JPH11181818A - 作業機械のアタッチメント取付装置 - Google Patents

作業機械のアタッチメント取付装置

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JPH11181818A
JPH11181818A JP36490697A JP36490697A JPH11181818A JP H11181818 A JPH11181818 A JP H11181818A JP 36490697 A JP36490697 A JP 36490697A JP 36490697 A JP36490697 A JP 36490697A JP H11181818 A JPH11181818 A JP H11181818A
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arm
link
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pins
coupler
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JP36490697A
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Inventor
Jiyunsaku Kinoshita
順策 木下
Haruhiko Yasuhara
晴彦 安原
Akira Hashimoto
晃 橋本
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/3604Devices to connect tools to arms, booms or the like
    • E02F3/3609Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat
    • E02F3/3618Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat with two separating hooks
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ショベル等の作業機械におけるアームと
フロントリンク先端に取付けられるアタッチメントの交
換を容易にすると共に、さらに、掘削力の低下や作業時
の安定性の低下を抑制し得るアタッチメント取付装置を
提供する。 【解決手段】 アーム側カプラ13とリンク側カプラ1
4とを開閉するためのカプラ開閉シリンダ15の両端部
を、上記カプラ13・14をそれぞれアーム1とフロン
トリンク8との各先端に枢支する連結ピン9・10間に
架設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば油圧ショ
ベル等の作業機械にバケットなどの各種アタッチメント
を取付ける際に用いられる作業機械のアタッチメント取
付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】作業機械としての油圧ショベルは、図3
に示すように、下部走行体51と、その上に旋回自在に
搭載された上部旋回体52と、この上部旋回体52から
延びるブーム53と、ブーム53の先端に連結されたア
ーム54とを作業機械本体として備え、アーム54の先
端に、作業用アタッチメントとしての例えばバケット5
5が取付けられる。
【0003】ブーム53は、ブームシリンダ56によっ
て、上部旋回体52との連結点回りに上下方向に揺動さ
れ、また、アーム54は、アームシリンダ57によっ
て、ブーム53との連結点回りに上下方向に揺動される
ようになっている。
【0004】アーム54にはさらにバケットシリンダ5
8が付設されており、このシリンダ58のシリンダロッ
ドの先端部に、一端がアーム54に枢支されたリストリ
ンク59の他端と、フロントリンク60の一端とが各々
枢支されている。前記したバケット55は、アーム54
とフロントリンク60との各先端部に、それぞれ、アー
ム側連結ピン61・リンク側連結ピン62によって連結
される。これにより、バケットシリンダ58の伸縮に伴
って、バケット55にアーム側連結ピン61回りの回動
動作が生じるようになっている。
【0005】上記構成の油圧ショベルでは、バケット5
5を例えば油圧ブレーカやクラッシャなどの他のアタッ
