JP2000044051A - 缶製造装置 - Google Patents

缶製造装置

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JP2000044051A
JP2000044051A JP10217944A JP21794498A JP2000044051A JP 2000044051 A JP2000044051 A JP 2000044051A JP 10217944 A JP10217944 A JP 10217944A JP 21794498 A JP21794498 A JP 21794498A JP 2000044051 A JP2000044051 A JP 2000044051A
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藤川  誠
Akiyoshi Tamaki
昭義 玉木
Takuhiro Ogaki
拓洋 大垣
Tsutomu Shinomiya
力 四宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要に応じて缶の製造工程の追加や削除が容易
に行え、また、メンテナンス作業を容易に行うことがで
きて、しかも、コンパクトなラインを構成することがで
きる缶製造装置を提供する。 【解決手段】複数のターンテーブル13が同一直線上に
配列され、複数のターレット14がターンテーブル13
の配列方向に平行する同一直線上に沿って配列されて缶
胴Wを搬送しつつ複数の工程を順次行う。各工程毎に分
割自在とされ、分割したとき、ターンテーブル13とタ
ーレット14とによってユニット2〜6を構成する。各
ユニット2〜6は、分割位置の一側に、ターレット14
の回転軸32を突出して支持し、分割位置の他側に、他
のターレット14の回転軸32に対応する凹部36を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶製造装置に関
し、詳しくは、缶胴に夫々所定の加工を施す複数の加工
装置を一体に備えて連続して缶の製造を行う缶製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】缶胴と該缶胴の上下端部に巻き締められ
る一対の缶蓋(底蓋及び天蓋)とからなる所謂3ピース
缶の製造においては、一方の缶蓋(例えば天蓋)を巻き
締めるに先立って、円筒状の缶胴にその開口端縁を縮径
するネックイン加工を施し、次いで、該缶胴の開口端縁
に沿って外方に折り曲げてフランジ部を成形し、続い
て、該缶胴に缶蓋(例えば底蓋)を巻き締める巻締加工
を行って有底円筒状の缶容器を形成することが行われ
る。
【0003】従来、前記ネックイン加工、前記フランジ
部の成形、及び前記巻締加工は、缶胴の搬送方向の上流
側から順に、第1ネックイン加工を施す第1ネッカ、第
2ネックイン加工を施す第2ネッカ、フランジ部を成形
するフレンジャ、第1巻締加工を行う第1シーマ、第2
巻締加工を行う第2シーマ等の各加工装置が配列されて
単一のフレーム内に一体に設けられている缶製造装置
(一般にコンビネーションマシンと言われている)によ
って連続して行われることが知られている。
【0004】この種の缶製造装置においては、缶胴を搬
送しつつ各加工工程を行うために、前記の各加工装置が
缶胴を搬送しつつ各加工工程を行うためのターンテーブ
ルを備え、各ターンテーブル間において缶胴を搬送する
ための複数のターレットを備えている。そして該缶製造
装置は、駆動モータ等の駆動手段を備えて該駆動手段か
ら、例えばシャフトやギア等の駆動力伝達機構を介して
各ターンテーブル及び各ターレットに駆動力を伝達し
て、各ターンテーブル及び各ターレットを同期して回転
することができるようになっている。該缶製造装置は、
前記の各加工装置を単一のフレーム内に一体に配列して
設けたので、各ターンテーブルを比較的接近させてコン
パクトに構成することができ、単一の駆動手段により各
ターンテーブル及び各ターレットを駆動することができ
る。以上のように、複数の加工装置を一体に設けた該缶
製造装置を缶の製造ラインの一部に採用することにより
コンパクトなラインを構成することができる。
【0005】しかし、前述した缶製造装置の各加工装置
は、単一のフレーム内に一体に配列されているので、例
えば、第2ネックイン加工が不要な場合であっても、第
2ネッカのみを前記缶製造装置から取り外すことは困難
