ロ
ータリージョイントmが圧縮空気をエア通路iへ吐出す
るように連結されており、このロータリージョイントm
の一部には、エアホースnが接続されている。さらに、
上記シールロッドhの他端部には、連結杆oが直交して
連結されており、この連結杆oの一端部には、アクチュ
エータpの出力軸が上記シールロッドhを軸方向へ摺動
自在に接続されている。さらに又、上記スピンドルgに
は、ワーク(図示されず)の切削時、中ぐり加工機の中
ぐりバイトqを有するラインバーrが上記シールロッド
hを軸方向へ摺動しながら嵌合している。
【0004】従って、上述した中ぐり加工機のテールス
トック装置の切粉浸入防止装置は、ワーク(図示され
ず)の切削時、中ぐり加工機の中ぐりバイトqを有する
ラインバーrを嵌合している。
【0005】他方、ワークの非切削時、中ぐり加工機の
ラインバーrは上記スピンドルgから引き抜かれと同時
に、上記アクチュエータpが駆動して、この出力軸が上
記上記シールロッドhを軸方向(右方)へ摺動すると共
にロータリージョイントmからの圧縮空気を吐出してエ
ア通路iの各噴射孔jから上記間隙kから圧縮空気を噴
射して切粉や塵埃の浸入を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た中ぐり加工機のテールストック装置の切粉浸入防止装
置は、一対のボールベアリングによる軸受fを使用して
いる関係上、テールストック自体及びラインバーrと上
記スピンドルgとの間に芯ずれを生じるおそれがあるば
かりでなく、ラインバー5に付着した切粉が上記間隙k
から上記スピンドルg内へ浸入して、このスピンドルg
を損傷するおそれもあると共に構成部品が多くなり、組
立て調整や保守点検が面倒である等の問題がある。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、ラインバーに付着した切粉のテールスト
ック内への浸入防止性を向上させると共に、構成部品を
少なくして構成を簡素化した中ぐり加工機の切粉浸入防
止装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、中ぐり加工機
のテールストックに対する切粉浸入防止装置において、
一端開口部および他端開口部と、これらの開口部間を連
通する連通孔とを有するテールストックと、このテール
ストックの一端開口部に嵌装された、ラインバーを支承
するための筒体と、上記テールストックの連通孔内に摺
動自在に嵌装され、上記一端開口部側を向いた先端部に
噴射孔を有するエア噴射ピストンと、上記テールストッ
ク内に上記他端開口部から圧縮空気を供給するためのエ
ア供給手段と、上記テールストックの一端開口部に、上
記エア噴射ピストンをシールするように設けられたシー
ル部材とを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明においては、中ぐり加工の終了後、ライ
ンバーを筒体から引き抜く際、エア供給手段によってテ
ールストック内に他端開口部から圧縮空気を供給するこ
とで、テールストックの連通孔内でエア噴射ピストンを
押圧する。これによりエア噴射ピストンは、その先端部
の噴射口より空気を噴射しながら、テールストックの連
通孔内を一端開口部側へ摺動する。テールストックの一
端開口部に至ったエア噴射ピストンの先端部は、シール
部材によってシールされる。これにより、ラインバーに
付着した切粉のテールストック内への浸入防止性を向上
させることができる。また、圧縮空気によってテールス
トックの連通孔内でエア噴射ピストンを独立して移動さ
せるようにしたので、従来のようにアクチュエータやロ
ータリジョイントを設ける必要がなくなる。このため、
従来よりも構成部品を少なくして構成を簡素化すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示のー実施例について説明
する。
【0011】図1乃至図3において、符号1は、中ぐり
加工機におけるテールストック装置における機枠(フレ
ーム)に設けられた保持部材であって、この保持部材1
には、連通孔2を有するテールストック3が軸装されて
おり、このテールストック3の一端開口部3aには、筒
体4が中ぐりバイト(図示されず)を備えたラインバー
5を支承するように嵌装されており、この筒体4の内周
面は、例えば、セラミック薄膜4aを添設して強度の強
化を図っている。又、上記筒体4の傍らの上記主軸3の
一端開口部3aには、内側シール部材6がシールするよ
うに付設されており、この内側シール部材6の外側に位
置する上記テールストック3の一端開口部3aには、輪
板状のカバー部材7が各止めねじで取付けられている。
さらに、このカバー部材7には、上記内側シール部材6
と同形等大の外側シール部材8がOリング9で位置決め
して抜け出ないように付設されており、上記内側シール
部材6と外側シール部材8との間に位置する上記カバー
部材7には、図3に示されるように、円弧状をなす複数
