JP4268243B2 - 缶製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶製造装置に関し、詳しくは、缶胴に夫々所定の加工を施す複数の加工装置を一体に備えて連続して缶の製造を行う缶製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
缶胴と該缶胴の上下端部に巻き締められる一対の缶蓋(底蓋及び天蓋)とからなる所謂3ピース缶の製造においては、一方の缶蓋(例えば天蓋)を巻き締めるに先立って、円筒状の缶胴にその開口端縁を縮径するネックイン加工を施し、次いで、該缶胴の開口端縁に沿って外方に折り曲げてフランジ部を成形し、続いて、該缶胴に缶蓋(例えば底蓋)を巻き締める巻締加工を行って有底円筒状の缶容器を形成することが行われる。
【0003】
従来、前記ネックイン加工、前記フランジ部の成形、及び前記巻締加工は、缶胴の搬送方向の上流側から順に、第1ネックイン加工を施す第1ネッカ、第2ネックイン加工を施す第2ネッカ、フランジ部を成形するフレンジャ、第1巻締加工を行う第1シーマ、第2巻締加工を行う第2シーマ等の各加工装置が配列されて単一のフレーム内に一体に設けられている缶製造装置(一般にコンビネーションマシンと言われている)によって連続して行われることが知られている。
【0004】
この種の缶製造装置においては、缶胴を搬送しつつ各加工工程を行うために、前記の各加工装置が缶胴を搬送しつつ各加工工程を行うためのターンテーブルを備え、各ターンテーブル間において缶胴を搬送するための複数のターレットを備えている。そして該缶製造装置は、駆動モータ等の駆動手段を備えて該駆動手段から、例えばシャフトやギア等の駆動力伝達機構を介して各ターンテーブル及び各ターレットに駆動力を伝達して、各ターンテーブル及び各ターレットを同期して回転することができるようになっている。該缶製造装置は、前記の各加工装置を単一のフレーム内に一体に配列して設けたので、各ターンテーブルを比較的接近させてコンパクトに構成することができ、単一の駆動手段により各ターンテーブル及び各ターレットを駆動することができる。以上のように、複数の加工装置を一体に設けた該缶製造装置を缶の製造ラインの一部に採用することによりコンパクトなラインを構成することができる。
【0005】
しかし、前述した缶製造装置の各加工装置は、単一のフレーム内に一体に配列されているので、例えば、第2ネックイン加工が不要な場合であっても、第2ネッカのみを前記缶製造装置から取り外すことは困難である。また、第1ネックイン加工に先立って缶体にビードを形成する工程が必要な場合であっても、既に一体に構成された前記缶製造装置に缶胴にビードを形成するためのビーダーを組み込むことは困難であるため、該缶製造装置とは別体に構成されたビーダーを該缶製造装置の上流側に設置するといった大がかりなラインレイアウトの変更を行わなければならない不都合がある。
【0006】
更に、前記缶製造装置に備える各加工装置のうちの一つに不具合が生じた場合には、その不具合が解消するまで、該缶製造装置による缶の製造を中断しなければならず製造効率が低下する。また、各加工装置のうちの一つについてメンテナンス作業を行う際にはその両側に隣接する他の加工装置が邪魔となりメンテナンス作業が困難である不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
かかる不都合を解消して、本発明は、必要に応じて缶の製造工程の追加や削除が容易に行え、また、メンテナンス作業を容易に行うことができて、しかも、コンパクトなラインを構成することができる缶製造装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、円筒状の缶胴を搬送しつつ該缶胴に所定の工程を行う複数のターンテーブルが、夫々の回転軸の軸線に直交する同一直線上に所定間隔を存して配列され、前記缶胴を搬送する複数のターレットが、夫々の回転軸の軸線に直交し且つ前記ターンテーブルの配列方向に平行する同一直線上に沿って各ターンテーブル間に配列され、前記各ターンテーブルの回転軸に同軸に設けられた第1ギアと、前記各ターレットの回転軸に同軸に設けられ、互いに隣合う一対のターンテーブルの両第1ギアに歯合する第2ギアと、配列方向の一端に位置する前記第2ギアに歯合する駆動ギアを介して第1ギア及び第2ギアを連動して回転駆動させる駆動手段とを備えて、連続して前記缶胴を搬送しつつ複数の工程を順次行うことにより缶を製造する缶製造装置において、各ターンテーブルの配列方向に直交して各ターレットの回転軸の軸心を通る直線を境界として各ターンテーブルの配列方向に向かって複数のユニットに分割自在とされ、各ユニットは、単一の前記ターンテーブルと、該ターンテーブルに隣設された一方の単一のターレットと、単一のターンテーブルと単一のターレットとを回転自在に保持するフレームとによって構成され、各フレームは、隣接するもの同士が互いに側壁を当接して分離自在に密着して連結され、各ユニットの前記フレームの分割位置の一側壁には、前記ターレットの回転軸が突出して支持されると共に、各ユニットを分離させたときに該回転軸に設けられた第2ギアの一側部が該側壁の外側に露出され、各ユニットの前記フレームの分割位置の他側壁には、隣接する他のユニットのフレームから突出するターレットの回転軸に対応する凹部が設けられ、各ユニットのフレームの側壁同士が当接したとき、隣接する一方のユニットの第2ギアが他方のユニットのフレーム内に侵入して第1ギアに着脱自在に歯合されることを特徴とする。
【0009】
本発明の缶製造装置は、夫々異なる缶の製造工程を行う複数のターンテーブルが同一直線上に配設されていると共に、各ターンテーブル間において缶胴を搬送するターレットがターンテーブルの配列方向に平行する同一直線上に配設されている。即ち、各ターレットは各ターンテーブルの配列線上から一方側に位置をずらして設けられている。これにより、各ターンテーブルの間隔を小として各ターンテーブルをコンパクトに配列することができ、ターレットとの缶胴の受け渡し位置がターンテーブルの一側方(ターレットが配列された側)に設けられるので、ターンテーブルの他側方(ターレットが配列された位置と反対側)における缶胴の搬送距離を比較的長くして缶胴の加工作業範囲を大とすることができる。
【0010】
更に、本発明の缶製造装置は、所定の工程を行う単一のターンテーブルと単一のターレットとを一組としてフレームに保持させることで、一つのユニットを構成し、更に夫々異なる工程を行う複数のユニットのフレームを互いに分割自在に連結させることにより構成される。
【0011】
そして、各ターンテーブルの第1ギアと各ターレットの第2ギアとが配列順に従って交互に歯合し、連結状態の各ユニットのうちの一端に位置するユニットに設けられた第2ギアに前記駆動手段の駆動ギアが歯合して、各ターンテーブルと各ターレットとが同期して回転駆動される。本発明においては、このように、駆動手段からの駆動力を、その駆動ギアを介して、第1ギア及び第2ギアにより伝達させているので、各ユニットを分割する際に、第1ギアと第2ギアとの切り離しが極めて容易に行うことができ、また、各ユニットを連結する際にも、第1ギアと第2ギアとを歯合させて駆動力の伝達を確実に行うことができる。
【0012】
以上のように、本発明によれば、夫々異なる工程を行う各ユニット毎に分割することができるので、該缶製造装置に他の工程を追加する場合には、追加する工程を行うユニットを設けて所望の位置において他のユニットを連結すればよく、工程の追加が容易に行える。同じように、該缶製造装置が分割自在の複数のユニットによって構成されてることから、ユニットの交換やユニットの取り除きも容易に行え、更に、メンテナンス作業を行う際には、各ユニットに分割して分割位置を露出させることができるので、ユニット毎のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0013】