である。また、第1ネックイン加工に先立って缶体にビ
ードを形成する工程が必要な場合であっても、既に一体
に構成された前記缶製造装置に缶胴にビードを形成する
ためのビーダーを組み込むことは困難であるため、該缶
製造装置とは別体に構成されたビーダーを該缶製造装置
の上流側に設置するといった大がかりなラインレイアウ
トの変更を行わなければならない不都合がある。
【0006】更に、前記缶製造装置に備える各加工装置
のうちの一つに不具合が生じた場合には、その不具合が
解消するまで、該缶製造装置による缶の製造を中断しな
ければならず製造効率が低下する。また、各加工装置の
うちの一つについてメンテナンス作業を行う際にはその
両側に隣接する他の加工装置が邪魔となりメンテナンス
作業が困難である不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、必要に応じて缶の製造工程の追加や削除
が容易に行え、また、メンテナンス作業を容易に行うこ
とができて、しかも、コンパクトなラインを構成するこ
とができる缶製造装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、円筒状の缶胴を搬送しつつ該缶胴に所
定の工程を行う複数のターンテーブルが、夫々の回転軸
の軸線に直交する同一直線上に所定間隔を存して配列さ
れ、前記缶胴を搬送する複数のターレットが、夫々の回
転軸の軸線に直交し且つ前記ターンテーブルの配列方向
に平行する同一直線上に沿って各ターンテーブル間に配
列され、前記各ターンテーブルの回転軸に同軸に設けら
れた第1ギアと、前記各ターレットの回転軸に同軸に設
けられ、互いに隣合う一対のターンテーブルの両第1ギ
アに歯合する第2ギアと、配列方向の一端に位置する前
記第2ギアに歯合する駆動ギアを介して第1ギア及び第
2ギアを連動して回転駆動させる駆動手段とを備えて、
連続して前記缶胴を搬送しつつ複数の工程を順次行うこ
とにより缶を製造する缶製造装置において、各ターンテ
ーブルの配列方向に直交して各ターレットの回転軸の軸
心を通る直線を境界として各ターンテーブルの配列方向
に向かって複数に分割自在とされ、分割したとき、単一
の前記ターンテーブルと該ターンテーブルに隣設された
一方のターレットとによってユニットが構成され、各ユ
ニットは、分割位置の一側に、前記ターレットの回転軸
が突出して支持され、該回転軸に設けられた第2ギアの
一側部が露出され、分割位置の他側に、隣接する他のユ
ニットから突出するターレットの回転軸に対応する凹部
を備え、各ユニットを連結したとき、隣接する一方のユ
ニットの第2ギアが他方のユニットに侵入して第1ギア
に着脱自在に歯合されることを特徴とする。
【0009】本発明の缶製造装置は、夫々異なる缶の製
造工程を行う複数のターンテーブルが同一直線上に配設
されていると共に、各ターンテーブル間において缶胴を
搬送するターレットがターンテーブルの配列方向に平行
する同一直線上に配設されている。即ち、各ターレット
は各ターンテーブルの配列線上から一方側に位置をずら
して設けられている。これにより、各ターンテーブルの
間隔を小として各ターンテーブルをコンパクトに配列す
ることができ、ターレットとの缶胴の受け渡し位置がタ
ーンテーブルの一側方(ターレットが配列された側)に
設けられるので、ターンテーブルの他側方(ターレット
が配列された位置と反対側)における缶胴の搬送距離を
比較的長くして缶胴の加工作業範囲を大とすることがで
きる。
【0010】更に、本発明の缶製造装置は、所定の工程
を行う単一のターンテーブルと単一のターレットとを一
組として、一つのユニットを構成し、更に夫々異なる工
程を行う複数のユニットを互いに分割自在に連結させる
ことにより構成される。
【0011】そして、各ターンテーブルの第1ギアと各
ターレットの第2ギアとが配列順に従って交互に歯合
し、連結状態の各ユニットのうちの一端に位置するユニ
ットに設けられた第2ギアに前記駆動手段の駆動ギアが
歯合して、各ターンテーブルと各ターレットとが同期し
て回転駆動される。本発明においては、このように、駆
動手段からの駆動力を、その駆動ギアを介して、第1ギ
ア及び第2ギアにより伝達させているので、各ユニット
を分割する際に、第1ギアと第2ギアとの切り離しが極
めて容易に行うことができ、また、各ユニットを連結す
る際にも、第1ギアと第2ギアとを歯合させて駆動力の
伝達を確実に行うことができる。