チメントに交換して、一台の油圧ショベルで各種の作業
が行われる。しかしながら、アタッチメントの交換時に
は前記した各連結ピン61・62の脱着が必要で、その
作業が煩雑になることから、この交換作業を容易かつ迅
速に行うための装置が各種提案されている。例えば特開
平9−53250号公報には、図4(a)に示すよう
に、作業機械本体側のアーム71とフロントリンク72
との各先端に、アーム側連結ピン73・リンク側連結ピ
ン74によって予め枢支されるアーム側プレート75と
リンク側プレート76とを設けて構成されたアタッチメ
ント取付装置が記載されている。
【0006】これらプレート75・76は、上部側端部
同士が支点ピン77によって枢支される一方、各下端側
に、バケット78に取付けられている一対の取付ピン7
9・79に掛合するU字状の掛合溝80・80が各々形
成されている。これら対をなすプレート75・76は、
同図(b)に示すように、アーム71および前記フロン
トリンク72の両側にそれぞれ設けられ、連結ピン73
と掛合溝80・80との間の高さ位置に、ネジ杵81が
配設されている。このネジ杵81は、アーム側プレート
75・75間にピン82によって軸支された雌ねじブロ
ック83に螺合してこれを貫通する一方、同図(c)に
示すように、リンク側プレート76に回動自在に軸支さ
れた軸受ブロック84に回動自在かつ軸方向移動不能に
軸支されている。このネジ杵81にハンドルを取付けて
回転させることにより、両プレート75・76が前記支
点ピン77回りに回動して広狭し、両掛合溝80・80
間が拡縮される。
【0007】したがって、両プレート75・76を狭く
した状態で下端側をバケット78の取付ピン79・79
間に挿入し、次いで、ネジ杵81を回転して両プレート
75・76を開き、同図(a)に示すように、掛合溝8
0・80内に取付ピン79・79を嵌入させた後、さら
に、上記ネジ杵81を若干回動して両プレート75・7
6に取付ピン79・79側に向かう突張力を与えること
によってバケット78が固定される。これにより、前記
した連結ピンの着脱を行うことなく、ネジ杵81の回転
操作でアタッチメントの交換を行うことができるので、
その作業を容易かつ迅速に行い得るものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たアタッチメント取付装置を介在させてバケット78を
取付けた構成では、アーム71やフロントリンク72の
各先端部の連結ピン73・74から、例えば、バケット
78先端のバケットツース78aまでの距離が長くなる
ために、このバケットツース78aでの掘削力が低下す
るという問題を有している。また、上記のアタッチメン
ト取付装置を設ける分、アーム71の先端に掛かる重量
が大きくなって、作業時における安定性が悪くなるとい
う問題も有している。
【0009】本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
もので、その目的は、アタッチメントの交換が容易であ
ると共に、さらに、掘削力や安定性の低下を抑制し得る
作業機械のアタッチメント取付装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および効果】そこで請求項
1における作業機械のアタッチメント取付装置は、アタ
ッチメント11の取付ピン11a・11bに掛合する掛
合溝14a・13aを一端側に各々有するアーム側連結
部材14とリンク側連結部材13とを設け、これら連結
部材14・13の各他端側同士を支点ピン16によって
枢支し、作業機械本体側のアーム1とフロントリンク8
との各先端部に、各連結部材14・13における掛合溝
14a・13aと支点ピン16との間の部位をそれぞれ
連結ピン10・9によって枢支して成る作業機械のアタ
ッチメント取付装置において、各連結部材14・13の
掛合溝14a・13a間の距離を拡縮する伸縮機構15
の両端側を上記各連結ピン10・9によって各々枢支し
て、この伸縮機構15を両連結ピン10・9間に架設し
ていることを特徴としている。
【0011】このような構成によれば、伸縮機構15の
作動に伴って両連結ピン10・9間の距離が拡縮され、
これら連結ピン10・9によって枢支されている各連結
部材14・13に支点ピン16回りの回動動作が生じ
て、これら連結部材14・13の各掛合溝14a・13
