JP2000043364A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JP2000043364A
JP2000043364A JP10217789A JP21778998A JP2000043364A JP 2000043364 A JP2000043364 A JP 2000043364A JP 10217789 A JP10217789 A JP 10217789A JP 21778998 A JP21778998 A JP 21778998A JP 2000043364 A JP2000043364 A JP 2000043364A
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JP
Japan
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paper
gear
capstan
ink sheet
sheet
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JP10217789A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Iio
敏明 飯尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコンプリンタ等の熱転写記録装置におい
て、用紙駆動とインクシート駆動をひとつのモータで行
ない、装置の小型軽量化とコストダウンを図ること。 【解決手段】 用紙をグリップするキャプスタンシャフ
ト3を駆動するキャプスタンギア2の回転方向により、
左右に首振り動作するインクシート駆動アイドラギア4
aと、これとは別にキャプスタンギア2のギア列上に構
成した用紙駆動アイドラギア10aと、これら2つのア
イドラギアの動力伝達を制御するスライドレバー28を
設け、前記インクシート駆動アイドラギア4aと用紙駆
動アイドラギア10aをキャプスタン駆動モータ1で、
前記スライドレバー28をヘッド駆動モータで駆動する
ように構成する。また、用紙14を装置にセットした
時、給紙ローラ13aと接触するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライン記録方式の
パソコンプリンタ等の熱転写記録装置に関し、特に、イ
ンクシートの駆動と用紙の駆動機構の改良を図ったもの
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】行単位にて印字を行う、いわゆるライン
記録方式のパソコンプリンタ等の熱転写記録装置におい
て、一般的にインクシートの駆動と用紙の駆動は別々の
モータで行なわれているため、装置の小型軽量化やコス
ト低減の妨げになっている。また、ひとつのモータで上
記インクシートと用紙の駆動を行うタイプの熱転写記録
装置でも、給紙時のみ用紙を給紙ローラに当接させるレ
バーの圧着、離間動作が必要で、機構が複雑になり動作
時間も長くかかる。
【0003】図5は上述したような一般的なライン方式
のパソコン等で使用されるプリンタの、用紙駆動とイン
クシート駆動の、モータからの伝達経路を示す左側面図
であり、図6はその平面図、図7はその右側面図であ
る。
【0004】図において、50は用紙を駆動するモータ
で、そのシャフトにモータギア50aが圧入されてお
り、このモータ50は正逆回転可能である。51は中継
ギアでり、前記モータギア50aと噛合い、回転を伝達
する。52はキャプスタンギアで、前記中継ギア51と
噛合うとともに用紙を保持(以降、グリップともいう)
して送るためのキャプスタンシャフト53と一体で回転
する。54はピンチアームであり、キャプスタンシャフ
ト53の長手方向で左右両側面に2個配置され、ピンチ
ローラ54bを保持し、2個のピンチスプリング54a
にて一方向に付勢されており、前記キャプスタンシャフ
ト53に対して圧着、離間可能に構成している。
【0005】55はキャプスタンローラギアAであり、
前記キャプスタンギア52の反対側に、前記キャプスタ
ンシャフト53と一体で回転するよう装着されている。
56はキャプスタンローラギアBであり、タイミングベ
ルト57により、前記キャプスタンローラギアA55の
回転が伝達されるように構成されている。
【0006】58は排紙ローラシャフトであり、排紙ロ
ーラ58aと一体で構成され、前記キャプスタンローラ
ギアB56と一体で回転する。59は排紙ローラギアで