【0012】以上のように、本発明によれば、夫々異な
る工程を行う各ユニット毎に分割することができるの
で、該缶製造装置に他の工程を追加する場合には、追加
する工程を行うユニットを設けて所望の位置において他
のユニットを連結すればよく、工程の追加が容易に行え
る。同じように、該缶製造装置が分割自在の複数のユニ
ットによって構成されてることから、ユニットの交換や
ユニットの取り除きも容易に行え、更に、メンテナンス
作業を行う際には、各ユニットに分割して分割位置を露
出させることができるので、ユニット毎のメンテナンス
作業を容易に行うことができる。
【0013】そして更に、連結状態の各ユニットは、各
ターンテーブルの配列方向に直交して各ターレットの回
転軸の軸心を通る直線を境界として分割される。このと
き、分割時の境界線は、各ターレットの回転軸に交わる
ため、各ユニットの分割位置の一方にターレットの回転
軸が突出して設けられ、各ユニットの分割位置の他方
に、隣接するユニットから突出するターレットの回転軸
が係合する凹部が形成されている。こうすることによ
り、分割する際の境界線上にターレットの回転軸を位置
させることができる。従って、各ターンテーブルの間隔
が互いに干渉しない最小限の間隔とされていても各ター
ンテーブル間の中央を分割位置とすることができ、各ユ
ニットの形状を小として各ユニットが連結されてなる缶
製造装置をコンパクトに構成することができる。
【0014】また、本発明において、各ユニットは、該
ユニットの連結方向に沿って延びるレールに移動自在に
支持されていることを特徴とする。これにより、各ユニ
ットを分割する際にレールに沿って各ユニットを摺動さ
せるだけで容易に分割作業が行え、また、各ユニット間
に十分な間隔を形成することができるので、メンテナン
ス作業等を極めて容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本実施形態の缶製造装置を示す説
明的側面図、図2は図1示の缶製造装置におけるターン
テーブルとターレットの配列状態を示す説明的平面図、
図3は一ユニットの構成を一部破断して示す説明的断面
図、図4(a)〜(d)はユニットの配列例を示す説明
図である。
【0016】本実施形態の缶製造装置1は、缶胴を搬送
しつつ複数の加工工程を行うものであり、図1に示すよ
うに、上流から順に、第1ネッカユニット2、第2ネッ
カユニット3、フレンジャユニット4、第1シーマユニ
ット5、及び、第2シーマユニット6が横一列に連結さ
れて構成されている。また、第1ネッカユニット2の上
流側には、缶胴を該第1ネッカユニット2に投入する方
向に案内する投入路7と、駆動モータ8とを備える駆動
ユニット9が連結されている。第2シーマユニット6の
下流側には、缶胴を排出する排出路10を備える排出ユ
ニット11が連結されている。上記の各ユニット2〜
6,9,11は、その配列方向に延設されたレール12
に沿って、各別に摺動自在に設けられている。
【0017】前記第1ネッカユニット2は、缶胴の端部
を縮径する第1ネックイン加工を行い、前記第2ネッカ
ユニット3は、缶胴の第1ネックイン加工が施された部
分を更に縮径する第2ネックイン加工を行う。前記フレ
ンジャユニット4は、第2ネックイン加工が施された缶
胴の端縁を外方に折り曲げてフランジを形成する工程を
行う。前記第1シーマユニット5及び第2シーマユニッ
ト6は缶胴に形成されたフランジを介して缶蓋を巻き締
める工程を行う。
【0018】該缶製造装置1は、図2に一部を取り除い
て要部を露出させて示すように、前記ユニット2〜6の
夫々に、缶胴を保持して回転する同一形状のターンテー
ブル13を備え、該ターンテーブル13により缶胴を円
弧状に搬送しつつ、前述した夫々の工程を行う。また、
該缶製造装置1は、各ターンテーブル13の間において
缶胴Wを搬送する複数の同一形状のターレット14を備
えている。各ターレット14は、詳しくは後述するが、
前記ユニット2〜6の夫々に設けられている。また、各
ターレット14による缶胴の搬送軌道に沿って各ターレ
ット14に保持された缶胴を案内するガイドプレート1
5が設けられている。
【0019】該缶製造装置1においては、各ユニット2
〜6を連結したとき、各ターンテーブル13は同一直線
上に配列される。また、各ターレット14は各ターンテ
ーブル13と交互に配設されるが、このとき、各ターン
テーブル13の配列方向に平行する直線上に配列され
る。このような配列状態とすることにより、各ターレッ
ト14の反対側の各ターンテーブル13の缶胴の搬送距
離を比較的長くして十分な加工を行うことができる。
【0020】次に、各ユニット2〜6の構成をその一つ
のユニットであるフレンジャユニット4を挙げて詳しく
説明する。なお、該フレンジャユニット4以外の各ユニ
ット2,3,5,6においては、後述する各加工手段を
除く他の構成が同様に形成されている。該フレンジャユ
ニット4は、図3に示すように、大略直方体状に形成さ
れたフレーム16を備えている。該フレーム16の底部
17には、該フレーム16の天板18を貫通して起立す
る円柱19が固設されている。該円柱19には、回転ド
ラム20がベアリング21を介して回転自在に外挿され
ている。即ち、円柱19は支軸として設けられており回
転ドラム20は回転軸として設けられている。該回転ド
ラム20の下端には、前記円柱19にベアリング22を
介して回転自在に支持された第1ギア23が一体に連結
されている。
【0021】前記回転ドラム20には前記ターンテーブ
ル13が設けられている。該ターンテーブル13には、
図2に示すように、その外周縁部に沿って複数の缶胴を
保持するための複数の保持凹部13aが形成されてい
る。また、図3に示すように、該ターンテーブルの各保
持凹部13aに対応して、その下方位置において缶胴W
を支持する缶胴載置部24が設けられている。該缶胴載
置部24は、前記回転ドラム20に昇降自在に支持され
たシャフト25の上端に設けられている。該シャフト2
5は、その下端部にカムローラ26を備え、該カムロー
ラ26は、前記円柱19の外周に沿って固設されたカム
レール27の案内によって該シャフト25を介して缶胴
載置部24を昇降させる。該缶胴載置部24に対向する
上方位置には、該缶胴載置部24に載置された缶胴Wを
上方から押さえる押さえ部材28が設けられている。該
押さえ部材28は、詳しい構造は図示しないが、前記回
転ドラム20の上端部に昇降自在に支持されており、該
押さえ部材28の昇降機構は缶胴載置部24と同様にカ
ムローラとカムレールとによって構成されているもので
ある。缶胴載置部24上に載置された缶胴Wは回転ドラ
ム20の回転に伴って、缶胴載置部24と押さえ部材2
8とにより挟持されて円弧状に搬送される。
【0022】前記缶胴載置部24は、缶胴の端縁にフラ
ンジを形成するフランジ成形ダイ29を備えている。缶
胴載置部24上に載置された缶胴Wは、回転ドラム20
の回転に伴って、下降する押さえ部材28により押圧さ
れ、該缶胴の端縁がフランジ成形ダイ29に圧接するこ
とによって搬送されつつフランジが形成される。
【0023】なお、例示している図3のフレンジャユニ
ット4においては、前記缶胴載置部24にフランジ成形
ダイ29を備えるが、その他のユニット2,3,5,6
においてはその夫々の加工工程を行うための加工手段を
備えている。即ち、詳しくは図示しないが、第1ネッカ
ユニット2は第1ネッキング加工用のダイを備え、第2
ネッカユニット3は第2ネッキング加工用のダイを備
え、また、第1シーマユニット5及び第2シーマユニッ
ト6は夫々の缶胴載置部に一体に設けられたチャックと
該缶胴載置部の軌道に沿って延設されたシーミングレー
ル30,31(図2示)とを備えている。
【0024】また、図3に示すように、前記フレーム1
6の分割位置の一方側壁には、前記ターレット14の回
転軸32を回転自在に支持するブラケット33が側半部
を突出して設けられている。このように、ブラケット3
3の側半部(前記ターレット14の回転軸32の側半
部)を突出してフレーム16に支持したので、該フレー
ム16の分割位置の側壁を、前記回転ドラム20に干渉
しない極めて接近した位置とすることができ、これによ
って該フレーム16を比較的小型に形成することができ
る。
【0025】前記ブラケット33はその内部にベアリン
グ34を介して回転軸32を支持しており、該ブラケッ
ト33の下方位置の前記回転軸32には前記ターンテー
ブル13の第1ギア23に歯合する第2ギア35が設け
られている。該第2ギア35は、その一側がフレーム1
6の内部において前記第1ギア23に歯合しており、他
側がフレーム16から露出する。該第2ギア35の露出
する部分は、他の隣接するユニット(フレンジャユニッ
ト4においては前記第2ネッカユニット3)のフレーム
16内に侵入してその第1ギア23に歯合するようにな
っている。
【0026】前記フレーム16の分割位置の他方側壁に