a間の距離も拡縮される。したがって、このような操作
をアタッチメント11の取付ピン11a・11b間で行
うだけで、作業機械本体へのアタッチメント11の着脱
を行うことができるので、各種アタッチメントの交換を
迅速かつ容易に行うことができる。
【0012】そして、上記の伸縮機構15は連結ピン1
0・9間に設けられており、したがって、連結ピン10
・9と掛合溝14a・13aとの間には伸縮機構15の
配設空間を必要としないので、これら連結ピン10・9
から掛合溝14a・13aまでの距離を極力短くするこ
とが可能である。この結果、このような連結部材14・
13を介してアタッチメント11を取付けた場合でも、
各連結ピン10・9からアタッチメント11先端までの
距離の増加が極力小さくなるので、前記した掘削力の低
下等が抑制される。また、連結部材14・13の全体的
な寸法も小さくなるので、これを設けることによる重量
の増加も抑えられ、これによって、安定性の低下も抑制
される。
【0013】なお、上記の伸縮機構としては、例えば油
圧シリンダや、或いは、前記公報記載のようなネジ杵に
よる伸縮機構等を採用することができる。
【0014】請求項2における作業機械のアタッチメン
ト取付装置は、伸縮機構15の各端部側を、アーム1と
フロントリンク8との各先端側における連結ピン10・
9の挿通方向に相互に離間する分岐部間に位置させて連
結ピン10・9により枢支していることを特徴としてい
る。
【0015】すなわち、この場合のアーム1はその先端
側を二股状に形成し、また、フロントリンク8について
は、上記同様に先端側を二股状に形成したもの、或い
は、連結ピン9の挿通方向に相互に離間して平行に配設
される一対のリンク対等で形成し、伸縮機構15をこれ
らアーム1とフロントリンク8との各中央部間に位置さ
せて両連結ピン10・9間に架設する。これにより、各
掛合溝14a・13aにアタッチメント11の取付ピン
11a・11bを掛合させ、伸縮機構15によって例え
ば突張り力を作用させて固定するときに、固定力が左右
いずれかに偏よることがなく、中央部を挟んで左右対称
な固定力が生じた取付け状態とすることができるので、
これにより、さらに安定性が向上する。
【0016】請求項3における作業機械のアタッチメン
ト取付装置は、前記各連結部材14・13を、アーム1
とフロントリンク8との上記各分岐部間における伸縮機
構15の各端部両側に位置させて連結ピン10・9によ
り枢支していることを特徴としている。
【0017】この場合、各連結ピン10・9における中
央位置で伸縮機構15の各端部がそれぞれ枢支され、そ
の両側で各連結部材14・13が枢支されるので、伸縮
機構15からの固定力がより確実に連結部材14・13
に伝達される。つまり、伸縮機構15からの固定力は、
その作用方向に直交する連結ピン10・9を介して各連
結部材14・13に伝達されるが、伸縮機構15の両側
に隣接させて連結部材14・13が位置していることか
ら、この間の連結ピン10・9を介する固定力の伝達経
路長は短く、したがって、これら連結ピン10・9に作
用する曲げモーメントも小さくなる。この結果、連結ピ
ン10・9の撓み変形に伴う損失も小さく、伸縮機構1
5からの固定力がより確実に連結部材14・13に伝達
されてアタッチメント11が固定される。したがって、
これによってもさらに安定性が向上する。
【0018】なお、上記におけるアーム側連結部材およ
びリンク側連結部材としては、それぞれ、伸縮機構の端
部側を挟んで両側に位置する一対の板体で構成すること
が可能である。また、伸縮機構15の端部側が挿入され
る中央位置に開口14b・13bを有する部材形状とし
て構成することも可能であり、この場合には、アーム側
連結部材14とリンク側連結部材13とをそれぞれ一部
材で構成できるので、全体的な構成部品点数が少なくな
って構造がより簡素なものとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】図2(a)には、作業機械としての油圧シ
ョベルに設けられたアーム1を示している。この油圧シ
ョベルは、図示してはいないが、前記と同様に、下部走
行体と、この下部走行体上に旋回自在に搭載された上部
旋回体と、この上部旋回体から延びるブームとを備え、
このブームの先端に、アーム連結ピン2によって上記ア
ーム1の基端(図において上端)側が枢支されて、作業
機械本体が構成されている。