そして更に、連結状態の各ユニットは、各ターンテーブルの配列方向に直交して各ターレットの回転軸の軸心を通る直線を境界として分割される。このとき、分割時の境界線は、各ターレットの回転軸に交わるため、各ユニットのフレームの分割位置の一側壁にターレットの回転軸が突出して設けられ、各ユニットのフレームの分割位置の他側壁に、隣接するフレームから突出するターレットの回転軸が係合する凹部が形成されている。こうすることにより、分割する際の境界線上にターレットの回転軸を位置させることができる。従って、各ターンテーブルの間隔が互いに干渉しない最小限の間隔とされていても各ターンテーブル間の中央を分割位置とすることができ、各ユニットの形状を小として各ユニットが連結されてなる缶製造装置をコンパクトに構成することができる。
【0014】
また、本発明において、各ユニットは、該ユニットの連結方向に沿って延びるレールに移動自在に支持されていることを特徴とする。これにより、各ユニットを分割する際にレールに沿って各ユニットを摺動させるだけで容易に分割作業が行え、また、各ユニット間に十分な間隔を形成することができるので、メンテナンス作業等を極めて容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の缶製造装置を示す説明的側面図、図2は図1示の缶製造装置におけるターンテーブルとターレットの配列状態を示す説明的平面図、図3は一ユニットの構成を一部破断して示す説明的断面図、図4(a)〜(d)はユニットの配列例を示す説明図である。
【0016】
本実施形態の缶製造装置1は、缶胴を搬送しつつ複数の加工工程を行うものであり、図1に示すように、上流から順に、第1ネッカユニット2、第2ネッカユニット3、フレンジャユニット4、第1シーマユニット5、及び、第2シーマユニット6が横一列に連結されて構成されている。また、第1ネッカユニット2の上流側には、缶胴を該第1ネッカユニット2に投入する方向に案内する投入路7と、駆動モータ8とを備える駆動ユニット9が連結されている。第2シーマユニット6の下流側には、缶胴を排出する排出路10を備える排出ユニット11が連結されている。上記の各ユニット2〜6,9,11は、その配列方向に延設されたレール12に沿って、各別に摺動自在に設けられている。
【0017】
前記第1ネッカユニット2は、缶胴の端部を縮径する第1ネックイン加工を行い、前記第2ネッカユニット3は、缶胴の第1ネックイン加工が施された部分を更に縮径する第2ネックイン加工を行う。前記フレンジャユニット4は、第2ネックイン加工が施された缶胴の端縁を外方に折り曲げてフランジを形成する工程を行う。前記第1シーマユニット5及び第2シーマユニット6は缶胴に形成されたフランジを介して缶蓋を巻き締める工程を行う。
【0018】
該缶製造装置1は、図2に一部を取り除いて要部を露出させて示すように、前記ユニット2〜6の夫々に、缶胴を保持して回転する同一形状のターンテーブル13を備え、該ターンテーブル13により缶胴を円弧状に搬送しつつ、前述した夫々の工程を行う。また、該缶製造装置1は、各ターンテーブル13の間において缶胴Wを搬送する複数の同一形状のターレット14を備えている。各ターレット14は、詳しくは後述するが、前記ユニット2〜6の夫々に設けられている。また、各ターレット14による缶胴の搬送軌道に沿って各ターレット14に保持された缶胴を案内するガイドプレート15が設けられている。
【0019】
該缶製造装置1においては、各ユニット2〜6を連結したとき、各ターンテーブル13は同一直線上に配列される。また、各ターレット14は各ターンテーブル13と交互に配設されるが、このとき、各ターンテーブル13の配列方向に平行する直線上に配列される。このような配列状態とすることにより、各ターレット14の反対側の各ターンテーブル13の缶胴の搬送距離を比較的長くして十分な加工を行うことができる。
【0020】