は、図2に示すように、他の隣接するユニット(フレン
ジャユニット4においては前記第1シーマユニット5)
のフレーム16に突出して設けられたターレット14の
ブラケット33に対応する凹部36が形成されている。
各ユニット2〜6を連結する際には、夫々のターレット
14のブラケット33を各凹部36に係合させて、互い
に隣接するユニット同士の連結を正確に行うことができ
る。しかも、各ユニット2〜6を連結したときには、各
ユニット2〜6の突出するブラケット33が各凹部36
に係合するので、各ユニット2〜6のターンテーブル1
3同士が干渉しない最小限の間隔となるように配列させ
ることができる。
【0027】また、該缶製造装置1は各ユニット2〜6
が連結されて構成されていることによって、各ユニット
2〜6毎の分割が容易に行える。そして、各ユニット2
〜6の分割時の境界(連結時の境界に同じ)は、前述し
た各ユニット2〜6の形状によって、隣接する同一形状
の各ターンテーブル13間の中央から前記ターレット1
4の回転軸32の軸心を通って延びる線に一致してい
る。そして、前記ターレット14の回転軸32は前記ブ
ラケット33に支持されて各ユニット2〜6に突出して
いるので、分割時の境界は各ターンテーブル13間の中
央を通って前記ブラケット33に沿って一旦はコ字形に
屈曲する。
【0028】ところで、例えば、図示しないが、各ユニ
ット2〜6においては、前記ターレット14の回転軸3
2及び前記ブラケット33を突出させずにフレーム16
内に内蔵することが考えられる。しかし、前述したよう
に同一形状の各ターンテーブル13の間隔が互いに干渉
しない最小限の間隔とされている場合には、特に、前記
の分割時の境界線に沿って設けられるフレーム16の側
壁が、各ターンテーブル13の回転ドラム20に極めて
接近し、該回転ドラム20とフレーム16の側壁とが干
渉するおそれがある。そしてこの場合には、該回転ドラ
ム20とフレーム16の側壁との間に干渉を回避するス
ペースを設ける必要があり、各ユニット2〜6を連結し
た際には各ユニット2〜6の分割位置に設けられた前記
スペースのために装置全体としてのコンパクト化が望め
ない。
【0029】それに対して、本実施形態の缶製造装置1
においては、各ユニット2〜6のフレーム16の一側壁
に、前記ターレット14の回転軸32及びブラケット3
3を突出させて設けたので、分割時の境界線を各ターン
テーブル13間の中央に位置させることができ、分割す
るための不要なスペースを設けることなく各ユニット2
〜6をコンパクトに構成することができ、よって、各ユ
ニット2〜6を連結した際の缶製造装置1全体としても
コンパクトに構成することができる。
【0030】また、前記駆動ユニット9は、図2に示す
ように、駆動モータ8を備え、該駆動モータ8の回転軸
37は回転伝達機構38を介して駆動ギア39(図1
示)を回転させる。前記排出ユニット11は、前記フレ
ンジャユニット4のターレット14と同様に構成された
排出ターレット40を備え、該排出ターレット40には
前記第2ギア35と同様に構成された排出ギア41が設
けられている。
【0031】そして、図1において説明的に示し、図2
において仮想線で示すように、第1ネッカユニット2の
上流側に前記駆動ユニット9が連結されたときには、該
第1ネッカユニット2の第2ギア35(前記フレンジャ
ユニット4の第2ギア35と同様に構成されている)
が、駆動ユニット9の駆動ギア39と歯合する。一方、
第2シーマユニット6の下流側に前記排出ユニット11
が連結されたときには、該第2シーマユニット6の第1
ギア23(前記フレンジャユニット4の第1ギア23と
同様に構成されている)が、排出ユニット11の排出タ
ーレット40に備える排出ギア41と歯合する。これに
より、前記駆動ユニット9の駆動力は、各ユニット2〜
6において共通する第1ギア23及び第2ギア35によ
り同期して各ターンテーブル13及びターレット14に
伝達される。
【0032】そして、図2に示すように、各ユニット2
〜6は互いに分割自在に連結されているので、各工程の
追加や削除が容易に行える。即ち、前述した本実施形態
においては、図4(a)に示すように、上流から順に、
第1ネッカユニット2、第2ネッカユニット3、フレン
ジャユニット4、第1シーマユニット5、及び、第2シ
ーマユニット6を設けたものを示したが、本発明を適用
することにより、図4(b)に示すように、第2シーマ
ユニット6の下流側に、前述した各ユニット2〜6と同