【0021】アーム1には、その前面(図において左側
の端面)に沿って油圧シリンダより成るバケットシリン
ダ3が付設されている。このバケットシリンダ3は、そ
の上端部で、アーム1の前面に凸状に形成された取付部
1aにシンリンダ連結ピン4によって枢支されている。
このバケットシリンダ3におけるシリンダロッド3a
(同図(b)参照)の先端と、アーム1の先端(図にお
いて下端)側の壁面に貫装されたリストリンク取付ピン
5との間にリストリンク6が架設されている。
【0022】このリストリンク6をシリンダロッド3a
の先端に軸支しているリンク取付ピン7によって、さら
にフロントリンク8の基端部が枢支されている。このフ
ロントリンク8の先端とアーム1の下端とに各々貫装さ
れたリンク側連結ピン9・アーム側連結ピン10に、作
業用アタッチメントとしてのバケット11が、後述する
カプラ装置12を介して取付けられる。
【0023】なお、上記したリンク取付ピン7には、図
1に示すように、その軸方向のほぼ中央でバケットシリ
ンダ3のシリンダロッド3a先端が枢支されている。そ
して、このシリンダロッド3aの先端部を挟んで両側
で、フロントリンク8を構成する2本のフロントリンク
対8a・8aの各上端部が枢支され、さらに、その外側
で、リストリンク6を構成する2本のリストリンク対6
a・6aの各端部がそれぞれ枢支されている。一方、前
記アーム1の下端側は、リストリンク取付ピン5よりも
やや上方の位置から下端にかけて二股状に形成すること
により、開口1bを挟んで両側を互いに平行に下方に延
びるアーム分岐部1c・1cが設けられている。
【0024】前記カプラ装置12は、リンク取付ピン7
による枢支位置から下方に互いに平行に延びるフロント
リンク対8a・8a間に配設されたリンク側連結部材
(以下、リンク側カプラという)13と、アーム分岐部
1c・1c間に配設されたアーム側連結部材(以下、ア
ーム側カプラという)14と、これら両カプラ13・1
4間に架設されたカプラ開閉シリンダ(伸縮機構)15
とによって構成されている。
【0025】両カプラ13・14には、各下端側に、前
記したバケット11における後述する取付ピンに掛合す
る断面略U字状の掛合溝13a・14aがそれぞれ形成
されている。また、これらカプラ13・14上端の端部
同士は、支点ピン16により、この支点ピン16回りに
それぞれ回動自在に枢支されている。そして、各掛合溝
13a・14aよりもやや上方の位置で、フロントリン
ク対8a・8aとアーム分岐部1c・1cとの各下端部
に貫装されたリンク側連結ピン9・アーム側連結ピン1
0によってそれぞれ枢支されている。
【0026】さらに、各カプラ13・14には、リンク
側連結ピン9・アーム側連結ピン10が挿通する部位
に、これらピン9・10の挿通方向に直交する方向に貫
通する開口13b・14bが形成されている。これら開
口13b・14b内に、前記したカプラ開閉シリンダ1
5のシリンダロッドエンド15aとシリンダチューブエ
ンド15bとを各々位置させて、これら端部15a・1
5bに上記リンク側連結ピン9とアーム側連結ピン10
とを挿通させて組立てられている。これによって、この
カプラ開閉シリンダ15も、リンク側連結ピン9・アー
ム側連結ピン10により両端部15a・15bが枢支さ
れ、これら両連結ピン9・10間に架設された構成とな
っている。
【0027】次に、上記構成のカプラ装置12を介し
て、アーム1とフロントリンク8との各下端に前記バケ
ット11を取付ける際の手順について説明する。
【0028】バケット11には、図2(a)に示すよう
に、その背面に、上下2本の取付ピン11a・11bが
設けられている。このバケット11の前面側を図のよう
に接地させた状態で、まず、ほぼ垂直にしたアーム1を
上方から下降させる操作により、カプラ装置12におけ
る前記アーム側カプラ14の掛合溝14aを、バケット
11の上段側の取付ピン11aに掛合させる。
【0029】このとき、バケットシリンダ3およびカプ
ラ開閉シリンダ15の各シリンダロッドはそれぞれ後退
位置で保持されており、この状態では、リンク側カプラ
13の掛合溝13aは、上段側取付ピン11aの斜め上
方に位置している。
【0030】この状態から、バケットシリンダ3のシリ
ンダロッド3aを伸長させる操作を行う。同時に、アー
ム1の下端部が上段側取付ピン11aと同等の高さ位置
から、この取付ピン11aの回りに移動してほぼ上方に