あり、前記排紙ローラシャフト58と一体で回転し、前
記キャプスタンローラギアBの反対側に取付けられてい
る。60は、給紙アイドラアームであり、給紙アイドラ
ギア60aが前記排紙ローラギア59と噛合い、回転方
向に合わせて左右に首振り動作をするように。61は給
紙中継ギアで、給紙ギアA62と給紙ギアB63の両方
に噛合っている。前記給紙ギアA62と給紙ギアB63
は一方向にしか回転しないように動きが規制されるクラ
ッチをギアの内部に内蔵しており、シャフトと一体に構
成した給紙ローラA64と給紙ローラB65を給紙方向
にのみ回転させるように構成されている。
【0007】66はフリクションプレートであり、その
上面にゴムとコルクを混合したフリクションパッド66
aが貼り付けてあり、前記フリクションパッド66aは
フリクションスプリング67にて前記給紙ローラB65
に当接している。68はプラテンローラであり、サーマ
ルヘッド69が回動して、用紙70とインクシート71
aを介して圧着するようになっている。
【0008】また、72は、インクカートリッジ71に
巻かれた前記インクシート71aを駆動するシート駆動
モータであり、シートウォーム72aが圧入されてい
る。73はシートウォームホイールであり、2段ギアで
構成され、一方が前記シートウォーム72aと噛合って
いる。74はシートアイドラアームであり、シートアイ
ドラギア74aが前記シートウォームホイール73と噛
合い、回転方向に合わせて左右に首振り動作をするよう
に構成されている。75は巻取りクラッチであり、前記
シートアイドラギア74aが巻取り入力ギア75aと噛
み合って回転した時、前記シート駆動モータ72の駆動
が伝わるようになっている。76はアイドラギアで、前
記巻取りクラッチ75の巻取り出力ギア75b、および
巻取りギア77と噛み合っている。78は巻取りキャッ
プであり、前記巻取りギア77と一体で回転するように
構成されており、前記インクカートリッジ71に巻かれ
た前記インクシート71aを巻取る。
【0009】79は供給クラッチであり、前記シートア
イドラアーム74の首振り動作により、前記シートアイ
ドラギア74aが供給入力ギア79aと噛合って回転す
る時、クラッチを介して供給キャップ79bが回転し、
前記インクカートリッジ71に巻かれた前記インクシー
ト71aのタルミを吸収するようになっている。前記イ
ンクカートリッジ71は、前記巻取りキャップ78と供
給キャップ79bに着脱可能な構成となっている。80
は給紙センサであり、用紙70の検出を行っている。
【0010】81はヘッド駆動モータであり、ヘッドウ
ォーム81aが圧入されている。82は2段ギアで構成
されたヘッドウォームホイールであり、一方が前記ヘッ
ドウォーム81aと噛合っている。83は減速ギアAで
あり、2段ギアで構成されており、一方のギアが前記ヘ
ッドウォームホイール82と噛合っている。84はカム
ギアであり、前記減速ギアA83と噛合い前記サーマル
ヘッド69を駆動するとともに、カム溝84aによりコ
ントロールレバー85を回動するように構成されてい
る。前記コントロールレバー85の一端にはコントロー
ルピン85bがカシメられ、前記カム溝84aに挿入さ
れている。86はスライドレバーであり、前記コントロ
ールレバー85の一端85aが穴86aに挿入され、前
記コントロールレバー85の回動動作により、スライド
動作する。86bは前記スライドレバー86にカシメら
れたアイドラ規制ピンであり、前記給紙アイドラアーム
60の穴60bに挿入され、前記給紙アイドラアーム6
0の首振り動作を規制する。
【0011】87は印画のための信号処理を行う回路
や、メカニズムを動かすマイクロコンピュータや、電源
を供給するための電源部等を搭載した回路部であり、前
記メカニズム部の後部に配置している。
【0012】次に、以上のように構成された熱転写記録
装置において、印画時のメカニズム部品の動作について
説明する。インクカートリッジ71を装置に装着し、用
紙70をセットしておく。印画命令を実行すると、用紙
駆動モータ50の回転が伝わり、用紙70は給紙ローラ
A64によって装置内部に給紙され、給紙ローラB65
とフリクションパッド66aにより、一番上の用紙のみ
がプリンタ内部に引込まれる。そして用紙70は給紙セ
ンサー80によってその搬送位置が検出され、キャプス
タンシャフト53とピンチローラ54bでグリップされ
る位置より少し奥まで引込まれると、用紙駆動モータ5
0は一旦停止する。次にヘッド駆動モータ81が回転
し、サーマルヘッド69はプラテンローラ68に圧着す