次に、各ユニット2〜6の構成をその一つのユニットであるフレンジャユニット4を挙げて詳しく説明する。なお、該フレンジャユニット4以外の各ユニット2,3,5,6においては、後述する各加工手段を除く他の構成が同様に形成されている。該フレンジャユニット4は、図3に示すように、大略直方体状に形成されたフレーム16を備えている。該フレーム16の底部17には、該フレーム16の天板18を貫通して起立する円柱19が固設されている。該円柱19には、回転ドラム20がベアリング21を介して回転自在に外挿されている。即ち、円柱19は支軸として設けられており回転ドラム20は回転軸として設けられている。該回転ドラム20の下端には、前記円柱19にベアリング22を介して回転自在に支持された第1ギア23が一体に連結されている。
【0021】
前記回転ドラム20には前記ターンテーブル13が設けられている。該ターンテーブル13には、図2に示すように、その外周縁部に沿って複数の缶胴を保持するための複数の保持凹部13aが形成されている。また、図3に示すように、該ターンテーブルの各保持凹部13aに対応して、その下方位置において缶胴Wを支持する缶胴載置部24が設けられている。該缶胴載置部24は、前記回転ドラム20に昇降自在に支持されたシャフト25の上端に設けられている。該シャフト25は、その下端部にカムローラ26を備え、該カムローラ26は、前記円柱19の外周に沿って固設されたカムレール27の案内によって該シャフト25を介して缶胴載置部24を昇降させる。該缶胴載置部24に対向する上方位置には、該缶胴載置部24に載置された缶胴Wを上方から押さえる押さえ部材28が設けられている。該押さえ部材28は、詳しい構造は図示しないが、前記回転ドラム20の上端部に昇降自在に支持されており、該押さえ部材28の昇降機構は缶胴載置部24と同様にカムローラとカムレールとによって構成されているものである。缶胴載置部24上に載置された缶胴Wは回転ドラム20の回転に伴って、缶胴載置部24と押さえ部材28とにより挟持されて円弧状に搬送される。
【0022】
前記缶胴載置部24は、缶胴の端縁にフランジを形成するフランジ成形ダイ29を備えている。缶胴載置部24上に載置された缶胴Wは、回転ドラム20の回転に伴って、下降する押さえ部材28により押圧され、該缶胴の端縁がフランジ成形ダイ29に圧接することによって搬送されつつフランジが形成される。
【0023】
なお、例示している図3のフレンジャユニット4においては、前記缶胴載置部24にフランジ成形ダイ29を備えるが、その他のユニット2,3,5,6においてはその夫々の加工工程を行うための加工手段を備えている。即ち、詳しくは図示しないが、第1ネッカユニット2は第1ネッキング加工用のダイを備え、第2ネッカユニット3は第2ネッキング加工用のダイを備え、また、第1シーマユニット5及び第2シーマユニット6は夫々の缶胴載置部に一体に設けられたチャックと該缶胴載置部の軌道に沿って延設されたシーミングレール30,31(図2示)とを備えている。
【0024】
また、図3に示すように、前記フレーム16の分割位置の一方側壁には、前記ターレット14の回転軸32を回転自在に支持するブラケット33が側半部を突出して設けられている。このように、ブラケット33の側半部(前記ターレット14の回転軸32の側半部)を突出してフレーム16に支持したので、該フレーム16の分割位置の側壁を、前記回転ドラム20に干渉しない極めて接近した位置とすることができ、これによって該フレーム16を比較的小型に形成することができる。
【0025】
前記ブラケット33はその内部にベアリング34を介して回転軸32を支持しており、該ブラケット33の下方位置の前記回転軸32には前記ターンテーブル13の第1ギア23に歯合する第2ギア35が設けられている。該第2ギア35は、その一側がフレーム16の内部において前記第1ギア23に歯合しており、他側がフレーム16から露出する。該第2ギア35の露出する部分は、他の隣接するユニット(フレンジャユニット4においては前記第2ネッカユニット3)のフレーム16内に侵入してその第1ギア23に歯合するようになっている。
【0026】