位置するまで、このアーム1全体を移動させる。これに
より、上段側取付ピン11aとアーム側カプラ14の掛
合溝14aとの掛合状態を保持したまま、リンク側カプ
ラ13の掛合溝13aの部位が下降する。
【0031】この操作によってリンク側カプラ13の掛
合溝13aが上段側取付ピン11aと下段側取付ピン1
1bとの間に位置したときに、バケットシリンダ3のシ
リンダロッド3aの伸長操作およびアーム1の移動操作
を停止する。そして、カプラ開閉シリンダ15を伸長さ
せる操作を行う。これにより、連結ピン9・10間の距
離が拡がり、これら連結ピン9・10によって枢支され
ている各カプラ13・14に支点ピン16回りの回動動
作が生じて、これらカプラ13・14の各掛合溝13a
・14a間の距離が拡げられる。
【0032】この操作により、同図(b)に示すよう
に、リンク側カプラ13の掛合溝13aをバケット11
の下段側取付ピン11bに掛合させることで、バケット
11の取付作業を終了する。以降は、カプラ開閉シリン
ダ15への伸長方向の圧油の供給を継続しておくこと
で、両カプラ13・14に作用する開方向の押動力がバ
ケット11の各取付ピン11a・11b間での突張り力
として作用し、カプラ装置12へのバケット11の固定
状態が保持される。
【0033】一方、バケット11を取外す際には、上記
とは逆に、まずカプラ開閉シリンダ15を縮小方向に作
動して、リンク側カプラ13の掛合溝13aをバケット
11の下段側取付ピン11bから外す。次いで、バケッ
トシリンダ3のシリンダロッド3aを後退させながら、
アーム1の全体を上記とは逆に移動させる操作で、リン
ク側カプラ13の掛合溝13aを下段側取付ピン11b
よりも上方に位置させる。この状態で、アーム側カプラ
14の掛合溝14aが上段側取付ピン11aから抜脱す
る方向にアーム1を移動させることで、バケット11が
取外される。
【0034】このようなアタッチメントの取付け・取外
し操作により、上記したバケット11やその他の各種ア
タッチメントの交換を迅速かつ容易に行うことができ
る。
【0035】なお、本実施形態においては、さらに、図
1に示すように、リンク側カプラ13とアーム側カプラ
14との各掛合溝13a・14aにそれぞれ外周面が嵌
合する半円筒状のアダプタ部材20(リンク側カプラ1
3側のみを示す)が設けられている。各種アタッチメン
トの中には、取付ピンの径や長さが上記掛合溝13a・
14aとは異なるものもあり、このときでも上記カプラ
装置12での取付を可能とするためには、例えばアタッ
チメントの取付ピンに、各掛合溝13a・14aに嵌合
する外径を有する円筒状のスリーブを外嵌させておくこ
とも考えられる。しかしながら、この場合には、スリー
ブを全てのアタッチメントの取付ピンに取付けておく必
要があり、また、スリーブを共用しようとすると、アタ
ッチメントの取付ピンの脱着作業が必要となって、その
作業が煩雑となる。
【0036】そこで、上記のように、カプラ装置12の
各掛合溝13a・14a側に装着される半円筒状のアダ
プタ部材20を設けておくことで、各掛合溝13a・1
4aへのこのアダプタ部材20の装着も極めて容易であ
り、しかも、同一径や長さの取付ピンを有する各種アタ
ッチメントに共用することが可能となる。
【0037】以上の説明のように、本実施形態において
は、アーム1とフロントリンク8との各先端にカプラ装
置12を予め取付けておくことによって、アタッチメン
トの交換に当たり、連結ピン9・10等のピンの脱着を
行うことなく、簡単な操作で各種アタッチメントの交換
を行うことができるので、交換作業が容易となる。
【0038】特に、上記カプラ装置12においては、カ
プラ開閉シリンダ15の両端部を、リンク側連結ピン9
とアーム側連結ピン10とによって各々枢支してこれら
ピン9・10間に架設し、これによって、各連結ピン9
・10から掛合溝13a・14aまでの距離が極力短か
い構成となっている。したがって、アーム1の先端から
バケット11先端までの距離の増加も極力小さくなるの
で、前述した掘削力の低下が抑制される。また、カプラ
装置12の全体的な寸法も小さくなるので、これを設け
ることによる重量の増加も抑えられ、さらに、各連結ピ
ン9・10からの掛合溝13a・14a側の寸法が小さ
いことによって、このカプラ装置12全体の重心位置が
アーム1の先端高さ位置近傍に位置するものともなるの
で、作業時の安定性が維持される。