る直前の中間位置まで降下する。この時、ピンチローラ
54bが、2個のピンチスプリング54aにより、キャ
プスタンシャフト53に圧着し、用紙70はしっかりと
グリップされることになる。また、カムギア84の回動
により、カム溝84aにガイドされたコントロールレバ
ー85が回動する。この動作でスライドレバー86がス
ライドし、給紙アイドラアーム60が規制されて給紙ア
イドラギア60aが給紙中継ギア61と噛まなくなり、
用紙駆動モータ50の回転が、給紙ローラA64や給紙
ローラB65に伝達しなくなる。その後、用紙駆動モー
タ50が給紙方向に回転すると、用紙70はキャプスタ
ンシャフト53とピンチローラ54bにて搬送され、用
紙70の後端を給紙センサー80が検出して停止する。
次にヘッド駆動モータ81が動作して、サーマルヘッド
69を降下させ、インクシート71aと用紙70を介し
てプラテンローラ68と圧着し、この状態で用紙駆動モ
ータ50を回転させて用紙70を印画方向、つまり排紙
方向に送るとともに、シート駆動モータ72を巻取り方
向に回転させインクシート71aを巻取りながら、サー
マルヘッド69で熱と圧力を加えることにより印画す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱転写記録装置
は以上のように構成されており、インクシートの駆動と
用紙の駆動をそれぞれ別々のモータで行う場合、装置の
小型軽量化やコスト低減の妨げになってしまう。また、
ひとつのモータでインクシートの駆動と用紙の駆動を行
うタイプのプリンタでも、自動給紙させるためには、給
紙時のみ用紙を給紙ローラに当接させるためのレバーの
圧着や離間動作が必要であり、機構が複雑になり動作時
間も長く必要になると言う問題点がある。
【0014】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、インクシートの駆動と用紙の駆動
をひとつのモータで行ない、しかも給紙時に給紙専用の
動作が不要で、しかも機構の簡単な熱転写記録装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にか
かる熱転写記録装置は、用紙を保持するためのキャプス
タンシャフトを駆動するためのキャプスタンモータと、
インクシートを駆動するためのインクシート駆動アイド
ラギアと、上記用紙を駆動するための用紙駆動用アイド
ラギアと、上記インクシート駆動アイドラギアに当接/
離間可能に配置され、上記キャプスタンモータの動力を
上記インクシート駆動用アイドラギアに伝達するための
インクシート駆動アイドラアームと、上記用紙駆動用ア
イドラギアに当接/離間可能に配置され、上記キャプス
タンモータの動力を上記用紙駆動用アイドラギアに伝達
するためのインクシート駆動アイドラアームと、上記イ
ンクシート駆動アイドラアーム,用紙駆動アイドラアー
ムの各離間動作を制御し、上記インクシート駆動アイド
ラギア,用紙駆動アイドラギアのいずれか一方が回転す
るように切替操作を行うためのスライドレバーとを備え
たものである。
【0016】また、この発明の請求項2にかかる熱転写
記録装置は、上記請求項1記載の熱転写記録装置におい
て、上記スライドレバーは、上記キャプスタンモータと
は異なる他のモータで駆動するように構成したものであ
る。
【0017】また、この発明の請求項3にかかる熱転写
記録装置は、上記請求項1記載の熱転写記録装置におい
て、上記用紙は、上記キャプスタンシャフトにより動力
が伝達される給紙ローラに常時当接させた状態で保持す
るようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施例の形態1.以下、本発明の
実施の形態1による熱転写記録装置について、図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に
よる熱転写記録装置の各ブロックの構成、並びに主なメ
カニズム部を示す左側面図であり、図2はその平面図、
図3はその右側面図である。また、図4は、本熱転写記
録装置の主なメカニズム部品の動作図である。
【0019】図において、1はキャプスタン駆動モータ
であり、キャプスタンウォーム1aが圧入されている。
2は2段ギアで構成されたキャプスタンギアであり、1
段目ギア2aが前記キャプスタンウォーム1aと噛合
い、さらに用紙を駆動するキャプスタンシャフト3と一
体で回転するように構成されている。4はインクシート
駆動アイドラアームであり、前記キャプスタンギア2を
中心に回動するように構成され、一部にインクシート駆