前記フレーム16の分割位置の他方側壁には、図2に示すように、他の隣接するユニット(フレンジャユニット4においては前記第1シーマユニット5)のフレーム16に突出して設けられたターレット14のブラケット33に対応する凹部36が形成されている。各ユニット2〜6を連結する際には、夫々のターレット14のブラケット33を各凹部36に係合させて、互いに隣接するユニット同士の連結を正確に行うことができる。しかも、各ユニット2〜6を連結したときには、各ユニット2〜6の突出するブラケット33が各凹部36に係合するので、各ユニット2〜6のターンテーブル13同士が干渉しない最小限の間隔となるように配列させることができる。
【0027】
また、該缶製造装置1は各ユニット2〜6が連結されて構成されていることによって、各ユニット2〜6毎の分割が容易に行える。そして、各ユニット2〜6の分割時の境界(連結時の境界に同じ)は、前述した各ユニット2〜6の形状によって、隣接する同一形状の各ターンテーブル13間の中央から前記ターレット14の回転軸32の軸心を通って延びる線に一致している。そして、前記ターレット14の回転軸32は前記ブラケット33に支持されて各ユニット2〜6に突出しているので、分割時の境界は各ターンテーブル13間の中央を通って前記ブラケット33に沿って一旦はコ字形に屈曲する。
【0028】
ところで、例えば、図示しないが、各ユニット2〜6においては、前記ターレット14の回転軸32及び前記ブラケット33を突出させずにフレーム16内に内蔵することが考えられる。しかし、前述したように同一形状の各ターンテーブル13の間隔が互いに干渉しない最小限の間隔とされている場合には、特に、前記の分割時の境界線に沿って設けられるフレーム16の側壁が、各ターンテーブル13の回転ドラム20に極めて接近し、該回転ドラム20とフレーム16の側壁とが干渉するおそれがある。そしてこの場合には、該回転ドラム20とフレーム16の側壁との間に干渉を回避するスペースを設ける必要があり、各ユニット2〜6を連結した際には各ユニット2〜6の分割位置に設けられた前記スペースのために装置全体としてのコンパクト化が望めない。
【0029】
それに対して、本実施形態の缶製造装置1においては、各ユニット2〜6のフレーム16の一側壁に、前記ターレット14の回転軸32及びブラケット33を突出させて設けたので、分割時の境界線を各ターンテーブル13間の中央に位置させることができ、分割するための不要なスペースを設けることなく各ユニット2〜6をコンパクトに構成することができ、よって、各ユニット2〜6を連結した際の缶製造装置1全体としてもコンパクトに構成することができる。
【0030】
また、前記駆動ユニット9は、図2に示すように、駆動モータ8を備え、該駆動モータ8の回転軸37は回転伝達機構38を介して駆動ギア39(図1示)を回転させる。前記排出ユニット11は、前記フレンジャユニット4のターレット14と同様に構成された排出ターレット40を備え、該排出ターレット40には前記第2ギア35と同様に構成された排出ギア41が設けられている。
【0031】
そして、図1において説明的に示し、図2において仮想線で示すように、第1ネッカユニット2の上流側に前記駆動ユニット9が連結されたときには、該第1ネッカユニット2の第2ギア35(前記フレンジャユニット4の第2ギア35と同様に構成されている)が、駆動ユニット9の駆動ギア39と歯合する。一方、第2シーマユニット6の下流側に前記排出ユニット11が連結されたときには、該第2シーマユニット6の第1ギア23(前記フレンジャユニット4の第1ギア23と同様に構成されている)が、排出ユニット11の排出ターレット40に備える排出ギア41と歯合する。これにより、前記駆動ユニット9の駆動力は、各ユニット2〜6において共通する第1ギア23及び第2ギア35により同期して各ターンテーブル13及びターレット14に伝達される。
【0032】