【0039】さらに、前記の図3において、ブーム53
とアーム54との開き角を小さくした状態で、バケット
55をアーム側連結ピン61の回りに左回りに回動させ
る場合に、このバケット55の先端がブーム53に当た
るまでの回動可能範囲は、アーム側連結ピン61からバ
ケット55先端までの距離が長いほど小さくなる。この
ような場合に、本実施形態のカプラ装置12では、アー
ム側連結ピン10からバケット先端までの距離の増加を
極力小さくすることができるので、より広い回動可能範
囲、すなわち作業範囲を維持することができる。
【0040】また本実施形態においては、リンク側カプ
ラ13とアーム側カプラ14との各上端側同士を支点ピ
ン16で枢支し、カプラ開閉シリンダ15の伸縮に応じ
て両カプラ13・14に支点ピン16回りの回動動作を
生じさせることで、両掛合溝13a・14a間の距離を
拡縮する構成であり、これによっても全体的な構造がよ
り簡単になり、軽量化や製作コストの低減を図ることが
可能となっている。
【0041】つまり、両掛合溝13a・14a間の距離
を拡縮させるためには、上記のように両カプラ13・1
4を支点ピン16で枢支して回動させる構成の他、両カ
プラをカプラ開閉シリンダの伸縮方向に平行にスライド
させる構成、例えば、一方のカプラにおける掛合溝を囲
う壁面に、他方のカプラ側に向かってカプラ開閉シリン
ダの伸縮方向に平行に延びる案内軸を固設し、この案内
軸の先端側が嵌挿される案内筒を他方のカプラに設ける
ことで、両カプラをカプラ開閉シリンダの伸縮に応じ
て、その伸縮方向に平行にスライドさせる構成とするこ
とが考えられる。しかしながら、この場合には、上記の
ような案内軸や案内筒を各カプラにそれぞれ一体的に設
けることが必要になり、カプラの形状・構造が複雑にな
る。また、アタッチメントを掛合溝間に固定保持するた
めには、アタッチメントの取付ピンが掛合溝に各々当接
した状態でカプラ開閉シリンダの押動力が作用しても、
各カプラに掛合溝回りの回転動作が生じないように、上
記した案内軸と案内筒とに、各カプラのスライド方向以
外の動きを阻止する充分な剛性を具備させる必要があ
る。この結果、全体的な形状が大形化し、これによっ
て、重量が増加すると共に製作コストが高くなる。
【0042】これに対し、本実施形態では、前記のよう
に各カプラ13・14の各上端側を支点ピン16で枢支
した構成とすることにより、カプラ13・14の形状や
構造が簡単になり、したがって、これによっても全体的
な重量を軽減することが可能になると共に、製作コスト
をより安価なものとすることができる。
【0043】また、本実施形態においては、特にアーム
1の先端を二股状にしてアーム分岐部1c・1cを設け
ると共に、フロントリンク8を、連結ピン9の挿通方向
に相互に離間する分岐部が形成されるようにフロントリ
ンク対8a・8aで構成し、これらアーム分岐部1c・
1c間とフロントリンク対8a・8a間、すなわち、ア
ーム1やフロントリンク8の中央にカプラ開閉シリンダ
15を設けている。これにより、各掛合溝13a・14
aをバケット11の取付ピン11a・11bに掛合さ
せ、カプラ開閉シリンダ15によって突張り力を作用さ
せて固定するときには、中央部を挟んで左右対称な固定
力が生じる。したがって、固定力が左右いずれかに偏よ
った取付け状態とならず、これによって、さらに作業時
の安定性が向上する。
【0044】さらに上記においては、リンク側カプラ1
3とアーム側カプラ14とにおける連結ピン9・10が
各々挿通する箇所に開口13b・14bをそれぞれ形成
し、両カプラ13をアーム1先端のアーム分岐部1c・
1c間、およびフロントリンク対8a・8a間に各々位
置させると共に、上記各開口13b・14bにカプラ開
閉シリンダ15の両端をそれぞれ挿入して、連結ピン9
・10でこれらを枢支したものとなっている。
【0045】このような構成により、カプラ開閉シリン
ダ15からの固定力がより確実に両カプラ13・14に
伝達される。つまり、カプラ開閉シリンダ15からの固
定力は、その作用方向に直交する連結ピン9・10を介
して両カプラ13・14に伝達されるが、カプラ開閉シ
リンダ15の両側に隣接してカプラ13・14が位置し
ていることから、この間の連結ピン9・10を介する固
定力の伝達経路長は短く、したがって、これら連結ピン
9・10に作用する曲げモーメントも小さくなる。この
結果、連結ピン9・10の撓み変形に伴う損失も小さ