動アイドラギア4aとインクシート駆動規制ボス4bと
を有している。前記インクシート駆動アイドラギア4a
は、前記キャプスタンギア2の2段目ギア2bと噛合
い、前記キャプスタン駆動モータ1の回転方向により、
前記インクシート駆動アイドラアーム4が左右の首振り
動作を行うように構成されている。首振りの回動は、前
記インクシート駆動規制ボス4bと規制穴4cで規制さ
れる。
【0020】また、5はクラッチを内蔵した巻取りクラ
ッチ(U)であり、前記インクシート駆動アイドラギア
4aと入力ギア5aが噛合う。5bは巻取りキャップで
あり、インクカートリッジ6に組込まれた巻取り側ボビ
ン6aと嵌合し、前記キャプスタン駆動モータ1の回転
により、インクシート6bを巻取る。7はピンチアーム
であり、後述するプラテンローラの長手方向における左
右両側面に2個配置され、ピンチアームピン7aを中心
に回動し、その一部にピンチローラ7bを保持してい
る。このピンチローラ7bは、前記ピンチアーム7に取
付けた2個のピンチスプリング7cにて一方向に付勢さ
れており、前記キャプスタンシャフト3に圧着、離間可
能に構成している。8は給紙中継ギアAであり、前記キ
ャプスタンギア2の2段目ギア2bと噛合っている。9
は給紙中継ギアBであり、前記給紙中継ギアA8と噛合
い、前記キャプスタン駆動モータ1の回転を伝達するも
のである。10は用紙駆動アイドラアームであり、前記
給紙中継ギアB9を中心に回動可能に保持され、その一
端に用紙駆動アイドラギア10aを有し、前記給紙中継
ギアB9の回転方向により、首振り動作を行う。また、
用紙駆動アイドラアーム10は用紙駆動規制ボス10b
を有し、給紙方向の回転の伝達を規制する。
【0021】さらに、11は給紙中継ギアCであり、前
記用紙駆動アイドラギア10aと噛合った時に回転を伝
えるように構成されている。12は給紙ギアであり、前
記給紙中継ギアC11の回転を伝えるとともに、給紙シ
ャフト13と一体で回転する。前記給紙シャフト13に
は、給紙ローラ13aが一体で形成され、用紙14と接
している。15は排紙ギアであり、前記用紙駆動アイド
ラギア10aと噛合った時、用紙を排出する方向に回転
を伝える。16は排紙シャフトであり、前記排紙ギア1
5と一体で回転する。前記排紙シャフト16には排紙ロ
ーラ16aが一体で形成され、用紙の排出方向に回転す
る。17は排紙従動ローラシャフトであり、この排紙従
動ローラシャフト17には排紙従動ローラ17aが回転
自在に挿入され、前記排紙ローラ16aとともに用紙を
グリップして排出するように構成されている。18はフ
リクションプレートであり、ゴムとコルクを混合してな
るフリクションパッド18aが貼り付けられ、該フリク
ションプレート18は前記排紙従動ローラシャフト17
に挿入されて回転自在に保持されている。さらに、フリ
クションプレート18はフリクションスプリング19に
て付勢されており、前記給紙ローラ13aに、前記用紙
14を介して前記フリクションパッド18aを当接させ
られている。20はプラテンローラであり、サーマルヘ
ッド21が回動し、用紙14とインクシート6bを介し
て圧着する。
【0022】22はヘッド駆動モータであり、ヘッドウ
ォーム22aが圧入されている。23は2段ギアで構成
されたヘッドウォームホイールであり、1段目ギア23
aが前記ヘッドウォーム22aと噛み合うように配置さ
れている。24はヘッドウォームホイールシャフトであ
り、前記ヘッドウォームホイール23の支軸になってい
る。25はヘッド駆動中継ギアであり、前記ヘッドウォ
ームホイール23の2段目ギア23bと噛合うよう配置
されている。26はカムギアシャフトであり、前記ヘッ
ド駆動中継ギア25と一体で回動する。27はカムギア
であり、上記プラテンローラ20の長手方向における左
右両側面に2個配置され、カム溝A27aとカム溝B2
7bを有し、前記カムギアシャフト26と一体で回動す
るものでる。28はスライドレバーであり、上記プラテ
ンローラ20の長手方向における左右両側面に2個配置
され、スライドレバーピン28aがカシメてあり、前記
カムギア27に形成されたカム溝27aに挿入されてあ
る。このスライドレバーピン28aによるカシメ機構に
より、前記スライドレバー28は、前記カムギア27の
回動によりスライド動作するようになっている。28c
は前記スライドレバー28に形成されたL字曲げ部であ
り、前記ピンチアーム7の端面7cに当接、離間する。
28dは前記スライドレバー28のテーパ部であり、前
記インクシート駆動規制ボス4bに当接し、前記インク