そして、図2に示すように、各ユニット2〜6は互いに分割自在に連結されているので、各工程の追加や削除が容易に行える。即ち、前述した本実施形態においては、図4(a)に示すように、上流から順に、第1ネッカユニット2、第2ネッカユニット3、フレンジャユニット4、第1シーマユニット5、及び、第2シーマユニット6を設けたものを示したが、本発明を適用することにより、図4(b)に示すように、第2シーマユニット6の下流側に、前述した各ユニット2〜6と同様に構成されたターンテーブル13とターレット14とを備えて缶胴のピンホールの有無を検査するテスタユニット42(光の漏れによりピンホールを検出するライトテスタや、空気の漏れによりピンホールを検出するエアテスタ等)を容易に追加して一体に連結することができる。また、図4(c)に示すように、駆動ユニット9と第1ネッカユニット2との間に、前述した各ユニット2〜6と同様に構成されたターンテーブル13とターレット14とを備えて缶胴にビードを形成するビーダユニット43を容易に挿入して一体に連結することができる。更に、第2ネッカユニット3が不要となった場合には、図4(d)に示すように、第2ネッカユニット3を取り外して第1ネッカユニット2とフレンジャユニット4とを連結することができる。
【0033】
また、各ユニット2〜6は、図1に示すように、その配列方向に延設されたレール12に沿って、各別に摺動自在に設けられているので、各ユニット2〜6をレール12に沿って移動させるだけで前述した追加や挿入の作業を容易に行うことができる。更に、各ユニット2〜6を分割することにより、各別にメンテナンスや修理交換が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の缶製造装置を示す説明的側面図。
【図2】図1示の缶製造装置におけるターンテーブルとターレットの配列状態を示す説明的平面図。
【図3】一ユニットの構成を一部破断して示す説明的断面図。
【図4】ユニットの配列例を示す説明図。
【符号の説明】
1…缶製造装置、2,3,4,5,6…ユニット、8…駆動モータ(駆動手段)、12…レール、13…ターンテーブル、14…ターレット、20…回転ドラム(回転軸)、23…第1ギア、32…回転軸、35…第2ギア、36…凹部、39…駆動ギア、W…缶胴。

Claims (2)

  1. 円筒状の缶胴を搬送しつつ該缶胴に所定の工程を行う複数のターンテーブルが、夫々の回転軸の軸線に直交する同一直線上に所定間隔を存して配列され、前記缶胴を搬送する複数のターレットが、夫々の回転軸の軸線に直交し且つ前記ターンテーブルの配列方向に平行する同一直線上に沿って各ターンテーブル間に配列され、前記各ターンテーブルの回転軸に同軸に設けられた第1ギアと、前記各ターレットの回転軸に同軸に設けられ、互いに隣合う一対のターンテーブルの両第1ギアに歯合する第2ギアと、配列方向の一端に位置する前記第2ギアに歯合する駆動ギアを介して第1ギア及び第2ギアを連動して回転駆動させる駆動手段とを備えて、連続して前記缶胴を搬送しつつ複数の工程を順次行うことにより缶を製造する缶製造装置において、
    各ターンテーブルの配列方向に直交して各ターレットの回転軸の軸心を通る直線を境界として各ターンテーブルの配列方向に向かって複数のユニットに分割自在とされ、
    各ユニットは、単一の前記ターンテーブルと、該ターンテーブルに隣設された一方の単一のターレットと、単一のターンテーブルと単一のターレットとを回転自在に保持するフレームとによって構成され、
    各フレームは、隣接するもの同士が互いに側壁を当接して分離自在に密着して連結され、
    各ユニットの前記フレームの分割位置の一側壁には、前記ターレットの回転軸が突出して支持されると共に、各ユニットを分離させたときに該回転軸に設けられた第2ギアの一側部が該側壁の外側に露出され、
    各ユニットの前記フレームの分割位置の他側壁には、隣接する他のユニットのフレームから突出するターレットの回転軸に対応する凹部が設けられ、
    各ユニットのフレームの側壁同士が当接したとき、隣接する一方のユニットの第2ギアが他方のユニットのフレーム内に侵入して第1ギアに着脱自在に歯合されることを特徴とする缶製造装置。
  2. 各ユニットは、該ユニットの連結方向に沿って延びるレールに移動自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載の缶製造装置。
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