く、カプラ開閉シリンダ15からの固定力がより確実に
両カプラ13・14に伝達されてバケット11が固定さ
れる。したがって、これによってもさらに安定性が向上
したものとなっている。
【0046】以上にこの発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、この発明は上記形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更することができ
る。例えば、請求項1・2の範囲においては、リンク側
カプラ13とアーム側カプラ14とを、それぞれ、前記
公報記載のようにアームとフロントリンクとを挟んで両
側に板状体を各々設けて構成することも可能であり、さ
らに、請求項1の範囲においては、例えばカプラ開閉シ
リンダをアームとフロントリンクとの両側にそれぞれ設
けた構成等とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における作業機械のアタ
ッチメント取付装置の要部構成を示す斜視図である。
【図2】上記装置でのアタッチメント取付手順を示すも
のであって、同図(a)は、上記装置における一方の掛
合溝にアタッチメントの一方の取付ピンを掛合させた状
態を示す正面図、同図(b)は、上記装置における他方
の掛合溝にもアタッチメントの他方の取付ピンを掛合さ
せた状態を示す正面図である。
【図3】作業機械としての油圧ショベルの全体構成を示
す正面図である。
【図4】従来のアタッチメント取付装置を示すものであ
って、同図(a)は、作業機械におけるアームとフロン
トリンクとにアタッチメント取付装置を介してバケット
が取付けられた状態を示す正面図、同図(b)は、上記
アタッチメント取付装置の側面図、同図(c)は同図
(b)におけるX−X線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 アーム 1c アーム分岐部 8 フロントリンク 8a フロントリンク対(分岐部) 9 リンク側連結ピン 10 アーム側連結ピン 11 バケット(アタッチメント) 11a 上段側取付ピン 11b 下段側取付ピン 13 リンク側カプラ(リンク側連結部材) 13a 掛合溝 14 アーム側カプラ(アーム側連結部材) 14a 掛合溝 15 カプラ開閉シリンダ(伸縮機構) 15a シリンダロッドエンド(端部) 15b シリンダチューブエンド(端部) 16 支点ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アタッチメント(11)の取付ピン(1
    1a)(11b)に掛合する掛合溝(14a)(13
    a)を一端側に各々有するアーム側連結部材(14)と
    リンク側連結部材(13)とを設け、これら連結部材
    (14)(13)の各他端側同士を支点ピン(16)に
    よって枢支し、作業機械本体側のアーム(1)とフロン
    トリンク(8)との各先端部に、各連結部材(14)
    (13)における掛合溝(14a)(13a)と支点ピ
    ン(16)との間の部位をそれぞれ連結ピン(10)
    (9)によって枢支して成る作業機械のアタッチメント
    取付装置において、各連結部材(14)(13)の掛合
    溝(14a)(13a)間の距離を拡縮する伸縮機構
    (15)の両端側を上記各連結ピン(10)(9)によ
    って各々枢支して、この伸縮機構(15)を両連結ピン
    (10)(9)間に架設していることを特徴とする作業
    機械のアタッチメント取付装置。
  2. 【請求項2】 伸縮機構(15)の各端部側を、アーム
    (1)とフロントリンク(8)との各先端側における連
    結ピン(10)(9)の挿通方向に相互に離間する分岐
    部間に位置させて連結ピン(10)(9)により枢支し
    ていることを特徴とする請求項1の作業機械のアタッチ
    メント取付装置。
  3. 【請求項3】 前記各連結部材(14)(13)を、ア
    ーム(1)とフロントリンク(8)との上記各分岐部間
    における伸縮機構(15)の各端部両側に位置させて連
    結ピン(10)(9)により枢支していることを特徴と
    する請求項2の作業機械のアタッチメント取付装置。
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