の排出孔10が回転時の遠心力で切粉、塵埃や切削油を
排出するように穿設されている。
【0012】他方、上記テールストック3の連通孔2に
は、円筒状のシリンダー11が上記筒体4と同一内径を
なして嵌装されており、このシリンダー11の内周11
aには、複数のガイド溝12が軸方向へ形成されてい
る。又、上記シリンダー11には、エア噴射ピストン1
3が摺動自在に嵌装されており、このエア噴射ピストン
13の先端部13aには、放射状をなす複数の噴射孔1
4がエアを均等に噴射するように穿設されており、上記
先端部13aには、クッショクリング15が設けられて
いる。さらに、上記エア噴射ピストン13の外周には、
複数のガイド溝16が軸方向へ上記ガイド溝12と合致
するように形成されており、この各ガイド溝16には、
例えば、鋼球による各ストッパ17が上記各ガイド溝1
2、16へ係合して付設されている。上記テールストッ
ク3の他端開口部3bには、当該テールストック3内に
圧縮空気を供給してエア噴射ピストン13を摺動させる
ための、エア供給部材19に接続されたプルスタッド1
8(エア供給手段)が設けられている。
【0013】なお、上記各ガイド溝12の先端部には、
クッションリング20が上記各ストッパ17の衝撃を吸
収するように付設されている。
【0014】以下、本発明の作用について説明する。
【0015】従って、ワークの切削(中ぐり加工)の終
了後、ラインバー5が上記筒体4から引き抜かれる際、
上記プルスタッド18からテールストック3内に他端開
口部3bから圧縮空気を噴射することで、テールストッ
ク3の連通孔2内でエア噴射ピストン13を押圧する。
これによりエア噴射ピストン13は、その先端部13a
の噴射口14より空気を噴射しながら、テールストック
3の連通孔2内を(シリンダー11のガイド溝16によ
って案内されながら)一端開口部3a側へ摺動する。エ
ア噴射ピストン13は、テールストック3の一端開口部
3a側において、クッションリング20で各ストッパ1
7の衝撃を吸収されて停止するまで摺動する。そして、
テールストック3の一端開口部3aに至ったエア噴射ピ
ストン13の先端部13aは、シール部材6によってシ
ールされる。これにより、ラインバー5に付着した切粉
や塵埃のテールストック3内への浸入防止性を向上させ
ることができる。また、以上のように、圧縮空気によっ
てテールストック3の連通孔2内でエア噴射ピストン1
3を独立して移動させるようにしたので、図4に示した
従来例のようにアクチュエータpやロータリジョイント
mを設ける必要がなくなる。このため、従来よりも構成
部品を少なくして構成を簡素化し、組立て調整や保守点
検を容易にするすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、エア
噴射ピストンをシールするシール部材によって、ライン
バーに付着した切粉のテールストック内への浸入防止性
を向上させることができる。また、圧縮空気によってテ
ールストックの連通孔内でエア噴射ピストンを独立して
移動させるようにしたので、従来のようにアクチュエー
タやロータリジョイントを設ける必要がなくなる。この
ため、従来よりも構成部品を少なくして構成を簡素化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中ぐり加工機の切粉浸入防止装置の断
面図。
【図2】図1中の鎖線A−Aの沿う断面図。
【図3】図1中の鎖線B−Bの沿う正面図。
【図4】従来の中ぐり加工機の切粉浸入防止装置の断面
図。
【符号の説明】
1 保持部材 2 連通孔 3 テールストック 4 筒体 5 ラインバー 6 内側シール部材 8 外側シール部材 11 シリンダー 12 ガイド溝 13 エア噴射ピストン 14 噴射孔 17 ストッパ 18 プルスタッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 11/00 B23B 25/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中ぐり加工機のテールストックに対する切
    粉浸入防止装置において、 一端開口部および他端開口部と、これらの開口部間を連
    通する連通孔とを有するテールストックと、 このテールストックの一端開口部に嵌装された、ライン
    バーを支承するための筒体と、 上記テールストックの連通孔内に摺動自在に嵌装され、
    上記一端開口部側を向いた先端部に噴射孔を有するエア
    噴射ピストンと、 上記テールストック内に上記他端開口部から圧縮空気を
    供給するためのエア供給手段と、 上記テールストックの一端開口部に、上記エア噴射ピス
    トンをシールするように設けられたシール部材とを備え
    たことを特徴とする中ぐり加工機の切粉浸入防止装置。
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