シート駆動アイドラアーム4の首振り動作を規制するも
のである。28bは前記スライドレバー28に形成され
た曲げ部であり、前記用紙駆動アイドラアーム10の首
振り動作を規制するものである。
【0023】29はサーマルヘッド駆動アームAであ
り、上記プラテンローラ20の長手方向における左右両
側面に2個配置され、ヘッド支軸30を中心に回動し、
その一端に前記サーマルヘッド21が取り付けられてい
る。31はサーマルヘッド駆動アームBであり、上記プ
ラテンローラ20の長手方向における左右両側面に2個
配置され、前記ヘッド支軸30を中心に回動し、その一
端にカシメて取り付けられたサーマルヘッド駆動ピン3
1aを有し、サーマルヘッド駆動ピン31aはカムギア
27のカム溝B27bに挿入されている。32はサーマ
ルヘッド圧着バネであり、上記プラテンローラ20の長
手方向における左右両側面に2個配置され、前記サーマ
ルヘッド駆動アームA29と前記サーマルヘッド駆動ア
ームB31間に掛けられている。33は給紙センサであ
り、前記用紙14の端面位置を検出して、用紙の端面や
有無を判定するものである。34はフリーガイドであ
り、前記用紙14の給排紙経路の切換えをするものであ
る。
【0024】以上のように構成された熱転写記録装置に
おいて、印画動作時の各モータの駆動タイミング、およ
び各主要メカ部品の動作について、図1〜図3に加えて
図4を参照しつつ説明する。 図4は、本発明の実施の形
態1における熱転写記録装置の主要部品の動作を、カム
ギアの回転角を基準にして表わした図であり、インクシ
ートや用紙の動作や、ピンチローラのキャプスタンシャ
フトへの圧着位置などの関係を示したものである。
【0025】電源をONした初期状態では、サーマルヘ
ッド21はアップ完了位置に、またスライドレバー28
は図3において紙面右方向に移動して、ピンチアーム7
が押され、ピンチローラ7bがキャプスタンシャフト3
から離間した位置に保持される。この位置を初期位置と
し、図4ではヘッドアップ位置とする。
【0026】次いで、用紙14とインクカートリッジ6
をセットして印画命令を実行すると、キャプスタン駆動
モータ1が駆動し、図1においてキャプスタンギア2が
反時計方向に回転する。するとインクシート駆動アイド
ラアーム4も反時計方向に回転し、インクシート駆動ア
イドラギア4aは巻取りクラッチ(U)5から離間し、
インクシート6bは停止のまま保持される。一方キャプ
スタンギア2の回転が、8の給紙中継ギアA,さらに9
の給紙中継ギアBを伝わり、用紙駆動アイドラアーム1
0が反時計方向に回転し、用紙駆動アイドラギア10a
が給紙中継ギアC11に噛合い、回転が伝達される。こ
の時、スライドレバー28は、紙面右方向に移動した位
置で保持されており、用紙駆動アイドラアーム10に形
成された用紙駆動規制ボス10bと、スライドレバー2
8に形成された曲げ部28bとは当接せず、用紙駆動ア
イドラアーム10の回動は規制されない状態となってい
る。給紙中継ギアC11に伝わった回転は、給紙ギア1
2に伝わり、これと一体で回転する給紙ローラ13aが
回転する。
【0027】上記給紙ローラ13aに接して保持されて
いる用紙14は、給紙ローラ13aの回転に伴いプリン
タ内部に引込まれる。この時、給紙センサ33が用紙1
4の端面を検知し、さらに用紙14がキャプスタンシャ
フト3とピンチローラ7bでグリップ可能な位置まで引
き込まれると、キャプスタン駆動モータ1を停止する。
次に、ヘッド駆動モータを駆動し、カムギア27を回動
させてスライドレバー28を紙面左方向に移動させる。
この移動途中の位置でキャプスタンシャフト3にピンチ
ローラ7bが当接し、スライドレバー28のL字曲げ2
8cとピンチアーム7の端面7cとの間に隙間ができ、
ピンチ圧着バネ7cの荷重がピンチアーム7を介してピ
ンチローラ7bにかかり、キャプスタンシャフト3とピ
ンチローラ7b間で用紙14がしっかりグリップされる
ようになる。この後、用紙14は、キャプスタン駆動モ
ータ1により、正確にその位置が制御される。 また、ス
ライドレバー28の曲げ部28bが、用紙駆動アイドラ
アーム10の用紙駆動規制ボス10bを規制し、用紙駆
動アイドラギア10aと給紙中継ギアC11を噛まなく
することで、給紙されなくなる。
【0028】さらにスライドレバー28のテーパ部28
dが、インクシート駆動アイドラアーム4の規制ボス4
bを規制しなくなることで、インクシート駆動アイドラ
ギア4aと巻取りクラッチ(U)5が噛合い、インクシ
ートの巻取りが可能になる。