様に構成されたターンテーブル13とターレット14と
を備えて缶胴のピンホールの有無を検査するテスタユニ
ット42(光の漏れによりピンホールを検出するライト
テスタや、空気の漏れによりピンホールを検出するエア
テスタ等)を容易に追加して一体に連結することができ
る。また、図4(c)に示すように、駆動ユニット9と
第1ネッカユニット2との間に、前述した各ユニット2
〜6と同様に構成されたターンテーブル13とターレッ
ト14とを備えて缶胴にビードを形成するビーダユニッ
ト43を容易に挿入して一体に連結することができる。
更に、第2ネッカユニット3が不要となった場合には、
図4(d)に示すように、第2ネッカユニット3を取り
外して第1ネッカユニット2とフレンジャユニット4と
を連結することができる。
【0033】また、各ユニット2〜6は、図1に示すよ
うに、その配列方向に延設されたレール12に沿って、
各別に摺動自在に設けられているので、各ユニット2〜
6をレール12に沿って移動させるだけで前述した追加
や挿入の作業を容易に行うことができる。更に、各ユニ
ット2〜6を分割することにより、各別にメンテナンス
や修理交換が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の缶製造装置を示す説明的
側面図。
【図2】図1示の缶製造装置におけるターンテーブルと
ターレットの配列状態を示す説明的平面図。
【図3】一ユニットの構成を一部破断して示す説明的断
面図。
【図4】ユニットの配列例を示す説明図。
【符号の説明】
1…缶製造装置、2,3,4,5,6…ユニット、8…
駆動モータ(駆動手段)、12…レール、13…ターン
テーブル、14…ターレット、20…回転ドラム(回転
軸)、23…第1ギア、32…回転軸、35…第2ギ
ア、36…凹部、39…駆動ギア、W…缶胴。
フロントページの続き (72)発明者 大垣 拓洋 埼玉県岩槻市上野4−5−15 北海製罐株 式会社技術本部内 (72)発明者 四宮 力 埼玉県岩槻市上野4−5−15 北海製罐株 式会社技術本部内 Fターム(参考) 3E061 AA15 3F072 AA07 AA27 GE01 GG01 GG16 HA10 JA05 KC01 KC06 KC09 KC10 KC12 KE11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の缶胴を搬送しつつ該缶胴に所定の
    工程を行う複数のターンテーブルが、夫々の回転軸の軸
    線に直交する同一直線上に所定間隔を存して配列され、 前記缶胴を搬送する複数のターレットが、夫々の回転軸
    の軸線に直交し且つ前記ターンテーブルの配列方向に平
    行する同一直線上に沿って各ターンテーブル間に配列さ
    れ、 前記各ターンテーブルの回転軸に同軸に設けられた第1
    ギアと、 前記各ターレットの回転軸に同軸に設けられ、互いに隣
    合う一対のターンテーブルの両第1ギアに歯合する第2
    ギアと、 配列方向の一端に位置する前記第2ギアに歯合する駆動
    ギアを介して第1ギア及び第2ギアを連動して回転駆動
    させる駆動手段とを備えて、 連続して前記缶胴を搬送しつつ複数の工程を順次行うこ
    とにより缶を製造する缶製造装置において、 各ターンテーブルの配列方向に直交して各ターレットの
    回転軸の軸心を通る直線を境界として各ターンテーブル
    の配列方向に向かって複数に分割自在とされ、分割した
    とき、単一の前記ターンテーブルと該ターンテーブルに
    隣設された一方のターレットとによってユニットが構成
    され、 各ユニットは、分割位置の一側に、前記ターレットの回
    転軸が突出して支持され、該回転軸に設けられた第2ギ
    アの一側部が露出され、分割位置の他側に、隣接する他
    のユニットから突出するターレットの回転軸に対応する
    凹部を備え、各ユニットを連結したとき、隣接する一方
    のユニットの第2ギアが他方のユニットに侵入して第1
    ギアに着脱自在に歯合されることを特徴とする缶製造装
    置。
  2. 【請求項2】各ユニットは、該ユニットの連結方向に沿
    って延びるレールに移動自在に支持されていることを特
    徴とする請求項1記載の缶製造装置。
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