【0029】また、一方では、ヘッド駆動モータ22が
回転しカムギア27の回動により、サーマルヘッド駆動
アームB31が回動し、サーマルヘッド駆動アームA2
9、およびこれに固定のサーマルヘッド21が、プラテ
ンローラ20に近づいた位置、つまりヘッド中間位置ま
で回動する。この位置は、図4のヘッド中間位置と一致
する。
【0030】上記ヘッド中間位置にて、キャプスタン駆
動モータ1を給紙方向に回転させると、用紙14はさら
にプリンタ内部に引込まれ、用紙14の後端部が給紙セ
ンサ33を通過するのを検出し、キャプスタン駆動モー
タ1を停止させる。
【0031】次にヘッド駆動モータを回転させ、サーマ
ルヘッド21を、インクシート6bと用紙14を介して
プラテン20に圧着し、熱と圧力を加えることで、イン
クを用紙14に転写する。この位置は図4のヘッドダウ
ン位置と一致する。
【0032】ここで、キャプスタン駆動モータ1を排紙
方向に回転させると、キャプスタンギア2が時計方向に
回転し、用紙14は排紙方向に動いて、フリーガイド3
4の下面側にガイドされる。また、インクシート駆動ア
イドラギア4aが巻取りクラッチ(U)5と噛合い、イ
ンクシート6bが巻取られる。この動作はキャプスタン
駆動モータを制御して行ない、まずイエローを印画す
る。イエローの印画が終了した後、ヘッド駆動モータ2
2にてカムギア27を回動し、サーマルヘッド駆動アー
ムB31を駆動して、ヘッド中間位置にサーマルヘッド
21をアップさせ、インクシート6bと用紙14とをプ
ラテンローラ20から離間させる。この時、スライドレ
バー28が右方向に少し移動するが、用紙駆動アイドラ
アーム10に構成した用紙駆動アイドラギア10aは、
給紙中継ギアC11に噛合わない位置で保持される。こ
のヘッド中間位置でキャプスタン駆動モータを制御しな
がら動作させ、用紙14を給紙方向に移動し、所定の位
置で止める。この後、一連の動作を繰返し、マゼンタ、
シアンを印画する。
【0033】以上のようにして必要印画が終了すると、
ヘッド駆動モータ22を動作させ、サーマルヘッドをア
ップ完了位置に、また、スライドレバー28を紙面右方
向に移動させた初期位置にセットする。この初期位置で
は、ピンチローラ7bはキャプスタンシャフト3から離
間しているが、用紙14は排紙従動ローラ17aと排紙
ローラ16aでグリップされている。ここでキャプスタ
ン駆動モータ1を駆動し、給紙センサ33が用紙14の
端面を検出後、用紙14が完全にプリンタの外に排紙す
るまで動作して、一連の動作を終了する。
【0034】このように本実施の形態によれば、キャプ
スタンモータ1の動力を、インクシート駆動アイドラギ
ア4aと用紙駆動用アイドラギア10aに伝達するの
に、それぞれインクシート駆動アイドラアーム4,用紙
駆動アイドラアーム10の回動動作の状態によって離間
可能となるように構成し、上記インクシート駆動アイド
ラアーム4,用紙駆動アイドラアーム10の回動動作を
上記キャプスタンモータ1とは異なるヘッド駆動用モー
タ22の動作によってスライドレバー28の位置を変移
させることにより制御し、上記インクシート駆動アイド
ラギア4aと用紙駆動用アイドラギア10aのいずれか
一方が回転するように切換動作を行うことにより、給紙
動作とインクシート駆動(巻き取り)動作を行うように
したので、インクシートの駆動と用紙の駆動をひとつの
モータで行うことが可能になり、従来の構成に比べて駆
動回路の削減を行うことができ、装置の小型軽量化や低
価格化を図ることが可能となる。また、給紙時に特別な
給紙動作をする必要がなく、モータを駆動すれば即座に
用紙を装置内部に供給することが可能となるために、動
作時間が伸びることなく、インクシートと用紙の駆動を
ひとつのモータで実現することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる熱転写記
録装置によれば、用紙を保持するためのキャプスタンシ
ャフトを駆動するためのキャプスタンモータと、インク
シートを駆動するためのインクシート駆動アイドラギア
と、上記用紙を駆動するための用紙駆動用アイドラギア
と、上記インクシート駆動アイドラギアに当接/離間可
能に配置され、上記キャプスタンモータの動力を上記イ
ンクシート駆動用アイドラギアに伝達するためのインク
シート駆動アイドラアームと、上記用紙駆動用アイドラ
ギアに当接/離間可能に配置され、上記キャプスタンモ
ータの動力を上記用紙駆動用アイドラギアに伝達するた
めのインクシート駆動アイドラアームと、上記インクシ
ート駆動アイドラアーム,用紙駆動アイドラアームの各
離間動作を制御し、上記インクシート駆動アイドラギ
ア,用紙駆動アイドラギアのいずれか一方が回転するよ
うに切替操作を行うためのスライドレバーとを備えたの
で、用紙の駆動とインクシートの駆動をひとつのモータ
で行うことが可能となり、安価でコンパクトな熱転写記
録装置を提供することができるという効果がある。
【0036】また、上記用紙を、上記キャプスタンシャ
フトにより動力が伝達される給紙ローラに常時当接させ
た状態で保持するようにしたので、モータの駆動開始と
同時に給紙が行なえ、給紙時の動作時間が伸びるという
こともなく、従来通りの給紙性能を維持しつつ、安価で
コンパクトな熱転写記録装置を提供することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における熱転写記録装置
の構成を示す左側面図である。
【図2】上記実施の形態1における熱転写記録装置の構
成を示す平面図である。
【図3】上記実施の形態1における熱転写記録装置の構
成を示す右側面図である。
【図4】上記実施の形態1における熱転写記録装置の主
要部品の動作タイミングを示す図である。
【図5】従来の熱転写記録装置の構成を示す左側面図で
ある。
【図6】従来の熱転写記録装置の構成を示す平面図であ
る。
【図7】従来の熱転写記録装置の構成を示す右側面図で
ある。
【符号の説明】
1 キャプスタン駆動モータ 2 キャプスタンギア 3 キャプスタンシャフト 5 巻取りクラッチ(U) 6b インクシート 7b ピンチローラ 13a 給紙ローラ 14 用紙 16a 排紙ローラ 18a フリクションパッド 20 プラテンローラ 21 サーマルヘッド 22 ヘッド駆動モータ 27 カムギア 28 スライドレバー 33 給紙センサー 34 フリーガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB02 AB03 AC06 AC12 AC15 AE02 AE09 AF17 AF20 AF25 AF31 AF36 AF43 BA01 BA08 BA12 BA20 BA23 2C064 AA03 AA04 2C065 AA01 AB03 AC04 DA12 DA22 DA26 DA28 2C068 AA02 AA06 BD23 GG05 GK01 GK04 GK17 GK18 GL03 KK11 KK24 KK31 KK43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を保持するためのキャプスタンシャ
    フトを駆動するためのキャプスタンモータと、 インクシートを駆動するためのインクシート駆動アイド
    ラギアと、 上記用紙を駆動するための用紙駆動用アイドラギアと、 上記インクシート駆動アイドラギアに当接/離間可能に
    配置され、上記キャプスタンモータの動力を上記インク
    シート駆動用アイドラギアに伝達するためのインクシー
    ト駆動アイドラアームと、 上記用紙駆動用アイドラギアに当接/離間可能に配置さ
    れ、上記キャプスタンモータの動力を上記用紙駆動用ア
    イドラギアに伝達するためのインクシート駆動アイドラ
    アームと、 上記インクシート駆動アイドラアーム,用紙駆動アイド
    ラアームの各当接/離間動作を制御し、上記インクシー
    ト駆動アイドラギア,用紙駆動アイドラギアのいずれか
    一方が回転するように切替操作を行うためのスライドレ
    バーとを備えたことを特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記スライドレバーは、上記キャプスタンモータとは異
    なる他のモータで駆動するように構成したことを特徴と
    する熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記用紙は、上記キャプスタンシャフトにより動力が伝
    達される給紙ローラに常時当接させた状態で保持するよ
    うにしたことを特徴とする熱転写記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106985555A (zh) * 2015-09-30 2017-07-28 兄弟工业株式会社 打印装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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